JP2597061Y2 - スナップファスナー - Google Patents
スナップファスナーInfo
- Publication number
- JP2597061Y2 JP2597061Y2 JP1993005351U JP535193U JP2597061Y2 JP 2597061 Y2 JP2597061 Y2 JP 2597061Y2 JP 1993005351 U JP1993005351 U JP 1993005351U JP 535193 U JP535193 U JP 535193U JP 2597061 Y2 JP2597061 Y2 JP 2597061Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting member
- fitting
- female
- synthetic resin
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、リバーシブルな衣服に
用いられるスナップファスナーに関するものである。
用いられるスナップファスナーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスナップファスナー用の合成樹脂
製嵌合部材は、雄型又は雌型の嵌合部の中央に貫通孔が
形成されており、布地の片面側から打ち込んだリベット
状の合成樹脂製止着部材のカシメ用突起部を前記貫通孔
に挿通すると共に、その突出先端を打撃により押し潰し
てフランジ付け（カシメ止め）することにより、布地に
取り付けられるようになっていた。換言すれば、雄部材
と雌部材とで構成される合成樹脂製スナップファスナー
の雄部材が、雄型の嵌合部材とこれを布地に取り付ける
リベット状の止着部材とによって構成され、雌部材が、
雌型の嵌合部材とこれを布地に取り付けるリベット状の
止着部材とによって構成されるようになっていた。
製嵌合部材は、雄型又は雌型の嵌合部の中央に貫通孔が
形成されており、布地の片面側から打ち込んだリベット
状の合成樹脂製止着部材のカシメ用突起部を前記貫通孔
に挿通すると共に、その突出先端を打撃により押し潰し
てフランジ付け（カシメ止め）することにより、布地に
取り付けられるようになっていた。換言すれば、雄部材
と雌部材とで構成される合成樹脂製スナップファスナー
の雄部材が、雄型の嵌合部材とこれを布地に取り付ける
リベット状の止着部材とによって構成され、雌部材が、
雌型の嵌合部材とこれを布地に取り付けるリベット状の
止着部材とによって構成されるようになっていた。
【０００３】このため、例えば、リバーシブルのレイン
コート等の衣服に取り付けて使用する場合、衣服の表裏
を逆にした状態においては、前身頃の打ち合わせ部分に
位置する雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材との位置関係
が逆になり、嵌合操作に違和感を覚えることがあった。
このような雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材との位置関
係が逆になることによる違和感をなくすためには、従来
では、衣服を表向きに着用する際に使用するスナップフ
ァスナーと、衣服を裏返して着用する際に使用するスナ
ップファスナーとを並べて取り付けることが必要とさ
れ、不経済であると共に、スナップファスナーの数が多
すぎて不体裁でもあった。
コート等の衣服に取り付けて使用する場合、衣服の表裏
を逆にした状態においては、前身頃の打ち合わせ部分に
位置する雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材との位置関係
が逆になり、嵌合操作に違和感を覚えることがあった。
このような雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材との位置関
係が逆になることによる違和感をなくすためには、従来
では、衣服を表向きに着用する際に使用するスナップフ
ァスナーと、衣服を裏返して着用する際に使用するスナ
ップファスナーとを並べて取り付けることが必要とさ
れ、不経済であると共に、スナップファスナーの数が多
すぎて不体裁でもあった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記の現状に鑑み、本
考案は、リバーシブルの衣服に取り付けるスナップファ
