JP6946678B2 - 転写装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写装置、及び画像形成装置に関する。
特許文献1に記載されているクリーニングブレードは、中間転写ベルトに当接して配置され、中間転写ベルトに転写して搬送されるATR制御用トナー像のトナー帯を回収するようになっている。
特開2013−156291号公報
無端状の無端ベルトに形成された画像を、回転しながら記録媒体に転写する転写部材がある。この転写部材は、無端ベルトとの間で、搬送される記録媒体を挟んで、記録媒体に画像を転写する。そして、この転写部材は、金属製のシャフトと、シャフトの外周面を覆う被覆層とを含んで構成されている。
例えば、記録媒体に縁なし画像を転写する場合には、無端ベルトに形成された画像は記録媒体よりも大きくなる。この場合には、画像の一部が転写部材に付着してしまう。この転写部材に付着した画像については、転写部材に端部が接触しているブレードによって、転写部材から掻き取られる。
また、無端ベルトに形成する画像を、記録媒体に縁有り画像を転写する場合よりも大きくするため、転写部材の被覆層を転写部材の軸方向に大きくしなければならない。
この場合に、シャフトに対して被覆層を、軸方向に突出させる場合がある。このような構成では、被覆層において突出した部分が片持ち状態となってしまう。これによって、被覆層において、片持ち状態となっている部分が損傷してしまうことがある。
本発明の課題は、シャフトに対して被覆層が突出した構成において、被覆層において突出した部分が片持ち状態となっている場合と比して、突出した部分が損傷するのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る転写装置は、周回する無端状で、画像を保持する無端ベルトと、金属製で円柱状のシャフトと、前記シャフトの外周面を覆う円筒状で、前記シャフトの端部から一部が突出している被覆層と、断面円状で、前記シャフトの軸方向において、前記シャフトと並んで配置され、前記シャフトから突出した前記被覆層の部分を支持する支持部材と、を有し、前記無端ベルトとの間で搬送される記録媒体を挟んで、前記無端ベルトが保持した画像を記録媒体に転写する転写部材と、前記シャフトの軸方向の長さの範囲内で前記軸方向に延び、前記被覆層を挟んで前記シャフトの反対側に配置され、前記被覆層に接触して、前記被覆層に付着した物質を掻き取る掻取部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る転写装置は、請求項1に記載の転写装置において、前記転写部材と、前記無端ベルトとの間には、画像を記録媒体に転写するための転写電界が形成され、前記シャフトの端部から前記軸方向に突出し、前記シャフトと電気的に接続されている金属製の突出部を備え、前記支持部材は、絶縁材で形成され、前記シャフトの端部から突出した部分の前記被覆層と、前記突出部との間に配置されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る転写装置は、請求項1又は2に記載の転写装置において、前記軸方向において前記掻取部材と並んでおり、かつ、前記被覆層を挟んで、前記シャフト及び前記支持部材の反対側に配置され、前記掻取部材によって前記被覆層から掻き取られ、前記掻取部材の端部からこぼれた物質を捕捉する捕捉部材を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1から3の何れか1項に記載の転写装置と、前記転写装置によって記録媒体に転写された画像を、記録媒体に定着する定着装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の転写装置によれば、シャフトに対して被覆層が突出した構成において、被覆層において突出した部分が片持ち状態となっている場合と比して、突出した部分が損傷するのを抑制することができる。
本発明の請求項2の転写装置によれば、支持部材が導電材で形成されている場合と比して、画像を記録媒体に転写するための転写電界の電界強度が弱くなるのを抑制することができる。
本発明の請求項3の転写装置によれば、捕捉部材がソリッド材で形成されている場合と比して、シャフトの端部と接触している被覆層の部分が損傷するのを抑制することができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、請求項1から3の何れか1項に記載の転写装置を備えていない場合と比して、ライフが長くなる。
