JP5277424B2 - 制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、矩形の枠組みに取り付けられた制振装置に関する。
矩形の枠組みに取り付けられた制振装置は、例えば、特開2008−7935号に開示されている。同公報では、矩形の枠組みに取り付けられた上下の剛体に、粘弾性体を有する制振ユニットが取り付けられている。そして、矩形の枠組みがせん断変形した場合には、上下の剛体を通じて制振ユニットおよびその粘弾性体にせん断変形が生じるように構成されている。当該矩形の枠組みは、建物の階上側と階下側に剛接合されている。地震時の強い揺れには、建物の階上側と階下側に水平方向の相対的な変位を伴う振動が生じる。このとき、階上側と階下側の当該振動によって、矩形の枠組みにせん断変形を伴う振動が生じる。当該振動により、矩形の枠組みに取り付けられた上下の剛体を通じて制振ユニットにせん断力が作用し、粘弾性体にもせん断変形が生じる。同公報に開示された技術は、当該粘弾性体のせん断変形によって、建物に作用する振動のエネルギを吸収するというものである。
特開2008−7935号
特許文献1に開示された構造をより詳細に検討する。なお、図1、図2は、特許文献1の図2(イ)、(ロ)にそれぞれ対応している。
図1および図2に示すように、上側の剛体5の下端部51および下側の剛体6の上端部61には、プレート状の連結部52、62がそれぞれ設けられている。上側の剛体5の下端部51に設けられたプレート状の連結部52は下側に垂れ下がり、上側の剛体6の上端部61に設けられたプレート状の連結部62は上側に立ち上がっている。当該プレート状の連結部52,62は、それぞれ矩形の枠組みの左右の側枠の間に形成される平面に概ね平行に延びている。
制振ユニット8は、一対のプレート10、11の間に粘弾性体9が配設されている。当該一対のプレート10、11のうち、一方のプレート10は、上側の剛体5の下端部51のプレート状の連結部52に重ねられて、ボルトナット53で締結されている。また、他方のプレート11は、下側の剛体6の上端部61のプレート状の連結部62に重ねられて、ボルトナット63で締結されている。なお、同文献では、制振ユニット8の一対のプレート10、11と、上下の剛体5、6との締結について『複数のボルトで固着する』と開示されるのみである。
この制振ユニット8によれば、地震時の振動によって、矩形の枠組みにせん断変形が生じた場合に、上記一対のプレート10、11が左右水平方向に相対変位し、それに伴い粘弾性体9がせん断変形をする。そして、粘弾性体9のせん断変形によって、振動のエネルギを吸収し、振動を減衰させる。
しかしながら、本発明者が、実際に、同様の構造で試験を行った結果、矩形の枠組みに振動を作用させたときに記録される上下の剛体5、6の振れ幅から計算される制振ユニット8の減衰効果に比べて、実際に得られる減衰効果が小さい事象があることを確認した。
本発明者は、かかる事象について、鋭意検討を重ね、以下のような知見を得た。すなわち、一般的なボルトナット53、63の締結構造を考えた場合、一対のプレート10、11と、上下の剛体5、6の連結部52、62には、それぞれボルトを挿通する穴が形成されており、そこにボルトが挿通されているものと考えられる。また、組付けを可能にするため、当該ボルトを挿通する穴は、ボルトの外径よりも少し大きな穴で形成されており、当該穴とボルトの間には、所用の空隙が存在する。
上述した制振ユニット8の締結構造では、図3に示すように、上下の剛体5、6の連結部52、62に対して、一対のプレート10、11がずれることがある。すなわち、地震時に、当該締結部に作用するせん断力はかなり大きい。大きなせん断力が作用した場合、ボルトナット53、63の締付力に抗して、上下の剛体5、6の連結部52、62に対して、制振ユニット8のプレート10、11が、図3中の矢印Aで示すように、ずれる可能性がある。すなわち、連結部52、62に対しプレート10、11が回転するようにずれる。そして、上下の剛体5、6の連結部52、62に対して制振ユニット8のプレート10、11がずれると、粘弾性体9に生じるせん断変形も小さくなり、制振ユニット8による減衰作用は低減する。
本発明者は、矩形の枠組みに振動を作用させたときに記録される上下の剛体5、6の振れ幅から計算される制振ユニット8の減衰効果に比べて、実際に得られる減衰効果が小さい事象について、かかるプレート10、11のずれが原因の一つであると考えた。
本発明は、本発明者のかかる知見を基に想起されたものであり、より確実に減衰効果が得られる制振装置を提案する。
