JP6052535B2 - トンネル掘削機 - Google Patents

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城司 上村
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Description

本発明は、多数の流体ポートを有して、大断面のトンネルを掘削するトンネル掘削機に関する。
一般に、泥土圧シールド掘削機等において、掘削機本体の前方で回転するカッタヘッドの加泥注入口へ加泥剤を供給したり、コピーカッタへ作動油を給,排したりする配管・通路途中にロータリージョイント(回転式管継手)を介装することは良く知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
また、近年、例えばφ16mの大断面のトンネルを掘削するトンネル掘削機の需要が高まっている。このような大口径のカッタヘッドを備えるトンネル掘削機においては、上述した加泥剤やコピーカッタ作動油等の媒体の供給先も自ずと増え、即ち、加泥注入口の設置箇所やコピーカッタの本数が増大すると共に、高圧ジェット用の圧力水やアジテータシールグリス等媒体の種類の増加も招来する。
特開2005−232850号公報 特開2005−314868号公報
しかしながら、従来のシールド掘削機等におけるロータリージョイントにあっては、各種配管・通路の流体ポートがその固定リングと回転リングとの一つの摺接面間に位置して設けられる構造であるため、各種配管・通路の本数が増えて多数の流体ポートを必要とする場合は、それだけリングの長手方向に多数設けられることになり、ロータリージョイントのジョイント本体長さが長くなって機長増大を招来するという問題点があった。
そこで、本発明は、多数の流体ポートを有するもジョイント本体長さの短縮化が図れて大断面トンネルを掘削するトンネル掘削機を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するための本発明に係るトンネル掘削機は、
ロータリージョイントを備えたトンネル掘削機であって、
前記ロータリージョイントは、
回転部材の一端面にその回転軸心の延長線に沿って支持された回転軸と、
前記回転軸と所定の周間隙を有して同心円状に前記回転部材の一端面に支持された回転リングと、
前記回転軸と回転リングとの周間隙内に嵌装されて固定部材に支持された第1固定リングと、
前記回転リングの外周面に嵌合されて固定部材に支持された第2固定リングと、
を備え、
前記回転軸及び回転リングと前記第1及び第2固定リングとに前記回転部材側と固定部材側との各種流体移送用配管・通路をそれぞれ個別に結ぶ複数の流体通路を設けると共に、
前記回転軸及び回転リングと前記第1及び第2固定リングとの各流体通路は、回転軸の外周面と第1固定リングの内周面との摺接面間と、回転リングの外周面と第2固定リングの内周面との摺接面間にそれぞれ設けられる連通ポートで連通されて成り
掘削機本体の前部にカッタヘッドを回転可能に支持し、
前記カッタヘッド後面の回転中心部に回転軸部を介してロータリージョイントを連接し、
前記ロータリージョイントの回転軸と回転リングを前記回転軸部に支持させる一方、第1固定リングと第2固定リングを前記カッタヘッド後方にチャンバ室を画成するバルクヘッド側に支持させた、
ことを特徴とする。
また、
前記連通ポートとして、回転軸の外周面と第1固定リングの内周面の何れか一方と、回転リングの外周面と第2固定リングの内周面の何れか一方にリング溝が形成される、
ことを特徴とする。
また、
前記第1固定リングにおける各流体通路の固定部材側の連通ポートは当該第1固定リングの端面側に開口され、第2固定リングにおける各流体通路の固定部材側の連通ポートは当該第2固定リングの外周面側に開口される一方、前記回転軸及び回転リングにおける各流体通路の回転部材側の連通ポートは当該回転軸及び回転リングの端面側にそれぞれ開口される、
ことを特徴とする。
本発明に係るトンネル掘削機によれば、回転側及び固定側の流体通路構造を二層構造にしたので、ジョイント本体の長さ方向に設けるポート数を低減でき、それだけ、ジョイント本体長さの短縮化が図れると共にロータリージョイントの設置スペースにも自由度がある。依って、立坑組立時等の機長短縮を図ることができる。
