JP6049326B2 - スナップファスナー - Google Patents

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Description

本発明は、衣服等の物品に取り付けられるスナップファスナーに関するものである。
従来から、前開きの衣服の合わせ目部分等を留めるためのスナップファスナーとして、例えば図9に示すように、ゲンコ102及びばね104をそれぞれツメ106、108によって布地110、112に取り付け、ゲンコ102をばね104に嵌入させることにより布地110、112を結合させる金属製スナップファスナー100が広く用いられている(特許文献1)。
一方、近年、衣服等の左右勝手をなくし、リバーシブルに着用できるようにするためのスナップファスナーが望まれている。このようなスナップファスナーとしては、例えば図10に示すように、衣服の合わせ目部分の一方232に取り付けられる合成樹脂製の第1嵌合部材210と、衣服の合わせ目部分の他方234に取り付けられる合成樹脂製の第2嵌合部材220とからなり、これら第1嵌合部材210及び第2嵌合部材220の双方が、雄型嵌合部212、222及び雌型嵌合部214、224を備える合成樹脂製スナップファスナー200が知られている(特許文献2)。このような特許文献2の合成樹脂製スナップファスナー200によれば、例えばリバーシブルな衣服を表向きに着用する場合には、第1嵌合部材210の雄型嵌合部212を第2嵌合部材220の雌型嵌合部224に嵌入させることにより衣服の合わせ目部分232、234を留めることができ、また、衣服を裏返して着用する場合には、第2嵌合部材220の雄型嵌合部222を第1嵌合部材210の雌型嵌合部214に嵌入させることにより衣服の合わせ目部分232、234を留めることができる。
実用新案登録第3138785号公報 実用新案登録第2597061号公報
しかしながら、特許文献2の合成樹脂製スナップファスナー200では、例えば衣服のクリーニング、消毒及び乾燥等において合成樹脂の耐熱温度を超える熱が加わり、その構造の一部に熱変形が発生してホックとしての機能が減退するおそれがあるという問題がある。
そこで、本発明は、リバーシブルな衣服や男女兼用の衣服等に用いることができ、かつ、例えばクリーニング、消毒及び乾燥等において熱が加えられた場合でも熱変形が生じることのないスナップファスナーを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るスナップファスナーは、表面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第1表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第1裏面嵌合部材とを備える第1結合部材と、表面側に設けられ、前記第1裏面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第2表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、前記第1表面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第2裏面嵌合部材とを備える第2結合部材とを備えるスナップファスナーであって、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか一方の中央部には、カシメ用脚部が形成され、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか他方の中央部には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか一方の中央部には、カシメ用脚部が形成され、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか他方の中央部には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、前記凸状の嵌合部は、該凸状の嵌合部を有する嵌合部材の前記貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位が円環状に隆起されることにより形成されており、前記凹状の嵌合部は、該凹状の嵌合部を有する嵌合部材の前記貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側の部位が円筒状に起立することにより形成されていることを特徴とする。
本発明に係るスナップファスナーにおいて、前記第1表面嵌合部材及び前記第2表面嵌合部材は、中心部に前記カシメ用脚部及び前記貫通孔のいずれか一方が形成された凸状の嵌合部を有するものであり、前記第1裏面嵌合部材及び前記第2裏面嵌合部材は、中心部に前記カシメ用脚部及び前記貫通孔のいずれか他方が形成された凹状の嵌合部を有するものであるとしても良いし、前記第1表面嵌合部材及び前記第1裏面嵌合部材は、凸状の嵌合部を有するものであり、前記第2表面嵌合部材及び前記第2裏面嵌合部材は、凹状の嵌合部を有するものであるとしても良い。
