JP6045409B2 - オイル供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両に搭載される自動変速機に使用されるオイル供給装置に関し、更に詳しくは、アイドルストップ制御等が実施される車両に適用されるオイル供給装置に関する。
車両に搭載される自動変速機等の動作、及び潤滑・冷却等は、通常、搭載される車両の動力源である内燃機関(エンジン)で駆動される油圧ポンプ(機械式オイルポンプ)によるオイル供給(油圧供給)によって行われている。機械式オイルポンプはエンジンに連結されており、ポンプの仕様(固有吐出量)は変速機に求められる最大流量とエンジン回転数から決まり、エンジンの回転数と連動している。
このため、エンジンにアイドルストップ機能等を付加した場合、エンジンが自動停止すると機械式オイルポンプも停止する。この結果、機種によっては油圧の低下により変速機がニュートラル状態となったり、クラッチへのオイルの供給が停止されたりする場合がある。
変速機がニュートラル状態になると、エンジンの起動により油圧が上昇したときに係合し、回転数差があるため振動が発生する。また、クラッチへの潤滑・冷却用のオイルの供給が停止されると、クラッチの冷却が不十分となり、その発熱が問題となることもある。
そこで、機械式オイルポンプと並列に、エンジンとは独立して動作可能な電動オイルポンプを設け、エンジン停止中は、この電動オイルポンプにより、必要部位へのオイル供給(油圧供給)を行うことで、エンジン停止中も所定の油圧を確保して各部の状態を維持する等の手法が採用されている(例えば特許文献1参照)。
また、ハイブリッド(HEV:Hybrid Electric Vehicle)車両においては、油圧ポンプをエンジンと走行用モータの双方から駆動可能とし、双方からの入力で駆動できるようにするものが知られている(特許文献2及び3等参照)。
更に、特許文献2では、エンジンと走行用モータで駆動される機械式オイルポンプに加えて、専用のモータで駆動される電動オイルポンプを設け、機械式オイルポンプの回転数が低い領域において吐出量の不足を補充している。
特開2007−320353号公報 特許4472935号明細書 特開2011−178280号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、アイドルストップ(コーストストップを含む)時のみの限られた使用にも拘わらず、機械式オイルポンプと電動オイルポンプの2つのオイルポンプとそれぞれの吸入配管、吐出配管類などが必要になり、必ずしも電動オイルポンプを有効活用できていない。
また、特許文献2及び特許文献3に記載されている技術は、HEVシステムが前提であるため、従来型(非HEV)の車両への適応難易度が高く、システムも大型化する。
更に、特許文献3に記載されている技術では、HEV車両における走行用モータを駆動源として油圧ポンプを駆動するため、状況によりエンジン負荷の一部をモータが補うなどして、任意に補助的な駆動を行うのは困難であった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、既存の機能を確保しつつ構成の簡素化が図れ、原動機の負荷の一部を補助して動力負荷を低減することも可能にしたオイル供給装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のオイル供給装置は、車両の原動機と前記原動機とは別のモータとにより駆動されるオイルポンプと、前記原動機の駆動力を前記オイルポンプに伝達及び遮断するクラッチとを備え、前記オイルポンプを前記原動機と前記モータの一方または双方で選択的に駆動し、前記モータは前記原動機の駆動系を介することなく前記オイルポンプを駆動し、前記原動機が低速回転の場合に、前記モータで前記原動機による前記オイルポンプの駆動力をアシストするようにしてなり、前記原動機の始動後、モータアシストしていない状態で、規定の油圧に達していることを確認することで、前記クラッチのOFF故障診断を行うことを特徴とする。
本発明によれば、1つのオイルポンプを原動機とモータで選択的に駆動することにより、既存の機能を確保しつつオイルポンプ用部品を削減して構成の簡素化が図れる。また、必要に応じてオイルポンプを原動機とモータの双方で駆動することにより、原動機の負荷の一部をモータで補助して動力負荷を低減することも可能である。更に、エンジン始動後、モータアシストしていない状態で、規定の油圧に達していることを確認することで、ワンウェイクラッチのOFF故障診断を実施できる。
本発明の第1の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。 図1に示したオイル供給装置の要部を抽出して詳細に示す図である。 図1及び図2に示したオイル供給装置における締結解放要素の構成例を示す図である。 図1及び図2に示したオイル供給装置における締結解放要素の他の構成例を示す図である。 走行シーン別の動作パターンについて説明するための図である。 図5に示した動作パターンにおける車速、エンジン回転数、モータ回転数及びポンプ回転数と、モータ動作及び走行シーンとの関係を示すタイムチャートである。 走行シーン別の他の動作パターンについて説明するための図である。 図7に示した動作パターンにおける車速、エンジン回転数、モータ回転数及びポンプ回転数と、モータ動作及び走行シーンとの関係を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るオイル供給装置の要部を抽出して詳細に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。 