JP6379006B2 - 制震装置 - Google Patents
制震装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6379006B2 JP6379006B2 JP2014212094A JP2014212094A JP6379006B2 JP 6379006 B2 JP6379006 B2 JP 6379006B2 JP 2014212094 A JP2014212094 A JP 2014212094A JP 2014212094 A JP2014212094 A JP 2014212094A JP 6379006 B2 JP6379006 B2 JP 6379006B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- portions
- side plate
- outer plates
- transmission member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 97
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 13
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 12
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 24
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 16
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 11
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 11
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 11
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 10
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 9
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 6
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 6
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 4
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 3
- 238000011161 development Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 3
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 2
- 239000005062 Polybutadiene Substances 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920003049 isoprene rubber Polymers 0.000 description 2
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 244000043261 Hevea brasiliensis Species 0.000 description 1
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 229920005555 halobutyl Polymers 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229920003052 natural elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920001194 natural rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 1
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
図1は、制震装置100が取り付けられた建物200の壁の構造を示す正面図である。ここで、建物200は、上下に対向した一対の横軸材(例えば、梁50(上枠50a)および土台60(下枠60a))と、一対の横軸材にそれぞれ連結された一対の縦軸材(例えば、柱70a、70b)とで囲まれた矩形の枠組み204を備えている。制震装置100は、かかる矩形の枠組み204内に配置されている。かかる建物200は、例えば、木造軸組工法と、枠組壁工法(ツーバイフォー工法とも称される)のような枠組み工法によって建てられた木造住宅が例示されうる。
例えば、いわゆる木造軸組工法では、土台と、一対の柱と、梁とで囲まれた矩形の枠組みが構築される。また、いわゆる枠組壁工法は、例えば、2インチ×4インチあるいはその整数倍の断面の木材で木枠を作り、その上に合板などを釘打ちで止めつけて壁が組み立てられている。枠組壁工法には、いわゆる2×6、2×10、4×4、2×8などの断面の木材が用いられる場合もあり、必ずしも2インチ×4インチあるいはその整数倍の断面の木材に限定されるものではない。ここで提案される制震装置は、かかる木造軸組工法および枠組壁工法の何れにも取り付けられうる。この場合、かかる枠組壁工法によって建てられた建物に対しては、壁を構築する木枠に取り付けられうる。例えば、制震装置100は、一対の縦軸材(柱)に相当する竪枠と、一対の横軸材に相当する上枠と、下枠とで囲まれた矩形の枠組みに取り付けられる。