本発明の実施形態に係る転写装置を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る転写装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る転写装置を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示した構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。
本発明の実施形態に係る転写装置、及び画像形成装置の一例を図1〜図5に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図5に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10には、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16とが備えられている。さらに、画像形成装置10には、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、原稿を読み取る原稿読取部42と、各部を制御する制御部12とが備えられている。
〔収容部〕
収容部14には、画像形成装置10の装置本体10Aから装置奥行方向の手前側に引き出し可能な3個の収容部材26が備えられており、夫々の収容部材26にシート部材Pが積載されている。さらに、夫々の収容部材26には、収容部材26に積載されたシート部材Pを、搬送部16を構成する搬送経路28に送り出す送出ロール30が備えられている。
〔搬送部〕
搬送部16には、シート部材Pが搬送される搬送経路28に沿って、シート部材Pを搬送する複数の搬送ロール(符号省略)が備えられている。
〔原稿読取部〕
原稿読取部42には、読取原稿を1枚ずつ自動で搬送する原稿搬送装置44と、原稿搬送装置44の下側に配置され1枚の読取原稿が載せられるプラテンガラス46とが備えられている。さらに、原稿読取部42には、原稿搬送装置44によって搬送された読取原稿又はプラテンガラス46に載せられた読取原稿を読み取る原稿読取装置48が備えられている。
〔画像形成部〕
画像形成部20には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット18Y、18M、18C、18Kが備えられている。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別して説明する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略して記載することがある。
各色の画像形成ユニット18は、装置本体10Aに対して夫々着脱可能とされている。そして、各色の画像形成ユニット18には、図4に示されるように、図中矢印B方向に回転する感光体ドラム36と、感光体ドラム36の表面を帯電する帯電部材38とが備えられている。さらに、画像形成ユニット18には、帯電した感光体ドラム36に露光光を照射する露光装置39と、露光光を照射することで形成された静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置40とが備えられている。
さらに、画像形成部20には、図5に示されるように、図中矢印A方向に周回する無端状の転写ベルト22と、各色の画像形成ユニット18によって形成されたトナー画像を転写ベルト22に転写する一次転写ロール32とが備えられている。
また、画像形成部20には、転写ベルト22が巻き掛けられている補助ロール52と、転写ベルト22を挟んで補助ロール52の反対側に配置され、転写ベルト22に転写されたトナー画像をシート部材Pに転写する二次転写ロール54が備えられている。さらに、画像形成部20には、トナー画像が転写されたシート部材Pを加熱・加圧して、トナー画像をシート部材Pに定着する定着装置50が備えられている。
なお、補助ロール52、二次転写ロール54、及び転写ベルト22を含んで、転写装置34が構成されている。この転写装置34については、詳細を後述する。
(画像形成装置の作用)
画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
先ず、電圧が印加された各色の帯電部材38(図4参照)は、各色の感光体ドラム36の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電する。続いて、原稿読取部42(図5参照)によって読み取られた画像データに基づいて露光装置39は、帯電した各色の感光体ドラム36の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する。
これにより、データに対応した静電潜像が各色の感光体ドラム36の表面に形成される。さらに、各色の現像装置40は、この静電潜像を現像し、トナー画像として可視化する。また、各色の感光体ドラム36の表面に形成されたトナー画像は、一次転写ロール32によって転写ベルト22に順番に転写される。このようにして、転写ベルト22は、外周面にトナー画像を保持する。
