JP2016049344A - スナップファスナー - Google Patents
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Abstract
【課題】シンプルな構造の部品で構成されたスナップファスナー、及びこのスナップファスナーを備えた衣服類などの各種製品を提供することにある。【解決手段】スナップファスナー10は、係合溝28が形成されたスタッド27を有する雄部材20と、スタッド27が挿入される挿入部32を有する雌部材30と、を備える。雌部材30は、収容空間55を形成するキャップ50及び固定プレート80を備え、また、雌部材30を生地に取り付けるための押さえプレート40を備える。収容空間55にはバネ60が収容される。バネ60は、スタッド27によって押圧される押圧プレート61と、押圧プレート61の変形に応じて第1位置に変位する係合爪63とを備え、係合爪63が第1位置に変位することによって係合溝28と係合して、雄部材20と雌部材とが互いに係合する。【選択図】図2
Description
本発明は、雄部材及び雌部材を備え、雌部材に対する解除操作が行われることによって雄部材と雌部材との係合状態を解除可能なスナップファスナーに関する。
従来、衣服やカバン、財布などに適用されるスナップファスナーが知られている。スナップファスナーは、2つの部材を重ね合わせた状態にしてこれらの合わせ目を留めるものである。この種のスナップファスナーは、一般に、スナップホック、スナップボタン、ホックボタン、留め具とも称されている。従来のスナップファスナーは、一方の部材に取り付けられる雄部材と、他方の部材に取り付けられる雌部材とを有している。雄部材が雌部材の開口部に挿入されてその挿入方向へ押圧されると、前記開口部が広げられる。そして、雄部材の係合部が開口部を通り過ぎて雌部材の奥側へ進入すると、前記開口部が元の大きさに戻される。これにより、雄部材の係合部が雌部材から抜け難くなり、雄部材と雌部材とが互いに係合して、衣服やカバンなどの合わせ目が開かないように留められる。また、雄部材と雌部材との係合状態は、雄部材及び雌部材それぞれを互いに引き離す方向へ引っ張ることによって解除される。
また、スナップファスナーの他の一例として、特許文献1に記載のスナップファスナーが知られている。このスナップファスナーは、雄部材と雌部材とが係合した状態を保持してロックする係止機構を備えている。前記係止機構は、雄部材と雌部材とが係合した状態で各部材を互いに係止(ロック)するものであり、前記係止機構による係止が解除されなければ、雄部材と雌部材との係合が解除されないように構成されている。この種のスナップファスナーは、カバン類や衣服類、介護用製品などにおいて、自由に開けて欲しくない合わせ目や開口部の留め具として用いられる。
しかしながら、前記係止機構を備えたスナップファスナーは、複数の部品によって構成されており、しかも、各部品(特に雌部材を構成する部品)は、前記係止機構を実現するために複雑な構造となっている。そのため、スナップファスナーの組み立てが容易ではなく、衣服やカバン等の製品(被取付対象)への取り付け作業に時間がかかる。また、各部品を樹脂材料で製造するにしても、金属材料で製造するにしても、複雑な構造であるが故に、完成部品の歩留まりが低いという問題がある。また、各部品を複雑な構造としたために、スナップファスナーの高さ方向のサイズが大きくなるという問題もある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シンプルな構造の部品で構成されたスナップファスナー、及びこのスナップファスナーを備えた衣服類などの各種製品を提供することにある。また、本発明の更なる目的は、構成部品をシンプルな構造とすることにより、サイズダウン及び軽量化を実現することが可能なスナップファスナーを提供することにある。
