JP2010128424A - スクリーン - Google Patents

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JP2010128424A JP2008306053A JP2008306053A JP2010128424A JP 2010128424 A JP2010128424 A JP 2010128424A JP 2008306053 A JP2008306053 A JP 2008306053A JP 2008306053 A JP2008306053 A JP 2008306053A JP 2010128424 A JP2010128424 A JP 2010128424A
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Seiji Kuroi
聖史 黒井
Hiroyuki Shindo
裕幸 新藤
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Abstract

【課題】歪みが抑制された品質の良好な画像を表示するスクリーンを提供する。
【解決手段】スクリーン1は、画像光が投影されるスクリーン本体2と、スクリーン本体2の対向する一対の端部をそれぞれ保持する第1保持部3および第2保持部4と、スクリーン本体2が画像光を投影可能に第1保持部3および第2保持部4を支持するスクリーン支持部5と、を備え、第2保持部4は、スクリーン支持部5に対して、スクリーン本体2の投影面2Aと交差する方向に移動可能に支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーンに関する。
従来、画像光が投影されることにより画像を表示するスクリーンが知られている。スクリーンには、この画像光が投影されるスクリーン本体が備えられている。そして、このスクリーンを容易に持ち運ぶことができるように、可撓性を有するシート状のスクリーン本体を用い、このスクリーン本体を巻き取ることができるように構成されたスクリーンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のスクリーン(可般式スクリーン)は、スクリーン本体(スクリーン)、トップバー、スプリングロール、下部ケーシング、スプリング、および昇降機構(パンタグラフ式伸縮手段)を備え、床等の設置面に載置されて画像光が投影されるように構成されている。
スクリーン本体は、上端部がトップバーに取り付けられ、下端部がスプリングロールに取り付けられている。スプリングロールは、下部ケーシングに取り付けられている。そして、スクリーン本体は、スプリングロールに取り付けられたスプリングのバネ力によってスプリングロールに巻き取られ、下部ケーシングに収納されるようになっている。昇降機構は、複数のアームが連結されて上下方向に伸縮可能に構成されており、上側がトップバーの中間部に取り付けられ、下側が下部ケーシングに取り付けられている。そして、トップバーが上下方向に移動されると、昇降機構が伸縮し、スクリーン本体は、それに連動した位置で展張される。
特開2000−131766号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、昇降機構がスクリーン本体やトップバー等の荷重、およびスプリングによる張力により傾斜し、スクリーン本体もそれに追従して傾斜する恐れがある。スクリーン本体が傾斜すると、投影される画像が歪むという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るスクリーンは、画像光が投影されるスクリーン本体と、前記スクリーン本体の対向する一対の端部をそれぞれ保持する第1保持部および第2保持部と、前記第1保持部および前記第2保持部を支持するスクリーン支持部と、を備え、前記第2保持部は、前記スクリーン支持部に対して、前記スクリーン本体の投影面と交差する方向に移動可能に支持されていることを特徴とする。
この構成によれば、スクリーン本体の両端部、例えば上端部および下端部をそれぞれ保持する第1保持部および第2保持部は、スクリーン支持部によって支持され、第2保持部は、投影面と交差する方向に移動可能になっている。これによって、スクリーンが床や天井等に設置され、スクリーン本体や第1保持部等の荷重等によって、スクリーン支持部が傾斜しても、第2保持部が移動されてスクリーン本体の傾斜が抑制される。したがって、スクリーンは、歪みが抑制された品質の良好な画像を表示することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るスクリーンにおいて、前記スクリーン本体は、可撓性を有し、前記第2保持部は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に張力を付与し、前記スクリーン本体を巻取り可能な巻取り部を備え、前記スクリーン支持部は、前記第2保持部に対する前記第1保持部の離間位置を変更する昇降機構を備えていることが好ましい。