次に、制震装置100を説明する。図2は、制震装置100を示す正面図である。図3は、制震ユニット10を拡大した図である。図4は、制震ユニット10の側面図である。図5は、制震装置100に取り付けられる前の状態における、制震ユニット10の正面図である。図6は、制震ユニット10の平面図である。図7は、制震ユニット10が描くヒステリシスループの概略図である。制震装置100は、図2から図4に示すように、対向するプレート12、13、14と、粘弾性体15、16と、第1伝達部材30と、第2伝達部材40とを備えている。
ここで、対向するプレート12、13、14と、粘弾性体15、16とは、制震装置100における制震機能を発揮しうる制震ユニット10を構成している。
対向するプレート12、13、14は、それぞれ所要の剛性を有する鋼板である。図3から図5に示すように、対向するプレート12、13、14は、プレート12とプレート13がプレート14を挟み、かつ、それぞれプレート14に対向するように配置されている。ここで、プレート12、13、14のうち、中間に配置された中間プレート14は適宜に中間プレートと称される。また、中間プレート14の外側に配置された一対の外側プレート12、13は、適宜に外側プレートと称される。一対の外側プレート12、13は、同形状の略長方形の鋼板である。この実施形態では、一対の外側プレート12、13は、それぞれ向きを揃えて平行に配置されている。中間プレート14は、長方形である。中間プレート14の長手方向片側は、一対の外側プレート12、13の間に配置されている。中間プレート14の反対側は、一対の外側プレート12、13からはみ出るように配置されている。
粘弾性体15、16は、対向するプレート12、13、14の間に配置され、各プレートにそれぞれ接着されている。この実施形態では、粘弾性体15、16は、それぞれ矩形の平板状に成形されている。粘弾性体15、16は、プレート12、13、14の法線方向から見て、プレート12、13、14が重なった四角形の領域内にそれぞれ配置されている。ここで、粘弾性体15は、外側プレート12と中間プレート14の間に配置され、それぞれに接着されている。粘弾性体16は、外側プレート13と中間プレート14の間に配置され、それぞれに接着されている。粘弾性体15、16は、例えば、高減衰性を有する粘弾性ゴム(制震ゴム)で構成されている。粘弾性体15、16と、プレート12、13、14とは、それぞれ加硫接着によって接着されている。ここで、一対の外側プレート12、13は、図4、図5および図6に示すように、中間プレート14の両面において粘弾性体15、16を挟んで対向している。かかる一対の外側プレート12、13について、粘弾性体15、16に接着された部位を接着部12a、13aという。中間プレート14および粘弾性体15、16からはみ出て互いに対向する部位を対向部12b、13bという。
ここで、図6は、一対の外側プレート12、13に対して中間プレート14が平行移動した状態が図示されている。制震ユニット10は、図6に示すように、一対の外側プレート12、13に対して中間プレート14が平行移動すると、粘弾性体15、16にせん断変形が生じる。このとき、粘弾性体15、16に生じたせん断変位と、せん断荷重との関係から、図7に示すようなヒステリシスループH(実測ヒステリシス曲線)が描かれる。図7中、横軸はせん断方向の変位を示し、縦軸はその際のせん断荷重を示している。かかるヒステリシスループHによれば、せん断変位の増加につれてせん断荷重が高くなり、粘弾性体15、16の抵抗力が大きくなることが分かる。この粘弾性体15、16は、せん断変形を伴う振動を受けると、一周期毎に、当該ヒステリシスループHで囲まれた面積に相当する量のエネルギを吸収し得る。
この実施形態では、制震ユニット10は、第1伝達部材30と第2伝達部材40を介して建物200に取り付けられている。第1伝達部材30と第2伝達部材40は、建物200の上枠50aと下枠60aに取り付けられ、建物200に生じたせん断変位を制震ユニット10に伝達する。以下、第1伝達部材30と第2伝達部材40を説明する。
第1伝達部材30は、制震ユニット10の対向するプレート12、13、14のうち、一対の外側プレート12、13に接続される部材である。図8は、第1伝達部材30の平面図(上枠50aに取り付けられる前の状態において上から見た図)である。図9は、第1伝達部材30の正面図である。図10は、第1伝達部材30の側面図である。第1伝達部材30は、図8、図9および図10に示すように、基板部31と、一対の側板部32、33とを備えている。この実施形態では、第1伝達部材30は、制震ユニット10の外側プレート12、13よりも長い略長方形の板状の部材であり、当該略長方形の板状の部材の幅方向の中間部を所定幅で残し、幅方向の両側を同方向に折り曲げた部材である。ここで、基板部31は、第1伝達部材30のうち幅方向の中間部に構成されている。また、一対の側板部32、33は、第1伝達部材30のうち幅方向の両側を同方向に折り曲げた部位に構成されている。
基板部31は、図1に示すように、上枠50aに取り付けられる取付面31aを有する。この実施形態では、基板部31の取付面31aは、長さ方向を上枠50aの長さ方向に合わせ、上枠50aの下面に取り付けられる。当該取付面31aには、上枠50a(図1)に取り付ける孔31bが形成されている。
側板部32、33は、上述のように第1伝達部材30のうち幅方向の両側を同方向に折り曲げた部位に構成されている。ここで、側板部32,33は、基板部31に対して、上枠50aに取り付けられる側とは反対側に、折り曲げられている。当該側板部32、33は、制震ユニット10の外側プレート12、13が取り付けられる部位であり、外側プレート12、13の間(図4参照)に嵌り、かつ、所要の剛性を有する。この実施形態では、側板部32、33は、基板部31から下方に延び、かつ、中間プレート14よりも上方において、外側プレート12、13の対向部12b、13bの向かい合う内面に沿って配置されている。側板部32、33の外側プレート12、13が取り付けられる部位には、ボルト37を挿通させる貫通孔32a、33aが設けられている。この実施形態では、貫通孔32a、33aは、側板部32、33の長さ方向の中間部において、左右に離れた位置に設けられている。
