JP6048374B2 - 車載ドック、電子機器、盗難検知プログラム、盗難検知方法 - Google Patents

車載ドック、電子機器、盗難検知プログラム、盗難検知方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両に取り外し可能に搭載された電子機器の盗難防止システムに関する。
従来、インストルメントパネル内に搭載され、送信信号を送信する一次コイルと、車載電子機器に搭載され、一次コイルの送信信号を受信する二次コイルとを有し、一次コイルと二次コイルとの相互インピーダンスの変化が検出されたときに警報音を発する盗難防止システムがある(特許文献1参照)
特開2003−48512号公報
特許文献1に記載の盗難防止システムでは、盗難防止システムが動作する間は一次コイルへ給電が行われ、電力が消費されていた。このため、特許文献1の盗難防止システムでは、盗難防止システムの動作により、バッテリの電力消費が増大するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、盗難を検知する際に電力の消費を抑制することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、受電コイルを備えると共に受電コイルに発生する誘導起電力に基づいて盗難を報知する電子機器が取り付け可能な車載ドックであって、電子機器が取り付けられた際に、受電コイルと対面する位置に設けられた給電コイルと、給電コイルに設けられた磁石とを備え、給電コイルに通電がなされていない状態で電子機器が取り外されたとき磁石により受電コイルに誘導起電力を発生させることを特徴とする。
上記構成によれば、電子機器が取り外される際に受電コイル発生する誘導起電力に基づいて盗難を報知するため、盗難を報知する際に給電コイルへの給電が必要なく、盗難を報知する際の消費電力を抑制することができる。また、給電コイルは受電コイルと対面する位置に設けられているため、電力の供給のみの機能をもつ手段を備える必要が無く、車載ドックの製造コストを低減することができる。
また、本発明は、磁石が設けられた給電コイルを備える車載ドックに取り付け可能な電子機器であって、車載ドックに取り付けられた際に、給電コイルと対面する位置に設けられた受電コイルと、盗難の発生を報知する報知手段とを備え、受電コイルにより受電していない状態で受電コイルに誘導起電力が発生したときに、報知手段により報知を行うことを特徴とする。
上記構成によれば、電子機器が取り外される際に発生する誘導起電力に基づいて盗難を報知するため、盗難を報知する際に受電コイルでの受電が必要なく、盗難を報知する際の消費電力を抑制することができる。また、受電コイルは給電コイルと対面する位置に設けられているため、電力の受給のみの機能をもつ手段を備える必要が無く、電子機器の製造コストを低減することができる。
また、本発明は、盗難検知プログラムであって、磁石が設けられた給電コイルを備える車載ドックに取り付け可能で、車載ドックに取り付けられた際に給電コイルと対面する位置に設けられた受電コイルを備える電子機器に、受電コイルにより受電していない状態で受電コイルに誘導起電力が発生した場合に、盗難の報知を行う処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、電子機器が取り外される際に発生する誘導起電力に基づいて盗難を報知するため、盗難を報知する際に受電コイルでの受電が必要なく、盗難を報知する際の消費電力を抑制することが可能な盗難検知プログラムを提供することができる。
また、本発明は、車両に搭載され、給電コイルを備える車載ドックと、車載ドックに取り付け可能で、車載ドックに取り付けられた際に給電コイルと対面する位置に設けられた受電コイルを備える電子機器と、給電コイル又は受電コイルのいずれか一方に設けられた磁石とを用いた盗難検知方法であって、前記給電コイルに通電がなされていない状態で、前記給電コイル又は受電コイルのいずれか誘導起電力が発生した場合に、盗難の発生を報知することを特徴とする。
上記構成によれば、電力の授受を行うことが可能であるとともに、盗難を検知する際に給電コイルへの給電を行うことなく、電子機器が取り外される際に発生する誘導起電力により盗難を検知するため、消費電力を抑制することが可能な盗難の検知を実現することができる。
また、本発明は、車両に搭載され、磁石が設けられた受電コイルを備える電子機器が取り付け可能な車載ドックであって、電子機器が取り付けられた際に、受電コイルと対面する位置に設けられた給電コイルと、盗難の発生を報知する報知手段とを備え、給電コイルに通電がなされていない状態で給電コイルに誘導起電力が発生した場合に、報知手段により報知を行うことを特徴とする。