本発明に係る制振装置は、矩形の枠組みと、当該矩形の枠組みに取り付けられ、矩形の枠組みに生じたせん断変形を伝達する伝達機構と、伝達機構を介して前記矩形の枠組みに取り付けられた制振ユニットとを備えている。伝達機構は、矩形の枠組みにせん断変形を伴う振動に応じて互いに異なる方向に変位する一対の連結部を有している。制振ユニットは、対向する一対のプレートと、一対のプレートの間に配設され、一対のプレートにそれぞれ接着された粘弾性体とを有している。そして、制振ユニットの一対のプレートのうち一方のプレートは、伝達機構の一対の連結部のうち一方の連結部に連結され、他方のプレートは他方の連結部に連結されている。さらに、プレートと連結部は、一対の連結部が互いに異なる方向に変位した場合に、プレートと連結部とがずれるのを防止するずれ止めを有している。
ずれ止めとして、例えば、互いに当接する当接面をプレートと連結部とに設けてもよい。また、例えば、プレートと連結部に、互いに当接し、かつ、当接させた状態で締結具によって締結されたフランジ部を設けてもよい。
この制振装置によれば、矩形の枠組みにせん断変形を伴う振動が生じた場合に、ずれ止めによって、プレートと連結部とがずれるのが防止され、伝達機構の連結部の変位に応じて、制振ユニットの粘弾性体により適切なせん断変形を生じさせることができる。これにより、制振ユニットによって振動を減衰させる効果がより確実に得られる。
以下、本発明の一実施形態に係る制振装置を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、制振装置100は、図4に示すように、矩形の枠組み101と、伝達機構102と、制振ユニット103とを備えている。
伝達機構102は、矩形の枠組み101にせん断変形を伴う振動に応じて互いに異なる方向に変位する一対の連結部121、122を有している。制振ユニット103は、図5に示すように、対向する一対のプレート161、(162、163)と、一対のプレート161、(162、163)の間に配設され、一対のプレート161、(162、163)にそれぞれ接着された粘弾性体166、167とを有している。そして、制振ユニット103の一対のプレート161、(162、163)のうち一方のプレート162、163は、伝達機構102の一対の連結部121、122のうち一方の連結部121に連結され、他方のプレート161は他方の連結部122に連結されている。さらに、プレート161と連結部122は、一対の連結部121、122が互いに異なる方向に変位した場合に、ずれるのを防止するずれ止め180を有している。
この制振装置100によれば、図9に示すように、矩形の枠組み101にせん断変形を伴う振動が生じた場合に、ずれ止め180によって、プレート161と連結部122がずれるのが防止される。これにより、伝達機構102の一対の連結部121、122の変位に応じて、制振ユニット103の粘弾性体166、167により適切なせん断変形を生じさせることができる。これにより、制振ユニット103によって振動を減衰させる効果がより確実に得られる。
以下、本実施形態に係る制振装置100について詳細に説明する。
矩形の枠組み101は、図4に示すように、例えば、建物の階上部401と、階下部402との間に配設される。この実施形態では、矩形の枠組み101は、上梁111と、下梁112と、柱113、114とを備えている。上梁111は、この実施形態では、建物の階上部401に締結具203によって締結されている。下梁112は、この実施形態では、建物の階下部402に締結具203によって締結されている。上梁111と下梁112の間には、複数の柱113、114、115が設けられている。この実施形態では、矩形の枠組み101は、複数の柱113、114、115のうち2つの柱113、114と、上梁111と、下梁112とによって構成されている。
伝達機構102は、矩形の枠組み101に取り付けられ、矩形の枠組み101に生じたせん断変形を制振ユニット103に伝達する機構である。この実施形態では、図4および図5に示すように、伝達機構102は、矩形の枠組み101にせん断変形を伴う振動に応じて互いに異なる方向に変位する一対の連結部121、122を有している。
詳しくは、この実施形態では、伝達機構102は、上梁111に取り付けられた上側伝達部材130と、下梁112に取り付けられた下側伝達部材140とを備えている。
この実施形態では、上梁111に取り付けられた上側伝達部材130は、図5に示すように、上梁111の下面に取り付けられた基部131と、基部131から下側に延びた2つの取付片132、133とを備えている。当該取付片132、133は、左右に離れた位置において基部131に溶接されている。連結部121は当該2つの取付片132、133に設けられている。
