JPH09319182A - 帯電装置および帯電装置の製造方法 - Google Patents

帯電装置および帯電装置の製造方法

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JPH09319182A
JPH09319182A JP13507396A JP13507396A JPH09319182A JP H09319182 A JPH09319182 A JP H09319182A JP 13507396 A JP13507396 A JP 13507396A JP 13507396 A JP13507396 A JP 13507396A JP H09319182 A JPH09319182 A JP H09319182A
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conductive
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charging device
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JP13507396A
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Yoichi Kaname
洋一 金目
Noritaka Kuroda
能孝 黒田
Hitoshi Iwasaki
仁 岩崎
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体長手方向での帯電電位のばらつきが
なく、かつ像担持体表面に残留するトナーのクリーニン
グを実行できる接触ブレード型の帯電装置、およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 遠心成型により絶縁層11aを形成し、
さらに遠心成型により半導電層13aを積層する。そし
て、帯電部の厚さ寸法t1の間隔で2層構造のシート短
冊状に切断し、導電性支持部材15に導電性接着剤19
を介して、境界線Kが垂直となるように接着固定する。
さらに、境界線Kから。絶縁部11のプロセス方向の幅
W1の寸法で導電性支持部材15と共に絶縁層11aを
切断して、帯電部を形成する。絶縁部11と半導電部1
3は接着剤等を用いず遠心成型で形成しているので、境
界線Kの長手方向への精度が高く、また、切断により形
成する絶縁部11のエッジの平面度の精度も高く形成で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子写真プロセス
を応用した複写機やプリンタに適用することができる帯
電装置、特に接触型帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】接触帯電装置は、半導電性のロール等を
電荷受容体に接触させ、直流あるいは直流と交流の重畳
電圧を印加することで接触部近傍の微小空隙で放電をす
ることによって帯電を行うものであって、ロール型、ブ
レード型の帯電装置が知られている。ロール型の接触帯
電装置は、電荷受容体との適切な接触圧による均一な密
着を得るゴムの硬度を保ちつつ帯電を行うために、ブレ
ードの素材は適切なゴム抵抗を必要とする。ゴム抵抗を
得るために導電剤や架橋剤が添加されているが、接触に
より導電剤や架橋剤が電荷受容体に転移し画質に悪影響
を及ぼす場合があった。また、均一な帯電をおこなうた
めにはロールの外形精度が必要であり、高精度のロール
の製造による歩留りの低下等はコストアップにつながっ
た。
【0003】これに対しブレード型帯電装置は、弾性ブ
レード等を像担持体に接触させ、ブレードと像担持体と
の形成するくさび型の微小空隙部分を利用して放電をお
こなうものである。この帯電装置は比較的安定した微小
空隙が形成できると共に、安価に提供できるという特徴
をもっている。上記ブレード型帯電装置に関しては、例
えば、特開平8−6352号公報、特開平2−2822
79号公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さらに、本出願人は、
像担持体50との接触部分に絶縁部61と半導電部62
とを有し、導電性支持部材63に支持させ、導電性支持
部材63を電源65に連絡させた2層型ブレード帯電装
置60を提案している(図12参照)。このブレード帯
電装置60は、絶縁部61の先端部を感光体(像担持
体)50に接触させ、非接触の導電部62で感光体50
との間にくさび状の微小ギャップを形成して放電を起こ
させ、帯電させている。
【0005】この帯電装置は導電支持部材63として金
属板を用いているが、金属板は安価で経済的ではある
が、感光体50長手方向での真直度、平面度を得ること
が困難であった。特に絶縁部61と導電部62との幅方