また、本発明に係る他のスナップファスナーは、表面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する第1表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する第1裏面嵌合部材とを備える第1結合部材と、表面側に設けられ、前記第1裏面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する第2表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、前記第1表面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する第2裏面嵌合部材とを備える第2結合部材とを備えるスナップファスナーであって、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか一方には、カシメ用脚部が形成され、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか他方には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか一方には、カシメ用脚部が形成され、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか他方には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、前記第1表面嵌合部材、第1裏面嵌合部材、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のうち、凸状の嵌合部を有する嵌合部材は、それぞれ、一枚の金属板材に対し、該金属板材の中央部に前記貫通孔又は前記カシメ用脚が形成されるように打ち抜き加工又はプレス加工を施し、かつ、該貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位が円環状に隆起されて前記凸状の嵌合部を構成するようにプレス加工を施すことにより形成されており、前記第1表面嵌合部材、第1裏面嵌合部材、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のうち、凹状の嵌合部を有する嵌合部材は、それぞれ、一枚の金属板材に対し、該金属板材の中央部に前記貫通孔又は前記カシメ用脚が形成されるように打ち抜き加工又はプレス加工を施し、かつ、該貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側の部位が円筒状に起立されるようにプレス加工を施すと共に、該円筒状部分の先端部に前記凸状の嵌合部と嵌合するばね部が形成されるように、該円筒状部分の先端部に軸方向に延びるスリットを周方向全域に亘って所定の間隔をおいて複数形成するスリット加工、及び、該スリット部分を内側に折り曲げる折り曲げ加工を施すことにより形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、リバーシブルな衣服や男女兼用の衣服等に用いることができ、かつ、例えばクリーニング、消毒及び乾燥等において熱が加えられた場合でも熱変形が生じることのないスナップファスナーを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るスナップファスナーの概略構成を示す断面図である。 図2(a)は、第1実施形態に係るスナップファスナーの第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材を結合する前の状態を示す断面図であり、図2(b)は、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材を結合した後の状態を示す断面図である。 第1実施形態に係るスナップファスナーの第2結合部材を第1結合部材の裏面側から嵌入させた状態を示す断面図である。 第1実施形態に係るスナップファスナーの第1結合部材を第2結合部材の裏面側から嵌入させた状態を示す断面図である。 図5(a)は、本発明の第2実施形態に係るスナップファスナーの第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材を結合する前の状態を示す断面図であり、図5(b)は、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材を結合した後の状態を示す断面図である。 