また、本発明に係るトンネル掘削機によれば、ロータリージョイントのジョイント本体長さの短縮化により、立坑組立時等の機長短縮が図れ、大断面のトンネルを掘削するトンネル掘削機に好適となる。
本発明の一実施例を示すトンネル掘削機の要部断面図である。 同じくロータリージョイント部の拡大断面図である。 図2のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 図2のC矢視図である。
以下、本発明に係るトンネル掘削機に備えられたロータリージョイントを実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示すトンネル掘削機の要部断面図、図2は同じくロータリージョイント部の拡大断面図、図3は図2のA矢視図、図4は図2のB矢視図、図5は図2のC矢視図である。
図1に示すように、本ロータリージョイント10は泥土圧シールド掘削機(トンネル掘削機)におけるカッタヘッド100とアジテータ101に後述する媒体(各種流体)を供給するためのロータリージョイントとして用いられる。
即ち、泥土圧シールド掘削機の筒状をなす掘削機本体(図示せず)のバルクヘッド102にはカッタヘッド100が回転自在に支持されると共に、このカッタヘッド100の回転中心部から筒状フレーム103a,103bを介して後方へ回転支軸(回転軸部)104が延出される。
前記回転支軸104は、バルクヘッド102の補強フレーム部102aを貫通するアジテータ101の支持筒部105内にシール装置106を介して貫挿され、この回転支軸104の後端面に接続ブロック107を介して前述したロータリージョイント10が連接される。
前記アジテータ101の支持筒部105は、補強フレーム部102aの貫通孔108にベアリング109及びシール装置110を介して回転可能に支持され、その後端部外周には回転駆動用ギア111が嵌着されている。
前記回転駆動用ギア111には、補強フレーム部102aの後面側に支持フレーム112を介して固設されたアジテータ回転駆動用モータ113の出力ギア114が噛み合っている。
従って、アジテータ回転駆動用モータ113が稼働し、出力ギア114と回転駆動用ギア111の噛み合いにより支持筒部105が回転されると、その前端部外周から放射状に延出された複数本の棒状撹拌部115が回転駆動され、カッタヘッド100とバルクヘッド102で画成されたチャンバ116内に取り込まれた掘削土砂が加泥剤を添加されつつ撹拌されて泥土化される。
前記ロータリージョイント10は、図2に示すように、前記接続ブロック(回転部材)107の後端面にその回転軸心の延長線に沿って支持された回転軸11と、この回転軸11と所定の周間隙を有して同心円状に前記接続ブロック107の後端面に支持された回転リング12と、前記回転軸11と回転リング12との周間隙内に内周側ブシュ13a,13bと外周側ブシュ14a,14bを介して嵌装されて前記回転軸11及び回転リング12の回転を許容しつつ支持フレーム(固定部材)112側に長手方向への移動が不能に支持された第1固定リング15と、前記回転リング12の外周面にブシュ16a,16bを介して嵌合されて前記回転軸11及び回転リング12の回転を許容しつつ支持フレーム(固定部材)112側に長手方向への移動が不能に支持された第2固定リング17とからなる。
前記回転軸11と回転リング12は、各々の前端部に付設した接続フランジ部11a,12aにおいて接続ブロック107に対してボルト18a,18bで結合される。前記第1固定リング15はその後端面において取付ブラケット19aを介して、また、第2固定リング17はその前端部外周において取付ブラケット19bを介して、それぞれ支持フレーム112側に固結される。
そして、図3乃至図5にも示すように、前記回転軸11及び回転リング12と前記第1及び第2固定リング15,17とには、前記回転部材であるカッタヘッド100及びアジテータ101側と前記固定部材である掘削機本体側との各種流体移送用配管・通路をそれぞれ個別に結ぶ複数の流体通路が設けられる。
