JP6037737B2 - 納期回答装置および方法ならびにプログラム、それを備えた納期回答システム - Google Patents

納期回答装置および方法ならびにプログラム、それを備えた納期回答システム Download PDF

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Description

本発明は、納期回答装置および方法ならびにプログラム、それを備えた納期回答システムに関するものである。
例えば、ガスタービン等の製造業者は、顧客から交換が必要となったサービス部品の注文を受けると、サービス部品の完成品の倉庫在庫状況に応じて、顧客に納期を回答している。或いは、完成品在庫を保有しないサービス部品については、素材の仕入れの手配から、仕入れた素材の加工工程を経て完成品となるまでの納期を顧客に回答している。
下記特許文献1では、倉庫における製品の在庫数が、注文を受けた数量よりも多い場合には、一次回答によって顧客に納期回答を完了させ、在庫数が注文を受けた数量よりも少なく何らかの在庫がある場合には「在庫あり」の一次回答をし、注文を受けた数量よりも少なく在庫が無い場合には「確認中」という暫定的な一次回答をするなど、製品のステータスに基づいて、顧客への納期回答を複数回に分けて行う技術が提案されている。
特開2002−123709号公報
しかしながら、従来の方法では、倉庫に何らかの在庫がある場合であっても、在庫数が注文を受けた製品(部品)の要求個数より不足していれば、最も時間のかかる納期(つまり、在庫によってまかなえない不足分の製品の納期)が最終的な回答納期とされ、要求個数に対して、在庫でまかなえる分と、発注から対応する分とのそれぞれの複数の納期を把握できないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、部品のステータスに応じた在庫量を考慮した納期を提示できる納期回答装置および方法ならびにプログラム、それを備えた納期回答システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、前記サービス部品の納期を出力する納期回答装置であって、前記サービス部品が前記加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、前記サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報とを記憶する記憶手段と、前記受注情報と、前記受注情報の前記サービス部品に対応する前記完成品の在庫個数情報と、前記受注情報の前記サービス部品に対応する前記素材の在庫個数情報とに基づいて、前記受注情報における前記サービス部品の前記識別情報と数量とに対して、前記完成品によって割り当てる個数と前記素材によって割り当てる個数とを決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示する納期算出手段とを具備する納期回答装置を提供する。
このような構成によれば、顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、サービス部品の納期を出力する納期回答装置であって、サービス部品が加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報とが記憶手段に記憶されており、受注情報と、受注情報のサービス部品に対応する完成品の在庫個数と、受注情報のサービス部品に対応する素材の在庫個数とに基づいて、顧客から要求されるサービス部品の数量に対し、完成品および素材によってそれぞれ割り当てられる個数が決定され、決定された個数毎にサービス部品のステータスに応じた納期が提示される。
このように、完成品が、顧客が要求する数量よりも少ない場合であっても、顧客の要求数量の一部を完成品で割り当て、要求数量に対する完成品の不足数分を素材で割り当てるといった割り当て数を決定することにより、ステータス毎の在庫数に応じた納期が複数パターン提示できる。これにより、顧客による要求の数量を、完成品で割り当てる分については、素材から加工する場合よりも短納期で納入できる。また、完成品と素材との納入の組み合わせを提示できるので、必要な数量・時期と納期のすり合わせを簡便に行うことができる。さらに、納期情報の精度が向上されるので、部品数量不足などによるプラントの稼働率低下を低減できる。
上記納期回答装置の前記記憶手段は、前記記憶手段は、前記素材を加工し、前記完成品になる前のステータスである仕掛品の在庫個数情報を記憶しており、前記納期算出手段は、顧客から要求される数量を満たすよう、前記完成品と前記素材と前記仕掛品とのそれぞれのステータスによって割り当てる個数を決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示することとしてもよい。
加工工程の途中である仕掛品は、素材の状態から完成させるまでの期間より短い期間でサービス部品として完成させることができるので、納期情報の精度がより向上できる。
