JP6047775B2 - 可動体 - Google Patents
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Description
上記課題を解決する可動体は、第1構造体と第2構造体との間に配置される可動体であって、前記第1構造体に連結される第1連結部材と、前記第2構造体に連結される第2連結部材とを備え、前記第1連結部材は、弾性変形可能なゴム系材料から構成される弾性部材と、前記弾性部材が取り付けられる取付部材とを備え、前記第2連結部材は、支持部材と前記支持部材に回動可能に支持される回動部材とを備え、前記弾性部材は、前記回動部材が当接される当接面を有し、前記回動部材は、前記当接面の圧縮変形を伴って転動するように配置され、前記第1連結部材は、前記取付部材に固定されるとともに前記弾性部材を保持する保持部材を備え、前記弾性部材は、前記当接面を上面としたとき、その上面と前記弾性部材の下面との間に連続する側面に開口するとともに前記保持部材が挿入される挿入部を有し、前記挿入部は、前記回動部材の転動する方向に対して交差する方向に延在するとともに前記弾性部材を貫通する貫通孔である。
この構成によれば、前記転動する方向に沿った弾性部材の変形が更に抑制され易くなる。
この構成によれば、凹部への回動部材の配置を利用して回動部材を位置決めすることができる。ここで、例えば、回動部材を弾性部材に押し付けた状態で第1連結部材と第2連結部材とを組み付けることで、回動部材は当接面の圧縮変形を伴って転動するように配置される。こうした組み付け作業は、弾性部材の復元力に抗して第1連結部材と第2連結部材との相対的な位置決めを行うことになるため、煩雑となるおそれがある。この点、弾性部材が上記凹部を有することで、組み付け作業時における弾性部材の復元力が抑制される。
この場合、折板の熱伸縮に基づく異音の発生を抑制するとともに折板の不要な移動を抑制することが容易となる。
この構成によれば、第1連結部材と第2連結部材とを予め筐体に組み込んだ可動体として第1構造体と第2構造体との間に配置させることができる。このため、可動体を設置する作業の効率を高めることができる。また、筐体への組み込みを利用して、第1連結部材と第2連結部材との距離を設定することができるため、回動部材の転動し易さを容易に調整することができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態の可動体11は、屋根下地71に連結される第1連結部材12と、折板72に連結される第2連結部材13とを備える。第1連結部材12は、弾性変形可能なゴム系材料から構成される弾性部材21と、弾性部材21が取り付けられる取付部材22とを備える。第2連結部材13は、支持部材31と支持部材31に回動可能に支持される回動部材32とを備える。
第1連結部材12は、取付部材22に弾性部材21を保持する保持部材23をさらに備える。保持部材23は柱状をなし、取付部材22の有する取付孔24に挿入されるとともに弾性部材21の有する挿入部25に挿入されている。取付部材22は、弾性部材21の下面21aに沿って配置される取付本体部22aと取付本体部22aから立設される一対の取付側壁部22bを有し、各取付側壁部22b,22bに取付孔24が形成されている。挿入部25は、弾性部材21の外側面21bに開口するとともに弾性部材21を貫通する貫通孔により構成される。なお、本実施形態の挿入部25は、上面21cよりも下面21aに近い位置に形成されている。
<各連結部材12,13の配置>
図1及び図2に示すように、各連結部材12,13は、筐体33に組み付けられる。筐体33は、筐体本体部33aとそれに立設される一対の筐体側壁部33b,33bとを備える。各筐体側壁部33b,33bは、保持部材23を取り付ける保持部材取付部34と、回動部材32を支持する回動部材支持部35とを有している。
可動体11は、屋根下地71と折板72との間に配置される。第1連結部材12は、筐体33を介して屋根下地71に連結される。フランジ部33c,33cは、屋根下地71に固定される。なお、フランジ部33c,33cの固定には、例えばボルト等の締結部材や溶接が用いられる。
弾性部材21を構成するゴム系材料は、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、及びクロロプレンゴム(CR)から選ばれる少なくとも一種を基材として含む。
図3(a)に示すように、折板72が取り付けられた直後の可動体11では、回動部材32が溝部26に位置する初期位置とされている。図3(b)及び図3(c)に示すように、回動部材32に伝達される力が高まることで、溝部26が弾性変形され、回動部材32は上面21c(当接面)の圧縮変形を伴って転動する。
(1)弾性部材21は、回動部材32が当接される上面21c(当接面)を有し、回動部材32は、上面21cの圧縮変形を伴って転動するように配置されている。この構成によれば、弾性部材21の硬度の調整や、弾性部材21を圧縮変形させる度合いの調整によって、回動部材32の転動し易さを容易に調整することができる。従って、折板72の移動し易さを調整することの容易な可動体11が提供される。
