JP4164875B2 - 笠木 - Google Patents

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Description

この発明は笠木に関し、例えば、隣接する笠木本体間に目地部を設け、これら複数の笠木本体によってパラペットの天端部を被覆する笠木に適用して好適なものである。
従来、建物のパラペットの天端部には、パラペットのひび割れによる漏水などを防止するために笠木が被装されている。
このような笠木は、笠木本体とブラケットとにより構成されており、パラペットの天端部に所定間隔毎に取り付けられた複数のブラケットに対し、上方からほぼ断面コ字状の笠木本体が嵌合されて取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、このような笠木においては、笠木本体が一般にアルミニウム材を押出成形した薄板状でなり、温度変化等により伸縮するため、隣接する笠木本体の継目両側に適宜間隔を空けて目地部が形成されており、この目地部を設けることによって、天候等の温度変化により笠木本体が伸長しても当該笠木本体同士が当たることを回避し、笠木本体の変形を防止している。
特開平11−81586号公報
ところが、かかる構成の笠木においては、笠木本体の継目に目地部を設けることにより熱膨張による変位に確実に対応し得るものの、例えば風圧等の外力により、目地部を設けた分だけ笠木本体が移動し得、特に複数の笠木本体を設けた場合、各笠木本体が全て同一方向に移動することにより、笠木本体の他方向に目地部が集まり、その結果、笠木本体の位置が大幅にずれてしまうという問題があった。また、笠木において、大きな隙間が形成されると、この大きな隙間から雨が侵入して笠木の役目を果たさない。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、風圧等の外力による笠木本体の大幅な位置ずれを確実に防止し得る笠木を提供することにある。
本発明の請求項1では、複数の笠木本体が継目に目地部を形成しパラペットの天端部に連続して設けられることにより、前記パラペットの天端部を被覆する笠木において、前記笠木本体間の継目に設けられるジョイント部と、該ジョイント部に設けられ、前記目地部内で対向した前記笠木本体間に介在する突出部とを備え、前記突出部が硬質で弾力性のある弾性部材からなるものである。
本発明の請求項2では、前記笠木本体の継目を被覆することにより前記笠木本体間の目地部を塞ぐ笠木カバーでなるものである。
本発明の請求項3では、前記ジョイント部は、前記パラペットの天端部に設けられる継ぎ目板でなるものである。
本発明の請求項1によれば、笠木本体の位置ずれが生じたときであっても、笠木本体が目地部内の突出部に当接することにより各笠木本体の位置が規制され、これにより外力による笠木本体の大幅な位置ずれを防止でき、また、温度変化によって各笠木本体に熱膨張が生じても弾性部材によってその膨張力が吸収され、笠木本体が弾性部材に当接した状態でも目地部で伸長でき、かくして熱膨張による変位に確実に対応できる。
本発明の請求項2によれば、笠木本体の外方から目地部を笠木カバーで被覆させるだけで、当該目地部内に突出部を確実に配置できる。
本発明の請求項3によれば、笠木カバーを用いることなく、笠木本体間の目地部内に突出部を確実に配置できるので、当該笠木カバーを設けない分、ジョイント部の部品点数を少なくでき、かくしてジョイント部を簡易な構造にできる。
以下、本発明における好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
(第1実施例)
図1において、1は全体として笠木連結構造1を示し、この笠木連結構造1は、例えば建物の屋上やベランダなどの周縁に突設されたパラペット2と、このパラペット2の天端部3に所定間隔で装着されたブラケット4a及び4bと、このブラケット4a及び4bに嵌着され、複数(この場合、例えば2つ)の笠木本体5a及び 5bがジョイント部6により連結された笠木7とを有し、この笠木7によってパラペット2の天端部3を被覆している。
ブラケット4a及び4bは、アルミニウム材でなる押出成形品であって、パラペット2の天端部3に固定される天板部(以下、これをブラケット側天板部と呼ぶ)10と、このブラケット側天板部10の両端側から垂設した一対の側板部(以下、これをブラケット側側板部と呼ぶ)11とを有し、全体としてほぼ断面コ字状に形成され、ブラケット側側板部11がパラペット2の天端部3を跨ぐようにして配置され、ブラケット側天板部10に穿設した孔(図示せず)にカラー 12を介してアンカーボルト13が挿入され、このアンカーボルト13がパラペット2の天端部3に埋設したアンカープラグ(図示せず)にねじ込まれることにより、パラペット2の天端部3に固定され得る。