図示例では、回転軸11と第1固定リング15とに亘って、カッタヘッド100(主にカッタスポーク117)に設けた噴射ノズルへ高圧水を供給するための15本の高圧ジェット通路20と、前記噴射ノズル部に対しグリスを給排するための15本の高圧ジェットグリス供給通路21a及び1本の高圧ジェットグリス排出通路21bと、カッタヘッド100(主にカッタスポーク117)に設けたディスクカッタ118等にその摩耗検出用の圧油を供給するための16本の油圧摩耗通路22と、アジテータ101のシール装置106部に対しグリスを給排するための2本のアジテータシールグリス供給通路23a及び1本のアジテータシールグリス排出通路23bが設けられる。
前記各種通路20,21a,21b,22,23a,23bは、長手(軸)方向と径方向
とにL字状に屈曲されて形成され、その内の第1固定リング15における長手(軸)方向の通路部が当該第1固定リング15の後端面に径方向と周方向に所定間隔離間して開口(連通ポート)され、それぞれ掘削機本体側の各種流体移送用配管・通路に連通し得るようになっている。一方、回転軸11における長手(軸)方向の通路部は当該回転軸11の前端面に径方向と周方向に所定間隔離間して開口(連通ポート)され、接続ブロック107と回転支軸104にそれぞれ対応して形成された通路20-1,21a-1,21b−1,22−1,23a−1,23b−1及び20−2,21a−2,21b−2,22−2,23a−2,23b−2を介してカッタヘッド100及びアジテータ101側の各種流体移送用配管・通路に連通し得るようになっている。
前記回転軸11と前記第1固定リング15との各種通路20,21a,21b,22,23a,23bの径方向の通路部は、回転軸11の外周面と第1固定リング15の内周面との摺接面間にそれぞれ設けられる連通ポートP1〜P6で連通される。この連通ポートP1〜P6として、回転軸11の外周面と第1固定リング15の内周面の何れか一方(図示例では第1固定リング15の内周面)にリング溝が形成される。
前記回転軸11の中心にはカッタヘッド100の中心部に設けた加泥注入口へ加泥剤を供給するための加泥センタ通路24が貫通形成され、その後端開口部が掘削機本体側の流
体移送用配管・通路に連通する一方、前端開口部は接続ブロック107と回転支軸104にそれぞれ対応して形成された通路24−1及び24−2を介してカッタヘッド100側の流体移送用配管・通路に連通し得るようになっている。また、第1固定リング15には当該第1固定リング15に装着した内周側ブシュ13a,13bと外周側ブシュ14a,14bにグリスを供給するための4本のブシュグリス供給通路25が形成される。
また、回転リング12と第2固定リング17とに亘って、カッタヘッド100(主にカッタスポーク117)に設けた加泥注入口へ加泥剤を供給するための11本の加泥通路26と、カッタヘッド100(主にカッタスポーク117)に設けた図示しないコピーカッタの油圧ジャッキに対し作動油を給排する8本のコピーカッタ作動油通路27(尚、8本の内、4本はコピーカッタ作動油の供給用で、残りの4本は排出用である)と、前記コピーカッタに対しグリスを給排するための4本のコピーカッタグリス供給通路28a及び1本のコピーカッタグリス排出通路28bが設けられる。
そして、前記第2固定リング17における各種通路26,27,28a,28bは径方向に直線状に形成され、その外端部が当該第2固定リング17の外周面に長手(軸)方向と周方向に所定間隔離間して開口(連通ポート)され、それぞれ掘削機本体側の各種流体移送用配管・通路に連通し得るようになっている。
一方、回転リング12における各種通路26,27,28a,28bは長手(軸)方向と径方向とにL字状に屈曲されて形成され、その内の長手(軸)方向の通路部は当該回転リング12の前端面に径方向と周方向に所定間隔離間して開口(連通ポート)され、接続ブロック107と回転支軸104にそれぞれ対応して形成された通路26-1,27-1,28a−1,28b−1及び26-2,27-2,28a−2,28b−2を介してカッタヘッド100及びアジテータ101側の各種流体移送用配管・通路に連通し得るようになっている。尚、接続ブロック107における通路26-1,27-1,28a−1,28b−1は径方向にクランク状に屈曲されて通路26-2,27-2,28a−2,28b−2に連通されている。