上記構成によれば、電子機器が取り外される際に受電コイルに発生する誘導起電力に基づいて盗難を報知するため、盗難を報知する際に給電コイルへの給電が必要なく、盗難を報知する際の消費電力を抑制することができる。また、給電コイルは受電コイルと対面する位置に設けられているため、電力の供給のみの機能をもつ手段を備える必要が無く、車載ドックの製造コストを低減することができる。
第1実施形態の構成図である。 第1実施形態における盗難の報知までの流れを示す図である。 第1実施形態の車載ドックの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態のワイヤレス端末の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の構成図である。 第2実施形態における盗難の報知までの流れを示す図である。 第2実施形態の車載ドックの動作を示すフローチャートである。
以下、各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る盗難検知システムを示す構成図である。本実施形態に係る盗難検知システムは、車載ドック10と、電子機器であるワイヤレス端末20とからなる。車載ドック10は、車両のインストルメントパネル等に搭載される。電子機器であるワイヤレス端末20は、地図表示、経路探索等を行うカーナビゲーション装置である。ワイヤレス端末20は、車載ドック10に取り外し自在に取り付けられており、ユーザは、車両の停止時等にワイヤレス端末20を車載ドック10から取り外し、車両の外部で利用可能となっている。
車載ドック10には、ECU31が接続されており、ECU31には、車載アンテナ32及び車載バッテリ33が接続されている。すなわち、車載ドック10は、ECU31を介して、車載アンテナ32及び車載バッテリ33と接続されている。
車載ドック10には、磁石12に巻かれた給電コイル11と、第1CPU13が設けられている。第1CPU13は、車載バッテリ33から供給される電力により駆動される。第1CPU13は、給電コイル11への給電を制御する機能を有する。また、第1CPU13は、ECU31を介して車載アンテナ32を制御し、車載アンテナ32により情報の送受信を行う。
ワイヤレス端末20には、受電コイル21と、電流検知IC22と、第2CPU23と、通信用アンテナ24と、駆動用バッテリ25とが設けられている。
受電コイル21は、ワイヤレス端末20が車載ドック10に取り付けられた際に、給電コイル11と対面する位置に設けられている。そのため、車載ドック10において給電コイル11に給電がなされることで受電コイル21に誘導起電力が発生し、車載ドック10からワイヤレス端末20へ給電が可能となっている。ワイヤレス端末20では、給電により、第2CPU23の駆動や駆動用バッテリ25への充電等が行われる。
電流検知IC22は、受電コイル21に発生する電流を検知する機能を有している。電流検知IC22は、ワイヤレス端末20を車載ドック10から取り外した際に発生する誘導起電力により起動可能である。
第2CPU23は、インストールされたプログラムにより、通信用アンテナ24の制御手段として機能する。第2CPU23により制御される通信用アンテナ24は、車載アンテナ32との通信が可能となっている。さらに、ワイヤレス端末20は図示しないディスプレイを備えており、ディスプレイには地図等が表示される。第2CPU23にはディスプレイの表示制御を行う機能も有している。
車載ドック10及びワイヤレス端末20は、通常モードと盗難検知モードの2種類のモードに設定することができ、モードの変更は、ユーザの入力操作により行われる。
まず、通常モードでの動作について説明する。通常モードでは、車載ドック10において給電コイル11に通電を行う。給電コイル11に通電を行えば、上記のとおり、受電コイル21に誘導起電力が発生し、第2CPU23及び駆動用バッテリ25へ電力が供給される。供給された電力は第2CPU23の駆動により消費されるとともに、駆動用バッテリ25の容量が所定量未満であれば、駆動用バッテリ25への充電に用いられる。