スナーの数を倍にしなくても、衣服を表向きに着用する
際と裏返して着用する際とで、雄型の嵌合部材と雌型の
嵌合部材との位置関係が逆にならないにようにすること
のできるリバーシブルなスナップファスナーを提供する
ものである。
考案は、リバーシブルの衣服に取り付けるスナップファ
スナーの数を倍にしなくても、衣服を表向きに着用する
際と裏返して着用する際とで、雄型の嵌合部材と雌型の
嵌合部材との位置関係が逆にならないにようにすること
のできるリバーシブルなスナップファスナーを提供する
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本考案によるスナップファスナーは、リバーシブル
な衣服用のスナップファスナーであって、雌型の嵌合部
の中央に貫通孔が形成された雌型嵌合部材と、雄型の嵌
合部を備えた合成樹脂製の嵌合部材本体の裏面にカシメ
用の突起部を一体に連設してある雄型の合成樹脂製嵌合
部材とを備え、布地の片面側から打ち込んだ前記突起部
を前記貫通孔に挿通すると共に、その突出先端を打撃に
より押し潰してカシメ止めしてなる第１の嵌合部材と、
雄型の嵌合部の中央に貫通孔が形成された雄型嵌合部材
と、雌型の嵌合部を備えた合成樹脂製の嵌合部材本体の
裏面にカシメ用の突起部を一体に連設してある雌型の合
成樹脂製嵌合部材とを備え、布地の片面側から打ち込ん
だ前記突起部を前記貫通孔に挿通すると共に、その突 出
先端を打撃により押し潰してカシメ止めしてなる第２の
嵌合部材とで構成したことを特徴としている。
めに本考案が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本考案によるスナップファスナーは、リバーシブル
な衣服用のスナップファスナーであって、雌型の嵌合部
の中央に貫通孔が形成された雌型嵌合部材と、雄型の嵌
合部を備えた合成樹脂製の嵌合部材本体の裏面にカシメ
用の突起部を一体に連設してある雄型の合成樹脂製嵌合
部材とを備え、布地の片面側から打ち込んだ前記突起部
を前記貫通孔に挿通すると共に、その突出先端を打撃に
より押し潰してカシメ止めしてなる第１の嵌合部材と、
雄型の嵌合部の中央に貫通孔が形成された雄型嵌合部材
と、雌型の嵌合部を備えた合成樹脂製の嵌合部材本体の
裏面にカシメ用の突起部を一体に連設してある雌型の合
成樹脂製嵌合部材とを備え、布地の片面側から打ち込ん
だ前記突起部を前記貫通孔に挿通すると共に、その突 出
先端を打撃により押し潰してカシメ止めしてなる第２の
嵌合部材とで構成したことを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記の構成のスナップファスナーは、言わば、
従来のリベット状止着部材の頭部を雄型の嵌合部や雌型
の嵌合部に形成した如き構造の雄型の合成樹脂製嵌合部
材および雌型の合成樹脂製嵌合部材と、従来の雌型嵌合
部材および雄型嵌合部材とを組み合わせたものである。
従来のリベット状止着部材の頭部を雄型の嵌合部や雌型
の嵌合部に形成した如き構造の雄型の合成樹脂製嵌合部
材および雌型の合成樹脂製嵌合部材と、従来の雌型嵌合
部材および雄型嵌合部材とを組み合わせたものである。
【０００７】従って、リバーシブルの衣服を、表向きに
着用する状態と、裏返しに着用する状態とで、例えば、
第１の嵌合部材における雄型の合成樹脂製嵌合部材又は
雌型嵌合部材と、第２の嵌合部材における雌型の合成樹
脂製嵌合部材又は雄型嵌合部材とを嵌合させるといった
ように、第１の嵌合部材の表裏と、第２の嵌合部材の表
裏を使い分けることができ、スナップファスナーの数を
倍にしなくても、衣服を表向きに着用する際と、裏返し
て着用する際とで、雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材と
の位置関係が逆にならず、嵌合操作に違和感を覚えるこ
とがない。
着用する状態と、裏返しに着用する状態とで、例えば、
第１の嵌合部材における雄型の合成樹脂製嵌合部材又は
雌型嵌合部材と、第２の嵌合部材における雌型の合成樹
脂製嵌合部材又は雄型嵌合部材とを嵌合させるといった
ように、第１の嵌合部材の表裏と、第２の嵌合部材の表
裏を使い分けることができ、スナップファスナーの数を
倍にしなくても、衣服を表向きに着用する際と、裏返し
て着用する際とで、雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材と
の位置関係が逆にならず、嵌合操作に違和感を覚えるこ