図10のシステム構成において、アシスト動作を行う際のエンジン回転数と駆動トルクとの関係を示す特性図である。 図10のシステム構成において、可変容量ポンプを採用してアシスト動作を行う際のエンジン回転数と駆動トルクとの関係を示す特性図である。 本発明の第4の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。 図13に示したシステムにおける第1、第2のワンウェイクラッチの構成例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両の原動機がエンジン(内燃機関)で、このエンジンの自動変速機に適用する際の概略図である。また、図2は図1に示したオイル供給装置の要部を抽出して詳細に示している。
車両の動力源であるエンジン(ENG)1は、アイドルストップ機能付きであり、所定のアイドルストップ条件にてエンジン1への燃料供給を停止することによりエンジン1を自動停止し、その後、アイドルストップ解除条件の成立によりエンジン1への燃料供給を再開してエンジン1を起動させる。
このエンジン1の出力軸は、トルクコンバータ2を介して、変速装置(自動変速機)3に接続されている。変速装置3は、クラッチ4、無段変速機5、オイルポンプ7及び締結解放要素として働くワンウェイクラッチ9などを含んで構成されている。
上記クラッチ4は、湿式多板クラッチにより構成され、作動油の油圧制御によって締結/解放が制御される。詳しくは、このクラッチ4は、前後進切換機構における摩擦係合要素である。前後進切換機構は、例えば、エンジン出力軸と連結したリングギア、ピニオン及びピニオンキャリア、変速機入力軸と連結したサンギアからなる遊星歯車機構と、変速機ケースをピニオンキャリアに固定する後退ブレーキと、変速機入力軸とピニオンキャリアを連結する前進クラッチとを含んで構成され、車両の前進と後退とを切換える。この場合、前後進切換機構における摩擦係合要素である前進クラッチ及び後退ブレーキが、クラッチ4に相当する。
上記無段変速機5は、プライマリプーリ5a及びセカンダリプーリ5bと、これらプーリ5a,5b間に巻き掛けたベルト5cとを含み、プライマリプーリ5aの回転は、ベルト5cを介してセカンダリプーリ5bへ伝達され、セカンダリプーリ5bの回転は、出力軸10から駆動車輪16a,16bへ伝達される。
この無段変速機5においては、プライマリプーリ5aの可動円錐板、及びセカンダリプーリ5bの可動円錐板を、それぞれの作動油の油圧制御によって軸方向に移動させて、各プーリ5a,5bとベルト5cとの接触位置半径を変えることにより、プライマリプーリ5aとセカンダリプーリ5bのプーリ比(回転比)を変化させて、変速比を無段階に変化させることができる。
上記オイルポンプ7は、駆動軸がエンジン1の出力軸にワンウェイクラッチ9を介して結合されるとともに、モータMの回転軸に連結されており、動力源としてエンジン1及びモータMの一方または双方で選択的に駆動されるようになっている。
上記無段変速機5の出力軸10上には、ファイナルギヤ11が固定されている。ファイナルギヤ11以降の構成として、例えば出力軸10に対して、カウンタ軸13が平行に配置されている。出力軸10とカウンタ軸13は、カウンタギヤ対12を介して結合される。このカウンタギヤ対12は、ファイナルギヤ11とカウンタ軸13に固定されたギヤ12aとが噛合して構成されている。
上記カウンタ軸13は、駆動車輪16a,16bの間の差動歯車ユニット15を介して駆動車輪16a,16bに連結される。差動歯車ユニット15は、駆動車輪16a,16bにそれぞれ車軸17a,17bを介して連結されたサイドギヤ(図示せず)を内蔵するギヤケース15aと、このギヤケース15aの外周に固定されたギヤ15bとを備えている。上記差動歯車ユニット15のギヤ15bには、カウンタ軸13上に固定されたギヤ14が噛合される。これにより、カウンタ軸13は、駆動車輪16a,16bと連動して回転するように、差動歯車ユニット15を介して駆動車輪16a,16bに連結されている。
図2に示すように、上記変速装置3のケース底部のオイルパン6にはオイルが貯留されており、このオイルが上記オイルポンプ7により吸入加圧され、調圧機構8を介してクラッチ4及びプーリ5a,5bの各油圧アクチュエータに作動油として供給される。
上記オイルポンプ7は、変速装置3のケース内に設けられており、変速装置3の入力軸に設けられたスプロケット3aによりエンジン1で駆動されるとともに、駆動軸がモータMの回転軸に連結されてモータMでも駆動可能に構成されている。上記変速装置3の入力軸とオイルポンプ7の駆動軸との間には、ワンウェイクラッチ9が設けられている。このワンウェイクラッチ9は、エンジン1による駆動部の回転数がモータMの回転数よりも高いときにエンジン1とオイルポンプ7を締結し、エンジン1による駆動部の回転数がモータMの回転数よりも低いときに解放する。
よって、エンジン1の通常回転時にはワンウェイクラッチ9が締結状態となり、オイルポンプ7がエンジン1の駆動力によって駆動される。一方、アイドルストップ等によってエンジン1が停止し、モータMの回転数の方が高くなると、ワンウェイクラッチ9が解放状態となり、オイルポンプ7はモータMの駆動力によって駆動される。また、エンジン1によるオイルポンプ7の駆動時に、必要に応じてモータMから駆動力を与えることでエンジン1の駆動力をアシスト可能に構成されている。このように、オイルポンプ7は、破線の矢印で示すように、動力源であるエンジン1とモータMの一方または双方で選択的に駆動されるようになっている。