図4、図8〜図10に示すように、一対の側板部32、33の間隙には、スペーサ36が収まっている。スペーサ36は、外側プレート12、13の対向部12b、13bの間に配置され、該対向部12b、13b間の間隔を保持する部材である。この実施形態では、スペーサ36は、貫通孔36aを有するスリーブ36である。
第1伝達部材30を一対の外側プレート12、13と上枠50aとに取り付ける際には、図1、図4および図12に示すように、まず、第1伝達部材30の側板部32、33に一対の外側プレート12、13を取り付ける。具体的には、第1伝達部材30の側板部32、33を一対の外側プレート12、13の向かい合う内面に沿って配置する。ここで側板部32、33の間隙には、スリーブ36が収まっている。当該スリーブ36は、あらかじめ点溶接により側板部32、33に固定されている。そして、スリーブ36と一対の側板部32、33と一対の外側プレート12、13とを、互いの貫通孔12c、13c、32a、33a、36aの位置を合わせ、ボルト37を挿通し、ナット38で締結する。
第2伝達部材40は、図2、図3および図4に示すように、対向するプレート12、13、14のうち中間プレート14に接続される部材である。この実施形態では、第2伝達部材40は、ブレース41、42と、取付プレート46と、基部43、44とを備えている。
ここで、取付プレート46は、例えば、一枚の鋼板から図13に示すようを所定形状に打ち抜き、かつ、折り曲げて成形されている。図13は、取付プレート46の展開図である。取付プレート46は、図3および図13に示すように、中間プレート14の一端に設けられたフランジ17に、面を合わせて取り付けられる固定部46aと、ブレース41、42に取り付けられる一対の取付片46b、46cとを備えている。中間プレート14の一端に溶接されたフランジ17は、当該中間プレート14の一端よりも長い、細長い長方形の板材である。固定部46aは、当該フランジ17と同様に、細長い長方形の部位である。また、フランジ17には、プレート14が重なった領域からはみ出た部位に、ボルト18を挿通するための挿通孔(図示省略)が形成されている。かかる挿通孔に合わせて、取付プレート46の固定部46aにも、ボルト18を挿通するための挿通孔46a1が形成されている。一対の取付片46b、46cは、当該固定部46aから延びている。一対の取付片46bは、それぞれ当該ブレース41、42の端部を挟むように、固定部46aの両側に設けられている。ブレース41、42の当該端部は、それぞれ取付片46b、46cに溶接されている。
2本のブレース41、42は、プレート14に接続された部位から、互いの間隔が徐々に拡がるように延在している。この実施形態では、ブレース41、42は中空の軸材である。2本のブレース41、42は、プレート14に接続される固定部46aから下側に延在した取付片46bに溶接されている。2本のブレース41、42は、固定部46aから互いの間隔が徐々に拡がるように延在している。また、ブレース41、42の長さ方向の中間には、ブレース41、42間に架け渡されたブリッジ45が取り付けられている。これにより、2本のブレース41、42は、所要の剛性で、互いの間隔が維持されている。なお、図示された例では、ブリッジ45は一本であるが、複数本のブリッジ45が、ブレース41、42間に設けられていてもよい。そして、反対側の端部には、基部43、44が設けられている。基部43、44は、矩形の枠組み204(この実施形態では、下枠60a)に取り付けられる部位である。この実施形態では、左右のブレース41、42には、それぞれ基部43、44が独立して設けられている。
図14は、左側の基部43を図示している。右側の基部44も同様の構造を有する。基部43、44は、図14に示すように、ベース部43a、44aと、フランジ部43b、44bと、を備えている。ベース部43a、44aは、下枠60aに沿って取り付けられる部位である。この実施形態では、ベース部43aは、ブレース41、42の端部に対向するように配置される。フランジ部43b、44bは、ベース部43a、44aから立ち上がっている。図14ではベース部43aの片側しか図示されていないが、この実施形態では、フランジ部43b、44bは、それぞれ当該ブレース41、42の端部41b、42bを挟むように、ベース部43aの両側に設けられている。ブレース41、42の当該端部41b、42bは、それぞれフランジ部43b、44bに溶接されている。
ここで、第2伝達部材40は、図1に示すように、建物200の矩形の枠組み204内において、上述したようにブレース41、42の下端に取り付けられた基部43、44を下枠60aに沿って配置する。そして、基部43、44のベース部43a、44aに設けられた挿通孔43a1、43a2、43a3に、締結具(例えば、アンカーボルト105、ボルト(ラグスクリューボルト106)やビス)を取り付けて、基部43、44を下枠60aの上に固定するとよい。これによって、第2伝達部材40は、矩形の枠組み204内に立った状態で設置される。
ここで、中間プレート14の一端(第2伝達部材40が取り付けられる側の端部)には、フランジ17が取り付けられている。第2伝達部材40は、取付プレート46の固定部46aを当該フランジ17に取り付ける。そして、これら各部材の挿通孔の位置を合わせて、図3および図4に示すように、ボルト18を挿通し、ナット20で止める。
