JP6495584B2 - 制震装置 - Google Patents
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Description
図1は、制震装置100が取り付けられた建物200の壁の構造を示す正面図である。ここで、建物200は、例えば、木造軸組工法と、枠組壁工法(ツーバイフォー工法とも称される)のような枠組み工法によって建てられた木造住宅が例示されうる。
図1に示す例では、建物200は、梁50に取り付けられた上枠50aと、土台60に取り付けられた下枠60aと、柱70a、70bとで囲まれた矩形の枠組み204を備えている。ここで、梁50と土台60と、柱70a、70bは、それぞれ建物200の構造材である。ここで、梁50と土台60は、上下に対向する梁である。なお、図1に示す例では、梁50の下面には、上枠50aおよび頭つなぎ50bが取付けられている。また、土台60の上面には、下枠60aが取付けられている。
次に、制震装置100を説明する。図2は、制震装置100を示す正面図である。図3は、制震ユニット10を拡大した図である。図4は、図3の右側面図である。図5は、図3のV−V断面矢視図である。図6は、制震ユニットにせん断変形が作用した状態を示す模式図である。図7は、制震ユニット10が描くヒステリシスループの概略図である。制震装置100は、図2から図5に示すように、一対のプレート(12、13)、14と、弾性部材15、16と、上側伝達部材30と、下側伝達部材40とを備えている。また、この実施形態では、制震装置100は間柱80を備えている。
ここでは、制震ユニット10の好適な一例を説明する。ここで例示される制震ユニット10は、図3から図5に示すように、粘弾性体15、16と、粘弾性体15、16に相対的な変位が入力される一対のプレート(12、13)、14とを備えている。
ここで、一対のプレート(12、13)、14は、それぞれ所要の剛性を有する鋼板である。一対のプレート(12、13)、14は、プレート12、13がプレート14を挟んで、プレート14に対向するように配置されている。プレート12、13は、略長方形の鋼板である。この実施形態では、プレート12、13は、長辺の一片が円弧状に膨らんだ曲線であり、それぞれ向きを揃えて平行に配置されている。プレート14は、長方形である。プレート14の長手方向片側は、プレート12とプレート13の間に配置されている。プレート14の反対側は、プレート12とプレート13の円弧状に膨らんだ一辺からはみ出るように延びている。
粘弾性体15、16は、対向するプレート12、13、14の間に配置され、各プレートにそれぞれ接着されている。この実施形態では、粘弾性体15、16は、それぞれ矩形の平板状に成形されている。粘弾性体15、16は、プレート12、13、14の法線方向から見て、プレート12、13、14が重なった四角形の領域内にそれぞれ配置されている。ここで、粘弾性体15は、プレート12とプレート14の間に配置され、それぞれに接着されている。粘弾性体16は、プレート13とプレート14の間に配置され、それぞれに接着されている。粘弾性体15、16は、例えば、高減衰性を有する粘弾性ゴム(制震ゴム)で構成されている。粘弾性体15、16と、プレート12、13、14とは、それぞれ加硫接着によって接着されている。
ここで、制震ユニット10は、図6に示すように、プレート12およびプレート13に対してプレート14が平行移動すると、粘弾性体15、16にせん断変形が生じる。このとき、粘弾性体15、16に生じたせん断変位と、せん断荷重との関係から、図7に示すようなヒステリシスループH(実測ヒステリシス曲線)が描かれる。図7中、横軸はせん断方向の変位を示し、縦軸はその際のせん断荷重を示している。かかるヒステリシスループHによれば、せん断変位の増加につれてせん断荷重が高くなり、粘弾性体15、16の抵抗力が大きくなることが分かる。この粘弾性体15、16は、せん断変形を伴う振動を受けると、一周期毎に、当該ヒステリシスループHで囲まれたエネルギに相当するエネルギを吸収し得る。
この実施形態では、制震ユニット10は、上側伝達部材30と下側伝達部材40を介して建物200に取り付けられている。上側伝達部材30と下側伝達部材40は、建物200の上枠50aと下枠60aに取り付けられ、建物200に生じたせん断変位を制震ユニット10に伝達する。以下、上側伝達部材30と下側伝達部材40を説明する。