ここでは、モータMの容量がアイドルストップで通常用いられている程度の容量(駆動力)のものを利用することを前提としている。このため、基本的には、モータMが最大回転数や最大出力で回転してもエンジン1の出力に比べて小さく、エンジン駆動によるオイルポンプの回転を追い越すことはない。
上記調圧機構8は、供給各部(クラッチ4及びプーリ5a,5b)ごとに、リリーフ機能を有する電磁弁を備え、マイクロコンピュータを含んで構成される制御ユニット(C/U)20の制御下で、オイルポンプ7の吐出圧を供給各部の目標圧に調圧して、供給各部に供給する。これにより、車両の前後進の切換えと変速比の制御とがなされる。また、インバータ(INV)21は、制御ユニット20の制御に基づき、PWM制御(擬似的に正弦波を得るために一定周期でパルス幅を変調した電圧を発生させる制御)により、電源電圧(直流電圧)を交流電圧に変換してモータMに供給する。
上記オイルポンプ7は、調圧機構8を介してクラッチ4及びプーリ5a,5bに作動油としてオイルを供給する他、変速装置3の各部に潤滑及び冷却用のオイルを供給する。供給されたオイルはオイルパン6に戻されて循環される。このオイルパン6内には、油温センサ30が設けられている。
図3は、図1及び図2に示したオイル供給装置におけるワンウェイクラッチ9の構成例を示している。図3において、図1及び図2と対応する部分に同じ符号を付す。
モータMが停止状態から駆動状態になるときに、イナーシャが小さい方が応答性の点で有利であるので、本例ではモータMの出力軸(ポンプ軸)側をワンウェイクラッチ9のイナーシャが小さいインナー9aと接続し、アウター9b,9bをスプロケット3aによりエンジン1の出力軸側(駆動系)に接続している。
上記のような構成において、アウター9b,9bの回転がインナー9aの回転よりも大きいときにはワンウェイクラッチ9がON(締結)状態となり、オイルポンプ7がエンジン1の駆動力によって駆動される。一方、アウター9b,9bの回転がインナー9aの回転よりも小さいときにはワンウェイクラッチ9がOFF(解放)状態となり、オイルポンプ7がモータMの駆動力によって駆動される。これによって、アイドルストップ時のオイルポンプ7の動力切り換えをエンジン1とモータMの回転数の差を利用して行うことができる。
このような構成では、1つのオイルポンプ7をエンジン1とモータMで選択的に駆動するため、オイルポンプの数を削減できるとともに、電動オイルポンプ(ELOP)用部品、例えばポンプギヤ、配管、ストレーナー及びリリーフ弁も不要となる。また、エンジン走行時にワンウェイクラッチ9を締結することで従来車両の動作を踏襲できる。従って、既存の機能を確保しつつ構成の簡素化が図れる。しかも、モータMに異常が発生した時でも、オイルポンプ7をエンジン1で駆動してオイルを供給することができるので走行への影響を最小限にできる。
加えて、ワンウェイクラッチ9によってエンジン1の出力軸(駆動系)がオイルポンプ7の駆動軸から切り離されるので、モータMによる駆動時の負荷を最少限にできる。更に、ワンウェイクラッチ9を用いることでエンジン1の出力軸との締結/解放を油圧レスで実施することが可能である。
なお、ワンウェイクラッチ9のインナー9aとアウター9b,9bの関係は逆にすることも可能であり、例えばモータMの駆動力に余裕があり、応答性よりもエンジン負荷の軽減を優先する場合には、モータMの出力軸側をワンウェイクラッチ9のアウター9b,9bと接続し、インナー9aをスプロケット3aによりエンジン1の出力軸側に接続しても良い。
図4は、図1及び図2に示したオイル供給装置における締結解放要素の他の構成例を示す図である。本例では、ワンウェイクラッチ9に代えて機械式クラッチ22、例えば摩擦クラッチ、噛み合いクラッチ、単板クラッチ、遠心クラッチ及び電磁クラッチなどを用いている。この機械式クラッチ22は、エンジン1で駆動するときには締結状態(クラッチON)、モータMで駆動するときには解放状態(クラッチOFF)とする。
ここで、機械式クラッチ22は、クラッチアクチュエータの異常で解放できなくなると走行不能となる。また、解放状態では走行中に油圧を加え続ける必要があり、エネルギー的にロスにつながるため、通常は締結状態(ノーマルCLOSE)となる構成が好ましい。そして、クラッチOFFは、モータ駆動後、所定回転数(必要流量)に到達した時点で実施するのが望ましい。これは、モータMの回転数不足の状態でクラッチOFFするとオイルが流量不足となる可能性があるためである。
上述した説明では、1つのオイルポンプ7をエンジン1とモータMで切り替えて駆動する場合について説明したが、オイルポンプ7をエンジン1とモータMの双方で駆動し、エンジン1によるオイルポンプ7の駆動力をモータMでアシストすることもできる。この場合には、ワンウェイクラッチ9を介してアシストできるようにするため、モータMの目標回転数はエンジン1の回転数以上に設定する。また、機械式クラッチ22を用いる場合は、締結/解放がエンジン1の回転数に依存せず、モータMのトルク分がそのままアシスト量となるため、モータMの回転数はアシスト目標に応じて容易に設定でき、モータ制御(オイルポンプアシスト)の難易度を下げることができる。
更に、モータ容量が通常のアイドルストップで用いられている程度の比較的小さいものを例に取って説明したが、モータ容量が大きければエンジン駆動力(走行状態)に頼らず、オイルを必要供給量に合わせてモータMを最適に制御することが可能になる。すなわち、アイドルストップ時には、ワンウェイクラッチ9が解放されるので、モータMにより必要なオイル量を供給できる。しかも、モータ容量に余裕があるとその範囲内で最適流量にすることができる。加えて、オイルの油圧保持領域を超える駆動力をアシストに利用できる。このように、モータ容量を大きくすれば利用の自由度を高くできる。
