JP2015217642A - 黒板装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映写スクリーンのカールの発生を防止できる黒板装置を提供する。【解決手段】表面側が磁性金属材からなる黒板1の上下端部にガイドレール3,4が設けられ、上下両ガイドレール3,4には、スクリーン収納用スライド枠5の上下端部がスライド可能に取り付けられ、スクリーン収納用スライド枠5には、一端部が黒板1表面の所要部に固定される映写スクリーン7の他端部をバネ8の付勢力で巻き取り収納する巻取軸9と、バネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出される映写スクリーン7の裏面側を黒板1の表面に近接させるように案内するガイドローラ10とが設けられ、映写スクリーン7は、表面側のスクリーン生地11と、スクリーン生地11の裏面に貼着されたマグネットシート12とからなり、巻取軸9に対し、映写スクリーン7の表面側スクリーン生地11が外向きに配され、裏面側マグネットシート12が内向きに配されて巻き取られる。【選択図】図2

Description

本発明は、黒板に映写スクリーンを設置した黒板装置に関する。
本発明の出願人は、以前に、既存黒板に映写スクリーンを横方向に貼り付けて使用できるようにした黒板装置を提供している(特許文献1)。この黒板装置は、表面側が磁性金属材からなる黒板の上下端部に夫々ガイドレールを設け、上下両ガイドレールには、スクリーン収納用スライド枠の上下端部をスライド可能に取り付け、スクリーン収納用スライド枠には、一端部が黒板表面の所要部に固定される映写スクリーンの他端部をバネの付勢力で巻き取り収納するようにした巻取軸を設けたものである。そして、使用時には、映写スクリーンの一端部を黒板表面の所要部に固定させた状態で、スクリーン収納用スライド枠をガイドレールに沿って離れる方向にスライドさせることにより、映写スクリーンを巻取軸から引き出して黒板表面に磁着させればよく、従って黒板の形が平面や曲面や半曲面のいずれであっても、それらの黒板に対応して簡単に張り付けることができる。
特開2014−58135号公報
しかしながら、上記黒板装置には次のような課題があり、この課題について図5を参照して説明する。
図5の(a) において、21は表面側が磁性金属材からなる黒板、22はスクリーン収納用スライド枠で、このスライド枠22には、一端部が黒板表面21aの所要部に固定される映写スクリーン23の他端部側を図示しないバネの付勢力で巻き取り収納するようにした巻取軸24が設けてある。この映写スクリーン23は、同図の(b) に示すように、表面側のスクリーン生地25と、このスクリーン生地25の裏面に貼着されたマグネットシート26とからなるもので、スクリーン生地25は、例えば塩化ビニルからなる支持体の表面側にフッ素フィルムを積層したものからなり、またマグネットシート26は、磁性粉末を含有する合成ゴムシートからなる。
図5の(c) は、図5の(a) のV−V線断面を上下幅方向断面として表した図面であり、映写スクリーン23が巻取軸24から引き出されて黒板表面21aに磁着された状態を示している。この図から分かるように、映写スクリーン23の幅方向に沿う上下両端部23a,23aが表側へ反り返った状態のカール(巻き皺)を形成している。このようなカールの発生要因としては、映写スクリーン23が非使用時は巻取軸24に巻き取られた状態にあるため、その巻き癖によるものであったり、あるいは映写スクリーン23のスクリーン生地25に形成される反射層の積層量によるものなどが考えられるが、何れにしても、このようなカールは、スクリーン表面の平面性を損なうもので、映写時に明るさムラなどを発生することになる。
本発明者は、上記のようにスクリーン表面の平面性を損なうカールの実態を、更に鋭意検討してみると、図5の(a) に示す黒板装置のスライド枠22に設けた巻取軸24では、同図の(d) に示すように、映写スクリーン23のスクリーン生地25が内向きに配され、このスクリーン生地25の裏面にあるマグネットシート26が外向きに配されて巻取軸24に巻き取られることから、映写スクリーン23のスクリーン生地25側が矢印イに示す方向に収縮力が働いて収縮し、マグネットシート26側では矢印ロで示す方向に伸張力が働いて伸びが生じることになり、そのため映写スクリーン23が黒板表面21aに沿って磁着される時に、この映写スクリーン23の開放端部である幅方向に沿う上下両端部23a,23aが表側へ反り返った状態のカールを形成するものと考えられる。