そこで、収容部材26から送出ロール30によって搬送経路28へ送り出されたシート部材Pは、転写ベルト22と二次転写ロール54とが接触する転写位置Tへ送り出される。転写位置Tでは、シート部材Pが転写ベルト22と二次転写ロール54との間で搬送されることで、転写ベルト22の外周面のトナー画像は、シート部材Pの表面に転写される。
また、シート部材Pの表面に転写されたトナー画像が、定着装置50によってシート部材Pに定着される。そして、トナー画像が定着されたシート部材Pは、装置本体10Aの外部へ排出される。
(要部構成)
次に、転写装置34等の構成について説明する。
転写装置34は、図2、図3に示されるように、転写ベルト22と、転写ベルト22が巻き掛けられている補助ロール52と、二次転写ロール54と、二次転写ロール54を清掃する清掃部材80とを備えている。転写ベルト22は、無端ベルトの一例であって、二次転写ロール54は、転写部材の一例である。
〔転写ベルト22〕
転写ベルト22は、前述したように、無端状とされており、基材と離型層とを含んで形成されており、転写ベルト22の基材は、導電剤が含まれたポリイミド樹脂で形成されている。本実施形態では、転写ベルト22の装置奥行方向の長さ(図1のL1)は363〔mm〕で、厚さは2〔mm〕である。
〔補助ロール52〕
補助ロール52は、金属材料を用いて一体的に形成され、回転軸方向を装置奥行方向としている。さらに、前述したように、補助ロール52には、転写ベルト22が巻き掛けられている。そして、補助ロール52は、外周面が転写ベルト22の裏面と接触している円柱状のロール部52Aを有している。さらに、補助ロール52は、ロール部52Aと比して小径で、ロール部52Aの回転軸を構成すると共に、ロール部52Aの装置奥行方向の両端部から突出する一対の軸部52Bを有している。
本実施形態では、ロール部52Aの外径は12〔mm〕で、装置奥行方向の長さ(図1のL2)は330〔mm〕である。なお、ロール部52Aの装置奥行方向の中心と、転写ベルト22の装置奥行方向の中心とは、装置奥行方向において同様の位置に配置されている。
そして、図示せぬ電源から電圧が補助ロール52に印加されることで、転写ベルト22と二次転写ロール54との間には、転写ベルト22上のトナー画像をシート部材Pに転写するための転写電界が生じようになっている。
〔二次転写ロール54〕
二次転写ロール54は、回転軸方向を装置奥行方向としおり、前述したように、転写ベルト22を挟んで補助ロール52の反対側に配置されている。そして、二次転写ロール54は、図1に示されるように、シャフト62、及び軸部64を有するロール部材60と、シャフト62を覆う被覆層68とを有している。さらに、二次転写ロール54は、シャフト62の軸方向(装置奥行方向)において、シャフト62の両端部にシャフト62と並んで配置されている一対の支持部材72を有している。
−ロール部材60−
ロール部材60は、金属材料で一体的に形成されており、円柱状のシャフト62と、シャフト62と比して小径で、シャフト62の回転軸を構成すると共に、シャフト62の装置奥行方向の両端部から突出する一対の軸部64とを有している。つまり、シャフト62と軸部64とは、電気的に接続されている。軸部64は、突出部の一例である。
本実施形態では、シャフト62の外径は12〔mm〕で、装置奥行方向の長さ(図1のL3)は311〔mm〕である。なお、シャフト62の装置奥行方向の中心と、転写ベルト22の装置奥行方向の中心とは、装置奥行方向において同様の位置に配置されている。
−支持部材72−
支持部材72は、一対設けられており、絶縁材であるポリイミド樹脂によって形成された円筒状とされている。そして、一対の支持部材72は、ロール部材60の軸部64に夫々嵌め込まれており、シャフト62の軸方向において、シャフト62と並んで夫々配置されている。
本実施形態では、支持部材72の外径は12〔mm〕で、装置奥行方向の長さ(図1のL4)は8.5〔mm〕である。そして、支持部材72と軸部64との間で生じている摩擦力によって、ロール部材60が回転すると、支持部材72も同様に回転するようになっている。なお、「絶縁材」とは、電気抵抗率が、10〔Ωm〕以上の部材である。
−被覆層68−
被覆層68は、ロール部材60のシャフト62の外周面62Aを覆う円筒状であって、装置奥行方向(シャフト62の軸方向)において、被覆層68の一部は、シャフト62の両端部から突出している。
そして、被覆層68は、弾性層68Aと、弾性層68Aの表面側に配置されている表面層68Bとを含んで構成されている。弾性層68Aは、発泡ゴムによって形成され、表面層68Bは、ポリイミド樹脂によって形成されている。