(実施例1)
図5は走行シーン別の動作パターンについて説明するための図である。また、図6は図5に示した動作パターンにおける車速、エンジン回転数、モータ回転数及びポンプ回転数と、モータ動作及び走行シーンとの関係を示すタイムチャートである。本実施例1では、モータMを車両の運転状況に応じて駆動している。
ここでは、車両がエンジン停止状態から始動し、発進、加速、定常走行状態に到達した後、減速して停止(コーストストップまたはアイドルストップ)し、再発進するまでの一連の動作を示している。また、バッテリーの電力に余裕があるものと仮定し、コーストストップまたはアイドルストップ時の油圧保持だけでなく、アイドル、発進及び加速状態において、モータMによりエンジン1をアシストするようにしている。
このアシストには、オイルポンプ7の回転数と同等以上でモータMを回動させる。アシスト量が大きすぎるとポンプ回転数が高すぎて無駄が生じるため、適切なアシスト量になるようにモータMの回転数を設定する。アシスト量の最小値は、例えば最も負荷が小さいと考えられるクリープ時のエンジン1の駆動トルク(油温で変化)から決めることができる。アシストするか否かの判断は、少なくともバッテリー残量を考慮し、電力に余裕があるときにするのが望ましい。この判断には、更に、例えばバッテリーの温度が低温過ぎないか否か、モータMが作動しないような故障フラグが立っていないかなども考慮するとより好ましい。
エンジン1の始動前は、シフトレンジはパーキングP、ワンウェイクラッチ(OWC)9はON(締結)、モータMは停止状態であり、従来と同様である。時刻t1にスタータが操作されると、エンジン1が始動されてエンジン回転数が上昇し、これに伴ってポンプ回転数も上昇する。この時、モータMは停止状態である。
そして、時刻t2にエンジンが始動すると、エンジン回転数とポンプ回転数が所定の回転数で安定し、アイドル状態となる。この時刻t2からモータMによる駆動を開始し、アイドリング回転とほぼ同じ回転数(より正確には無負荷時に少し高い回転数になる駆動電流)でモータMを回動させ、エンジン1によるオイルポンプ7の駆動力をモータMでアシストする。この場合、モータMは指示回転に達しないため、フィードバック補正等でモータMへの電流が増大して行くが、制限電流状態で安定することとなる。あるいは、この場合専用の、アシスト目標に基いて制限値を決める手法を採用しても良い。エンジン1でオイルポンプ7が回動するとフリクションになるトルクが発生するので、モータMでアシストすることにより、エンジン1の駆動力を低減でき燃料消費が少なくなる。
車両を発進するために、時刻t3にパーキングP(またはニュートラルN)からドライブDにシフト操作すると、負荷の増大によりエンジン回転数、モータ回転数及びポンプ回転数が一時的に低下する。続いて、時刻t4に車両を発進させて加速を開始すると、車速の上昇に伴ってエンジン1、モータM、オイルポンプ7の各回転数が上昇する。この際、モータMによりオイルポンプ駆動のアシストが行われることで、エンジン負荷を低減して燃費の向上などにも寄与できる。
時刻t5に定常走行状態になってエンジン回転数と車速が一定になると、エンジン1が低回転以外ではモータMによるアシストを停止し、オイルポンプ7をエンジン1の駆動力のみによって駆動する。すなわち、エンジン効率の良いエンジン回転数、例えば4000r/min以上では、エンジン1の駆動力を優先してオイルポンプ7を駆動する。このように、エンジン回転数が上がってくるとエンジン1の効率が良い領域になりアシストの効果が少なくなるので、エンジン1の効率が悪い低速回転で積極的にアシストした方が燃費の改善効果が高い。また、エンジン1の負荷が大きい急加速中にアシストすることで、燃費改善が期待できる。
その後、時刻t6にエンジンブレーキによる減速が開始されると、エンジン回転数とポンプ回転数が車速の低下に伴って低下する。この減速時には、オルタネータで発電することでバッテリーに電力を蓄える。この減速動作は、従来と同様である。続いて、ブレーキ操作が行われて、車両が予め定めた速度以下の低速になる(時刻t7)と、エンジン1の回転数の低下によりワンウェイクラッチ9の締結が解放され(ONからOFF)、モータMによりオイルポンプ7が駆動されて油圧保持動作が開始される。
この状態では、オイルポンプ7はモータMの駆動により所定のポンプ回転数を維持する。このように、アイドルストップでエンジンが停止する少し前からオイルポンプ7をモータMで駆動してアイドルストップに備える。このアイドルストップの準備開始タイミングは、モータ駆動による油圧応答性を考慮して時間(例えば温度によって何msecから立ち上がるか)や油圧の計測値から決める。
なお、コーストストップの場合には、車速が予め定めた低速、例えば10Km/h以下になるとエンジン1を停止させる。よって、コーストストップでエンジンが停止する少し前からオイルポンプ7をモータMで駆動してコーストストップに備える。
車両が停止(車速0Km/h)すると、アイドルストップによりエンジン1が停止する(時刻t8)。この時、ワンウェイクラッチ9は解放状態であり、モータMによるオイルポンプ7の駆動により油圧保持が行われ、オイルポンプ7は所定のポンプ回転数を維持する。
ここで、減速中(燃料カット中)等には燃費の向上はできないので、減速から車両停止後のアイドルストップ時はモータMによるアシストは行わない。アイドルストップ時に油圧保持を行うときは、プーリ5a,5bやクラッチ4から漏れて行く分のオイルを補うように供給できれば良いので、モータMの負荷は比較的小さくて済む。この油圧の確保には、オイルポンプ7から供給されるオイルが必要な流量となるように、モータMを電流で制御するか、オイルポンプ7が所定の回転数となるようにモータMで制御する。
