JP3066894U - ホック - Google Patents
ホックInfo
- Publication number
- JP3066894U JP3066894U JP1999006454U JP645499U JP3066894U JP 3066894 U JP3066894 U JP 3066894U JP 1999006454 U JP1999006454 U JP 1999006454U JP 645499 U JP645499 U JP 645499U JP 3066894 U JP3066894 U JP 3066894U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- male
- hook
- ring
- female
- shaped wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electrotherapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネット式ホックのようにペースメーカ等
の医療機器に悪影響を及ぼす磁気を発生せず、かつ、雄
体と雌体の結合力が従来のスナップ式ホックに比べ強く
て雄体と雌体の結合状態が安定するホックを提供する。 【解決手段】 先端頭部6の後方部位に窪み部7を全周
にわたって設けた凸部5を有する雄体1と、その雄体1
の凸部5が挿入可能な凹部8を有してその凹部8に挿入
した雄体1の凸部5の窪み部7に全体を係合可能なリン
グ状の線バネ12を凹部8の内部に具えるとともにその
リング状の線バネ12の周囲に空隙部14を設けた雌体
2とから成る。
の医療機器に悪影響を及ぼす磁気を発生せず、かつ、雄
体と雌体の結合力が従来のスナップ式ホックに比べ強く
て雄体と雌体の結合状態が安定するホックを提供する。 【解決手段】 先端頭部6の後方部位に窪み部7を全周
にわたって設けた凸部5を有する雄体1と、その雄体1
の凸部5が挿入可能な凹部8を有してその凹部8に挿入
した雄体1の凸部5の窪み部7に全体を係合可能なリン
グ状の線バネ12を凹部8の内部に具えるとともにその
リング状の線バネ12の周囲に空隙部14を設けた雌体
2とから成る。
Description
【0001】
本考案は、着脱自在な雄体と雌体とから成る留め具の一種であるホックに関す る。
【0002】
従来のホックには主に磁石を利用したマグネット式ホックと、バネを利用した スナップ式ホックの2種類が存在する。
【0003】 しかしながら、マグネット式ホックはその磁石の磁気がペースメーカなどの医 療機器に悪影響を及ぼす恐れがあるので使用が制限されるという問題がある。
【0004】 これに対し、スナップ式ホックの場合は磁気を発生しないので安全であるとい う利点はあるが、雄体と雌体の結合力が弱くて雄体が雌体から抜けやすいという 不満がある。
【0005】
そこで本考案は、マグネット式ホックのようにペースメーカ等の医療機器に悪 影響を及ぼす磁気を発生せず、かつ、雄体と雌体の結合力が従来のスナップ式ホ ックに比べ強くて雄体と雌体の結合状態が安定するホックの提供を課題とする。
【0006】
上記課題を解決するために、本考案のホックは、先端頭部6の後方部位に窪み 部7を全周にわたって設けた凸部5を有する雄体1と、その雄体1の凸部5が挿 入可能な凹部8を有してその凹部8に挿入した雄体1の凸部5の窪み部7に全体 を係合可能なリング状の線バネ12を凹部8の内部に具えるとともにそのリング 状の線バネ12の周囲に空隙部14を設けた雌体2とから成る、という構成を採 るものである。
【0007】
以下、図示した実施例について説明する。この実施例では、ホックを、例えば 、ペースメーカを植め込んだ人が着用する衣服や、病院等において医師や看護婦 さん等が着用する白衣などに取付けている。すなわち、雄体1と雌体2はそれら 衣服の布地3に固着されている。なお、このホックを取り付ける対象は衣服に限 定するものではなく、例えば、バッグやケースなどに取り付けることも勿論可能 である。
【0008】 まず、図1に示すように、雄体1は取付基板4から突出する凸部5を有して、 その凸部5の先端頭部6の後方部位に全周にわたって窪み部7を設けている。な お、この雄体1は全体が金属製である。
【0009】 次に、雌体2は凹部8を形成する筒状体9と、その筒状体9を上面凹部に嵌着 する座体10をカシメ部材11によって布地3に固着し、その筒状体9の凹部8 の内部に線材を円形に屈曲して形成したりリング状の線バネ12(図2参照)を 装着し、また、筒状体9の周壁においてリング状の線バネ12を取り囲む箇所を 外側へ出っ張らせて、その突出壁部13とリング状の線バネ12との間に空隙部 14を設けた構成になっている。なお、図中、符号15はカシメ部材11を隠蔽 するカバーである。この雌体2はプラスチック製のカバー15以外の部品がすべ て金属製である。
【0010】 雄体1の凸部5は雌体2の凹部8に挿入可能であるが、その挿入の際に凸部5 の先端頭部6がリング状の線バネ12を弾性変形させて内径を拡大しながらその 内側を通り抜けて、凸部5の窪み部7にリング状の線バネ12を係合させる。す なわち、凸部5は先端頭部6の外径がリング状の線バネ12の内径より僅かに大 きく設定され、又、窪み部7における外径がリング状の線バネ12の内径より僅 かに小さく設定されている。