そこで、本発明は、巻取軸に対し、映写スクリーンの表面側スクリーン生地が外向きに配され、裏面側マグネットシートが内側に配されて巻き取られるようにすることにより、上記のようなカールの発生を防止できる黒板装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、表面側が磁性金属材からなる黒板1の上下端部又はその外側壁面に夫々ガイドレール3,4が設けられ、上下両ガイドレール3,4には、スクリーン収納用スライド枠5の上下端部がスライド可能に取り付けられ、スクリーン収納用スライド枠5には、一端部が黒板1表面の所要部に固定される映写スクリーン7の他端部をバネ8の付勢力で巻き取り収納する巻取軸9と、前記バネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出される映写スクリーン7の裏面側を黒板1の表面に近接させるように案内するガイドローラ10とが設けられ、前記映写スクリーン7は、表面側のスクリーン生地11と、このスクリーン生地11の裏面に貼着されたマグネットシート12とからなるもので、前記巻取軸9に対して、映写スクリーン7の表面側スクリーン生地11が外向きに配され、裏面側マグネットシート12が内向きに配されて巻き取られるようになっていることを特徴としている。
請求項2は、請求項1に記載の黒板装置において、前記映写スクリーン7の一端部7aは、黒板1の左右何れか一端部に固定されていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1に記載の黒板装置において、前記映写スクリーン7の一端部7aは、上下端部が前記上下両ガイドレール3,4にスライド可能に取り付けられたスクリーン引出端部保持用スライド枠20に保持されていることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の黒板装置において、前記スクリーン収納用スライド枠5には、このスライド枠5を所要スライド位置で黒板1上に固定するストッパー13が設けられていることを特徴とする。
請求項5は、請求項4に記載の黒板装置において、前記ストッパー13は、スクリーン収納用スライド枠5の先端側に配置されたストップバー14と、このストップバー14の一側部に取り付けられたマグネット15と、ストップバー14に取り付けられた回動操作用ハンドル16とからなるもので、前記ストップバー14は、前記マグネット15が黒板1の表面に当接する停止位置と、前記マグネット15が黒板1の表面から離間する停止解除位置とにわたって回動可能にスクリーン収納用スライド枠5に枢着されていることを特徴とする
請求項6は、請求項1〜5の何れかに記載の黒板装置において、黒板1の上端部に黒板1の曲面に対応する曲率の曲線状のガイドレール枠33が設けられ、これに取付支柱枠34を介してビデオプロジェクターVPが取り付けられて、該ビデオプロジェクターVPがスクリーン収納用スライド枠5の左右スライド動作から独立して左右に移動可能に設けられている。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の黒板装置によれば、映写スクリーン7は、巻取軸9に対し、表面側のスクリーン生地11が外向きに配され、裏面側マグネットシート12が内向きに配されて巻き取られているから、映写スクリーン7がコイルバネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出される時には、スクリーン生地11側が伸張し、マグネットシート12側が収縮することになり、このため映写スクリーン7の開放端部である幅方向両端部は、内側へ反り返った状態とはなっても、外側へ反り返ってカールを形成するようなことがなく、従って映写スクリーン7の幅方向両端部は、黒板1の表面材1b上に隙間なく密着した状態で磁着され、これによってスクリーン表面の平面性が維持され、映写時に明るさムラなどを発生するおそれがない。