本発明のスナップファスナーは、被係合部が形成されたスタッドを有する雄部材と、前記スタッドが挿入される挿入部を有する雌部材と、を備える。前記雌部材は、第1ケースと、第2ケースと、押圧部材と、固定部材と、を備える。前記第1ケースは、前記挿入部に対する前記スタッドの挿入方向の一方側に前記挿入部の入り口となる第1の開口を有し、他方側に第2の開口を有する。前記第2ケースは、前記第1ケースの前記第2の開口の周縁に装着され、前記第1ケースとの間で収容空間を形成可能に構成されている。前記押圧部材は、前記収容空間に収容され、前記第1の開口から挿入される前記スタッドによって押圧される押圧プレート、前記押圧プレートの周縁から前記第1の開口側へ延びる複数のアーム、複数の前記アームの先端に形成された内向き鉤状の係合爪を有する。前記押圧部材は、前記押圧プレートが前記スタッドの前記挿入方向へ押圧されたことに応じて前記係合爪が前記被係合部と係合可能な第1位置に変位し、前記押圧プレートが前記挿入方向とは逆方向へ押圧されたことに応じて前記係合爪が前記被係合部との係合を解除する第2位置に変位する。前記固定部材は、前記雌部材が取り付けられる被取付体を前記第1ケースとの間に介在させた状態で前記第1ケースにおける前記第1の開口側に固定される。
このように本発明が構成されているため、シンプルな構造のスナップファスナーを実現することができる。その結果、スナップファスナーの構成部品の歩留まり、及び完成品としてのスナップファスナーの歩留まりを改善することができる。また、シンプルな構造とすることにより、スナップファスナーの高さ方向のサイズを従来よりも小さくすることができ、また、従来よりも重量を軽量化することができる。
前記挿入部は、前記第1ケースの前記第1の開口から前記押圧部材の前記押圧プレートに至る空間である。前記押圧プレートは、前記挿入方向へ押圧されたときに、前記挿入方向へ撓まされた第1形状に変形するとともに前記第1形状を保持しつつ前記アームを内側へ変位させることにより前記係合爪を前記第1位置に変位させ、前記挿入方向とは逆方向へ押圧されたときに、前記逆方向へ撓まされた第2形状に変形するとともに前記第2形状を保持しつつ前記アームを外側へ変位させることにより前記係合爪を前記第2位置に変位させる。
この構成によれば、雌部材の押圧部材をシンプルな構造とすることができ、ひいては、雌部材を含むスナップファスナーの構造を簡素化することができる。
前記第2ケースは、前記第1の開口及び前記第2の開口と同心の第3の開口を有する。各開口の中心は同一中心線を通る。前記押圧部材は、前記押圧プレートの一部が、前記第2ケースの前記第3の開口から前記挿入方向の逆方向へ押圧操作可能なように前記収容空間に収容されている。
この構成によれば、雌部材において、押圧部材の押圧プレートの一部が前記第3の開口から押圧操作が可能であるため、ユーザーは押圧プレートの第3の開口を通じて、押圧プレートを操作して、前記押圧プレートを前記挿入方向の逆方向へ押圧することができる。
前記雄部材及び前記雌部材は、前記挿入方向に一致する中心線を対称軸とする回転対称性を有する形状に形成されている。
例えば、前記スタッド、前記第1ケース、前記第2ケース、前記押圧部材、及び前記固定部材はいずれも前記対称軸を中心とする円形状に形成されている。
この構成によれば、スナップファナーを衣類などの被取付体に簡単に取り付けることができる。具体的には、スナップファナーを被取付体に取り付ける際に、各部品を前記対称軸の軸周り方向に位置合わせする必要がなく、前記対称軸の軸方向に合わせて各部材を互いに連結するだけでスナップファスナーを被取付体に取り付けることができる。
また、本発明は、上述のスナップファスナーを備える衣類製品として捉えることができる。
本発明によれば、スナップファスナーをシンプルな構造の部品で構成することができ、製造上の歩留まりを改善することが可能となり、また、スナップファスナーの取付作業が簡単になり、作業時間を短縮することができる。また、構成部品をシンプルな構造とすることにより、スナップファスナーのサイズダウン及び軽量化を実現することができる。
以下、添付図を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るスナップファスナー10を示す図であり、衣服の合わせ部分に取り付けられた状態が示されている。ここで、図1の(A)は上方斜視図であり、(B)は側面方向から見た図であり、(C)は下方斜視図である。
