JP6036883B2 - アナログ電子時計 - Google Patents

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Description

この発明は、世界各地における時刻を表示可能なアナログ電子時計に関する。
従来、世界各地における地方時を表示させることの出来る電子時計がある。この電子時計では、ユーザによる入力操作などにより何れかのタイムゾーンが指定されると、UTC(協定世界時)からの時差情報などに基づいて当該タイムゾーンにおける地方時を算出して表示させる。また、このような電子時計には、通常の時刻(地方時)の表示に加えて世界の所望の地域における地方時を同時に又は切り替えて表示させる世界時計機能を有するものがある。
指針を用いて日時を表示するアナログ電子時計では、従来、標識や目盛が配列された文字盤の周縁部やベゼルなどに各タイムゾーンを示す世界の都市、地域や協定世界時(UTC)からの時差などの地方時標識が環状に設けられている。そして、一の指針を用いてこれら地方時標識のうち何れかを指し示させることでユーザに所望のタイムゾーンを指定させ、当該指定されたタイムゾーンにおける地方時の算出及び表示を行っている。
一方で、近年、測位衛星からの電波(航法メッセージ)を受信して測位を行い、得られた位置が属するタイムゾーンを判別して、当該タイムゾーンにおける地方時を算出して表示させる電子時計(電波時計)がある。測位衛星からの電波は、開けた屋外などの電波受信可能環境であれば世界の各地で受信可能であり、ユーザが現在位置のタイムゾーンを認識していなくても適切に設定がなされる。
しかしながら、世界の一部の地域では、夏季の間、タイムゾーンにおける地方時の標準時間から時間をずらす夏時間(サマータイム、Daylight Saving Time(DST))が実施される。従って、正確に地方時を表示させるには、この夏時間の実施期間に亘って標準時間から更に当該夏時間の実施中におけるシフト時間をずらして日時を計数、表示させる必要がある。これに対し、特許文献1では、夏時間の実施期間に係る情報を世界の各地域と対応付けて記憶させておき、GPS衛星で取得される日時情報を用いて夏時間の実施開始日時及び終了日時を判別して夏時間実施時における日時の補正を行わせる技術について開示されている。
特開2011−48777号公報
しかしながら、夏時間の実施有無や実施期間は、タイムゾーンの設定範囲より狭い範囲で定められることが多く、同一のタイムゾーン内であっても異なる夏時間実施ルールが定められた複数の地域がしばしば混在している。従って、アナログ電子時計において、予め定められたタイムゾーンの指定による地方時の設定と、測位データなどの任意の位置情報に基づく地方時の設定とが併用される場合、タイムゾーンを指定したのみでは、適切な夏時間実施ルールを自動的に選択して夏時間を適用することが出来ない場合がある。その結果、算出されている地方時に対し、現在位置に応じた夏時間が適用されているのか否かをユーザが区別して認識することが出来ないという課題がある。
この発明の目的は、現在位置に応じた適切な夏時間の適用された地方時が得られているか否かをユーザが容易に知得することの出来るアナログ電子時計を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
回動可能な複数の指針と、
当該複数の指針を回動させる指針動作制御手段と、
世界の各地におけるタイムゾーンと夏時間実施情報とを含む地方時設定を記憶する地方時設定記憶手段と、
現在位置を取得する現在位置取得手段と、
前記取得された現在位置に応じた地方時設定を前記地方時設定記憶手段から読み出して取得する地方時設定取得手段と、
タイムゾーンを選択設定するタイムゾーン設定手段と、
地方時を計数する計時手段と、
を備え、
前記計時手段は、前記地方時設定取得手段による地方時設定の取得と、前記タイムゾーン設定手段によるタイムゾーンの選択設定とのうち、より直近になされたものに基づいて地方時を計数し、
前記指針動作制御手段は、計数されている地方時が現在位置に応じて取得された地方時設定に基づくものであるか否かに係る地方時判別結果に基づく表示を前記複数の指針のうちの少なくとも一部により行わせる
ことを特徴とするアナログ電子時計である。
本発明に従うと、アナログ電子時計において、現在位置に応じた適切な夏時間の適用された地方時が得られているか否かをユーザが容易に知得することが出来るという効果がある。
本発明の実施形態であるアナログ電子時計の正面図である。 アナログ電子時計の機能構成を示すブロック図である。 地方時設定情報の設定内容の例を示す図である。 タイムゾーン設定変更処理の制御手順を示すフローチャートである。 地方時位置入替処理及びホーム位置取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 世界時計位置設定時の表示例を示す図である。 ホーム位置設定時の表示例を示す図である。 現在位置情報が保持されている場合におけるホーム位置設定時の他の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の電子時計の実施形態であるアナログ電子時計1の正面図である。
このアナログ電子時計1は、内部に各構成を収めるケーシング2と、ケーシング2内で一方の面(露出面)が外部に露出される文字盤3と、文字盤3の露出面を覆う図示略の透明部材(風防ガラス)と、文字盤3の略中心を回転軸として文字盤3と風防ガラスの間で文字盤3の略全面に亘って回転動作し、文字盤3の外縁付近に設けられた標識や目盛を指し示す3本の時刻指針61、62、63と、文字盤3の2時30分位置に設けられた小窓4及び小窓4の内部で回転動作する24時間針64と、文字盤3の9時30分位置に定められたエリア5及びエリア5の内部で回転動作する機能針66と、文字盤3の6時位置に設けられた小窓6及び小窓6の内部で回転する小分針67及び小時針68と、文字盤3の露出面とは反対側に当該文字盤3と平行に設けられ、回転動作に応じて文字盤3の4時30分位置に設けられた開口部7から一の標識が露出される日車65と、ケーシング2における文字盤3の露出面側に対して側面側に設けられたりゅうずC1及び押しボタンスイッチB1〜B4などを備える。
文字盤3には、時、分及び秒を示す目盛や標識(時字)が円環状に設けられていると共に、これらの目盛や標識よりも更に外縁側には、世界のタイムゾーンに各々対応した都市名の略称及び協定世界時(UTC)をそれぞれ示す地方時標識が設けられている。この地方時標識は、文字盤3ではなくベゼルなどに設けられても良い。
時刻指針61〜63は、それぞれ、秒針61、分針62及び時針63であり、通常、時刻を表示する場合に、それぞれ、時刻の時、分、秒を指し示す。24時間針64は、小窓4の内部で午前、午後を含めた時刻を24時間表示する。また、本実施形態のアナログ電子時計1では、秒針61及び分針62は、各種機能に係る表示や設定に用いられる。
日車65は、その周縁部に日付を表す標識が順番に等間隔で設けられて、これらの標識のうちの一つが開口部7から露出されることで日付を示す。