その後、時刻t9にエンジンが起動し、シフトレンジがニュートラルNからリバースRまたはドライブDになり、時刻t10に車両が発進すると、ワンウェイクラッチ9がOFF(解放)からON(締結)になり、モータMは油圧保持動作からアシスト動作に切り替わる。この制御の切り替え条件は、「エンジン駆動回転数>モータ回転数」が成立したときである。そして、時刻t11にエンジン回転数が安定した後は、加速、定常走行状態、減速、所定の速度以下または停止と、車両の運転状況に応じて同様な動作を繰り返す。
上述したように、1つのオイルポンプ7をエンジン1とモータMで選択的に駆動することで、システム構成を簡素化しながらモータMによりアイドルストップ時(コーストストップ時)の油圧を確保できる。しかも、エンジン1とモータMの双方でオイルポンプ7を駆動することで、エンジン1の駆動力をモータMでアシストしてエンジン動力負荷を低減する、という新たな機能を付加できる。エンジン動力負荷の低減は、燃費の向上に寄与する。
従って、既存の機能を確保しつつ構成の簡素化が図れ、原動機(エンジン)の負荷の一部を補助して動力負荷を低減することもできる。
なお、モータMによるオイルポンプ7の駆動からエンジン1によるオイルポンプ7の駆動に切り替える時には、モータMの駆動をタイミング良く停止しないとエンジン1による駆動の負荷になる。逆に、エンジン1によるオイルポンプ7の駆動からモータMによるオイルポンプ7の駆動に切り替える時には、モータMをタイミング良く回転させ始めないとエンジン1が負荷になる。よって、切り替え動作のタイミングの設定に配慮する必要がある。
(実施例2)
図7は走行シーン別の他の動作パターンについて説明するための図であり、モータMを車両の運転状況に応じて駆動している。また、図8は図7に示した動作パターンにおける車速、エンジン回転数、モータ回転数及びポンプ回転数と、モータ動作及び走行シーンとの関係を示すタイムチャートである。本実施例2でも、上述した実施例1と同様にモータMを車両の運転状況に応じて駆動している。
ここでは、車両がエンジン停止状態から始動し、発進、加速、定常走行状態に到達した後、減速して停止(コーストストップまたはアイドルストップ)し、再発進するまでの一連の動作を示している。また、コーストストップまたはアイドルストップ時の油圧保持だけでなく、エンジン1の始動時、アイドル、発進、加速及び定常状態においてモータMによりエンジン1をアシストするとともに、オイルポンプ7の駆動軸にモータMが連結されていることによるつれ回りを利用して、定常走行時や減速時に回生を行うようにしている。
すなわち、走行シーンNo.(1)に示すように、エンジン1の始動前にワンウェイクラッチ9を締結した状態では、図5及び従来と同様な動作になる。これに対し、走行シーンNo.(1’)に示すように、エンジン1の始動前にワンウェイクラッチ9を解放することで、エンジン1が始動するまでの期間(時刻t1,t2間)、オイルポンプ7をモータMのみで駆動する。図8の時刻t1,t2間に、モータ回転数を矢印で示すようにエンジン回転数よりも高く設定することで、ポンプ回転数もモータ回転数に比例して高くなり、ワンウェイクラッチ9が解放状態となってエンジン1の負荷を低減でき、エンジン始動をアシストできる。
具体的には、バッテリーの電力に余裕がある場合、スタータを回すときに、エンジン始動信号受信後、モータMをスタータ回転前からエンジン1の初爆前までの期間、正転方向に駆動することでモータMにより始動を補助する。この場合には、モータMをエンジン始動時に到達する回転数以上、例えばスタータによる300〜500r/min前後より高い回転数で駆動すると良い。
スタータの容量(出力)は決まっているので、オイルポンプ7による負荷を確実に低減でき、始動負荷が減少した分、スタータをより早く回せるので始動応答性を向上できる。この結果、オイルポンプ7の早期駆動による油圧供給応答性向上とスタータ駆動負荷低減が図れる。
また、走行シーンNo.(6’)、No.(7’)に示すように、定常(低速以外)状態と、減速(エンジンブレーキ)状態においては、ワンウェイクラッチ9が締結状態であるので、モータMをつれ回り(回生)にする。この場合、走行シーンNo.(6’)ではモータMによる回生が可能である。走行シーンNo.(7’)では、オルタネータによる発電が最大時のエンジンブレーキ負荷の減少を回避し、エンジンブレーキを増加させることができる。
更に、走行シーンNo.(9)においては、アイドルストップではなく、ブレーキオフや運転席シートベルトなど、他のアイドルストップ許可条件不成立でモータMを停止させることもできる。
なお、モータ回転数は、エンジン始動時とエンジン起動時(アイドルストップ解除)で異なる値に設定し、始動時の方が暖機のためにエンジン回転数が高いので、設定値は「始動時≧起動時」とすると良い。
また、エンジン始動時のモータ回転数は、水温、油温(エンジン、変速機・減速機)、周囲温度、前回始動時の回転数(エンジン、モータ)履歴、のいずれかに基づいてエンジンの到達回転数を予測し、設定することができる。また、前回始動時の履歴を用いてモータ回転数を補正しても良い。