向の寸法W1,W2境界部付近の真直度、平面度が出て
いないで波打ちを起こしている場合、像担持体50との
接触部分W3の寸法が感光体長手方向で一定とならず、
帯電電位がばらついてしまう不都合が生じた。例えば、
ACにDCを重畳した電圧をこのブレード帯電装置に印
加した場合、絶縁層61と導電層62の感光体50の境
界線が長手方向にある程度(例えば200um以上)ず
れると、長手方向の帯電電位がばらついてしまった。ま
た、DCのみを印加した場合には帯電電位のばらつきは
さらに顕著であった。また、このブレード帯電装置で感
光体表面に残留したトナー等の異物のクリーニングを兼
用させる場合には、接触幅W3のばらつきによりクリー
ニング不良を引き起こす原因ともなった。
【0006】これに対し、特開平2−282279号公
報記載の2層型ブレード帯電装置70は、弾性層よりな
る絶縁部71と抵抗層73を備えた導電性部材72を導
電性支持部材74に支持させた構成となっている(図1
3参照)。この形状を作るためには型での2色成型か、
絶縁部71と導電部72を接着してから所定の寸法に切
り出す方法が考えられる。しかし、2色成型で作成する
場合、絶縁部71と導電部72との境界線を高精度に製
作することが困難であり、接着の場合はその接着層の厚
みの管理がこれも困難であった。
【0007】また、特開平8−6352号公報記載の帯
電装置80は、導電性の平板81の上に導電部82と絶
縁部83、高抵抗部84を形成している(図14参
照)。この装置もまた絶縁部83と高抵抗部84の間の
境界線の精度を感光体50長手方向に一定とすることは
困難であった。
【0008】そこで、この発明は像担持体長手方向での
帯電電位のばらつきがなく、かつ像担持体表面の残留ト
ナーのクリーニングを実行できる接触ブレード型帯電装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の帯電装置は、少
なくともバイアス電圧を受けて像担持体に対し放電をお
こなう半導電性部と、像担持体の表面に当接して半導電
性部の位置決めを行う半導電性部に並設する絶縁部とを
有し、半導電性部と絶縁部の境界線は絶縁部の端縁から
200um以上、400um以下の範囲に配設する帯電
部材と、帯電部材を導電性弾性部材を介して保持するホ
ルダーとを備え、絶縁部を像担持体表面に接触させて帯
電部材と像担持体表面との距離が徐々に大きくなる放電
ギャップを形成する構成を具備する。また、帯電部材の
半導電性部と絶縁部の境界線の長手方向の精度は200
um以下に構成されると共に、帯電部材は少なくとも半
導電性部が像担持体と非接触となるよう、像担持体の表
面に対して所定の接触角度で弾接される構成を具備す
る。
【0010】本発明の帯電装置の製造方法は、円心成型
でまず絶縁層と半導電層を形成し、絶縁部と半導電部と
の像担持体長手方向の境界線の精度を200um以下に
するとともに、絶縁層と半導電層からなる帯電部を形成
した後、導電性弾性部材と導電が保たれる方法で接着し
た後、像担持体に接触する絶縁層を所定の寸法だけ残し
て導電性弾性部材ごとカットする構成を具備し、像担持
体長手方向に真直度、平面度に優れ、かつ、クリーニン
グ用のエッジを精度高く形成する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図面により
説明する。本発明による帯電装置の適用される電子写真
プロセスの1例を図3に示す。像担持体(感光体)50
は像担持体50を帯電させるための帯電兼クリーニング
ブレード10により所定電位に帯電された後、露光手段
51により画像情報が露光(レーザービーム露光など)
され、静電潜像が形成される。この静電潜像に現像器5
3により現像剤が付着されて可視像が形成される。用紙
カセット30から送り出される用紙Pを像担持体(感光
体)50に重ね、転写用帯電装置55でイオンを与える
ことにより像担持体50上の現像剤が用紙Pに転写され
る。現像剤は定着装置57で用紙に定着され、複写画像
となる。一方、感光体上に残留したトナーは帯電兼クリ
ーニングブレード10によりクリーニングされ直後に帯
電される。
【0012】図1は帯電装置の実施例を示す。ブレード
型帯電装置10は像担持体50との接触部に絶縁部11
がもうけられている。絶縁部11の素材は、体積抵抗率
1010Ω・cm以上の材料が使用できる。本実施例では
耐磨耗性を考慮し、絶縁性の高い1012Ω・cm以上の
ウレタンゴムを使用した。絶縁部11のプロセス方向
(像担持体の回転方向)の幅W1は0.05mmから2
mm程度とする。ここでは、並設する半導電部13と像
担持体50との放電に適切なギヤップを保つために望ま
しい幅寸法である0.1mmから0.5mm程度として
いる。厚さ寸法はt1とする。絶縁部11のプロセス方
向後方には半導電部13を並設する。
【0013】半導電部13はプロセス方向の幅寸法をW