機能針66は、エリア5内部の9時位置から1時位置までの間に設けられた7つの標識の何れかを指し示すことで曜日を示し、エリア5内部の6時位置から7時30分位置までの間に設けられた標識の何れかを指し示すことで、実行中の機能モードを示す。アナログ電子時計1で動作可能な機能モードとしては、特には限られないが、ここでは、ストップウォッチモード、タイマモード及びアラームモードがある。また、3時位置から5時位置までの間の標識の何れかを指し示すことで、時刻表示モードに関して夏時間の表示設定に係る表示が行われる。また、これらの各種機能モードと平行して、通信に係る電波送受信を禁止する機内モードの設定が可能となっており、機能針66が9時位置付近にある飛行機の標識を指し示すことで、機内モードであることが示される。また、1時位置付近に設けられた標識「P」及び2時位置付近に設けられた標識「N」は、それぞれ、計数している地方時が現在位置に係る情報に基づいて定められたものか否かを示す。更に、機能針66の指し示す方向と9時方向(12時方向を上方向とした場合の横方向)とのなす角度、即ち、機能針66が指し示す位置により緯度が表示される。
小分針67及び小時針68は、それぞれ、小窓6の内部において、世界時計の機能に係る設定された位置(世界時計位置)における地方時の表示を行う。即ち、本実施形態のアナログ電子時計1では、時刻指針61〜63と、小分針67及び小時針68とにより、2箇所における地方時を同時に表示させることが出来る。なお、小分針67及び小時針68に更に連動して回転する24時間小針を備え、世界時計でも午前、午後を表示可能とすることが出来る。
以下、時刻指針61〜63、24時間針64、日車65、機能針66、小分針67及び小時針68のうち一部又は全部をまとめて示す場合には、指針61〜68(複数の指針)などと記す。
りゅうずC1及び押しボタンスイッチB1〜B4は、それぞれ、ユーザからの入力操作を受け付ける。りゅうずC1は、ケーシング2から2段階の引き出し操作が可能であり、1段階又は2段階引き出された状態で所定の角度の回転操作が行われることにより操作信号が出力され、各種設定に用いられる。押しボタンスイッチB1〜B4は、それぞれ押下されることで機能モードの種別変更を行い、或いは、機能モードごとに割り当てられた動作命令を受け付ける。
図2は、アナログ電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
アナログ電子時計1は、CPU41(Central Processing Unit)(指針動作制御手段、地方時設定取得手段、タイムゾーン設定手段、設定入替手段)と、ROM42(Read Only Memory)と、RAM43(Random Access Memory)(地方時設定記憶手段)と、発振回路44と、分周回路45と、計時回路46(計時手段)と、操作部47(操作受付手段)と、衛星電波受信処理部48(現在位置取得手段)及びそのアンテナ49と、駆動回路51と、電源部52と、上述の時刻指針61〜63、24時間針64、日車65、機能針66、小分針67及び小時針68と、輪列機構71〜75と、ステッピングモータ81〜85などを備える。
CPU41は、各種演算処理を行い、また、アナログ電子時計1の全体動作を統括制御する。CPU41は、日時の表示に係る指針動作を制御する。CPU41は、タイムゾーン及び夏時間実施情報からなる地方時設定に基づいて計時回路46の計数する日時を適切な地方時に換算し、通常の時刻表示モードにおいて、換算された地方時を時刻指針61〜63、24時間針64及び日車65により表示させる。
また、CPU41は、衛星電波受信処理部48を動作させて日時や位置情報を取得したりする。CPU41は、得られた日時のデータに基づいて計時回路46の計数する日時を修正する。
ROM42は、CPU41により実行される各種制御用のプログラム42aや設定データを格納する。プログラム42aには、例えば、各種機能モードの動作制御に係るプログラムが含まれている。また、設定データには、都市時差情報42bが含まれる。
都市時差情報42bには、文字盤3の外縁に設けられた地方時標識に係る地理的位置のID、位置(例えば、12時方向からの秒針61によるステップ数)、及び当該都市におけるUTC時刻からの時差(以降、時差とは、UTC時刻からの時差を表す)が対応付けられてタイムゾーン設定情報として記憶されている。例えば、4時20分付近の位置に設けられた東京を示す都市標識「TYO」に対し、ID「011」、22秒位置、及び+9時間の時差が対応付けられて記憶されている。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。また、RAM43には、日時情報及び位置情報取得の履歴、通常の日時表示に係るホーム位置及び世界時計表示に係る世界時計位置にそれぞれ応じた地方時設定のデータである地方時設定情報43cや、指針位置を示すデータなどが記憶されている。また、RAM43には、ユーザにより設定されたタイムゾーンや夏時間実施情報の修正データである都市ユーザ修正データ43a及び地図ユーザ修正データ43bが記憶されている。
都市ユーザ修正データ43aには、上述の各都市におけるタイムゾーンや夏時間実施情報の修正情報が設定されたものについて当該修正情報が記憶される。例えば、東京にて夏時間が実施される場合に当該夏時間の実施情報が後述のようにユーザによって設定されると、東京を示すIDなどと、当該設定とが対応付けられて記憶される。この設定の記憶数は、最新の一つだけであっても良いし、設定があった都市について全て記憶させることが可能であっても良い。同一の都市(ID)に対して複数回の設定があった場合には、最新の設定のみが記憶される。また、これらの修正情報には、当該修正情報の有効期間が含まれていても良い。
地図ユーザ修正データ43bには、取得された現在位置(緯度経度)におけるタイムゾーンや夏時間実施情報の修正情報が設定された場合に、当該現在位置又は現在位置を含む地域(所定の地域)のIDと、設定された修正情報とが対応付けられて記憶される。現在位置を示すデータが記憶される場合には、取得された現在位置の緯度経度自体が用いられても良いし、時差マップ48cに記憶される各地理ブロックの座標が用いられても良い。この場合も、設定数は、記憶容量などに応じて適宜設定され、また、同一の地域内で複数回の設定があった場合には、最新の設定のみが記憶される。この修正情報にも当該修正情報の有効期間が含まれていても良い。
都市ユーザ修正データ43a及び地図ユーザ修正データ43bが更新情報を構成する。
地方時設定情報43cには、ホーム位置及び世界時計位置におけるタイムゾーンや夏時間実施ルールといった地方時設定情報が記憶されている。地方時設定情報43cの内容については、後に詳述する。
発振回路44は、所定の周波数信号を生成して出力する。発振回路44は、例えば、水晶発振器を発振子として備える。
分周回路45は、発振回路44から出力された周波数信号をCPU41や計時回路46により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される周波数は、CPU41からの制御信号により変更可能に設定されていても良い。