上側伝達部材30は、図2に示すように、上側固定部31と、第1ユニット側固定部32、33とを備えている。上側固定部31は、建物200の梁50(ここでは上枠50a)に固定される部位である。第1ユニット側固定部32、33は、制震ユニット10の一対の取付部のうち一方の取付部に固定される部位である。この実施形態では、上側伝達部材30は、制震ユニット10の対向する一対のプレート(12、13)、14のうち、一方のプレート(12、13)と、梁50とに接続される部材である。この実施形態では、上側伝達部材30は、上側固定部31として機能するベース31と、第1ユニット側固定部32、33として機能する取付片32、33とを備えている。
図8は、上側伝達部材30の底面図(上枠50aに取り付けられた状態において下から見た図)である。この実施形態では、ベース31は、図8に示すように、制震ユニット10のプレート12、13よりも長い略長方形の板状の部材であり、上枠50aに取り付けられる。取付片32、33は、ベース31よりも短い長方形の板材であり、ベース31に設けられている。取付片32、33は、制震ユニット10のプレート12、13が取り付けられる部位であり、ベース31の中間部において所要の間隔を空けて取り付けられている。また、ベース31は、取付片32、33が設けられた部位の間で幅が狭くなっている。かかる取付片32、33の中間部は、間柱80を取り付ける際の間柱80の端部を配置するスペースになる。ベース31は、取付片32、33が設けられた部位からさらに両側に延びている。当該両側部には、上枠50aに取り付けるボルト孔31aが形成されている。
ここで、取付片32、33は、それぞれベース31の幅方向の中央部において、取付片32、33の短辺をベース31の長さ方向に合わせ、ベース31に直交させ、かつ、ベース31から突出するように設けられている。ベース31は、図1に示すように、長さ方向を上枠50aの長さ方向に合わせ、上枠50aの下面に取り付けられる。取付片32、33は、上枠50aの下面に取り付けられたベース31から下方に延びた状態になる。ベース31および取付片32、33は、所要の剛性を備えている。取付片32、33の間隔は、制震ユニット10のプレート14および粘弾性体15、16が収まるのに十分で、かつ、プレート12、13の長さ方向の両側部にそれぞれ取り付けられるように設定されている。取付片32、33には、プレート12、13が取り付けられる。プレート12、13が取り付けられる部位には、ボルト37を挿通させるためのボス32a、33aがそれぞれ設けられている。
上側伝達部材30は、図1に示すように、建物200の矩形の枠組み204内において、ベース31を上枠50aの下面に沿って配置される。そして、上側伝達部材30は、ベース31に形成されたボルト孔31a(図8参照)に取り付けられる締結具(例えば、ラグスクリューボルトやビス)によって、上枠50aの予め定められた位置に固定される。
この実施形態では、図2および図5に示すように、制震ユニット10のプレート14および粘弾性体15、16は、上側伝達部材30の取付片32、33の間に配置されている。また、プレート12、13は、上側伝達部材30の取付片32、33に取り付けられている。上側伝達部材30の取付片32、33の間隔は、上記プレート14および粘弾性体15、16が、粘弾性体15、16の変形量を考慮して十分に収まる間隔を有している。
図9は、下側伝達部材40の正面図である。図10は、図9のX―X断面矢視図である。下側伝達部材40は、図9および図10に示すように、下側固定部43、44と、第2ユニット側固定部47と、ブレース41、42とを備えている。下側固定部43、44は、図1に示すように、建物200の土台60(ここでは下枠60a)に固定される部位である。第2ユニット側固定部47は、制震ユニット10の一対の取付部のうち他方の取付部に固定される部位である。この実施形態では、下側伝達部材40は、制震ユニット10の対向する一対のプレート(12、13)、14のうち他方のプレート14と、土台60とに接続された部材である。
ここで、第2ユニット側固定部47は、図3に示すように、制震ユニット10のうちプレート14に固定される部位である。プレート14の端部には、上述したように、プレート14に直交するようにフランジ17が設けられている。フランジ17は、プレート14の一端よりも長い、細長い長方形の板材である。フランジ17の両端部には、ボルト18を挿通させる挿通孔(図示省略)が形成されている。第2ユニット側固定部47は、かかるプレート14のフランジ17と同様に、細長い長方形の板材である(図11参照)。第2ユニット側固定部47の両端部には、フランジ17に形成された挿通孔と同じ間隔で、ボルト18を挿通させる挿通孔47aが形成されている。かかる第2ユニット側固定部47は、図3に示すように、互いの挿通孔の位置が合うようにプレート14のフランジ17に重ねられる。そして、第2ユニット側固定部47は、フランジ17の挿通孔に、位置を合わされた挿通孔47aにボルト18を取付け、ナット20で締結することによってフランジ17に固定されている。かかる第2ユニット側固定部47には、ブレース41、42が連結されている。