スナップファスナー10は、衣服類やカバン類、介護用製品などにおいて用いられる留め具である。具体的には、スナップファスナー10は、衣服のポケットやカバンの開口などの合わせ部を閉じた状態で合わせ部を開かないように留める用途や、ジッパーを有する衣服やカバンなどにおいてジッパーが備えるスライダーの引き手と生地とを留める用途、ブラジャーのサイドベルトをつなぎ合わせて留める用途など、様々な用途に用いられる。特に、要介護者用の衣服や乳幼児用の衣服などにおいては、世話人としては自由に開けて欲しくない開口部や合わせ部があり、本実施形態に係るスナップファスナー10は、着用者によって自由に開けて欲しくない開口部などにおける留め具として用いられる。以下、一実施例として、衣服に取り付けられるスナップファスナー10の構成について詳細に説明する。
図1に示されるように、スナップファスナー10は、衣服X(被取付体)の合わせ目の留め具として用いられるものであり、大別して、雄部材20と、雌部材30とによって構成されている。図1には、生地X1と生地X2とが互いに対向するように合わせられる衣服Xが一例として図示されており、生地X1(図1において上側の生地)に雄部材20が取り付けられており、生地X2(図1において下側の生地)に雌部材30が取り付けられている。
図2は、スナップファスナー10の中央断面図である。図3は、雄部材20と雌部材30との係合を解除して互いに離間させた状態を示す断面図である。また、図4は、雄部材20の分解斜視図であり、図5は、雌部材30の分解斜視図である。図6は、スナップファスナー10の三面図である。なお、図6において、スナップファスナー10の左右側面及び背面は示されていないが、正面図と同じである。
まず、雄部材20について説明する。図3及び図4に示されるように、雄部材20は、ヘッド部21と、ヘッド部21が連結されるソケット25とを備える。ヘッド部21は「アタマ」又は「ホソ」とも称される部分であり、ソケット25は「ゲンコ」とも称される部分である。雄部材20を構成するヘッド部21およびソケット25は、ABS樹脂などの樹脂材料によって構成されたものであってもよく、或いは、鋼板金などの金属材料で構成されたものであってもよい。本実施形態では、スナップファスナー10の軽量化のため、更にはスナップファスナー10の操作性を良くするために、ヘッド部21およびソケット25が樹脂材料によって構成された例について説明する。
ヘッド部21の基盤部22は、円盤形状に形成されている。基盤部22の一方側の面22Aの中心に突軸23が垂直に設けられている。面22Aは、生地X1に接触される部分であり、平坦に形成されている。なお、他方側の面22Bは、生地X1の表面に現れる部分である。突軸23は、基盤部22の中心に設けられている。つまり、基盤部22の中心と突軸23の軸心とは、共通する中心線(図2乃至図6において一点鎖線で示す直線)上に位置している。言い換えると、基盤部22及び突軸23は、共通の中心線を有する。このため、ヘッド部21は、前記中心線を対称軸とする回転対称性を有する形状に形成されている。
突軸23の頂部23Aは先細り形状に形成されている。この頂部23Aは、後述するように、ヘッド部21が生地X1を挟持するようにソケット25に装着された後に、プレス工具にて押圧変形される。これにより、図3に示されるように、頂部23Aの外径が突軸23の外径よりも大きくなり、ソケット25の穴部26Aからヘッド部21が抜け出せなくなる。
ソケット25は、基盤部26と、スタッド27とを有する。つまり、雄部材20は、スタッド27を有する。スタッド27は、後述する雌部材30の挿入部32に挿通される部分である。ソケット25の基盤部26は、ヘッド部21の基盤部22と概ね同じサイズの円形状に形成されている。基盤部26の一方面から概ね円筒形状のスタッド27が垂直に設けられている。詳細には、基盤部26の中心を通る中心線(中心軸)とスタッド27の中心線(中心軸)とが一致するように、スタッド27が基盤部26から延出している。基盤部26の中心には、ヘッド部21の突軸23を挿通するための穴部26Aが形成されている。スタッド27の外径は、穴部26Aの内径よりも大きなサイズに形成されており、スタッド27の内部に形成された断面円形状の内孔27Aも穴部26Aの内径よりも大きなサイズとなっている。内孔27Aの一方の端部は、スタッド27の延出端(図3において下方の端部)で開放されている。また、内孔27Aの他方の端部も、穴部26Aを通じて開放されている。つまり、スタッド27の内孔27Aは、穴部26Aを通じてソケット25の中心軸に沿って貫通している。
