JP6038634B2 - 遊技機 - Google Patents
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可動役物の中には、遊技中に遊技者が視認する液晶表示装置の前面を昇降動作するような可動体が従来知られている(特許文献1)。
このような、可動体(可動役物)を、例えば大当たりに当選した際や、期待度の高い予告演出等を液晶表示装置にて実行する場合など、遊技者にとって望ましい状態が現出した時に、上下方向や左右方向に動作させることで、遊技者の興趣を大いに高めることが出来る。そして、そのような場合、可動体がより大型で派手なものであれば、より高い演出効果が期待できることは言うまでも無いことである。
本発明は、現状の問題を鑑みてなされたものであり、可動体(可動役物)をスムースに往復動(特に上昇移動)させることが可能な機構を備えた遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明の第2の形態に係る遊技機は、第1の形態の遊技機において、前記制御手段は、前記可動ユニットが前記一端位置から前記他端位置に移動する際に、前記可動ユニットが前記第2の可動域にある場合に比べて前記第1の可動域にある場合の駆動力が大きくなるように前記駆動源を制御する遊技機を特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図であり、図2は遊技盤の正面図である。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
また、図1に示すように遊技領域3の左上方には、本実施形態の特徴的な構成である可動ユニット30が配置されている。この可動ユニット30は、遊技機1における演出に応じて、図1に示す初期位置と画像表示装置7前面側の突出位置との間を往復動するように構成されている。可動ユニット30の構成については、下記に詳細に説明する。
図2において、遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口(第1始動領域)13が設けられている。
この第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球した場合、通常は例えば3個程度の払い出し(賞球)を行うようにしているが、始動口への遊技球の入球に伴う賞球は必ずしも行う必要は無い。
なお、第2大入賞口17は、大当たり遊技中の所定ラウンドにおいて遊技球が入球した時に、検出スイッチによる入球検知を契機として、大当たり後の遊技状態(高確率状態又は低確率状態)を決定する抽選が行われる遊技状態確定用の大入賞口として使用されても良い。
このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15と第1大入賞口16とには遊技球が、通過又は入賞しないように構成されている。
ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲートスイッチ15a(図2参照)が設けられており、このゲートスイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、補助図柄判定用乱数値を取得し、後述する「補助図柄の当たり抽選」が行われる。
なお、第1大入賞口16及び開閉扉16b、第1大入賞口検出スイッチ16aは、後述する他の要素ととともに第1大入賞装置100を構成している。
なお、第2大入賞口17及び開閉扉17b、第2大入賞口検出スイッチ17aは、他の要素ととともに第2大入賞装置150を構成している。
さらには、遊技領域3の最下部の領域には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
具体的には、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8を停止表示するものである。また、この演出図柄8の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
また、上記したように本実施形態の遊技機は可動ユニット30を備えており、図2に示す可動ユニット30は、画像表示装置7の前面側に現れた状態である。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するものである。第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するためのものである。
なお、この大当たり遊技には、複数種類の大当たりが設けられているが、詳しくは後述する。
ここで、「補助図柄の抽選」とは、ゲート15に遊技球が通過したときに、補助図柄判定用乱数値を取得し、取得した補助図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この補助図柄の抽選結果についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、補助図柄表示装置22において補助図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、補助図柄の抽選結果に対応する補助図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、演出ボタンスイッチ314a(図2参照)が設けられており、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスが画像表示装置7に表示されている間有効となる。
図3は、本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図3に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板211が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口スイッチ(SW)13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の開閉扉14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、第1大入賞口16に入賞した遊技球を検出する第1大入賞口SW16a、第1大入賞口の開閉扉16bを開閉動作させるための第1大入賞口ソレノイド(SOL)16c、第2大入賞口17に入賞した遊技球を検出する第2大入賞口SW17a、第2大入賞口の開閉扉17bを開閉動作させるための第2大入賞口ソレノイド(SOL)17c、一般入賞口18内に設けられた一般入賞口SW18a等が接続されている。
第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。また、補助図柄表示装置22は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、補助図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより補助図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
遊技制御基板211は、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224、RTC(リアルタイムクロック)225等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物の制御を行うランプ制御基板241、及び演出ボタンスイッチ314が接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には、画像表示装置7と、音声出力装置(スピーカ)312とが接続されている。
また払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。また枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
図4は、本実施形態における遊技盤と可動役物との関係を示す分解斜視図である。
可動ユニット30は、後述のベース部材40を介して、遊技盤2を内部に収容するベース枠体330の奥側の上端部から下方に延びるベース部材に固定・支持されている。また、ベース枠体330の背面側には画像表示装置7が固定されている。可動ユニット30は、遊技盤2の開口部3A内において画像表示装置7の前面側を、一端部(最上方位置)と他端部(最下方位置)との間の移動経路を往復動する。
図5乃至8を用いて、本実施形態の可動ユニットがその移動経路を往復動するための構成を以下に説明する。
図5乃至図8において、可動ユニット30は、演出に用いられる意匠を施された可動部材である役物90と、役物90を支持して移動可能な第1支持部91、第2支持部93を含んで構成されている。
なお、本実施形態で説明する駆動機構は、役物90を上下方向に往復動させるものであるが、駆動源たるモータによって直接駆動されるのは第1支持部91、第2支持部93である。
役物90は、第1支持部91に組み付けられることにより支持され、また第1支持部91は第2支持部93に対してラックギア92を介して相対移動可能に組み付けられている。
なお、第2支持部93は、後述するアームと連結してモータからの動力が伝達される係合部95を備えている。
また、駆動機構支持ベース部60の前面側には、可動ユニット30に動力を伝達するアーム61(図6)と、第1の駆動ギア64からモータ63から動力を伝達されてアーム61に駆動を伝達する駆動伝達部材65(図6)と、を備えている。
また、駆動伝達部材65は、またその表面に、アーム61の背面側の凹陥部(図示しない)と係合する凸部65bを備えている(図6、図7)。
アーム61は、駆動機構支持ベース部60の表側面において前方に向けて突出した第2の回転支持部67と、アーム61の一端部に設けた開口部61aと、が係合することにより、第2の回転支持部67を中心に回動可能に支持されている。駆動伝達部65の回転とともにその凸部65bが回転することにより、背面側で凸部65と係合するアーム61が回動する。
さらに、アーム61は、開口61aとは反対側の端部の作用部61bを第2支持部91に設けられた上述の係合部95に連結(係合)されている。従って、アーム61が回動することによって、第2支持部93及びそれに連結された第1支持部91を上下方向に移動させることが出来る(図5)。
トーションスプリングAは、その一端部A1を駆動機構支持ベース部60に固定されるとともに他端部A2をアーム61の背面側に固定されている(後述の図6等参照)。
このカバー部材70は、駆動機構支持ベース部60の第2の回転支持部67、アーム61の開口61aと同軸方向に設けられた突起部71を備えている(図6)。
カバー部材70の突起部71に一端部B1を固定され、他端部B2をアーム61の突起部61cに固定されたターンオーバースプリングB(第2の付勢部材)が備えられている(図6)。
ターンオーバースプリングBは、アーム61の回転に伴って一端部B1を中心として回転することで、アーム61を付勢する方向を変更可能である。この点については、後に詳述する。
本実施形態の遊技機においては、可動ユニット30の一部たる第2支持部93の切り欠き部93aをフォトセンサ93にて検知したことを検知したことを契機にモータの出力を変化させる制御行っており、フォトセンサSの位置は、上記のようにターンオーバースプリングBの付勢方向が切り替わったタイミングで切り欠き部93aを検出可能としている。この点についても後に詳述する。
なお、図9は、可動ユニット30が初期位置(最上方位置)にある場合、図10は、可動ユニット30が中途位置にある場合、図11は、可動ユニット30が最下方位置にある場合を示している。
なお、これらの図において、役物90の表示を省略しているが、実際には第1支持部91における役物支持部91aに支持されている。
これらのガイドレールは第1ガイドレール80、第2ガイドレール81は共にスライドレールであり、互いに平行な方向に向けて配設されている。
また、第2ガイドレール81は、第2レールカバー81aと、第2レールカバー81a内において進退可能に収容された第2レール81b(図13、図14)とを備えている。
また、第2支持部93内に一部を収容されて第2支持部の長さ方向に沿って移動可能な第1支持部91自体もその裏面に突出させたエッジ部80cによって第1レール部80bに対してスライド可能に係合しており(図13、図14)、第2支持部93も、その裏面に突出させたエッジ部81cによって第2レール部81bに対してスライド可能に係合している(図14)。
また、第2レールカバー81aは可動役物支持ベース部60に固定されているが、第1レールカバー81aは、可動役物支持ベース部60に対して固定されておらず、第2支持部93を支持した状態でスライド移動可能となっている。
図9、図12に示す初期状態(最上方位置)において、第1支持部91は、その上側半分程の部分を除いて第2支持部93内に収容された状態である。
モータ63が駆動し、アーム61が図9中下方向に回動すると、係合部95を介してアームの駆動が伝達され、第2支持部93が下方に引っ張られる。すると、第2支持部93に固定されている第1レールカバー80aを含む第1ガイドレール全体と、第2レール81bが下方に引っ張られて移動する。特に、第2レール81bは、第2レールカバー81a内を「滑走」する(図10、図13)。
また、第1レールカバー80a内に収容される第1レール80bも、第1レールカバー80aの移動の勢いを受けて、第1レールカバー80a内を「滑走」するため、第1レール80bに固定されている第1支持部91も、下方に移動する。また、第1支持部91も、その勢いを受けて、第1レール80b上を滑走して下方に移動する。
第1支持部91の移動に伴ってピニオンギア94は回転し、さらにピニオンギアを噛合するラックギア部材96を上側に移動させる。
ラックギア部材96は、第1支持部91の移動の勢いを、ラックギア部材96を上昇させる(第1支持部91が上昇するとときは、逆に下降する)エネルギーとして使うことで、第1支持部91の移動速度を制御するために用いられる。
その後、さらにアーム61が下方に回動することにより、第2レール81bはさらに下方に向けてスライドし、且つ第2支持部93のエッジ部81cが、第2レール81bから一部滑り出している。
第1レール80b、第1支持部91もさらに下方に向けてスライドし、図11のような状態が得られる。
また逆に、図16(a)は、可動ユニット30が上昇する移動経路における最下方位置にある状態を示し、図16(b)は可動ユニット30がセンサ位置(中途位置)にある場合の状態を示し、図16(c)は可動ユニット30が最上方位置にある状態を示している。
このとき、トーションスプリングA及びターンオーバースプリングBは、共にアーム61を上側(X方向、Y方向)に付勢しており、アーム61の回動は、これらのバネの付勢力に抗う移動であり、ターンオーバースプリングBは矢印c方向に回転を開始する。
基本的に、本実施形態における可動ユニット30の下降動作は、バネの付勢力を借りた上昇動作のためにバネの付勢力を蓄えるための準備的な動作である
さらに、アーム61が矢印e方向に回転して図15(c)の状態に至ると、さらに第1支持部91と役物90はさらに、矢印b方向に移動している。
ターンオーバースプリングBは、図15(a)の状態から回転を完了しており、付勢方向は下方向(矢印Z方向)に切り替わっている。
ターンオーバースプリングBの付勢方向が切り替わったことで、可動ユニット30(役物90、第1支持部91、第2支持部93)を下方位置に維持する付勢力が得られている。
従って、遊技機の搬送中などに駆動伝達部材65を手動にて回転させて、ターンオーバースプリングBを図15(c)のような状態としておくことで可動ユニット30を最下方位置に維持して意図せずに動作しないようにして、可動ユニット30の破損等を防ぐことも出来る。すなわち、この場合、駆動伝達部材65とターンオーバースプリングBは、可動ユニット30のロック機構として作用する。
図15(b)に示す状態から図15(c)に示す状態となるまでに可動ユニット30が移動する経路を可動ユニット30の第2の可動域とする。
モータ63が逆回転すると、アーム61は、図15の場合とは異なり上方向に回転しようとする。
同時に第1支持部93が共に上方向(矢印g方向)に移動を開始する。当然、第1支持部91に支持される役物90も、矢印g方向に移動を開始する。
このとき、ターンオーバースプリングBは、共にアーム61を下側(Z方向)に付勢しており、この移動は、ターンオーバースプリングBの付勢力に抗う移動である。ターンオーバースプリングBは矢印h方向に回転を開始する。
図16(a)に示す状態から図16(b)に示す状態となるまで可動ユニット30が移動する経路が上述の第2の可動域である。
さらに、アーム61が矢印j方向に回転して図16(c)の状態に至ると、さらに第1支持部91と役物90はさらに、矢印g方向に移動する。
従って、図16(b)と、図16(c)との間は、アーム61は、ターンオーバースプリングBとトーションスプリングAによる上側方向への付勢力を受けて、役物90、第1支持部91、第2支持部93を上昇させている。これは、下降時における図15(a)→図15(b)の場合と逆である。
また、この付勢力は、可動ユニット30(役物90、第1支持部91、第2支持部93)を上方位置に維持する付勢力が得られることになる。
従って、遊技機の搬送中などに駆動伝達部材65を手動にて回転させて、ターンオーバースプリングBを図16(c)のような状態としておくことで可動ユニット30を最上方位置に維持して意図せずに動作しないようにして、可動ユニット30の破損等を防ぐことも出来る。すなわち、この場合、駆動伝達部材65とターンオーバースプリングBは、可動ユニット30のロック機構として作用する。
図16(b)に示す状態から図16(c)に示す状態となるまでに可動ユニット30が移動する経路が、上述の第1の可動域である。
図17(a)は、可動ユニット30が最上方位置にある場合の第1支持部91と第2支持部93の移動経路であるガイドレールの状態を示しており、可動ユニット30の前面側は、図17(a)に示す状態にある。
図17(a)に示すように、可動ユニット30(第1支持部91、第2支持部93)が最上方位置にある時、第1、第2のガイドレール80、81は、レールがレールカバーに完全に収容された状態にあり、従って、各ガイドレール80、81は最短の長さとなっている。
また、第1支持部91も下方(矢印方向b)移動するため、第1のガイドレール80は、レールカバー80aからレール81bが引き出され、さらに、レール81bからレール81cが引き出されることで、ガイドレール全体として伸張し、図示しない役物90を、下方位置まで引き下げている。すなわち、第1のガイドレール80、第2のガイドレール81は、可動ユニット30に上述の第1の可動域を提供している。
この時、第2のガイドレール81においてレール81bからさらにレール81cが引き出されて第2ガイドレール81が伸張するとともに、第1ガイドレール80自体が矢印b方向に移動する。これにより、第1のガイドレール80、第2のガイドレール81は、夫々、可動ユニット30に上述の第2の可動域を提供している。
図18(a)に示す状態(図16(a)に対応)は、図17(c)に示す状態と同様の状態であり、第1ガイドレール80、第2ガイドレール81は、夫々最大長さとなっている。
この状態から、図18(b)(図16(b)に対応)に至るまで、第1ガイドレール80が矢印g方向に移動して初期位置に戻るとともにレール80bがレールカバー80a内に収容され始める。また、第2ガイドレール81において、レール81cがレール81b内に収容されるとともにレール81bもレールカバー81a内に収容され始める。
次いで、図18(b)の状態から図18(c)の状態(図16(c)に対応)に至る過程において、レール80bがレールカバー80aに収容されて第1のガイドレール80は初期状態に戻り、レール81bがレールカバー81aに収容されて第2のガイドレール81も初期位置に戻る。
CPU242は、図2に示す演出制御基板221から可動ユニット30の下降動作命令を受信すると(ステップS101でYes)モータ63を下降動作方向に駆動させて可動ユニット30の下降動作を開始させる。この場合のモータ63の出力は、トーションスプリングA、ターンオーバースプリングBの上側への付勢力に対向して可動ユニットを下降動作させることが可能な出力Aである(ステップS102)。
駆動開始後、上述のフォトセンサSにて第2支持部93の切り欠き部93aを検知すると(ステップS103)、CPU242は、モータ63の出力を上記出力Aよりも小さい、例えば半分の出力Bとなるように制御する(ステップS104)。
この出力Bは、トーションスプリングAを収縮させた状態を維持しつつ、ターンオーバースプリングBの付勢方向を下方向(図12のb方向)に切り替えるために回転させるのに足る出力であれば良い。
可動ユニット30が最下方位置に到達して、演出制御基板221から下降動作終了の命令を受信すると(ステップS105でYes)、CPU242は、モータの駆動を停止して、可動ユニット30を停止させて制御処理を終了する(ステップS106)。
センサSの検知を契機に(可動ユニット30を上側に付勢するバネの減少を契機に)モータの出力を減らすことにより、可動ユニットが過剰な勢いをもって下降することを防止し、スライドレール等の破損を防ぐことが出来る。
また、ステップS101において、演出制御基板221から可動ユニットの下降動作命令を受信せず(ステップS101でNo)、上昇動作命令を受信した場合、(ステップS107でYes)、まずトーションスプリングAを収縮させた状態を維持しつつ、ターンオーバースプリングBの付勢方向を上方向(図13のg方向)に切り替えるために回転させるに足る出力である出力Cにてモータ63を駆動する(ステップS108)。
また、本実施形態の遊技機においては、大型で重量の大きな可動ユニット30(役物90)を上昇移動させるために2つのバネによって付勢した場合でも、最下方位置にあっては、2つのバネのうちの一つの付勢方向を下方側に切り替えることにより、可動ユニット30を安定して最下方位置に維持することが可能である。
Claims (2)
- 所定の移動経路に沿って往復移動可能な可動ユニットと、該可動ユニットを駆動する駆動機構と、を備え、
前記移動経路は、前記移動経路の一端位置と所定の中途位置との間の第1の可動域と、前記中途位置と前記移動経路の他端位置との間の第2の可動域とを有し、
前記駆動機構は、駆動源と、該駆動源を制御する制御手段と、前記可動ユニットが前記第2の可動域にある場合に前記可動ユニットを前記一端位置に向けて付勢する第1の付勢手段と、前記可動ユニットが前記第1の可動域にある場合に前記第1の付勢手段との協働により前記可動ユニットを前記一端位置に向けて付勢する第2の付勢手段と、を備え、
前記制御手段は、前記可動ユニットが前記他端位置から前記一端位置に移動する際に、前記可動ユニットが前記第2の可動域にある場合に比べて前記第1の可動域にある場合の駆動力が小さくなるように前記駆動源を制御することを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、前記制御手段は、前記可動ユニットが前記一端位置から前記他端位置に移動する際に、前記可動ユニットが前記第2の可動域にある場合に比べて前記第1の可動域にある場合の駆動力が大きくなるように前記駆動源を制御することを特徴とする遊技機。
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