JP3138096B2 - 変速機におけるオイルポンプ駆動装置 - Google Patents

変速機におけるオイルポンプ駆動装置

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JP3138096B2
JP3138096B2 JP04357564A JP35756492A JP3138096B2 JP 3138096 B2 JP3138096 B2 JP 3138096B2 JP 04357564 A JP04357564 A JP 04357564A JP 35756492 A JP35756492 A JP 35756492A JP 3138096 B2 JP3138096 B2 JP 3138096B2
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和男 大山
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誠 小嶋
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control

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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速機に取り付けられ
てこの変速機の潤滑用、変速制御用等に用いられる作動
油を供給するオイルポンプの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変速機はその内部に潤滑が必要な箇所が
多くあり、運転時にはこれら潤滑部に潤滑用作動油の供
給が必要である。また、変速機において変速用に用いら
れる油圧作動クラッチ、ブレーキにはこれらの作動制御
用(すなわち、変速制御用)として所定油圧(ライン
圧)を有した作動油の供給も必要である。このような作
動油の供給は変速機に取り付けたオイルポンプを駆動し
て行われており、従来においてはこのオイルポンプは変
速機が取り付けられる原動機(エンジン)により機械的
に直結されて駆動されるようになっていた。例えば、特
開昭55−60756号には、トルクコンバータのター
ビンシャフト内を貫通配設されるとともにエンジン出力
軸に直結されたシャフトを介して、このエンジンにより
オイルポンプを駆動する機構が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】変速機において必要と
する潤滑油量および変速制御用油量は原動機の回転速度
に拘らずほぼ一定であると考えられる。なお、潤滑必要
油量は原動機の回転速度に応じて若干増加するが、その
増加率は原動機の回転増加に対して極く小さく、ほぼ一
定であると考えても問題がない。ところが、従来のよう
に原動機によりオイルポンプを駆動した場合には、原動
機回転速度にほぼ比例してその吐出油量(供給油量)が
増加するため、原動機回転速度が高い領域においてはオ
イルポンプの吐出油はその一部が必要となるだけでオイ
ルポンプ駆動ロスが大きいという問題がある。
【0004】特に、原動機がエンジン(内燃機関)であ
る場合には、エンジンがアイドリング回転の状態でオイ
ルポンプの吐出油量が潤滑および変速制御に必要な油量
となるようにオイルポンプの容量を設定する必要があ
る。このため、エンジン回転が高くなればなるほど、オ
イルポンプロスが大きくなる。
【0005】また、原動機が電気モータである場合に
は、変速機がニュートラルのときにはこの電気モータを
停止させて省電力化を図ることが多い。このため、原動
機(電気モータ)の出力軸にオイルポンプを連結してこ
の電気モータによりオイルポンプを駆動するように構成
した場合には、ニュートラル時にオイルポンプの駆動も
停止し、潤滑および変速用の作動油を得ることができな
くなるという問題が生じる。
【0006】一方、特公昭53−22214号公報に開
示されているように、主原動機とは別に設けたオイルポ
ンプ駆動用の電気モータによりオイルポンプを駆動して
作動油の供給を行わせるようにすれば、上記のような問
題は生じない。ところが、この電気モータはエンジン作
動中は常時駆動させる必要があるため、その耐久性が問
題となりやすい。特に、バッテリ容量の問題等から、ポ
ンプ駆動用モータはできる限り小型コンパクトなものに
して、消費電力を少なくするのが望ましいのであるが、
このように小型化する程、その耐久性が問題となりやす
い。なお、このモータを大型化すれば、耐久性の問題を
抑えることができるが、消費電力が大きくなり、バッテ
リが大型化するなど、装置全体が大型化しやすいという
問題がある。
【0007】本発明は以上の問題に鑑みたもので、運転
開始時から運転中において常に適切な必要量の作動油量
の供給が可能であり、且つ運転中においてオイルポンプ
駆動ロスを小さくすることができるような構成のオイル
ポンプ駆動装置を提供することを目的とする。さらに、
本発明は、変速時においては変速に必要な適切な油量の
供給を行うとともに、変速中でないときにはできる限り
必要最小限の油量供給を行わせるようにして、常に適切
な油量の供給と、オイルポンプ駆動ロスの低減とを達成
できるような構成のオイルポンプ駆動装置を提供するこ
とも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】このような目