2とする。この幅寸法W2は絶縁部11の同方向幅寸法
W1より長く、W2>W1の関係となっている。半導電
部13には体積抵抗率103Ω・cmから1010Ω・c
m程度の材料が使用できるが、帯電の均一性を考慮し
て、104Ω・cmから107Ω・cm程度の低い体積抵
抗率を有する材料を使用する。半導電層13の材料とし
てはウレタンゴムにカーボン等の電子導電化剤を分散さ
せ抵抗を調整したものや、EPDM(エチレン・プロピ
レン・ジェンの3元共重合体)ゴムにカーボンを分散さ
せたもの、ウレタンにLiClO4等のイオン導電化剤
を添加したもの、またはウレタンゴム等にカーボン等の
電子導電化剤とLiClO4等のイオン導電化剤をハイ
ブリッドで分散させた材料が使用される。厚さ寸法は絶
縁部11の厚さ寸法と同じt1とする。
【0014】絶縁部11と半導電部13は導電性支持部
材15にとりつけられている。導電性支持部材15は真
直度、平面度に優れている導電性弾性部材をもちいる。
導電性支持部材15の厚さ寸法をt2とする。導電性支
持部材の具体的な構成を図4に例示する。 (a)導電性支持部材15はウレタンにカーボン等の電
子導電化剤を分散させ、抵抗を103Ω・cm以下とし
た導電性弾性部材151で形成する(図4(a)参
照)。弾性部材151としての材料は、EPDM、シリ
コン、SBR等のゴム材料ならばよく、導電化剤として
はLiClO4等のイオン導電化剤を添加したものでも
よい。
【0015】その他、導電性支持部材として実施可能な
構成を図面で説明する。 (b)ウレタン等の弾性部材153Aの下面に、導電性
塗料または導電性接着テープ153B等を付与、添付し
て導電性支持部材153を形成する(図4(b)参
照)。 (c)絶縁部11と導電部13と同じように作られた第
1のウレタン材155Aと第2のウレタン材155Bを
接着して2層構造とし、導電性支持部材155を形成す
る(図4(c)参照)。 (d)導電性フィルムにより導電性支持部材157とす
る(図4(d)参照)。 上記各実施例の導電性支持部材は、いずれもその抵抗を
103Ω・cm以下としている。
【0016】導電性支持部材15はホルダー17に固定
される。バイアス電源20は導電性支持部材15に接続
しても良いし、ホルダー17を介してもよい。バイアス
電源20からのバイアス電圧は直流あるいは、直流に交
流を重畳させたものが使用される。上記のように絶縁部
11と導電部13、および導電性支持部材15で構成さ
れる帯電装置は、像担持体50の表面に接触して配設さ
れる。帯電装置の像担持体50との接触は絶縁部11で
行われ、そのプロセス方向での接触幅をW3とする。こ
のとき、像担持体50との接触幅W3は絶縁部11の幅
W1よりせまい、W1>W3の関係となるように像担持
体50にとりつけられる。すなわち、半導電部13は像
担持体50と非接触に導電性支持部材15に支持され、
ホルダー17を介して機体に取り付けられる。
【0017】次に、絶縁部11と半導電部13の製造方
法について説明する(図5参照)。図5は円心成型器1
00の断面説明図であって、円筒形の型110をギヤ1
20を介してモーター125で回転させる。回転する型
110中に絶縁部11の材料であるウレタンゴムを抽入
し、ウレタンゴム層(絶縁層)11aを形成する。さら
に半導電部13の材料であるカーボン等の電子導電化剤
を分散させて調整したウレタンゴムを抽入、架橋させな
がら成型を行いウレタンゴム層(半導電層)13aを形
成して、2層構造のシートを形成する。
【0018】ここで、2層構造のシートの製造、および
ブレード作成までの工程を説明する。 絶縁層成形工程 ウレタンゴム材と架橋剤を混合して回転する型に抽入、
遠心成形して絶縁層11aを均一層状に形成する。層厚
は半導電部の幅寸法W2より薄い厚さとする。 半導電層成形工程 カーボン等の電子導電化剤を分散させたて抵抗を104
Ω・cmに調整したウレタンゴム材と架橋剤を混合して
回転する型に抽入、遠心成形して絶縁層11aの上層に
半導電層13aを均一層状に形成する。2つの層の境界
は境界線Kとする。半導電層13aの層厚は半導電部の
幅寸法W2とする。
【0019】2層構造シート形成工程 絶縁層11aと半導電層13aとを積層した筒状素材を
遠心成型器から取りだし、壁面を切断、シート状とす
る。2層構造のシートを加熱、熟成する。 導電性支持部材接着工程 2層構造のシートから絶縁部、半導電部の厚さ寸法t1
と同一寸法を有する間隔t1を2層の境界線Kに垂直に
プレカットする。厚さをt1とする短冊状の棒状体を形
成する。この短冊状材料を弾性を有する導電性支持部材
15に導電性接着層19を介して接着する。このとき、
絶縁層11aと半導電層13aの境界線Kを導電性支持
部材15面に垂直となるように配設する(図6(a)参
照)。 エッジカット工程 絶縁層11a,半導電層13aを接着した導電性支持部
材15を境界線Kから寸法W1の位置で切断して、絶縁