前記第2固定リング17の各種通路26,27,28a,28bと前記回転リング12の各種通路26,27,28a,28bの径方向の通路部は、回転リング12の外周面と第2固定リング17の内周面との摺接面間にそれぞれ設けられる連通ポートP7〜P10で連通される。この連通ポートP7〜P10として、回転リング12の外周面と第2固定リング17の内周面の何れか一方(図示例では第2固定リング17の内周面)にリング溝が形成される。
前記第2固定リング17には11本の加泥通路26の連通ポートP7におけるシール部にグリスを供給する11本の加泥グリス供給通路29が形成されると共に当該第2固定リング17に装着したブシュ16a,16bにグリスを供給するための複数本のブシュグリス供給通路30が形成される。
このように構成されるため、泥土圧シールド掘削機による掘削にあたっては、先ず、全ての推進ジャッキが縮んだ初期位置で、カッタヘッド駆動モータを駆動してカッタヘッド100を回転させると共に、アジテータ回転駆動用モータ113を駆動してアジテータ101を回転させる。
次に、前記状態から全て又は任意の推進ジャッキを伸ばして掘削機本体を1ストローク推進(前進)させる。この際、推進反力は既設セグメントで受ける。そして、この推進により、カッタヘッド100(主にカッタスポーク117)に装着されたディスクカッタ118が前方の地盤を掘削する。掘削された土砂は、カッタスポーク117間に開口された土砂取込み口からチャンバ116内に取り込まれ、ここで加泥剤を添加されつつアジテータ101で撹拌されて泥土化される。このチャンバ116内からスクリューコンベヤ等によって外部に排出される。
次に、カッタヘッド100及びアジテータ101の回転を止めた状態で、推進ジャッキを部分的に順次縮めてエレクタ及びセグメントアジャスタによりセグメントを組み立てると共にその真円保持を行う。以降、前述した工程を繰り返して、所定長さのトンネルを掘削・形成していく。
そして、上記一連の掘進下において、回転部材であるカッタヘッド100やアジテータ101に対し固定部材である掘削機本体側から各種流体がロータリージョイント10を介して給排される。
即ち、加泥剤は、掘削機本体側の11本の加泥剤配管・通路→ロータリージョイント10における第2固定リング17及び回転リング12の加泥通路26→接続ブロック107の通路26−1→回転支軸104の通路26−2→カッタヘッド100側の加泥剤配管・通路へと流れて供給される。加えて、カッタヘッド100の中心部には、加泥剤がロータリージョイント10における回転軸11の1本の加泥センタ通路24→接続ブロック107の通路24−1→回転支軸104の通路24−2へと流れて供給される。
また、コピーカッタ作動油は、掘削機本体側の4本のコピーカッタ作動油配管・通路→ロータリージョイント10における第2固定リング17及び回転リング12のコピーカッタ作動油通路27→接続ブロック107の通路27−1→回転支軸104の通路27−2→カッタヘッド100側のコピーカッタ作動油配管・通路へと流れて供給される一方、カッタヘッド100側の4本のコピーカッタ作動油配管・通路→回転支軸104の通路27−2→接続ブロック107の通路27−1→ロータリージョイント10における回転リング12及び第2固定リング17のコピーカッタ作動油通路27→掘削機本体側のコピーカッタ作動油配管・通路へと流れて排出される。
また、コピーカッタグリスは、掘削機本体側の4本のコピーカッタグリス配管・通路→ロータリージョイント10における第2固定リング17及び回転リング12のコピーカッタグリス供給通路28a→接続ブロック107の通路28a−1→回転支軸104の通路28a−2→カッタヘッド100側のコピーカッタグリス配管・通路へと流れて供給される一方、カッタヘッド100側の1本のコピーカッタグリス配管・通路→回転支軸104の通路28b−2→接続ブロック107の通路28b−1→ロータリージョイント10における回転リング12及び第2固定リング17のコピーカッタグリス排出通路28b→掘削機本体側のコピーカッタグリス配管・通路へと流れて排出される。