ここで、通常モードに設定された状態で、ワイヤレス端末20が車載ドック10から取り外されたとする。ワイヤレス端末20が車載ドック10から取り外される際には誘導起電力の発生もしくは誘導起電力の変化が起こるが、通常モードに設定されている限りは、盗難の報知は行われない。取り外された後、受電コイル21には誘導起電力が発生しないため、第2CPU23への電力の供給源が受電コイル21から駆動用バッテリ25へと切り替えられ、駆動用バッテリ25から電力が供給されることとなる。また、駆動用バッテリ25から供給される電力により駆動する通信用アンテナ24を介して車載ドック10と通信を行い、各種のデータの送受信を行うことも可能である。
次に、図2を用いて、ユーザにより盗難防止モードに設定され、盗難の通報がユーザに対して行われるまでの流れを説明する。
まず、S101ではユーザは通常使用しているため、車載ドック10及びワイヤレス端末20は、それぞれ、S102及びS103において通常モードに設定されている。S104において、ユーザがワイヤレス端末20を盗難防止モードに設定し、S105において、ユーザが車両から離れる。すると、S106でワイヤレス端末20は盗難防止モードに移行し、車載ドック10の第1CPU13及びワイヤレス端末20の第2CPU23は、それぞれ、S107及びS108において停止する。
ここで、S109においてワイヤレス端末20の取り外しが行われると、S110において受電コイル21に誘導起電力が発生する。すると、S111で、発生した誘導起電力により電流検知IC22が駆動され、駆動用バッテリ25から第2CPU23への電力の供給が開始される。これにより、S112で第2CPU23が起動し、S113において、第2CPU23と同様に駆動用バッテリ25から供給される電力により駆動する通信用アンテナ24により、車載ドック10へ検知信号が送信される。S114において、車載アンテナ32が検知信号を受信すると、車載バッテリ33から第1CPU13への電力の供給が開始され、第1CPU13が起動する。S115において、起動した第1CPU13が車載アンテナ32を制御することにより、ユーザが所有する携帯端末へ通報信号を送信する。そして、S116において、ユーザが所有する携帯端末が通報信号を受信することにより、ユーザへの通報が完了する。
次に、ワイヤレス端末20で行われる具体的な処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3の処理は、予め定められた所定周期にて実行される。
まず、S201において、ユーザからの所定の停止入力操作がなされたか否かを判定する。ユーザからの停止入力がなされていないと判定した場合は、一連の処理を終了する。一方、ユーザからの停止入力がなされたと判定した場合には、S202において、車載ドック10へ停止信号を送信するとともに、S203において、車載ドック10から停止完了信号を受信するまで待機する。S203において、車載ドック10から停止完了信号を受信すると、S204において、盗難検知モードへ移行し、S205において、駆動用バッテリ25から第2CPU23への電力の供給を遮断し、第2CPU23を停止する。
S206において、受電コイル21に発生した誘導起電力により電流検知IC22が起動し、電流を検知したと判定すると、S207で、駆動用バッテリ25から第2CPU23への電力の供給が開始され第2CPU23を起動する。起動した第2CPU23は、通信用アンテナ24を制御することにより、S208において検知信号を車載ドック10に送信し、S209において、盗難検知状態の解除入力が行われるまで待機する。すなわち、例えば、ユーザが設定した暗証番号の入力が行われるまではワイヤレス端末20は待機状態となり、使用することができない。そして、S209において、ユーザから盗難検知状態の解除入力が行われれば、S210において車載ドック10へ復帰信号を送信するとともに、S211で通常モードへ移行し、一連の処理を終了する。
ここで、盗難検知モードにおいて、電流検知IC22が電流を検知することは、盗難を検知することに相当するため、通信用アンテナ24が車載ドック10へ検知信号を送信することは、盗難の報知を行うことに他ならない。すなわち、通信用アンテナ24は盗難の報知手段として機能している。
一方、S206において、電流検知IC22が電流を検知せず、S212においてユーザからの起動入力が行われた場合には、S213において、駆動用バッテリ25から第2CPU23への電力の供給を開始することにより第2CPU23を起動する。ここで起動入力は、前述した盗難解除状態と同様の入力操作により行われてもよいし、停止入力と同様の入力操作により行われても良い。起動した第2CPU23は、通信用アンテナ24を制御することにより、S214において起動信号を車載ドック10に送信する。そして、S211において、通常モードへ移行し、一連の処理を終了する。