また、下梁112に取り付けられた下側伝達部材140は、この実施形態では、図4に示すように、下梁112に取り付けられる基材141と、基材141から立ち上がった立設部材142とを有している。基材141は、矩形の枠組み101内で下梁112の中央部に所定の幅で装着される鋼材である。基材141の左右両側に離れた2箇所には、立設部材142を取り付ける取付部141a、141bが設けられている。立設部材142は、基材141の左右両側の2箇所から矩形の枠組み101の幅方向の中心に向けて斜めに延びた2本のブレース142a、142bと、ブレース142a、142bの間に架設した複数のブリッジ142cとを有している。当該立設部材142の上端(2本のブレース142a、142bの上端)には、制振ユニット103を取り付ける連結部122が設けられている。この実施形態では、連結部122は、T字に溶接された2枚の鋼板122a、122bで構成されている。そして、T字の垂直部を構成する鋼板122aを、立設部材142の上端(2本のブレース142a、142bの上端)に溶接し、T字の水平部を構成する鋼板122bを立設部材142の上端に水平に配設している。当該鋼板122bは、制振ユニット103を取り付けるためのフランジ部になる。
矩形の枠組み101に、伝達機構102を締結する構造においては、例えば、図14に示すように、矩形の枠組み101の上梁111または下梁112に、ボルト303を挿通させる挿通穴301を形成し、ボルトナットによって伝達機構102を取り付けるとよい。しかしながら、伝達機構102を取り付けた部位は、地震時に大きな力を受け易い。このため、矩形の枠組み101の上梁111または下梁112に、木材が用いられているような場合には、上梁111または下梁112に形成したボルト挿通穴301が損傷することがある。このような場合には、図15に示すように、矩形の枠組み101の上梁111または下梁112に、ボルト303を挿通させる挿通穴301を保護する保護材302を装着するとよい。当該保護材302には、例えば、挿通穴301に装着可能なスリーブを用いることができる。このように、保護材302を設けることによって、伝達機構102と、矩形の枠組み101との締結部分を保護することができる。
次に、制振ユニット103を説明する。
制振ユニット103は、図6〜図8に示すように、プレート161、162、163と、粘弾性体166、167とで構成されている。プレート161、162、163は対向しており、粘弾性体166、167は当該プレート161、162、163の間に配設され、プレート161、162、163にそれぞれ接着されている。
この実施形態では、プレート161の両側に、プレート162、163が対向している。プレート162、163の間に配設されたプレート161は、縦長の長方形の鋼板であり、両側のプレート162、163は、それぞれ横長の長方形の鋼板である。そして、両側のプレート162、163の中央部に、縦長のプレート161の上端部が重ね合わされており、プレート161の下部と、プレート162、163の両側は、それぞれ重ね合わされた四角形の領域からはみ出ている。
粘弾性体166、167は、例えば、高減衰性を有する粘弾性ゴム(制振ゴム)で構成された略正方形の平板である。この実施形態では、粘弾性体166、167は、プレート161とプレート162との間およびプレート161とプレート163との間にそれぞれ配設されており、プレート161、162、163にそれぞれ接着されている。この実施形態では、粘弾性体166、167は、プレート161、162、163が重ねられた四角形の領域の中央部に配設されている。また、粘弾性体166、167と、プレート161、162、163とは、それぞれ加硫接着によって接着している。
なお、粘弾性体166、167として用いられる高減衰性を有する粘弾性ゴム(制振ゴム)には、例えば、天然ゴム,スチレンブタジエンゴム(SBR),ニトリルブタジエンゴム(NBR),ブタジエンゴム素材(BR),イソプレンゴム(IR),ブチルゴム(IIR),ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR),クロロプレンゴム(CR)のゴム素材に、高減衰性を発揮する添加剤を加えて生成された高減衰性ゴム組成物を用いることができる。高減衰性を発揮する添加剤としては、例えば、カーボンブラックなど、種々の添加剤が知られている。なお、この実施形態で用いた粘弾性体166、167については、後で詳述する。
この粘弾性体166、167は、図9に示すように、せん断変形をさせると、図10に示すように、ヒステリシスループA(実測ヒステリシス曲線)を描き、変位の増加につれて剛性が増加し、抵抗力が大きくなる。図10中、横軸はせん断方向の変位を示し、縦軸はその際のせん断荷重を示している。この粘弾性体166、167は、せん断変形を伴う振動が生じると、一周期毎に、当該ヒステリシスループAで囲まれたエネルギに相当する振動のエネルギを吸収することができる。
この実施形態では、プレート162、163は、伝達機構102の上側の連結部121に連結されている。詳しくは、このプレート162、163の両側は、プレート161、162、163が重ねられた領域から両側にそれぞれはみ出ている。プレート162、163の両側は、ボルトを挿通する挿通穴171が形成されており、図5に示すように、ボルトナット172によって、上述した伝達機構102の上側の連結部121に連結されている。