(4)弾性部材21は、回動部材32が配置される溝部26を有するため、溝部26への回動部材32の配置を利用して回動部材32を位置決めすることができる。ここで、例えば、回動部材32を弾性部材21に押し付けた状態で第1連結部材12と第2連結部材13とを組み付けることで、回動部材32は上面21cの圧縮変形を伴って転動するように配置することもできる。こうした組み付け作業では、弾性部材21の復元力に抗して第1連結部材12と第2連結部材13との相対的な位置決めを行うことになるため、煩雑となるおそれがある。この点、弾性部材21が上記溝部26を有することで、組み付け作業時における弾性部材21の復元力が抑制される。このため、第1連結部材12と第2連結部材13との組み付け作業が容易となる。
なお、上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記筐体33を省略して、第1連結部材12と第2連結部材13とを組み付けてもよい。この場合、例えば、取付側壁部22b,22bを上方に延設し、その延設した部分に回動部材支持部35を設けることで、各連結部材12,13を組み付けることができる。
・前記溝部26は省略されてもよい。
・前記各溝部26a,26b,26cは、弾性部材21の上面21cにおいて一端縁から他端縁にわたって延設されている。溝部26a,26b,26cの少なくとも一つは、弾性部材21の上面21cにおいて一端縁から他端縁まで連続せずに、不連続となる溝部に変更されてもよい。この場合であっても、組み付け作業時における弾性部材21の復元力は、溝部を有しない平坦状の部位に回動部材32を位置させる場合よりも抑制される。このため、第1連結部材12と第2連結部材13との組み付け作業が容易となる。
・保持部材23の数は、特に限定されず、弾性部材21の寸法や形状に応じて適宜変更することができる。また、前記保持部材23の断面形状は、円形状をなしているが、楕円形状、多角形状等の断面形状に変更されてもよい。なお、保持部材23を複数設ける場合、各保持部材23は、異なる方向に延在されていてもよい。
・可動体11は、前記屋根構造に限らず、第1連結部材12が連結される第1構造体と、第2連結部材13が連結される第2構造体との相対移動させる用途に用いることができる。可動体11は、例えば、ドア構造、及び免震や制振の要求される構造に対して、可動装置として適用することができる。
Claims (7)
- 第1構造体と第2構造体との間に配置される可動体であって、
前記第1構造体に連結される第1連結部材と、前記第2構造体に連結される第2連結部材とを備え、
前記第1連結部材は、
弾性変形可能なゴム系材料から構成される弾性部材と、前記弾性部材が取り付けられる取付部材とを備え、
前記第2連結部材は、
支持部材と前記支持部材に回動可能に支持される回動部材とを備え、
前記弾性部材は、前記回動部材が当接される当接面を有し、
前記回動部材は、前記当接面の圧縮変形を伴って転動するように配置され、
前記第1連結部材は、前記取付部材に固定されるとともに前記弾性部材を保持する保持部材を備え、
前記弾性部材は、前記当接面を上面としたとき、その上面と前記弾性部材の下面との間に連続する側面に開口するとともに前記保持部材が挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は、前記回動部材の転動する方向に対して交差する方向に延在していることを特徴とする可動体。 - 前記挿入部は、前記弾性部材の側面に開口するとともに内奥面を有する凹部である請求項1に記載の可動体。
- 第1構造体と第2構造体との間に配置される可動体であって、
前記第1構造体に連結される第1連結部材と、前記第2構造体に連結される第2連結部材とを備え、
前記第1連結部材は、
弾性変形可能なゴム系材料から構成される弾性部材と、前記弾性部材が取り付けられる取付部材とを備え、
前記第2連結部材は、
支持部材と前記支持部材に回動可能に支持される回動部材とを備え、
前記弾性部材は、前記回動部材が当接される当接面を有し、
前記回動部材は、前記当接面の圧縮変形を伴って転動するように配置され、
前記第1連結部材は、前記取付部材に固定されるとともに前記弾性部材を保持する保持部材を備え、
前記弾性部材は、前記当接面を上面としたとき、その上面と前記弾性部材の下面との間に連続する側面に開口するとともに前記保持部材が挿入される挿入部を有し、
前記挿入部は、前記回動部材の転動する方向に対して交差する方向に延在するとともに前記弾性部材を貫通する貫通孔であることを特徴とする可動体。 - 前記弾性部材は、前記回動部材が配置される凹部を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の可動体。
- 前記第2連結部材は、前記回動部材を複数備え、
前記複数の回動部材は、前記転動する方向に沿って離間して配置され、
前記凹部は、前記複数の回動部材に対応した複数を含む請求項4に記載の可動体。 - 前記第1構造体及び第2構造体のいずれか一方が、金属製の屋根を構成する折板である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の可動体。
- 前記第1連結部材と前記第2連結部材とを組み付ける筐体を備える請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の可動体。
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