計時回路46は、所定の日時を示す初期値に分周回路45から入力される分周信号を計数して加算していくことにより現在の日時を計数する。この計時回路46により計数される日時は、発振回路44の精度に応じた誤差(歩度)、例えば、一日に0.5秒程度、を有する。計時回路46の計数する日時は、CPU41からの制御信号により修正されることが可能となっている。計時回路46が計数する日時は、UTC日時などの基準となる日時に換算可能な独自のカウント値であっても良いし、UTC日時自体を計数しても良い。或いは、ホーム位置の設定がなされるごとに当該ホーム位置における地方時(第1地方時)に修正されて計数を行っても良い。計時回路46は、ハードウェア構成としてのカウンタ回路を有していても良いし、ソフトウェア的にカウントされた値をRAMなどに記憶する態様であっても良い。また、ソフトウェア的な計数は、CPU41が制御しても良いし、別個に制御されても良い。
また、計時回路46は、ホーム位置における地方時と別個に世界時計位置における地方時を計数しても良いし、計時回路46が計数する日時から世界時計位置における地方時(第2地方時)を常時換算して出力可能に構成されていても良い。
操作部47は、ユーザからの入力操作を受け付ける。操作部47には、上述の押しボタンスイッチB1〜B4やりゅうずC1が含まれる。押しボタンスイッチB1〜B4がそれぞれ押下されたり、りゅうずC1が引き出され、押し戻され、また、回転動作がなされたりした場合には、動作種別に応じた電気信号がCPU41に出力される。りゅうずC1は、2段階の引き出しが可能となっており、引き出し状態に応じた内容の入力を受け付ける。本実施形態のアナログ電子時計1では、ユーザからの入力操作に基づいてホーム都市設定及び世界時計の都市設定の切り替えや、入れ替えを行ったり、地方時への夏時間適用に係る後述のDST設定を行ったりすることが出来る。
衛星電波受信処理部48は、アンテナ49を用いて少なくともGPS(Global Positioning System)に係る測位衛星(GPS衛星)を含む測位衛星からの電波を受信し、これら測位衛星からのスペクトラム拡散された送信電波を復調して信号(航法メッセージデータ)を復号、解読する。衛星電波受信処理部48では、更に、必要に応じて解読された航法メッセージデータの内容に対する各種演算処理が行われ、CPU41からの要求に応じて得られた日時や現在位置のデータのうち少なくとも一部が予め設定されたフォーマットでCPU41に出力される。
衛星電波受信処理部48は、受信部48a(衛星電波受信手段)と、制御部48b(マイコン、測位手段)と、記憶部とを備える。受信部48aは、測位衛星からの電波の増幅、同調や復調などに係る受信回路を有する。制御部48bは、受信、解読、演算及び出力に係る動作制御を行う。制御部48bの演算処理には、日時データの取得処理や測位演算が含まれる。制御部48bによる測位演算は、CPUによりソフトウェア的に実行される場合に限られず、専用のハードウェア回路などによる処理が少なくとも一部含まれていても良い。
衛星電波受信処理部48の記憶部には、フラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)といった不揮発性メモリが用いられ、衛星電波受信処理部48への電力供給状態に依らず記憶された内容が保持される。記憶部には、各種動作制御プログラム、測位衛星から取得される各測位衛星の予測軌道情報やうるう秒補正値などの設定データに加えて、地方時設定情報を得るための時差マップ48c、時差情報48d及び夏時間情報48eなどが記憶される。なお、これら地方時設定情報をアナログ電子時計1のRAM43に記憶させ、必要に応じて制御部48bがCPU41から情報を受け取ったり、これらの必要な処理をCPU41に行わせたりする構成であっても良い。また、動作制御プログラムは、専用のROMに格納され、起動時に読み出されて制御部48bのRAMにロードされても良い。
時差マップ48cは、世界地図を適宜な地理ブロック(地理的位置)に分割して、当該地理ブロックごとに属するタイムゾーンに係るパラメータと、夏時間に係るパラメータとを記憶するマップデータである。時差マップ48cの地図は、特には限られないが、緯度線と経度線がそれぞれ直線で表され且つ直交するように描かれたものが好ましく用いられ、各地理ブロックは、所定の緯度間隔及び経度間隔で二次元マトリクス状に配置されるのが好ましい。また、地理ブロックは、高緯度地域と低緯度地域で経度幅を異ならせることで、実際のサイズが地理ブロック間で大きく異ならないように定められても良い。
時差情報48dは、時差マップ48cで用いられたタイムゾーンに係るパラメータと、当該タイムゾーンにおける時差とを対応付けるテーブルデータである。このテーブルデータでは、パラメータは、例えば、パラメータ「0」に対応する時差が「+0時間」、パラメータ「1」に対応する時差が「+1時間」というように一意に対応させて設定されている。
また、夏時間情報48eは、時差マップ48cで用いられた夏時間に係るパラメータと、当該夏時間実施情報の内容(実施有無、実施期間、実施時のシフト時間)とを対応付けるテーブルデータである。例えば、パラメータ「0」は、夏時間の実施なしと対応付けられ、パラメータ「1」は、夏時間がUTCにおける3月の最終日曜日午前1時から10月の最終日曜日午前1時まで+1時間されることで実施されるケースと対応付けられて設定される。
このように、タイムゾーンに係るパラメータと夏時間に係るパラメータとが同一の範囲内が一つの地域(所定の地域)として定められる。或いは、夏時間実施情報の内容が同一であっても異なるタイムゾーンに対しては別個にパラメータが設定されることとして、夏時間に係るパラメータが同一の範囲内を一つの地域として定めても良い。更に、夏時間実施情報の内容やタイムゾーンより小さい行政上の単位などで地域が定められても良い。
これら衛星電波受信処理部48の各構成は、まとめて一つのモジュールとしてチップ上に形成され、CPU41と接続される。衛星電波受信処理部48の動作は、CPU41により、アナログ電子時計1の他の各部の動作とは独立にオンオフの制御がなされる。アナログ電子時計1では、衛星電波受信処理部48を動作させる必要が無い場合には、衛星電波受信処理部48への電力供給を中断することで省電力化が図られている。
電源部52は、各部の動作に係る電力を所定電圧で供給する。電源部52は、バッテリを有し、このバッテリとしては、例えば、ソーラパネルと二次電池とを備える。或いは、バッテリとして交換可能なボタン型の乾電池が用いられても良い。また、電源部52から複数の異なる電圧が出力される場合には、例えば、スイッチング電源などを用いて所望の電圧に変換して出力可能な構成とすることが出来る。
ステッピングモータ81は、複数の歯車の配列である輪列機構71を介して秒針61を回転動作させる。ステッピングモータ81が一回駆動されると、秒針61は、1ステップ6度回転し、ステッピングモータ81の60回の動作により文字盤3上で一周する。
ステッピングモータ82は、輪列機構72を介して分針62を回転動作させる。ステッピングモータ82が一回駆動されると、分針62は、1ステップ1度回転し、ステッピングモータ82の360回の動作により文字盤3上で一周する。
ステッピングモータ83は、輪列機構73を介して時針63及び24時間針64を回転動作させる。輪列機構73は、時針63及び24時間針64を連動して回転させる構成であり、ステッピングモータ83が一回駆動されると、時針63を1ステップ1度回転移動させると共に、24時間針64を1/2度ずつ回転移動させる。従って、時針63及び24時間針64が10秒に1回ずつ回転移動されると、1時間の間に時針63が文字盤3上で30度移動すると共に24時間針64が小窓4内で15度移動する。即ち、時針63は、12時間で文字盤3上を一周し、24時間針64は、24時間で小窓4内を一周する。
ステッピングモータ84は、輪列機構74を介して機能針66と日車65とを連動して回転動作させる。ステッピングモータ84が一回駆動されると、機能針66が1ステップ1度回転される。日車65は、例えば、150ステップの回転移動により360/31度の回転が生じて、開口部7から露出される日付標識が1日分変化する。そして、日車65が31日分回転移動すると、再び最初の日付を示す日付標識が開口部7から露出される。
ステッピングモータ85は、輪列機構75を介して小分針67及び小時針68を回転動作させる。ステッピングモータ85が一回駆動されると、小分針67は、1ステップ1度回転移動し、小時針68は、1/12度回転する。従って、ステッピングモータ85が360回回転駆動されることで、小分針67が小窓6内を一周するとともに、小時針68が小窓6内で30度回転する。
時刻指針61〜63、24時間針64、日車65、機能針66、小分針67及び小時針68は、特には限られないが、正転方向(時刻が進む方向)に90pps(pulse per second)で回転移動可能であり、また、逆転方向に32ppsで回転移動可能となっている。
駆動回路51は、CPU41からの制御信号に従ってステッピングモータ81〜85に所定電圧の駆動パルスを出力してステッピングモータ81〜85を1回所定角度(例えば、180度)回転動作させる。駆動回路51は、アナログ電子時計1の状態などに応じて駆動パルスの長さ(パルス幅)を変更させることが出来る。また、複数の指針を同時に駆動させる制御信号が入力された場合に、負荷を低減させるために僅かに駆動パルスの出力タイミングをずらしたりすることが出来る。
次に、本実施形態のアナログ電子時計1における地方時の設定について説明する。
図3は、地方時設定情報43cの設定内容の例を示す図である。
地方時設定情報43cは、ホーム位置及び世界時計位置それぞれについて、都市(地域)名、タイムゾーン、夏時間実施期間、DST設定、夏時間シフト時間、これらの位置において受信可能な標準電波、緯度、及び上述のタイムゾーン及び夏時間実施ルールに対する上述の更新情報の適用有無についての情報を含む。
ここでは、ホーム位置に係る地方時設定として、図3(a)に示すように、測位衛星から受信された航法メッセージにより取得された位置であるグアム島に係るもの、例えば、タイムゾーンがUTC+10であり、夏時間が不実施であることなどが時差情報48d及び夏時間情報48eから読み出されて記憶される。一方で、世界時計位置に係る地方時設定は、通常では、ユーザによるタイムゾーンの設定に基づいて定められる。ここでは、タイムゾーンがUTC+1の地域が世界時計位置として記憶されている。また、これらにおいて、DST設定として、「AUTO」が設定されている。このDST設定は、夏時間の実施を夏時間情報48eに応じて自動で反映するか(AUTO)、又は、ユーザが手動でオン(DST)若しくはオフ(STD)に設定して当該設定に応じた状態とするかを切り替えるものである。即ち、ここでは、ホーム位置及び世界時計位置の何れでも設定された位置に対応する夏時間情報48eの設定に従って夏時間が実施される。
なお、地方時設定情報43cには、ユーザにより最初にタイムゾーンが設定され、又は最初に測位が行われて現在位置が取得されるまでの間、初期設定(プリセットデータ)が記憶される。例えば、ホーム位置のタイムゾーンには、製品の出荷国(販売国)、例えば、日本(UTC+9)が設定され、世界時計位置には、UTC時刻が設定されている。
このように、タイムゾーン設定に基づく地方時設定の場合には、現在位置情報に基づいて地方時設定がなされた場合と比較して、位置情報が保持されていないことにより、都市名、夏時間実施ルール、受信可能標準電波、及び緯度情報が未設定状態となる。なお、夏時間実施ルールや受信可能標準電波などについては、タイムゾーン設定に用いられる都市に応じた設定がなされても良く、この場合には、地方時設定情報43cでは、各都市名及び当該都市に応じた夏時間実施ルール及び受信可能標準電波に係る設定が都市時差情報42bから読み出されることで含まれ、緯度が未設定、位置情報が「なし」となる。これらの設定は、図1において文字盤3に都市名として明示されていないタイムゾーン、例えば、UTC+10.5のロードハウ島などについては、内部で都市時差情報42bに保持して地方時設定情報43cに適用しても良いし、このようなタイムゾーンのみ都市名、夏時間実施ルール及び受信可能標準電波に係る設定を行わないこととしても良い。
この状況でユーザが世界時計位置に移動して、ユーザ操作によりホーム位置と世界時計位置とが入れ換えられた場合、図3(b)に示すように、アナログ電子時計1では、ホーム位置に係る地方時設定と世界時計位置に係る地方時設定とがそのまま入れ換えられる。この状況では、世界時計として小分針67、小時針68により表示される日時は、図1においてUTC+10に対応することが示されているシドニーではなく、実際に取得された位置に基づく地方時となり、反対に、ホーム位置は、手動で選択されたタイムゾーンの情報に応じた設定(UTC+1)となる。
更に、この入れ換えられた状況で測位が行われた場合、図3(c)に示すように、取得された緯度経度情報に基づいて現在位置(ウィーン)が特定され、当該現在位置における夏時間実施情報(実施あり)及び受信可能標準電波が設定される。また、これにより、緯度情報が保持されて位置情報が「あり」に設定される。即ち、この状況では、ホーム位置における地方時設定と世界時計位置における地方時設定の何れもが実際に取得された位置情報に基づいてなされていることになる。
なお、ここでは、現在位置における地方時設定が取得された場合、新たな設定により古い設定が上書き更新されるが、所定数個記憶させておき、以前のものを呼び出すことが可能とされても良い。
従って、ホーム位置及び世界時計位置は、何れもタイムゾーンの情報に基づくものか又は実際に取得された位置情報に基づくものかで変化し得る。このアナログ電子時計1では、りゅうずC1の操作によりホーム位置又は世界時計位置のタイムゾーン変更状態に移行した状態において、それぞれホーム位置及び世界時計位置が取得された位置情報に基づいてなされているか否かを機能針66が上述の「P」又は「N」指し示すことで明示する。
図4は、本実施形態のアナログ電子時計1において実行されるタイムゾーン設定変更処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
このタイムゾーン設定変更処理は、通常の日時表示状態において、りゅうずC1を1段階又は2段階引き出すタイムゾーンの選択設定状態への移行操作がなされたことが検出されることで開始される。CPU41は、ホーム位置設定モードであるか否かを判別する(ステップS101)。具体的には、CPU41は、りゅうずC1が2段階引き出されているか否かを判別する。ホーム位置設定モードであると判別された場合には(ステップS101で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針61(複数の指針61〜68のうちの少なくとも一部)に現在のホーム位置に対応するタイムゾーンに当たる都市を指し示させることで、タイムゾーンの表示を行わせる(ステップS102)。
CPU41は、ホーム位置情報が地方時設定情報43cにおいて設定されているか否かを判別する(ステップS103)。判別の結果(地方時判別結果)、設定されていると判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、機能針66(複数の指針61〜68のうちの少なくとも一部、タイムゾーンの表示を行わせる指針とは異なる指針)に標識「P」を指し示させる(ステップS104)。それから、CPU41の処理は、ステップS121に移行する。設定されていないと判別された場合には(ステップS103で“NO”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、機能針66に標識「N」を指し示させる(ステップS105)。それから、CPU41の処理は、ステップS121に移行する。
ステップS101の判別処理で、ホーム位置設定モードではないと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、CPU41は、世界時計の位置設定モードであるか否かを判別する(ステップS111)。世界時計の位置設定モードである、即ち、りゅうずC1が1段階引き出された状況であると判別された場合には(ステップS111で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、秒針61に世界時計のタイムゾーンとして定められている値に対応する都市標識を秒針61に指し示させる(ステップS112)。世界時計の位置設定モードではないと判別された場合には(ステップS111で“NO”)、CPU41は、その他の対応する処理を実行する。
ステップS112の処理が終了すると、CPU41は、世界時計表示に係る位置情報が地方時設定情報43cに設定保持されているか否かを判別する(ステップS113)。保持されていると判別された場合には(ステップS113で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS104に移行する、保持されていないと判別された場合には(ステップS113で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS105の処理に移行する。
ステップS121の処理に移行すると、CPU41は、りゅうずC1の回転操作がなされたか否かを判別する(ステップS121)。回転操作がなされたと判別された場合には(ステップS121で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、回転方向に応じた都市の標識位置に秒針61を移動させる(ステップS122)。また、CPU41は、地方時設定情報43cにおけるタイムゾーンの設定を変更する(ステップS123)。このとき、CPU41は、計数している地方時の修正を行い、駆動回路51に制御信号を出力して当該変更されたタイムゾーンに応じた地方時に表示時刻を修正させることが出来る。或いは、地方時の修正は、後述のステップS126の判別処理でりゅうずC1の戻し操作が検出されたと判別されてから行われても良い。更に、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力して機能針66に標識「N」を指し示させる(ステップS124)。それから、CPU41の処理は、ステップS125に移行する。回転操作がなされていないと判別された場合には(ステップS121で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS125に移行する。
ステップS125の処理に移行すると、CPU41は、押しボタンスイッチB4が押下されたか否かを判別する(ステップS125)。押下されたと判別された場合には(ステップS125で“YES”)、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力し、機能針66に所定時間DST設定に係る「AUTO」、「DST」、又は「STD」の何れかを所定時間指し示させた後、指し示されていた標識「P」又は「N」の何れかの位置に戻す(ステップS126)。それから、CPU41の処理は、ステップS126に移行する。押しボタンスイッチB4が押下されていないと判別された場合には(ステップS125で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS127に移行する。
ステップS127の処理に移行すると、CPU41は、りゅうずC1を初期位置に押し戻す操作(タイムゾーンの選択設定状態の終了操作)が検出されたか否かを判別する(ステップS127)。押し戻し操作が検出されていないと判別された場合には(ステップS127で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS121に戻る。押し戻し操作が検出されたと判別された場合には(ステップS127で“YES”)、CPU41は、タイムゾーン設定変更処理を終了する。
図5は、アナログ電子時計1で実行される(a)地方時位置入替処理及び(b)ホーム位置取得処理のCPU41による制御手順をそれぞれ示すフローチャートである。
地方時位置入替処理は、通常の日時表示状態において押しボタンスイッチB4が所定時間押下されたことを検出することで開始される。地方時位置入替処理が開始されると、図5(a)に示すように、CPU41は、地方時設定情報43cで記憶されているホーム位置の設定と世界時計位置の設定を入れ換えて更新する(ステップS151)。
CPU41は、入れ替えられた設定に基づいてそれぞれの地方時を修正する(ステップS152)。CPU41は、駆動回路51に制御信号を送り、指針61〜65、67、68を移動させて、ホーム位置の時刻と世界時計位置の時刻を入れ替える。或いは、このときCPU41は、秒針61にホーム位置及び世界時計位置のそれぞれ属するタイムゾーンに応じた都市標識を所定時間ずつ順番に指し示させても良い。その後、CPU41は、地方時位置入替処理を終了する。
ホーム位置取得処理は、ユーザによる操作部47への所定の入力操作に基づいて、或いは、所定の条件を満たした場合に自動で起動される。所定の条件としては、例えば、ホーム位置のタイムゾーン設定が変更された場合や、機内モードが解除された場合などを定めることが出来る。
ホーム位置取得処理が開始されると、図5(b)に示すように、CPU41は、衛星電波受信処理部48を起動して測位衛星からの電波受信を受信させて測位を行わせ、測位データを取得する(ステップS201)。ここで取得される測位データには、現在位置の情報に加えて、時差マップ48c、時差情報48d及び夏時間情報48eに基づいて得られたタイムゾーンの情報及び夏時間実施ルールが含まれる。
CPU41は、測位に成功したか否かを判別する(ステップS202)。測位に成功しなかったと判別された場合には(ステップS202で“NO”)、CPU41は、ホーム位置取得処理を終了する。測位に成功したと判別された場合には(ステップS202で“YES”)、CPU41は、当該取得された測位データをホーム位置情報として地方時設定情報43cを更新する(ステップS203)。
CPU41は、併せて取得された地方時により計時回路46の計数する日時を修正する(ステップS204)。ホーム位置の地方時と世界時計位置の地方時とが連動して計数されている場合には、このときに世界時計位置の地方時も修正される。また、CPU41は、駆動回路51に制御信号を出力して、表示時刻を修正させる。そして、CPU41は、ホーム位置取得処理を終了する。
図6は、アナログ電子時計1における世界時計位置設定時の表示例を示す図である。また、図7は、アナログ電子時計1におけるホーム位置設定時の表示例を示す図である。
上述のように、ホーム位置であるグアム島(UTC+10)における地方時6日3時9分(UTCで5日17時9分)に、世界時計位置としてタイムゾーン(UTC+1)が設定された状態で世界時計位置変更モードに移行すると、図6(a)に示すように、分針62、時針63及び24時間針64によりホーム都市における現在時刻6日3時9分が表示され、小分針67及び小時針68により(UTC+1)のタイムゾーンにおける時刻18時9分が表示される。また、秒針61が都市標識「PAR」(パリ)を指示することで世界時計位置のタイムゾーンが(UTC+1)であることが示されると共に、機能針66により世界時計位置の位置情報が保持されていない(タイムゾーンのみの設定である)ことを示す標識「N」が指示される。
グアム島では、夏時間を実施していないので、表示されている地方時6日3時9分は、標準時間によるものである。また、上述のように、世界時計位置に係る位置情報が取得されていない場合には、DST設定が「AUTO」において、世界時計として標準時間における夏時間が表示される。
ここで、一度世界時計位置設定が終了されて、ホーム位置と世界時計位置の入れ替えが行われた後に再度世界時計位置設定に移行すると、図6(b)に示すように、分針62、時針63及び24時間針64によりホーム位置としての(UTC+1)での時刻5日18時9分が表示され、小分針67及び小時針68により世界時計位置としてのグアム島の時刻3時9分が表示される。また、このとき、秒針61が都市標識「SYD」を指し示すと共に、機能針66が標識「P」を指し示すことで、世界時計位置の位置情報(グアム島)が取得されており、当該位置がタイムゾーン(UTC+10)に属することが示される。
一方、この状態でホーム位置変更モードに移行すると、図7(a)に示すように、機能針66が都市標識「PAR」を指し示すと共に機能針66が標識「N」を指し示すことで、ホーム位置がタイムゾーン(UTC+1)に属する一方、このホーム位置の位置情報が保持されていないことが示される。
この後、測位衛星からの電波を受信して測位が行われると、図7(b)に示すように、ホーム位置であるウィーンの情報が取得されて、ホーム位置変更モードにおいて機能針66が標識「P」を指し示し、ホーム位置の情報が保持されていることが示される。このとき、ウィーンにおいて夏時間が実施されている期間中(3月最終日曜のUTC1時から10月最終日曜のUTC1時まで)の場合には、当該ウィーンの地方時として夏時間が適用され、標準時間よりも一時間進んだ時刻として時針63、分針62及び24時間針64により5日19時9分が指し示される。
以上のように、本実施形態のアナログ電子時計1は、回動(回転動作)可能な複数の指針61〜68と、世界の各地におけるタイムゾーンと夏時間実施情報とからなる地方時設定を記憶する時差マップ48c、時差情報48d及び夏時間情報48eと、現在位置を取得する衛星電波受信処理部48の受信部48a及び制御部48bと、地方時を計数する計時回路46と、CPU41とを備える。CPU41は、複数の指針61〜68を回動させる指針動作制御手段、取得された現在位置に応じた地方時設定を時差マップ48c、時差情報48d及び夏時間情報48eから読み出して取得する地方時設定取得手段、及びタイムゾーンを選択設定するタイムゾーン設定手段として機能する。
計時回路46は、地方時設定取得手段としてのCPU41による地方時設定の取得と、タイムゾーン設定手段としてのCPU41によるタイムゾーンの選択設定とのうち、より直近になされたものに基づいて地方時を計数し、指針動作制御手段としてのCPU41は、計数されている地方時が現在位置に応じて取得された地方時設定に基づくものであるか否かに係る地方時判別結果に基づく表示を複数の指針61〜68のうちの少なくとも一部である機能針66により行わせる。
このように、実際に計測された現在位置に応じた地方時設定に基づく地方時の計数と、定められたタイムゾーン設定に基づく地方時の計数とが併用される場合に、アナログ電子時計1で何れにより地方時の計数がなされているかを容易にユーザが知得可能に表示を行わせることで、現在位置に応じた適切な夏時間の適用された地方時が得られているか否かをユーザが容易に知得することが出来る。
また、指針動作制御手段としてのCPU41は、計時回路46により計数されている地方時が属するタイムゾーンの表示を複数の指針61〜68のうちの少なくとも一部である秒針61により行わせるので、ユーザは、計数されている日時がどのタイムゾーンにおけるものであるかを容易に知得して、タイムゾーンの選択設定の変更を行ったり、現在位置に応じた夏時間分の補正を行う必要があるか否かを判断したりすることが出来る。
また、指針動作制御手段としてのCPU41は、地方時判別結果に基づく表示とタイムゾーンの表示とを異なる指針により同時に行わせるので、タイムゾーン設定の必要有無及び現在地における夏時間の適用有無についてユーザが効率良く情報を手に入れて対応することが出来る。
また、ユーザ操作を受け付ける操作部47を備え、計時回路46は、ホーム位置における地方時と世界時計位置における地方時とをそれぞれ計数し、指針動作制御手段としてのCPU41は、ホーム位置における地方時と世界時計位置における地方時の各々についてなされた地方時設定の取得及び/又はタイムゾーンの選択設定にそれぞれ応じて現在位置における地方時設定に基づく日時が計数されているか否かを機能針66により表示させる。
従って、ユーザがホーム位置設定と世界時計位置設定に関し、現在位置情報がそれぞれ取得されているか否かをユーザが完全に記憶していなくても容易に確認することが出来る。
また、操作部47への所定の入力操作に応じてホーム位置における地方時に係る地方時設定と世界時計位置における地方時に係る地方時設定とを入れ替えることが出来るので、特定の目的地との間で往復する出張などの旅行時に容易に現在位置を反映して地方時の表示を行わせることが出来る。また、このときにホーム位置について取得されている現在位置に係る地方時設定が消去されずに保持されるので、旅先でも元のホーム位置における正確な地方時を計数させることが出来る。
また、現在位置の取得は、衛星電波受信処理部48が測位衛星からの電波を受信する受信部48aと、受信された測位衛星からの電波に基づいて現在位置を算出する制御部48bと、を備えることで行われる。従って、衛星電波が受信可能な屋外や窓際などであれば、世界の何れの地域であっても確実に正確な現在位置を取得することが出来るので、適切な地方時設定を容易に得ることが出来る。
また、地方時設定取得手段としてのCPU41は、衛星電波受信処理部48の制御部48bにより算出された現在位置が取得された場合には、ホーム位置における地方時に係る地方時設定を当該取得された現在位置に応じて更新するので、ホーム位置の設定として、現在位置が取得されるまではユーザ設定に応じて暫定で行わせると共に、現在位置が取得され次第、正確な取得情報に基づいて正確な地方時の表示を行わせることが出来る。
また、タイムゾーン設定手段としてのCPU41は、操作部47により受け付けられた操作内容に応じてタイムゾーンの選択設定を行い、操作部47は、ホーム位置における地方時に係るタイムゾーンの選択設定状態への移行操作及び当該選択設定状態の終了操作と、世界時計位置における地方時に係るタイムゾーンの選択設定状態への移行操作及び当該選択設定状態の終了操作とをりゅうずC1の引き出し及び押し戻し動作により受け付け、指針動作制御手段としてのCPU41は、りゅうずC1の2段階引き出しによるホーム位置における地方時に係るタイムゾーンの選択設定状態において当該ホーム位置における地方時に係る地方時判別結果に基づく表示を行わせ、りゅうずC1の1段階引き出しによる世界時計位置における地方時に係るタイムゾーンの選択設定状態において当該世界時計位置における地方時に係る地方時判別結果に基づく表示を行わせる。
即ち、タイムゾーン設定に係る操作と共通化することで、表示に係る動作を不要に増やさず簡略化するとともに、現在の設定に問題がある場合に容易且つ即座に修正を行わせる動作を行うことが出来る。従って、その状態で最も適切な地方時の計数、表示に係る設定をユーザに速やかに判断させ、また、行わせることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、現在位置情報の有無によって単に標識「P」又は「N」を指し示すこととさせたが、現在位置情報がある場合には、当該現在位置に応じた緯度を機能針66に指し示させても良い。
図8は、現在位置情報が保持されている場合のホーム位置設定時の他の表示例を示す図である。
このように、機能針66が緯度(北緯13度)を指し示すことで、現在位置情報が保持され、この保持されている現在位置がグアム島であることが示されている。このような表示により、同一タイムゾーン内で複数の位置間を移動する場合などに、どの位置情報が保持されているかをユーザが知得することが出来る。また、この場合には、現在位置が無い場合の標識だけが設けられていれば良いので、標識「P」がなく、標識「N」に対応する標識「NP」のみが設けられている。
また、上記実施の形態では、ホーム位置の時刻と世界時計の時刻とを同時に表示可能なアナログ電子時計を例に挙げて説明したが、何れかの表示を選択的に切り替えるアナログ電子時計であっても良い。或いは、ホーム位置の時刻表示のみが行われる電子時計であっても良い。その他、指針の本数、配置や用途などは任意に定められる。
また、上記実施の形態では、時差情報48d及び夏時間情報48eが衛星電波受信処理部48に保持され、都市時差情報42bがROM42に保持されたが、これに限られず、例えば、まとめてROM42に保持されても良い。この場合には、CPU41は、例えば、衛星電波受信処理部48からUTC日時を取得して設定された都市(タイムゾーン)に応じた地方時を算出すれば良い。
また、上記実施の形態では、衛星電波受信処理部48が受信した測位衛星からの電波に基づく測位によって現在位置を取得したが、その他の方法、例えば、ユーザが手動操作で緯度経度の概略値を入力しても良い。この場合、ホーム位置だけではなく、世界時計位置を手動操作で入力することも可能である。
また、上記実施の形態では、ホーム位置設定モード及び世界時計位置設定モードにおいて、併せてそれぞれホーム位置及び世界時計位置に係る現在位置の有無を表示させることとしたが、その他の動作モードで現在位置の有無を表示させても良い。また、その場合、タイムゾーンを示す表示と必ずしも同時に行われなくても良い。
また、上記実施の形態では、ホーム位置と世界時計位置を入れ替え可能としたが、独立に各々設定されるだけであっても良い。この場合、世界時計として現在位置に基づく設定がなされ得ない場合には、ホーム位置に係る現在位置の取得有無のみが表示可能であっても良い。
また、上記実施の形態では、タイムゾーン設定変更処理においてりゅうずC1の回転操作に応じて即座にタイムゾーンの設定変更を行ったが、りゅうずC1の回転操作がなされても、りゅうずC1が押し戻されて他のタイムゾーンへの変更が確定した場合にのみタイムゾーンを変更させても良い。或いは、りゅうずC1が押し戻されたタイミングで最終的にタイムゾーンの変更が1回だけ行われる場合であっても、タイムゾーンを変更せずに異なる夏時間実施ルールの地域に移動した場合などにおいて、夏時間実施ルールのみを解除させたい場合もあり得る。そこで、例えば、最終的に同一のタイムゾーンに戻っていても処理中に一度以上りゅうずの操作がなされた場合には、タイムゾーンの設定を更新して地方時設定よりも優先して利用させることとしても良い。
その他、アナログ電子時計1の構成、構造や制御の内容、手順、及び表示の態様など、具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
回動可能な複数の指針と、
当該複数の指針を回動させる指針動作制御手段と、
世界の各地におけるタイムゾーンと夏時間実施情報とを含む地方時設定を記憶する地方時設定記憶手段と、
現在位置を取得する現在位置取得手段と、
前記取得された現在位置に応じた地方時設定を前記地方時設定記憶手段から読み出して取得する地方時設定取得手段と、
タイムゾーンを選択設定するタイムゾーン設定手段と、
地方時を計数する計時手段と、
を備え、
前記計時手段は、前記地方時設定取得手段による地方時設定の取得と、前記タイムゾーン設定手段によるタイムゾーンの選択設定とのうち、より直近になされたものに基づいて地方時を計数し、
前記指針動作制御手段は、計数されている地方時が現在位置に応じて取得された地方時設定に基づくものであるか否かに係る地方時判別結果に基づく表示を前記複数の指針のうちの少なくとも一部により行わせる
ことを特徴とするアナログ電子時計。
<請求項2>
前記指針動作制御手段は、前記計時手段により計数されている地方時が属するタイムゾーンの表示を前記複数の指針のうちの少なくとも一部により行わせることを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
<請求項3>
前記指針動作制御手段は、前記地方時判別結果に基づく表示と前記タイムゾーンの表示とを異なる指針により同時に行わせることを特徴とする請求項2記載のアナログ電子時計。
<請求項4>
ユーザ操作を受け付ける操作受付手段を備え、
前記計時手段は、第1地方時と第2地方時とをそれぞれ計数し、
前記指針動作制御手段は、前記第1地方時と前記第2地方時の各々についてなされた地方時設定の取得及びタイムゾーンの選択設定にそれぞれ応じて前記地方時判別結果に基づく表示を行わせる
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアナログ電子時計。