他方、プレート161は、伝達機構102の下側の連結部122に連結されている。詳しくは、プレート161は、プレート161、162、163が重ねられた領域から下側にはみ出ており、プレート161の下端部には、伝達機構102に取り付けるフランジ部を構成する鋼板168が溶接されている。
当該制振ユニット103のプレート161の下端に設けられたフランジ部168と、伝達機構102の下側伝達部材140の上端に設けられたフランジ部122bとは、上下に重ねられている。当該フランジ部168、122bは、当接させた状態で締結具175によって締結されている。この実施形態では、当該フランジ部168、122bの4隅には、ボルト挿通穴174が形成されており(図6〜図8参照)、締結具175としてボルトナットで締結されている。
この実施形態では、一対の連結部121、122が互いに異なる方向に変位した場合に、プレート161と連結部122がずれるのを防止するずれ止め180を有している。
この実施形態では、ずれ止め180として、互いに当接する当接面180a、180bがプレート161と連結部122とに設けられている。すなわち、この実施形態では、制振ユニット103のプレート161の下端に設けられたフランジ部168と、伝達機構102の下側伝達部材140の上端に設けられたフランジ部122bとが、上下に重ねられている。当該フランジ部168、122bの端面が、当接面180a、180bを構成している。さらに、この実施形態では、当該フランジ部168、122bは、当接させた状態でボルトナット175によって締結されている。
この実施形態では、当該フランジ部168、122bの端面180a、180bが当接している。このため、一対の連結部121、122が互いに異なる方向に変位した場合に、プレート161と連結部122が、例えば、連結部122に対してプレート161が回転するようにずれることがない。さらに、当該フランジ部168、122bは、当接した状態でボルトナット175(締結具)によって締結されているので、地震時などにおいてプレート161と連結部122に大きなせん断力が作用した場合でも、当該フランジ部168、122bがずれることがなく、プレート161と連結部122がずれるのをより確実に防止できる。
この実施形態では、図11に示すように、伝達機構102は、地震時に、矩形の枠組み101にせん断変形を伴う振動に応じて互いに異なる方向に変位する一対の連結部121、122を有している。制振ユニット103の一対のプレート161、162、163のうち一方のプレート162、163は、一方の連結部121に連結され、他方のプレート161は他方の連結部122に連結されている。そして、プレート161と連結部122は、一対の連結部121、122が互いに異なる方向に変位した場合に、プレート161と連結部122とがずれるのを防止するずれ止め180を有している。このため、地震時に、矩形の枠組み101にせん断変形を伴う振動が生じた場合でも、ずれ止め180によって、プレート161と連結部122がずれるのが防止される。これにより、伝達機構102の一対の連結部121、122の変位に応じて、制振ユニット103の粘弾性体166、167により適切なせん断変形を生じさせることができる。これにより、制振ユニット103によって振動を減衰させる効果がより確実に得られる。すなわち、本実施形態に係る制振装置100は、図3に示すように、制振ユニット8のプレート10、11が、上下の剛体5、6(伝達機構102)の一対の連結部52、62に対してずれる事象が生じる場合に比べて、制振ユニット103によって振動を減衰させる効果がより確実に得られる。
以下、上述した実施形態の粘弾性体166、167について述べる。
本実施形態では、粘弾性体166,167として、所要の歪依存性、周波数依存性、温度依存性を持たせるため、例えば、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100質量部に対して液状ゴムからなる軟化剤が10質量部以上30質量部以下、カーボンブラックが5質量部以上30質量部以下、シリカが100質量部以上180質量部以下、該シリカ100質量部に対してシラン化合物が5質量部以上25質量部以下で配合され、かつ、多環芳香族炭化水素を含有するオイルが配合されていない高減衰ゴムを好ましく用いることができる。
より具体的には、例えば基材ゴム100質量部に対して、液状ゴムからなる軟化剤を15質量部、カーボンブラックを20質量部、シリカを135質量部、シラン化合物を23質量部、配合した高減衰ゴムを用いることができる。この粘弾性体166,167によれば、上述した歪依存性、周波数依存性、温度依存性を十分に持たせることができ、制振装置100の機能を十分に発揮させることが可能になる。