的達成のため、本発明においては、変速機の潤滑および
変速制御用の作動油供給を、第1オイルポンプおよび第
2オイルポンプにより行うように構成するとともに、こ
れら第1および第2オイルポンプの駆動を制御するポン
プ駆動制御手段を設け、このポンプ駆動制御手段は、原
動機が駆動を開始してから第1判断時間t1が経過する
までは第1オイルポンプおよび前記第2オイルポンプを
ともに駆動させ、第1判断時間t1が経過した後、原動
機が駆動されている間においては、原動機の出力軸の回
転数が所定回転数以下のときには、第1オイルポンプお
よび前記第2オイルポンプを駆動させ、原動機の出力軸
の回転数が所定回転数を越えるときには、第1オイルポ
ンプのみを駆動させる。
【0009】このような構成のオイルポンプ駆動装置を
用いれば、原動機(エンジンもしくはモータ)が駆動を
開始すると同時に第1および第2オイルポンプがともに
駆動され、まず、変速機内の油路に作動油をいきわたら
せることができる。そして、第1判断時間t1が経過し
た後においては、原動機出力軸の回転が所定回転数以下
のとき(低回転領域にあるとき)には第1および第2オ
イルポンプをともに駆動して必要な作動油量を確保し、
原動機出力軸の回転が所定回転数を越えて(高回転領域
となって)余分なポンプ吐出量が増加するときには、第
1オイルポンプのみの駆動に切り換えてポンプ駆動ロス
を低減することができる。
【0010】第2の本発明に係るオイルポンプ駆動装置
においては、シフトポジションがPレンジおよびNレン
ジ以外であると検出されているときに、ポンプ駆動制御
手段は、シフトポジションが変更されたときから第2判
断時間t2が経過するまでは、第1オイルポンプおよび
前記第2オイルポンプをともに駆動させる。さらに、シ
フトポジションが変更されたときから第2判断時間t2
が経過した後、原動機が駆動されている間においては、
原動機の出力軸の回転数が所定回転数以下のときには、
第1オイルポンプおよび第2オイルポンプを駆動させ、
原動機の出力軸の回転数が所定回転数以上のときには第
1オイルポンプのみを駆動させるように構成される。
【0011】シフトポジションがPレンジおよびNレン
ジ以外でシフトポジションが変更されたとき、すなわ
ち、走行レンジとなるシフトポジションに変更されたと
きには一般的に変速が行われることが多く、変速時には
大きな油量供給が要求されるため、上記の構成のオイル
ポンプ駆動装置では、PレンジおよびNレンジ以外でシ
フトポジションが変更されたときから第2判断時間t2
が経過するまでは、第1オイルポンプおよび前記第2オ
イルポンプをともに駆動させて、変速時に必要な油量を
確保する。なお、第2判断時間t2が経過した後におい
ては、原動機出力軸の回転が所定回転数以下のとき(低
回転領域にあるとき)には第1および第2オイルポンプ
をともに駆動して必要な作動油量を確保し、原動機出力
軸の回転が所定回転数を越えて(高回転領域となって)
余分なポンプ吐出量が増加するときには、第1オイルポ
ンプのみの駆動に切り換えてポンプ駆動ロスを低減す
る。
【0012】第3の本発明に係るオイルポンプ駆動装置
においては、ポンプ駆動制御手段は、変速機が変速作動
状態であるときには、原動機の出力軸の回転数が第1所
定回転数N1以下であれば第1オイルポンプおよび前記
第2オイルポンプをともに駆動させ、第1所定回転数N
1を越えれば第1オイルポンプのみを駆動させる。一
方、変速機が非変速状態であるときには、原動機の出力
軸の回転数が第2所定回転数N2(<N1)以下であれ
ば第1オイルポンプおよび前記第2オイルポンプをとも
に駆動させ、第2所定回転数N2を越えれば第1オイル
ポンプのみを駆動させる。これにより、変速時には変速
時に要求される大きな油量を確保し、非保変速時には要
求油量が小さいので供給油量を小さくしてポンプ駆動ロ
スを低減させる制御が行われる。
【0013】第4の本発明に係るオイルポンプ駆動装置
においては、シフトポジションがPレンジおよびNレン
ジ以外であると検出されているときに、ポンプ駆動制御
手段は、シフトポジションが変更されたときから第2判
断時間t2が経過するまでは、第1オイルポンプおよび
前記第2オイルポンプをともに駆動させる。そして、シ
フトポジションが変更されたときから第2判断時間t2
が経過した後、原動機が駆動されている間においては、
変速機が変速作動状態であるときには、原動機の出力軸
の回転数が第1所定回転数N1以下であれば第1オイル
ポンプおよび第2オイルポンプをともに駆動させ、第1
所定回転数N1を越えれば第1オイルポンプのみを駆動
させる。一方、変速機が非変速状態であるときには、原
動機の出力軸の回転数が第2所定回転数N2(<N1)
以下であれば第1オイルポンプおよび第2オイルポンプ
をともに駆動させ、第2所定回転数N2を越えれば第1
オイルポンプのみを駆動させるように構成される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明の第1実施例に係るオイル
ポンプ駆動装置を備えた変速機の動力伝達構造を模式的
に図1に示している。この変速機は、変速機ハウジング
(図示せず)内に変速機構1と、ディファレンシャル機
構40と、オイルポンプ駆動装置5とを配設して構成さ
れる。変速機ハウジングの左端面にエンジンEが接合配
設され、エンジン出力軸が流体継手Cを介して変速機入
力軸11に接続される。流体継手CはインペラIとター
ビンTとからなり、内部オイルを介して動力伝達を行う
継手であるが、この流体継手Cに代えて、トルクコンバ
ータ、機械式直結継手、摩擦クラッチ等を用いても良
い。
【0015】変速機構1は、変速機ハウジングにより回
転自在に支持された変速機入力軸11と、変速機ハウジ
ングにより回転自在に支持されるとともに変速機入力軸
11と平行に配設された変速機カウンタ軸12とを有
し、これら変速機入力軸11と変速機カウンタ軸12と
の間に複数の動力伝達ギヤ組およびクラッチが配設され
る。
【0016】動力伝達ギヤ組としては、互いに噛合する
1速用ドライブギヤ21aおよびドリブンギヤ21bか
らなる1速用ギヤ組と、互いに噛合する2速用ドライブ
ギヤ22aおよびドリブンギヤ22bからなる2速用ギ
ヤ組と、互いに噛合する3速用ドライブギヤ23aおよ
びドリブンギヤ23bからなる3速用ギヤ組と、間にリ
バースアイドラギヤ(図示せず)を介して互いに噛合す
るリバース用ドライブギヤ25aおよびドリブンギヤ2
5bからなるリバース用ギヤ組とを有する。クラッチと
しては、1速ギヤ組による動力伝達を選択する1速用油
圧クラッチ31と、2速ギヤ組による動力伝達を選択す
る2速用油圧クラッチ32と、あ速ギヤ組による動力伝
達を選択する3速用油圧クラッチ33と、リバース用ギ
ヤ組による動力伝達を選択するリバース用ドグ歯クラッ
チ35とを有する。
【0017】このため、上記クラッチ31,32,3
3,35を選択作動させることによりいずれかのギヤ組
を介しての動力伝達を選択することができる。これによ
り、継手Cを介して変速機入力軸11に伝達されたエン
ジン出力を変速して変速機カウンタ軸12に伝達するこ
とができる。変速機カウンタ軸12に伝達された動力
は、互いに噛合する変速機出力ギヤ組27,28を介し
てディファレンシャル機構40に伝達され、ここでディ
ファレンシャル機構40を介して左右のアクスルシャフ
ト41,42に分割されて伝達され、左右の車輪(図示
せず)の駆動がなされるようになっている。
【0018】オイルポンプ駆動装置5は、第1および第
2オイルポンプ50,60を有する。これら両オイルポ
ンプ50,60はともに、変速機ハウジングに固設され
たポンプケース51,61を有し、これらポンプケース
51,61内に回転自在に支持されるとともに互いに噛
合する各一対のポンプギヤ52,53および62,63
を配設して構成されている。
【0019】第1オイルポンプ50は変速機入力軸11
上に配設されており、この第1オイルポンプ50のポン
プギヤ53に結合された第1ポンプ駆動軸54が左方に
突出し、流体継手CのインペラIと繋がれている。イン
ペラIはエンジンEの出力軸に直結されており、このた
め、第1ポンプ駆動軸54はエンジンEと直結され、第
1オイルポンプ50はエンジンEにより常時直接駆動さ
れる。なお、このようにエンジン出力軸を第1ポンプ駆
動軸54に接続させる動力伝達経路を第1動力伝達経路
と称する。
【0020】第2オイルポンプ60のポンプギヤ63に
結合された第2ポンプ駆動軸64は右方に突出し、第2
動力伝達経路を構成する動力伝達機構70を介して変速
機入力軸11と連結される。この動力伝達機構70は、
変速機入力軸11と一体結合された2速用ドライブギヤ
22aと噛合するとともに第2ポンプ駆動軸64上に回
転自在に配設されたポンプ駆動ギヤ71と、ポンプ駆動
ギヤ71の右側面にこれと一体に形成されたクラッチギ
ヤ72と、第2ポンプ駆動軸64上に結合配設されたク
ラッチハブ73と、クラッチハブ73の上に軸方向に摺
動自在に取り付けられたスリーブ73とから構成され
る。
【0021】このように、この動力伝達機構は、第2動
力伝達経路を介しての動力伝達を断接可能なクラッチ機
構を有しており、このクラッチ作用はスリーブ73を軸
方向に移動させることにより行われる。例えば、スリー
ブ73を図示のように右動した状態とすれば、入力軸1
1とともに回転するポンプ駆動ギヤ71は第2ポンプ駆
動軸64の上を空回りするだけで、第2オイルポンプ6
0は駆動されない。スリーブ73を左動させると、この
スリーブ73はクラッチハブ74と係合したままでクラ
ッチギヤ72とも係合する。このため、ポンプ駆動ギヤ
71は第2ポンプ駆動軸64と連結され、入力軸11の
回転が第2ポンプ駆動軸64に伝達され、第2オイルポ
ンプ60が駆動される状態となる。
【0022】これら第1および第2オイルポンプの吐出
特性を図2に示しており、この吐出特性について説明す
る。この図は、縦軸にオイルポンプ70の吐出量Qを示
し、横軸に変速機入力軸(メインシャフト)上での回転
に換算したときの第1および第2オイルポンプ50,6
0の駆動回転速度Nmを示している。図において、線L
1が第1オイルポンプ50の吐出特性を表し、線L2が
第2オイルポンプ60吐出特性を表しており、線L3が
両オイルポンプ50,60をともに作動させた場合の吐
出特性を示している。また、横線L4がこの変速機に必
要とされる作動油量を示す。
【0023】線L4で示す必要油量が、エンジンのアイ
ドリング回転(約900rpm)以上の回転領域(実用
回転領域)において必要である。このため、第1および
第2オイルポンプ50,60をともに作動させた場合
に、点A2で示すように、アイドリング回転時に線L4
で示す吐出量が得られるように両オイルポンプ50,6
0の吐出量が設定されている。
【0024】なお、従来におけるオイルポンプも線L4
で示す特性が得られるように設定されていた。但し、従
来ではこのオイルポンプはエンジンにより常時駆動され
るようになっていたため、エンジン回転の増加とともに
ポンプ吐出油量も増加して無駄な油量が増加し、エンジ
ン回転が高くなる程、ポンプ駆動ロスが増加するという
問題があった。
【0025】これに対して、本例のオイルポンプ駆動装
置においては、第2動力伝達機構70のクラッチ機構の
作動制御を行い、エンジンEの回転が所定回転(約40
00rpm)となるまでは第1および第2オイルポンプ
50,60をともに駆動させるが、所定回転以上となる
とクラッチ機構を解放して第2オイルポンプ60の駆動
をストップし、第1オイルポンプ50のみを駆動させる
ようになっている。すなわち、第1オイルポンプ50は
エンジンが作動しているかぎりこれにより常時駆動され
るのであるが、エンジンEが所定回転以下の領域(低回
転領域)にあるときには、スリーブ73を左動させてク
ラッチを係合させ、第2動力伝達機構70を介して第2
オイルポンプ60も駆動させる。一方、エンジンEが所
定回転以上の領域(高回転領域)にあるときには、スリ
ーブ73を右動させてクラッチを解放し、第2オイルポ
ンプ60の駆動をストップさせ、第1オイルポンプ50
のみを駆動させる。
【0026】このようにクラッチ機構の作動を制御する
と、エンジンEの回転が所定回転(約4000rpm)
に達するまでは図2における線L3の吐出特性となり、
エンジンEの回転が所定回転を越えると図2における線
L1の吐出特性となる。従来のオイルポンプ駆動装置の
場合には、エンジンの回転が所定回転を越えても線L3
(破線部)の吐出特性となるのであるが、本発明のオイ
ルポンプ駆動装置の場合には、線L1の吐出特性となる
ため、オイルポンプ駆動ロスを大幅に低減することがで
きる。なお、この所定回転は、第1オイルポンプ50単
独駆動でのの吐出量が線L4で示す必要作動油量となる
回転に設定される。
【0027】次に、本発明の第2の実施例について図3
を参照して説明する。オイルポンプ駆動装置105を有
した変速機の動力伝達構造を模式的に図3に示してい
る。この変速機は、オイルポンプ駆動装置105のみが
上記変速機(図1に示した変速機)と異なるだけで、他
の構成は同一なので、同一部分には同一番号を付してそ
の説明は省略する。
【0028】このオイルポンプ駆動装置105は、第1
実施例(図1)のものと同一構成であり変速機入力軸1
1上に配設された第1オイルポンプ50と、変速機構1
から独立して変速機ハウジングに固定保持された第2オ
イルポンプ160と、変速機ハウジングに接合配設され
たオイルポンプ駆動用電気モータ180とから構成され
る。なお、第1オイルポンプ50は第1実施例のものと
同じなので同一番号を付してその説明は省略する。
【0029】第2オイルポンプ160は、変速機ハウジ
ングに固設されたポンプケース161を有し、このポン
プケース161内に回転自在に支持されるとともに互い
に噛合する一対のポンプギヤ162,163を配設して
構成されている。この第2オイルポンプ160に隣接し
てオイルポンプ駆動用電気モータ180が配設されてお
り、第2オイルポンプ160のポンプギヤ163に結合
された第2ポンプ駆動軸164がこの電気モータ180
の方に突出して電気モータ180の駆動軸と連結されて
いる。このため、第2オイルポンプ160は、エンジン
Eから独立して、電気モータ180により駆動される。
【0030】このように第2実施例のオイルポンプ駆動
装置においては、第1オイルポンプ50はエンジンEに
より常時駆動されるが、第2オイルポンプ160はオイ
ルポンプ駆動用電気モータ180の駆動を制御すること
により任意に駆動制御できる。この駆動制御により変速
機への作動油供給量を制御しており、これについて、図
4のポンプ吐出特性を示すグラフを参照して説明する。
【0031】図4において、線L11が第1オイルポン
プ50の吐出特性を示し、エンジンEの回転に比例して
その吐出量が変化する。横線L12は電気モータ180
を作動させた場合の第2オイルポンプ160の吐出特性
を示し、電気モータ180を停止すれば第2オイルポン
プ160の吐出量は零となる。また、線L14は変速機
に必要な作動油量を示し、線L19は従来のオイルポン
プの吐出特性を示している。線L13は電気モータ18
0により第2オイルポンプ160を駆動した場合での第
1および第2オイルポンプ50,160の合算吐出特性
を示し、この図から分かるように、エンジンアイドリン
グ時(点A12で約900rpmとなる時)に変速機に
必要な作動油量が確保できるようになっている。
【0032】本例のオイルポンプ駆動装置においては、
エンジンEの出力回転が第1所定回転(約4000rp
m)となるまでは、オイルポンプ駆動用電気モータ18
0を駆動して第1および第2オイルポンプ50,160
をともに駆動し、エンジンEの出力回転が第1所定回転
を越えると、電気モータ180の駆動を停止して、第1
オイルポンプ50のみを駆動させるようになっている。
このため、第1所定回転において、点A11で示すよう
に、吐出量が低下し、第1所定回転以上では線L11で
示す吐出油量となる。これにより、エンジン実用回転全
領域において、必要作動油量を確保することができると
ともに、エンジン高回転領域においても余分な吐出油量
を小さくして、オイルポンプ駆動ロスを低減することが
できる。なお、この場合にも、第1所定回転は第1オイ
ルポンプ50の吐出量が線L14で示す必要作動油量と
なる回転に設定される。
【0033】図4においては、変速機に必要とされる油
量が線L14で示す油量で一定となるように設定した
が、変速機に必要とされる油量は変速時と非変速時とで
は異なる。変速時には変速制御油も必要なために上記線
L14の油量が必要であるが、非変速時では潤滑等のた
めの作動油のみが必要であるため、必要油量はもっと少
なくなる。図5には、変速時に必要な油量を線L14で
示し、非変速時に必要な油量を線L15で示している。
【0034】このため、変速時においては、図4の場合
と同様に、第1所定回転N1(点A11の回転)までは
オイルポンプ50,160を駆動させればよいが、非変
速時には、この第1所定回転N1より低回転の第2所定
回転N2(点A13の回転で、約1800rpm)まで
両オイルポンプ50,160を駆動させ、第2所定回転
N2を越えれば、第1オイルポンプ50を駆動するだけ
でよい。このようにすれば、さらにオイルポンプ駆動ロ
スを低減することができるとともに、電気モータ180
の駆動時間を減らして節電を図ることができる。
【0035】このように変速時と非変速時とに分けて電
気モータ180の駆動を制御する方法を図6および図7
を参照して説明する。この制御においては、まずイグニ
ッションキーをオンにして作動を開始したときに、ステ
ップS1において積算時間tとして零をセット(t=0
にセット)するとともに、判断時間Tとしてt1をセッ
ト(T=t1にセット)する。そして、ステップS2〜
S4のフローに従い、t>Tとなるまで、すなわち、判
断セット時間t1の間だけオイルポンプ駆動用電気モー
タ180を駆動する。これにより、変速機内の油路に作
動油をいきわたらせることができる。
【0036】次いで、ステップS5に進み、変速機のシ
フトポジション(シフトレバーのポジション)がPレン
ジもしくはNレンジであるか否かが判断される。シフト
ポジションがPレンジもしくはNレンジであるときに
は、変速用および潤滑用の作動油はほとんど必要ないの
で、ステップS10に進み電気モータ180への電力供
給を断ち、電気モータ180の駆動をストップさせる。
【0037】このときに、エンジンEがアイドリングで
駆動されていれば、この回転が第1オイルポンプ50に
伝達され、これが回転駆動される。このときの第1オイ
ルポンプ50の吐出油量は図5において点A14で示す
ようになり、極く僅かであるが、上述のようにこのとき
には作動油量はほとんど必要とされないので、問題はな
い。なお、電気自動車のようにエンジンEに代えて電動
機が用いられるときには、PもしくはNレンジではこの
電動機は停止されるため、第1オイルポンプ50は駆動
されず、作動油の供給は停止する。
【0038】シフトポジションがPレンジもしくはNレ
ンジ以外であるときには、ステップS6に進み、シフト
ポジション変更がなされた直後であるか否かが判断され
る。シフトポジション変更がなされた直後であるときに
は、変速が行われることが多いため、ステップS12に
進んで積算時間tを零にリセット(t=0にリセット)
するとともに、判断時間Tとしてt2をセット(T=t
2にセット)する。そして、ステップS2〜S4のフロ
ーに従って、判断時間t2の間、オイルポンプ駆動用電
気モータ180をフル回転で駆動する。このように電気
モータ180を駆動したときには、両オイルポンプ5
0,160からの吐出量が図5において線L13で示す
吐出量となり、変速時に必要な作動油量を確保すること
ができる。
【0039】一方、シフトポジション変更がなされた直
後ではない場合には、ステップS7に進み、変速機入力
軸換算のエンジン出力回転速度Neが第1所定回転数N
1より大きいか否かが判断される。なお、この第1所定
回転数N1は、図5において、点A11に対応する回転
数で、この場合には約4000rpmである。そして、
Ne>N1のときには、ステップS10に進み、オイル
ポンプ駆動用電気モータ180の駆動をストップさせ
る。
【0040】Ne≦N1のときには、ステップS8に進
み変速指示があるか否かの判断が行われる。変速指示が
あるときには、変速時に必要な油量すなわち図5におい
て線L14で示す油量が必要なので、ステップS12か
らステップS2〜S4のフローに従い、オイルポンプ駆
動用電気モータ180を駆動させる。
【0041】変速指示がない場合には、ステップS9に
進み、変速機入力軸換算のエンジン出力回転速度Neが
第2所定回転数N2より大きいか否かが判断される。な
お、この第2所定回転数N2は、図5において、点A1
3に対応する回転数で、この場合には約1800rpm
である。そして、Ne>N2のときには、ステップS1
0に進み、オイルポンプ駆動用電気モータ180の駆動
をストップさせる。一方、Ne≦N2のときには、ステ
ップS12からステップS2〜S4のフローに従い、オ
イルポンプ駆動用電気モータ180を駆動させる。
【0042】次に、本発明の第3の実施例について図8
を参照して説明する。オイルポンプ駆動装置205を有
した変速機の動力伝達構造を模式的に図8に示してい
る。この変速機は、オイルポンプ駆動装置205のみが
上記変速機(図1もしくは図3に示した変速機)と異な
るだけで、他の構成は同一なので、同一部分には同一番
号を付してその説明は省略する。
【0043】このオイルポンプ駆動装置205は、とも
に変速機構1から独立して変速機ハウジングに固定保持
された小型オイルポンプ250および大型オイルポンプ
260と、変速機ハウジングに接合配設された小型オイ
ルポンプ駆動用電気モータ281および大型オイルポン
プ駆動用電気モータ282とから構成される。
【0044】両オイルポンプ250,260はそれぞ
れ、変速機ハウジングに固設されたポンプケース25
1,261を有し、各ポンプケース251,261内に
回転自在に支持されるとともに互いに噛合する各一対の
ポンプギヤ252,253および262,263を配設
して構成されている。さらに、各オイルポンプ250,
260に隣接して上記両オイルポンプ駆動用電気モータ
281,282が配設されている。
【0045】小型オイルポンプ250のポンプギヤ25
2に結合された第1ポンプ駆動軸254が小型オイルポ
ンプ駆動用電気モータ281の方に突出してこの電気モ
ータ281の駆動軸と連結されており、大型オイルポン
プ260のポンプギヤ262に結合された第2ポンプ駆
動軸264が大型オイルポンプ駆動用電気モータ282
の方に突出してこの電気モータ282の駆動軸と連結さ
れている。このため、両オイルポンプ250,260は
それぞれ、エンジンEから独立して、各電気モータ28
1,282により駆動される。このため、これら両オイ
ルポンプ250,260による変速機への作動油供給
を、各オイルポンプ駆動用電気モータ281180の駆
動を制御することにより制御することができる。
【0046】この制御を説明する前に、両オイルポンプ
250,260の吐出特性を図9に示しており、これに
ついてまず説明する。図9において、線L21が大型オ
イルポンプ260の吐出特性を示し、線L22が小型オ
イルポンプ250の吐出特性を示している。両線L2
1,L22はともに両電気モータ282,281を作動
させた場合の各オイルポンプ260,250の吐出特性
を示し、電気モータ282,281を停止すれば各オイ
ルポンプ260,250の吐出量は零となる。なお、線
L19は従来のオイルポンプの吐出特性を示している。
【0047】図5において説明したように、変速機に必
要とされる油量は変速時と非変速時とで異なり、変速時
には図5において線L14で示す油量が必要であり、非
変速時には図5において線L15で示す油量が必要であ
る。そこで、本例においては、大型オイルポンプ260
の吐出量(線L21で示す吐出量)が図5の線L14で
示す油量となり、小型オイルポンプ250の吐出量(線
L22で示す吐出量)が図5の線L15で示す油量とな
るように両オイルポンプ260,250の容量を設定し
ている。
【0048】この上で、両電気モータ281,282の
作動を制御して、変速機に常に最適な作動油の供給を行
うようにしている。この作動制御を図10に基づいて説
明する。この制御においては、まずイグニッションキー
をオンにして作動を開始したときに、ステップS21に
おいて積算時間tとして零をセット(t=0にセット)
するとともに、判断時間Tとしてt1をセット(T=t
1にセット)する。そして、ステップS22〜S24の
フローに従い、t>Tとなるまで、すなわち、判断セッ
ト時間t1の間だけ大型オイルポンプ駆動用電気モータ
282を駆動する。これにより、大型オイルポンプ26
0により変速機内の油路に作動油をいきわたらせること
ができる。
【0049】次いで、ステップS25に進み、変速機の
シフトポジション(シフトレバーのポジション)がPレ
ンジもしくはNレンジであるか否かが判断される。シフ
トポジションがPレンジもしくはNレンジであるときに
は、必要作動油量は少ないので、ステップS28に進み
小型オイルポンプ駆動用電気モータ281を駆動し、小
型オイルポンプ250のみにより作動油供給を行わせ
る。
【0050】シフトポジションがPレンジもしくはNレ
ンジ以外であるときには、ステップS26に進み、シフ
トポジション変更がなされた直後であるか否かが判断さ
れる。シフトポジション変更がなされた直後であるとき
には、変速が行われることが多いため、ステップS29
に進んで積算時間tを零にリセット(t=0にリセッ
ト)するとともに、判断時間Tとしてt2をセット(T
=t2にセット)する。そして、ステップS22〜S2
4のフローに従って、判断時間t2の間、大型オイルポ
ンプ駆動用電気モータ282を駆動させる。これによ
り、図9において線L21で示す変速時に必要な油量が
確保される。
【0051】一方、シフトポジション変更がなされた直
後ではない場合には、ステップS27に進み、変速指示
があるか否かの判断が行われる。変速指示があるときに
は、変速時に必要な油量すなわち図9において線L21
で示す油量が必要なので、ステップS29からステップ
S22〜S24のフローに従い、大型オイルポンプ駆動
用電気モータ282を駆動させる。変速指示がない場合
には、非変速時に必要な油量すなわち図9において線L
22で示す油量のみが必要であるので、ステップS28
に進み、小型オイルポンプ駆動用電気モータ281を駆
動させる。
【0052】なお、第3の実施例においては、大型オイ
ルポンプと小型オイルポンプを切り換えて使用するよう
にしているが、これに代えて2個の小型オイルポンプを
用い、変速時には両オイルポンプを駆動し、非変速時に
は片方のオイルポンプのみを駆動するように構成しても
良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、第1の本発明によ
れば、原動機(エンジンもしくはモータ)が駆動を開始
すると同時に第1および第2オイルポンプがともに駆動