この構成によれば、スクリーン本体や第1保持部等の荷重に加え、第1保持部と第2保持部との間に生じる張力によってスクリーン支持部が傾斜しても、スクリーン本体は、傾斜が抑制される。また、スクリーン非使用時には、スクリーン本体を巻き取ってスクリーンをコンパクトに収納することができるので、スクリーンの可般性が向上する。
[適用例3]上記適用例に係るスクリーンにおいて、前記第2保持部は、前記スクリーン支持部と係合する係合部を有し、前記スクリーン支持部は、前記係合部と係合し、前記第2保持部の前記投影面に沿う方向への移動を規制し、前記第2保持部の前記投影面と交差する方向への移動を案内する案内部を有していることが好ましい。
この構成によれば、第2保持部は、スクリーン支持部の案内部に案内され、投影面に沿う方向への移動が規制されつつ滑らかに投影面と交差する方向への移動が可能となる。これによって、スクリーン本体は、さらなる傾斜が抑制されると共に、うねりや皺が抑制され、平坦度が良好に維持されることが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るスクリーンにおいて、前記スクリーン支持部に対する前記第2保持部の固定および固定解除が可能なロック機構を備えていることが好ましい。
この構成によれば、第2保持部が移動された後、スクリーン支持部に対して第2保持部を固定することができるので、スクリーン本体の傾斜が抑制された状態を保持することが可能となる。したがって、外乱等でスクリーン本体がずれることが抑制され、スクリーンを良好な姿勢の状態に安定して維持することが可能となる。
以下、本実施形態に係るスクリーンについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のスクリーンは、プロジェクタ等から投写された画像光が投影されるスクリーン本体を備えており、そのスクリーン本体が巻き取られて収納できるように構成されている。そして、本実施形態のスクリーンは、床等の設置面に載置され、巻き取られていたスクリーン本体が引き出され、画像光を投影可能に投影面が露出された状態(以下、「展張状態」という)となる。
図1は、本実施形態のスクリーンを示す斜視図であり、展張状態のスクリーンを投影面側から見た図である。図2は、図1に示すスクリーンを投影面の反対側から見た背面図である。図3は、図1に示すスクリーンの側面図である。なお、以下では、説明の便宜上、投影面側を前面、投影面と反対側を背面とし、前面側から見て、右を「右」、左を「左」、上を「上」、下を「下」として記載する。
図1、図2、図3に示すように、スクリーン1は、スクリーン本体2、第1保持部3、第2保持部4、スクリーン支持部5、およびロック機構としてのネジ8を備えている。
スクリーン本体2は、可撓性を有し、外形が略矩形のシート状に形成され、前方から投写された画像光を投影面2Aにて反射して画像を表示する反射型として構成されている。
第1保持部3は、スクリーン本体2の上端部を保持するように構成されており、その上端部に沿って設けられている。具体的に、第1保持部3は、両端が閉塞されたパイプ状に形成され、長手方向に沿ってスリットが形成されている。スクリーン本体2は、上端部がそのスリットに挿入されて第1保持部3に取り付けられている。
また、第1保持部3には、背面側に突出する突起部31が両端近傍にそれぞれ設けられている。さらに右側の突起部31には右側の面から、左側の突起部31には左側の面から、それぞれ突出する図示しない円柱突起が設けられている。
第2保持部4について詳細に説明する。
第2保持部4は、スクリーン本体2の下端部を保持し、スクリーン本体2を巻取り可能に構成されていると共に、スクリーン支持部5に支持され、前後方向、つまり投影面2Aに対し交差する方向に移動可能になっている。
第2保持部4は、図示しない巻取り部、軸受部41および可動部42を備え、巻取り部は、巻取り軸および巻取りバネ等を有している。
巻取り軸は、スクリーン本体2の下端部を保持すると共に、スクリーン本体2を巻き取るために回転可能に構成されている。具体的に、巻取り軸は、両端が開口するパイプ状に形成され、スクリーン本体2の下端部に沿って設けられている。そして、巻取り軸は、外周面にスクリーン本体2の下端部が粘着材等によって貼り付けられ、両端の開口部に軸受部41が嵌挿されて配置されている。
巻取りバネは、コイル状に形成され、巻取り軸の内部に配置されている。そして、巻取りバネは、第1保持部3と第2保持部4との間に張力F(図3参照)を付与するように、一端が巻取り軸に取り付けられ、他端が軸受部41に取り付けられている。スクリーン本体2は、この張力Fによって、投影面2Aが平坦に展張されると共に、収納される際には、第1保持部3が第2保持部4に近接するまで巻き取られるようになっている。
