JP3189872U - スナップ機能を備えたボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】ボタンホールに通して開閉可能な縁部を閉止するボタンとしての使用形態と、雌,雄スナップの弾性嵌合により、開閉可能な縁部を閉止するスナップボタンとしての使用形態とが可能で、しかも、ボタン縫付け用ミシンによって衣服に取り付けることができるスナップ機能を備えたボタンを提供する。【解決手段】縫付け用の貫通孔2が形成されたボタン本体3の表面に、スナップ用の嵌合部4を形成する。スナップ用の嵌合部4としては、ボタン本体3の外周部から立ち上がった円筒状壁部3aの内周面上端側に半径方向内方へ膨出した係合用膨出部5aを形成した雌型嵌合部6aである場合と、ボタン本体3の外周部より内側の位置から立ち上がった円筒状壁部の外周面上端側に半径方向外方へ膨出した係合用膨出部を形成した雄型嵌合部である場合がある。【選択図】図1

Description

本考案は、スナップ機能を備えたボタンに関し、詳しくは、ボタンホールに通して開閉可能な縁部を閉止するボタンとしての使用形態と、雌,雄スナップの弾性嵌合により、開閉可能な縁部を閉止するスナップボタンとしての使用形態とが可能なボタンに関する。
従来の一般的なボタンは、中央部に複数個の縫付け用の貫通孔が形成された円盤状の形状であり、例えば、衣服における上下に重なり合う開閉可能な縁部のうち、下に重なる縁部(例えば下前立て)に糸で縫い付け、上に重なる縁部(例えば上前立て)に形成されたボタンホールに挿通係止させて、上下の縁部を閉止するように構成されており、スナップボタンとしての機能を有していない。
雌スナップと雄スナップとで構成される従来のスナップボタンは、ボタンホールに挿通係止させて、上下の縁部を閉止する一般的なボタンとしての機能を有していない。即ち、特許文献1〜4に見られるように、雌スナップは、衣服等の縁部に刺し通す先鋭なカシメ用の突起が円盤状頭部の裏面中央部に突設された合成樹脂製のリベット部材と、基板の表面に円筒状で且つ先端側内周面に係合用膨出部を形成した雌型嵌合部が形成され、当該雌型嵌合部内の基板中央に前記縁部に刺し通した突起を貫通させてカシメ止めするための貫通孔が形成された雌型の嵌合用部材(ソケット)との二部品で構成されている。そして、縁部に取り付けられた状態では、雌型の嵌合用部材(ソケット)とリベット部材とで縁部の表裏両面を強く挟み付けており、ボタンホールに通して縁部を閉止する一般的なボタンとしての機能を発揮し得ない形状となっている。
また、雄スナップは、衣服等の縁部に刺し通す先鋭なカシメ用の突起が円盤状頭部の裏面中央部に突設された合成樹脂製のリベット部材と、基板の表面に円筒状で且つ先端側外周面に係合用膨出部を形成した雄型嵌合部が形成され、当該雄型嵌合部内の基板中央に前記縁部に刺し通した突起を貫通させてカシメ止めするための貫通孔が形成された雄型の嵌合用部材(スタッド)との二部品で構成されており、縁部に取り付けられた状態では、雄型の嵌合用部材(スタッド)とリベット部材とで縁部の表裏両面を強く挟み付けており、一般的なボタンとしての機能を発揮し得ない形状となっている点では、雌スナップと同じである。
上記のとおり、ボタンとスナップボタンでは、各々、機能が異なり、衣服に対する取付け手段も異なるので、例えば、衣服にボタンをミシンで縫い付けていた衣服メーカーが、スナップボタンを採用する場合、ボタン縫付け用ミシンとは別に、リベット部材による取付けを行うスナップボタン取付け機も必要となり、経済的な負担が大きかった。
特許第3905637号公報 特許第4121934号公報 特許第4121980号公報 特許第4725738号公報
本考案は、上記の現状に鑑み、ボタンホールに通して開閉可能な縁部を閉止するボタンとしての使用形態と、雌,雄スナップの弾性嵌合により、開閉可能な縁部を閉止するスナップボタンとしての使用形態とが可能で、しかも、ボタン縫付け用ミシンによって衣服に取り付けることができるスナップ機能を備えたボタンを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本考案が講じた技術的手段は、次の通りである。即ち、請求項1に係る考案のスナップ機能を備えたボタンは、縫付け用の貫通孔が形成されたボタン本体の表面に、スナップ用の嵌合部が形成されていることを特徴としている。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載のスナップ機能を備えたボタンであって、スナップ用の嵌合部が、ボタン本体の外周部から立ち上がった円筒状壁部の内周面上端側に半径方向内方へ膨出した係合用膨出部を形成した雌型嵌合部であることを特徴としている。
