JP5566737B2 - 制振ブレース - Google Patents
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Description
所定の間隔をもって互いに平行にかつ先端部が軸方向と直交する方向に重ねて配置される一対のブレース材10a,10bと、
長手方向がこれら一対のブレース材10a,10bの軸方向に向けられるようにして設けられるとともに、これら一対のブレース材10a,10bの軸方向と直交する方向の二箇所で、該一対のブレース材10a,10bの双方に枢結される振り子部材11と、
この振り子部材11の長手方向端部の近傍に位置するとともに、前記一対のブレース材10a,10bの軸方向と直交する方向の二箇所で、該一対のブレース材10a,10bの双方に枢結される揺動部材12とを備えており、
これら振り子部材11の長手方向端部と揺動部材12とは振動減衰手段13を介して連結されており、
前記ブレース材10a,10bは、一側面15,16に、長手方向に沿う開口部15a,16aを有する溝形鋼によって構成されており、
この溝形鋼で構成された一対のブレース材10a,10bの先端部を、開口部15a,16aが互いに対向するようにして重ねて配置することによって空洞部17が形成されており、
この空洞部17内に、前記振り子部材11と、揺動部材12と、振動減衰手段13とが設けられていることを特徴とする。
これによって、振り子部材11の長手方向端部と連結された振動減衰手段13の変形を増幅することができるので、建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能を有効に働かせることができる。
また、揺動部材12も、振り子部材11と同様に架構面に生じる変形に伴って揺動するので、架構面の変形に伴う一対のブレース材10a,10bの引張り方向や圧縮方向への変位を阻害することがなく、振り子部材11と振動減衰手段13とによる減衰機能を確実に働かせることができる。
さらに、このような制振ブレース10であれば、地震だけでなく風や交通振動等にも影響を受けやすい木造住宅であっても、同様に建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能を有効に働かせることができる。
また、空洞部17を形成し、この空洞部17内に、前記振り子部材11と、揺動部材12と、振動減衰手段13とを収納できるので、これら振り子部材11と、揺動部材12と、振動減衰手段13を取り付けるスペースを確保するために、例えば柱2および梁3,4の壁厚方向の長さを極端に長くしたり、ブレース材10a,10bの壁厚方向の長さを極端に短くしたりする必要がない。
これによって、制振ブレース10を導入するにあたり、特に設計変更や部材寸法の変更を行う必要がないので、部材強度の低下やコストの増加を防ぐことができる。
前記振り子部材11の枢結位置14と、前記振動減衰手段13の中心部との間の、前記ブレース材10a,10bの軸方向と直交する方向における距離L1よりも、
前記枢結位置14と、前記振動減衰手段13の中心部との間の、前記ブレース材10a,10bの軸方向における距離L2を長く設定したことを特徴とする。
前記振り子部材11は、この振り子部材11の枢結位置14付近が端部側より幅広となるように形成されていることを特徴とする。
前記一対のブレース材10a,10bの先端部の互いに対向する側面15,16とは反対の側面15,16には、前記振り子部材11が振れた際に、該振り子部材11の端部とブレース材10a,10bとの接触を防止するための接触防止用スリット18が形成されていることを特徴とする。
前記振動減衰手段13は粘弾性体13aを備えていることを特徴とする。
これによって、振り子部材の長手方向端部と連結された振動減衰手段の変形を増幅することができるので、建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能を有効に働かせることができる。
また、揺動部材も、振り子部材と同様に架構面に生じる変形に伴って揺動するので、架構面の変形に伴う一対のブレース材の引張り方向や圧縮方向への変位を阻害することがなく、振り子部材と振動減衰手段とによる減衰機能を確実に働かせることができる。
さらに、このような制振ブレースであれば、地震だけでなく風や交通振動等にも影響を受けやすい木造住宅であっても、同様に建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能を有効に働かせることができる。
図1は本発明に係る制振ブレースの実施の形態の一例を示す正面図である。
図1において符号1は、構造物の一例である建物の骨組体を示している。この骨組体1は柱2,2、上梁3、下梁4を備えており、これら柱2,2、上梁3、下梁4で囲まれた架構面内に本発明に係る制振ブレース10が斜めに設けられている。
ブレース材10aの基端部(図1では上端部)は、図1中右側の柱2の上端部に固定されたブラケット(端部固定部材)19にピン結合されている。したがって、ブレース材10aはピンを支点として上下に回動可能となっている。