図6(a)は、第2実施形態に係るスナップファスナーの第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材を結合する前の状態を示す断面図であり、図6(b)は、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材を結合した後の状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るスナップファスナーの第1結合部材を第2結合部材の表面側から嵌入させた状態を示す断面図である。 第2実施形態に係るスナップファスナーの第1結合部材を第2結合部材の裏面側から嵌入させた状態を示す断面図である。 従来の金属製スナップファスナーの概略構成を示す断面図である。 従来の合成樹脂製リバーシブルスナップファスナーの概略構成を示す断面図である。
次に、本発明の第1実施形態に係るスナップファスナーについて、図面に基づいて説明する。第1実施形態に係るスナップファスナー(点ファスナー)1は、図1に示すように、衣服の右前身ごろの合わせ目縁部2(以下、「右側合わせ目縁部2」という)に取り付けられた第1結合部材10と、衣服の左前身ごろの合わせ目縁部4(以下、「左側合わせ目縁部4」という)に取り付けられた第2結合部材50とから構成され、これら第1結合部材10及び第2結合部材50を締結させることによって前開きの衣服の合わせ目部分2、4を留める薄型リバーシブルホックである。
第1結合部材10は、右側合わせ目縁部2の表面側(図1中、上方側)に設けられた第1表面嵌合部材20と、右側合わせ目縁部2の裏面側(図1中、下方側)に設けられた第1裏面嵌合部材30とから構成されており、これら第1表面嵌合部材20及び第1裏面嵌合部材30が右側合わせ目縁部2の所望の位置に形成された貫通孔3を介して連結された状態で衣服の生地を狭持することにより取り付けられている。この右側合わせ目縁部2の貫通孔3は、第1結合部材10を取り付けるための孔であり、第1表面嵌合部材20及び第1裏面嵌合部材30が離脱不能な形状及び大きさであれば良く、使用する第1結合部材10の形状等に応じて適宜決定することができる。
第2結合部材50は、左側合わせ目縁部4の表面側(図1中、上方側)に設けられた第2表面嵌合部材60と、左側合わせ目縁部4の裏面側(図1中、下方側)に設けられた第2裏面嵌合部材70とから構成されており、これら第2表面嵌合部材60及び第2裏面嵌合部材70が左側合わせ目縁部4の所望の位置に形成された貫通孔5を介して連結された状態で衣服の生地を狭持することにより取り付けられている。この左側合わせ目縁部4の貫通孔5は、第2結合部材50を取り付けるための孔であり、第2表面嵌合部材60及び第2裏面嵌合部材70が離脱不能な形状及び大きさであれば良く、使用する第2結合部材50の形状等に応じて適宜決定することができる。
第1実施形態に係るスナップファスナー1において、第1結合部材10及び第2結合部材50は、全く同一の構成を備える結合部材である。以下、「表面嵌合部材20、60」という場合には、第1結合部材10の第1表面嵌合部材20及び第2結合部材50の第2表面嵌合部材60の双方を指すものとし、「裏面嵌合部材30、70」という場合には、第1結合部材10の第1裏面嵌合部材30及び第2結合部材50の第2裏面嵌合部材70の双方を指すものとする。
表面嵌合部材20、60は、例えば鉄、ステンレス及び真鍮等の金属からなる円盤状の金属板材から形成されており、図2(a)に示すように、金属板材の中央部に位置し、金属板材の裏面から下方に向けて突出する有底円筒状のカシメ用脚部22と、カシメ用脚部22よりも径方向外側かつ外縁よりも内側に位置し、金属板材の表面から上方に向けて突出するドーナッツ状(円環状)の凸状嵌合部24と、カシメ用脚部22の上端縁から凸状嵌合部24の下端内縁に向けて径方向に水平に延び、カシメ用脚部22の上端縁と凸状嵌合部24の下端内縁とを繋ぐ円環板状の平面部26とを有している。
カシメ用脚部22は、半円球状の底面及び円筒状の周面からなる有底円筒状に形成されており、衣服の合わせ目部分2、4の貫通孔3、5及び後述する裏面嵌合部材30、70の貫通孔32を貫通可能な径、並びに、後述するカシメ止めを施すのに十分な長さ(高さ)を有している。
凸状嵌合部24は、平面部26の外縁から径方向外側かつ上方に向けて曲面を形成しながら延びるすり鉢状の内面24aと、内面24aの上端部(頂点部24c)から下方に向けて略垂直に延びる円筒状の外面24bとを有している。これら内面24aと外面24bとの変位点部分(頂点部24c)は、周方向全域に亘って、断面R状となるように径方向外側に若干突出しており、これにより、裏面嵌合部材30、70の後述する凹状嵌合部34と機械的に係合するためのアンダーカット部25が形成されている。この頂点部24cは、裏面嵌合部材30、70の後述する凹状嵌合部34に挿入された際に、後述するばね部36を押し広げながらばね部36を通過することが可能な径を有している。アンダーカット部25は、頂点部24cよりも小径に形成されており、頂点部24cが通過したばね部36が復元することにより、ばね部36と機械的に係合することが可能な径を有している。凸状嵌合部24の外面24bの下端部は、怪我や引っ掛かり防止のために、径方向内側に若干折り曲げられている。