請求項2に係る発明のように、映写スクリーン7の一端部7aを黒板1の左右何れか一端部に固定するようにすれば、映写スクリーン7の使用時にはスクリーン収納用スライド枠5のみスライドさせればよいから、操作が簡単となり、特に黒板1の左右何れか半分だけ映写スクリーン7を使用するような場合に便利で、映写スクリーン7の引き出しが容易となる。
請求項3に係る発明のように、映写スクリーン7の一端部7aをスクリーン引出端部保持用スライド枠20に保持させるようにすれば、映写スクリーン7を黒板1の左右長手方向のどの位置でも使用できる、つまり黒板の左側部分でも、右側部部でも、中央部分でも、また黒板の全域でも使用することができる。
請求項4に係る発明のように、スクリーン収納用スライド枠5には、このスライド枠5を所要スライド位置で黒板1上に固定するストッパー13を設けているから、このストッパー13でスクリーン収納用スライド枠5を固定することにより、映写スクリーン7の使用中にスクリーン収納用スライド枠5が不測に移動することがなく、また映写スクリーン7が巻取軸9に完全に巻き取られて、映写スクリーン7が黒板1の表面に磁着されていない状態でも、スクリーン収納用スライド枠5を黒板1表面の所要位置に固定できる。
請求項5に係る発明によれば、ストッパー13を構成する回転操作用ハンドル16を回転操作するだけでスクリーン収納用スライド枠5を所要位置に固定することができるから、ストッパー13の構造が簡単で、操作が簡単となる。
請求項6に係る発明によれば、黒板1の上端部に黒板1の曲面に対応する曲率の曲線状のガイドレール枠33が設けられ、これに取付支柱枠34を介してビデオプロジェクターVPが取り付けられて、スクリーン収納用スライド枠5の左右スライド動作から独立して左右に移動可能に設けられているため、スクリーン収納用スライド枠5によって引き出された映写スクリーン7の引き出し中央部位にビデオプロジェクターVPを持ちきたすことができ、映写スクリーン7の映写面が黒板1の曲面に対応する曲率となっていても、ビデオプロジェクターVPの映写焦点を映写スクリーン7に正確に合わせることができ、鮮明な映写が可能である。
(a) は本発明に係る黒板装置の一実施形態を示す正面図であり、(b) は平面図、(c) は右側面図である。 (a) は図1の(a) のX−X線拡大断面図、(b) は(a) のY−Y線拡大断面図、(c) は(a) の矢印Aで示す部分の拡大図、(d) は図1の(a) のW−W線拡大断面図である。 (a) は本発明に係る黒板装置の他の実施形態を示す正面図であり、(b) は平面図、(c) は右側面図である。 図3の(a) のZ−Z線拡大断面図である。 (a) は従来の黒板装置の作用を説明する、図2の(a) と同様な断面図、(b) は黒板表面に磁着された映写スクリーンの一部拡大断面図、(c) は(a) のV−V線断面図、(d) は(a) の矢印Bで示す部分の拡大図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、本発明に係る黒板装置の全体を示す図1及びその詳細を示す図2において、1は曲面状の黒板で、図2の(b) に示すように、黒板本体1aと、この黒板本体1aの表面側に貼着された鋼板(磁性金属材)製の表面材1bと、からなるもので、黒板1の上下側縁部には上下縁枠2a,2bが、左右側縁部には左右縁枠2c,2cが夫々取り付けられている。尚、図1の(a) 〜(c) において、31は黒板1の下端部に設けられた粉受け、32は黒板取付枠で、この黒板取付枠32を介して黒板1を建物壁面等に取り付けるようになっている。
黒板1の上下端部には、黒板1の曲面に対応する曲線状のガイドレール3,4が黒板1の全長にわたって取り付けられており、上下両ガイドレール3,4にはスクリーン収納用スライド枠5の上下端部が転動子6(図2の(d) 参照)を介してスライド可能に取り付けられている。このスクリーン収納用スライド枠5は、図2の(a) に示すように、枠本体5aと、これに取り付けられたカバー体5bとからなるもので、図1の(a) 及び図2の(d) に示すように、枠本体5aの上下端部に設けられたブラケット18,19に夫々複数の転動子6が軸着され、各転動子6が上下ガイドレール3,4に夫々スライド可能に嵌合され、それによってスクリーン収納用スライド枠5が上下両ガイドレール3,4に沿って横方向にスライドできるようになっている。尚、図2の(d) は上部ガイドレール3部分の断面構造を示し、下部ガイドレール4部分の断面構造は図示を省略している。