そして、ブラケット4a及び4bには、隣接する笠木本体5a及び5bの継目に目地部14を形成し得るように、笠木本体5a又は5bの端部15a又は15b の近傍が嵌着され、かくしてブラケット側天板部10に設けられた笠木受け部16が当該笠木本体5a又は5bを支持し得るような構成を有する。
因みに、この目地部14は、隣接する笠木本体5a及び5bの端部15a及び15b間を隔離することにより形成された領域であり、アルミニウム材による押出成形品である笠木本体5a及び5bが熱膨張によって伸長しても、隣接する笠木本体5a及び5bの端部15a及び15b同士が当たり歪みなどが生じることがないようにその幅寸法W1が選定されている。
なお、このブラケット4a及び4bには、ブラケット側天板部10の両端部側に高さ調節部20がそれぞれ設けられており、この高さ調節部20の押上部(図示せず)がブラケット側天板部10の内側面に突出してパラペット2の天端部3に当接している。
かくして高さ調節部20は、ブラケット側天板部10に対しねじ込まれることにより、押上部を介してブラケット4a又は4bを押し上げ、笠木受け部16の高さを調節し得るようになされている。
かかる構成に加えて、隣接する笠木本体5a及び5bの継目には、笠木カバー25と継ぎ目板26とによって構成されたジョイント部6が設けられている。
実際上、ジョイント部6の継ぎ目板26は、一方の笠木本体5aが嵌着されるブラケット4aと、当該一方の笠木本体5aに隣接する他方の笠木本体5bが嵌着されるブラケット4bとの間に配置されている。
この継ぎ目板26は、図2に示すように、パラペット2の天端部3に固定される天板部(以下、これを継目側天板部と呼ぶ)27と、この継目側天板部27の両端側に垂設した一対の側板部(以下、これを継目側側板部と呼ぶ)28とを有し、継目側側板部28が僅かに傾斜していることにより、当該継目側側板部28の下端部側が側部外方に位置している。
そして、継ぎ目板26は、図1に示したように、継目側側板部28がパラペット2の天端部3を跨ぐようにして配置され、これにより継目側天板部27が笠木本体5a及び5b間の目地部14下方に配置され得るようになされている。
ここで継目側天板部27には、ゴム部材などの弾性部材で角柱状に形成され、幅方向に延びたシール部29が設けられており、笠木本体5a及び5bがブラケット4a及び4bに嵌着されることにより、笠木本体5a及び5b間の目地部14がシール部29の間に配置され、当該シール部29の上部が笠木本体5a及び 5bの平板部内側面に当接することにより笠木本体5a及び5bを支持し得る。
この実施の形態の場合、シール部29は、笠木本体5a及び5b間の目地部14が形成された継目内側に当該シール部29で仕切られた空間(以下、これを内側空間と呼ぶ)を形成し得、目地部14から当該内側空間まで雨水などが侵入しても、当該雨水が内側空間を超えてパラペット2の長手方向側へまで浸入することを防止し得る。
また、継ぎ目板26は、その外周に、幅方向に沿って一方の継目側側板部28から継目側天板部27を介して他方の継目側側板部28にまで延びる溝部30が形成されていることにより、笠木本体5a及び5b間の目地部14から内側空間まで侵入してきた雨水などを溝部30に沿って確実に下方に誘導し得るようになされている。
また、この実施の形態の場合、継ぎ目板26は、パラペット2の天端部3に取り付けられたとき、継目側側板部28の下端部28Aと、ブラケット側側板部11 の下端部とがほぼ一直線状になるように、当該継目側側板部28の高さ寸法が選定されており、かくして笠木本体5a及び5bがブラケット4a及び4bに嵌着されると、継ぎ目板28にも当該笠木本体5a及び5bが嵌着され得る。
ここで笠木本体5a及び5bは、矢印A方向の長尺に形成されており、パラペット2の天端部3に沿って長手方向に延びる平板部35と、この平板部35の両端縁に垂設された一対の垂壁部36とを有し、ほぼ断面コ字状に形成されており、当該垂壁部36の下端部がパラペット2側に向かってL型に僅かに折曲されたフランジ部37を有し、このフランジ部37がブラケット側側板部11と継目側側板部28との下端部に係止することにより、ブラケット4a及び4bと継ぎ目板 26とに嵌着し、垂壁部36の内側面36Aが継目側側板部28の下端部28Aに当接し得る。