特に、20℃での性能がheq≧0.2、0.5≦Geq≦2.0(N/mm2)の範囲にあって、かつ、Geqの温度依存性が0℃/20℃≦2.2、40℃/20℃≧0.6(ともに、周波数0.1Hz、γ=±0.5)を実現することができ、上述のように、制振ユニット103の粘弾性体166,167を大きく剪断変形させるようにした制振装置100の機能を十分に発揮させることが可能になる。
ここで、基材ゴムとしては、主鎖にC−C結合を有する種々のゴムがいずれも使用可能である。具体的には、天然ゴム(NR)の他、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)等を用いることができる。これらはそれぞれ単独で使用される他、2種類以上を併用することもできる。
基材ゴムに添加される液状ゴムは、室温で液状であると共に流動性を持つものであり、基材ゴムとは区別される。液状ゴムは化学反応により鎖延長と架橋が進行し、高分子量の架橋ゴムとすることができる。前記液状ゴムとしては、例えば硬化して基材ゴムとの相溶性のある、液状ジエン系ゴムを用いることが好ましい。
液状ジエン系ゴムとしては、例えば液状イソプレンゴム、液状スチレンブタジエンゴム、液状アクリロニトリルブタジエンゴム、液状ブタジエンゴム、液状クロロプレンゴム等を用いることができる。これらは単独で用いてもいいし、2種以上を組み合わせて使用しても良い。
基材ゴムに添加されるカーボンブラックは、GPFカーボン、FEFカーボン、ISAFカーボン、SAFカーボン、HAFカーボン等の一般的なカーボンブラックのほか、高活性カーボンブラックを用いることができる。
基材ゴムに添加されるシリカは、ゴムの補強材として使用される、親水性あるいは疎水性の種々のシリカが使用可能である。シリカの添加量は、基材ゴム100質量部に対して100〜180質量部に限定することが好ましい。
基材ゴムに添加されるシラン化合物は、下記の一般式で表されるシラン化合物である。
Figure 0005277424
上記の一般式(化学式1)で表されるシラン化合物において、R1〜R4に相当するアルコキシ基としては、Cn2n+1Oで表される種々の炭素数のものが挙げられるが、特に炭素数が1〜2であるメトキシ、エトキシを好ましく用いることができる。またハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素等を挙げることができる。
アルキル基としては、Cn2n+1で表される種々の炭素数のものが挙げられるが、特にその炭素数は1〜20程度であるものが好ましい。かかるアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、第2級ブチル、第3級ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル等を挙げることができる。
また、アリール基としては、例えば、フェニル、トリル、キシリル、ビフェニル、0−テルフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル等を挙げることができる。かかるシラン化合物の具体例として、これに限定されないが、例えば、n−ヘキシルトリメトキシシラン、トリエトキシフェニルシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジメチルジクロロシラン、メチルジクロロシラン等を挙げることができる。
本実施形態では、上述の高減衰ゴムによる粘弾性体166,167は、上述のように配合したゴム組成物を、例えば加硫成形することによって形成されることになるが、制振ゴム166,167を形成するためのゴム組成物には、例えば加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、加硫遅延剤、老化防止剤、シリカ以外の補強材、充填剤、軟化剤、可塑剤、粘着性付与剤等の、その他の各種の添加剤を適宜添加することもできる。
ここで、加硫剤としては、例えば、硫黄、有機含硫黄化合物、有機過酸化物等を挙げることができる。このうち有機含硫黄化合物としては、例えば、N,N'−ジチオビスモルホリン等を挙げることができ、有機過酸化物としては、例えば、ペンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド等を挙げることができる。
加硫促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムジスフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィドなどのチウラム系加硫促進剤、ジブチルジチオカーバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカーバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカーバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカーバミン酸テルルなどのジチオカーバミン酸類、2−メルカプトベンゾチアゾール、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどのチアゾール類、トリメチルチオ尿素、N,N'−ジエチルチオ尿素などのチオウレア類等の有機促進剤や、あるいは消石灰、酸化マグネシウム、酸化チタン、リサージ(PbO)などの無機促進剤等を挙げることができる。