ブレース材10bの基端部(図1では下端部)は、図1中左側の柱2の下端部に固定されたブラケット(端部固定部材)20にピン結合されている。したがって、ブレース材10bはピンを支点として上下に回動可能となっている。
これら一対のブレース材10a,10bの重なっている先端部どうしは、これら一対のブレース材10a,10bの双方に枢結される振り子部材11と、同じく、これら一対のブレース材10a,10bの双方に枢結される揺動部材12,12とによって連結されている。
また、このように開口部15a,16aを有する溝形鋼を用いることで、一対のブレース材10a,10bの先端部を、開口部15a,16aが互いに対向するようにして重ねて配置することによって空洞部17を形成することができる。
また、この振り子部材11は、中央部付近が幅広に形成されており、この幅広部分のうち、前記一対のブレース材10a,10bの軸方向と直交する方向の二箇所で、該一対のブレース材10a,10bの双方に、ボルト14a,14aによって枢結されている。なお、これらボルト14a,14aによって一対のブレース材10a,10bに枢結された位置を振り子部材11の枢結位置14,14とする。
したがって、図3に示すように、一対のブレース材10a,10bが圧縮や引張り力を受けて、軸方向に動くと、振り子部材11は、その中央部付近のボルト14a,14aの位置、つまり枢結位置14,14間の略中央部を支点として、左右に回動するようになっている。
なお、図4に示すように、振り子部材11は、ボルト14a,14aによってブレース材10a,10bの側壁に枢結された位置から離間しているため、この振り子部材11とブレース材10a,10bの側壁との間隔を保持するスペーサー14bが、予めボルト14a,14aの軸部に外挿されている。
さらに、この揺動部材12は、図2〜図4に示すように、前記一対のブレース材10a,10bに枢結される枢結板部12a,12aと、これら枢結板部12a,12a間に一体形成されるとともに、前記一対のブレース材10,10のリップ片15,16を跨ぐようにして設けられる断面コ字状の跨設板部12bとを有する。
そして、図3に示すように、一対のブレース材10a,10bが圧縮や引張り力を受けて、軸方向に動くと、揺動部材12,12は、枢結板部12a,12aのボルト12c,12c間の略中央部、つまり跨設板部12bの略中央部を支点として、左右に回動するようになっている。
この振動減衰手段13は、図2〜図5に示すように、粘弾性体13aと、プレート13bとを備えており、このプレート13bの粘弾性体13a側面に、粘弾性体13aが接着剤や加硫接着によって接着固定されている。この粘弾性体13aは、正方形板状に形成されており、その四周の側端面にはそれぞれ被覆ゴム(図示せず)が貼着されている。
また、粘弾性体13aは、前記跨設板部12bの略中央部にも接着固定されている。つまり揺動部材12と振動減衰手段13とは、一体的に形成されていることになる。
このように、振り子部材11はてこの原理によって振れが増幅されるが、この振れの増幅は、枢結位置14と振動減衰手段13の中心部との間のブレース材10a,10bの軸方向と直交する方向における距離L1より、枢結位置14と振動減衰手段13の中心部との間のブレース材10a,10bの軸方向における距離L2を長く設定することによって、大きくなる。つまり、増幅効果が大きくなる。
すなわち、他の振動減衰手段21は、対向して設けられた一対のプレート21a,21aと、これらプレート21a,21aの対向する面にそれぞれ結合された粘弾性体21bと、プレート21a,21aどうしを連結する複数の連結ボルト21c・・・とを備えている。そして、一方のプレート21aに、ブレース材10bの基端部(図1では下端部)が結合されており、他方のプレート21aに、端部材10cが結合され、この端部材10cが前記ブラケット4aにピン結合されている。
そして、このような振動減衰手段21では、地震力によって、制振ブレース10に圧縮や引張り力が加わったとき、粘弾性体21bにせん断変形を加え、振動エネルギを吸収することによって、制振するようになっている。
前記減衰振動手段13と他の減衰振動手段21とは、それぞれ異なる減衰性能を有しており、減衰振動手段13は、骨組体1に小さい地震力が作用した際に主に機能し、減衰振動手段21は、大きい地震力が作用した際に主に機能するようになっている。
一般的な粘弾性材料は、振幅の増加に連れて剛性が増加し、抵抗力が大きくなる。振幅が大きくなるにつれて剛性が大きくなる性質を持つ粘弾性体を用いると、建物の加速度応答や各部応力の過大な上昇が生じる。そこで、振幅が増加しても剛性の増加が頭打ちになる性質を備えた粘弾性体を用いることが望ましい。特に、本発明では、建物に作用する振動の振幅に比べて、粘弾性体を大きくせん断変形させるものであるから、歪依存性について上記の性質を備えたものを用いることによる効果は大きい。
具体的には、0.01≦γ≦3.5の領域で、Heq>0.20の安定したエネルギー吸収能力が必要とされる。このため大振幅領域において抵抗力が大きくならないように、γ>1.0の領域において、γの増加とともにKeq/(S/D)が減少することを特徴とする、例えば、0.45≦{Keq/(S/D)(γ=3.0)}/{Keq/(S/D)(γ=1.0)}<0.75の粘弾性体を用いるとよい。