なお、S206において、電流検知IC22が電流を検知せず、S212において、ユーザからの起動入力もなされない場合には、盗難検知モードが維持される。
最後に、車載ドック10で行われる具体的な処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4の処理も、図3の処理と同様に、予め定められた所定周期にて実行される。
まず、S301において、ワイヤレス端末20から停止信号を受信したか否かの判定を行う。S301において、ワイヤレス端末20からの停止信号を受信したと判定しない場合には、一連の処理を終了する。
一方、S301において、ワイヤレス端末20からの停止信号を受信したと判定した場合には、S302において盗難検知モードへ移行する。盗難検知モードへ移行した場合、ワイヤレス端末20の受電コイル21に誘導起電力を発生させないようにする必要が生じるため、S303において給電コイル11への給電を停止し、S304において、ワイヤレス端末20へ停止完了信号を送信する。そして、S305において、車載バッテリ33から第1CPU13への電力の供給を遮断することにより第1CPU13を停止する。
S306において、ワイヤレス端末20から検知信号を受信した場合、S307において車載バッテリ33からの電力がECU31を介して第1CPU13に入力され、第1CPU13が起動する。そして、S308において、起動した第1CPU13から車載アンテナ32に対して通報信号を送信する旨の命令がなされ、ユーザが所有する通信端末へ通報信号を送信する。その後、S309においてワイヤレス端末20から復帰信号を受信するまで待機し、復帰信号を受信したと判定した場合、S310において通常モードへ移行し、S311において給電コイル11への給電を開始し、一連の処理を終了する。
一方、S306において、ワイヤレス端末20から停止信号を受信せず、S312において、ECU31がワイヤレス端末20から起動信号を受信したと判定した場合には、車載バッテリ33から第1CPU13への電力の供給を開始することにより、S313で第1CPU13を起動する。そして、S310において通常モードへ移行し、S311において給電コイル11への給電を開始し、一連の処理を終了する。
なお、S306において、ワイヤレス端末20から検知信号を受信したと判定せず、ECU31がS312において、ワイヤレス端末20から起動信号を受信したとも判定しない場合には、第1CPU13を停止した状態が維持される。
本実施形態の盗難検知システムは、上記構成を持つため、以下の効果を奏する。
・盗難を検知する際に給電コイル11への給電を行うことなく、ワイヤレス端末20が取り外される際に発生する誘導起電力により電流検知IC22を駆動して電流の発生を検知するため、盗難を検知する際の消費電力を抑制することができる。
・給電コイル11と受電コイル21とにより電力の供給を行うため、車載ドック10及びワイヤレス端末20のそれぞれに電力の供給のみの機能をもつ手段を備える必要が無く、製造コストを低減することができる。
・電流検知IC22が電流を検知するまで第1CPU13及び第2CPU23の駆動を停止するため、第1CPU13及び第2CPU23での電力消費を抑制することができる。
(第2実施形態)
図5は本実施形態の構成図である。本実施形態は、第1実施形態と同様に、車載ドック10’と、ワイヤレス端末20’とからなる。車載ドック10’には、ECU31が接続されており、ECU31には、車載アンテナ32及び車載バッテリ33が接続されている。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、車載ドック10’が電流検知IC14を備え、ワイヤレス端末20’が磁石26を備えており、ワイヤレス端末20’に設けられる受電コイル21は、磁石26に巻かれている。
本実施形態では、車載ドック10’のみを盗難検知モードに設定する点が、第1実施形態と異なっている。
次に、図6を用いて、ユーザにより盗難防止モードに設定され、盗難の通報がユーザに対して行われるまでの流れを説明する。
まず、S401ではユーザは通常使用しているため、車載ドック10’はS402において通常モードに設定されている。S403において、ユーザが車載ドック10’を盗難防止モードに設定し、S404において、ユーザが車両から離れる。すると、S405で車載ドック10’は盗難防止モードに移行し、車載ドック10’の第1CPU13は、S406において停止する。
