JP2007196756A - 車両の制御装置および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械式オイルポンプによる油圧の立上りを容易に判定することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】車両は、駆動輪4と、駆動輪4の駆動トルクを発生するモータジェネレータMG2と、モータから駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機6と、油圧式変速機6に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプ33と、駆動輪を駆動するために運転されるエンジン10と、エンジン10から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプ32とを含む。制御装置27は、(1)電動式オイルポンプ33の回転数を上げて元油圧を上昇させモータジェネレータMG2に所定のトルクを発生させた状態でエンジン10を停止状態から始動させ、(2)モータジェネレータMG2の発生するトルクを低下させ、(3)電動式オイルポンプ33を停止させ、(4)機械式オイルポンプ32による油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両の制御装置および車両に関し、特に電動式オイルポンプおよび機械式オイルポンプを併用して発生させた油圧を用いる車両の制御装置および車両に関する。
特開2005−207304号公報(特許文献1)は、モータからの駆動力が油圧制御式変速機を介して駆動輪に伝達されるとともに、この油圧を発生する電動式オイルポンプと、エンジンにより駆動され油圧を発生する機械式オイルポンプとを有するハイブリッド車両について開示する。
この文献には、電動式オイルポンプ作動中にエンジンを始動させて機械式オイルポンプを作動開始させる場合、機械式オイルポンプの油圧が立上がったと判定され、かつエンジンが自立回転を開始する完爆判定となったときに電動式オイルポンプを停止することが記載されている。
特開2005−207304号公報 特開2002−225578号公報 特開2005−206021号公報
しかしながら、特開2005−207304号公報(特許文献1)に開示された制御方法では、機械式オイルポンプの油圧立上り判定のために電動式オイルポンプの電流や回転数を精度よく検出する機構が必要となってしまう。
すなわちこの文献に開示された構成では、油圧制御式変速機の油圧の元圧を電動式オイルポンプと機械式オイルポンプを併用して発生させる。電動式オイルポンプと機械式オイルポンプとは並列に接続されているので、一方の吐出圧が他方の吐出圧に影響を及ぼす。したがってエンジンの始動に伴って機械式オイルポンプが回転すると、その吐出圧が次第に増大しその結果電動式オイルポンプの吐出圧の油圧が高くなる。
そうすると、高い油圧のために電動式オイルポンプの回転数が低下したり、高い油圧に打ち勝つために電流値が増大したりする。この電動式オイルポンプの回転数の低下や電流値の増大を精度よく検出することにより機械式オイルポンプによる油圧の立上りを判定するためには、電流や回転数を精度よく検出する機構が新たに必要となってしまう。
また、エンジン駆動の機械式オイルポンプと電動式オイルポンプの両方によって変速機等に必要な油圧を供給するハイブリッド車両では、機械式オイルポンプの油圧立上りが遅く、エンジンが自立回転を開始した後でも機械式オイルポンプ側の油圧が立上がっていない場合がある。これは、エンジンを停止させた状態からエンジンを用いる状態に切換える際に、エンジンで駆動する機械式オイルポンプの停止中にオイルポンプ室に空気が溜まってしまい、この空気を排出するまでに時間がかかることなどが原因として考えられる。
イグニッションキーなどをオン状態に設定してシステムを起動してから、エンジンを起動させて走行可能状態(READYON)にする場合に、このような油圧の立上りが十分でない場合がある。
このようにシステム起動時にエンジンを起動させてから走行可能状態(READYON)に遷移させる場合は、たとえば電動式オイルポンプが熱で連続動作禁止状態となる場合や、油温が電動式オイルポンプの吐出能力が不足するような粘度の高い温度である場合などである。この場合には油圧制御系からの要求によりエンジン停止状態でのシステム起動を禁止させている。
この場合、エンジンが自立回転を開始するエンジン完爆状態でいきなり車両を走行可能状態に遷移させると、機械式オイルポンプによる油圧の立上りが十分でない状態で電動式オイルポンプを停止させてしまう場合があり、運転者がアクセルを踏んだ瞬間に変速機のブレーキディスクが滑り、駆動用モータが空転してしまうなどの問題が生ずる。
この発明の目的は、機械式オイルポンプによる油圧の立上りを容易に判定することができる車両の制御装置および車両を提供することである。
この発明は、要約すると、車両の制御装置であって、車両は、駆動輪と、駆動輪の駆動トルクを発生する第1の回転電機と、モータから駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機と、油圧式変速機に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプと、駆動輪を駆動するために運転される内燃機関と、内燃機関から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプとを含む。制御装置は、(1)電動式オイルポンプの回転数を上げて元油圧を上昇させ第1の回転電機に所定のトルクを発生させた状態で内燃機関を停止状態から始動させ、(2)第1の回転電機の発生するトルクを低下させ、(3)電動式オイルポンプを停止させ、(4)機械式オイルポンプによる油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう。
好ましくは、車両は、内燃機関の始動時に始動トルクを発生させる第2の回転電機と、内燃機関のクランクシャフト、第1の回転電機の回転軸、第2の回転電機の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構とをさらに含む。動力分割機構は、3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まる。制御装置は、内燃機関停止状態からの始動時において、第2の回転電機を用いて内燃機関のクランクシャフトを回転させ、かつ第2の回転電機の回転に応じてクランクシャフトが回転するように動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクを第1の回転電機に発生させ、内燃機関が自立回転を開始した後に第1の回転電機の反力トルクを低下させる。
好ましくは、制御装置は、機械式オイルポンプによる油圧立上り判定の結果が良好である場合に、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させる。