このような表面嵌合部材20、60は、一枚の円盤状の金属板材に対し、金属板材の中央部にカシメ用脚部22が形成されるようにプレス加工を施し、かつ、カシメ用脚部22よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位がドーナッツ状(円環状)に隆起されて凸状嵌合部24を構成するようにプレス加工を施すことにより、形成することができる。
裏面嵌合部材30、70は、例えば鉄、ステンレス及び真鍮等の金属からなる円盤状の金属板材から形成されており、図2(a)に示すように、上面(平面部30a)及び周面(円筒部30b)からなる有上面円筒状に形成されている。
平面部30aは、円盤形状を有しており、その中央部には、表面嵌合部材20、60のカシメ止め前(変形前)のカシメ用脚部22が貫通可能で、かつ、カシメ止め後(変形後)のカシメ用脚部22の大径部23(図2(b)参照)の脱離を規制可能な径を有する貫通孔32が形成されている。
円筒部30bは、平面部30aの外縁から径方向外側かつ下方に向けて斜めに若干広がった後、下方に向けて略垂直に延びる円筒形状を有している。円筒部30bの下端部には、軸方向に延びるスリット31が周方向に所定の間隔、本実施形態においては等間隔をおいて複数形成されており、このスリット31が形成された部分が円筒部30bの内側に向けて二つ折りされることにより、径方向に弾性変形可能なばね部36が形成されている。このばね部36は、通常時において、表面嵌合部材20、60の凸状嵌合部24の頂点部24cよりも小さい内径を有しているが、この頂点部24cによって内側から押圧されると弾性変形により径方向外側に広がり、この頂点部24cの通過を許容するように構成されている。また、ばね部36は、この頂点部24cが通過した後に径方向内側に復元し、これにより、表面嵌合部材20、60の凸状嵌合部24のアンダーカット部25を径方向内側に付勢した状態で機械的に係合するように構成されている。本実施形態に係るスナップファスナー1の裏面嵌合部材30、70おいては、平面部30aの下面及び円筒部30bのばね部36の内周面が、表面嵌合部材20、60の凸状嵌合部24と嵌合可能な凹状嵌合部34を構成している。
このような裏面嵌合部材30、70は、一枚の円盤状の金属板材に対し、金属板材の中央部に貫通孔32が形成されるように打ち抜き加工を施し、かつ、この貫通孔32よりも径方向外側の部位が円筒状に起立されるようにプレス加工を施すと共に、この円筒部30bの下端部(先端部)に表面嵌合部材20、60の凸状嵌合部24と嵌合するばね部36が形成されるように、円筒部30bの下端部(先端部)に軸方向に延びるスリット31を周方向全域に亘って所定の間隔をおいて複数形成するスリット加工、及び、このスリット31が形成された部分を内側に折り曲げる折り曲げ加工を施すことにより、形成することができる。
このように構成された第1結合部材10及び第2結合部材50は、図2(b)に示すように、まず、衣服の合わせ目部分2、4の所望の位置に表面嵌合部材20、60のカシメ用脚部22が貫通可能な貫通孔3、5をそれぞれ形成し、次に、表面嵌合部材20、60のカシメ用脚部22を生地の表面側から貫通孔3、5を介して裏面嵌合部材30、70の貫通孔32にそれぞれ挿通させた後、カシメ用脚部22の下端部を打撃により押し潰してカシメ止めすること(大径部23を形成すること)により、衣服の合わせ目部分2、4にそれぞれ取り付けられている。
第1実施形態に係るスナップファスナー1は、表面側に設けられ、凸状嵌合部24を有する第1表面嵌合部材20と、裏面側に設けられ、凹状嵌合部34を有する第1裏面嵌合部材30とを備える第1結合部材10と、表面側に設けられ、第1裏面嵌合部材30の凹状嵌合部34に嵌合可能な凸状嵌合部24を有する第2表面嵌合部材60と、裏面側に設けられ、第1表面嵌合部材20の凸状嵌合部24に嵌合可能な凹状嵌合部34を有する第2裏面嵌合部材70とを備える第2結合部材50とを備えていることにより、リバーシブルな衣服や、男女兼用の衣服等に用いることができる。すなわち、第1実施形態に係るスナップファスナー1は、例えば図3に示すように、右側合わせ目縁部2の裏面側から第1結合部材10の凹状嵌合部34に第2結合部材50の凸状嵌合部24を嵌入させた場合には、左側合わせ目縁部4の上(表面側)に右側合わせ目縁部2を合わせた状態で、前開きの衣服の合わせ目部分2、4を結合することができる。一方、第1実施形態に係るスナップファスナー1は、例えば図4に示すように、左側合わせ目縁部4の裏面側から第2結合部材50の凹状嵌合部34に第1結合部材10の凸状嵌合部24を嵌入させた場合には、右側合わせ目縁部2の上(表面側)に左側合わせ目縁部4を合わせた状態で、前開きの衣服の合わせ目部分2、4を結合することができる。このように、第1実施形態に係るスナップファスナー1によれば、衣服を裏返して着用する場合であっても問題無く衣服の合わせ目部分2、4を結合することができるため、リバーシブルな衣服に用いることができ、また、衣服の合わせ目部分2、4のどちらを上(表面側)にするかを適宜選択することができるため、男女兼用の衣服にも用いることができる。