軸受部41は、図2に示すように、2つで構成されており、それぞれが巻取り軸の両端の開口部に嵌挿され、巻取り軸がスクリーン本体2を巻き取るために回転する軸受として機能する。具体的に、軸受部41は、複数の径を有する軸形状に形成され、一端が巻取り軸の開口部に嵌挿され、他端が可動部42に挿入されて配置される。なお、軸受部41の他端は、外面の一部が切り欠かれた断面視D字状に形成され、可動部42のD字状の孔431A(図4参照)と係合し、回転が規制されるようになっている。
このように、スクリーン本体2は、対向する一対の端部がそれぞれ第1保持部3および第2保持部4によって保持され、巻取り軸が回転されることによって巻き取られる。
可動部42は、軸受部41を保持すると共に、スクリーン支持部5に係合されて前後方向に移動可能に案内される。
可動部42は、図2に示すように、軸受部41と同様に2つで構成され、左右の軸受部41をそれぞれ外側から保持している。
図4は、可動部42の斜視図である。具体的に、図4は、可動部42を上方から見た図であり、図1の図面視における右側の可動部42を見た図である。
図4に示すように、可動部42は、断面視において略L字状の軸受保持部43、および軸受保持部43の下方に突出する係合部44を有している。
軸受保持部43は、略L字状の一片を形成する軸受挿入部431と、他方の片を構成する摺動部432とを有している。軸受挿入部431の中央部には、軸受部41のD字状の一端が挿入されるD字状の孔431Aが形成され、摺動部432の中央部には、ネジ8が螺合されるネジ孔432Aが設けられている。
係合部44は、スクリーン支持部5に係合される部位であり、後述する案内部61に係合される。具体的に、係合部44は、摺動部432の下面の左右両端から下方に向かって突出し、先端が互いに近接するように屈曲している。
次に、スクリーン支持部5について詳細に説明する。
スクリーン支持部5は、図1、図2に示すように、ベース部6および上下方向に伸縮可能な昇降機構7を備え、スクリーン本体2が画像光を投影可能に第1保持部3および第2保持部4を支持する。
図5は、スクリーン支持部5を示す斜視図であり、昇降機構7が伸長された状態を示す図である。
ベース部6は、スクリーン1全体を支持する部分であり、前述したように、第2保持部4を前後方向に移動可能に支持する。
ベース部6は、図2、図5に示すように、左右方向がスクリーン本体2より長い矩形板状に形成され、スクリーン1が設置された際に、下面が設置面TBに当接する。
ベース部6には、左右の可動部42とそれぞれ係合する2つの案内部61が形成されている。具体的に、案内部61は、図5に示すように、ベース部6の上面から前後方向に長く突出する垂直部611と、垂直部611の上端から左右に突出する水平部612とを有している。水平部612の上面には、前後方向に延出する断面視円弧状の突起613(図6参照)が形成されている。
図6は、可動部42および案内部61を前方から見た図である。
図6に示すように、案内部61は、水平部612が摺動部432と係合部44との間に挿入され、水平部612の外面が摺動部432の下面および係合部44の内面に当接するように係合されている。つまり、可動部42は、案内部61に対して、前後方向に移動可能に構成されているが、左右方向および上下方向に対しての移動が規制されるように係合されている。
そして、案内部61の上面は、突起613が摺動部432の下面と当接し、両者の接触面積が小さくなるように設定され、可動部42が滑らかに案内部61に沿って移動可能に構成されている。なお、可動部42と案内部61とが当接する部位にグリス等の潤滑剤を塗布し、さらに滑らかに移動させることも可能である。
このように、第2保持部4は、可動部42が案内部61に沿って移動されることによって、投影面2Aと交差する方向へ移動される。そして、案内部61は、第2保持部4を、投影面2Aに沿う方向への移動を規制し、投影面2Aと交差する方向への移動を案内する。
昇降機構7は、第2保持部4に対する第1保持部3の離間位置を変更して投影面2Aの高さを変える。
昇降機構7は、図2、図5に示すように、下ガイド部71、伸縮部72、および上ガイド部73を備え、スクリーン本体2の背面側に配置されている。
下ガイド部71は、断面視矩形の柱状に形成され、スクリーン本体2の左右方向の長さと同等の長さを有している。下ガイド部71は、スクリーン本体2と略平行にベース部6の上面に取り付けられている。下ガイド部71の背面側には、左右方向に沿って形成された図示しないレールが設けられている。