スタッド27の外周面に係合溝28(本発明の被係合部の一例)が形成されている。係合溝28は、スタッド27の外周面において、中心軸方向の概ね中央付近に形成されている。係合溝28は、スタッド27の中心軸の周りを一周する一条の溝である。係合溝28は、後述する雌部材30の挿入部32にスタッド27が挿入されたときに、雌部材30のバネ60の係合爪63と係合する部分である。係合溝28の断面形状は、係合爪63が係合したときにスタッド27の軸方向へ引っ掛かって抜けにくい形状に形成されており、例えば、矩形状に形成されている。
基盤部26には、ボス29Aと、複数の突起29Bとが設けられている。ボス29A及び複数の突起29Bは、基盤部26においてスタッド27が設けられている面とは反対側の面26Bに設けられている。基盤部26の面26Bの中心に、穴部26Aを囲むようにして円環状のボス29Aが形成されている。面26Bは平坦に形成されており、その平坦な面26Bの全域に複数の突起29Bが均等に配置されている。突起29Bの突出高さはボス29Aと概ね同じサイズになっている。
本実施形態では、雄部材20は、次の要領で生地X1に取り付けられる。まず、ボス29Aが挿通可能なサイズの穴が形成された生地X1を用意する。そして、生地X1の一方側から、前記穴にソケット25のボス29Aを挿通させる。このとき、生地X1に複数の突起29Bが接触する。一方、生地X1の反対側からヘッド部21の突軸23を基盤部26の穴部26Aに挿入する。突軸23が穴部26Aに進入すると、基盤部22の面22Aが生地X1に接触し、これにより、生地X1が、基盤部22と基盤部26とによって挟まれた状態となる。この状態で、前記プレス工具にて突軸23の頂部23Aを押圧変形させる。これにより、頂部23Aの外径が突軸23の外径よりも大きくなり、基盤部22と基盤部26とによって生地X1が挟まれた状態のままで、穴部26Aからヘッド部21が抜け出せなくなる。つまり、雄部材20が生地X1に取り付けられる。このとき、複数の突起29Bが生地X1に食い込むため、雄部材20に対して生地X1がずれない。
次に、雌部材30について説明する。図3及び図5に示されるように、雌部材30は、押さえプレート40(本発明の固定部材の一例)と、キャップ50(本発明の第1ケースの一例)と、バネ60(本発明の押圧部材の一例)と、化粧布70と、固定プレート80(本発明の第2ケースの一例)と、を備える。雌部材30を構成する押さえプレート40、キャップ50、バネ60、及び、固定プレート80は、ABS樹脂などの樹脂材料によって構成されたものであってもよく、或いは、鋼板金などの金属材料で構成されたものであってもよい。本実施形態では、スナップファスナー10の軽量化のために、押さえプレート40、キャップ50、及び、固定プレート80が樹脂材料によって構成されており、また、スタッド27の係合溝28との係合性を向上させるためにバネ60が非磁性体に属する金属材料(銅、ステンレス、アルミ、真鍮など)で構成された例について説明する。もちろん、バネ60を他の部材と同様に樹脂材料で構成することにより、スナップファスナー10の全ての構成部品を樹脂材料で構成するようにしてもよい。
雌部材30は、雄部材20が取り付けられている生地X1と合わせられる生地X2に取り付けられる部材である。雌部材30は、上述したように複数の部材から構成されており、雄部材20と係合することによって、互いに固定される。これにより、生地X1と生地X2とが合わせられた状態でスナップファスナー10によって保持される。
図2及び図3に示されるように、雌部材30は、押さえプレート40、キャップ50、バネ60、化粧布70、及び固定プレート80の各部材の中心線(中心軸)が一致するように生地X2に取り付けられる。つまり、雌部材30を構成する各部材の中心は、共通する中心軸線(図2、図3、図5において一点鎖線で示す直線)上に位置している。
図3及び図5に示されるように、キャップ50は、後述の固定プレート80が装着されることによって、その内部にバネ60の収容空間55を形成する。キャップ50は、その中心軸方向の一方側に収容部51が設けられている。また、その中心軸方向の他方側、つまり、収容部51とは反対側に凹陥部52が設けられている。