Heq=ΔW/2πW (数1)、
W:剪断変形の弾性エネルギ(図7において示される2つの三角形の面積。単位はkgf・cm)、
ΔW=剪断変形により吸収するエネルギの合計(図7において示されるヒステリシス曲線で囲まれた面積。単位はkgf・cm)、
Keq/(S/D)=F/U圧/(S/D) (数2)、
F:最大変位を与えるときの荷重(単位はkgf)、
UBe:最大変位(単位はcm)、
S/D:試験サンプルの形状係数(サンプル剪断面積/サンプル剪断隙間。単位はcm)
例えば、本実施の形態で説明する図1に示すような制振構造の使用環境が−10℃〜40℃であれば、20℃のGeq(等価せん断弾性率)を基準として、低温側は−10℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=−10℃)と、20℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=20℃)の比、Geq(t=−10℃)/Geq(t=20℃)≦2.2とし、高温側は、40℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=40℃)と、20℃のときの等価せん断弾性率Geq(t=20℃)の比、Geq(t=40℃)/Geq(t=20℃)≧0.6とするとよい。
特に、20℃での性能がHeq≧0.2、0.35≦Geq≦6.0(N/mm2)の範囲にあって、かつ、Geqの温度依存性が−10℃/20℃≦2.2、40℃/20℃≧0.6(ともに、周波数0.1Hz、せん断歪±100%)を実現でき、上記のように、制振部材の粘弾性体を大きくせん断変形させるようにした制振構造の機能を十分に発揮させることができる。
前記一般式(1)で表されるシラン化合物において、R1〜R4に相当するアルコキシ基としては、CnH2n+1Oで表される種々の炭素数のものがあげられるが、とくに炭素数が1〜2であるメトキシ、エトキシが好ましいものとしてあげられる。またハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素などがあげられる。
また、アリール基としては、例えば、フェニル、トリル、キシリル、ビフェニル、o−テルフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリルなどがあげられる。かかるシラン化合物の具体例として、これに限定されないがたとえば、n−ヘキシルトリメトキシシラン、トリエトキシフェニルシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジメチルジクロロシラン、メチルジクロロシランなどがあげられる。
軟化剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して10〜100重量部程度が好ましい。可塑剤としては、たとえばジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルフォスフェートなどの各種可塑剤があげられる。可塑剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して5〜20重量部程度が好ましい。
さらに、粘着性付与剤としては、たとえばクマロン・インデン樹脂、芳香族系樹脂、芳香族・脂肪族混合系樹脂、ロジン系樹脂、シクロペンタジエン系樹脂などがあげられる。粘着性付与剤の配合量は、基材ゴム100重量部に対して5〜50重量部程度であるのが好ましい。
すなわち、まず、制振ブレース10は、建物の骨組体1の柱2,2、上梁3、下梁4で囲まれた架構面内に、図1中右側の柱2と上梁3とを接合した隅部と、図1中左側の柱2と下梁4を接合した隅部を結ぶ対角線に沿って斜めに配設されている。
そして、端部固定部材19に、制振ブレース10の上端部がピン結合によって取り付けられており、端部固定部材20に、制振ブレース10の下端部がピン結合によって取り付けられている。
また、制振ブレース10の両端部を取り付けている端部固定部材19,20は、骨組体1の接合部では固定されていない他方の構成部材(上梁3、下梁4)に隙間S1,S2を空けて取り付けられている。このため、地震時などの横揺れにより、建物に横揺れが生じたときでも、制振ブレース10の両端部にある端部固定部材19,20が柱2,2と梁3,4の相対変位角を抑制しない取付構造となっている。
なお、前記端部固定部材19,20はそれぞれ図1中右側の柱2の上端部、図1中左側の柱2の下端部に固定したが、これに限らず、端部固定部材19は、図1中右側の柱2の上端部または上梁3に固定し、端部固定部材20は図1中右側の柱2の上端部または下梁4に固定すればよい。
また、これに限らるものではなく、本実施の形態の制振ブレース10を、鉄骨造の住宅にも導入してもよい。
さらに、前記下梁4は、制振ブレース10を建物の下階に設ける際には、土台や大引きに変更してもよいものとする。