本実施形態では、弾性層68Aの厚さは4.3〔mm〕で、表面層68Bの厚さは20〔μm〕である。また、弾性層68Aと表面層68Bとを含んで構成されている被覆層68の装置奥行方向の長さ(図1のL5)は318〔mm〕である。
なお、被覆層68の装置奥行方向の中心と、シャフト62の装置奥行方向の中心とは、装置奥行方向において同様の位置に配置されている。このため、被覆層68において、シャフト62の端部から突出している長さは3.5〔mm〕である。
そして、この被覆層68においてシャフト62から突出している部分については、支持部材72によって支持されている。
〔清掃部材80〕
清掃部材80は、図2、図3に示されるように、二次転写ロール54を挟んで転写ベルト22の反対側に配置されている。そして、清掃部材80は、二次転写ロール54に付着したトナー等の異物(物質の一例)を掻き取るブレード82と、装置奥行方向においてブレード82と並んでいる捕捉部材84と、二次転写ロール54から掻き取られたトナー等の異物を受け取る受取部86とを備えている。ブレード82は、掻取部材の一例である。
−ブレード82−
ブレード82は、ソリッドゴムであるウレタンゴムによって形成されており、装置奥行方向に延びている板状である。そして、装置奥行方向から見て、ブレード82の一端部82Aは、二次転写ロール54の被覆層68と接触しており、ブレード82の他端部82Bは、一端部82Aに対して下方側に配置されている。
本実施形態では、ブレード82の装置奥行方向の長さ(図1のL6)は309〔mm〕である。なお、ブレード82の装置奥行方向の中心と、シャフト62の装置奥行方向の中心とは、装置奥行方向において同様の位置に配置されている。
これにより、図1に示されるように、ブレード82の一端部82Aが接触している被覆層68の部分は、装置奥行方向の全域に亘って、シャフト62によって支持されている。
−捕捉部材84−
捕捉部材84は、一対設けられており、発泡ゴムである発泡材によって形成された直方体状である。そして、捕捉部材84は、装置奥行方向においてブレード82の両端部でブレード82と夫々並んでおり、ブレード82の端部と、二次転写ロール54の被覆層68とに接触している。
ここで、捕捉部材84を構成する材料は、硬度がアスカーC50〔度〕以下のウレタン発泡材である。なお、アスカーC硬度については、アスカーゴム硬度計C型を用いることで測定することができる。なお、ウレタン発泡材の他、フェルトなどの材料を用いても良い。
本実施形態では、捕捉部材84の装置奥行方向の長さは7〔mm〕である。これにより、捕捉部材84は、装置奥行方向において被覆層68の端部から突出している。さらに、捕捉部材84が接触している被覆層68の部分は、シャフト62、及び支持部材72によって支持されている。
(作用)
次に、転写装置34等の作用について、幅297〔mm〕で搬送方向の長さ420〔mm〕のA3サイズのシート部材Pに縁なし画像を形成する場合によって説明する。なお、「縁なし画像」とは、シート部材Pの周囲に余白(縁)がない状態で形成されている画像である。
また、画像形成装置10は、シート部材Pの幅方向中央部を基準にシート部材Pを搬送するセンターレジ方式を採用しており、搬送されるシート部材Pの幅方向の中心と、転写ベルト22の装置奥行方向の中心とは、装置奥行方向において同様の位置となる。
そして、A3サイズのシート部材Pに縁なし画像を形成する場合には、A3サイズのシート部材Pよりも広い画像が転写ベルト22に形成される。具体的には、転写ベルト22には、転写ベルト22の装置奥行方向を中心として、装置奥行方向の長さ(図1のL7)306〔mm〕で、転写ベルト22の周方向の長さ430〔mm〕のトナー画像が形成される。
そして、回転する二次転写ロール54は、周回する転写ベルト22との間で、シート部材Pを挟み込むことで、転写ベルト22と二次転写ロール54との間に生じている転写電界によって、転写ベルト22上のトナー画像をシート部材Pに転写する。
ここで、シート部材Pに対して外側のトナー画像については、二次転写ロール54の被覆層68に転写される。そして、ブレード82は、被覆層68に転写されて付着したトナー画像を、被覆層68から掻き取る。
さらに、捕捉部材84は、ブレード82によって被覆層68から掻き取られ、ブレード82の端部からこぼれるトナー等の異物を捕捉する。
(まとめ)
以上説明したように、転写装置34を用いて縁なし画像をシート部材Pに形成する場合に、二次転写ロール54の被覆層68に転写されたトナー等の異物は、被覆層68から掻き取られて除去される(清掃される)。
ここで、トナー等の異物が転写される被覆層68の一部は、シャフト62に対して突出している。しかし、被覆層68においてシャフト62から突出した部分は、支持部材72の外周面72Aと接触して、支持部材72によって支持されている。このため、被覆層68において突出した部分が片持ち状態となっている場合と比して、突出した部分の損傷が抑制される。