かくして、笠木本体5a及び5bは、隣接する笠木本体5a及び5bの継目に目地部14を形成するようにブラケット4a及び4bと継ぎ目板26とに位置決めされ、この状態で、隣接する笠木本体5a及び5bの両端部15a及び15bが、ジョイント部6を構成する笠木カバー25で被覆され得るようになされている。
笠木カバー25は、図2及び図3に示すように、アルミニウム材を押出成形した薄板状でなり、笠木本体5a及び5bの平板部35に取り付けられる平板被覆部40と、この平板被覆部40の両端縁に垂設された一対の垂壁被覆部41とを有し、笠木本体5a及び5bの外形と適合するようにほぼ断面コ字状に形成されており、平板被覆部40及び垂壁被覆部41の幅寸法W2が目地部14の幅寸法W1よりも幅広に選定されている。
そして、笠木カバー25は、笠木本体5a及び5b間の目地部14を覆うように、隣接する笠木本体5a及び5b間の外周に配置され、垂壁被覆部41の下端部に内向きに折曲された係止片42の一方が、継ぎ目板25の下端部に係止された後、平板被覆部40が上方から押下されることにより他方の係止片42が継ぎ目板25の下端部に係止し、かくして笠木本体5a及び5bの継目に装着され得る。
かかる構成に加えて笠木カバー25は、平板被覆部40の内側面43中央部付近に、硬質樹脂で弾力性のあるゴム部材などの弾性部材でほぼ角柱状に形成され、かつ平板被覆部40の長手方向に沿って延びる所定長さ寸法でなる位置決めリブ61が設けられている。
実際上、この実施の形態の場合、位置決めリブ61は、笠木本体5a及び5b(図1)間に形成する目地部14の幅寸法W1(例えば、約12[mm]程度)よりも僅かに狭くなるようにその幅寸法W3(例えば、約6[mm]程度)が選定されている。
そして、位置決めリブ61は、図4に示すように、笠木カバー25が継ぎ目板26に装着されることにより、目地部14に挿入され得る。
そして、位置決めリブ61は、図5に示すように、目地部14内において、その両端と笠木本体5a及び5bの端部15a及び15bとの間に、幅寸法W4(例えば、約3[mm]程度)の隙間をそれぞれ形成するように配置される。
以上の構成において、隣接する笠木本体5a及び5b間に形成される目地部14内に、位置決めリブ61を配置させた状態で笠木カバー25を継ぎ目板26に装着する。
これにより、隣接する笠木本体5a及び5bを、互いに完全に固定させることなく笠木カバー25と継ぎ目板26とを用いて連結できる。
そして、この状態で、笠木本体5a及び5bに対し強い外力が加えられたときであっても、笠木本体5a及び5bの端部15a及び15bが位置決めリブ61に当接することにより笠木本体5a及び5bの位置が規制され、当該位置決めリブ61の幅寸法W3の分だけ確実に目地部14の形成を維持できる。
かくして、笠木本体5a及び5bの目地部14全てが一方向に集まることを一段と確実に防止でき、その結果、大きな隙間が形成されることもないので、外観の意匠性を低下させてしまうことを確実に防止できる。また、このように大きな隙間が形成されないことから、パラペット2への雨水の浸入を防止できる。
このとき、笠木本体5a及び5bの端部15a及び15bは、目地部14内に配置された位置決めリブ61に当たっているものの、温度変化によって各笠木本体5a及び5bが熱膨張すると、位置決めリブ61によってその膨張力が吸収されることにより目地部14で伸長できる。
また、この場合、位置決めリブ61を目地部14内に挿入させるだけで、笠木カバー25を確実に笠木本体5a及び5b間の継目に位置決めでき、かくして笠木カバー25で目地部14全体を確実に被覆できる。
以上のように、本実施例では、笠木カバー25によって、笠木本体5a及び5bの継目を被覆することにより、笠木本体5a及び5b間の目地部14を閉塞するとともに、当該目地部14内に位置決めリブ61を配置させる。
これにより、笠木本体5a及び5bの位置ずれが生じたときであっても、笠木本体5a及び5bが目地部14内の位置決めリブ61に当接することにより各笠木本体5a及び5bの位置が規制され、これにより外力による笠木本体5a及び5bの大幅な位置ずれを防止できる。
また、位置決めリブ61を硬質で弾力性のある弾性部材で形成したことにより、温度変化によって各笠木本体5a及び5bに熱膨張が生じても位置決めリブ61 によってその膨張力が吸収され、笠木本体5a及び5bが位置決めリブ61に当接した状態でも目地部14で伸長でき、かくして熱膨張による変位に確実に対応できる。