また、ディスクカッタ118等の摩耗検出用の圧油は、掘削機本体側の16本の油圧摩耗配管・通路→ロータリージョイント10における第1固定リング15及び回転軸11の油圧摩耗通路22→接続ブロック107の通路22−1→回転支軸104の通路22−2→カッタヘッド100側の油圧摩耗配管・通路へと流れて供給される。
また、カッタヘッド100(主にカッタスポーク117)の噴射ノズルへの高圧水は、掘削機本体側の15本の高圧ジェット配管・通路→ロータリージョイント10における第1固定リング15及び回転軸11の高圧ジェット通路20→接続ブロック107の通路20−1→回転支軸104の通路20−2→カッタヘッド100側の高圧ジェット配管・通路へと流れて供給される。
また、高圧ジェットグリスは、掘削機本体側の15本の高圧ジェットグリス配管・通路→ロータリージョイント10における第1固定リング15及び回転軸11の高圧ジェットグリス供給通路21a→接続ブロック107の通路21a−1→回転支軸104の通路21a−2→カッタヘッド100側の高圧ジェットグリス配管・通路へと流れて供給される一方、カッタヘッド100側の15本の高圧ジェットグリス配管・通路→回転支軸104の通路21b−2→接続ブロック107の通路21b−1→ロータリージョイント10における回転軸11及び第1固定リング15の高圧ジェットグリス排出通路21b→掘削機本体側の高圧ジェットグリス配管・通路へと流れて排出される。尚、第1固定リング15からは高圧ジェットグリス排出通路21bが15本→1本に纏められて排出される。
また、アジテータシールグリスは、掘削機本体側の2本のアジテータシールグリス配管・通路→ロータリージョイント10における第1固定リング15及び回転軸11のアジテータシールグリス供給通路23a→接続ブロック107の通路23a−1→回転支軸104の通路23a−2→アジテータ101側のアジテータシールグリス配管・通路へと流れて供給される一方、アジテータ101側の1本のアジテータシールグリス配管・通路→回転支軸104の通路23b−2→接続ブロック107の通路23b−1→ロータリージョイント10における回転軸11及び第1固定リング15のアジテータシールグリス排出通路23b→掘削機本体側のアジテータシールグリス配管・通路へと流れて排出される。
そして、本実施例によれば、ロータリージョイント10において、回転側を回転軸11と回転リング12に、また固定側を第1固定リング15と第2固定リング17に分けて流体通路構造を二層構造にしたので、ジョイント本体の長さ方向に設けるポート数を低減でき、それだけ、ジョイント本体長さの短縮化が図れると共にロータリージョイント10の設置スペースにも自由度がある。
これにより、泥土圧トンネル掘削機においては立坑組立時等の機長短縮が図れ、大断面のトンネルを掘削には好適となる。
また、連通ポートP1〜P10として、回転軸11の外周面と第1固定リング15の内周面の何れか一方と、回転リング12の外周面と第2固定リング17の内周面の何れか一方にリング溝が形成されるので、二層構造のロータリージョイント10を容易に作ることができる。
また、第1固定リング15における各種通路20,21a,21b,22,23a,23bの掘削機本体側の連通ポートは当該第1固定リング15の端面側に開口され、第2固定リング17における各種通路26,27,28a,28bの掘削機本体側の連通ポートは当該第2固定リング17の外周面側に開口される一方、回転軸11及び回転リング12における各種通路20,21a,21b,22,23a,23b, 26,27,28a,28bのカッタヘッド100とアジテータ101側の連通ポートは当該回転軸11及び回転リング12の端面側にそれぞれ開口されるので、二層構造のロータリージョイント10を容易に作ることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、流体の変更や流体通路の本数変更等各種変更が可能であることはいうまでもない。
本発明に係るトンネル掘削機は、ジョイント本体長さの短縮化が図れ、立坑組立時等の機長短縮に寄与するので、大断面のトンネルを掘削する泥土圧シールド掘削機に好適である。
10 ロータリージョイント
11 回転軸
11a 接続フランジ部
12 回転リング
12a 接続フランジ部
13a,13b 内周側ブシュ