収容部51は、内部が空洞の筒形状に形成されており、その内部空間にバネ60が収容される。つまり、収容部51の内部空間が収容空間55である。図2に示されるように、収容部51の収容空間55の内径は、バネ60の外径よりも少し大きいサイズとなるように形成されている。本実施形態では、収容部51は、バネ60が収容された状態で、バネ60が有する後述の係合爪63が動作可能なサイズに形成されている。収容部51の中心軸方向の一方側(図2及び図3において上方側)に円形状の挿入口53(第1の開口)が形成されている。言い換えると、キャップ50は、その中心軸方向の一方側に挿入口53を有する。挿入口53は、雄部材20のスタッド27が後述の挿入部32に挿入されるときの入り口となる部分である。挿入口53の周縁には、収容部51の内面から中心軸へ向けて迫り出した円環状の座部51Aが形成されている。つまり、座部51Aによって挿入口53が区画されている。本実施形態では、挿入口53の外径がバネ60の外径よりも小さくなるように、座部51Aが形成されている。このため、凹陥部52側からバネ60が収容された場合に、バネ60が座部51Aに当接して、バネ60が挿入口53から抜け出ることなく、収容部51の収容空間55に収容される。
凹陥部52は、円形の凹部である。凹陥部52は、その軸方向の他方側、つまり、収容部51の挿入口53とは反対側に円形の装着口54(第2の開口)を有する。言い換えると、キャップ50は、その中心軸方向の他方側に装着口54を有する。凹陥部52は、固定プレート80が装着される部分である。凹陥部52の外周縁52Aと凹陥部52の底部52Bとにより囲まれた空間に固定プレート80が装着される。なお、固定プレート80の装着については後述する。凹陥部52の外径は、収容部51の外径よりも大きいサイズに形成されている。本実施形態では、凹陥部52の底部52Bの中央からキャップ50の中心軸方向へ延びるように、収容部51の収容空間55が形成されている。凹陥部52の外周縁52Aは、その先端が内側(中心側)へ傾倒した形状に形成されている。
固定プレート80は、円環状に形成された部材である。固定プレート80は、キャップ50の装着口54の周縁に装着されるものであり、具体的には、上述したように、凹陥部52に装着される。固定プレート80が凹陥部52に装着されることによって、キャップ50と固定プレート80との間にバネ60を収容するための収容空間55が形成される。固定プレート80は、その中央に円形状の開口81(第3の開口)が形成されている。つまり、開口81は、固定プレート80が凹陥部52に装着された状態で、挿入口53及び装着口54と同心となる位置に形成されている。この開口81は、バネ60の外径よりも小さいサイズに形成されている。そのため、キャップ50の収容空間55にバネ60が収容された状態で、固定プレート80が凹陥部52に装着されても、開口81からバネ60が抜け落ちることはない。また、固定プレート80に開口81が形成されているため、バネ60が収容空間55に収容された状態で、後述の押圧プレート61の中央部が開口81から挿入口53側へ押圧操作可能となる。
本実施形態では、固定プレート80の外径は、凹陥部52の外周縁52Aの外径よりも少し小さいサイズに形成されている。このため、固定プレート80が凹陥部52に装着される際に、固定プレート80が凹陥部52に押し付けられると、外周縁52Aが外側へ撓まされつつ凹陥部52の装着口54が広げられる。そして、固定プレート80が更に押し付けられると、凹陥部52の内部に固定プレート80が進入するとともに外周縁52Aが元の形状に戻される。これにより、固定プレート80が凹陥部52に抜け落ちることなく装着される。このような構造となっているため、専用の工具を用いることなく、固定プレート80を凹陥部52に嵌め入れることができる。
化粧布70は、凹陥部52の底部52Bと固定プレート80との間に配置される布部材である。化粧布70は、凹陥部52に収まるサイズに形成された円形状の布部材であり、固定プレート80が凹陥部52に装着されることによって、底部52Bと固定プレート80との間で挟持される。この状態で、化粧布70の中央部分が開口81から露出される。なお、化粧布70に代えて、薄肉のフィルムなどを適用することも可能である。
