JP6043196B2 - ベースバンド信号の復号回路、復号方法、それらを用いた給電装置 - Google Patents
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Description
図2(a)、(b)は、本発明者が検討した比較技術に係る復号方法を示す図である。この方法では、まず、受信したベースバンド信号を、ベースバンド信号の1/M倍(Mは整数、ここではM=8とする)の周期を有するように生成されたクロック信号CKを用いてオーバーサンプリングする。続いて、オーバーサンプリングされた信号の変化点を抽出する。そして変化点を示すデータを、Tck×Mの周期で、ベースバンド信号のレベル変化が発生する位置に対応するクロック信号のタイミングで取り込むことにより、ベースバンド信号を復号する。
これにより、ビット周期の変動が持続した場合にも、ベースバンド信号を正しく復号できる。
これにより、ベースバンド信号のデューティ比が変動した場合にも、ベースバンド信号を正しく復号できる。
ドリフト検出部は、第3データ列とカウンタのカウント値の関係にもとづいて、ベースバンド信号のビット周期や、デューティ比の変動を検出することができる。
図5(a)、(b)には、あるビット(先頭)のビット周期Tp0が公称値より短く、Tp=Tck×(M−1)となった状態が示される。
第1の実施の形態では、あるビット周期が長い状態が持続すると、やがて、ストローブ信号S4がアサートされるサイクルが、第3データ列S3のアサート期間(パルス幅)から外れることになり、ビットエラーが発生する。第2の実施の形態では、このような状況においても、正しくベースバンド信号を復号可能な復号回路2について説明する。
ドリフト検出部50は、ビット周期Tpが長いとき、カウント値CNTを1減少させる。具体的にはドリフト検出部50は、(i)カウント値CNTが7のときに、第3データ列S3が0ならば、カウント値CNTを1減少させる。
ドリフト検出部50は、ビット周期Tpが短いとき、カウント値CNTを1増加させる。具体的にはドリフト検出部50は、(ii)カウント値CNTが6のときに、第3データ列S3が1ならば、カウント値CNTを1増加させる。
ドリフト検出部50は、ビットストリーム信号SINのデューティ比が50%より長いとき、カウント値CNTを1増加する。具体的にはドリフト検出部50は、(iii)カウント値CNTが3のときに、第3データ列S3が0、かつカウント値CNTが4のときに、第3データ列S3が1ならば、カウント値CNTを1増大させる。
図10(b)に示すように、制御1のみを行った場合、カウント値CNTが7のとき、第3データ列S3が0の状態が複数回、連続して発生してしまい、ストローブ信号S4のタイミングを正しくシフトさせることができず、ビットエラーが発生する。
図11(b)に示すように、制御1のみを行った場合、カウント値CNTが7のとき、第3データ列S3が0の状態が複数回、連続して発生してしまい、ストローブ信号S4のタイミングを正しくシフトさせることができず、ビットエラーが発生する。
第1、第2の実施の形態では、M=8、N=3の場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。Nは、M/2より小さい範囲においてなるべく大きくすることが望ましいが、想定される周期変動が小さい場合には、Nをさらに小さくすることができる。Nを小さくすることにより、回路規模を小さくできる。
第2の実施の形態では、ドリフト検出部50によってカウント値を変化させることにより、ストローブ信号S4のタイミングをシフトする場合を説明したが、本発明はそれには限定されない。ドリフト検出部50は、ベースバンド信号のビット周期Tpやデューティ比に応じて、カウント値CNTに代えて、設定値Yを変化させてもよい。
第2の実施の形態では、ドリフト検出部50は、第3データ列S3とカウント値CNTの関係にもとづいて、ベースバンド信号のビット周期Tpやデューティ比の変動を検出したが本発明はそれには限定されない。たとえばドリフト検出部50は、第2データ列S2とカウント値CNTの関係にもとづいて、それらの変動を検出してもよい。
実施の形態では、復号回路2を給電装置に利用する場合を説明したが、その用途は特に限定されず、さまざまな回路間のデータ伝送に利用可能である。
実施の形態において、各信号のハイレベルとローレベルの割り当ては例示であり、当業者によれば、各信号の論理値を適宜反転しうることが理解される。
Claims (19)
- シリアルビットストリームを含むベースバンド信号を復号する復号回路であって、
前記ベースバンド信号は、1ビット期間Tpごとにレベルが遷移し、ビットが第1値をあらわすとき、そのビット期間Tp内においてレベルを維持し、ビットが第2値をあらわすとき、そのビット期間Tp内においてレベル遷移するように符号化されており、
前記復号回路は、
前記ベースバンド信号を、前記ベースバンド信号の1/M倍のクロック周期Tckを有するように生成されたクロック信号でサンプリングし、第1データ列を生成するオーバーサンプリング回路と、
前記第1データ列に応じて第2データ列を生成し、前記第1データ列にビット変化が発生すると、前記第2データ列を1クロック期間Tck、アサートする変化点検出回路と、
前記第2データ列を受け、前記第2データ列がアサートされる期間を、N倍(ただし、Nは、N<M/2を満たす整数)に引き延ばし、第3データ列を生成するストレッチ回路と、
前記クロック信号と同期して、前記第3データ列に含まれる複数のビットのうち、前記ベースバンド信号のレベル遷移が発生する位置に対応するビットをラッチし、前記ベースバンド信号に含まれる各ビットが表す値を示す復調データを生成するサンプリング回路と、
を備えることを特徴とする復号回路。 - 前記サンプリング回路は、前記ベースバンド信号のビット周期の長さに応じて、前記第3データ列をラッチするタイミングを調節可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の復号回路。
- 前記サンプリング回路は、前記ベースバンド信号のデューティ比に応じて、前記第3データ列をラッチするタイミングを調節可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の復号回路。
- 前記サンプリング回路は、
前記クロック信号をカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値が設定値になるたびに、前記第3データ列の値を取り込むデータ取得部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の復号回路。 - 前記サンプリング回路は、前記ベースバンド信号のビット周期の長さに応じて、前記カウント値を変化させるドリフト検出部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の復号回路。
- 前記サンプリング回路は、前記ベースバンド信号のデューティ比に応じて、前記カウント値を変化させるドリフト検出部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の復号回路。
- 前記サンプリング回路は、前記第3データ列の値と前記カウンタのカウント値の関係にもとづいて、前記カウンタのカウント値を増減させるドリフト検出部をさらに含むことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の復号回路。
- M=8、N=3であり、前記カウンタは、0〜7を繰り返しカウントし、前記設定値は4であり、
前記ドリフト検出部は、(i)前記カウント値が7のときに、前記第3データ列が0ならば、前記カウント値を1減少させることを特徴とする請求項7に記載の復号回路。 - M=8、N=3であり、前記カウンタは、0〜7を繰り返しカウントし、前記設定値は4であり、
前記ドリフト検出部は、(ii)前記カウント値が6のときに、前記第3データ列が1ならば、前記カウント値を1増加させることを特徴とする請求項7または8に記載の復号回路。 - M=8、N=3であり、前記カウンタは、0〜7を繰り返しカウントし、前記設定値は4であり、
前記ドリフト検出部は、(iii)前記カウント値が3のときに、前記第3データ列が0、かつ前記カウント値が4のときに、前記第3データ列が1ならば、前記カウント値を1減少させることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の復号回路。 - 前記カウンタは、そのカウント値が前記設定値となるたびにアサートされるストローブ信号を生成し、
前記データ取得部は、
前記ストローブ信号と前記第3データ列の論理積を生成するANDゲートと、
前記ANDゲートの出力を、前記クロック信号のエッジで取り込む第2フリップフロップと、
を含むことを特徴とする請求項4から10のいずれかに記載の復号回路。 - 前記変化点検出回路は、
前記第1データ列を、1クロック周期Tck遅延させる遅延素子と、
前記第1データ列と、前記遅延素子から出力されるデータ列の排他的論理和を生成するXORゲートと、
を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の復号回路。 - 前記ストレッチ回路は、
直列に接続され、それぞれが前記第2データ列を1クロック周期Tckずつ遅延させる(N−1)個の遅延素子と、
前記第2データ列と前記(N−1)個の遅延素子それぞれから出力されるデータ列の論理和をとり、前記第3データ列を生成するORゲートと、
を含むことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の復号回路。 - N=M/2−1であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の復号回路。
- M=8、N=3であることを特徴とする請求項14に記載の復号回路。
- ひとつの半導体基板に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の復号回路。
- 電力信号を発生するとともに、レシーバから変調された信号を受信する給電コイルと、
前記給電コイルに電流を供給することにより、前記給電コイルに電力信号を発生させるドライバと、
前記給電コイルによって受信した信号を復調し、ベースバンド信号を生成する復調回路と、
前記復調回路から出力されるベースバンド信号を復号する、請求項1から16のいずれかに記載の復号回路と、
前記復号回路からの信号にもとづいて、前記ドライバを制御するコントローラと、
を備えることを特徴とする給電装置。 - 前記給電装置は、Qi規格に準拠することを特徴とする請求項17に記載の給電装置。
- シリアルビットストリームを含むベースバンド信号を復号する方法であって、
前記ベースバンド信号は、1ビット期間Tpごとにレベルが遷移し、ビットが第1値をあらわすとき、そのビット期間Tp内においてレベルを維持し、ビットが第2値をあらわすとき、そのビット期間Tp内においてレベル遷移するように符号化されており、
前記方法は、
前記ベースバンド信号を、前記ベースバンド信号の1/M倍のクロック周期Tckを有するように生成されたクロック信号でサンプリングし、第1データ列を生成するステップと、
前記第1データ列に応じて第2データ列を生成し、前記第1データ列にビット変化が発生すると、前記第2データ列を1クロック期間Tck、アサートするステップと、
前記第2データ列がアサートされる期間を、N倍(ただし、Nは、N<M/2を満たす整数)に引き延ばし、第3データ列を生成するステップと、
前記クロック信号と同期して、前記第3データ列に含まれる複数のビットのうち、前記ベースバンド信号のレベル遷移が発生する位置に対応するビットをラッチし、前記ベースバンド信号に含まれる各ビットが表す値を示す復調データを生成するステップと、
を備えることを特徴とする方法。
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