上記納期回答装置の前記納期算出手段は、前記受注情報を取得し、前記記憶手段において前記受注情報の前記サービス部品に対応するいずれのステータスの在庫もゼロであると検出した場合には、前記素材の発注にかかる期間と、前記素材を加工して前記完成品にするまでの期間とを含めて納期として提示することとしてもよい。
サービス部品の在庫が無い場合には、素材の発注期間も含めて納期回答することにより、納期をより正確に提示できるようになる。
上記納期回答装置の前記記憶手段は、前記サービス部品の識別情報と、いずれの顧客先にも割り当てられていない状態および顧客に割り当てられている状態を含む属性情報とを対応付けて記憶していることが好ましい。
これにより、既に顧客に割り当てられているサービス部品が、別の顧客に対して重複して割り当てられる事態を防ぐことができる。また、一度顧客に割り当てられてもキャンセルが生じた場合には、割り当てられていない状態に“属性情報”を変更することにより、他の顧客に割り当てられるようになる。
上記納期回答装置において、製品の製造工程や数量を含む製造情報を管理する生産管理システムから取得した情報を格納する製造情報格納手段と、前記製造情報格納手段から前記製造情報を読み出し、前記記憶手段に格納させる処理手段とを具備することとしてもよい。
生産管理システムで管理される製造情報によって記憶手段の情報が更新されることにより、より精度の高い納期を提示することができる。
上記納期回答装置の前記サービス部品は、前記受注情報は、前記顧客が要求するサービスに対応する職種とサービス人員の情報を含み、前記納期算出手段は、前記受注情報に基づいて、前記サービス部品と同時に前記サービス人員が必要とされているか否かを判定し、前記サービス人員は前記サービス部品と同時に必要でない場合には、前記顧客先に派遣させる時期である人員派遣可能時期を納期回答として提示し、前記サービス人員は前記サービス部品と同時に必要である場合には、前記サービス人員の人員派遣可能時期と前記サービス部品の納期とのうち後となる納期を納期回答として提示することとしてもよい。
顧客へサービス部品が納入された後、据え付け・取り替え工事などが実施されるが、その場合に専門知識を有するサービス人員による施工・指導が必要となる場合がある。こうした場合に、本発明であれば、サービス部品の納期との関連を含めてサービス人員の派遣可能時期が提示できる。これにより、顧客に対し、物としてのサービス部品の納期の提示だけでなく、サービス部品を製品に取り付け、取り替え工事をし、稼働できる状態にまですることを含めたサービス(サービス人員)を提供することを含めた計画を立案することができる。
本発明は、上記いずれかに記載の納期回答装置と、顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報を入力させる入出力装置とを具備する納期回答システムを提供する。
上記納期回答システムは、通信ネットワークを介して相互に接続される前記納期回答装置と、前記入出力装置とが遠隔に配置されていることとしてもよい。
本発明は、顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、前記サービス部品の納期を出力する納期回答方法であって、記憶手段に格納されている、前記サービス部品が前記加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、前記サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報と、前記受注情報とに基づいて、前記受注情報における前記サービス部品の前記識別情報と数量とに対して、前記完成品によって割り当てる個数と前記素材によって割り当てる個数とを決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示する納期回答方法を提供する。
本発明は、顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、前記サービス部品の納期を出力する納期回答プログラムであって、前記受注情報を取得すると、記憶手段に格納されている、前記サービス部品が前記加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、前記サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報と、前記受注情報とに基づいて、前記受注情報における前記サービス部品の前記識別情報と数量とに対して、前記完成品によって割り当てる個数と前記素材によって割り当てる個数とを決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示することをコンピュータに実行させるための納期回答プログラムを提供する。
本発明は、部品のステータスに応じた在庫量を考慮した納期を提示できるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る納期回答装置の機能ブロック図である。 サービス部品の在庫個数情報の一例が示されている。 本発明の第1の実施形態に係る納期回答装置の動作フローである。 出力部から出力される納期回答の一例である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る納期回答システムの概略構成を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る納期回答装置の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る納期回答装置の動作フローである。
〔第1の実施形態〕
以下に、本発明に係る納期回答装置および方法ならびにプログラム、それを備えた納期回答システムの実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態においては、納期回答装置は、ガスタービンを構成する、加工工程を要する部品をサービス部品とし、顧客から要求されるサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報を受けた場合の納期を回答することを想定して説明するが、本発明はこれに限定されない。
納期回答装置10が備える各部において実行される処理内容について図1を参照して説明する。具体的には、納期回答装置10は、納期算出部(納期算出手段)1、処理部(処理手段)2、入力部3、出力部4、および記憶部(記憶手段)5を備えている。
図1には、本実施形態に係る納期回答装置の機能ブロック図が示されている。
入力部3は、キーボードやマウスなどの入力装置を介して、顧客が要求するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報などが入力される。
出力部4は、ディスプレイやプリンタなどの出力装置を介して、顧客が要求する受注情報に関する納期が出力される。
記憶部5は、サービス部品が加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報と、素材を加工し、完成品になる前のステータスである仕掛品の在庫個数情報とを記憶する。
処理部2は、例えば、図示しないCPU(中央演算装置)、RAM(Random Access Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。後述の各種機能を実現するための一連の処理の過程は、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラム(例えば、納期回答プログラム)をCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述の各種機能が実現される。
図2には、記憶部5に記憶されるサービス部品の在庫個数情報の一例が示されている。標準納期とは、素材の在庫もない状態であり、素材をメーカなどに発注する期間を含めて完成品になるまでの期間である。図2は、例えば、「サービス部品X」は、倉庫に「素材」の状態の在庫がない場合には、発注から完成品となるまで「標準時間:6カ月」かかることが示されている。また、「素材」在庫は「2個」あり、これを受注に対して割り当てる場合には、納期は「3カ月」であり、「仕掛」在庫は「5個」あり、これを受注に対して割り当てる場合には、納期は「1カ月」であり、「完成品」在庫は「3個」あり、これを受注に対して割り当てる場合には、輸送期間を勘案し、納期は「3日」であることを示している。
さらに、記憶部5は、サービス部品の識別情報と、いずれの顧客先にも割り当てられていない状態および顧客に割り当てられている状態を含む属性情報とを対応付けて記憶している。例えば、既に顧客に引き渡すことが決定されているサービス部品には、割当先フラグを立て(例えば、「1」を設定)、いずれの顧客にも引き渡すことが決定されていないサービス部品には、割当先フラグを立てない(例えば、「0」を設定)とのように、顧客割り当てに関する属性情報を各サービス部品に設ける。
例えば、全てのサービス部品のうち、割当先フラグ「1」とする属性情報を有するサービス部品は、図2に示す在庫数に計数せず、割当先フラグ「0」とする属性情報を有するサービス部品のみ在庫数として計数して提示するといった運用ができる。
このように、サービス部品に対して、顧客に割り当てられているか否かを示す属性情報を示すことにより、既に割り当て済みのサービス部品を重複して他の顧客に対して割り当てる事態を防ぐことができる。また、一度顧客に割り当てられたサービス部品であっても、キャンセルが発生した場合には、属性情報を変更(例えば、「0」から「1」へ変更)することにより、新たな顧客への割り当て可能サービス部品として設定を簡便に変更できる。
ここで、本実施形態のサービス部品とは、例えば、ガスタービンにおいて交換の可能性がある部品であり、翼、エルボー、配管等である。
納期算出部1は、受注情報と、受注情報のサービス部品に対応する完成品の在庫個数情報と、受注情報のサービス部品に対応する素材の在庫個数情報とに基づいて、顧客から要求される数量を満たすよう、完成品によって割り当てる個数と素材によって割り当てる個数とを決定し、割り当てられる個数毎に、サービス部品のステータスに応じた納期を提示する。具体的には、納期算出部1は、入力部3から取得した受注情報(例えば、サービス部品Aを20個注文)に基づいて、記憶部5から、受注情報のサービス部品(サービス部品A)の識別情報に対応する完成品の在庫個数情報(例えば、5個)と、受注情報のサービス部品の識別情報に対応する素材の在庫個数情報(例えば、30個)とを読み出し、顧客から要求される数量を満たすよう、完成品の割り当て数(例えば、5個)と素材の割り当て数(例えば、要求個数20個−完成品での割り当て数5個=15個)とを決定する。
また、顧客から要求されたサービス部品の個数の割り当て順序は、完成品→仕掛品→素材とし、完成品となるまでの期間が短いものから順に割り当てる。
より好ましくは、納期算出部1は、顧客から要求される数量を満たすよう、完成品と素材と仕掛品とのそれぞれによって割り当てる個数を決定し、割り当てられた個数毎に、サービス部品のステータスに応じた納期を提示する。仕掛品とは、素材を加工し、完成品になる前の状態である製造の途中段階のサービス部品である。
これにより、例えば、素材の状態から完成品に加工するまでの期間が10カ月など長期間に及ぶ場合、9カ月の工程まで進んでいる仕掛品がある場合には、素材を割り当てるよりも仕掛品を割り当てる方が、完成品となるまでの期間が短く、顧客に納品するまでの期間を短縮できる。
さらに、納期算出部1は、受注情報を取得し、記憶部5において受注情報のサービス部品に対応するいずれのステータスの在庫もゼロであると検出した場合には、素材の発注にかかる期間と、素材を加工して完成品にするまでの期間とを含めて納期として提示する。
以下に本実施形態に係る納期回答装置の作用について、図3を用いて説明する。
入力部3を介して、顧客が要求するサービス部品(例えば、サービス部品X)とその数量(例えば、20個)が入力されると、受注情報から得られたサービス部品の識別情報に対応する、在庫個数が記憶部5から読み出される(図3のステップSA1)。顧客の要求数量と完成品在庫(例えば、3個)とが比較され(図3のステップSA2)、完成品在庫が顧客の要求数量以上であると判定された場合には、完成品在庫を顧客の受注に割り当てることと決定し、完成品在庫を割り当てる場合の納期(例えば、顧客への輸送日数)を納期回答として出力し(図3のステップSA3)、本処理を終了する。
完成品在庫が、顧客の要求数量より少ないと判定された場合には、完成品在庫と仕掛品在庫との合計数(図3ではA在庫と記載)と、要求数量とが比較される(図3のステップSA4)。完成品在庫(例えば、3個)と仕掛品在庫(例えば、5個)との合計数が要求数量以上であると判定された場合には、完成品在庫と仕掛品在庫とを顧客の受注に割り当てることと決定し、完成品在庫で割り当てる分の納期と、仕掛品在庫で割り当てる分の納期(例えば、残り加工期間と輸送期間との和)とをそれぞれ納期回答として出力し(図3のステップSA5)、本処理を終了する。
完成品在庫と仕掛品在庫との合計数が要求数量より少ないと判定された場合には、素材在庫と仕掛在庫と完成品在庫との合計数が要求数量以上であるか否かが判定される(図3のステップSA6)。完成品在庫(例えば、3個)と仕掛在庫(例えば、5個)と素材在庫(例えば、2個)との合計数(図3ではB在庫と記載)が要求数量以上であると判定された場合には、素材在庫と仕掛在庫と完成品在庫とを顧客の受注に割り当てることと決定し、完成品在庫で割り当てる分の納期と、仕掛品在庫で割り当てる分の納期と、素材在庫で割り当てる分の納期(例えば、加工期間と輸送期間との和)とをそれぞれ納期回答として出力し(図3のステップSA7)、本処理を終了する。
素材在庫と仕掛在庫と完成品在庫との合計数が要求数量より少ないと判定された場合には、要求数量に満たない個数分(例えば、10個)は発注することとして決定され、完成品在庫で割り当てる分の納期と、仕掛品在庫で割り当てる分の納期と、素材在庫で割り当てる分の納期と、素材発注分のサービス部品の納期(標準納期)とを納期回答として出力し(図3のステップSA8)、本処理を終了する。
このように決定されたサービス部品Xの回答納期は、図4に示されるように、在庫のステータスに応じてそれぞれ提示される。
以上説明してきたように、本実施形態に係る納期回答装置10および方法ならびにプログラムによれば、顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、サービス部品の納期を出力する納期回答装置10であって、サービス部品が加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報とが記憶部5に記憶されており、受注情報と、受注情報のサービス部品に対応する完成品の在庫個数と、受注情報のサービス部品に対応する素材の在庫個数とに基づいて、顧客から要求されるサービス部品の数量に対し、完成品および素材によってそれぞれ割り当てられる個数が決定され、決定された個数毎にサービス部品のステータスに応じた納期が提示される。
このように、完成品が、顧客が要求する数量よりも少ない場合であっても、顧客の要求数量の一部を完成品で割り当て、要求数量に対する完成品の不足数分を素材で割り当てるといった、ステータス毎の在庫数に応じた納期が複数パターン提示できる。これにより、顧客による要求の数量を、完成品で割り当てる分については、素材から加工する場合よりも短納期で納入できる。また、完成品と素材との納入の組み合わせを提示できるので、必要な数量・時期と納期のすり合わせを簡便に行うことができる。さらに、納期情報の精度が向上されるので、部品数量不足などによるプラントの稼働率低下を低減できる。
また、加工工程の途中である仕掛品は、素材の状態から完成させるまでの期間より短い期間でサービス部品として完成させることができるので、納期情報の精度がより向上できる。サービス部品の在庫が無い場合には、素材の発注期間も含めて納期回答することにより、納期をより正確に提示できるようになる。
〔変形例〕
なお、本実施形態においては、納期回答装置10に入力部3と出力部4とが備えられていたが、これに限定されず、納期回答装置10の納期算出部1に入力させる情報、および納期算出部1から出力させる情報等の入出力をする入出力装置が、納期回答装置と通信ネットワークを介して相互に接続され、遠隔に配置されていてもよい。
例えば、図5に示されるように、通信ネットワーク(例えば、インターネット)7を介して、顧客側にある入出力装置11と納期回答装置10とが接続されるような納期回答システム100においては、通信ネットワーク7を介して顧客先から、サービス部品のステータスに応じた数量毎の納期を簡便に把握できる。
〔第2の実施形態〕
以下、本発明の第2の実施形態について、図6を用いて説明する。第2の実施形態に係る納期回答装置10´は、製造情報格納部(製造情報格納手段)6を備える点で、第1の実施形態と異なる。以下、本実施形態の納期回答装置10´について、第1の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
図6に示されるように、本実施形態に係る納期回答装置10´は、製造情報格納部(製造情報格納手段)6を備えている。
製造情報格納部6は、製品の製造工程や数量を含む製造情報を管理する生産管理システムから取得した情報を格納する。具体的には、生産管理システムと納期回答装置10´とが通信回線を介して情報の授受可能に接続されており、製造情報格納部6は、生産管理システムから製造情報を、所定のタイミングで取得して格納する。
処理部2は、製造情報格納部6から製造情報を読み出し、記憶部5に格納させる。
このように、生産管理システムで管理される製造情報によって記憶部5の情報が適宜更新されることにより、より精度の高い納期を提示することができる。この結果、顧客のプラントの稼働率低下を最小限に抑えることができる。
〔第3の実施形態〕
以下、本発明の第3の実施形態について、図7を用いて説明する。第3の実施形態に係る納期回答装置は、サービス部品に、「サービスに対応させる人員」を含める点で、上記第1の実施形態、第2の実施形態と異なる。以下、本実施形態の納期回答装置について、第1の実施形態、第2の実施形態と共通する点については説明を省略し、異なる点について主に説明する。
納期算出部1は、受注情報に基づいて、サービス部品の納期を勘案し、サービスに対応させる人員を顧客先に派遣させる時期である人員派遣可能時期を提示する。
記憶部5は、サービスに対応させるサービス人員の情報と、そのサービス人員の職種の情報と、派遣可能時期とが対応付けられて記憶されている。
以下に、本実施形態に係る納期回答装置の作用について図7を用いて説明する。
入力部3を介して、顧客が要求するサービスに対応する職種とサービス人員の情報が、受注情報として入力される(図7のステップSB1)。記憶部5から、受注情報に基づいてサービス人員の派遣可能時期が読み出される(図7のステップSB2)。サービス人員は、サービス部品と同時に必要とされているか否かが判定され(図7のステップSB3)、同時に必要でない場合には、記憶部5から読み出した受注情報に応じた職種のサービス人員の派遣可能時期が、納期回答として出力される(図7のステップSB4)。
また、サービス人員とサービス部品とが同時に必要である場合には、サービス人員の派遣可能時期とサービス部品の納期とが比較され(図7のステップSB5)、サービス人員の派遣可能時期の方が、サービス部品の納期よりも後(つまり、サービス人員の派遣可能時期の方が未来)である場合には、記憶部5から読み出されたサービス人員の派遣可能時期が納期回答として出力される(図7のステップSB6)。また、サービス人員の派遣可能時期が、サービス部品の納期よりも前(つまり、サービス部品が完成品となる方が未来)である場合には、サービス部品が完成品となった以降のサービス人員の派遣可能時期が納期回答として出力される(図7のステップSB7)。
このように、顧客へサービス部品が納入された後、据え付け・取り替え工事などが実施されるが、その場合に専門知識を有するサービス人員による施工・指導が必要となる場合がある。こうした場合に、本発明であれば、サービス部品の納期との関連を含めてサービス人員の派遣可能時期が提示できる。これにより、顧客に対し、物としてのサービス部品の納期だけでなく、物(サービス部品)を製品に取り付け、取り替え工事をし、稼働できる状態にする等の作業を含めたサービスを含めた計画の立案ができる。
1 納期算出部
2 処理部
3 入力部
4 出力部
5 記憶部
6 製造情報格納部
10、10´ 納期回答装置
100 納期回答システム

Claims (10)

  1. 顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、前記サービス部品の納期を出力する納期回答装置であって、