また、支持部材72は、絶縁材で形成されている。このため、支持部材72が導電材で形成されている場合と比して、シャフト62の端面62Bと補助ロール52との間、及び軸部64と補助ロール52との間で、生じる放電が抑制される。
また、放電が抑制されることで、支持部材72が導電材で形成されている場合と比して、トナー画像をシート部材Pに転写するための転写電界の電界強度が弱くなるのが抑制される。
また、転写電界の電界強度が弱くなるのが抑制されることで、支持部材72が導電材で形成されている場合と比して、シート部材Pに転写される転写画像の品質低下が抑制される。
また、捕捉部材84は、ブレード82によって被覆層68から掻き取られ、ブレード82の端部からこぼれるトナー等の異物を捕捉する。これにより、ブレード82の端部からこぼれたトナー等の異物が、転写ベルト22に再付着するのが抑制される。
また、捕捉部材84が接触している被覆層68の部分は、シャフト62と、支持部材72とに跨っている。例えば、シャフト62と支持部材72とに跨っている部分の被覆層68に、ソリッドゴムであるウレタンゴムによって形成されたブレード82が接触している場合には、シャフト62の端部と接触している部分の被覆層68が損傷してしまう懸念がある。具体的には、シャフト62と支持部材72との間に生じている微小な段差に、被覆層68が押し付けられることで、被覆層68が損傷してしまう懸念がある。しかし、前述したように、捕捉部材84を構成する発泡材は、硬度がアスカーC50度以下の発泡材である。このため、シャフト62と支持部材72とに跨っている部分の被覆層68にブレード82が接触している場合と比して、被覆層68の損傷が抑制される。
また、画像形成装置10においては、被覆層68においてシャフト62から突出した部分の損傷が抑制されることで、転写装置34を備えていない場合と比して、ライフが長くなる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ブレード82が、ソリッドゴムであるウレタンゴムによって形成されたが、ブレードを金属製の板材等を用いて形成してもよい。
また、上記実施形態では、捕捉部材84を設けたが、捕捉部材84が無くてもよい。この場合には、捕捉部材を設けることで生じる作用は生じない。
また、上記実施形態では、捕捉部材84は、発泡材によって形成されたが、捕捉部材をソリッド材(中実材)によって形成してもよい。しかし、この場合には、捕捉部材84が発泡材によって形成されることで奏する作用は、奏しない。
10 画像形成装置
22 転写ベルト(無端ベルトの一例)
34 転写装置
50 定着装置
54 二次転写ロール(転写部材の一例)
62 シャフト
62A 外周面
64 軸部(突出部の一例)
68 被覆層
72 支持部材
82 ブレード(掻取部材の一例)
84 捕捉部材

Claims (4)

  1. 周回する無端状で、画像を保持する無端ベルトと、
    金属製で円柱状のシャフトと、前記シャフトの外周面を覆う円筒状で、前記シャフトの端部から一部が突出している被覆層と、断面円状で、前記シャフトの軸方向において、前記シャフトと並んで配置され、前記シャフトから突出した前記被覆層の部分を支持する支持部材と、を有し、前記無端ベルトとの間で搬送される記録媒体を挟んで、前記無端ベルトが保持した画像を記録媒体に転写する転写部材と、
    前記シャフトの軸方向の長さの範囲内で前記軸方向に延び、前記被覆層を挟んで前記シャフトの反対側に配置され、前記被覆層に接触して、前記被覆層に付着した物質を掻き取る掻取部材と、
    を備えた転写装置。
  2. 前記転写部材と、前記無端ベルトとの間には、画像を記録媒体に転写するための転写電界が形成され、
    前記シャフトの端部から前記軸方向に突出し、前記シャフトと電気的に接続されている金属製の突出部を備え、
    前記支持部材は、絶縁材で形成され、前記シャフトの端部から突出した部分の前記被覆層と、前記突出部との間に配置されている請求項1に記載の転写装置。
  3. 前記軸方向において前記掻取部材と並んでおり、かつ、前記被覆層を挟んで、前記シャフト及び前記支持部材の反対側に配置され、前記掻取部材によって前記被覆層から掻き取られ、前記掻取部材の端部からこぼれた物質を捕捉する捕捉部材を備える請求項1又は2に記載の転写装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の転写装置と、
    前記転写装置によって記録媒体に転写された画像を、記録媒体に定着する定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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