ここで、ブレース41、42は、軸材である。ブレース41、42の上端は、第2ユニット側固定部47の下面に連結されている。また、ブレース41、42の下端は、下側固定部43、44に連結されている。
ここで、ブレース41、42の上端は、第2ユニット側固定部47の下面に接合されている。ブレース41、42の上端と、第2ユニット側固定部47の下面とが接合された角部には、リブ48が設けられている。ここで、リブ48は、制震部材としての粘弾性体15、16に入力されるせん断変位の方向Y(図2参照)に向いたブレース41、42の上端部の側面と、第2ユニット側固定部47の下面とに架け渡されている。そして、リブ48は、ブレース41、42の上端部の側面と、第2ユニット側固定部47の下面とに接合されている。
次に、この実施形態における、ブレース41、42の構造をより詳しく説明する。
次に、下側伝達部材40の基部43、44を説明する。図14は、左側の基部43を図示している。図9に示すように、右側の基部44も左側の基部43と同様の構造を有する。基部43、44は、図9および図14に示すように、ベース部43a、44aと、フランジ部43b、44bとを備えている。ベース部43a、44aは、下枠60aに沿って取り付けられる部位である。この実施形態では、ベース部43aは、ブレース41、42の下端部41b、42bの下側において、ブレース41、42の下端41b1、42b1に対向するように配置される。フランジ部43b、44bは、ベース部43a、44aから立ち上がっている。この実施形態では、フランジ部43b、44bは、それぞれ当該ブレース41、42の下端部41b、42bを挟むように、ベース部43aの両側に設けられている。図14ではベース部43aの前面のフランジ部43bを一部切り欠いて背面側のフランジ部43bが図示されている。ブレース41、42の当該下端部41b、42bは、前面と背面のフランジ部43b、44bにそれぞれ溶接されている。
この制震装置100は、図2に示すように、制震ユニット10と、上側伝達部材30と、下側伝達部材40とを備えている。かかる制震装置100は、図1に示すように、建物200の矩形の枠組み204内に配置される。この実施形態では、例えば、下側伝達部材40を建物200の下枠60aに取り付ける。次に上側伝達部材30を建物200の上枠50aに取り付ける。そして、制震ユニット10を上側伝達部材30と下側伝達部材40の間に配置し、それぞれに取り付けるとよい。上側伝達部材30と上枠50aとの取り付け、プレート12、13と上側伝達部材30との取り付け、下側伝達部材40と下枠60aとの取り付け、および、プレート14と下側伝達部材40との取り付けは、既に説明した通りである。ここでは、これらについて重複する説明を省略する。
次に、間柱80を説明する。
12、13、14 取付部(プレート)
15、16 弾性部材(粘弾性体)
17 フランジ
18 ボルト
20 ナット
30 上側伝達部材
31 ベース
31a ボルト孔
32、33 取付片
32a、33a ボス
34、35 挿通孔
37 ボルト
38 ナット
40 下側伝達部材
41、42 ブレース
41A、42A 上パイプ
41B、42B 下パイプ
43、44 下側固定部(基部)
43a、44a ベース部
43a1、43a2、44a1、44a2 挿通孔
43b、44b フランジ部
43c、44c 補強板
45 ブリッジ
47 第2ユニット側固定部
48、49 リブ
50 天井梁
50a 上枠
60 土台
60a 下枠
70a、70b 柱
80 間柱
81、82 切り欠き
81a、82a 段差
83、84 蓋
90、92、94、96 断熱材
100 制震装置
105 アンカーボルト
106 ラグスクリューボルト
107 基礎パッキン
200 建物
202 コンクリート基礎
204 矩形の枠組み
H ヒステリシスループ
Claims (7)
- 上側伝達部材と、
下側伝達部材と、
制震ユニットと
を備え、
前記上側伝達部材は、
上側固定部と、
前記上側固定部の下部に配置された第1ユニット側固定部と
を備え、
前記下側伝達部材は、
下側固定部と、
前記第1ユニット側固定部の下方に対向するように配置された第2ユニット側固定部と、