この制震装置100は、図2に示すように、制震ユニット10と、第1伝達部材30と、第2伝達部材40とを備えている。かかる制震装置100は、図1に示すように、建物200の矩形の枠組み204内に配置される。この実施形態では、例えば、第2伝達部材40を建物200の下枠60aに取り付ける。次に第1伝達部材30を建物200の上枠50aに取り付ける。そして、制震ユニット10を第1伝達部材30と第2伝達部材40の間に配置し、それぞれに取り付けるとよい。第1伝達部材30と上枠50aとの取り付け、一対の外側プレート12、13と第1伝達部材30との取り付け、第2伝達部材40と下枠60aとの取り付け、および、中間プレート14と第2伝達部材40との取り付けは、既に説明した通りであるので、ここでは、説明を省略する。
以上のように、ここで提案される制震装置100は、例えば、図1から図5に示すように、中間プレート14と、一対の粘弾性体15、16と、一対の外側プレート12、13と、伝達部材30、40と、連結部材37、38とを備える。一対の粘弾性体15、16は、中間プレート14を挟んで対向し、かつ、中間プレート14にそれぞれ接着されている。一対の外側プレート12、13は、中間プレート14の両面において粘弾性体15、16を挟んで対向している。一対の外側プレート12、13は、粘弾性体15、16に接着された接着部12a、13aと、中間プレート14および粘弾性体15、16からはみ出て互いに対向する対向部12b、13bと、を備えている。伝達部材30、40は、一対の外側プレート12、13に接続された第1伝達部材30と、中間プレート14に接続された第2伝達部材40とを備える。
そして、連結部材(37、38)は、スリーブ36と側板部32、33の貫通孔32a、33aと対向部12b、13bの貫通孔12c、13cとに通された軸材37と、該軸材37を対向部12b、13bの外面に繋ぎ止める繋止材38とを備えている。このようにすれば、第1伝達部材30と一対の外側プレート12、13とを精度よく組み付けることができる。これによって、粘弾性体15、16に適切にせん断変形を生じさせることができる。
12、13 外側プレート
12a 接着部
12b、13b 対向部
12c、13c 貫通孔
14 中間プレート
15、16 粘弾性体
17 フランジ
30 第1伝達部材
31 基板部
31a 取付面
32、33 側板部
32a、33a 貫通孔
36 スリーブ
36a 貫通孔
37 軸材
38 繋止材
40 第2伝達部材
41、42 ブレース
43、44 基部
45 ブリッジ
46 取付プレート
46a 固定部
46a1 挿通孔
46b 取付片
50 天井梁
50a 上枠
60 土台
60a 下枠
70a 柱
70a,70b 柱
100 制震装置
200 建物
202 コンクリート基礎
H ヒステリシスループ
Claims (7)
- 中間プレートと、一対の粘弾性体と、一対の外側プレートと、伝達部材と、連結部材とを備え、
前記一対の粘弾性体は、
前記中間プレートを挟んで対向し、かつ、前記中間プレートにそれぞれ接着されており、
前記一対の外側プレートは、
前記中間プレートの両面において前記粘弾性体を挟んで対向しており、
前記粘弾性体に接着された接着部と、
前記中間プレートおよび前記粘弾性体からはみ出て互いに対向する対向部と
を備えており、
前記伝達部材は、
前記一対の外側プレートに接続された第1伝達部材と、
前記中間プレートに接続された第2伝達部材と
を備え、
前記第1伝達部材は、
建物に取り付けられる取付面を有する基板部と、
前記基板部の両側縁でそれぞれ前記取付面とは反対側の面側に折り曲げられた一対の側板部と
を備え、
前記一対の側板部は、前記一対の外側プレートの対向部に沿ってそれぞれ配置され、
前記一対の側板部と前記一対の外側プレートの対向部とは、前記連結部材によって連結されている、制震装置。 - 前記一対の外側プレートの対向部の間には、該対向部間の間隔を保持するスペーサが配置されている、請求項1に記載された制震装置。
- 前記一対の側板部は、前記一対の外側プレートの対向部の向かい合う内面に沿ってそれぞれ配置されている、請求項2に記載された制震装置。
- 前記一対の外側プレートの対向部は、貫通孔を有しており、
前記一対の側板部は、前記対向部の貫通孔に相対する位置に貫通孔を有しており、
前記スペーサは、前記一対の側板部の間において、該側板部の貫通孔に相対する位置に装着されたスリーブであり、
前記連結部材は、前記スリーブと前記側板部の貫通孔と前記対向部の貫通孔とに通された軸材と、該軸材を前記対向部の外面に繋ぎ止める繋止材とを備える、請求項3に記載された制震装置。 - 前記一対の側板部の内面と前記スリーブの先端とが、点溶接されている、請求項4に記載された制震装置。
- 前記一対の側板部は、前記一対の外側プレートの対向部の外側を向いた外面に沿ってそれぞれ配置されている、請求項2に記載された制震装置。
- 前記一対の側板部は、貫通孔を有しており、
前記一対の外側プレートの対向部は、前記側板部の貫通孔に相対する位置に貫通孔を有しており、
前記スペーサは、前記一対の外側プレートの対向部の間において、該対向部の貫通孔に相対する位置に装着されたスリーブであり、
前記連結部材は、前記スリーブと前記対向部の貫通孔と前記側板部の貫通孔とに通された軸材と、該軸材を前記側板部の外面に繋ぎ止める繋止材とを備える、請求項6に記載された制震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212094A JP6379006B2 (ja) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | 制震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212094A JP6379006B2 (ja) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | 制震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016080076A JP2016080076A (ja) | 2016-05-16 |
JP6379006B2 true JP6379006B2 (ja) | 2018-08-22 |