され、まず、変速機内の油路に作動油をいきわたらせる
ことができる。そして、第1判断時間t1が経過した後
においては、原動機出力軸の回転が所定回転数以下のと
き(低回転領域にあるとき)には第1および第2オイル
ポンプをともに駆動して必要な作動油量を確保し、原動
機出力軸の回転が所定回転数を越えて(高回転領域とな
って)余分なポンプ吐出量が増加するときには、第1オ
イルポンプのみの駆動に切り換えてポンプ駆動ロスを低
減することができる。
【0054】第2の本発明によれば、PレンジおよびN
レンジ以外でシフトポジションが変更されたときから第
2判断時間t2が経過するまでは、第1オイルポンプお
よび前記第2オイルポンプをともに駆動させて、変速時
に必要な油量を確保することができる。第2判断時間t
2が経過した後においては、原動機出力軸の回転が所定
回転数以下のとき(低回転領域にあるとき)には第1お
よび第2オイルポンプをともに駆動して必要な作動油量
を確保することができ、原動機出力軸の回転が所定回転
数を越えて(高回転領域となって)余分なポンプ吐出量
が増加するときには、第1オイルポンプのみの駆動に切
り換えてポンプ駆動ロスを低減することができる。
【0055】第3の本発明によれば、変速機が変速作動
状態であるときには、原動機の出力軸の回転数が第1所
定回転数N1以下であれば第1オイルポンプおよび前記
第2オイルポンプをともに駆動させ、第1所定回転数N
1を越えれば第1オイルポンプのみを駆動させる一方、
変速機が非変速状態であるときには、原動機の出力軸の
回転数が第2所定回転数N2(<N1)以下であれば第
1オイルポンプおよび前記第2オイルポンプをともに駆
動させ、第2所定回転数N2を越えれば第1オイルポン
プのみを駆動させるようになっており、これにより、変
速時には変速時に要求される大きな油量を確保し、非保
変速時には要求油量が小さいので供給油量を小さくして
ポンプ駆動ロスを低減させることができる。
【0056】第4の本発明によれば、PレンジおよびN
レンジ以外でシフトポジションが変更されたときから第
2判断時間t2が経過するまでは、第1オイルポンプお
よび前記第2オイルポンプをともに駆動させる一方、シ
フトポジションが変更されたときから第2判断時間t2
が経過した後、原動機が駆動されている間においては、
変速機が変速作動状態であるときには、原動機の出力軸
の回転数が第1所定回転数N1以下であれば第1オイル
ポンプおよび第2オイルポンプをともに駆動させ、第1
所定回転数N1を越えれば第1オイルポンプのみを駆動
させる。一方、変速機が非変速状態であるときには、原
動機の出力軸の回転数が第2所定回転数N2(<N1)
以下であれば第1オイルポンプおよび第2オイルポンプ
をともに駆動させ、第2所定回転数N2を越えれば第1
オイルポンプのみを駆動させる。これにより、変速時お
よび非変速時において、常に必要最小限の油量供給を行
わせ、常に適切な油量を確保するとともにポンプ駆動ロ
スを最小に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るオイルポンプ駆動装
置を有した変速機を示す概略図である。
【図2】この第1実施例の装置に用いられるオイルポン
プの吐出特性を示すグラフである。
【図3】本発明の第2実施例に係るオイルポンプ駆動装
置を有した変速機を示す概略図である。
【図4】この第2実施例の装置に用いられるオイルポン
プの吐出特性を示すグラフである。
【図5】この第2実施例の装置に用いられるオイルポン
プの吐出特性を示すグラフである。
【図6】この第2実施例の装置におけるオイルポンプの
駆動制御内容を示すフローチャートである。
【図7】この第2実施例の装置におけるオイルポンプの
駆動制御内容を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3実施例に係るオイルポンプ駆動装
置を有した変速機を示す概略図である。
【図9】この第3実施例の装置に用いられるオイルポン
プの吐出特性を示すグラフである。
【図10】この第3実施例の装置におけるオイルポンプ
の駆動制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 変速機構 5,105,205 オイルポンプ駆動装置 11 変速機入力軸 12 変速機カウンタ軸 40 ディファレンシャル機構 50,60,160,250,260 オイルポンプ 70 動力伝達機構 180,281,282 オイルポンプ駆動用電気モー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 誠 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社 本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−26692(JP,A) 特開 平3−157552(JP,A) 特開 平6−174055(JP,A) 特開 平5−33852(JP,A) 特開 昭48−6415(JP,A) 実開 平5−27423(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 57/00 - 57/04 F04B 49/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機からの動力を変速して伝達する変
    速機に取り付けられ、この変速機の潤滑および変速制御