ここで、S407においてワイヤレス端末20’の取り外しが行われると、S408において給電コイル11に誘導起電力が発生する。すると、S409で、発生した誘導起電力により電流検知IC14が駆動され、車載バッテリ33から第1CPU13への電力の供給が開始される。これにより、S410において第1CPU13が起動し、S411において第1CPU13により車載アンテナ32が制御され、ユーザが所有する携帯端末等へ通報信号が送信される。そして、S412において、ユーザが所有する携帯端末が通報信号を受信することにより、ユーザへの通報が完了する。
次に、車載ドック10’で行われる具体的な処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、図7の処理は、予め定められた所定周期にて実行される。
まず、S501において、ユーザからの停止入力がなされたか否かを判定する。ユーザからの停止入力がなされていないと判定した場合は、一連の処理を終了する。一方、ユーザからの停止入力がなされたと判定した場合には、S502において給電コイル11への給電を停止し、S503において盗難検知モードへ移行するとともに、S504において第1CPU13への電力の供給を停止する。
S505おいて、給電コイル11に誘導起電力が発生し、発生した誘導起電力により駆動される電流検知IC14により電流が検知されると、S506で、車載バッテリ33から第1CPU13への電力の供給を開始することにより第1CPU13を起動する。起動した第1CPU13は、S507において、車載アンテナ32を制御することにより、ユーザが所有する通信端末へ通報信号を送信する。通報信号を送信した後、S508において、ユーザから盗難検知状態の解除入力がなされるまで待機する。S508において、盗難検知状態の解除入力がなされた場合、S509において通常モードへ移行し、一連の処理を終了する。
ここで、盗難検知モードにおいて、電流検知IC14が電流を検知することは、盗難を検知することに相当するため、車載アンテナ32がユーザが所有する携帯端末へ通報信号を送信することは、盗難の報知を行うことに他ならない。すなわち、車載アンテナ32は盗難の報知手段として機能している。
一方、S505において、電流検知IC14により電流の検知が行われず、S510においてユーザからの起動入力が行われた場合には、S511において、車載バッテリ33から第1CPU13への電力の供給を開始することにより第1CPU13を起動する。そして、S509において通常モードへ移行し、一連の処理を終了する。
なお、S505において、電流検知IC14により電流の検知が行われず、S510においてユーザからの起動入力もなされない場合には、盗難検知モードが維持される。
本実施形態の盗難検知システムは、上記構成を持つため、第1実施形態と同様の効果を奏する。
<変形例>
・上記各実施形態において、ワイヤレス端末20、20’としてカーナビゲーション装置を例示したが、タブレット端末やスマートフォン等にも用いることができる。さらに、第2実施形態においては、受電コイル21と磁石26のみが必須の構成要件であるため、様々な電子機器等に対して適用可能である。
・上記各実施形態において、ユーザが所持する通信端末へ通報信号を送信するものとしたが、盗難の報知方法がこれに限らない。たとえば、車両が備えるクラクションを鳴らす、ユーザが所持する通信端末以外に対して通報信号を送信する等の手段を採用することができる。また、これらの手段を複数組み合わせて採用することもできる。
・第1実施形態において、プログラムは、図示しない記憶手段にあらかじめ記憶されていてもよいし、通信回線によりプログラムをダウンロードして取得する手段や、プログラムが記録された記憶媒体より取得する手段を採用してもよい。
・上記各実施形態において、ワイヤレス端末20、20’の盗難の報知のみを行うものとしたが、ワイヤレス端末20、20’の盗難検知システムを利用して車両の盗難防止動作を行うものとしてもよい。すなわち、ユーザが所持する通信端末へ通報信号を送信すると共に、ハンドルをロックするための手段、シフトレバーをロックするための手段、エンジンの始動を禁止するための手段等の走行禁止手段を起動し、車両を移動できない状態へと移行させてもよい。
こうすることで、盗難の報知とともに盗難防止動作を実行するため、電子機器の盗難検知システムを利用して車両の盗難を防止することができる。
・第1実施形態において、ワイヤレス端末20から車載ドック10へ検知信号を送信し、車載ドック10からユーザが所持する通信端末へ通報信号を送信する構成としたが、ワイヤレス端末20から直接ユーザが所持する通信端末へ通報信号を送信する構成としてもよい。