この発明の他の局面に従うと、車両の制御装置であって、車両は、駆動輪と、駆動輪の駆動トルクを発生する第1の回転電機と、第1の回転電機から駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機と、油圧式変速機に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプと、駆動輪を駆動するために運転される内燃機関と、内燃機関から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプとを含む。制御装置は、(1)電動式オイルポンプの回転数を上げて元油圧を上昇させ第1の回転電機に所定のトルクを発生させた状態で内燃機関を停止状態から始動させ、(2)電動式オイルポンプの回転数を所定値まで低減させ、(3)機械式オイルポンプによる油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう。
好ましくは、車両は、内燃機関の始動時に始動トルクを発生させる第2の回転電機と、内燃機関のクランクシャフト、第1の回転電機の回転軸、第2の回転電機の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構とをさらに含む。動力分割機構は、3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まる。制御装置は、内燃機関停止状態からの始動時において、第2の回転電機を用いて内燃機関のクランクシャフトを回転させ、かつ第2の回転電機の回転に応じてクランクシャフトが回転するように動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクを第1の回転電機に発生させ、内燃機関が自立回転を開始した後に電動式オイルポンプの回転数を所定値まで低減させる。
好ましくは、制御装置は、機械式オイルポンプによる油圧立上り判定の結果が良好である場合に、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させる。
この発明のさらに他の局面に従うと、車両の制御装置であって、車両は、駆動輪と、駆動輪の駆動トルクを発生する第1の回転電機と、第1の回転電機から駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機と、油圧式変速機に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプと、駆動輪を駆動するために運転される内燃機関と、内燃機関から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプとを含む。制御装置は、(1)電動式オイルポンプの回転数を上げて元油圧を上昇させ第1の回転電機に所定のトルクを発生させた状態で内燃機関を停止状態から始動させ、(2)内燃機関の自立運転が確認されたら第1の回転電機にトルク制限をかけた状態で、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させ、(3)機械式オイルポンプによる油圧の立上りが確認されたら第1の回転電機にかけたトルク制限を解除する、の順に制御を行なう。
好ましくは、車両は、内燃機関の始動時に始動トルクを発生させる第2の回転電機と、内燃機関のクランクシャフト、第1の回転電機の回転軸、第2の回転電機の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構とをさらに含む。動力分割機構は、3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まる。制御装置は、内燃機関停止状態からの始動時において、第2の回転電機を用いて内燃機関のクランクシャフトを回転させ、かつ第2の回転電機の回転に応じてクランクシャフトが回転するように動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクを第1の回転電機に発生させる。
この発明は、さらに他の局面では、上記いずれかに記載の車両の制御装置を搭載する車両である。
本発明によれば、機械式オイルポンプによる油圧の立上りを容易に判定することができる。
以下、本発明について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号付してその説明は繰返さない。
[車両の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の構成を示した概略図である。
図1を参照して、本実施の形態に係るハイブリッド車両は、主動力源1と、アシスト動力源5と、変速機6と出力軸2とデファレンシャル3と、駆動輪4とを含む。
主動力源1のトルクは出力軸2に伝達され、出力軸2からデファレンシャル3を介して駆動輪4にトルクが伝達される。
一方、走行のための駆動力を出力する力行制御あるいはエネルギーを回収する回生制御の可能なアシスト動力源5が設けられており、このアシスト動力源5が変速機6を介して出力軸2に連結されている。したがってアシスト動力源5と出力軸2との間で伝達するトルクを変速機6で設定する変速比に応じて増減するようになっている。
上記の変速機6は、設定する変速比が“1”以上となるように構成することができ、このように構成することにより、アシスト動力源5でトルクを出力する力行時に、アシスト動力源5で出力したトルクを増大させて出力軸2に伝達できるので、アシスト動力源5を低容量もしくは小型のものとすることができる。
しかしながら、アシスト動力源5の運転効率を良好な状態に維持することが好ましいので、例えば車速に応じて出力軸2の回転数が増大した場合には、変速比を低下させてアシスト動力源5の回転数を低下させる。また、出力軸2の回転数が低下した場合には、変速比を増大させることがある。
図2は、図1の主動力源1および変速機6の構成を詳細に示した図である。
図2を参照して、主動力源1は、内燃機関(以下、エンジンと記す)10と、モータジェネレータMG1と、これらエンジン10とモータジェネレータMG1との間でトルクを合成もしくは分配する遊星歯車機構12とを含む。
エンジン10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であって、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態を電気的に制御できるように構成されている。エンジン10の制御は、例えば、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(E−ECU)13によっておこなうように構成されている。
また、モータジェネレータMG1は、インバータ14を介してバッテリなどの蓄電装置15に接続されている。モータジェネレータMG1の一例として、電動機としての機能と発電機としての機能とを生じる永久磁石式同期電動機を用いることができる。
インバータ14を制御することにより、モータジェネレータMG1の出力トルクあるいは回生トルクを適宜に設定するようになっている。インバータ14の制御をおこなうために、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG1−ECU)16が設けられている。なお、モータジェネレータMG1のステータ(図示せず)は固定されており、回転しないようになっている。
遊星歯車機構12は、外歯歯車であるサンギヤ17と、サンギヤ17に対して同心円上に配置された内歯歯車であるリングギヤ18と、これらサンギヤ17とリングギヤ18とに噛合しているピニオンギヤを自転かつ公転自在に保持しているキャリヤ19とを含み、これらを三つの回転要素として差動作用を生じる公知の歯車機構である。エンジン10の出力軸がダンパ20を介して第1の回転要素であるキャリヤ19に連結されている。言い換えれば、キャリヤ19が遊星歯車機構12の入力要素となっている。
これに対して第2の回転要素であるサンギヤ17にモータジェネレータMG1のロータが連結されている。したがってサンギヤ17が遊星歯車機構12のいわゆる反力要素となっており、また第3の回転要素であるリングギヤ18が遊星歯車機構12の出力要素となっている。そして、リングギヤ18は、出力軸(すなわちプロペラシャフト)2に連結されている。
一方、変速機6は、図2に示す例では、一組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわちそれぞれ外歯歯車である第1サンギヤ(S1)21と第2サンギヤ(S2)22とが設けられており、第1サンギヤ21に第1のピニオン23が噛合するとともに、第1のピニオン23が第2のピニオン24に噛合し、第2のピニオン24が各サンギヤ21,22と同心円上に配置されたリングギヤ(R)25に噛合している。
なお、各ピニオン23,24は、キャリヤ(C)26によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ22が第2のピニオン24に噛合している。したがって第1サンギヤ21とリングギヤ25とは、各ピニオン23,24と共にダブルピニオン型遊星歯車機構を構成し、また第2サンギヤ22とリングギヤ25とは、第2のピニオン24と共にシングルピニオン型遊星歯車機構を構成している。
そして、第1サンギヤ21を選択的に固定するブレーキB1と、リングギヤ25を選択的に固定するブレーキB2とが設けられている。これらのブレーキB1,B2は摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合装置であり、多板形式の係合装置あるいはバンド形式の係合装置を採用することができる。そして、これらのブレーキB1,B2は、油圧による係合力に応じてそのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。さらに、第2サンギヤ22にアシスト動力源であるモータジェネレータMG2が連結され、またキャリヤ26が出力軸2に連結されている。
したがって、上記の変速機6は、第2サンギヤ22がいわゆる入力要素であり、またキャリヤ26が出力要素となっており、ブレーキB1を係合させることにより変速比が“1”より大きい高速段が設定され、ブレーキB1に替えてブレーキB2を係合させることにより、高速段より変速比の大きい低速段が設定されるように構成されている。この各変速段の間での変速は、車速や要求駆動力(もしくはアクセル開度)などの走行状態に基づいて実行される。より具体的には、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、検出された運転状態に応じていずれかの変速段を設定するように制御される。その制御をおこなうためのマイクロコンピュータを主体とした電子制御装置(T−ECU)27が設けられている。
なお、図1のアシスト動力源5として、図2に示す例ではトルクを出力する力行およびエネルギーを回収する回生の可能なモータジェネレータMG2が採用されている。このモータジェネレータMG2としては、一例として永久磁石式同期電動機を用いることができる。モータジェネレータMG2のロータは第2サンギヤ22に接続されている。なお、モータジェネレータMG2のステータ(図示せず)は固定されており、回転しないようになっている。さらにモータジェネレータMG2は、インバータ28を介してバッテリ29に接続されている。
マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(MG2−ECU)30は、インバータ28を制御することにより、力行および回生ならびにそれぞれの場合におけるモータジェネレータMG2のトルクを制御する。
なお、バッテリ29および電子制御装置30は、モータジェネレータMG1についてのインバータ14およびバッテリ(蓄電装置)15と統合することもできる。また、図2に示される複数の電子制御装置は、必ずしも複数必要なわけではなく、数を減らした複数個または1つの電子制御装置にまとめることもできる。
図3は、図2のシングルピニオン型遊星歯車機構12の共線図である。
図3を参照して、キャリヤ(C)19に入力されるエンジン10の出力するトルクに対して、モータジェネレータMG1による反力トルクをサンギヤ(S)17に入力すると、これらのトルクを加減算した大きさのトルクが、出力要素となっているリングギヤ(R)18に現れる。
その場合、モータジェネレータMG1のロータがそのトルクによって回転し、モータジェネレータMG1は発電機として機能する。また、リングギヤ18の回転数(出力回転数)を一定とした場合、モータジェネレータMG1の回転数を大小に変化させることにより、エンジン10の回転数を連続的に(無段階に)変化させることができる。すなわち、エンジン10の回転数を例えば燃費が最もよい回転数に設定する制御を、モータジェネレータMG1を制御することによっておこなうことができる。
さらに、図3の一点鎖線で示すように、走行中にエンジン10を停止させていれば、モータジェネレータMG1が逆回転しており、その状態からモータジェネレータMG1を電動機として機能させて正回転方向にトルクを出力させると、キャリヤ19に連結されているエンジン10にこれを正回転させる方向のトルクが作用し、したがってモータジェネレータMG1によってエンジン10を始動(モータリングもしくはクランキング)することができる。
その場合、出力軸2にはその回転を止める方向のトルクが作用する。したがって走行のための駆動トルクは、モータジェネレータMG2の出力するトルクを制御することにより維持でき、同時にエンジン10の始動を円滑におこなうことができる。なお、この種のハイブリッド形式は、機械分配式あるいはスプリットタイプと称されている。
図4は、図2の変速機6を構成する歯車機構の共線図である。
図4を参照して、ブレーキB2によってリングギヤ25を固定すれば、低速段Lが設定され、モータジェネレータMG2の出力したトルクが変速比に応じて増幅されて出力軸2に付加される。これに対してブレーキB1によって第1サンギヤ21を固定すれば、低速段Lより変速比の小さい高速段Hが設定される。この高速段Hにおける変速比も“1”より大きいので、モータジェネレータMG2の出力したトルクがその変速比に応じて増大させられて出力軸2に付加される。
なお、各変速段L,Hが定常的に設定されている状態では、出力軸2に付加されるトルクは、モータジェネレータMG2の出力トルクを変速比に応じて増大させたトルクとなるが、変速過渡状態では各ブレーキB1,B2でのトルク容量や回転数変化に伴う慣性トルクなどの影響を受けたトルクとなる。また、出力軸2に付加されるトルクは、モータジェネレータMG2の駆動状態では、正トルクとなり、被駆動状態では負トルクとなる。
図5は、図2における油圧制御装置31の構成を示すブロック図である。
図5に示す油圧制御装置31は、図2の各ブレーキB1,B2に対して油圧を吸排してその係合・開放の制御を行なう。油圧制御装置31は、エンジンの回転に伴い発生するトルクTEによって回転される機械式オイルポンプ32と、T−ECU27からの回転数指令INEOPを受ける駆動回路40と、駆動回路40によって回転数が制御される電動式オイルポンプ33と、逆止弁35,36と、油圧回路34とを含む。
油圧回路34は、オイルポンプ32,33で発生された油圧をライン圧に調圧するとともに、そのライン圧を元圧として調圧した油圧をブレーキB1,B2に対して吸排し、かつ図示しないが適宜の箇所に潤滑のためのオイルを供給する。
機械式オイルポンプ32は、エンジン10によって駆動されて油圧を発生するポンプであって、たとえばダンパ20の出力側に同軸上に配置され、エンジン10からトルクTEを受けて動作するようになっている。
これに対して電動式オイルポンプ33は、駆動回路40に含まれるモータによって駆動されるポンプであって、ケーシング(図示せず)の外部などの適宜の箇所に取付けられ、バッテリなどの蓄電装置から電力を受けて動作し、油圧を発生するようになっている。
油圧回路34は、複数のソレノイドバルブや切換バルブあるいは調圧バルブを備えており、調圧や油圧の吸排を電気的に制御できるように構成されている。なお図5においては、ライン圧指令ILPに応じてライン圧の高/低を切換えるソレノイドバルブ37と、ソレノイドバルブ37の出力するライン圧をブレーキB1,B2に選択的に供給する切換弁38と、ライン圧がしきい値まで上昇すると油圧検出信号PONを出力する油圧スイッチ39とが代表的に示されている。
なお、各オイルポンプ32,33の吐出側にはそれぞれのオイルポンプ32,33の吐出圧で開き、これとは反対方向には閉じる逆止弁35,36が設けられ、かつ油圧回路34に対してこれらのオイルポンプ32,33は互いに並列に接続されている。ソレノイドバルブ37は、ライン圧指令ILPに応じて吐出量を増大させてライン圧を高くする状態およびこれとは反対に吐出量を減じてライン圧を低くする状態の2つの状態にライン圧を制御するように構成されている。
上述したハイブリッド車両は、主動力源1とアシスト動力源5との二つの動力源を備えているので、これらを有効に利用して低燃費で排ガス量の少ない運転がおこなわれる。またエンジン10を駆動する場合であっても、モータジェネレータMG1によって最適燃費となるようにエンジン10の回転数が制御される。さらに、制動時には車両の有する慣性エネルギーが電力として回生される。そして、モータジェネレータMG2を駆動してトルクアシストする場合、車速が遅い状態では変速機6を低速段Lに設定して出力軸2に付加するトルクを大きくし、車速が増大した状態では、変速機6を高速段Hに設定してモータジェネレータMG2の回転数を相対的に低下させて損失を低減し、効率の良いトルクアシストが実行される。
上述したハイブリッド車は、エンジン10の動力による走行、エンジン10とモータジェネレータMG2とを使用した走行、モータジェネレータMG2のみを使用した走行のいずれもが可能であって、これらの走行形態は、アクセル開度などの駆動要求量や車速などに基づいて判断され、選択される。
例えばバッテリの充電量が充分にあって、駆動要求量が相対的に小さい場合、あるいは静粛な発進が手動選択された場合などでは、モータジェネレータMG2を使用した電気自動車に類した走行(以下、仮にEV走行と記す)の形態が選択され、エンジン10は停止させられる。
その状態からアクセルペダルが大きく踏み込まれるなど駆動要求量が増大した場合、あるいはバッテリの充電量が低下した場合、もしくは静粛な発進から通常走行に手動切り換えされた場合には、エンジン10が始動されてエンジン10を使用した走行(以下、仮にE/G走行と記す)の形態に切り換えられる。
エンジン10の始動は、上記の例では、モータジェネレータMG1をモータとして機能させ、トルクを遊星歯車機構12を介してエンジン10に伝達してモータリング(クランキング)することによりおこなわれる。
その場合、図3に示すように、モータジェネレータMG1によってサンギヤ17にこれを正回転させる方向にトルクを加えると、リングギヤ18にはこれを逆回転させる方向にトルクが作用する。リングギヤ18は出力軸2に連結されているから、エンジン10の始動に伴うトルクが、車両を減速させる方向のトルクとなる。そこで、エンジン10の始動時には、このようないわゆる反力トルクを相殺するように、モータジェネレータMG2によってトルクを出力させる。
したがってエンジン10の始動時には、モータジェネレータMG2の出力トルクが増大することにより、変速機6に掛かるトルク、より具体的には、その時点で係合して変速段を設定しているいずれかのブレーキB1,B2に掛かるトルクが過渡的に増大する。この発明に係る制御装置は、エンジン10始動に伴う制御を以下のように実行する。
[実施の形態1]
図6は、本発明の実施の形態1において制御装置(T−ECU)27が実行する制御の制御構造を示したフローチャートである。
図7は、本発明の実施の形態1における動作を説明するための動作波形図である。
図6、図7を参照して、まず初期状態においては車両は停止しており、ライン圧指令ILPは低圧であり、電動式オイルポンプの回転数指令INEOPは0rpmであり、エンジンは停止状態であり、エンジン回転数は0であり、ブレーキB2の圧力は0kPaであり、モータジェネレータMG2のトルク制限は実施されていない状態であり、READYON許可はオフ状態である(ステップS1でNO)。
時刻t1において、運転者がイグニッションキースイッチをオン状態にすることなどにより起動指令STONが発せられると、これに応じてライン圧指令ILPは低圧から高圧に切換えられる(ステップS1でYES)。そして時刻t2において電動式オイルポンプ起動許可状態となり、電動式オイルポンプの回転数指令INEOPは高圧のライン圧が発生できる程度の高い回転数に指令される(ステップS2)。時刻t2〜t3において電動式オイルポンプが高い回転数で駆動され、これによりブレーキB2のブレーキ圧PB2が次第に高まっていく。この間ステップS2とステップS3の処理が繰返されている。
そして時刻t3においてブレーキB2の圧力が所定のしきい値Pthまで上昇すると、油圧スイッチ39から油圧の立上りを示す油圧検出信号PONが発せられ、T−ECU27は油圧の立上がったと判定する(ステップS3でYES)。これに応じてT−ECU27はライン圧指令ILPを高圧から低圧に切換えるとともに、電動式オイルポンプの回転数指令INEOPを低圧のライン圧を発生させる程度の低い回転数に切換える(ステップS4)。
なお、ライン圧が低圧状態では油圧が油圧スイッチ39のしきい値Pthを超えることがなく、ライン圧を高圧にすると初めてこのしきい値を油圧が超える。
一方で、ライン圧が低圧の状態としても、モータジェネレータMG1を用いてエンジンのクランキングを行なう際にモータジェネレータMG2に必要な反力トルクを伝達するためのブレーキ圧PB2は、ブレーキB2にすべりを生じさせることはない。
すなわち時刻t2〜t3の間の期間TAにおいては、エンジンのクランキング時の反力トルクをモータジェネレータMG2から出力軸2に伝達するために電動式オイルポンプ33で油圧を立上げている。
時刻t3〜t4においては、ライン圧が低圧に切換えられることによりブレーキB2の圧力は油圧スイッチのしきい値以下の所定レベルに落ち着く。そしてこの間モータジェネレータMG2の反力トルクが発生され、モータジェネレータMG1によってエンジンのクランクシャフトが回転される。この間、ステップS4とステップS5の処理が繰返されている。
時刻t4においては、エンジン回転数が所定回転数を超えたことによってエンジンが完爆状態すなわちエンジンが自立回転し始めた状態になったと判断がされる(ステップS5でYES)。これに応じて時刻t4〜t5の間はTBに示すように電動式オイルポンプ33を停止させるためにモータジェネレータMG2のトルク制限値を所定勾配で次第に小さくする(ステップS6)。これは、エンジン完爆状態となった後には、モータジェネレータMG2に反力トルクを発生させる必要がないので、モータジェネレータMG2のトルクを絞っても構わないからである。そして時刻t5においてモータジェネレータMG2のトルク制限値を0Nmすなわちトルク0としたこと(ステップS7でYES)に応じて、電動式オイルポンプの回転数指令を0rpmに設定する(ステップS8)。
時刻t5〜t6の間の期間TCにおいては、電動式オイルポンプ33が発生する油圧で機械式オイルポンプ32が発生する油圧が立上がることを判定する判定において誤判定が生じないように、電動式オイルポンプを停止してから所定時間の待機が行なわれる(ステップS9)。これにより時刻t5〜t6の間はブレーキB2の圧力は低下する可能性もあるが、エンジンが自立回転しているので、ブレーキB2の圧力が低下したとしても車両に不都合は生じない。なお、所定時間の待機に代えてブレーキB2のブレーキ圧PB2を油圧スイッチで監視しても良い。
そして時刻t6においては、電動式オイルポンプを停止させてから所定時間が経過したことに応じて電動式オイルポンプからの油圧が0であることが判定される(ステップS9でYES)。そして時刻t6においてT−ECU27はライン圧指令ILPを低圧から高圧に再び切換える(ステップS10)。これに応じて機械式オイルポンプからの油圧が十分であれば、ブレーキB2の圧力は次第に上昇し、時刻t7において油圧スイッチのしきい値を超える。すなわち期間TDは機械式オイルポンプの油圧立上り判定を実行している期間である。この間は、ステップS10、ステップS11の処理が繰返されている。
そして時刻t7において再び油圧スイッチ39が油圧の上昇により油圧検出信号PONを出力すると、機械式オイルポンプによる油圧の立上りが完了したと判定される(ステップS11でYES)。
時刻t7における油圧立上り判定結果に応じて、T−ECU27はモータジェネレータMG2のトルク制限値TLMG2を0から再び引上げて、かつ運転者に発進許可を示す信号READYONをオンさせる(ステップS12)。
以上説明したように、実施の形態1においては、図2および図5に示すように、車両は、駆動輪4と、駆動輪4の駆動トルクを発生するモータジェネレータMG2と、モータから駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機6と、油圧式変速機6に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプ33と、駆動輪を駆動するために運転されるエンジン10と、エンジン10から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプ32とを含む。制御装置27は、(1)電動式オイルポンプ33の回転数を上げて元油圧を上昇させモータジェネレータMG2に所定のトルクを発生させた状態でエンジン10を停止状態から始動させ、(2)モータジェネレータMG2の発生するトルクを低下させ、(3)電動式オイルポンプを停止させ、(4)機械式オイルポンプ32による油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう。
また車両は、エンジン10の始動時に始動トルクを発生させるモータジェネレータMG1と、エンジン10のクランクシャフト、モータジェネレータMG2の回転軸、モータジェネレータMG1の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構である遊星歯車機構12とをさらに含む。動力分割機構は、3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まる。制御装置は、エンジン10の停止状態からの始動時において、モータジェネレータMG1を用いてエンジン10のクランクシャフトを回転させ、かつモータジェネレータMG1の回転に応じてクランクシャフトが回転するように動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクをモータジェネレータMG2に発生させ、エンジン10が自立回転を開始した後にモータジェネレータMG2の反力トルクを低下させる。
そして、制御装置は、機械式オイルポンプ32による油圧立上り判定の結果が良好である場合に、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させる。
このようにすることにより、機械式オイルポンプ32での油圧立上りを確実に判定しながら走行許可を出力することができる。これにより、運転者がアクセルを急に踏込むなどのときに発生する変速機中のブレーキの滑りによるモータジェネレータMG2の回転数の急上昇を防止し、スムーズに走行させることが可能となる。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2において制御装置(T−ECU)27が実行する制御の制御構造を示したフローチャートである。
図9は、実施の形態2において車両の制御装置が行なう油圧に関する制御を説明するための動作波形図である。
実施の形態2においては、車両の制御装置は、電動式オイルポンプ33の回転数を上げて油圧を上昇させエンジン10を停止状態から起動させ、次に電動式オイルポンプ33の回転数を所定値まで低減させ、その後機械式オイルポンプ32による発生油圧の立上りの判定実行を行なう。
図8、図9を参照して、初期状態においてはライン圧指令ILPは低圧状態に設定され、電動式オイルポンプの回転数指令INEOPは0rpmに設定され、発進許可を示す信号READYONはオフ状態に設定されている。
時刻t1において運転者がイグニッションキースイッチをオン状態にセットするなどによりシステム起動指令STONが発せられると(ステップS21でYES)、これに応じてライン圧指令ILPは低圧状態から高圧状態に設定が変更される。そして時刻t2において、T−ECU27は電動式オイルポンプの回転数指令INEOPをライン圧高圧が発生できる程度の高い回転数に設定する(ステップS22)。
すると時刻t2〜t3の間において、エンジンクランキング時の反力トルクを伝達するためのブレーキB2のブレーキ圧PB2が0kPaから次第に上昇を開始する。この間ステップS22,S23の処理が繰返される。
時刻t3においてブレーキ圧PB2が油圧スイッチ39のしきい値に到達する。すると油圧スイッチ39は油圧立上りを示す油圧検出信号PONを発生する(ステップS23でYES)。これを受けてT−ECU27はライン圧指令ILPを高圧から低圧に切換え、同時に電動式オイルポンプの回転数指令INEOPをライン圧低圧が発生できる程度の回転数に減少させる(ステップS24)。これに伴いブレーキB2の圧力は少し低下する。そしてブレーキB2の圧力は油圧スイッチ39のしきい値よりも低下した状態となる。
なお時刻t3〜t6の間は回転数指令INEOPは必要最低限の油圧すなわちエンジンのクランキング時に必要な程度の油圧を確保でき、かつ油圧スイッチ39が油圧の立上り判定をしない程度の油圧を発生するような回転数(図9ではクランキング時指令と表示)に設定されている。そして、電動式オイルポンプの回転数を下げることによって、ブレーキB2の油圧が油圧スイッチのしきい値よりも低い状態となるまでの時刻t3〜t4の間の判定時間を持ち、間違いなく機械式オイルポンプの回転による油圧の立上りを判定できる状態となるまで時間待ちを行なう(ステップS25)。
そして時刻t4においてエンジンクランキング許可がなされ、モータジェネレータMG2を用いてエンジンのクランクシャフトが回転される(ステップS26)。このとき必要最低限のブレーキ圧は得られているので、モータジェネレータMG2に反力トルクを発生させ、ブレーキB2が滑ることなく反力トルクを動力分割機構に与えることが可能である。エンジンが完爆状態に至るまではステップS26,S27の処理が繰返される。
そして時刻t5においてエンジン回転数が所定値以上となったことにより、エンジンが自立回転可能な状態すなわち完爆状態となったことが判定され(ステップS27でYES)る。すると機械式オイルポンプ油圧立上りを判定する指令が発せられ(ステップS28)る。時刻t5〜t6の間は、ステップS28,S29の処理が繰り返される。なお、ステップS28の機械式オイルポンプの油圧立上り判定指令は、ステップS25の後であればステップS26の前後に行なっても良い。
さらに時刻t6において油圧スイッチ39から油圧の立上り判定を示す油圧検出信号PONが出力される(ステップS29でYES)。するとT−ECU27はエンジン完爆状態であり、かつ機械式オイルポンプによる油圧が立上がった状態となったことに応じて、発進許可を示す信号READYONをオフ状態からオン状態に活性化させる(ステップS30)。
以上説明したように、実施の形態2においては、図2および図5に示すように、車両は、駆動輪と、駆動輪の駆動トルクを発生するモータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2から駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機6と、油圧式変速機6に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプ33と、駆動輪を駆動するために運転されるエンジン10と、エンジン10から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプ32とを含む。制御装置27は、(1)電動式オイルポンプ33の回転数を上げて元油圧を上昇させモータジェネレータMG2に所定のトルクを発生させた状態でエンジン10を停止状態から始動させ、(2)電動式オイルポンプ33の回転数を所定値まで低減させ、(3)機械式オイルポンプ32による油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう。
また車両は、エンジン10の始動時に始動トルクを発生させるモータジェネレータMG1と、エンジン10のクランクシャフト、モータジェネレータMG2の回転軸、モータジェネレータMG1の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構である遊星歯車機構12とをさらに含む。動力分割機構は、3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まる。制御装置は、エンジン10の停止状態からの始動時において、モータジェネレータMG1を用いてエンジン10のクランクシャフトを回転させ、かつモータジェネレータMG1の回転に応じてクランクシャフトが回転するように動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクをモータジェネレータMG2に発生させ、エンジン10が自立回転を開始した後に電動式オイルポンプ33の回転数を所定値まで低減させる。
そして、制御装置は、機械式オイルポンプ32による油圧立上り判定の結果が良好である場合に、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させる。
図9の時刻t3〜t6においては、電動式オイルポンプ33の回転数を低くしているので電動式オイルポンプ33からの油圧のみでは油圧立上り判定とならないが、これにさらに機械式オイルポンプ32からの油圧が加わることによって油圧スイッチ39がオン状態になり油圧立上りが完了したと判定される。したがって、機械式オイルポンプでの油圧立上りが完了したことを判定し、その後に走行を許可することができるため、変速機のブレーキの滑りによるモータジェネレータMG2の回転数の急上昇を招くことなく走行させることができる。
また、このようにすることにより、エンジンクランキング等に必要であるモータジェネレータMG2の反力トルクを動力伝達機構に伝達させながら機械式オイルポンプの油圧立上り判定ができる。このため、機械式オイルポンプのポンプ室にエアーが溜まっていないときには、システム起動指令STONを受けてから発進許可を示す信号READYONをオン状態に設定するまでの時間を実施の形態1よりも短くすることができる。
[実施の形態3]
実施の形態1および実施の形態2においては、機械式オイルポンプが発生する油圧が完全に立上がったと判定された後に車両の走行を許可するREADYON信号を活性化させた。これに対し実施の形態3においては、車両走行許可をさらに早く出す代わりに、車両走行許可を行なってから機械式オイルポンプが発生する油圧が完全に立上がるまではモータジェネレータの出力トルクに制限をかける。
図10は、実施の形態3において制御装置(T−ECU)27が実行する制御の制御構造を示したフローチャートである。
図11は、実施の形態3において行なわれる制御を説明するための動作波形図である。
図10、図11を参照して、まず初期状態においてはライン圧指令ILPは低圧に設定されており、電動式オイルポンプの回転数指令INEOPは0rpmに設定されている。時刻t1において運転者がイグニッションキーをオンするなどによりシステム起動指令STONが発せられると(ステップS41でYES)、これに応じてT−ECU27はライン圧指令を低圧から高圧に切換える。そして時刻t2においてT−ECU27はさらに電動式オイルポンプの回転数指令INEOPを高圧のライン圧を発生可能な高回転状態に変更する(ステップS42)。