    用の作動油を供給するオイルポンプの駆動装置であっ
    て、 前記オイルポンプが第1オイルポンプおよび第2オイル
    ポンプから構成され、これら第1および第2オイルポン
    プの駆動を制御するポンプ駆動制御手段を有しており、 このポンプ駆動制御手段は、前記原動機が駆動を開始してから第1判断時間t1が経
    過するまでは、前記第1オイルポンプおよび前記第2オ
    イルポンプをともに駆動させ、 前記原動機が駆動を開始してから前記第1判断時間t1
    が経過した後、前記原動機が駆動されている間において
    は、 前記原動機の出力軸の回転数が所定回転数以下のと
    きには、前記第1オイルポンプおよび前記第2オイルポ
    ンプを駆動させ、前記原動機の出力軸の回転数が所定回
    転数を越えるときには、前記第1オイルポンプのみを駆
    動させるように構成したことを特徴とする変速機におけ
    るオイルポンプ駆動装置。
  2. 【請求項2】 原動機からの動力を変速して伝達する変
    速機に取り付けられ、この変速機の潤滑および変速制御
    用の作動油を供給するオイルポンプの駆動装置であっ
    て、 前記オイルポンプが第1オイルポンプおよび第2オイル
    ポンプから構成され、これら第1および第2オイルポン
    プの駆動を制御するポンプ駆動制御手段を有しており、シフトレバー操作により設定される前記変速機のシフト
    ポジションを検出するように構成されており、 前記シフトポジションがPレンジおよびNレンジ以外で
    あると検出されているときに、 前記ポンプ駆動制御手段は、 前記シフトポジションが変更されたときから第2判断時
    間t2が経過するまでは、前記第1オイルポンプおよび
    前記第2オイルポンプをともに駆動させ、 前記シフトポジションが変更されたときから前記第2判
    断時間t2が経過した後、前記原動機が駆動されている
    間においては、前記原動機の出力軸の回転数が所定回転
    数以下のときには、前記第1オイルポンプおよび前記第
    2オイルポンプを駆動させ、前記原動機の出力軸の回転
    数が所定回転数以上のときには前記第1オイルポンプの
    みを駆動させるように構成したことを特徴とする変速機
    におけるオイルポンプ駆動装置。
  3. 【請求項3】 原動機からの動力を変速して伝達する変
    速機に取り付けられ、この変速機の潤滑および変速制御
    用の作動油を供給するオイルポンプの駆動装置であっ
    て、 前記オイルポンプが第1オイルポンプおよび第2オイル
    ポンプから構成され、これら第1および第2オイルポン
    プの駆動を制御するポンプ駆動制御手段を有しており、 このポンプ駆動制御手段は、 前記変速機が変速作動状態であるときには、前記原動機
    の出力軸の回転数が第1所定回転数N1以下であれば前
    記第1オイルポンプおよび前記第2オイルポンプをとも
    に駆動させ、前記第1所定回転数N1を越えれば前記第
    1オイルポンプのみを駆動させ、 前記変速機が非変速状態であるときには、前記原動機の
    出力軸の回転数が第2所定回転数N2(<N1)以下で
    あれば前記第1オイルポンプおよび前記第2オイルポン
    プをともに駆動させ、前記第2所定回転数N2を越えれ
    ば前記第1オイルポンプのみを駆動させるように構成し
    たことを特徴とする変速機におけるオイルポンプ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 原動機からの動力を変速して伝達する変
    速機に取り付けられ、この変速機の潤滑および変速制御
    用の作動油を供給するオイルポンプの駆動装置であっ
    て、 前記オイルポンプが第1オイルポンプおよび第2オイル
    ポンプから構成され、これら第1および第2オイルポン
    プの駆動を制御するポンプ駆動制御手段を有しており、 シフトレバー操作により設定される前記変速機のシフト
    ポジションを検出する ように構成されており、 前記シフトポジションがPレンジおよびNレンジ以外で
    あると検出されているときに、 前記ポンプ駆動制御手段は、 前記シフトポジションが変更されたときから第2判断時
    間t2が経過するまでは、前記第1オイルポンプおよび
    前記第2オイルポンプをともに駆動させ、前記シフトポジションが変更されたときから前記第2判
    断時間t2が経過した後、前記原動機が駆動されている
    間においては、 前記変速機が変速作動状態であるときには、前記原動機
    の出力軸の回転数が第1所定回転数N1以下であれば前
    記第1オイルポンプおよび前記第2オイルポンプをとも
    に駆動させ、前記第1所定回転数N1を越えれば前記第
    1オイルポンプのみを駆動させ、 前記変速機が非変速状態であるときには、前記原動機の
    出力軸の回転数が第2所定回転数N2(<N1)以下で
    あれば前記第1オイルポンプおよび前記第2オイルポン
    プをともに駆動させ、前記第2所定回転数N2を越えれ
    ば前記第1オイルポンプのみを駆動させるように構成し
    たことを特徴とする変速機におけるオイルポンプ駆動装
    置。
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