まず、図1および図2に示す状態が地震が発生していない状態であり、制振ブレース10を構成するブレース材10a,10b間には所定の隙間Sが設けられている。また、制振ブレース10の粘弾性体13a,21bには変形が生じていない。
振動初期では、比較的小さい振幅でかつ周期が短い小さな振動であるので、この振動を振動減衰手段13で制振する。すなわち、一対のブレース材10a,10bに引張りや圧縮力が作用すると、図3に示すように、振り子部材11が、ブレース材10a,10bとの枢結位置14,14を支点として回動する。
振り子部材11は一対のブレース材10a,10bにそれぞれ枢結されているので、この枢結位置14を支点として回動することによって、全体的には、枢結位置14,14の中央部を支点として回転するようにして振れる。したがって、振り子部材11はてこの原理によって振れが増幅されるとともに、互いに反対方向に回転するようにして振れる。
これによって粘弾性体13aにはせん断変形が生じ、この粘弾性体13aがブレース材10a,10bの振動エネルギを吸収することによって振動を制振する。
また、振り子部材11の長手方向両端部と揺動部材12,12とを連結している振動減衰手段13,13の変形を増幅することができるので、建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能(制振機能)を有効に働かせることができる。
したがって、より効果的に建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能を有効に働かせることができる。
振動減衰手段21で制振する場合、ブレース材10a,10bが軸方向に振動することによって、粘弾性体21bがせん断変形して、ブレース材10a,10bの振動エネルギーを吸収して、振動を制振する。
そして、この部品化された振動減衰手段13のプレート13bが振り子部材11に結合されているので、振動減衰手段13を容易に制振ブレース10に組み込むことができる。また、振動減衰手段13の取り替えや、補修も容易に行える。
また、揺動部材12も、振り子部材11と同様に架構面に生じる変形に伴って揺動するので、架構面の変形に伴う一対のブレース材10a,10bの引張り方向や圧縮方向への変位を阻害することがなく、振り子部材11と振動減衰手段13とによる減衰機能を確実に働かせることができる。
さらに、このような制振ブレース10であれば、地震だけでなく風や交通振動等にも影響を受けやすい木造住宅であっても、同様に建物躯体の小さな変形から振動エネルギーを吸収でき、減衰機能を有効に働かせることができる。
2 柱
3 上梁
4 下梁
10 制振ブレース
10a ブレース材
10b ブレース材
11 振り子部材
12 揺動部材
13 振動減衰手段
14 枢結位置
15 側面
15a 開口部
16 側面
16a 開口部
17 空洞部
18 接触防止用スリット
Claims (5)
- 柱および梁で囲まれた架構面内に斜めに設けられる制振ブレースにおいて、
所定の間隔をもって互いに平行にかつ先端部が軸方向と直交する方向に重ねて配置される一対のブレース材と、
長手方向がこれら一対のブレース材の軸方向に向けられるようにして設けられるとともに、これら一対のブレース材の軸方向と直交する方向の二箇所で、該一対のブレース材の双方に枢結される振り子部材と、
この振り子部材の長手方向端部の近傍に位置するとともに、前記一対のブレース材の軸方向と直交する方向の二箇所で、該一対のブレース材の双方に枢結される揺動部材とを備えており、
これら振り子部材の長手方向端部と揺動部材とは振動減衰手段を介して連結されており、
前記ブレース材は、一側面に、長手方向に沿う開口部を有する溝形鋼によって構成されており、
この溝形鋼で構成された一対のブレース材の先端部を、開口部が互いに対向するようにして重ねて配置することによって空洞部が形成されており、
この空洞部内に、前記振り子部材と、揺動部材と、振動減衰手段とが設けられていることを特徴とする制振ブレース。 - 請求項1に記載の制振ブレースにおいて、
前記振り子部材の枢結位置と、前記振動減衰手段の中心部との間の、前記ブレース材の軸方向と直交する方向における距離よりも、
前記枢結位置と、前記振動減衰手段の中心部との間の、前記ブレース材の軸方向における距離を長く設定したことを特徴とする制振ブレース。 - 請求項2に記載の制振ブレースにおいて、
前記振り子部材は、この振り子部材の枢結位置付近が端部側より幅広となるように形成されていることを特徴とする制振ブレース。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の制振ブレースにおいて、
前記一対のブレース材の先端部の互いに対向する側面とは反対の側面には、前記振り子部材が振れた際に、該振り子部材の端部とブレース材との接触を防止するための接触防止用スリットが形成されていることを特徴とする制振ブレース。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の制振ブレースにおいて、
前記振動減衰手段は粘弾性体を備えていることを特徴とする制振ブレース。
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