部11と半導電部13を形成する。 ホルダー等の装置への支持部材との接着工程 導電性支持部材15の端部は導電性接着接着剤によりホ
ルダー17に接着し固定する。
【0020】ここで絶縁層成型工程と導電層成型工程の
成型工程はその成型順が入れかわってもかまわない。上
記工程を経て製造されたブレード型帯電装置10は、絶
縁層11aと半導電層13aを遠心成型で形成している
ので、絶縁層の層厚は均一となり、2層の境界線K、い
わゆる絶縁部11と半導電部13の像担持体50の長手
方向の境界線Kの精度は高く成型できる。測定による
と、境界線Kの長手方向への精度は200um未満とな
った。また、絶縁部11の感光体と接触する部分のエッ
ジは導電性支持部材15に接着した後、境界線KからW
1の幅で切断して形成しているので、切断精度を高める
ことによりエッジの精度は100um未満、同じく像担
持体50の軸方向への平面度も200um未満となっ
た。
【0021】このように構成された帯電装置は像担持体
50へ接触させて配設される。次に帯電装置10の配設
を説明する。図8,9はブレードのセッティングアング
ルSA、くい込み量Nについての説明図である。弾性を
有する導電性支持部材15に接着支持される絶縁部11
と半導電部13は絶縁部11の先端部分を、像担持体5
0の表面とのなす角度を所定の角度(セッテイングアン
グル)SAとして配設される。そして、像担持体50が
ない場合、絶縁部11がくい込むであろうくい込み量を
Nとして、像担持体50に絶縁部11を押圧接触させ
る。このとき、絶縁部11の先端は幅W3の間で像担持
体50と接触する。
【0022】ここで、絶縁部11のプロセス方向の幅と
像担持体の帯電電位の関係を図10のグラフで説明す
る。 像担持体50表面の帯電電位が−650Vとなるために
は、絶縁部の幅寸法W1が0.4mm以下であることが
要件となる。しかし、絶縁部の幅寸法W1を0.2mm
以下に形成することは困難であるから、W1の幅寸法
は、0.2mm≦W1≦0.4mmを満足する幅寸法で
あることが望ましい。すなわち、絶縁部11と半導電部
13との境界線Kの長手方向での精度を200umとす
ることにより、絶縁部11と像担持体50とのニップ幅
(接触巾)W3が均一となり、像担持体50長手方向で
の帯電電位が均一となり、所望の帯電電位が得られる。
【0023】以下に本発明による帯電装置の実施例を挙
げる。 《実施例》 帯電装置の各部材 絶縁部11 材質:ウレタンゴム 硬度:70° 幅W1:0.3mm 厚さt1:2mm 半導電部13 材質:カーボンブラックを添加したウレタン 体積抵抗:105Ω・cm 幅W2:5mm 厚さt1:2mm 支持部材15 材質:カーボンブラックを添加したウレタン 体積抵抗:102Ω・cm 厚さt2:2mm として構成した帯電装置の像担持体の帯電試験を実施し
た。
【0024】試験条件を以下に示す。 像担持体50 有機感光体 移動速度:300mm/sec 帯電装置10 セッティングアングルSA:17° くい込み量N:1.5mm 像担持体との接触幅W3:0.08mm このように構成する帯電装置10に、バイアス電圧とし
て−650Vの直流成分に交流成分として正弦波を重畳
したときのピーク間電圧と像担持体(感光体)の表面電
位の関係を図11のグラフに示す。1.5kV程度を越
えるピーク間電圧で、像担持体50表面には安定した帯
電電位が得られることが確認された。
【0025】さらに、このブレード型帯電装置は像担持
体のクリーニングと帯電の機能を兼用させることも可能
である。次に、図3に示すように電子写真プロセスのク
リーニングブレードと帯電装置を兼用させた上記帯電装
置を用いプリントテストをおこなった。試験条件を以下
に示す。 像担持体 有機感光体 移動速度:300mm/sec 帯電装置 セッティングアングルSA:17° くい込み量N:1.5mm 像担持体との接触幅W3:0.08mm バイアス:dc成分−650V,ACピーク間電圧2k
V,周波数2.5KHz トナー 平均粒径:7μm 帯電極性:負 その結果、100,000枚プリントにおいても良好な
画質が得られ、確実な像担持体表面のクリーニングが実
行されていることが確認された。上記のように、この帯
電装置は安価で長期にわたり安定した帯電とクリーニン
グ性能を維持することが可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明による帯電装置は、像担持体との
間で放電をおこない像担持体の帯電をおこなう半導電性
部と感光体に接触する絶縁部との境界線の長手方向への
精度が高く(像担持体(感光体)長手方向に200um
以下)なっているので、像担持体長手方向への帯電電位
が均一となり、長期にわたり安定した帯電を実行する。
また、絶縁部先端の像担持体とのエッジ部の確実な真直
度、平面度が形成できるので、像担持体との接触による
波打ちを生じることなく、像担持体との接触(ニップ)