バネ60は、キャップ50の収容空間55に収容されるものである。バネ60は、薄肉の板金を所定の形状に切断して、金型などによって屈曲加工することにより形成される。図5に示されるように、バネ60は、押圧プレート61と、複数のアーム62と、係合爪63とを有している。押圧プレート61は、挿入口53から挿入されるスタッド27によって、その中心軸方向の一方側へ押圧される部分である。また、固定プレート80の開口81から操作されることによって中心軸方向の他方側へ押圧される部分でもある。押圧プレート61は、その中央部がバネ60の中心軸方向の何れか一方側へ隆起した形状に形成されている。押圧プレート61は、外部から押圧されることにより、その隆起方向が変更できるように構成されており、後述の第1形状と第2形状とに弾性的に変形可能な板バネの機能を有する。押圧プレート61の外周縁から複数のアーム62が中心軸方向と同方向へ延出している。そのアーム62の先端に係合爪63が設けられている。係合爪63は、バネ60の内側に概ね垂直に折り曲げられた鉤状に形成されている。言い換えると、係合爪63は、内向き鉤状に形成されている。バネ60は、アーム62の先端の係合爪63が挿入口53側に配置され、押圧プレート61が装着口54側に配置されるように、収容空間55に収容される。したがって、バネ60が収容空間55に収容された状態で、アーム62は、押圧プレート61の外周縁から装着口54側へ延出されている。
本実施形態では、バネ60は、押圧プレート61が押圧される方向に応じて、係合爪63が雄部材20の係合溝28と係合可能な第1位置(図7(C)に示される位置)に変位し、又は、係合爪63が係合溝28との係合を解除する第2位置(図7(A)及び(B)に示される位置)に変位するように構成されている。具体的には、押圧プレート61がスタッド27の挿入方向へ押圧されたことに応じて係合爪63が前記第1位置に変位し、押圧プレート61が前記挿入方向とは逆方向へ押圧されたことに応じて係合爪63が前記第2位置に変位する。
バネ60が収容空間55に収容され、更に化粧布70及び固定プレート80がキャップ50に取り付けられることにより、キャップ50内に挿入部32が形成される。この挿入部32は、キャップ50において、挿入口53から押圧プレート61に至る空間であり、その周面が複数のアーム62によって区画された空間である。本実施形態では、この挿入部32に雄部材20のスタッド27が挿入される。ここで、挿入部32に対するスタッド27の挿入方向は、雄部材20及び雌部材30それぞれの中心を通る中心線(図2乃至図6において一点鎖線で示す直線)に一致している。スタッド27が挿入部32に挿入されると、スタッド27の先端が押圧プレート61を前記挿入方向へ押圧する。これにより、押圧プレート61がその挿入方向へ撓んだ第1形状(図7(C)に示される形状)に変形する。ここで、前記第1形状は、押圧プレート61の中央部が前記挿入方向側へ湾曲状(断面視で円弧状)に撓んだ形状である。この変形に伴い、押圧プレート61は、アーム62を内側へ変位させ、更に、係合爪63を前記第1位置に変位させる。また、押圧プレート61が固定プレート80の開口81からユーザー操作によって前記挿入方向とは逆の方向へ押圧されると、押圧プレート61がその逆方向へ撓んだ第2形状(図7(A)及び(B)に示される形状)に変形する。ここで、前記第2形状は、押圧プレート61の中央部が前記逆方向側へ湾曲状(断面視で円弧状)に撓んだ形状である。この変形に伴い、押圧プレート61は、アーム62を外側へ変位させ、更に、係合爪63を前記第2位置に変位させる。つまり、押圧プレート61は、押圧された方向に応じて前記第1形状又は前記第2形状に形状変化し、その形状を保持可能に構成されている。具体的には、押圧プレート61を、その中心を通る軸方向へ湾曲させた形状とすることにより、上述の形状変化を実現できる。なお、バネ60の押圧プレート61が形状変化することによって、係合爪63の位置が前記第1位置と前記第2位置とに変化する。この係合爪63の位置変化による作用効果については後述する。
押さえプレート40は、円環状に形成された部材である。押さえプレート40は、生地X2をキャップ50との間に介在させた状態で、キャップ50の挿入口53側に固定されるものであり、キャップ50の収容部51の外周面に装着される。具体的には、押さえプレート40は、その中央に円形状の開口41が形成されており、また、収容部51の挿入口53側の外周縁に外向きの爪状の係合爪51Bが形成されている。押さえプレート40の開口41に収容部51に挿通されることによって、開口41の周縁と係合爪51Bとが係合して、押さえプレート40が収容部51に固定される。押さえプレート40において、生地X2に接触される面42には、複数の突起43が設けられている。複数の突起43は、押さえプレート40の面42の全域に均等に配置されている。