伸縮部72は、多数の枠部材が屈伸可能に連結されたパンタグラフ式機構として構成され、下端部が下ガイド部71のレールに枢支され、上端部が上ガイド部73の後述するレールに枢支されている。
昇降機構7は、上下方向の力が加えられることによって、伸縮部72の上端部および下端部が上ガイド部73および下ガイド部71のそれぞれのレールに沿って左右方向に移動し、上下方向に伸縮される。また、伸縮部72は、伸縮された任意の位置でその状態が保持されるようになっており、折り畳まれる状態まで縮めることが可能となっている。なお、伸縮部72は、任意の位置の状態をさらに安定して維持するために、保持部材を備えるように構成してもよい。
上ガイド部73は、断面視矩形の柱状に形成され、下ガイド部71と同等の長さを有し、背面側には、下ガイド部71と同様に、伸縮部72の上端部が枢支されるレールが形成されている。上ガイド部73は、前述したように、伸縮部72の上端部がこのレールに枢支され、下ガイド部71と略平行に配置されている。そして、上ガイド部73は、昇降機構7が伸縮されることによって、下ガイド部71に近接離間するようになっている。
また、上ガイド部73の前面側には、図1、図5に示すように、第1保持部3の突起部31が挿入される凹部731が形成されている。凹部731の内面には、第1保持部3の円柱突起が嵌合される嵌合穴(図示せず)が形成されている。
第1保持部3は、円柱突起がこの嵌合穴に嵌合されて昇降機構7に支持されている。したがって、第1保持部3は、昇降機構7が伸縮されることに対応して上ガイド部73と共に上下方向に移動されると共に、上ガイド部73に対してこの円柱突起を中心に回転可能になっている。そして、スクリーン本体2は、第1保持部3が移動された高さに応じて投影面2Aが露出し、投影面2Aが露出しない部分は、第2保持部4によって巻き取られる。そして、スクリーン本体2は、露出した投影面2Aの大きさに応じたサイズの画像を表示することができる。
このように、スクリーン支持部5は、第1保持部3を回転可能に支持し、第2保持部4を投影面2Aと交差する方向に移動可能に支持している。
そして、スクリーン本体2は、昇降機構7に対して、上端部が第1保持部3を介して連結され、下端部が第2保持部4およびベース部6を介して近接離間する。つまり、スクリーン本体2は、昇降機構7に対する投影面2Aの角度(以下、「投影面角度」という)が変更可能になっている。
次に、ロック機構としてのネジ8について詳細に説明する。
ネジ8は、2つの可動部42のネジ孔432Aにそれぞれ螺合され、スクリーン支持部5に対する第2保持部4の固定および固定解除が可能に構成されている。具体的に、ネジ8は、図6に示すように、摺動部432の下面から飛出し、ネジ8が回転されることによって、水平部612の上面に対して離間と当接とが可能になっている。そして、ネジ8が水平部612の上面に当接された際には、可動部42、つまり第2保持部4は、スクリーン支持部5に対する移動が規制される。一方、ネジ8が水平部612の上面から離間された際には、可動部42、つまり第2保持部4は、スクリーン支持部5に対する移動が可能となる。
ここで、スクリーン1の動作について説明する。
図7は、昇降機構7が折り畳まれ、スクリーン本体2が最も巻き取られた状態(以下、「収納状態」という)のスクリーン1を示す斜視図である。図8は、図7におけるスクリーン1の側面図である。
スクリーン1は、図7、図8に示すように、収納状態において、第1保持部3が第2保持部4に近接するまで巻き取られ、投影面2Aが殆んど露出されない状態となっている。
図8に示すように、収納状態において、スクリーン本体2は、投影面2Aがスクリーン1の設置面TBに対して略垂直となっている。同様に、昇降機構7は、設置面TBに対して略垂直に起立した姿勢となっている。
この収納状態から、第1保持部3が引き上げられると、昇降機構7は伸長され、第2保持部4に巻き取られていたスクリーン本体2は、引き出されていく。そして、画像光を投影可能な高さまでスクリーン本体2が引き出されると、図3に示すように、展張状態となる。
この展張状態において、昇降機構7には、図3に示すように、第1保持部3、スクリーン本体2の荷重(負荷荷重)、および張力Fによって、上ガイド部73の高さに応じたモーメントが加わる。そして、昇降機構7は、そのモーメントの大きさに応じて上ガイド部73が下ガイド部71より前面側に位置するように傾斜する。
一方、スクリーン本体2は、モーメントの反力によって、第2保持部4が前方に移動して第1保持部3が回転し、投影面2Aが設置面TBに対して略垂直となる方向に投影面角度が変更される。
再び、第1保持部3が押し下げられ、スクリーン本体2が収納されるとモーメントが小さくなるので、昇降機構7は、起立する。そして、スクリーン本体2は、張力Fの反力で後方に移動し、投影面2Aが設置面TBに対して略垂直となる方向に投影面角度が変更される。