<請求項5>
前記操作受付手段への所定の入力操作に応じて前記第1地方時に係る地方時設定と前記第2地方時に係る地方時設定とを入れ替える設定入替手段を備えることを特徴とする請求項4記載のアナログ電子時計。
<請求項6>
前記現在位置取得手段は、
測位衛星からの電波を受信する衛星電波受信手段と、
受信された前記測位衛星からの電波に基づいて現在位置を算出する測位手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアナログ電子時計。
<請求項7>
前記現在位置取得手段は、
測位衛星からの電波を受信する衛星電波受信手段と、
受信された前記測位衛星からの電波に基づいて現在位置を算出する測位手段と、
を備え、
前記地方時設定取得手段は、前記測位手段により算出された現在位置が取得された場合には、前記第1地方時に係る地方時設定を当該取得された現在位置に応じて更新する
ことを特徴とする請求項4又は5記載のアナログ電子時計。
<請求項8>
前記タイムゾーン設定手段は、前記操作受付手段により受け付けられた操作内容に応じて前記タイムゾーンの選択設定を行い、
前記操作受付手段は、前記第1地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態への移行操作及び当該選択設定状態の終了操作と、前記第2地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態への移行操作及び当該選択設定状態の終了操作とを受け付け、
前記指針動作制御手段は、前記第1地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態において当該第1地方時に係る前記地方時判別結果に基づく表示を行わせ、前記第2地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態において当該第2地方時に係る前記地方時判別結果に基づく表示を行わせる
ことを特徴とする請求項4、5、7の何れか一項に記載のアナログ電子時計。
1 アナログ電子時計
2 ケーシング
3 文字盤
4 小窓
5 エリア
6 小窓
7 開口部
41 CPU
42 ROM
42a プログラム
42b 都市時差情報
43 RAM
43a 都市ユーザ修正データ
43b 地図ユーザ修正データ
43c 地方時設定情報
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 操作部
48 衛星電波受信処理部
48a 受信部
48b 制御部
48c 時差マップ
48d 時差情報
48e 夏時間情報
49 アンテナ
51 駆動回路
52 電源部
61 秒針
62 分針
63 時針
64 24時間針
65 日車
66 機能針
67 小分針
68 小時針
71〜75 輪列機構
81〜85 ステッピングモータ
B1〜B4 押しボタンスイッチ
C1 りゅうず

Claims (8)

  1. 回動可能な複数の指針と、
    当該複数の指針を回動させる指針動作制御手段と、
    世界の各地におけるタイムゾーンと夏時間実施情報とを含む地方時設定を記憶する地方時設定記憶手段と、
    現在位置を取得する現在位置取得手段と、
    前記取得された現在位置に応じた地方時設定を前記地方時設定記憶手段から読み出して取得する地方時設定取得手段と、
    タイムゾーンを選択設定するタイムゾーン設定手段と、
    地方時を計数する計時手段と、
    を備え、
    前記計時手段は、前記地方時設定取得手段による地方時設定の取得と、前記タイムゾーン設定手段によるタイムゾーンの選択設定とのうち、より直近になされたものに基づいて地方時を計数し、
    前記指針動作制御手段は、計数されている地方時が現在位置に応じて取得された地方時設定に基づくものであるか否かに係る地方時判別結果に基づく表示を前記複数の指針のうちの少なくとも一部により行わせる
    ことを特徴とするアナログ電子時計。
  2. 前記指針動作制御手段は、前記計時手段により計数されている地方時が属するタイムゾーンの表示を前記複数の指針のうちの少なくとも一部により行わせることを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  3. 前記指針動作制御手段は、前記地方時判別結果に基づく表示と前記タイムゾーンの表示とを異なる指針により同時に行わせることを特徴とする請求項2記載のアナログ電子時計。
  4. ユーザ操作を受け付ける操作受付手段を備え、
    前記計時手段は、第1地方時と第2地方時とをそれぞれ計数し、
    前記指針動作制御手段は、前記第1地方時と前記第2地方時の各々についてなされた地方時設定の取得及びタイムゾーンの選択設定にそれぞれ応じて前記地方時判別結果に基づく表示を行わせる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアナログ電子時計。
  5. 前記操作受付手段への所定の入力操作に応じて前記第1地方時に係る地方時設定と前記第2地方時に係る地方時設定とを入れ替える設定入替手段を備えることを特徴とする請求項4記載のアナログ電子時計。
  6. 前記現在位置取得手段は、
    測位衛星からの電波を受信する衛星電波受信手段と、
    受信された前記測位衛星からの電波に基づいて現在位置を算出する測位手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアナログ電子時計。
  7. 前記現在位置取得手段は、
    測位衛星からの電波を受信する衛星電波受信手段と、
    受信された前記測位衛星からの電波に基づいて現在位置を算出する測位手段と、
    を備え、
    前記地方時設定取得手段は、前記測位手段により算出された現在位置が取得された場合には、前記第1地方時に係る地方時設定を当該取得された現在位置に応じて更新する
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のアナログ電子時計。
  8. 前記タイムゾーン設定手段は、前記操作受付手段により受け付けられた操作内容に応じて前記タイムゾーンの選択設定を行い、
    前記操作受付手段は、前記第1地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態への移行操作及び当該選択設定状態の終了操作と、前記第2地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態への移行操作及び当該選択設定状態の終了操作とを受け付け、
    前記指針動作制御手段は、前記第1地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態において当該第1地方時に係る前記地方時判別結果に基づく表示を行わせ、前記第2地方時に係る前記タイムゾーンの選択設定状態において当該第2地方時に係る前記地方時判別結果に基づく表示を行わせる
    ことを特徴とする請求項4、5、7の何れか一項に記載のアナログ電子時計。
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