Family
ID=55958086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014212094A Expired - Fee Related JP6379006B2 (ja) | 2014-10-16 | 2014-10-16 | 制震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6379006B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6957990B2 (ja) * | 2017-05-31 | 2021-11-02 | 住友ゴム工業株式会社 | 制震装置および建物 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001271514A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-05 | Shimizu Corp | 制震ダンパー |
JP2002235454A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 制振ダンパー装置 |
JP2005172030A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Takenaka Komuten Co Ltd | 摩擦ダンパー |
JP2005299078A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Kawaguchi Metal Industries Co Ltd | 橋梁用制振装置 |
JP4603918B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-12-22 | 東海ゴム工業株式会社 | 軽量鉄骨住宅の制震構造 |
JP4881019B2 (ja) * | 2005-04-19 | 2012-02-22 | ミサワホーム株式会社 | 制振構造 |
JP4672607B2 (ja) * | 2006-06-27 | 2011-04-20 | 大和ハウス工業株式会社 | 制震デバイス |
JP5277424B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2013-08-28 | 住友ゴム工業株式会社 | 制振装置 |
JP5407082B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2014-02-05 | 住友ゴム工業株式会社 | 建物 |
JP5404510B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2014-02-05 | 好光 大橋 | 建物用制震部材 |
JP5588835B2 (ja) * | 2010-11-10 | 2014-09-10 | 株式会社大林組 | 摩擦ダンパー |
-
2014
- 2014-10-16 JP JP2014212094A patent/JP6379006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016080076A (ja) | 2016-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101348577B1 (ko) | 건물의 개구부에 설치된 수평보형 댐퍼를 이용한 내진보강방법 | |
JP6118088B2 (ja) | 建物用制振装置 | |
JP5967438B2 (ja) | ブレース耐震補強構造 | |
JP6379006B2 (ja) | 制震装置 | |
JP2014020114A (ja) | 制振装置 | |
JP2016000893A (ja) | 制振装置付き構造物 | |
JP2014237946A (ja) | 建物用制震装置 | |
JP6379005B2 (ja) | 制震装置 | |
JP6031283B2 (ja) | 制振装置 | |
JP6031291B2 (ja) | 制振壁 | |
JP6397668B2 (ja) | 制震装置 | |
JP6196818B2 (ja) | 制震装置 | |
JP2019148125A (ja) | 制震装置および建物 | |
JP6251701B2 (ja) | 制震装置 | |
JP6651774B2 (ja) | 制震ユニットおよび制震装置 | |
JP6280802B2 (ja) | 制震装置 | |
JP6031284B2 (ja) | 建物 | |
JP6178132B2 (ja) | 制震装置 | |
JP6408799B2 (ja) | 制震装置 | |
JP2016153582A (ja) | 建造物における無溶接補強構造 | |
JP5931634B2 (ja) | 制振装置 | |
JP2016079668A (ja) | 制震装置 | |
JP2015175099A (ja) | 制震装置 | |
JP6495584B2 (ja) | 制震装置 | |
JP2010018985A (ja) | ブレース構造による制振装置付門型フレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170817 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180703 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180730 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6379006 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |