JP6035986B2 - マグネットスクリーン装置 - Google Patents
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しかし、このようなスクリーンを凹曲黒板に取付けようとすると、平面視において凹曲する黒板表面に、円筒形状の巻き取り手段から引き延ばされた平面状のスクリーンを磁着させることとなるため、スクリーンの左右中央部ほど黒板表面との間の前後のギャップが大きくなり、その分収納部から黒板表面までの距離が大きくなってスクリーン面が上方に引っ張られることになる。これによって正面から見てスクリーン面が歪んだり、スクリーン面に皺や弛みが生じたりして、スクリーン面の平面性を保つことが困難であった。
このため、凹曲黒板に対して使用するときは、シートの繰出方向を横方向として使用することで、凹曲黒板にも皺や弛みを生じることなく使用することができる。
しかし、このように横引き型として使用すると、スクリーンの設置は、設置角度の調整やスクリーンの展張作業が難しく、特にサイズの大きなスクリーンとなると、一人で適切に設置することはほぼ不可能であり、かえってスクリーン面に皺や弛みを生じさせるものとなっていた。
また、スクリーンシートと同様に、違和感なく巻取ロールに巻き取ることができるため、特別な筺体や巻取ロールを用いる必要がなく、製造コストを低廉化することもでき、また、巻取状態におけるスクリーンシートへの負担もなく、スクリーンシートの耐久性を高く維持することができる。
さらに、前記連結部材を上下に延びる複数の帯体としてなると、帯体の伸縮性や取付位置を調整することで、設置する曲面に合わせた設計を行なうことができる。
ここで、マグネットスクリーン装置1は、映写用のスクリーンとして使用するものであるが、これに限定されず、例えば電子黒板やホワイトボードとしても使用することができる。また、貼り付ける面の形状は、図1に示すような凹曲する面に限らず、平坦面や凸曲する面であってもよい。
また、スクリーンシート2の先端側には、スクリーンシート2の繰出し及び巻取りをスムーズに行なうための細長い下端バー6が設けられている。この下端バー6には、後面側に貼着可能な磁石が設けられ、展張時には、この磁石の磁力によって黒板等に貼り付いた状態で保持される。さらに、下端バー6は縦断面視を縦長の長方形状として、上下方向には撓まず、前後方向(水平方向)には凹曲黒板Bの曲面に合わせて撓むように形成されている。
このスクリーンシート2は、巻取ロール4によって筺体3内に巻き取られることで収納される。
筺体3の後面の左右両端には、取付部3aが設けられており、この取付部3aを凹曲黒板Bの上桟枠Baに螺子で固定することで、マグネットスクリーン装置1が凹曲黒板Bに取り付けられる。
巻取ロール4には、連結部材5及び連結部材5の下端に連接されたスクリーンシート2が巻き取られている。
連結部材5は、スクリーンシート2と下端バー6とが連結部材5によって吊り下げた状態ではあまり伸長しないが、スクリーンシート2を凹曲黒板Bに磁着させるときには引張力に応じて伸長する。この連結部材5は伸縮性を有するものであればよいが、左右方向における中央に近づくに従って伸縮性が高くなる(よく伸びる/弾性率が低い)ものが好ましい。なぜなら、図3に示すように、凹曲黒板Bにマグネットスクリーン装置1を取り付けた場合における凹曲黒板Bと巻取ロール4との隙間(ギャップ)は、左右両端では狭いものの中央では比較的広くなっており、この中央における隙間を、連結部材5の伸びで吸収する必要があるためである。
なお、連結部材5の素材は、特に限定されないが、シートそのものに伸縮性を有するものや紐状体を編み込んだもの、編み物自体からなるものであってもよい。
また、連結部材5の前面側にもスクリーン面を有するものであってもよく、この構成によれば、凹曲しない黒板等では、スクリーン面を出来る限り広く利用することができるものとなる。
スクリーンシート2の繰出し又は巻取りを行なうには、この下端バー6を磁着していない状態で操作することで、スクリーンシート2に皺や弛みが生じないようにスムーズに操作することができる。
なお、下端バー6には、黒板等への磁着を解除するための解除手段を設けてもよく、例えば左右両端に押圧式の解除ボタンを設けることで取外しをより簡易に行い得るものとしてもよい。
次に筺体3の下側に位置する下端バー6を引き下げて、スクリーンシート2及び連結部材5を繰り出し、全てを引出した状態である、第1繰出位置で巻取ロール4の回転をロックさせた状態で、下端バー6を凹曲黒板Bに磁着させる。
最後にスクリーンシート2を凹曲黒板Bに押し当ててスクリーンシート2全面を磁着させ、スクリーンとして使用可能な状態となる。
また、連結部材の他の例としては、スリットを斜め方向や横方向に設けたものや、複数の帯体を水平方向に配置したものであってもよい。
また、取付部については、黒板等の既設の設備に固定するものでなくてもよく、例えば、取付対象に左右方向にのびるレール部材を固定し、このレールにスライド可能に取付部を係合させてなるものとすると、マグネットスクリーン装置をレール部材の範囲内で移動させることができ、設置場所をより自由に設定することができる。
さらに、スクリーンシートの上端、又は連結部材の下端に、細長い保形用のバーを水平に設けて、スクリーンシートの上端部の歪みを防止するものとしてもよい。
2 スクリーンシート
2a スクリーン面
3 筺体
3a 取付部
4 巻取ロール
5 連結部材
6 下端バー
B 凹曲黒板
Ba 上桟枠
Claims (5)
- 前面側にスクリーン面を有するとともに、後面側に磁力を有するスクリーンシートと、
該スクリーンシートを巻き取る巻取ロールと、
前記スクリーンシートと前記巻取ロールとの間に介装され、伸縮性を有する連結部材とを備え、前記連結部材が、前記スクリーンシートと略同一の左右幅寸法を有するシート状であるか、又は上下に延びる複数の帯体よりなることを特徴とするマグネットスクリーン装置。 - 前面側にスクリーン面を有するとともに、後面側に磁力を有するスクリーンシートと、
該スクリーンシートを巻き取る巻取ロールと、
前記スクリーンシートと前記巻取ロールとの間に介装され、伸縮性を有する連結部材とを備え、前記連結部材が、前記スクリーンシートと略同一の左右幅寸法を有するシート状であって、設置状態の上下に延びる複数のスリットを設けてなることを特徴とするマグネットスクリーン装置。 - 左右方向における中央に近づくに従って、前記連結部材の伸縮性が高くなるものとしてなる請求項1又は2記載のマグネットスクリーン装置。
- 前記巻取ロールを、前記スクリーンシート及び前記連結部材の全てを繰り出した第一繰出位置と、前記連結部材のみを巻き取った第二繰出位置とで解除可能に固定するロック手段を有してなる請求項1〜3のいずれか1項記載のマグネットスクリーン装置。
- 前記スクリーンシートの下端部に、少なくとも前後方向の可撓性を有すると共に、後面側に磁力を有する下端バーを設けてなる請求項1〜4のいずれか1項記載のマグネットスクリーン装置。
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