また、第1実施形態に係るスナップファスナー1は、表面嵌合部材20、60の凸状嵌合部24が、カシメ用脚22よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位が円環状に隆起されることにより形成され、裏面嵌合部材30、70の凹状嵌合部34が、貫通孔32よりも径方向外側の部位が円筒状に起立することにより形成されているため、第1表面嵌合部材20、第1裏面嵌合部材30、第2表面嵌合部材60及び第2裏面嵌合部材70をそれぞれ一枚の金属板材から形成することができる。第1実施形態に係るスナップファスナー1は、このように一枚の金属板材から各部材を作製することができるため、例えばクリーニング、消毒及び乾燥等において熱が加えられた場合でも熱変形が生じることがなく、また、生産コストを削減することができ、製品価格を安価にすることができる。
さらに、第1実施形態に係るスナップファスナー1は、第1表面嵌合部材20及び第2表面嵌合部材60が、中心部にカシメ用脚部22が形成された凸状嵌合部24を有するものであり、第1裏面嵌合部材30及び第2裏面嵌合部材70が、中心部に貫通孔32が形成された凹状嵌合部34を有するものであることにより、第1表面嵌合部材20及び第2表面嵌合部材60並びに第1裏面嵌合部材30及び第2裏面嵌合部材70をそれぞれ同一部材とすることができるため、必要な部材点数を必要最小限とすることができ、生産コストを大幅に削減することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るスナップファスナーについて、図面に基づいて説明する。第2実施形態に係るスナップファスナー1´は、第1実施形態に係るスナップファスナー1と同様に、衣服の右側合わせ目縁部2に取り付けられた第1結合部材10´と、衣服の左側合わせ目縁部4に取り付けられた第2結合部材50´とから構成され、これら第1結合部材10´及び第2結合部材50´を締結させることによって前開きの衣服の合わせ目部分2、4を留める薄型リバーシブルホックである。
第1結合部材10´は、図5(a)及び図5(b)に示すように、右側合わせ目縁部2の表面側に設けられた第1表面嵌合部材20´と、右側合わせ目縁部2の裏面側に設けられた第1裏面嵌合部材30´とから構成されており、これら第1表面嵌合部材20´及び第1裏面嵌合部材30´が右側合わせ目縁部2の所望の位置に形成された貫通孔3を介して連結された状態で衣服の生地を狭持することにより取り付けられている。
第1表面嵌合部材20´は、例えば鉄、ステンレス及び真鍮等の金属からなる円盤状の金属板材から形成されており、図5(a)に示すように、金属板材の中央部に形成された貫通孔22´と、貫通孔22´よりも径方向外側かつ外縁よりも内側に位置し、金属板材の表面から上方に向けて突出するドーナッツ状(円環状)の凸状嵌合部24´とを有している。貫通孔22´は、後述する第1裏面嵌合部材30´のカシメ止め前(変形前)のカシメ用脚部32´が貫通可能で、かつ、カシメ止め後(変形後)のカシメ用脚部32´の大径部33´(図5(b)参照)の脱離を規制可能な径を有している。なお、第2実施形態に係るスナップファスナー1´において、第1表面嵌合部材20´の凸状嵌合部24´は、第1実施形態に係るスナップファスナー1の第1表面嵌合部材20の凸状嵌合部24と同様の構成であるため、その説明を省略する。このような第1表面嵌合部材20´は、一枚の円盤状の金属板材に対し、金属板材の中央部に貫通孔22´が形成されるように打ち抜き加工を施し、かつ、貫通孔22´よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位がドーナッツ状(円環状)に隆起されて凸状嵌合部24´を構成するようにプレス加工を施すことにより、形成することができる。