なお、上述した第1の実施の形態においては、継目側側板部28が僅かに傾斜した継ぎ目板25に笠木カバー25を装着するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図4との対応部分に同一符号を付して示す図6のように、継目側側板部51をほぼ垂直に形成した継ぎ目板50に笠木カバー25を装着するようにしても良く、このように、位置決めリブ61が笠木カバー25 の平板被覆部40の内側面43にのみ設けられていることにより、継目側側板部が種々の形状でなる継ぎ目板に対して当該笠木カバー25を装着できる。
また、上述した第1の実施の形態においては、位置決めリブ61を長手方向に所定長さ寸法に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、位置決めリブ61を目地部14内に僅かに突出させるようにしたりこの他種々の形状にしても良い。
また、図3との対応部分に同一符号を付して示す図7の笠木カバー65のように、上面部としての平板被覆部40の内側面43に加えて、側板部としての垂壁被覆部41の内側面66にも延びる位置決めリブ67を設けるようにして良く、この場合、図4との同一部分に同一符号を付して示す図8のように、笠木本体5a及び5b間の目地部14のほぼ全体に位置決めリブ67を配置できる。
この場合、平板被覆部40の内側面43と、垂壁被覆部41の内側面66とに位置決めリブ67を設けたことによって、笠木本体5a及び5bが熱膨張して端部 15a及び15bが伸長したとき、目地部14において笠木本体5a及び5bの端部15a及び15bのほぼ全体が位置決めリブ67に当接し、これにより位置決めリブ67から受ける弾性力による負荷を均一にでき、かくして位置決めリブ67の弾性力による笠木本体5a及び5bの端部15a及び15bへの負担を軽減できる。
さらに、上述した第1の実施の形態においては、位置決めリブ61を弾性部材で形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、位置決めリブ61を金属部材やプラスチック部材等この他種々の材質で形成するようにしても良く、要は、笠木カバー25から目地部14内に配置され、当該目地部14の最小所定幅寸法を維持できるようなるような突出形状であれば良い。
(第2実施例)
次に、本発明の第2の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分について同一符号を付し、その共通する説明は重複するため省略する。
図1との同一部分に同一符号を付して示す図9において、70は第2の実施の形態の笠木連結構造を示し、第1の実施の形態とはジョイント部71の構成が異なり、当該ジョイント部71が継ぎ目板72によってのみ構成されている。
実際上、継ぎ目板72には、継目側側板部28における目地部14に対向する位置に(この場合、例えば一方の継目側側板部28の中央部付近)に雌ねじが螺刻されたねじ孔73が穿設されており、このねじ孔73に金属部材でなるねじ74が側部外方側から直接ねじ込まれ得るようになされている。
かくして、ねじ74が継目側側板部28外方側から継ぎ目板72に取り付けられることにより、当該ねじ74が笠木本体5a及び5bの上方の平板部35側から突出することを回避できる。
なお、このねじ74による取り付けは、一方の継目側側板部28のみだけでなく、他方の継目側側板部28にも行うようにしても良い。
かくして、継ぎ目板72は、笠木本体5a及び5bがブラケット4a及び4bに嵌着されることにより、隣接する笠木本体5a及び5b間に形成される目地部14からねじ74の拡幅端部74Aが突出するように配置され得る。
以上の構成において、笠木本体5a及び5bがブラケット4a及び4bに嵌着されることにより、目地部14内において笠木本体5a及び5b間に継ぎ目板72のねじ74を介在させる。
これにより、上述した第1の実施の形態と同様に、笠木本体5a及び5bに対し強い外力が加えられたときであっても、笠木本体5a及び5bの端部15a及び 15bがねじ74に当接することにより笠木本体5a及び5bの位置が規制され、当該ねじ74の幅寸法の分だけ確実に目地部14の形成を維持できる。
かくして、この場合であっても、笠木本体5a及び5bの目地部14全てが一方向に集まることを一段と確実に防止でき、その結果、大きな隙間が形成されることもないので、外観の意匠性を低下させてしまうことを確実に防止できる。
以上のように、本実施例では、継ぎ目板72に目地部14から外方へ突出するようなねじ74を設けるようにしたことにより、笠木本体5a及び5bの位置ずれが生じたときであっても、笠木本体5a及び5bが目地部14内のねじ74に当接することにより各笠木本体5a及び5bの位置が規制され、これにより外力による笠木本体5a及び5bの大幅な位置ずれを防止できる。