そして時刻t2〜t3においては電動式オイルポンプ33によって油圧の立上げが行なわれる。この立上がった油圧によってエンジンクランキング時のMG2で発生させる反力が伝達可能となる。この間ステップS42,S43の処理が繰り返される。
時刻t3において、油圧スイッチ39のしきい値を油圧が超えたことに応じて油圧検出信号PONが発せられT−ECU27は油圧が立上がったことを認識する(ステップS43でYES)。そしてT−ECU27はライン圧指令ILPを高圧状態から低圧状態に切換え、かつ、電動式オイルポンプの回転数指令INEOPを低圧のライン圧を発生できる程度に低減させる(ステップS44)。
すると一旦しきい値を超えたブレーキB2のブレーキ圧PB2は再び油圧スイッチ39のしきい値より下回った所定のレベルで安定する。このブレーキ圧PB2の安定レベルは、エンジンのクランキング時のブレーキB2に必要な圧力は満たしている。この状態において時刻t3〜t4においてモータジェネレータMG2を回転させてエンジンをクランキングして、エンジンを始動させる(ステップS45)。そして時刻t3〜t4の間は、エンジン回転数を観測するステップS46の処理とステップS45の処理が繰返される。
時刻t4においてエンジン回転数が所定回転数を超えたことをもってエンジンが自立運転可能な状態となったこと、すなわちエンジン完爆状態となったことをT−ECU27は認識する(ステップS46でYES)。これに応じてT−ECU27はモータジェネレータMG2にトルク制限をかけ(ステップS47)、そして発進許可を示すREADYON信号をオフ状態からオン状態に変化させる(ステップS48)。
そして時刻t4〜t5の間はモータジェネレータMG2のトルクに制限をかけた状態を維持する。エアーがすべて排出されれば機械式オイルポンプでの油圧立上り完了となるので、予めエアーが溜まった場合の油圧立上りの遅延時間を求めておき、時刻t4〜t5の間は、ステップS49でその時間の経過を監視する。そして、ステップS49ではその時間が経過したことをもって機械式オイルポンプの油圧が立上がったと判定する。なお、ステップS49の処理は、実験的に求めておいた時間で判定する代わりに、実際に油圧スイッチ等で油圧が上昇したことを検知してもよい。
エンジン完爆状態から所定時間経過し、機械式オイルポンプによる油圧が十分に立上がった時間が経過したことに伴い時刻t5においてT−ECU27は電動式オイルポンプを停止させて、かつ、モータジェネレータMG2のトルク制限を解除する(ステップS50)。
なお、エンジンを起動させてからREADYON信号をオン状態にする際は、電動式オイルポンプに対する負荷が高く、電動式オイルポンプを連続的に動作させ続けることができない領域であるか、または必要な油圧が電動式オイルポンプだけでは供給できない領域であるため、図11に示すように電動式オイルポンプの負荷を回転数を下げることによって下げたり、電動式オイルポンプで供給可能な油圧で伝達できる程度にモータジェネレータをMG2のトルクに制限をかけておく。
以上説明したように、実施の形態3においては、図2および図5に示すように、車両は、駆動輪と、駆動輪の駆動トルクを発生するモータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2から駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機6と、油圧式変速機6に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプ33と、駆動輪を駆動するために運転されるエンジン10と、エンジン10から機械的動力を受けて回転し、元油圧を発生させる機械式オイルポンプ32とを含む。制御装置27は、(1)電動式オイルポンプ33の回転数を上げて元油圧を上昇させモータジェネレータMG2に所定のトルクを発生させた状態でエンジン10を停止状態から始動させ、(2)エンジン10の自立運転が確認されたらモータジェネレータMG2にトルク制限をかけた状態で、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させ、(3)機械式オイルポンプ32による油圧の立上りが確認されたらモータジェネレータMG2にかけたトルク制限を解除する、の順に制御を行なう。
また車両は、エンジン10の始動時に始動トルクを発生させるモータジェネレータMG1と、エンジン10のクランクシャフト、モータジェネレータMG2の回転軸、モータジェネレータMG1の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構である遊星歯車機構12とをさらに含む。動力分割機構は、3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まる。制御装置は、エンジン10の停止状態からの始動時において、モータジェネレータMG1を用いてエンジン10のクランクシャフトを回転させ、かつモータジェネレータMG1の回転に応じてクランクシャフトが回転するように動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクをモータジェネレータMG2に発生させる。
このようにすることにより、システム起動からREADYON信号の活性化までの時間を延長することなく、また、変速機のブレーキ滑りによるモータジェネレータMG2の空転を招くことなく車両を走行させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両の構成を示した概略図である。 図1の主動力源1および変速機6の構成を詳細に示した図である。 図2のシングルピニオン型遊星歯車機構12の共線図である。 図2の変速機6を構成する歯車機構の共線図である。 図2における油圧制御装置31の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1において制御装置27が実行する制御の制御構造を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1における動作を説明するための動作波形図である。 実施の形態2において制御装置27が実行する制御の制御構造を示したフローチャートである。 実施の形態2において車両の制御装置が行なう油圧に関する制御を説明するための動作波形図である。 実施の形態3において制御装置27が実行する制御の制御構造を示したフローチャートである。 実施の形態3において行なわれる制御を説明するための動作波形図である。
符号の説明
1 主動力源、2 出力軸、3 デファレンシャル、4 駆動輪、5 アシスト動力源、6 変速機、10 エンジン、12 遊星歯車機構、14,28 インバータ、15 蓄電装置、17,21,22 サンギヤ、18,25 リングギヤ、19,26 キャリヤ、20 ダンパ、23,24 ピニオン、27 制御装置、29 バッテリ、30 電子制御装置、31 油圧制御装置、32 機械式オイルポンプ、33 電動式オイルポンプ、34 油圧回路、35,36 逆止弁、37 ソレノイドバルブ、38 切換弁、39 油圧スイッチ、40 駆動回路、B1,B2 ブレーキ、MG1,MG2 モータジェネレータ。

Claims (9)