とがない。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本考案に係るリバーシブルなスナップファ
スナーをリバーシブルの衣服（例えば、レインコート）
に取り付けた状態を示す。Ａは雄型の嵌合部ａを有する
雄型の合成樹脂製嵌合部材、Ｂは雌型の嵌合部ｂを有す
る雌型の合成樹脂製嵌合部材を示す。
する。図１は本考案に係るリバーシブルなスナップファ
スナーをリバーシブルの衣服（例えば、レインコート）
に取り付けた状態を示す。Ａは雄型の嵌合部ａを有する
雄型の合成樹脂製嵌合部材、Ｂは雌型の嵌合部ｂを有す
る雌型の合成樹脂製嵌合部材を示す。
【０００９】前記合成樹脂製嵌合部材Ａは、図３に示す
ように、雄型の嵌合部ａを備えた合成樹脂製の嵌合部材
本体１の裏面の中央部に、先鋭なカシメ用の突起部２を
射出成型法により一体に連設したものであり、前記合成
樹脂製嵌合部材Ｂは、図２に示すように、前記雄型の嵌
合部ａに弾性嵌合する雌型の嵌合部ｂを備えた合成樹脂
製の嵌合部材本体１の裏面の中央部に、先鋭なカシメ用
の突起部２を射出成型法により一体に連設したものであ
る。
ように、雄型の嵌合部ａを備えた合成樹脂製の嵌合部材
本体１の裏面の中央部に、先鋭なカシメ用の突起部２を
射出成型法により一体に連設したものであり、前記合成
樹脂製嵌合部材Ｂは、図２に示すように、前記雄型の嵌
合部ａに弾性嵌合する雌型の嵌合部ｂを備えた合成樹脂
製の嵌合部材本体１の裏面の中央部に、先鋭なカシメ用
の突起部２を射出成型法により一体に連設したものであ
る。
【００１０】上記の合成樹脂製嵌合部材Ａを使用して、
図５に示すように、リバーシブルの衣服における前身頃
の打ち合わせ部分の一方３ａに、中央に貫通孔が形成さ
れている従来の雌型の嵌合部材Ｂ’を取り付けることに
より、第１の嵌合部材を構成し、合成樹脂製嵌合部材Ｂ
を使用して、図４に示すように、前身頃の打ち合わせ部
分の他方３ｂに、中央に貫通孔が形成されている従来の
雄型の嵌合部材Ａ’を取り付けることにより、第２の嵌
合部材を構成してある。そして、図６に示すように、合
成樹脂製嵌合部材Ａ，Ｂの嵌合部ａ，ｂが互いに嵌合す
る状態と、嵌合部材Ａ’，Ｂ’が互いに嵌合する状態
（衣服を裏返しに着用する際に使用する）とに、切り換
え可能に構成してある。
図５に示すように、リバーシブルの衣服における前身頃
の打ち合わせ部分の一方３ａに、中央に貫通孔が形成さ
れている従来の雌型の嵌合部材Ｂ’を取り付けることに
より、第１の嵌合部材を構成し、合成樹脂製嵌合部材Ｂ
を使用して、図４に示すように、前身頃の打ち合わせ部
分の他方３ｂに、中央に貫通孔が形成されている従来の
雄型の嵌合部材Ａ’を取り付けることにより、第２の嵌
合部材を構成してある。そして、図６に示すように、合
成樹脂製嵌合部材Ａ，Ｂの嵌合部ａ，ｂが互いに嵌合す
る状態と、嵌合部材Ａ’，Ｂ’が互いに嵌合する状態
（衣服を裏返しに着用する際に使用する）とに、切り換
え可能に構成してある。
【００１１】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば、リバーシ
ブルの衣服を、表向きに着用する状態と、裏返しに着用
する状態とで、例えば、第１の嵌合部材における雄型の
合成樹脂製嵌合部材又は雌型嵌合部材と、第２の嵌合部
材における雌型の合成樹脂製嵌合部材又は雄型嵌合部材
とを嵌合させるといったように、第１の嵌合部材の表裏
と、第２の嵌合部材の表裏を使い分けることができ、リ
バーシブルの衣服に取り付けるスナップファスナーの数
を倍にしなくても、衣服を表向きに着用する際と裏返し
て着用する際とで、雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材と
の位置関係が逆にならず、嵌合操作に違和感を覚えるこ
とがないという効果がある。
ブルの衣服を、表向きに着用する状態と、裏返しに着用
する状態とで、例えば、第１の嵌合部材における雄型の
合成樹脂製嵌合部材又は雌型嵌合部材と、第２の嵌合部
材における雌型の合成樹脂製嵌合部材又は雄型嵌合部材
とを嵌合させるといったように、第１の嵌合部材の表裏
と、第２の嵌合部材の表裏を使い分けることができ、リ
バーシブルの衣服に取り付けるスナップファスナーの数
を倍にしなくても、衣服を表向きに着用する際と裏返し
て着用する際とで、雄型の嵌合部材と雌型の嵌合部材と
の位置関係が逆にならず、嵌合操作に違和感を覚えるこ
とがないという効果がある。