本実施形態では、雌部材30は、次の要領で生地X2に取り付けられる。まず、収容部51が挿通可能なサイズの穴が形成された生地X2を用意する。そして、生地X2の一方側から、前記穴に収容部51を挿通させる。このとき、生地X2に複数の突起43が接触する。一方、生地X2の反対側から押さえプレート40の開口41に収容部51を挿通させて、開口41の周縁と係合爪51Bとを係合させる。これにより、生地X2が、押さえプレート40と凹陥部52の挿入口53側の面との間に挟まれた状態で、雌部材30が生地X2に取り付けられる。このとき、複数の突起43が生地X2に食い込むため、雌部材30に対して生地X2がずれない。
以下、図3及び図7を参照して、雄部材20と雌部材30との係合動作とともに、バネ60の係合爪63の動きについて説明する。なお、図7では、説明の便宜上、バネ60以外の雌部材30の構成についての図示を省略している。
図3に示されるように、雄部材20と雌部材30とが係合しておらず、互いに離れた状態にあるときに、バネ60は前記第2形状(図7(A)及び(B)に示される状態)に変化されているとする。この状態では、押圧プレート61がアーム62の延出方向へ撓まされて隆起した状態となっている。このとき、押圧プレート61の撓みによって、アーム62が外側へ変位され、その変位に応じて、係合爪63が前記第2位置に変位している。雄部材20のスタッド27が挿入部32に挿入されて、図7(B)に示されるように、スタッド27の先端が押圧プレート61に当接する位置まで到達すると、スタッド27の係合溝28と係合爪63とが互いに係合可能な位置に位置合わせされる。そして、スタッド27が挿入部32に更に挿入されて、スタッド27の先端が押圧プレート61を押圧すると、押圧プレート61が前記第2形状から前記第1形状に形状変化する。これにより、押圧プレート61がスタッド27の挿入方向へ撓まされて隆起した状態となる。このとき、押圧プレート61の撓みによって、アーム62が内側へ変位され、その変位に応じて、係合爪63が前記第1位置に変位する。これにより、図7(C)に示されるように、係合爪63が係合溝28に挿入されて、係合爪63と係合溝28とが軸方向に係合して、雄部材20と雌部材30とが互いに固定される。
なお、雄部材20と雌部材30との係合は、固定プレート80の開口81から化粧布70を介して押圧プレート61をスタッド27の挿入方向とは逆方向へ押し戻す操作を行うことにより、解除できる。つまり、前記操作によって押圧プレート61が前記挿入方向とは逆方向へ押し戻されると、押圧プレート61が前記第1形状から前記第2形状となり、この変形に伴い、係合爪63が前記第1位置から前記第2位置へ変位して、係合溝28から抜け出される。これにより、雄部材20と雌部材30との係合が解除される。
上述したスナップファスナー10では、雄部材20及び雌部材30の各構成部品がシンプルな構造であるため、構成部品の製造上の歩留まり、ひいては、スナップファスナー10の製造上の歩留まりが改善される。また、各部品をシンプルな構造とすることにより、スナップファスナー10の高さ方向のサイズを従来よりも小さくすることができ、また、従来よりも重量を軽量化することができる。また、各構成部品を樹脂材料で構成するようにすれば、更なる軽量化を図ることができる。
また、磁性体に属する金属材料で構成された従来のスナップファスナーでは、衣類に取り付けられた場合に、検針器によって検知されていた。しかしながら、上述した本実施形態のスナップファスナー10は、樹脂材料或いは非磁性体の金属材料で構成されているため、検針器によって検知されない。したがって、スナップファスナー10が取り付けられた衣類であれば、検針器による縫い針などの探知が有効となる。
また、スナップファスナー10の構成部品が、各部品の中心線(中心軸)を対称軸とする回転対称性を有する形状となっているため、各部品の軸周りの位置合わせを必要としない。これにより、スナップファスナー10を衣類などに容易に取り付けることができる。