請求項3に係る考案は、請求項1に記載のスナップ機能を備えたボタンであって、スナップ用の嵌合部が、ボタン本体の外周部より内側の位置から立ち上がった円筒状壁部の外周面上端側に半径方向外方へ膨出した係合用膨出部を形成した雄型嵌合部であることを特徴としている。
尚、請求項2、3において、係合用膨出部としては、周方向に連続したものであってもよく、周方向複数個に分割されたものであってもよい。
請求項4に係る考案は、請求項3に記載のスナップ機能を備えたボタンであって、ボタン本体の表面に雄型嵌合部の周囲を取り囲む環状溝が形成されていることを特徴としている。
請求項1に係る考案のスナップ機能を備えたボタンは、ボタン本体に形成された貫通孔に糸を通して衣服の縁部に縫い付けることにより、上に重なる縁部に形成されたボタンホールに挿通係止させる一般的なボタンとして使用することが可能である。
殊に、ボタン本体の表面にスナップ用の嵌合部が形成されているので、衣服の縁部に糸で縫い付けることにより、雌スナップ又は雄スナップを構成することができる。従って、上記の縁部と重なる縁部に、別のスナップ機能を備えたボタンを縫い付けて雄スナップ又は雌スナップを構成し、雌,雄スナップの弾性嵌合により縁部を閉止するスナップボタンとして使用することが可能である。
また、スナップボタンとして使用する場合、衣服に対する取付け手段が糸による縫付け方式であり、従来のスナップボタンにおける2個のリベット部材が省略されるから、スナップボタン全体としての厚みを薄くすることができる。
しかも、スナップボタンとして使用する場合も、衣服に対する取付け手段が糸による縫付けであるから。例えば、衣服にボタンをミシンで縫い付けていた衣料メーカーが、スナップボタンを採用する場合、ボタン縫付け用ミシンとは別に、リベット部材による取付けを行うスナップボタン取付け機を備える必要がなく、経済的な負担が小さくて済み、従来のスナップボタンで必要とされたリベット部材が省略されることと相まって、非常に経済的である。
尚、請求項2に係る考案のスナップ機能を備えたボタンによれば、縫付け方式による雌スナップが得られ、請求項3に掛かる発明のスナップ機能を備えたボタンによれば、縫付け方式による雄スナップが得られることになる。
請求項4に係る考案によれば、ボタン本体の表面に雄型嵌合部の周囲を取り囲む環状溝を形成したので、スナップボタンとして使用する際、この環状溝に雌型嵌合部が嵌まり込むように構成することにより、雌,雄スナップの弾性嵌合状態において相対向するボタン本体間の間隔を縮小し、スナップボタン全体としての厚みを一層薄くすることができる。
本考案に係るスナップ機能を備えたボタンの一例を示す斜視図である。 上記ボタンの平面図である。 図2のA−A断面図である。 本考案の他の実施形態を示すスナップ機能を備えたボタンの斜視図である。 上記ボタンの平面図である。 図5のB−B断面図である。 一般的なボタンとして使用した状態を説明する斜視図である。 スナップボタンとして使用した状態を説明する断面図である。 本考案の他の実施形態を示すスナップ機能を備えたボタンの平面図である。 図9のC−C断面図である。
図1〜図3において、1Aは本考案に係るスナップ機能を備えたボタンの一例を示す。このボタン1Aは、合成樹脂の射出成型品であり、中央部に複数個(図面上4個であるが必ずしも4個に限定されない)の縫付け用の貫通孔2が形成された円盤状のボタン本体3の表面に、スナップ用の嵌合部4を形成したものである。この実施形態においは、スナップ用の嵌合部4が、ボタン本体3の外周部から立ち上がった円筒状壁部3aの内周面上端側に半径方向内方へ膨出した係合用膨出部5aを形成した雌型嵌合部6aに構成されている。円筒状壁部3aの外周面上端側は、図1、図3に示すように、上狭まりの斜面に形成されている。これは、後述するスナップボタンとして使用する際、斜面のガイド作用により雄スナップへの嵌め込み操作を円滑に行えるように特に工夫したものであるが、斜面を形成せずに実施することも可能である。
図4〜図6において、1Bは本考案に係るスナップ機能を備えたボタンの他の一例を示す。このボタン1Bは、ボタン本体3の表面に形成されたスナップ用の嵌合部4が、ボタン本体3の外周部より内側の位置から立ち上がった円筒状壁部3bの外周面上端側に半径方向外方へ膨出した係合用膨出部5bを形成した雄型嵌合部6bに構成されている点に特徴がある。この実施形態においは、ボタン本体3の表面に雄型嵌合部6bの周囲を取り囲む環状溝7が形成されている。これは、後述するスナップボタンとして使用する際、雌スナップの円筒状壁部3aが環状溝7に嵌まり込むことによって、スナップボタン全体としての厚みを薄くできるように特に工夫したものであるが、環状溝7を形成せずに実施することも可能である。