また図2の(a) に示すように、スクリーン収納用スライド枠5には、一端部7aが黒板1の一端部に固定される映写スクリーン7の他端部をコイルバネ8の付勢力によって巻き取り収納する巻取軸9と、前記コイルバネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出される映写スクリーン7の裏面側を黒板1の表面材1bに近接させるように案内するガイドローラ10とが設けられている。尚、このガイドローラ10は、上記のように映写スクリーン7の裏面側を黒板1の表面材1bに近接させると共に、映写スクリーン7の表面側が巻取軸9に対し外向きになるように案内するローラである。この実施形態の黒板装置では、映写スクリーン7は、図1の(a) ,(b) 及び図2の(a) に示すように、その一端部7aが、黒板1の表面材1bの左側端部で左側の縁枠2cに挟まれた状態で固定されている。
映写スクリーン7は、図2の(b) に示すように、表面側のスクリーン生地11と、このスクリーン生地11の裏面に貼着されたマグネットシート12とからなるもので、スクリーン生地11は、例えば塩化ビニルからなる支持体(図示せず)の表面側にフッ素フィルム(図示せず)を積層したものからなり、またマグネットシート12は、磁性粉末を含有する合成ゴムシートからなるものである。
そして、この映写スクリーン7を巻取軸9に巻き取るにあたり、図2の(c) に示すように、映写スクリーン7の表面側スクリーン生地11が巻取軸9に対して外向きに配され、裏面側マグネットシート12が巻取軸9に対して内向きに配されて巻き取られるようになっている。
前記スクリーン収納用スライド枠5には、このスライド枠5を、黒板1の表面材1b上の所要スライド位置で固定するストッパー13が設けられているから、このストッパー13でスクリーン収納用スライド枠5を固定することにより、映写スクリーン7の使用中にスクリーン収納用スライド枠5が不測に移動することがなく、また映写スクリーン7が巻取軸9に完全に巻き取られて、映写スクリーン7が黒板1の表面に磁着されていない状態でも、スクリーン収納用スライド枠5を黒板1の所要位置に固定することができる。
上記ストッパー13は、図1の(a) 及び図2の(a) に示すように、スクリーン収納用スライド枠5の先端側に配置された断面矩形状のストップバー14と、このストップバー14の一側部に取り付けられた帯板状のマグネット15と、前記ストップバー14に取り付けられた回動操作用ハンドル16とにより構成されるもので、前記ストップバー14は、前記マグネット15が黒板1の表面材1bに当接して磁着する停止位置(図2の(a) の実線図示位置)と、前記マグネット15が前記停止位置より90度回転して黒板1の表面材1bから離間する停止解除位置(同図の仮想線図示位置)とに亘って回動するようにヒンジ17によりスクリーン収納用スライド枠5に枢着されているから、回動操作用ハンドル16によってストップバー14を停止位置と停止解除位置とに容易に操作することができる。
また、図1の(a) 〜(c) に示すように、黒板1の上端部には、黒板1の曲面に対応する曲線状のガイドレール枠33が設けてあって、このガイドレール枠33に案内されて黒板長手方向に移動可能な取付支柱枠34に、ビデオプロジェクターVPが取り付けられている。従って、ビデオプロジェクターVPを黒板1の長手方向に移動させて任意の位置で黒板1の表面に投影することができる。また、ビデオプロジェクターVPがガイドレール枠33に沿って黒板長手方向に直接移動するから、最初に焦点距離を合わせておけば、任意の位置で停止させて、その停止位置で距離を合わせることなく映像を黒板1の表面に映すことができる。