14a,14b 外周側ブシュ
15 第1固定リング
16a,16b ブシュ
17 第2固定リング
18a,18b ボルト
19a,19b 取付ブラケット
20 高圧ジェット通路
21a 高圧ジェットグリス供給通路
21b 高圧ジェットグリス排出通路
22 油圧摩耗通路
23a アジテータシールグリス供給通路
23b アジテータシールグリス排出通路
20-1,21a-1,21b−1,22−1,23a−1,23b−1 接続ブロックの通路
20−2,21a−2,21b−2,22−2,23a−2,23b−2 回転軸の通路
24 加泥センタ通路
24−1 接続ブロックの通路
24−2 回転軸の通路
25 ブッシュグリス供給通路
26 加泥通路
27 コピーカッタ作動油通路
28a コピーカッタグリス供給通路
28b コピーカッタグリス排出通路
26-1,27-1,28a−1,28b−1 接続ブロックの通路
26-2,27-2,28a−2,28b−2 回転軸の通路
29 加泥グリス供給通路
30 ブシュグリス供給通路
100 カッタヘッド
101 アジテータ
102 バルクヘッド
102a バルクヘッドの補強フレーム部
103a,103b 筒状フレーム
104 回転支軸
105 アジテータの支持筒部
106 シール装置
107 接続ブロック
108 補強フレーム部の貫通孔
109 ベアリング
110 シール装置
111 回転駆動用ギア
112 補強フレーム部の支持フレーム
113 アジテータ回転駆動用モータ
114 出力ギア
115 棒状撹拌部
116 チャンバ
117 カッタスポーク
118 ディスクカッタ
P1〜P10 連通ポート

Claims (3)

  1. ロータリージョイントを備えたトンネル掘削機であって、
    前記ロータリージョイントは、
    回転部材の一端面にその回転軸心の延長線に沿って支持された回転軸と、
    前記回転軸と所定の周間隙を有して同心円状に前記回転部材の一端面に支持された回転リングと、
    前記回転軸と回転リングとの周間隙内に嵌装されて固定部材に支持された第1固定リングと、
    前記回転リングの外周面に嵌合されて固定部材に支持された第2固定リングと、
    を備え、
    前記回転軸及び回転リングと前記第1及び第2固定リングとに前記回転部材側と固定部材側との各種流体移送用配管・通路をそれぞれ個別に結ぶ複数の流体通路を設けると共に、
    前記回転軸及び回転リングと前記第1及び第2固定リングとの各流体通路は、回転軸の外周面と第1固定リングの内周面との摺接面間と、回転リングの外周面と第2固定リングの内周面との摺接面間にそれぞれ設けられる連通ポートで連通されて成り
    掘削機本体の前部にカッタヘッドを回転可能に支持し、
    前記カッタヘッド後面の回転中心部に回転軸部を介して前記ロータリージョイントを連接し、
    前記ロータリージョイントの回転軸と回転リングを前記回転軸部に支持させる一方、第1固定リングと第2固定リングを前記カッタヘッド後方にチャンバ室を画成するバルクヘッド側に支持させた、
    ことを特徴とするトンネル掘削機
  2. 前記連通ポートとして、回転軸の外周面と第1固定リングの内周面の何れか一方と、回転リングの外周面と第2固定リングの内周面の何れか一方にリング溝が形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル掘削機
  3. 前記第1固定リングにおける各流体通路の固定部材側の連通ポートは当該第1固定リングの端面側に開口され、第2固定リングにおける各流体通路の固定部材側の連通ポートは当該第2固定リングの外周面側に開口される一方、前記回転軸及び回転リングにおける各流体通路の回転部材側の連通ポートは当該回転軸及び回転リングの端面側にそれぞれ開口される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトンネル掘削機
JP2012166551A 2012-07-27 2012-07-27 トンネル掘削機 Active JP6052535B2 (ja)

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