第1裏面嵌合部材30´は、例えば鉄、ステンレス及び真鍮等の金属からなる円盤状の金属板材から形成されており、金属板材の中央部に形成され、金属板材の表面から上方に向けて突出する有上面筒状のカシメ用脚部32´と、カシメ用脚部32´よりも径方向外側かつ外縁よりも内側に位置し、金属板材の裏面から下方に向けて突出するドーナッツ状(円環状)の凸状嵌合部34´と、カシメ用脚部32´の下端縁から凸状嵌合部34´の上端内縁に向けて径方向に水平に延び、カシメ用脚部32´の下端縁と凸状嵌合部34´の上端内縁とを繋ぐ円環板状の平面部36´とを有している。なお、第2実施形態に係るスナップファスナー1´において、第1裏面嵌合部材30´は、第1実施形態に係るスナップファスナー1の第1表面嵌合部材20を上下対称に形成したものであり、第1実施形態の第1表面嵌合部材20の説明から容易に把握可能な構成であるため、その説明を省略する。このような第1裏面嵌合部材30´は、一枚の円盤状の金属板材に対し、金属板材の中央部にカシメ用脚部32´が形成されるようにプレス加工を施し、かつ、カシメ用脚部32´よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位がドーナッツ状(円環状)に隆起されて凸状嵌合部34´を構成するようにプレス加工を施すことにより、形成することができる。
このように構成された第1結合部材10´は、図5(b)に示すように、まず、右側合わせ目縁部2の所望の位置に第1裏面嵌合部材30´のカシメ用脚部32´が貫通可能な貫通孔3を形成し、次に、第1裏面嵌合部材30´のカシメ用脚部32´を生地の裏面側から貫通孔3を介して第1表面嵌合部材20´の貫通孔22´に挿通させた後、カシメ用脚部32´の上端部を打撃により押し潰してカシメ止めすること(大径部33´を形成すること)により、右側合わせ目縁部2に取り付けられている。
第2結合部材50´は、図6(a)及び図6(b)に示すように、左側合わせ目縁部4の表面側に設けられた第2表面嵌合部材60´と、左側合わせ目縁部4の裏面側に設けられた第2裏面嵌合部材70´とから構成されており、これら第2表面嵌合部材60´及び第2裏面嵌合部材70´が左側合わせ目縁部4の所望の位置に形成された貫通孔5を介して連結された状態で衣服の生地を狭持することにより取り付けられている。
第2表面嵌合部材60´は、例えば鉄、ステンレス及び真鍮等の金属からなる円盤状の金属板材から形成されており、図6(a)に示すように、底面(平面部60a´)及び周面(円筒部60b´)からなる有底円筒状に形成されている。なお、第2実施形態に係るスナップファスナー1´において、第2表面嵌合部材60´は、第1実施形態に係るスナップファスナー1の第2裏面嵌合部材70を上下対称に形成したものであり、第1実施形態の第2裏面嵌合部材70の説明から容易に把握可能な構成であるため、その説明を省略する。このような第2表面嵌合部材60´は、一枚の円盤状の金属板材に対し、金属板材の中央部に貫通孔62´が形成されるように打ち抜き加工を施し、かつ、この貫通孔62´よりも径方向外側の部位が円筒状に起立されるようにプレス加工を施すと共に、この円筒部60b´の上端部(先端部)に第1裏面嵌合部材30´の凸状嵌合部34´と嵌合するばね部66´が形成されるように、円筒部60b´の上端部(先端部)に軸方向に延びるスリット61´を周方向全域に亘って所定の間隔をおいて複数形成するスリット加工、及び、このスリット61´が形成された部分を内側に折り曲げる折り曲げ加工を施すことにより、形成することができる。
第2裏面嵌合部材70´は、例えば鉄、ステンレス及び真鍮等の金属からなる円盤状の金属板材から形成されており、金属板材の中央部に形成され、金属板材の表面から上方に向けて突出する有上面筒状のカシメ用脚部72´と、カシメ用脚部72´よりも径方向外側かつ外縁よりも内側に位置し、金属板材の裏面から下方に向けて突出する円筒状の円筒部74´と、カシメ用脚部72´の下端縁から円筒部74´の上端縁に向けて径方向に水平に延び、カシメ用脚部72´の下端縁と円筒部74´の上端縁とを繋ぐ円環板状の平面部76´とを有している。カシメ用脚部72´は、半円球状の上面及び円筒状の周面からなる有上面円筒状に形成されており、左側合わせ目縁部4の貫通孔5及び第2表面嵌合部材60´の貫通孔62´を貫通可能な径、並びに、カシメ止めを施すのに十分な長さ(高さ)を有している。なお、第2実施形態に係るスナップファスナー1´において、第2裏面嵌合部材70´の円筒部74´及びばね部78´は、第1実施形態に係るスナップファスナー1の第2裏面嵌合部材70の円筒部30b及びばね部36と同様の構成であるため、その説明を省略する。このような第2裏面嵌合部材70´は、一枚の円盤状の金属板材に対し、金属板材の中央部にカシメ用脚部72´が形成されるようにプレス加工を施し、かつ、このカシメ用脚部72´よりも径方向外側の部位が円筒状に起立されるようにプレス加工を施すと共に、この円筒部74´の下端部(先端部)に第1表面嵌合部材20´の凸状嵌合部24´と嵌合するばね部78´が形成されるように、円筒部74´の下端部(先端部)に軸方向に延びるスリット71´を周方向全域に亘って所定の間隔をおいて複数形成するスリット加工、及び、このスリット71´が形成された部分を内側に折り曲げる折り曲げ加工を施すことにより、形成することができる。