    前記サービス部品が前記加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、
    前記サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報とを記憶する記憶手段と、
    前記受注情報と、前記受注情報の前記サービス部品に対応する前記完成品の在庫個数情報と、前記受注情報の前記サービス部品に対応する前記素材の在庫個数情報とに基づいて、前記受注情報における前記サービス部品の前記識別情報と数量とに対して、前記完成品によって割り当てる個数と前記素材によって割り当てる個数とを決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示する納期算出手段と
    を具備する納期回答装置。
  2. 前記記憶手段は、前記素材を加工し、前記完成品になる前のステータスである仕掛品の在庫個数情報を記憶しており、
    前記納期算出手段は、顧客から要求される数量を満たすよう、前記完成品と前記素材と前記仕掛品とのそれぞれのステータスによって割り当てる個数を決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示する請求項1に記載の納期回答装置。
  3. 前記納期算出手段は、前記受注情報を取得し、前記記憶手段において前記受注情報の前記サービス部品に対応するいずれのステータスの在庫もゼロであると検出した場合には、前記素材の発注にかかる期間と、前記素材を加工して前記完成品にするまでの期間とを含めて納期として提示する請求項1または請求項2に記載の納期回答装置。
  4. 前記記憶手段は、前記サービス部品の識別情報と、いずれの顧客先にも割り当てられていない状態および顧客に割り当てられている状態を含む属性情報とを対応付けて記憶している請求項1から請求項3のいずれかに記載の納期回答装置。
  5. 製品の製造工程や数量を含む製造情報を管理する生産管理システムから取得した情報を格納する製造情報格納手段と、
    前記製造情報格納手段から前記製造情報を読み出し、前記記憶手段に格納させる処理手段と
    を具備する請求項1から請求項4のいずれかに記載の納期回答装置。
  6. 前記受注情報は、前記顧客が要求するサービスに対応する職種とサービス人員の情報を含み、
    前記納期算出手段は、前記受注情報に基づいて、前記サービス部品と同時に前記サービス人員が必要とされているか否かを判定し、前記サービス人員は前記サービス部品と同時に必要でない場合には、前記顧客先に派遣させる時期である人員派遣可能時期を納期回答として提示し、前記サービス人員は前記サービス部品と同時に必要である場合には、前記サービス人員の人員派遣可能時期と前記サービス部品の納期とのうち後となる納期を納期回答として提示する請求項1から請求項5のいずれかに記載の納期回答装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の納期回答装置と、
    顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報を入力させる入出力装置と
    を具備する納期回答システム。
  8. 通信ネットワークを介して相互に接続される前記納期回答装置と、前記入出力装置とが遠隔に配置されている請求項7に記載の納期回答システム。
  9. 顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、前記サービス部品の納期を出力する納期回答方法であって、
    記憶手段に格納されている、前記サービス部品が前記加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、前記サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報と、前記受注情報とに基づいて、前記受注情報における前記サービス部品の前記識別情報と数量とに対して、前記完成品によって割り当てる個数と前記素材によって割り当てる個数とを決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示する納期回答方法。
  10. 顧客から要求される、加工工程を要するサービス部品の識別情報と数量とを含む受注情報に基づいて、前記サービス部品の納期を出力する納期回答プログラムであって、
    前記受注情報を取得すると、記憶手段に格納されている、前記サービス部品が前記加工工程を終えたステータスである完成品の在庫個数情報と、前記サービス部品に加工される前のステータスである素材の在庫個数情報と、前記受注情報とに基づいて、前記受注情報における前記サービス部品の前記識別情報と数量とに対して、前記完成品によって割り当てる個数と前記素材によって割り当てる個数とを決定し、決定した割り当て個数毎に、前記サービス部品のステータスに応じた納期を提示することをコンピュータに実行させるための納期回答プログラム。
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