JP2014113210A - 遊技機 - Google Patents

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Masahiro Ota
真寛 太田
Masanori Ubukata
正徳 生方
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Abstract

【課題】大入賞口が閉止される際に、開閉扉の先端部と開口部の上縁との間に遊技球が挟まることなく、球詰まりや球噛みを防ぐことが可能とした遊技機を提案する。
【解決手段】遊技盤に設けられて遊技球が入球可能な入賞口と連通する大入賞口16と、遊技球が入球し難い閉状態から入球し易い開状態となるように大入賞口16を開閉する開閉扉16bと、を備え、開閉扉16は、閉状態における下端縁40を支点として前後方向に回動することにより大入賞口16を開閉するように構成されており、大入賞口16の天井部33に切り欠き31を設け、大入賞口16の上縁部と、閉状態における開閉扉16bの上端縁41との間に間隙が生じるようにした。開閉扉16bが閉まりかけた状態でも遊技球は間隙から大入賞口16内に進入可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技機に関するものである。
遊技機にあっては、遊技盤面に入賞装置、風車、可変表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図り、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として各種盤面部品を動作させる等により、演出効果を高めている。
遊技機に設けられる入賞装置としては、所定の条件下において開成状態となる開閉扉を有する開閉扉タイプの開閉式入賞装置が知られている。
このような開閉式入賞装置としては、例えば、特別遊技状態の一つである大当たり状態の時に開成状態となる開閉扉を有する開閉扉タイプの大入賞装置がある。
例えば、特許文献1には、遊技盤面に形成された横長の入賞用開口部と連通する大入賞口と、大入賞口の下縁に沿って配置された開閉軸によって下部を支持されて(上下)方向へ回動することによって大入賞口を開閉する開閉扉と、を備えた大入賞装置が記載されている。
特開2012−115454公報
ところで、特許文献1に記載されるような従来の開閉式入賞装置は、以下のような問題点を抱えていた。すなわち、開閉扉タイプの開閉式入賞装置は、開閉扉が閉まる際に、開閉扉と入賞開口上縁部との間に遊技球が挟まってしまうことがある。
図10は、従来の開閉式入賞装置の一例としての大入賞装置の構成を説明する図である。
なお、図10の大入賞装置(開閉式入賞装置)400は、始動入賞口や一般入賞口等と一体化されているが、大入賞装置以外の構成は直接の関係が無いため、説明は省略している。
図10に示すように、大入賞装置400は、遊技球が入球可能な大入賞口401と、大入賞口401に遊技球が入球し難い閉状態から入球し易い開状態となるように大入賞口401を開閉する開閉扉402を備えている。また、大入賞口401内の一方の横端部には、大入賞口スイッチ(SW)403が設けられている。
図10において、大入賞装置400は遊技盤500の背面側に配置されており、大入賞口401は遊技盤500に設けられた入賞用開口501と連通している。遊技盤500の盤面上を流下してきた遊技球は、開閉扉402が開状態である時に、遊技盤500の大入賞口501から開閉式入賞装置内(大入賞口401)に進入し、大入賞口スイッチ403に向けて移動する。
開閉扉402は、(閉状態における)下端縁404を支点(回動軸)として、上端縁405が前後方向に動作するように回動することにより大入賞口401を開閉するように構成されている。
大入賞口401内部には遊技球を大入賞口スイッチ403に向けて誘導する誘導室406が設けられている。また、誘導室406は、天井部407を備えており、この天井部407の前縁部(大入賞口401の上縁部)と開閉扉402によって、インターバル期間中に大入賞口401内に遊技球が入球しないように大入賞口401を閉止するようになっている。
図11、図12は、従来の遊技機において開閉扉によって開閉される大入賞口の問題点を説明する図である。
開閉式入賞装置400において、開閉扉402は、特別遊技状態(大当たり遊技中)に一定時間の開放動作と閉止動作(インターバル期間)を繰り返すように動作する。
図11(a)、図12(a)に示すように、開閉扉402が開放している状態では、流下してきた遊技球が開閉扉402の大入賞口401(誘導室406)との対向面に落下し、大入賞口401内に進入して大入賞口SW403に向かって流れていく。
しかし、図11(b)、図11(b)に示すように、開閉扉402がほぼ閉じた(閉じかけた)状態では、遊技球が流下してきた遊技球は開閉扉402の先端部と天井部407の前縁部(大入賞口401の上縁部)との間に挟まってしまうことがある。
開閉扉402が閉じる時に開閉扉402の先端と大入賞口401の上縁部との間に遊技球が挟まり、その状態で閉止期間となった時には、後から流下してきた遊技球と共に、開閉扉先端と大入賞口401の開口上縁との間に遊技球が複数乗った状態となる。
その状態で、図11(c)、図12(c)に示すように開閉扉402が開放された場合、一度に複数の遊技球が誘導室406内に進入してしまう。
このような場合、開閉扉402の閉止期間中に本来入球しなかったはずの遊技球が入球してしまうばかりか、誘導室406内で遊技球が相互に干渉して球詰まりを起こす虞がある。