尚、図1〜図6に示した実施形態においては、何れも、係合用膨出部5a、5bが周方向複数個に分割されているが、係合用膨出部5a、5bとしては、周方向に連続し円形であってもよい。
上記の構成によれば、図7の(A)、(B)に示すように、ボタン本体3に形成された貫通孔2に糸8を通して衣服の縁部に縫い付けることにより、上に重なる縁部に形成されたボタンホール9に挿通係止させる一般的なボタンとして使用することが可能である。図7中の10はボタンホール9の縁部を仕上げるボタンホールスレッドである。
また、ボタン本体3の表面にスナップ用の嵌合部4が形成されているので、図8に示すように、衣服の縁部に糸8で縫い付けることにより、雌スナップA又は雄スナップBを構成することができる。即ち、図1〜図3に示したボタン1Aを上下に重なる縁部の一方に縫い付けて雌スナップAを構成し、他方の縁部に、図4〜図6に示したボタン1Bを縫い付けて雄スナップBを構成し、雌,雄スナップA,Bの弾性嵌合により縁部を閉止するスナップボタンとして使用することが可能である。
スナップボタンとして使用する場合、衣服に対する取付け手段が糸8による縫付け方式であり、従来のスナップボタンにおける2個のリベット部材が省略されるから、スナップボタン全体としての厚みを薄くすることができる。殊に、雄スナップBとなるボタン本体3の表面に形成した環状溝7に雌スナップAの円筒状壁部3aが嵌まり込むようにすればスナップボタン全体としての厚みを一層薄くすることができる。
また、上述したとおり、スナップボタンとして使用する場合も、衣服に対する取付け手段が糸による縫付けであるから。例えば、衣服にボタンをミシンで縫い付けていた衣料メーカーが、スナップボタンを採用する場合、ボタン縫付け用ミシンと
は別に、リベット部材による取付けを行うスナップボタン取付け機を備える必要がなく、経済的な負担が小さくて済み、従来のスナップボタンで必要とされたリベット部材が省略されることと相まって、非常に経済的である。
図9、図10は本考案の他の実施形態を示す。この実施形態は、上述したボタン1Bにおける係合用膨出部5aの外周に幅狭の環状溝11を形成して、係合用膨出部5aが半径方向に弾性変形し易いようにすると共に、環状溝11より内側の頂部(係合用膨出部5aの上端)を環状溝11より外側の円筒状壁部3aの頂部より僅かに低くすることによって、衣服のアイロンがけを行う際、高温のアイロン底面が係合用膨出部5aに圧接することによる係合用膨出部5aの変形破損を防止するように構成した点に特徴がある。その他の構成や作用は、図1〜図3の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
A 雌スナップ B 雄スナップ 1A、1B ボタン本体 2 貫通孔 3 ボタン本体3a、3b 円筒状壁部 4 スナップ用の嵌合部 5a、5b 係合用膨出部 6a 雌型嵌合部 6b 雄型嵌合部 7 環状溝8 糸 9 ボタンホール10 ボタンホールスレッド 11 環状溝

Claims (4)

  1. 縫付け用の貫通孔が形成されたボタン本体の表面に、スナップ用の嵌合部が形成されていることを特徴とするスナップ機能を備えたボタン。
  2. スナップ用の嵌合部が、ボタン本体の外周部から立ち上がった円筒状壁部の内周面上端側に半径方向内方へ膨出した係合用膨出部を形成した雌型嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載のスナップ機能を備えたボタン。
  3. スナップ用の嵌合部が、ボタン本体の外周部より内側の位置から立ち上がった円筒状壁部の外周面上端側に半径方向外方へ膨出した係合用膨出部を形成した雄型嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載のスナップ機能を備えたボタン。
  4. ボタン本体の表面に雄型嵌合部の周囲を取り囲む環状溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスナップ機能を備えたボタン。
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