以上図1及び図2によって説明した実施形態の黒板装置は、ビデオプロジェクターVP を例えば図1の(a) ,(b) の実線図示のように黒板1の左側上端部に停止させておくと、映写スクリーン7を黒板1の左側半分だけを使用する場合に、スクリーン収納用スライド枠5を図1の(a) の仮想線図示位置から同図の実線で示すような黒板1の長手方向中央位置までスライドさせればよい。尚、この実施形態では、映写スクリーン7の一端部7aを黒板1の左側の端部に固定しているが、右側の端部に固定してもよく、その場合、図2の(a) に示すスクリーン収納用スライド枠5の断面構造は左右逆向きの配置となり、そして映写スクリーン7を黒板1の右側半分だけ使用する場合に、ビデオプロジェクターVPを図1の(a) ,(b) の仮想線図示のように黒板1の右側上端部に停止させておいて、スクリーン収納用スライド枠5を黒板1の左側の端部から黒板1の中央位置までスライドさせればよい。
上記のように構成される黒板装置の作用について説明すると、先ず、映写スクリーン7を使用しない時は、スクリーン収納用スライド枠5を、図1の(a) の仮想線図示のように黒板1の左端に寄せておけば、黒板1はそのほぼ全面を使用することができる。尚、この時、ストッパー13は、そのストップバー14を図2の実線図示のような停止位置にセットしておく。
そして、ビデオプロジェクターVPを図1の(a) ,(b) の実線図示のように黒板1の左側上端部に停止させておいて、この位置から映写スクリーン7にビデオを放映する時は、ストッパー13のストップバー14を回動操作用ハンドル16で図2の(a) の実線で示す停止位置から仮想線図示位置まで回動させることで停止解除状態とした後、スクリーン収納用スライド枠5を図1の(a) の仮想線図示から同図の右方向へスライドさせると、映写スクリーン7は、コイルバネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出され、その裏面側のマグネットシート12が黒板1の表面材1b上に磁着されていく。
前記したように、映写スクリーン7は、巻取軸9に対し、表面側のスクリーン生地11が外向きに配され、裏面側マグネットシート12が内向きに配されて巻き取られているため、上記のように映写スクリーン7がコイルバネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出される時は、図2の(c) に示すように、映写スクリーン7のスクリーン生地11側に矢印ハで示すように伸張力が働いて、映写スクリーン7の表面側が伸張し、マグネットシート12側には矢印ニで示すように収縮力が働いて、映写スクリーン7の裏面側が収縮することになる。このため、映写スクリーン7の開放端部である幅方向両端部は、内側へ反り返った状態とはなっても、外側へ反り返ってカールを形成するようなことがなく、従って映写スクリーン7の幅方向両端部は、黒板1の表面材1b上に隙間なく密着した状態で磁着される。これにより、スクリーン表面の平面性が維持されて、映写時に明るさムラなどを発生するおそれがない。
スクリーン収納用スライド枠5を図1の(a) の実線で示すように黒板1の長手方向中央位置までスライドさせたならば、ストッパー13のストップバー14を回動操作用ハンドル16で図2の(a) の仮想線で示す図示位置から実線で示す停止解除位置から実線図示の停止位置まで回動させることによって、スクリーン収納用スライド枠5を黒板1の表面材1b上に固定する。
上述した図1に示す実施形態の黒板装置では、映写スクリーン7の一端部7a、即ち巻取軸9から引き出される映写スクリーン7の先端部を黒板1の一端部に固定しているが、図3に示す実施形態の黒板装置は、映写スクリーン7の一端部7aを、上下端部が前記上下両ガイドレール3,4にスライド可能に取り付けられたスクリーン引出端部保持用スライド枠20に保持させるようにしている。尚、図3に示す黒板装置では、図1に示すようなビデオプロジェクターVP、ガイドレール枠33及び取付支柱枠34の図示を省略する。
このスクリーン引出端部保持用スライド枠20は、図3の(a) ,(b) 及び図4の左側に示すように、枠本体20aと、これに取り付けられたカバー体20bとからなるもので、枠本体20aの上下端部に設けられたブラケット28,29には、図示は省略するが、先の実施形態である図2の(d) に示すものと同じ構造で、夫々複数の転動子が軸着されて、各転動子が上下ガイドレール3,4に夫々スライド可能に嵌合され、それによりスクリーン引出端部保持用スライド枠20が上下両ガイドレール3,4に沿って横方向にスライドできるようになっている。そして、このスライド枠20の枠本体20aに映写スクリーン7の一端部7aが止着されている。