加硫促進助剤としては、例えば、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸などの脂肪酸や、あるいは亜鉛華などの金属酸化物等を挙げることができる。
加硫遅延剤としては、例えば、サリチル酸、無水フタル酸、安息香酸などの芳香族有機酸、N−ニトロソジフェニルアミン、N−ニトロソ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイドキノン、N−ニトロソフェニル−β−ナフチルアミンなどのニトロソ化合物等を挙げることができる。
老化防止剤としては、特に限定されないが、2−メルカプトベンゾイミダゾールなどのイミダゾール類、フェニル−α−ナフチルアミン、N,N'−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N'−イソプロピル−p−フェニレンジアミンなどのアミン類、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、スチレン化フェノールなどのフェノール類等を挙げることができる。老化防止剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して1.5〜5質量部程度が好ましい。
シリカ以外の補強剤としては、例えば、主にカーボンブラックが使用される他、ケイ酸塩系のホワイトカーボン、亜鉛華、表面処理沈降性炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、クレーなどの無機補強剤や、あるいはクマロンインデン樹脂、フェノール樹脂、ハイスチレン樹脂(スチレン含有量の多いスチレン−ブタジエン共重合体)などの有機補強剤も使用できる。
充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム、珪藻土等を挙げることができる。上記シリカ以外の補強剤および/または充填剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して5〜50質量部程度が好ましい。
軟化剤としては、例えば、脂肪酸(ステアリン酸、ラウリン酸など)、綿実油、トール油、アスファルト物質、パラフィンワックスなどの、植物油系、鉱物油系、および合成系の各種軟化剤を挙げることができる。軟化剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して10〜100質量部程度が好ましい。
粘着性付与剤としては、例えば、クマロンインデン樹脂、芳香族系樹脂、芳香族・脂肪族混合系樹脂、ロジン系樹脂、シクロペンタジエン系樹脂等を挙げることができる。粘着性付与剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して5〜50質量部程度が好ましい。
また、本実施形態では、上述の添加剤以外にも、例えば分散剤、溶剤等をゴム組成物に適宜添加することもできる。
ゴム組成物は、上述の各成分を、例えば密閉式混練機などを用いて混練することによって得られる。そして粘弾性体166,167は、例えば得られたゴム組成物を、ローラヘッド押出機などを用いてシート状に成形すると共に、成形したシートを、所定の形状を有するように打ち抜いた後、打ち抜いたシートを、所定の厚みを有するように複数枚、積層した状態で、所定の型内で加熱して例えば加硫成形することによって製造されることになる。
そして、製造された粘弾性体166,167は、主鎖にC−C結合を有する基材ゴム100質量部に対してシリカを100〜180質量部添加し、そのシリカに対してシラン化合物を5〜30重量%配合した高減衰ゴムであるので、粘弾性体166,167に適切な、歪依存性、周波数依存性、温度依存性を持たせることが可能になり、これによって振動減衰機能つまり制震機能を十分に発揮させることが可能になる。
また、粘弾性体166,167は、例えば自己粘着性のものや普通の接着剤を用いてプレート161,162,163等と接合一体化することにより、例えば制振ユニット103を形成することもできるが、接着への信頼性の観点から、加硫接着して接合することが好ましい。例えば、未加硫の粘弾性体166,167を所定の形状を有するように押出した後、切断し、予備成形した状態で所定の型内で加熱して加硫成形すると共に、このプレス加硫と同時にプレート161,162,163と加硫接着させることにより、制振ユニット32を製造することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る制振装置を説明したが、本発明に係る制振装置は上述した実施形態に限定されない。なお、同様の作用を奏する部材または部位には、同じ符号を付して説明する。