  1. 車両の制御装置であって、
    前記車両は、
    駆動輪と、
    前記駆動輪の駆動トルクを発生する第1の回転電機と、
    前記モータから前記駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機と、
    前記油圧式変速機に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプと、
    前記駆動輪を駆動するために運転される内燃機関と、
    前記内燃機関から機械的動力を受けて回転し、前記元油圧を発生させる機械式オイルポンプとを含み、
    前記制御装置は、
    (1)前記電動式オイルポンプの回転数を上げて前記元油圧を上昇させ前記第1の回転電機に所定のトルクを発生させた状態で前記内燃機関を停止状態から始動させ、(2)前記第1の回転電機の発生するトルクを低下させ、(3)前記電動式オイルポンプを停止させ、(4)前記機械式オイルポンプによる油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう、車両の制御装置。
  2. 前記車両は、
    前記内燃機関の始動時に始動トルクを発生させる第2の回転電機と、
    前記内燃機関のクランクシャフト、前記第1の回転電機の回転軸、前記第2の回転電機の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構とをさらに含み、
    前記動力分割機構は、前記3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まり、
    前記制御装置は、前記内燃機関停止状態からの前記始動時において、前記第2の回転電機を用いて前記内燃機関のクランクシャフトを回転させ、かつ前記第2の回転電機の回転に応じて前記クランクシャフトが回転するように前記動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクを前記第1の回転電機に発生させ、前記内燃機関が自立回転を開始した後に前記第1の回転電機の反力トルクを低下させる、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記機械式オイルポンプによる油圧立上り判定の結果が良好である場合に、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させる、請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 車両の制御装置であって、
    前記車両は、
    駆動輪と、
    前記駆動輪の駆動トルクを発生する第1の回転電機と、
    前記第1の回転電機から前記駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機と、
    前記油圧式変速機に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプと、
    前記駆動輪を駆動するために運転される内燃機関と、
    前記内燃機関から機械的動力を受けて回転し、前記元油圧を発生させる機械式オイルポンプとを含み、
    前記制御装置は、
    (1)前記電動式オイルポンプの回転数を上げて前記元油圧を上昇させ前記第1の回転電機に所定のトルクを発生させた状態で前記内燃機関を停止状態から始動させ、(2)前記電動式オイルポンプの回転数を所定値まで低減させ、(3)前記機械式オイルポンプによる油圧立上り判定を実行する、の順に制御を行なう、車両の制御装置。
  5. 前記車両は、
    前記内燃機関の始動時に始動トルクを発生させる第2の回転電機と、
    前記内燃機関のクランクシャフト、前記第1の回転電機の回転軸、前記第2の回転電機の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構とをさらに含み、
    前記動力分割機構は、前記3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まり、
    前記制御装置は、前記内燃機関停止状態からの前記始動時において、前記第2の回転電機を用いて前記内燃機関のクランクシャフトを回転させ、かつ前記第2の回転電機の回転に応じて前記クランクシャフトが回転するように前記動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクを前記第1の回転電機に発生させ、前記内燃機関が自立回転を開始した後に前記電動式オイルポンプの回転数を所定値まで低減させる、請求項4に記載の車両の制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記機械式オイルポンプによる油圧立上り判定の結果が良好である場合に、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させる、請求項4または5に記載の車両の制御装置。
  7. 車両の制御装置であって、
    前記車両は、
    駆動輪と、
    前記駆動輪の駆動トルクを発生する第1の回転電機と、
    前記第1の回転電機から前記駆動輪に駆動トルクを伝達する油圧式変速機と、
    前記油圧式変速機に対して元油圧を発生させる電動式オイルポンプと、
    前記駆動輪を駆動するために運転される内燃機関と、
    前記内燃機関から機械的動力を受けて回転し、前記元油圧を発生させる機械式オイルポンプとを含み、
    前記制御装置は、
    (1)前記電動式オイルポンプの回転数を上げて前記元油圧を上昇させ前記第1の回転電機に所定のトルクを発生させた状態で前記内燃機関を停止状態から始動させ、(2)前記内燃機関の自立運転が確認されたら前記第1の回転電機にトルク制限をかけた状態で、車両を発進不可能状態から運転者の要求に応じて発進可能な状態に遷移させ、(3)前記機械式オイルポンプによる油圧の立上りが確認されたら前記第1の回転電機にかけたトルク制限を解除する、の順に制御を行なう、車両の制御装置。
  8. 前記車両は、
    前記内燃機関の始動時に始動トルクを発生させる第2の回転電機と、
    前記内燃機関のクランクシャフト、前記第1の回転電機の回転軸、前記第2の回転電機の回転軸に3つの入力軸が機械的に結合される動力分割機構とをさらに含み、
    前記動力分割機構は、前記3つの入力軸のうちいずれか2つの入力軸の回転が定まると、他の1つの入力軸の回転は自ずと定まり、
    前記制御装置は、前記内燃機関停止状態からの前記始動時において、前記第2の回転電機を用いて前記内燃機関のクランクシャフトを回転させ、かつ前記第2の回転電機の回転に応じて前記クランクシャフトが回転するように前記動力分割機構の回転軸の1つを固定させる反力トルクを前記第1の回転電機に発生させる、請求項7に記載の車両の制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両の制御装置を搭載する車両。
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