部分が像担持体長手方向で一定幅となり、安定した帯電
電位が得られる。また、像担持体とのニップ(接触)幅
が一定で確実となり、良好なクリーニング性能が維持で
きる。
【0028】本発明による帯電装置の製造方法は、像担
持体との間で放電をおこない像担持体の帯電をおこなう
半導電性部と像担持体に接触する絶縁部との境界線が像
担持体(感光体)長手方向に精度を高く形成でき、長期
にわたり安定した帯電を実行する。また、エッジカット
工程で絶縁部先端の像担持体とのエッジ部の確実な真直
度、平面度が形成できるので、良好なクリーニング作用
が実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による帯電装置の説明図。
【図2】 本発明による帯電装置の作用説明図。
【図3】 本発明が適用される電子写真プロセスの構成
説明図。
【図4】 ブレード型帯電装置の構成説明図。
【図5】 遠心成型器の説明図。
【図6】 ブレードの構成説明図。
【図7】 帯電装置の製造チャート。
【図8】 ブレードの配設説明図。
【図9】 ブレードの配設説明図。
【図10】 絶縁部と半導電部の境界線のばらつきによ
る感光体帯電電位の変化を示すグラフ。
【図11】 ACピーク間電圧と感光体表面電位の関係
を示すグラフ。
【図12】 接触ブレード型帯電装置の従来例説明図。
【図13】 接触ブレード型帯電装置の従来例説明図。
【図14】 接触ブレード型帯電装置の従来例説明図。
【符号の説明】
10 帯電装置、 11 絶縁部、 11a 絶縁層、
13 半導電部、13a 半導電層、 15 導電性
支持部材、 17 ホルダー、 20 電源、 50
像担持体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともバイアス電圧を受けて像担持
    体に対し放電をおこなう半導電性部と、像担持体の表面
    に当接して半導電性部の位置決めを行う半導電性部に並
    設する絶縁部とを有する帯電部材と、帯電部材を保持す
    るホルダ−とを備え、絶縁部を像担持体表面に接触させ
    て帯電部材と像担持体表面との距離が徐々に大きくなる
    放電ギャップを形成するよう構成する帯電装置におい
    て、 帯電部材は導電性弾性部材に固着されてホルダーに保持
    されると共に、半導電性部と絶縁部の境界線長手方向の
    精度は200um以下に構成されてなる帯電装置。
  2. 【請求項2】 帯電部材は少なくとも半導電性部が像担
    持体と非接触となるよう像担持体の表面に対して所定の
    接触角度で弾接されてなる請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】 遠心成型により絶縁材料から絶縁層を形
    成する工程と、絶縁層上に遠心成型により導電化剤を混
    合した材料から半導電層を絶縁層上に積層して形成する
    工程と、絶縁層と半導電層の積層シートを積層境界面に
    対して垂直に帯電部材の厚さ寸法にカットする帯電部材
    プレカット工程と、カットされた帯電部材の積層境界面
    が導電性弾性部材に対して垂直となるよう導電性接着剤
    を介して帯電部材を導電性弾性部材に接着する工程と、
    導電性弾性部材と共にカットするエッジの長手方向の平
    面度の精度が200um以下となるよう切断面を形成し
    てなるエッジカット工程と、を備えた帯電装置の製造方
    法。
JP13507396A 1996-05-29 1996-05-29 帯電装置および帯電装置の製造方法 Pending JPH09319182A (ja)

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JP13507396A Pending JPH09319182A (ja) 1996-05-29 1996-05-29 帯電装置および帯電装置の製造方法

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JP (1) JPH09319182A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8055156B2 (en) * 2006-01-27 2011-11-08 Kyocera Corporation Image-forming apparatus which can eliminate static electricity
JP2014041265A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Fuji Xerox Co Ltd 帯電部材、帯電装置、着脱体、画像形成装置

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