本発明は、上記の問題点を鑑みて、開閉扉タイプの開閉式入賞装置における球詰まりや球噛みを防ぐことが可能とした遊技機を提案することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の形態に係る遊技機は、遊技盤に打ち出された遊技球が入球可能な入球検出手段と、該入球検出手段と連通する開口部と、該開口部を遊技球が入球し難い閉状態から入球し易い開状態となるように開閉する開閉扉と、を有する開閉式入賞装置を備えた遊技機において、前記開閉扉は、閉状態における下端縁を支点として前後方向に回動することにより前記開口部を開閉するように構成され、前記開口部の上縁部と、閉状態における前記開閉扉の上端縁との間に間隙を有することを特徴とする。
上記のように構成したので、本発明によれば、開閉扉タイプの開閉式入賞装置における球詰まりや球噛みを防ぐことが可能とした遊技機を提供することが出来る。
本発明の実施形態に係る遊技機の正面図。 図1の遊技機における遊技盤の正面図。 本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図。 本実施形態に係るパチンコ遊技機における大入賞装置周辺を拡大して示す図。 本実施形態に係るパチンコ遊技機における大入賞装置の特徴的な構成を説明する図。 本実施形態に係るパチンコ遊技機における大入賞装置の特徴的な構成を説明する図。 本実施形態に係るパチンコ遊技機における大入賞装置の特徴的な構成を説明する図。 本実施形態の遊技機の大入賞口における遊技球の動きを説明する図。 本実施形態の遊技機の大入賞口における遊技球の動きを説明する図。 従来の開閉式入賞装置の一例としての大入賞装置の構成を説明する図。 従来の遊技機における問題点を説明する図。 従来の遊技機における問題点を説明する図。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図であり、図2は遊技盤の正面図である。
図1において、パチンコ遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠300と、その外枠300により回動可能に支持されたガラス枠310と、が備えられている。外枠300には遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
さらに、ガラス枠310の下側には、受皿ユニット315が設けられている。受皿ユニット315には、複数の遊技球を貯留する球皿部が設けられており、この球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有している。そして、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、遊技球が遊技領域3に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
次に、遊技盤2の遊技領域3の構成について説明する。
図2において、遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口(第1始動領域)13が設けられている。
また、遊技領域3の右側領域には、第2始動口(第2始動領域)14が設けられている。
この第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口13には遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ13a(図3参照)が設けられ、第2始動口14には遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ14a(図3参照)が設けられている。そして、第1始動口スイッチ13a又は第2始動口スイッチ14aが遊技球の入球を検出すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口スイッチ13a又は第2始動口スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
なお、本実施形態の遊技機1では、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球した場合、通常は例えば3個程度の払い出し(賞球)を行うようにしているが、始動口への遊技球の入球に伴う賞球は必ずしも行う必要は無い。
また、第2大入賞口17は、遊技盤2に形成された開口部から構成されている。この第2大入賞口17の下部には、遊技盤面側からガラス板側(前面側)に突出可能な開閉扉17bを有しており、この開閉扉17bが遊技盤面側に突出する開放状態と、遊技盤面に埋没する閉鎖状態とに可動制御される。そして、開閉扉17bが遊技盤面に突出していると、遊技球を第2大入賞口17内に導く受け皿として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。この第2大入賞口17には第2大入賞口検出スイッチ17aが設けられており、この第2大入賞口検出スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
なお、第2大入賞口17は、大当たり遊技中の所定ラウンドにおいて遊技球が入球した時に、検出スイッチによる入球検知を契機として、大当たり後の遊技状態(高確率状態又は低確率状態)を決定する抽選が行われる遊技状態確定用の大入賞口として使用されても良い。
さらに、上記飾り部材6の右側の領域には、遊技球が通過可能な補助図柄用のゲート15と、遊技球が入球可能な第1大入賞口16とが設けられている。
このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15と第1大入賞口16とには遊技球が、通過又は入賞しないように構成されている。
ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲートスイッチ15a(図2参照)が設けられており、このゲートスイッチ15aが遊技球の通過を検出すると、補助図柄判定用乱数値を取得し、後述する「補助図柄の当たり抽選」が行われる。
第1大入賞口16は、通常は第1大入賞口の開閉扉16bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、第1大入賞口の開閉扉16bが開放されるとともに、この第1大入賞口の開閉扉16bが遊技球を第1大入賞口16内に導く受け皿として機能し、遊技球が第1大入賞口16に入球可能となる。第1大入賞口16には第1大入賞口検出スイッチ16a(図3参照)が設けられており、この第1大入賞口検出スイッチ16aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
なお、第1大入賞口16及び開閉扉16b、第1大入賞口検出スイッチ16aは、後述する他の要素ととともに第1大入賞装置100を構成している。
第2大入賞口17は、通常は第2大入賞口の開閉扉17bによって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、第2大入賞口の開閉扉17bが開放されるとともに、この第2大入賞口の開閉扉17bが遊技球を第2大入賞口17内に導く誘導路として機能し、遊技球が第2大入賞口17に入球可能となる。第2大入賞口17には第2大入賞口検出スイッチ17a(図3参照)が設けられており、この第2大入賞口検出スイッチ17aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
なお、第2大入賞口17及び開閉扉17b、第2大入賞口検出スイッチ17aは、他の要素ととともに第2大入賞装置150を構成している。
さらには、遊技領域3の最下部の領域には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、第1大入賞口16および第2大入賞口17のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
また、遊技領域3の中央には開口部3Aが形成されており、開口部3Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える飾り部材6が設けられている。この飾り部材6の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面側には、液晶表示装置等からなる画像表示装置7が設けられている。
この画像表示装置7は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための演出図柄として、第1図柄8a、第2図柄8b、第3図柄8cという3個の演出図柄8が表示され、特定の演出図柄8の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
具体的には、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8を停止表示するものである。また、この演出図柄8の変動表示中に、さまざまな画像やキャラクタ等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
また、本実施形態の遊技機1では、例えば飾り部材6に、上記演出図柄8と同様、大当たり抽選の結果を報知する第4図柄を表示するための第4図柄用表示器10が設けられている。第4図柄用表示器10は、図2に示すように、2つの第4図柄用表示器10a、10bにより構成されている。第4図柄用表示器10aは、第1始動口13に遊技球が入球したときに変動表示される第1特別図柄に対応した第4図柄を表示する。また、第4図柄用表示器10bは、第2始動口14に遊技球が入球したときに変動表示される第2特別図柄に対応した第4図柄が表示される。このため、第4図柄用表示器10では、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示の開始にともなって第4図柄の変動表示を開始し、第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示の停止にともなって第4図柄の変動が停止する。
さらに、上記の各種の演出装置に加えて、音声出力装置312は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行い、演出用照明装置313a、313bは、各ランプの光の照射方向や発光色を変更して、照明による演出を行うようにしている。
遊技盤2の左下方には、後述する第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、補助図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、補助図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等の表示領域9が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するものである。第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するためのものである。
ここで、「大当たり抽選」とは、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したときに、特別図柄判定用乱数値を取得し、取得した特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定する処理をいう。この大当たり抽選の結果は即座に遊技者に報知されるわけではなく、第1特別図柄表示装置20において特別図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、大当たり抽選の結果に対応する特別図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。なお、特別図柄判定用乱数値については後述する。
また、本実施形態において「大当たり」というのは、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球したことを条件として行われる大当たりの抽選において、大当たり遊技を実行する権利を獲得したことをいう。「大当たり遊技」においては、第1大入賞口16又は第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を計15回行う。各ラウンド遊技における第1大入賞口16又は第2大入賞口17の最大開放時間については予め定められた時間が設定されており、この間に第1大入賞口16又は第2大入賞口17に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「大当たり遊技」は、第1大入賞口16又は第2大入賞口17に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できる遊技である。大当たりにおけるラウンド遊技回数はラウンド回数表示器26により表示される。
なお、この大当たり遊技には、複数種類の大当たりが設けられているが、詳しくは後述する。
また、補助図柄表示装置22は、ゲート15を遊技球が通過したことを契機として行われる補助図柄の抽選結果を報知するためのものである。詳しくは後述するが、この補助図柄の抽選によって当たりに当選すると補助図柄表示装置22が点灯し、その後、上記第2始動口14が所定時間、第2の態様に制御される。
ここで、「補助図柄の抽選」とは、ゲート15に遊技球が通過したときに、補助図柄判定用乱数値を取得し、取得した補助図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この補助図柄の抽選結果についても、ゲート15を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、補助図柄表示装置22において補助図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、補助図柄の抽選結果に対応する補助図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
さらに、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球して、即座に大当たりの抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで、大当たりの抽選の権利が保留される。より詳細には、第1始動口13に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第1保留として記憶し、第2始動口14に遊技球が入球したときに取得された特別図柄判定用乱数値を第2保留として記憶する。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
そして、補助図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、補助図柄保留表示器25において表示される。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、演出ボタンスイッチ314a(図2参照)が設けられており、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスが画像表示装置7に表示されている間有効となる。
次に、本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置について説明する。
図3は、本実施形態の遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図3に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板211が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口スイッチ(SW)13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の開閉扉14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、第1大入賞口16に入賞した遊技球を検出する第1大入賞口SW16a、第1大入賞口の開閉扉16bを開閉動作させるための第1大入賞口ソレノイド(SOL)16c、第2大入賞口17に入賞した遊技球を検出する第2大入賞口SW17a、第2大入賞口の開閉扉17bを開閉動作させるための第2大入賞口ソレノイド(SOL)17c、一般入賞口18内に設けられた一般入賞口SW18a等が接続されている。
また遊技制御基板211には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示装置21、補助図柄の変動と表示を行う補助図柄表示装置22が接続されている。
第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。また、補助図柄表示装置22は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、補助図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより補助図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
更に遊技制御基板211には、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する第2特別図柄保留表示器24、補助図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる補助図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する補助図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等が接続されている。
遊技制御基板211は、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
更に遊技制御基板211には、演出制御基板221、払出制御基板251、及び盤用外部情報端子基板260等が接続されている。
演出制御基板221は、CPU222、ROM223、RAM224、RTC(リアルタイムクロック)225等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物の制御を行うランプ制御基板241、及び演出ボタンスイッチ314が接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、RAM234等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には、画像表示装置7と、音声出力装置(スピーカ)312とが接続されている。
ランプ制御基板241は、CPU242、ROM243、RAM244等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、演出用の可動装置や照明装置等の制御を行う。このため、ランプ制御基板241には、演出用照明装置313(313a、313b)、演出用可動照明装置320(320L、320R)等が接続されている。
払出制御基板251は、CPU252、ROM253、RAM254等を有し、遊技球払出装置の払出モータ255、払出球検出SW256、球有り検出SW257、満タン検出SW258等の制御を行う。
また払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。また枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
以下に、本実施計形態に係る遊技機の特徴的な構成について説明する。
なお、本実施形態の特徴は、開閉式入賞装置の一例としての第1大入賞装置100、第2大入賞装置150に共通して適用可能な構成である。
しかしながら、以下の説明では、特に第1大入賞装置100の場合を例にとって説明する。さらに、本実施形態の特徴は、大入賞装置に限らず、開閉扉によって開閉されるタイプのその他の入賞口や始動口であれば、適宜適用可能である。
図4は、本実施形態に係るパチンコ遊技機における大入賞装置周辺を拡大して示す図である。
図4に示すように、遊技盤2の右側下方領域に配置された第1大入賞口16(以下、単に大入賞口16と記載する)は、所謂右打ちをされて図4中上側から流下する遊技球が右端側から入球するように構成されている。
図5乃至図7は、本実施形態に係るパチンコ遊技機における開閉式入賞装置の一例としての第1大入賞装置の特徴的な構成を説明する図である。
図5は、本実施形態の第1大入賞装置を示す図であり、開閉扉が開放された状態を示している。また、図6、図7は、本実施形態の第1大入賞装置と遊技盤との関係を示した図である。特に、図6は、第1大入賞装置の開閉扉が閉止された状態を示し、図7は、第1大入賞装置の開閉扉が開放された状態を示している。
なお、図5に図示する本実施形態の第1大入賞装置は、第2大入賞装置105、第1始動口13や一般入賞口等と一体化されているが、他の装置についての説明はここでは省略している。また、以下の説明では、第1大入賞装置100を単に大入賞装置100と記載する。
図5及び図7に示すように、本実施形態に係る大入賞装置100は、遊技球が入球可能な開口部である大入賞口16と、大入賞口16と連通して遊技球を大入賞口検出スイッチ16aに誘導する誘導室30と、大入賞口16に遊技球が入球し難い閉状態から入球し易い開状態となるように大入賞口16を開閉する開閉扉16bを備えている。また、誘導室30内の一方の横端部には、大入賞口スイッチ16aが設けられている。
図6、図7に示すように、本実施形態の大入賞装置は、遊技盤2の背面側に配置されており、大入賞口16は遊技盤2に設けられた入賞用開口2aと連通している。図4に示すように遊技盤2の盤面上を流下してきた遊技球は、図5、図7に示すように開閉扉16bが開状態である時に、遊技盤2の入賞用開口2aから大入賞装置100(大入賞口16)内に進入し、大入賞口スイッチ16aに向けて移動する。
開閉扉16bは、(閉状態における)下端縁40を支点(回動軸)として、上端縁41が前後方向に動作するように回動することにより大入賞口16(誘導室30)を開閉するように構成されている。
また、誘導室30は、開口上面としての天井部33を備えており、この天井部33の前縁部(大入賞口16の上縁部)33aと開閉扉16bによって、インターバル期間中に大入賞口16内に遊技球が入球しないように大入賞口16を閉止するようになっている。
ところで、図5乃至図7に示すように、本実施形態の遊技機においては、大入賞口16の上縁部(天井部33の前縁部)33aに、切り欠き部31を設けている。この切り欠き部31が本実施形態における特徴的な構成である。
本実施形態の遊技機において、この切り欠き部31を設けたことで、開閉扉16bが閉まりかかった状態で、遊技球を球噛みすることを防止し、従来技術について説明した不具合を解消することが可能である。
以下に、切り欠き部31を設けたことによる大入賞口付近における遊技球の動きを説明する。
図8、図9は、本実施形態の遊技機の大入賞装置における遊技球の動きを説明する図であり、図8は、第1大入賞装置を上側から見た図、図9は、第1大入賞装置を横側からみた断面図である。
図8(a)、図9(a)に示すように、開閉扉16bが開放している状態では、流下してきた遊技球が開閉扉16bの誘導室30との対向面16cに落下し、一方の横端部30aから誘導室30内に進入して、他方の横端部30b側に設けられる大入賞口SW16aに向かって流れていく。
図8(b)、図9(b)に示すように、開閉扉16bが閉じ始めている状態でも、流下してきた遊技球は開閉扉16bの誘導室30との対向面16cに落下可能であり、誘導室30内に進入して大入賞口SW16aに向かって流れていく。
ところで、図8(c)、図9(c)に示すように、開閉扉16bがほぼ閉じた(閉じかけた)状態では、天井部33の前縁部33aに切り欠き部31が存在しない場合、遊技球が流下してきた遊技球は、開閉扉16bの上端部41と天井部33の前縁部(大入賞口16の上縁部)33aとの間に挟まってしまう。
それに対し、本実施形態では、天井部33の前縁部(大入賞口16の上縁部)33aにおける切り欠き部31の存在によって、遊技球は開閉扉16bの上端部41と大入賞口16の上縁部33aとの間に挟まれてしまうことなく、誘導室30内に進入することが可能である。
従って、従来の遊技機のように、開閉扉16bから遊技球が複数個同時に誘導室30内に流入することにより、誘導室30内で遊技球同士が干渉したりする等の不具合を防ぐことが可能である。
なお、開閉扉16bの上端部41と開口部の上縁部(天井部33の上縁部)との間に遊技球が通過可能な間隙を設けることが出来れば、入賞口の開口部の上縁部に切り欠きを設けずともよい。
例えば、開閉扉16bの上端部41における天井部33の上縁部と対向する面に、一つ又はそれ以上の段差部を設け、開閉扉16bが閉まりきっていない状態で遊技球が通過出来るような間隙が生まれるようにしても良い。
ただし、切り欠き部30の大きさは、インターバル期間において開閉扉16bが完全に閉まった状態では、遊技球が通過しない程度の大きさとしなければならないことは言うまでも無い。
1 パチンコ遊技機、1 遊技機、2 遊技盤、3 遊技領域、3A 開口部、5a レール、5c 防止片、6 部材、7 画像表示装置、8 演出図柄、9 表示領域、13 始動口、13a 始動口スイッチ、14 始動口、14a 始動口スイッチ、14b 開閉扉、15 ゲート、15a ゲートスイッチ、16 大入賞口、16a 大入賞口検出スイッチ、16b 開閉扉、17 大入賞口、17a 大入賞口検出スイッチ、17b 開閉扉、18 一般入賞口、18a 一般入賞口スイッチ、19 アウト口、20 特別図柄表示装置、21 特別図柄表示装置、22 補助図柄表示装置、23 特別図柄保留表示器、24 特別図柄保留表示器、25 補助図柄保留表示器、26 ラウンド回数表示器、30 誘導室、33 天井部、35 演出ボタンスイッチ、40 回動軸、 41 先端部、211 遊技制御基板、212 CPU、213 ROM、214 RAM、221 演出制御基板、222 CPU、223 ROM、224 RAM、231 画像制御基板、232 CPU、233 ROM、234 RAM、241 ランプ制御基板、242 CPU、243 ROM、244 RAM、251 払出制御基板、252 CPU、253 ROM、254 RAM、255 払出モータ、256 払出球検出SW、257 検出SW、258 満タン検出SW、260 盤用外部情報端子基板、270 枠用外部情報端子基板、300 外枠、310 ガラス枠、311 操作ハンドル、312 音声出力装置、313 演出用照明装置、313a 演出用照明装置、314 演出ボタン、314a 演出ボタンスイッチ、315 受皿ユニット、320 演出用可動照明装置、320L 演出用可動照明装置

Claims (2)

  1. 遊技盤に打ち出された遊技球が入球可能な入球検出手段と、該入球検出手段と連通する開口部と、該開口部を遊技球が入球し難い閉状態から入球し易い開状態となるように開閉する開閉扉と、を有する開閉式入賞装置を備えた遊技機において、
    前記開閉扉は、閉状態における下端縁を支点として前後方向に回動することにより前記開口部を開閉するように構成され、
    前記開口部の上縁部と、閉状態における前記開閉扉の上端縁との間に間隙を有することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    閉状態において前記開閉扉の上端縁と対向する前記開口部の上縁部に、切り欠き部を有することを特徴とする遊技機。
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JP2010264105A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Nippon Pachinko Buhin Kk 可変入賞装置及びそれを備えた遊技機

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