例えば、伝達機構102は、矩形の枠組み101にせん断変形を伴う振動に応じて互いに異なる方向に変位する一対の連結部121、122を有しているとよく、上述した実施形態に限定されない。
例えば、図12に示される本発明の他の実施形態では、制振ユニット103Aは、上述した実施形態の制振ユニット103と同様の構造であるが、伝達機構102Aの構造は異なる。
伝達機構102Aは、基材211〜214と、ブレース材215、216とを備えている。基材211〜214は、矩形の枠組み101Aの角部に取り付けられている。ブレース材215、216は、矩形の枠組み101Aの内側において、左右にそれぞれ配設されている。
この実施形態では、ブレース材215の上端と下端は、矩形の枠組み101Aの左側の上下の角部に取り付けられた基材211、212に回動可能に取り付けられている。ブレース材216の上端と下端は、矩形の枠組み101Aの右側の上下の角部に取り付けられた基材213、214に回動可能に取り付けられている。ブレース材215、216は、それぞれ上端と下端から矩形の枠組み101Aの中央部に向けて斜めに延びており、ブレース材215、216の中間部215a、216aは、矩形の枠組み101Aの中央部で縦方向に延び、略平行に配設されている。当該中間部215a、216aは、図示は省略するが、矩形の枠組み101Aにせん断変形が生じた場合には、当該せん断変形に応じて互いに異なる方向に変位する。
ブレース材215、216の中間部215a、216aには、図13に示すように、この伝達機構102Aの一対の連結部121A、122Aが設けられている。
この実施形態では、右側のブレース材216の中間部216aは、左側に延びた2つの取付片132A、133Aを備えている。当該取付片132A、133Aは、上下に離れた位置においてブレース材216に溶接されている。連結部122Aは、当該取付片132A、133Aの先端部に設けられている。他方、左側のブレース材215の中間部215aには、連結部121Aとして、制振ユニット103Aのプレート161に設けられたフランジ部168に形成された挿通穴174(図6〜図8)に対応するボルト挿通穴が形成されている。
この実施形態では、制振ユニット103Aは、図13に示すように、一対のプレート161、162、163のうち一方のプレート162、163は、伝達機構102Aの一方の連結部122Aにボルトナット172によって締結されている。他方のプレート161は他方の連結部121Aに連結されている。プレート161と連結部121Aとの連結は、左側のブレース材215の中間部215aに、プレート161のフランジ部168の端面を重ね合わせ、フランジ部168をブレース材215に当接させた状態で、ボルトナット175によってフランジ部168とブレース材215を締結している。
この実施形態では、プレート161と連結部121Aは、一対の連結部121A、122Aが互いに異なる方向に変位した場合に、ずれるのを防止するずれ止め180Aを有している。この実施形態では、ずれ止め180Aは、プレート161のフランジ部168の端面とブレース材215との当接による。また、この実施形態では、フランジ部168をブレース材215に当接させた状態で、ボルトナット175によってフランジ部168とブレース材215を締結しているので、制振ユニット103によって振動を減衰させる効果がより確実に得られる。
このように伝達機構については、種々の形態を採用することができる。また、伝達機構に設けられる連結部と、制振ユニットのプレートとは、ずれ止めとして、例えば、上述したように、互いに当接する当接面をプレートと連結部とに設け、当該当接面の当接によって、プレートと連結部とがずれるのを防止してもよい。
制振ユニットの構造については、図6〜図8に例示される形態に限定されない。例えば、制振ユニット103は、図16に示すように、対向する一対のプレート301、302と、一対のプレート301、302の間に配設され、一対のプレート301、302にそれぞれ接着された粘弾性体303とを有していればよい。このような場合において、プレート301、302と、伝達機構102の一対の連結部321、322は、一対の連結部321、322が互いに異なる方向に変位した場合に、プレート301、302と連結部321、322とがずれるのを防止するずれ止め340を有しているとよい。ずれ止め340は、図16に示すように、互いに当接する当接面341、342を、プレート301、302と連結部321、322とに設けるとよい。このような当接面341、342は、例えば、プレート301、302にフランジ345を設けることによって構成するとよい。