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係るオイル供給装置の要部を抽出して示している。本実施形態では、図2に示したシステム構成に加えて、流量・油圧増加予測装置(流量・油圧増加予測手段)23を設けている。この流量・油圧増加予測装置23は、変速要求、潤滑冷却要求、スロットル開度(アクセル開度、吸入空気量)変化量、シフトダウン要求(マニュアルモード)、ブレーキ(スイッチ、踏力、液圧、ストローク量/速度)等の各種の制御信号やセンサの計測値に基づいてオイルの流量や油圧の増加を予測する。そして、この流量・油圧の増加予測に基づいてモータMの駆動状態が最適となるように制御する。
このように、各種の制御信号や既存のセンサ類からの信号に基づいてオイルの流量や油圧の増加を予測することで、システム構成の複雑化を抑制できる。
なお、制御ユニット20の制御プログラムを変更し、各種の制御信号や既存のセンサ類からの信号に基づいてオイルの流量や油圧の増加を予測するようにすることで、制御ユニット20を流量・油圧増加予測装置23として利用することもできる。
他の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるので、図9において図2と同一構成部分には同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
次に、上記第2の実施形態に係るオイル供給装置の種々の使用例について説明する。
(使用例1)
本使用例1は、エンジン1のアシストにモータMを利用し、モータMをオイルの目標流量に応じて駆動するもので、流量・油圧増加予測装置23で目標値が増加することを予測検知した時、モータ回転数を上昇させるものである。
詳しくは、「エンジン回転数>モータ回転数」及び「モータ回転数>所定値1」の関係が成立した時にはモータMを停止し、「モータ回転数≦所定値2」が成立した時にアシストを再開する。ここで、アシスト終了はワンウェイクラッチ9がOFFとなるタイミングとなる。一方、アシスト再開時の所定値2は、ワンウェイクラッチ9がONするタイミングとなる。
これによって、オイルの必要流量の応答性向上と、モータアシストの継続によるエンジン負荷の低減が図れる。
(使用例2)
本使用例2は、オイルの流量を増加させて潤滑・冷却を向上させるもので、油温センサ30で検知した油温が所定値以上(高温)の時に、「エンジン回転数<モータ回転数」となるようにモータMの回転数を上げて駆動し、潤滑・冷却流量が増加するよう制御する。このような制御によって、エンジン回転数の上昇を回避しつつ、オイル流量を増加させることで潤滑・冷却流量を確保でき、高速走行や渋滞時に有効である。
これに対し、油温が所定値以下(低温)の時には、「エンジン回転数<モータ回転数」となるようモータMを駆動する。このようにすることで、モータMの発熱による暖機(油温上昇)促進が期待できる。
このように、油温状態に基づいてモータ動作を変更する。そして、例えば低油温ではオイルが高粘度になりポンプ駆動負荷が大きくなるため、低温ほどモータアシスト量を増やす。この際、オイルの必要流量となる回転数がモータ目標回転数の上限となる。モータMに余力がある場合、モータ目標回転数の上限を超えるポンプ回転数は無駄となるので、目標回転数を超えないように抑制する。一方、モータMに余力がない場合は、全力で駆動することになるので、耐熱保証できる範囲で電流量や駆動時間を設定する。
(使用例3)
極低温環境などで、例えばオイルがゲル状になってしまい、モータ能力上、駆動できない領域は、モータアシストを許可しないように設定する。例えば油温センサ30で検知した油温(モータ温度などでも良い)が所定値1より低い場合にはモータ駆動を許可しない。そして、油温が所定値2以上となったときにモータ駆動を許可する。他の条件として、低電圧で電圧が足りない、他部品が故障(例えばリレー)で本制御が実施できない、または制御可能な操作量が不十分な場合にも、モータアシストを許可しないように設定する。
(使用例4)
本使用例4は、シリンダー位置の調整を行うものである。エンジン停止後にモータMを逆回転させることでエンジン1のクランク軸を回動させ、特定のシリンダーを予め設定した位置に移動させる。ワンウェイクラッチ9は、逆回転させるとロックされるので、エンジン停止後にモータMを逆回転させるとエンジン出力軸も回すことができる。これを利用して、エンジン停止時に、クランク軸を回動させ、ある特定のシリンダーを始動性が良くなる位置に調整し、エンジン1の始動性を高めることができる。
(使用例5)
アイドルストップ時には、高油温ほどオイルポンプ7の漏れ流量が増加するため、油温センサ30で検出した油温が高くなるほどモータMの目標回転数を増大させるように制御する。この油圧保持動作には、例えばモータMへの電流制御を行う。一方、低油温時はオイルポンプ7の漏れ流量が低下するが、極低温時はオイルが高粘度となり圧力損失が増加するため、各油温におけるオイルポンプ7の容積効率を考慮し、モータMの目標回転数を設定する。また、油温に限らず、水温他、運転状況での各部の変化内容に応じて、モータMの目標回転数を設定すると良い。
(使用例6)
冷却水を用いてトランスミッションオイル温度を上昇させる機構を設けることで、暖機の早期化を図ることができる。
(使用例7)
急激な油温上昇が発生する場合、油温センサ30による検出値でモータMを制御していると、実油温と検出油温との相違が発生し、オイル供給量が不足することがある。そこで、上記流量・油圧増加予測装置23で油温の相違が発生することを予測するようにし、油温の相違が予測された場合にはオイル供給量の目標値を増加させる。流量・油圧増加予測装置23では、単位時間当たりの油温上昇率や、油温を上昇させる主な要因であるエンジン回転数、車速、高油圧などから実油温と検出油温との相違が発生するのを予測できる。
(使用例8)