このように、スクリーン1は、スクリーン本体2が展張され、昇降機構7が傾斜した際にも、投影面2Aが設置面TBに対して略垂直となる方向に姿勢が変更される。
以上説明したように、本実施形態のスクリーン1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のスクリーン1によれば、スクリーン本体2が展張されて昇降機構7が傾斜した際にも投影面2Aの傾斜が抑制されるので、歪みが抑制された品質の良好な画像を表示することが可能となる。また、昇降機構7の傾斜を抑制するためにスクリーン支持部5を強固に形成することなく投影面2Aの傾斜を抑制できるので、スクリーン1の軽量化や部品点数の削減が図れる。
(2)本実施形態のスクリーン1によれば、昇降機構7および巻取り部を備えているので、スクリーン非使用時には、スクリーン本体2を巻き取ってスクリーンをコンパクトに収納することができる。これによって、スクリーンの可般性が向上すると共に、スクリーンを収納する際の省スペース化が可能となる。また、投影される画像のサイズが小さい場合には、必要以上にスクリーン本体を引き出すことなく、画像を表示できるので、スクリーン1配置の省スペース化や、スクリーン本体2全体を引き出する手間を省いて利便性の向上が図れる。
(3)本実施形態のスクリーン1によれば、第2保持部4は、可動部42がスクリーン支持部5の案内部61に係合されて滑らかに移動することができるので、スクリーン本体2の傾斜をさらに抑制することが可能となる。また、第2保持部4は、投影面2Aに沿う方向の移動が規制されるので、投影面2Aは、波うったり、皺になったりすることが抑制され、平坦度が良好に維持されることが可能となる。
(4)本実施形態のスクリーン1によれば、スクリーン支持部5に対する第2保持部4の固定および固定解除が可能なネジ8を備えているので、スクリーン本体の傾斜が抑制された状態を保持することができる。これによって、外乱等でスクリーン本体2がずれることが抑制され、スクリーン本体2を良好な姿勢の状態に安定して維持することが可能となる。
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
前記実施形態のスクリーン1は、収納時に各構成部材が露出するように構成されているが、収納時にこれらの構成部材の上方および側方を覆う開閉可能な筐体を追加し、スクリーン本体2が展張される際には、この筐体が開けられてスクリーン本体2が引き出されるように構成してもよい。
(変形例2)
前記実施形態のスクリーン1は、床等の設置面に載置されるように構成されているが、第2保持部4を天井に近接し、第1保持部3を天井から離間して天井に設置する天吊り型にも適用できる。
(変形例3)
前記実施形態の昇降機構7は、パンタグラフ式機構で構成されているが、この機構に限らず、他の態様であっても良い。
例えば、大きな径の筒状部材に小さな径の筒状部材が挿通され、その小さな径の筒状部材が摺動されて伸縮するロッド機構であってもよい。図9は、このロッド機構の昇降機構17を備えたスクリーン1を背面側から見た模式図である。昇降機構17は、図9に示すように、左右方向においてスクリーン本体2の略中央部に配置され、一端がベース部6に固定され、他端が第1保持部3を支持している。そして、この昇降機構17が上下方向に伸縮されることによって、スクリーン本体2は、展張および収納が行われる。
また、簡略的な支持部材を用いて展張状態と収納状態とを切り換える構成も可能である。図10は、簡略的な支持部材を用いたスクリーン1を背面側から見た模式図である。
図10に示すように、スクリーン支持部15は、ベース部151と、起立および横倒が可能な支持柱152とを備えている。支持柱152は、一対の棒状部材で構成され、それぞれの一方の端部がベース部151の両端近傍に枢支されている。そして、スクリーン本体2が展張される際には、支持柱152の他の端部が第1保持部3の両端を支持するように起立され、スクリーン本体2が収納される際には、支持柱152が横倒される。
(変形例4)
前記実施形態のスクリーン本体2は、第1保持部3がスクリーン支持部5に対して回転されることによって投影面角度が変更可能に構成されているが、スクリーン本体2が上端部近傍で屈曲可能に第1保持部3に保持され、その屈曲の程度によって投影面角度が変更されるように構成してもよい。
(変形例5)
前記実施形態のスクリーン1は、収納時にスクリーン本体2が巻き取られるように構成されているが、他の態様、例えばスクリーン本体2を折り畳み可能に構成してもよい。
図11は、スクリーン本体2が折り畳み可能に構成されたスクリーン1の展張状態を示す模式図であり、(a)は、前方から見た図、(b)は、側面図である。
図11(a)、(b)に示すように、スクリーン本体2は、上下の端部がそれぞれ第1保持部11、第2保持部12に保持され、第1保持部11および第2保持部12の間が複数の支持体13によって保持されている。