この図3に示す実施形態の黒板装置は、スクリーン引出端部保持用スライド枠20以外の構成については、図1に示す実施形態の黒板装置と全く同じ構成であるため、同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。この黒板装置の特徴は、映写スクリーン7を黒板1の左右長手方向のどの位置でも使用できる、つまり黒板の左側部分でも、右側部部でも、中央部分でも、また黒板の全域でも使用することができることであり、その作用を以下に説明する。
映写スクリーン7を使用しない時は、スクリーン収納用スライド枠5とスクリーン引出端部保持用スライド枠20とを互いに引き寄せて近接させた状態で、図3の(a) の仮想線図示のように黒板1の左端に寄せておく。また、この時、ストッパー13は、停止位置にセットしておく。
尚、学校に設置される黒板装置の場合には、映写スクリーン7の非使用時に、生徒・児童が授業以外の時間で勝手に動かさないように、スクリーン収納用スライド枠5及びスクリーン引出端部保持用スライド枠20を黒板1の端部にロックするロック手段を設けておくとよい。このロック手段としては、例えば、図3の(a) に概略示すように、鎖等の索体Kの一端部を黒板1の左端部に固定し、その他端部にロックピンPを止着しておいて、スクリーン収納用スライド枠5及びスクリーン引出端部保持用スライド枠20が黒板1の左端に寄せられた位置で、スクリーン収納用スライド枠5の下端側のブラケット19に設けた錠LにロックピンPを差し込んで、この錠Lを鍵(図示せず)で施錠することにより、ロックピンPをロックして、スクリーン収納用スライド枠5及びスクリーン引出端部保持用スライド枠20を動かないように固定することができる。
映写スクリーン7を黒板1の中央部側で使用する時は、ストッパー13を停止解除状態にして、スクリーン収納用スライド枠5及びスクリーン引出端部保持用スライド枠20を、図3の(a) の仮想線図示位置から右方へスライドさせ、そしてスクリーン引出端部保持用スライド枠20が同図(a) の実線図示位置まで移動した状態で、スクリーン収納用スライド枠5をスクリーン引出端部保持用スライド枠20から離れる右方へスライドさせることにより、映写スクリーン7はコイルバネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出され、その裏面側のマグネットシート12が黒板1の表面材1b上に磁着されていく。
この場合も、映写スクリーン7は、巻取軸9に対し表面側のスクリーン生地11が外向きに配され、裏面側マグネットシート12が内向きに配されて巻き取られているため、映写スクリーン7がコイルバネ8の付勢力に抗して巻取軸9から引き出される時には、図2の(c) に示すように、映写スクリーン7のスクリーン生地11側が伸張し、マグネットシート12側が収縮することになり、このため映写スクリーン7の開放端部である幅方向両端部は、内側へ反り返った状態とはなっても、外側へ反り返ってカールを形成するようなことがなく、従って映写スクリーン7の幅方向両端部は、黒板1の表面材1b上に隙間なく密着した状態で磁着され、これによってスクリーン表面の平面性が維持される。
スクリーン収納用スライド枠5を図3の(a) の実線で示す位置までスライドさせたならば、ストッパー13のストップバー14を回動操作用ハンドル16で停止解除位置から停止位置まで回動させて、スクリーン収納用スライド枠5を黒板1の表面材1b上に固定することにより、映写スクリーン7の使用中にスクリーン収納用スライド枠5が不測に移動することがない。
上述した図1及び図3に示す実施形態の黒板装置では、スクリーン収納用スライド枠5及びスクリーン引出端部保持用スライド枠20黒板1の長手方向にスライド可能に案内するガイドレール3,4を黒板1の上下端部に直接に設けているが、このガイドレール3,4は、黒板1が設置されている建物内仕切壁等の壁面における黒板1の上下端部に対応する位置に設けてもよい。