ワンウェイクラッチ9のOFF故障時(解放故障時)には、エンジン駆動力でオイルポンプ7を駆動できないため、モータMのみで駆動する。この時、モータ出力に応じた油圧となるため、エンジン駆動力制限や変速比固定等を行うことでトランスミッションに入力される駆動力を低減させて走行制限を行う。
(使用例9)
エンジン始動後、モータアシストしていない状態で、規定の油圧に達していることを確認することで、ワンウェイクラッチ9のOFF故障診断を実施できる。例えば、アイドル回転時に、油圧センサ出力値が0.3MPa未満で目標油圧が最大値になる場合にはOFF故障と判定する。
[第3の実施形態]
図10は、本発明の第3の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。本実施形態では、オイルポンプ7とモータM間に歯車(ギヤ)24を設けている。
他の基本的な構成は第1、第2の実施形態と同様であるので、図10において図1と同一構成部分には同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
歯車24によりモータMの回転を減速することで、特定の回転領域(低速域)に特化しつつ、モータサイズの大型化を回避できる。このように、減速ギヤを追加することでエンジン効率の悪い低回転領域を積極的にアシストすることも可能である。また、負荷の大きいオイルポンプ7であっても減速することで容量の小さなモータMで駆動できる。更に、容量の大きなモータMであれば増速して用いることもでき、モータMの高回転化によりアシスト領域を拡大することもできる。
モータMの回転を減速すると低回転で高トルクが得られ、増速すると高回転であるが低トルクになるので、例えば2段で変速するように構成することで高トルクと高速回転の両方が得られる。よって、歯車24による変速比の設定で、アシスト領域とその駆動力を自由に設定できる。
図11は、図10のシステム構成において、アシスト動作を行う際のエンジン回転数と駆動トルクとの関係を示す特性図である。ここでは、歯車24の減速比1:nが、n=2の場合を例に取って示している。オイルポンプ7には、エンジン回転数の上昇に伴って大きくなる駆動トルクが掛かる。
歯車24により減速しない場合には、モータ出力はモータ回転の上昇に伴って低下し、その駆動トルクがアシスト用に得られる。
これに対し、歯車24により減速比1:2で減速すると、モータ出力はモータ回転の上昇に伴って低下するものの、減速しない場合のエンジン回転数の1/2まで、ほぼ2倍の大きな駆動トルクがアシスト用に得られる。
このように、どちらの場合も破線で囲んで示すアイドルストップ時の要求オイル流量(I/S要求流量)を満たすことができるが、歯車24でモータMの回転を減速することにより、エンジン効率の悪い低回転領域を大きな駆動力で積極的にアシストすることができる。
図12は、図10のシステム構成において、可変容量ポンプを採用してアシスト動作を行う際のエンジン回転数と駆動トルクとの関係を示す特性図である。ここでは、図11と同様に歯車24の減速比1:nが、n=2の場合を例に取って示している。オイルポンプ(可変容量ポンプ)7の駆動トルクは、駆動トルクが最小の場合(駆動トルクmin)と、駆動トルクが最大の場合(駆動トルクmax)とでピークが異なるが、いずれの場合にも所定の回転数に達するまで同様な増加率で上昇した後、徐々に低下する。
また、オイルの流量(流量min、流量max)は、それぞれ所定の回転数に達するまで同様な増加率で上昇した後、一定になる。上記駆動トルクmin、駆動トルクmax、流量min及び流量maxは、可変容量ポンプの仕様によって決まる。
可変容量ポンプは、回転数に応じて流量が変化する可変領域と、所定の回転数に到達した後はオイルの流量が一定になる領域とがあり、回転数が上昇しても吐出するオイルの流量を一定にでき、高速回転領域では駆動トルクを下げることができる。
従って、可変容量ポンプを用いても特定の領域に特化することで十分なアシスト効果が得られる。
なお、可変容量ポンプを用いる場合には、可変領域以外を用いてモータアシストできるようにモータ容量(サイズ)や減速機(歯車24)を追加すると良い。
このように、オイルポンプ7に可変容量ポンプを用いても、破線で囲んで示すようにI/S要求流量を満たすことができる。また、歯車24でモータMの回転を所定の減速比1:nで減速することにより、エンジン効率の悪い低回転領域を減速比に応じた大きな駆動力で積極的にアシストすることができる。
[第4の実施形態]
図13は、本発明の第4の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。本実施形態は、オイルポンプ7とモータM間に伝達及び遮断可能な要素、すなわち締結解放要素であるワンウェイクラッチ25を設けたものである。
他の基本的な構成は第1乃至図3の実施形態と同様であるので、図13において図1並びに図10と同一構成部分には同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第1、第2のワンウェイクラッチ9,25はそれぞれ、エンジン回転数NENGとモータ回転数NMOTが「NENG>NMOT」の時に、ワンウェイクラッチ9がON(締結)、ワンウェイクラッチ25がOFF(解放)となる。また、「NENG<NMOT」の時に、ワンウェイクラッチ25がON(締結)、ワンウェイクラッチ9がOFF(解放)となる。ここで、「NENG=NMOT」の場合は、ワンウェイクラッチ9または25が締結状態となる。
なお、モータ回転数を制御する時には、ポンプ回転数を認識する必要がある。このポンプ回転数は、例えばエンジン回転数やモータ位置センサ等を用いて推定できる。