このように構成された第2結合部材50´は、図6(b)に示すように、まず、左側合わせ目縁部4の所望の位置に第2裏面嵌合部材70´のカシメ用脚部72´が貫通可能な貫通孔5を形成し、次に、第2裏面嵌合部材70´のカシメ用脚部72´を生地の裏面側から貫通孔5を介して第2表面嵌合部材60´の貫通孔62´に挿通させた後、カシメ用脚部72´の上端部を打撃により押し潰してカシメ止めすること(大径部73´を形成すること)により、左側合わせ目縁部4に取り付けられている。
第2実施形態に係るスナップファスナー1´によれば、第1実施形態に係るスナップファスナー1と同様に、衣服を裏返して着用する場合であっても問題無く衣服の合わせ目部分2、4を結合することができるため、リバーシブルな衣服に用いることができ、また、衣服の合わせ目部分2、4のどちらを上(表面側)にするかを適宜選択することができるため、男女兼用の衣服にも用いることができる。すなわち、第2実施形態に係るスナップファスナー1´は、例えば図7に示すように、左側合わせ目縁部4の表面側から第2表面嵌合部材60´の凹状嵌合部68´に第1裏面嵌合部材30´の凸状嵌合部34´を嵌入させた場合には、左側合わせ目縁部4の上(表面側)に右側合わせ目縁部2を合わせた状態で、前開きの衣服の合わせ目部分2、4を結合することができる。一方、第2実施形態に係るスナップファスナー1´は、例えば図8に示すように、左側合わせ目縁部4の裏面側から第2裏面嵌合部材70´の凹状嵌合部80´に第1表面嵌合部材20´の凸状嵌合部24´を嵌入させた場合には、右側合わせ目縁部2の上(表面側)に左側合わせ目縁部4を合わせた状態で、前開きの衣服の合わせ目部分2、4を結合することができる。
また、第2実施形態に係るスナップファスナー1´は、第1表面嵌合部材20´及び第1裏面嵌合部材30´の凸状嵌合部24´、34´が、貫通孔22´又はカシメ用脚32´よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位が円環状に隆起されることにより形成され、第2表面嵌合部材60´及び第2裏面嵌合部材70´の凹状嵌合部68´、80´が、貫通孔62´又はカシメ用脚72´よりも径方向外側の部位が円筒状に起立することにより形成されているため、第1表面嵌合部材20´、第1裏面嵌合部材30´、第2表面嵌合部材60´及び第2裏面嵌合部材70´をそれぞれ一枚の金属板材から形成することができる。また、これにより、第2実施形態に係るスナップファスナー1´は、第1実施形態に係るスナップファスナー1と同様に、例えばクリーニング、消毒及び乾燥等において熱が加えられた場合でも熱変形が生じることがなく、また、生産コストを削減することができ、製品価格を安価にすることができる。
本発明に係るスナップファスナーは、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改変を行なうことができる。また、第1及び第2実施形態に係るスナップファスナー1、1´は、衣服の合わせ目部分2、4を結合させるホックであると説明したが、これに限定されるものではなく、本発明に係るスナップファスナーは、一物品における異なる2つの部位や異なる2つの物品等を結合する態様であればいかなる物品及び部位にも用いることが可能である。
1、1´ スナップファスナー
10、10´ 第1結合部材
20、20´ 第1表面嵌合部材
22、32´、72´ カシメ用脚部
24、24´、34´ 凸状嵌合部
32、22´、62´ 貫通孔
34、68´、80´ 凹状嵌合部
30、30´ 第1裏面嵌合部材
50、50´ 第2結合部材
60、60´ 第2表面嵌合部材
70、70´ 第2裏面嵌合部材

Claims (4)

  1. 表面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第1表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第1裏面嵌合部材とを備える第1結合部材と、
    表面側に設けられ、前記第1裏面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第2表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、前記第1表面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する一枚の金属板材からなる第2裏面嵌合部材とを備える第2結合部材と
    を備えるスナップファスナーであって、
    第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか一方の中央部には、カシメ用脚部が形成され、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか他方の中央部には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、