【図１】リバーシブルな衣服にスナップファスナーを取
り付けた状態を示す斜視図である。
り付けた状態を示す斜視図である。
【図２】雌型の嵌合部を備えたスナップファスナー用の
合成樹脂製嵌合部材の断面図である。
合成樹脂製嵌合部材の断面図である。
【図３】雄型の嵌合部を備えたスナップファスナー用の
合成樹脂製嵌合部材の断面図である。
合成樹脂製嵌合部材の断面図である。
【図４】スナップファスナーの第２部材の断面図であ
る。
る。
【図５】スナップファスナーの第１部材の断面図であ
る。
る。
【図６】スナップファスナーの第１部材と第２部材の嵌
合状態における要部の断面図である。
合状態における要部の断面図である。
Ａ，Ｂ…合成樹脂製嵌合部材、Ａ’…雄型の嵌合部材、
Ｂ’…雌型の嵌合部材、ａ，ｂ…嵌合部、１…嵌合部材
本体、２…カシメ用の突起部。
Ｂ’…雌型の嵌合部材、ａ，ｂ…嵌合部、１…嵌合部材
本体、２…カシメ用の突起部。
Claims (1)
- 【請求項１】 リバーシブルな衣服用のスナップファス
ナーであって、雌型の嵌合部の中央に貫通孔が形成され
た雌型嵌合部材と、雄型の嵌合部を備えた合成樹脂製の
嵌合部材本体の裏面にカシメ用の突起部を一体に連設し
てある雄型の合成樹脂製嵌合部材とを備え、布地の片面
側から打ち込んだ前記突起部を前記貫通孔に挿通すると
共に、その突出先端を打撃により押し潰してカシメ止め
してなる第１の嵌合部材と、雄型の嵌合部の中央に貫通
孔が形成された雄型嵌合部材と、雌型の嵌合部を備えた
合成樹脂製の嵌合部材本体の裏面にカシメ用の突起部を
一体に連設してある雌型の合成樹脂製嵌合部材とを備
え、布地の片面側から打ち込んだ前記突起部を前記貫通
孔に挿通すると共に、その突出先端を打撃により押し潰
してカシメ止めしてなる第２の嵌合部材とで構成された
ことを特徴とするスナップファスナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993005351U JP2597061Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | スナップファスナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993005351U JP2597061Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | スナップファスナー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657212U JPH0657212U (ja) | 1994-08-09 |
| JP2597061Y2 true JP2597061Y2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=11608780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993005351U Expired - Lifetime JP2597061Y2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | スナップファスナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597061Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002317313A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-10-31 | Hirose Shokai:Kk | リバーシブル寝衣 |
| JP6049326B2 (ja) * | 2012-06-26 | 2016-12-21 | 日本エンゼル株式会社 | スナップファスナー |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1993005351U patent/JP2597061Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0657212U (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
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