支持体13は、第1保持部11と同等の長さを有し、第1保持部11と略平行に配設されている。スクリーン本体2は、左右両端部が左右方向に伸張された状態において、左右両端部の背面側が支持体13の前面側に貼り付けられている。また、第1保持部11、第2保持部12および各支持体13の間には、図示しないガイド部材が配設され、第1保持部11、第2保持部12および各支持体13が互いに上下方向に滑らかに近接離間できるように構成されている。
第2保持部12は、下方に複数の脚部が設けられており、この脚部は、下部が案内部161に係合されている。そして、第2保持部12は、ベース部16に対して、上下方向の移動が規制されていると共に、前後方向に移動可能に支持されている。
スクリーン本体2は、昇降機構7が縮められると、第1保持部11、第2保持部12および各支持体13が互いに近接し、上下方向が折り畳まれて収納状態となる。一方、スクリーン本体2は、図11(b)に示すように、昇降機構7が伸長されると、第1保持部11、第2保持部12および各支持体13が互いに離間し、上下方向に所望の張力Fが与えられて展張状態となる。
スクリーン本体2は、この張力Fによって昇降機構7が傾斜した際にも、前記実施形態と同様に、第2保持部12が前方に移動して投影面2Aの傾斜が抑制される。
(変形例6)
前記実施形態は、ネジ8によってロック機構を構成しているが、ベース部6に凹部あるいは凸部等の係止部を設け、第2保持部4にこの係止部に係合可能なフック部を設けて、フック部が係止部に係合される状態と、係合が解除される状態とが切り換えられるように構成したロック機構も採用できる。
(変形例7)
前記実施形態の可動部42は、2つで構成されているが、2つの可動部を一体的に構成してもよい。
本実施形態のスクリーンを示す斜視図。 本実施形態のスクリーンを投影面の反対側から見た背面図。 本実施形態のスクリーンの側面図。 可動部の斜視図。 スクリーン支持部を示す斜視図。 可動部および案内部を前方から見た図。 収納状態のスクリーンを示す斜視図。 図7におけるスクリーンの側面図。 変形例のスクリーンの背面図。 変形例のスクリーンの背面図。 変形例のスクリーンを示す模式図であり、(a)は、前方から見た図、(b)は、側面図。
符号の説明
1…スクリーン、2…スクリーン本体、2A…投影面、3,11…第1保持部、4,12…第2保持部、5,15…スクリーン支持部、7,17…昇降機構、8…ネジ、31…突起部、41…軸受部、42,123…可動部、43…軸受保持部、44…係合部、61,161…案内部、71…下ガイド部、72…伸縮部、73…上ガイド部、431…軸受挿入部、432…摺動部。

Claims (4)

  1. 画像光が投影されるスクリーン本体と、
    前記スクリーン本体の対向する一対の端部をそれぞれ保持する第1保持部および第2保持部と、
    前記第1保持部および前記第2保持部を支持するスクリーン支持部と、
    を備え、
    前記第2保持部は、前記スクリーン支持部に対して、前記スクリーン本体の投影面と交差する方向に移動可能に支持されていることを特徴とするスクリーン。
  2. 請求項1に記載のスクリーンであって、
    前記スクリーン本体は、可撓性を有し、
    前記第2保持部は、前記第1保持部と前記第2保持部との間に張力を付与し、前記スクリーン本体を巻取り可能な巻取り部を備え、
    前記スクリーン支持部は、前記第2保持部に対する前記第1保持部の離間位置を変更する昇降機構を備えていることを特徴とするスクリーン。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスクリーンであって、
    前記第2保持部は、前記スクリーン支持部と係合する係合部を有し、
    前記スクリーン支持部は、前記係合部と係合し、前記第2保持部の前記投影面に沿う方向への移動を規制し、前記第2保持部の前記投影面と交差する方向への移動を案内する案内部を有していることを特徴とするスクリーン。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のスクリーンであって、
    前記スクリーン支持部に対する前記第2保持部の固定および固定解除が可能なロック機構を備えていることを特徴とするスクリーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210000043U (ko) * 2019-06-27 2021-01-07 강신범 대형 스크린 장치
WO2022017367A1 (zh) * 2020-07-20 2022-01-27 青岛海信激光显示股份有限公司 激光投影设备

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