又、本実施例では、図1の(a)〜(c)に示すように、黒板1の上端部に黒板1の曲面に対応する曲率(曲線状)のガイドレール枠33が設けられ、これに取付支柱枠34を介してビデオプロジェクターVPが取り付けられて、スクリーン収納用スライド枠5の左右スライド動作から独立して左右に移動可能に設けられているため、スクリーン収納用スライド枠5によって引き出された映写スクリーン7の引き出し中央部位にビデオプロジェクターVPを持ちきたすことができ、映写スクリーン7の映写面が黒板1の曲面に対応する曲率となっていても、ビデオプロジェクターVPの映写焦点を映写スクリーン7に正確に合わせることができ、鮮明な映写が可能である。
これに対して、例えば取付支柱枠を介してビデオプロジェクターVPをスクリーン収納用スライド枠5に一体に取り付け、ビデオプロジェクターVPをスクリーン収納用スライド枠5と一体に左右に移動可能に設けることが可能であるとしても、これでは図1の(a)からも推測できるようにスクリーン収納用スライド枠5によって引き出された映写スクリーン7の引き出し中央部位にビデオプロジェクターVPを持ちきたすことができないから、黒板1の曲面に対応する曲率の映写スクリーン7の映写面にビデオプロジェクターVPの映写焦点を合わせることは困難である。
また上述した黒板装置は、既設の黒板1に対し、後付けで、ガイドレール3,4、及び巻取軸9に巻き取った映写スクリーン7を備えたスクリーン収納用スライド枠5、更にはスクリーン引出端部保持用スライド枠20を装備できるようしたものであるが、黒板装置の新設時に新しい黒板1にそれらを装備することもできる。
1 黒板
3,4 ガイドレール
5 スクリーン収納用スライド枠5
7 映写スクリーン
8 コイルバネ
9 巻取軸
10 ガイドローラ
11 映写スクリーンのスクリーン生地
12 映写スクリーンのマグネットシート
13 ストッパー
14 ストップバー
15 マグネット
16 回動操作用ハンドル

Claims (6)

  1. 表面側が磁性金属材からなる黒板の上下端部又はその外側壁面に夫々ガイドレールが設けられ、上下両ガイドレールには、スクリーン収納用スライド枠の上下端部がスライド可能に取り付けられ、スクリーン収納用スライド枠には、一端部が黒板表面の所要部に固定される映写スクリーンの他端部をバネの付勢力で巻き取り収納する巻取軸と、前記バネの付勢力に抗して巻取軸から引き出される映写スクリーンの裏面側を黒板の表面に近接させるように案内するガイドローラとが設けられ、前記映写スクリーンは、表面側のスクリーン生地と、このスクリーン生地の裏面に貼着されたマグネットシートとからなるもので、前記巻取軸に対して、映写スクリーンの表面側スクリーン生地が外向きに配され、裏面側マグネットシートが内向きに配されて巻き取られるようになっている黒板装置。
  2. 前記映写スクリーンの一端部は、黒板の左右何れか一端部に固定されている請求項1に記載の黒板装置。
  3. 前記映写スクリーンの一端部は、上下端部が前記上下両ガイドレールにスライド可能に取り付けられたスクリーン引出端部保持用スライド枠に保持されている請求項1に記載の黒板装置。
  4. 前記スクリーン収納用スライド枠には、このスライド枠を所要スライド位置で黒板上に固定するストッパーが設けられている請求項1〜3の何れかに記載の黒板装置。
  5. 前記ストッパーは、スクリーン収納用スライド枠の先端側に配置されたストップバーと、このストップバーの一側部に取り付けられたマグネットと、ストップバーに取り付けられた回動操作用ハンドルとからなるもので、前記ストップバーは、前記マグネットが黒板の表面に当接する停止位置と、前記マグネットが黒板の表面から離間する停止解除位置とにわたって回動可能にスクリーン収納用スライド枠に枢着されている請求項4に記載の黒板装置。
  6. 黒板の上端部に黒板の曲面に対応する曲率とした曲線状のガイドレール枠が設けられ、これに取付支柱枠を介してビデオプロジェクターが取り付けられて、該ビデオプロジェクターがスクリーン収納用スライド枠の左右スライド動作から独立して左右に移動可能に設けられてなる請求項1〜5の何れかに記載の黒板装置。
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