    第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか一方の中央部には、カシメ用脚部が形成され、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか他方の中央部には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、
    前記凸状の嵌合部は、該凸状の嵌合部を有する嵌合部材の前記貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位が、該貫通孔又はカシメ用脚を中心として円環状に隆起されることにより形成されており、
    前記凹状の嵌合部は、該凹状の嵌合部を有する嵌合部材の前記貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側の部位が、該貫通孔又はカシメ用脚を中心として状に起立することにより形成されている
    ことを特徴とするスナップファスナー。
  2. 前記第1表面嵌合部材及び前記第2表面嵌合部材は、中心部に前記カシメ用脚部及び前記貫通孔のいずれか一方が形成された凸状の嵌合部を有するものであり、
    前記第1裏面嵌合部材及び前記第2裏面嵌合部材は、中心部に前記カシメ用脚部及び前記貫通孔のいずれか他方が形成された凹状の嵌合部を有するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のスナップファスナー。
  3. 前記第1表面嵌合部材及び前記第1裏面嵌合部材は、凸状の嵌合部を有するものであり、
    前記第2表面嵌合部材及び前記第2裏面嵌合部材は、凹状の嵌合部を有するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のスナップファスナー。
  4. 表面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する第1表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、凸状又は凹状の嵌合部を有する第1裏面嵌合部材とを備える第1結合部材と、
    表面側に設けられ、前記第1裏面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する第2表面嵌合部材と、裏面側に設けられ、前記第1表面嵌合部材の嵌合部に嵌合可能な凸状又は凹状の嵌合部を有する第2裏面嵌合部材とを備える第2結合部材と
    を備えるスナップファスナーであって、
    第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか一方には、カシメ用脚部が形成され、第1表面嵌合部材及び第1裏面嵌合部材のいずれか他方には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、
    第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか一方には、カシメ用脚部が形成され、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のいずれか他方には、前記カシメ用脚部が貫通可能な貫通孔が形成されており、
    前記第1表面嵌合部材、第1裏面嵌合部材、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のうち、凸状の嵌合部を有する嵌合部材は、それぞれ、一枚の金属板材に対し、該金属板材の中央部に前記貫通孔又は前記カシメ用脚が形成されるように打ち抜き加工又はプレス加工を施し、かつ、該貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側かつ外縁よりも内側の部位が、該貫通孔又はカシメ用脚を中心として円環状に隆起されて前記凸状の嵌合部を構成するようにプレス加工を施すことにより形成されており、
    前記第1表面嵌合部材、第1裏面嵌合部材、第2表面嵌合部材及び第2裏面嵌合部材のうち、凹状の嵌合部を有する嵌合部材は、それぞれ、一枚の金属板材に対し、該金属板材の中央部に前記貫通孔又は前記カシメ用脚が形成されるように打ち抜き加工又はプレス加工を施し、かつ、該貫通孔又はカシメ用脚よりも径方向外側の部位が、前記貫通孔又はカシメ用脚を中心として状に起立されるようにプレス加工を施すと共に、該円状部分の先端部に前記凸状の嵌合部と嵌合するばね部が形成されるように、該円状部分の先端部に軸方向に延びるスリットを周方向全域に亘って所定の間隔をおいて複数形成するスリット加工、及び、該スリット部分を内側に折り曲げる折り曲げ加工を施すことにより形成されている
    ことを特徴とするスナップファスナー。
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