以上、本発明に係る制振装置の実施形態を種々説明したが、本発明に係る制振装置は上述した実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。
特許文献1における制振ユニットの取付構造を示す図。 特許文献1における制振ユニットの取付構造を示す図。 特許文献1における制振ユニットの取付構造を示す図。 本発明の一実施形態に係る制振装置を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る制振装置の制振ユニットの取付構造を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る制振装置の制振ユニットの正面図。 本発明の一実施形態に係る制振装置の制振ユニットの底面図。 本発明の一実施形態に係る制振装置の制振ユニットの側面図。 制振ユニットにせん断変形が作用した状態を示す図。 粘弾性体のヒステリシスループを示す図。 本発明の一実施形態に係る制振装置の制振ユニットにせん断変形が作用した状態を示す正面図。 本発明の他の実施形態に係る制振装置を示す正面図。 本発明の他の実施形態に係る制振装置の制振ユニットを示す正面図。 伝達機構の取付構造を示す分解斜視図。 伝達機構の取付構造を示す分解斜視図。 制振ユニットの変形例を示す図。
符号の説明
100 制振装置
101、101A 矩形の枠組み
102、102A 伝達機構
103、103A 制振ユニット
111 上梁
112 下梁
113、114、115 柱
121、121A 連結部
122、122A 連結部
122a 鋼板
122b 鋼板(フランジ部)
130 上側伝達部材
131 基部
132、132A、133、133A 取付片
140 下側伝達部材
141 基材
141a、141b 取付部
142 立設部材
142a、142b ブレース
142c ブリッジ
161、162、163 プレート
166、167 粘弾性体
168 鋼板(フランジ部)
171 挿通穴
172 ボルトナット
174 挿通穴
175 ボルトナット(締結具)
180、180A ずれ止め
180a、180b 当接面
211〜214 基材
215、216 ブレース材
215a、216a 中間部
301 挿通穴
302 保護材
303 ボルト
401 階上部
402 階下部

Claims (3)

  1. 矩形の枠組みと、
    前記矩形の枠組みに取り付けられ、前記矩形の枠組みに生じたせん断変形を伝達する伝達機構と、
    前記伝達機構を介して前記矩形の枠組みに取り付けられた制振ユニットと
    を備えた制振装置であって、
    前記伝達機構は、
    前記矩形の枠組みにせん断変形を伴う振動に応じて互いに異なる方向に変位する一対の連結部を有し、
    前記制振ユニットは、
    対向するプレートと、
    前記対向するプレートの間に配設され、各プレートにそれぞれ接着された粘弾性体と
    を有し、
    前記対向するプレートのうち一方のプレートは、
    前記伝達機構の一対の連結部のうち一方の連結部に連結され、
    他方のプレートは
    他方の連結部に連結されており、
    前記プレートと連結部は、
    前記一対の連結部が互いに異なる方向に変位した場合に、前記プレートと連結部とがずれるのを防止するずれ止めを有しており、
    ここで、
    前記一方のプレートは、
    前記他方のプレートを挟むように前記他方のプレートの両側にそれぞれ対向する、平板状の一対のプレートで構成されており、
    前記一対のプレートの両側は、
    前記一対のプレートが重ね合わされた領域からはみ出ており、
    前記他方のプレートは、
    当該一対のプレートを法線方向から見た場合に、当該一対のプレートの中間部に重ね合わされ、前記一対のプレートが重ね合わされた領域からはみ出た部位に、前記ずれ止めの少なくとも一部を構成するフランジ部が設けられており、
    前記粘弾性体は、
    前記一対のプレートと前記他方のプレートとが重ね合わされた領域において、前記他方のプレートの両側と、前記一対のプレートとの間に配置され、かつ、それぞれに接着されており、
    前記一方の連結部は、
    前記一対のプレートが重ね合わされた領域からはみ出た前記一対のプレートの両側の間に、挟まれた状態で締結された取付片を備えた、
    制振装置。
  2. 前記ずれ止めとして、前記他方のプレートに設けられた前記フランジ部に当接するフランジ部が前記他方の連結部に設けられた、請求項1に記載の制振装置。
  3. 前記他方のプレートの前記フランジ部と、前記他方の連結部に設けられた前記フランジ部とを、互いに当接させた状態で締結する締結具を備えた、請求項に記載の制振装置。
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