なお、上述の実施形態では、スナップファスナー10を本発明の一例として例示したが、本発明は、スナップファスナー10が取り付けられた衣類製品として捉えることも可能である。
10:スナップファスナー
20:雄部材
21:ヘッド部
25:ソケット
27:スタッド
28:係合溝
30:雌部材
40:押さえプレート
50:キャップ
60:バネ
61:押圧プレート
70:化粧布
80:固定プレート
20:雄部材
21:ヘッド部
25:ソケット
27:スタッド
28:係合溝
30:雌部材
40:押さえプレート
50:キャップ
60:バネ
61:押圧プレート
70:化粧布
80:固定プレート
Claims (6)
- 被係合部が形成されたスタッドを有する雄部材と、
前記スタッドが挿入される挿入部を有する雌部材と、を備え、
前記雌部材は、
前記挿入部に対する前記スタッドの挿入方向の一方側に前記挿入部の入り口となる第1の開口を有し、他方側に第2の開口を有する第1ケースと、
前記第1ケースの前記第2の開口の周縁に装着され、前記第1ケースとの間で収容空間を形成する第2ケースと、
前記収容空間に収容され、前記第1の開口から挿入される前記スタッドによって押圧される押圧プレート、前記押圧プレートの周縁から前記第1の開口側へ延びる複数のアーム、複数の前記アームの先端に形成された内向き鉤状の係合爪を有し、前記押圧プレートが前記スタッドの前記挿入方向へ押圧されたことに応じて前記係合爪が前記被係合部と係合可能な第1位置に変位し、前記押圧プレートが前記挿入方向とは逆方向へ押圧されたことに応じて前記係合爪が前記被係合部との係合を解除する第2位置に変位する押圧部材と、
前記雌部材が取り付けられる被取付体を前記第1ケースとの間に介在させた状態で前記第1ケースにおける前記第1の開口側に固定される固定部材と、を備えるスナップファスナー。 - 前記挿入部は、前記第1ケースの前記第1の開口から前記押圧部材の前記押圧プレートに至る空間であり、
前記押圧プレートは、前記挿入方向へ押圧されたときに、前記挿入方向へ撓まされた第1形状に変形するとともに前記第1形状を保持しつつ前記アームを内側へ変位させることにより前記係合爪を前記第1位置に変位させ、前記挿入方向とは逆方向へ押圧されたときに、前記逆方向へ撓まされた第2形状に変形するとともに前記第2形状を保持しつつ前記アームを外側へ変位させることにより前記係合爪を前記第2位置に変位させる請求項1に記載のスナップファスナー。 - 前記第2ケースは、前記第1の開口及び前記第2の開口と同心の第3の開口を有し、
前記押圧部材は、前記押圧プレートの一部が、前記第2ケースの前記第3の開口から前記挿入方向の逆方向へ押圧操作可能なように前記収容空間に収容されている請求項1又は2に記載のスナップファスナー。 - 前記雄部材及び前記雌部材は、前記挿入方向に一致する中心線を対称軸とする回転対称性を有する形状に形成されている請求項1から3のいずれかに記載のスナップファスナー。
- 前記スタッド、前記第1ケース、前記第2ケース、前記押圧部材、及び前記固定部材はいずれも前記対称軸を中心とする円形状に形成されている請求項4に記載のスナップファスナー。
- 請求項1から5のいずれかに記載のスナップファスナーを備える衣類製品。
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---|---|---|---|
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JP2014177284A Pending JP2016049344A (ja) | 2014-09-01 | 2014-09-01 | スナップファスナー |
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JP (1) | JP2016049344A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2014
- 2014-09-01 JP JP2014177284A patent/JP2016049344A/ja active Pending
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