【0011】 雄体1の凸部5を雌体2の凹部8に挿入して、凸部5の窪み部7にリング状の 線バネ12を係合させると、凸部5が抜け止めされて、雄体1と雌体2の結合状 態を維持することができるが、このときの結合力は従来のスナップ式ホックより 強大となる。その理由は、従来のスナップ式ホックにおける雌体は、凹部の内部 の両端2箇所に設置された線バネが雄体の凸部の窪み部の両側部位に部分的に係 合するだけであるが、本考案のホックの場合は、雌体2の凹部8の内部に装着し たリング状の線バネ12が全体を凸部5の窪み部7に係合させるからである。
【0012】 雌体2の筒状体9における突出壁部13とリング状の線バネ12との間に設け た空隙部14は、リング状の線バネ12が内径を拡大するように弾性変形したと きにその外径の増加分を吸収する役割を有しているが、同時にこの空隙部14は リング状の線バネ12が若干遊動することを可能とする。このリング状の線バネ 12の遊びによって雄体1と雌体2の取付位置が多少一致していなくとも、リン グ状の線バネ12が動いて位置ずれを修正できるので、雄体1を雌体2に結合さ せにくい等の不具合を防止することができる。
【0013】
本考案のホックは、従来のマグネット式ホックのように磁石を使用しないので ペースメーカ等の医療機器に悪影響を及ぼす磁気を発生させず医療現場等におい て安心して使用できるという利点がある。また、本考案のホックは、雌体2に装 着したリング状の線バネ12の全体が雄体1の凸部5の窪み部7に係合するので 、従来のスナップ式ホックに比べて雄体1と雌体2の結合力が強くなって雄体1 が雌体2から外れにくくなるという利点がある。さらに、本考案のホックは、リ ング状の線バネ12の周囲に空隙部14を設けてリング状の線バネ12を若干遊 動可能にしたので、雄体1と雌体2の取付位置が一致していなくともリング状の 線バネ12が動いて位置ずれを修正することにより雄体1と雌体2を不具合なく 結合させることができるという利点がある。
【図1】雄体と雌体が分離している状態の断面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】雄体と雌体が結合している状態の断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 雄体 2 雌体 3 布地 4 取付基板 5 凸部 6 先端頭部 7 窪み部 8 凹部 9 筒状体 10 座体 11 カシメ部材 12 リング状の線バネ 13 突出壁部 14 空隙部 15 カバー
Claims (1)
- 【請求項1】 先端頭部6の後方部位に窪み部7を全周
にわたって設けた凸部5を有する雄体1と、その雄体1
の凸部5が挿入可能な凹部8を有してその凹部8に挿入
した雄体1の凸部5の窪み部7に全体を係合可能なリン
グ状の線バネ12を凹部8の内部に具えるとともにその
リング状の線バネ12の周囲に空隙部14を設けた雌体
2とから成るホック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006454U JP3066894U (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ホック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999006454U JP3066894U (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ホック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3066894U true JP3066894U (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=43200442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999006454U Expired - Lifetime JP3066894U (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | ホック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066894U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011092403A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | M & K Yokoya:Kk | 押しホックの雌ホック |
JP2016049344A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 株式会社カジテック | スナップファスナー |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP1999006454U patent/JP3066894U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011092403A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | M & K Yokoya:Kk | 押しホックの雌ホック |
JP2016049344A (ja) * | 2014-09-01 | 2016-04-11 | 株式会社カジテック | スナップファスナー |
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