前記第2ユニット側固定部と前記下側固定部とに連結された2本のブレースと、
を備え、
前記制震ユニットは、
前記第1ユニット側固定部と前記第2ユニット側固定部との間に配置され、かつ、
前記第1ユニット側固定部と第2ユニット側固定部とが対向する方向に直交するように法線方向が向けられた平板状の粘弾性体と、
前記粘弾性体を挟む一対のプレートと、
前記一対のプレートのうち一方のプレートに取付けられ、前記第1ユニット側固定部に固定された第1取付部と、
前記一対のプレートのうち他方のプレートに取付けられ、前記第2ユニット側固定部に固定された第2取付部と
を備え、
ここで、
前記2本のブレースの上端は、前記第2ユニット側固定部に間隔を空けて配置され、前記第2ユニット側固定部に当てられて溶接されており、
前記第2ユニット側固定部に間隔を空けて配置された前記2本のブレースの上端の間および前記2本のブレースの外側の両方に、前記平板状のリブが設けられており、
前記リブの法線方向は、前記粘弾性体の法線方向に合わせられており、
前記リブの縁は、前記一対のプレートに入力されるせん断変位の方向に向いた前記2本のブレースの上端部の側面と、第2ユニット側固定部の下面とのそれぞれに溶接されており、
建物の上下に対向する上横軸材と下横軸材のうち上横軸材に前記上側固定部が取り付けられ、下横軸材に下側固定部が取り付けられ、
前記2本のブレースの中間位置の上側が、当該2本のブレースの中間位置の下側よりも細い、建物制震用の制震装置。 - 前記ブレースは、前記下側固定部に連結された下パイプと、前記第2ユニット側固定部に連結された上パイプとからなり、
前記上パイプは、前記下パイプの内側に挿入可能な外形を有し、
前記上パイプの下端部が前記下パイプの上端部の内側に差し込まれて接合された、請求項1に記載された制震装置。 - 上側伝達部材と、
下側伝達部材と、
制震ユニットと
を備え、
前記上側伝達部材は、
上側固定部と、
前記上側固定部の下部に配置された第1ユニット側固定部と
を備え、
前記下側伝達部材は、
下側固定部と、
前記第1ユニット側固定部の下方に対向するように配置された第2ユニット側固定部と、
前記第2ユニット側固定部と前記下側固定部とに連結された2本のブレースと、
を備え、
前記制震ユニットは、
前記第1ユニット側固定部と前記第2ユニット側固定部との間に配置され、かつ、
前記第1ユニット側固定部と第2ユニット側固定部とが対向する方向に直交するように法線方向が向けられた平板状の粘弾性体と、
前記粘弾性体を挟む一対のプレートと、
前記一対のプレートのうち一方のプレートに取付けられ、前記第1ユニット側固定部に固定された第1取付部と、
前記一対のプレートのうち他方のプレートに取付けられ、前記第2ユニット側固定部に固定された第2取付部と
を備え、
ここで、
前記2本のブレースの上端は、前記第2ユニット側固定部に間隔を空けて配置され、前記第2ユニット側固定部に当てられて溶接されており、
前記第2ユニット側固定部に間隔を空けて配置された前記2本のブレースの上端の間に前記平板状のリブが設けられており、
前記リブの法線方向は、前記粘弾性体の法線方向に合わせられており、
前記リブの縁は、前記一対のプレートに入力されるせん断変位の方向に向いた前記2本のブレースの上端部の側面と、第2ユニット側固定部の下面とのそれぞれに溶接されており、
建物の上下に対向する上横軸材と下横軸材のうち上横軸材に前記上側固定部が取り付けられ、下横軸材に下側固定部が取り付けられ、
前記2本のブレースの中間位置の上側が、当該2本のブレースの中間位置の下側よりも細い、建物制震用の制震装置。 - 前記ブレースは、前記下側固定部に連結された下パイプと、前記第2ユニット側固定部に連結された上パイプとからなり、
前記上パイプは、前記下パイプの内側に挿入可能な外形を有し、
前記上パイプの下端部が前記下パイプの上端部の内側に差し込まれて接合された、請求項3に記載された制震装置。 - 前記2本のブレースは、パイプ状の部材であり、
前記2本のブレースの上端の全周は、前記第2ユニット側固定部の下面に当てられた状態で溶接されている、請求項1から4までの何れか一項に記載された制震装置。 - 前記2本のブレースは、それぞれ角パイプであり、対向する一対の側面を前記せん断変位の方向に向けて、前記第2ユニット側固定部に接合されている、請求項5に記載された制震装置。
- 前記リブは、鋼板からなる、請求項1から6までの何れか一項に記載された制震装置。
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