このように、第2のワンウェイクラッチ25を設けることで、エンジン1のみでオイルポンプ7を駆動している時のモータMのつれ回りを解放できる。特に、エンジン低回転領域に特化したモータMを採用した場合には負荷の軽減効果が大きく、軸受やシールの高速対応によるコスト上昇を回避できる。また、モータMの回転数の最大値が4000r/minの時、減速するとモータMがそれ以上に高速回転してしまうが、高速回転時にワンウェイクラッチ25でモータMを切り離すことができる。
よって、モータMの制御や利用の自由度を高めることができる。加えて、モータMとオイルポンプ7が直結されていると、モータ故障時に車両発進不能となる虞があるが、第2のワンウェイクラッチ25を設けることでモータMを切り離すことができ、信頼性向上の観点からも好ましい。
図14は、図13に示したシステムにおける締結解放要素の構成例を示す図である。本例ではオイルポンプ7の駆動軸(ポンプ軸)をワンウェイクラッチ9,25のイナーシャが小さいインナー9a,25aと接続し、ワンウェイクラッチ9のアウター9b,9bをスプロケット3aによりエンジン1の出力軸に接続している。また、ワンウェイクラッチ25のアウター25b,25bをモータMの出力軸(ポンプ軸)に接続している。
上記のような構成において、ワンウェイクラッチ9のアウター9b,9bの回転がインナー9aの回転よりも大きいときにはワンウェイクラッチ9がON(締結)状態となり、エンジン1の駆動力によってオイルポンプ7が駆動される。この時、モータMの回転がエンジン回転より低いと、ワンウェイクラッチ25のアウター25b,25bの回転がインナー25aの回転よりも小さくなるので、ワンウェイクラッチ25がOFF(解放)となり、モータMがオイルポンプ7から切り離した状態になる。
一方、モータMの回転がエンジン回転より高いと、ワンウェイクラッチ25のアウター25b,25bの回転がインナー25aの回転よりも大きくなるので、ワンウェイクラッチ25がON(締結)となり、モータMでオイルポンプ7が駆動される。この時、ワンウェイクラッチ9のアウター9b,9bの回転がインナー9aの回転よりも大きくなるので、ワンウェイクラッチ9がOFF(解放)となり、モータMの駆動力によってオイルポンプ7が駆動される。
このようにして、アイドルストップ時のオイルポンプ7の動力切り換えをエンジン1とモータMの回転数の差で行うことができる。
なお、図4と同様に、ワンウェイクラッチ9及び/または25に代えて機械式クラッチ、例えば摩擦クラッチ、噛み合いクラッチ、単板クラッチ、遠心クラッチ及び電磁クラッチなどを用いることもできるのは勿論である。
[第5の実施形態]
図15は、本発明の第5の実施形態に係るオイル供給装置を示すもので、車両に搭載される自動変速機に適用する際の概略図である。本実施形態では、オイルポンプ7とモータM間に伝達又は遮断可能な要素、すなわち締結解放要素であるワンウェイクラッチ25を設けるとともに、更にワンウェイクラッチ25とモータM間に歯車(ギヤ)24を設けている。
他の基本的な構成は第1乃至図4の実施形態と同様であるので、図15において図1、図10及び図13と同一構成部分には同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
このような構成では、第4の実施形態による効果に加えて第3の実施形態による効果もえられる。
なお、上記第1乃至第5の実施形態では、自動変速機のオイルポンプに適用する場合を例に取って説明したが、潤滑油などの他のオイル供給装置にも同様にして適用できるのはもちろんである。
また、第3乃至第5の実施形態において、第2の実施形態と同様に流量・油圧増加予測装置23を設けても良く、使用例1から使用例9で説明したような制御や構成、方法などを適宜組み合わせることもできる。
ここで、上記実施形態から把握し得る技術的思想について、以下にその効果と共に記載する。
オイル供給装置は、その一つの態様において、前記モータは車両の運転状況に応じて前記オイルポンプを駆動する。
上記構成によると、運転状況に応じてモータによるオイルポンプの駆動とアシストを行うことができる。
前記オイル供給装置の好ましい態様では、前記モータは前記原動機の駆動負荷状態に応じて前記オイルポンプを駆動する。
上記構成によると、原動機の駆動負荷の増減に応じてアシスト量を変化させることができる。
1…エンジン(原動機)、7…オイルポンプ、9,25…ワンウェイクラッチ(締結解放手段)、25…機械式クラッチ(締結解放手段)、M…モータ

Claims (3)

  1. 車両の原動機と前記原動機とは別のモータとにより駆動されるオイルポンプと、前記原動機の駆動力を前記オイルポンプに伝達及び遮断するクラッチとを備え、前記オイルポンプを前記原動機と前記モータの一方または双方で選択的に駆動し、前記モータは前記原動機の駆動系を介することなく前記オイルポンプを駆動し、前記原動機が低速回転の場合に、前記モータで前記原動機による前記オイルポンプの駆動力をアシストするようにしてなり、前記原動機の始動後、モータアシストしていない状態で、規定の油圧に達していることを確認することで、前記クラッチのOFF故障診断を行うことを特徴とするオイル供給装置。
  2. 前記クラッチが、ワンウェイクラッチであることを特徴とする請求項1記載のオイル供給装置。
  3. 前記原動機により前記オイルポンプを駆動中に、前記モータを動作させることを特徴とする請求項1または2記載のオイル供給装置。
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