・上記各実施形態において、車載ドック10、10’の第1CPU13と車載アンテナ32とをECU31を介して接続する構成としたが、車載ドック10、10’に車載アンテナ32を設ける構成としてもよい。
・上記各実施形態において、給電コイル11と受電コイル21とを用いてワイヤレス端末20に給電を行うものとしたが、給電コイル11と受電コイル21とを用いて給電以外の機能、例えば、信号の送受信等を実行するものとしてもよい。
10…車載ドック、10’…車載ドック、11…給電コイル、12…磁石、20…ワイヤレス端末、20’…ワイヤレス端末、21…受電コイル、24…通信用アンテナ、26…磁石、32…車載アンテナ。

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、受電コイル(21)を備えると共に前記受電コイルに発生する誘導起電力に基づいて盗難を報知する電子機器(20)が取り付け可能な車載ドック(10)であって、
    前記電子機器が取り付けられた際に、前記受電コイルと対面する位置に設けられた給電コイル(11)と、
    前記給電コイルに設けられた磁石(12)とを備え、
    前記給電コイルに通電がなされていない状態で前記電子機器が取り外されたとき前記磁石により前記受電コイルに誘導起電力を発生させることを特徴とする車載ドック。
  2. 磁石(12)が設けられた給電コイル(11)を備える車載ドック(10)に取り付け可能な電子機器(20)であって、
    前記車載ドックに取り付けられた際に、前記給電コイルと対面する位置に設けられた受電コイル(21)と、
    盗難の発生を報知する報知手段(24)とを備え、
    前記受電コイルにより受電していない状態で前記受電コイルに誘導起電力が発生したときに、前記報知手段により報知を行うことを特徴とする電子機器。
  3. 前記電子機器は、前記報知手段を制御する制御手段(23)と、前記制御手段に電力を供給する駆動用バッテリ(25)とをさらに備え、
    前記車載ドックに取り付けられた状態で前記受電コイルにより受電していない場合には、前記制御手段の駆動を停止し、前記受電コイルに誘導起電力が発生した場合には、前記駆動用バッテリからの電力の供給を開始して前記制御手段を起動することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 磁石(12)が設けられた給電コイル(11)を備える車載ドック(10)に取り付け可能で、前記車載ドックに取り付けられた際に前記給電コイルと対面する位置に設けられた受電コイル(21)を備える電子機器(20)に、
    前記受電コイルにより受電していない状態で前記受電コイルに誘導起電力が発生した場合に、盗難の報知を行う処理を実行させることを特徴とする盗難検知プログラム。
  5. 車両に搭載され、給電コイル(11)を備える車載ドック(10、10’)と、
    前記車載ドックに取り付け可能で、前記車載ドックに取り付けられた際に前記給電コイルと対面する位置に設けられた受電コイル(21)を備える電子機器(20、20’)と、
    前記給電コイル又は前記受電コイルのいずれか一方に設けられた磁石(12、26)とを用いた盗難検知方法であって、
    前記給電コイルに通電がなされていない状態で、前記給電コイル又は受電コイルのいずれか誘導起電力が発生した場合に、盗難の発生を報知することを特徴とする盗難検知方法。
  6. 車両に搭載され、磁石(26)が設けられた受電コイル(21)を備える電子機器(20’)が取り付け可能な車載ドック(10’)であって、
    前記電子機器が取り付けられた際に、前記受電コイルと対面する位置に設けられた給電コイル(11)と、
    盗難の発生を報知する報知手段(32)とを備え、
    前記給電コイルに通電がなされていない状態で前記給電コイルに誘導起電力が発生した場合に、前記報知手段により報知を行うことを特徴とする車載ドック。
  7. 前記車両は、車載バッテリ(33)を備えており、
    前記車載ドックは、前記車載バッテリから電力が供給され、前記報知手段を制御する制御手段(13)をさらに備え、
    前記電子機器が取り付けられた状態で、前記給電コイルに通電がなされていない場合には、前記制御手段の駆動を停止し、前記給電コイルに誘導起電力が発生した場合には、前記車載バッテリからの電力の供給を開始して前記制御手段を起動することを特徴とする請求項6に記載の車載ドック。
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