また、本実施例では、継ぎ目板72に、笠木本体5a及び5bの位置を規制するねじ74を設けるようにしたことにより、上述した第1の実施の形態に比べて、笠木カバー25を設けない分、ジョイント部71の部品点数を少なくでき、かくしてジョイント部71を簡易な構造にできる。
なお、上述した第2の実施の形態においては、ねじ74を金属部材で形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ねじ74をプラスチック部材や弾性部材等この他種々の材質で形成するようにして良い。
因みに、ねじ74を硬質で弾力性のある弾性部材で形成するようにすれば、上述した第1の実施の形態と同様に、温度変化によって各笠木本体5a及び5bに熱膨張が生じてもねじ74によってその膨張力が吸収され、笠木本体5a及び5bがねじに当接した状態でも目地部14で伸長でき、かくして熱膨張による変位に確実に対応できる。
また、上述した第2の実施の形態においては、継ぎ目板72の継目側側板部28に設けたねじ74に、笠木本体5a及び5bが当接することにより笠木本体5a及び5bの位置を規制するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図9との対応部分に同一符号を付して示す図10のように、ジョイント部81における継ぎ目板82の継目側天板部27に固着された、ゴム部材などの弾性部材で角柱状に形成され、幅方向に延びた位置決めリブ 83に、笠木本体5a及び5bが目地部14で当接することにより笠木本体5a及び5bの位置を規制するようにしても良く、このような笠木連結構造80であっても上述した第2の実施の形態と同様の効果を得ることができ、また、この場合、ねじ74(図9)の取り付け作業を省くことができるので作業者の作業負担を軽減できる。
また、図2との対応部分に同一符号を付して示す図11のように、継ぎ目板90の位置決めリブ91を、凸部92と固着部93とからなる断面ほぼ逆T字状に形成し、固着部93を継ぎ目板82に接着などにより固定することにより、当該凸部92を目地部14内に配置するようにして良く、要は、継ぎ目板から目地部14内に配置され、目地部14の最小所定幅寸法を維持できるような突出形状であれば良く、この場合、図12に示すように、固着部93により継目側天板部27に対して広い接着面積が得られるため、継ぎ目板90に対し安定した取付強度を備えたものとなる。
第1の実施の形態による笠木連結構造の内部構成を示す分解斜視図である。 ジョイント部の詳細構成を示す略線的斜視図である。 笠木カバーの詳細構成を示す略線的斜視図である。 笠木カバー及び継ぎ目板の取り付け状態(1)を示す断面図である。 目地部における位置決めリブの配置の様子を示す断面図である。 他の実施の形態による継ぎ目板に対する笠木カバーの取り付け状態(1)を示す断面図である。 他の実施の形態による笠木カバーの詳細構成を示す略線的斜視図である。 笠木カバー及び継ぎ目板の取り付け状態(2)を示す断面図である。 第2の実施の形態による笠木連結構造の内部構成を示す分解斜視図である。 他の実施の形態による笠木連結構造の内部構成を示す分解斜視図である。 他の実施の形態による継ぎ目板の詳細構成を示す略線的斜視図である。 継ぎ目板に対する位置決めリブの取り付け状態を示す断面図である。
符号の説明
2 パラペット
3 天端部
5a及び5b 笠木本体
6 71 81 ジョイント部
7 笠木
14 目地部
25 65 笠木カバー
40 平板被覆部(上面部)
41 垂壁被覆部(側板部)
61 67 83 91 位置決めリブ(突出部)
74 ねじ(突出部)

Claims (3)

  1. 複数の笠木本体が継目に目地部を形成しパラペットの天端部に連続して設けられることにより、前記パラペットの天端部を被覆する笠木において、前記笠木本体間の継目に設けられるジョイント部と、該ジョイント部に設けられ、前記目地部内で対向した前記笠木本体間に介在する突出部とを備え、前記突出部が硬質で弾力性のある弾性部材からなることをを特徴とする笠木。
  2. 前記ジョイント部は、前記笠木本体の継目を被覆することにより前記笠木本体間の目地部を塞ぐ笠木カバーでなることを特徴とする請求項記載の笠木。
  3. 前記ジョイント部は、前記パラペットの天端部に設けられる継ぎ目板でなることを特徴とする請求項記載の笠木。
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