JP3021219U - 磁気利用健康具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らして構造の単純化を図るとと
もに、磁石を確実に保持する磁気利用健康具を提供する
ことである。 【解決手段】 弾性を有する不連続のリング１と、リン
グ１にスライド自在に取付けられる２個の磁石２、２よ
り成り、リング１を人体の首回りに取付けて各磁石２、
２を頸動脈に押接するようにした磁気利用健康具におい
て、リング１の両端部を連結手段により連結し、その連
結手段によりリング１の大きさを調節可能にしたのであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、磁気を利用した健康具、特に脳血栓等の予防に有効な磁気利用健 康具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

血液の粘稠度を下げる効果を有する磁気を利用した脳血栓等の予防具として、 実公平６−２６２８８号に記載の磁気利用健康具が考えられている。

【０００３】 この磁気利用健康具は、図５に示すように、人体の首回りに取り付ける不連続 の弾性部材１１を２個の弧状部材１１ａ，１１ｂにより形成し、弾性部材１１の 両端部に磁石１２、１２をスライド自在に取付け、各弧状部材１１ａ，１１ｂの 内端部を互いに重複させてバックル１３内にスライド可能に挿通して長さ調整可 能にしてある。

【０００４】 また、磁石１２は容器１４内に収納され、容器１４の開口部内周に形成される 突起１５によって着脱自在に係止されている。

【０００５】 以上の磁気利用健康具は、弧状部材を相互にスライドさせて弾性部材の内周の 大きさを調節することにより、人体の首回りに合わせて磁石を頸動脈の部分に当 てがうことができるので、脳血栓等の予防に一応の効果がある。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記の磁気利用健康具は、弾性部材が２個の弧状部材により形成され 、しかも各弧状部材がバックルを介して連結されているので、複雑な構造になっ ていた。

【０００７】 また、弾性部材の弾性力によって、２個の磁石が頸動脈の部分に押接する状態 が保持されることにより、使用回数が増えると弾性力が徐々に弱まり、使用中に 首回りから外れる場合があり、磁石を確実に保持できない問題があった。

【０００８】 そこで、この考案の課題は、従来の磁気利用健康具より部品点数を減らして構 造の単純化を図るとともに、首回りに磁石を確実に保持することにより、脳血栓 等の予防の効果を高めることである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

以上の課題を解決するために、この考案は、弾性を有する不連続のリングと、 そのリングにスライド自在に取付けられる２個の磁石より成り、上記リングを人 体の首回りに取付けて各磁石を頸動脈に押接するようにした磁気利用健康具にお いて、上記リングの両端部を連結手段により連結し、その連結手段により上記リ ングの大きさを調節可能にした構成を採用したのである。

【００１０】 以上の磁気利用健康具は、不連続リングの両端部を開いて、人体の首の前側か ら首回りに嵌合し、首にフィットするようにリングの大きさを調節して両端部を 連結手段により連結する。

【００１１】 そして、２個の磁石を適宜スライドさせて頸動脈の部分に当てると、その状態 で磁石が確実に保持される。

【００１２】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態を図１乃至図３に基づいて説明する。

【００１３】 磁気利用健康具Ａは、図１に示すように、弾性を有する不連続のリング１と、 そのリング１に取り付けられる磁石２、２より成る。

【００１４】 上記リング１の両端部にチェーン４と止め具５により構成される連結手段が設 けられ、この連結手段により、リング１の大きさを調節しながら、磁気利用健康 具Ａが首回りに取り付けられる。なお、上記連結手段は、チェーン４と止め具５ に限らず、リング１の大きさを調節可能にし、かつ、その両端部を連結できるも のであればよい。

【００１５】 次に、上記磁石２をリング１に取り付ける手段を図２に示す。

【００１６】 上記磁石２は、図示のように、合成樹脂の容器３の凹所６内に収納されている 。この凹所６の開口部内周には、低い突起７が形成されており、磁石２が突起７ により係止されて容器３の凹所６内に保持される。磁石２を取り出すには、容器 ３の弾性を利用して、凹所６の開口部を拡げればよい。

【００１７】 また、上記磁石２を容器３の凹所６内に収納し、図４に示すように、凹所６の 開口部と磁石２の間に透明のエポキシ系樹脂によりコーティング層７ａを形成す ると、そのコーティング層７ａにより上記開口部が閉鎖され、磁石２を容器３の 凹所６内に固定することができる。

【００１８】 上記容器３の底壁に凸所８が形成されており、その凸所８には、挿通孔９が設 けられている。その挿通孔９にリング１を挿通することにより、磁石２がリング １に対してスライド自在に取り付けられ、かつ、リング１と挿通孔９により生ず る摩擦力により、磁石２がリング１の任意の位置に保持されるようにしておく。

【００１９】 なお、上記凸所８には、装飾具１０を取り付けることにより、チョーカーの如 き装飾品として使用することができる。

【００２０】 以上の磁気利用健康具は、リング１の両端部を開いて、人体の首の前側から首 回りに嵌合し、チェーン４の適宜位置に止め具５を係止させると、リング１の大 きさを調節しながら、首にフィットさせることができる。

【００２１】 そして、磁石２、２を適宜スライドさせて頸動脈の部分に当てると、図３に示 すように、リング１と挿通孔９により生じる摩擦力により磁石２、２が所定位置 に確実に保持される。

【００２２】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、弾性を有する不連続のリングに磁石を取り 付けたので、従来の磁気利用健康具より部品点数を減らして構造の単純化を図る ことができる。

【００２３】 また、人体の首回りにリングの大きさを調節しながら嵌合させてリングの両端 部を連結することにより、使用中に首回りから外れることがなく、しかもその状 態において、磁石を確実に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】磁気利用健康具の実施形態の一例を示す平面図

【図２】同上の磁石の取付けを示す縦断面図

【図３】同上の使用状態を示す正面図

【図４】同上の他の磁石の取付けを示す縦断面図

【図５】従来の磁気利用健康具を示す平面図

【符号の説明】

Ａ 磁気利用健康具 １ リング ２ 磁石 ３ 容器 ４ チェーン ５ 止め具 ６ 凹所 ７ 突起 ７ａ コーティング層 ８ 凸所 ９ 挿通孔 １０ 装飾具 １１ 弾性部材 １１ａ，１１ｂ 弧状部材 １２ 磁石 １３ バックル １４ 容器 １５ 突起

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弾性を有する不連続のリングと、そのリ
   ングにスライド自在に取付けられる２個の磁石より成
   り、上記リングを人体の首回りに取付けて各磁石を頸動
   脈に押接するようにした磁気利用健康具において、上記
   リングの両端部を連結手段により連結し、その連結手段
   により上記リングの大きさを調節可能にしたことを特徴
   とする磁気利用健康具。