JP6034213B2 - 滑り止め部材 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺状の基材の上面に凸部が形成されてなる滑り止め部材に関するものである。特に、前記のような滑り止め部材を、階段のような段部等に装着させた場合に、周囲が暗い状態においても、幼児や年配者や目の不自由な人が滑り止め部材の存在を適切に検知して、階段のような段部等の存在を適切に確認できるようにすると共に、この滑り止め部材を長く使用した結果、基材の上面に形成された凸部が摩耗して滑り止め効果が減少した場合に、これを適切に検知できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、階段などの段部の昇降時等において人が滑るのを防止するため、長尺状の基材の上面に凸部が形成されてなる滑り止め部材を階段などの段部に取り付けることが行われている。
また、近年においては、周囲が暗い状態においても、幼児や年配者や目の不自由な人が、滑り止め部材の存在を適切に検知できるようにして、階段などの段部の存在を適切に確認できるようにすることが行われている。
例えば、特許文献1においては、合成樹脂シートの踏み面部に、合成樹脂シートと異なる色の合成樹脂テープを貼着させるようにしたものや、合成樹脂シートの踏み面部に設けられた滑り止め用の凸部間に、異なる色の合成樹脂テープを貼着させるようにしたものが提案されている。
また、特許文献2においては、階段の踏み板に装着される装着金具の上面側に、複数の凸部面を有する踏み面部を着脱自在に固定させると共に、この踏み面部における凸面部の何れかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形したものが提案されている。
しかし、前記の特許文献1や特許文献2に示されるものにおいては、滑り止め部材の存在を適切に検知して、階段などの段部の存在を適切に確認することができるが、滑り止め部材を長く使用した結果、基材の上面に形成された凸部が摩耗して、滑り止め部材における滑り止め効果が減少した場合に、これを適切に検知して、滑り止め部材を適切に交換させることができず、凸部が摩耗して滑りやすくなった状態においても、滑り止め部材が使用され続け、十分な安全性を確保することが困難になるという問題があった。
特開平11−71877号公報 実用新案登録第3097436号公報
本発明は、長尺状の基材の上面に凸部が形成されてなる滑り止め部材における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明は、前記のような滑り止め部材を階段などの段部に装着させた場合において、周囲が暗い状態においても、幼児や年配者や目の不自由な人が滑り止め部材の存在を適切に検知して、階段などの段部の存在を適切に確認できるようにすると共に、この滑り止め部材を長く使用した結果、基材の上面に形成された凸部が摩耗して、滑り止め部材における滑り止め効果が減少した場合に、これを適切に検知して、滑り止め部材を適切に交換できるようにすることを課題とするものである。
本発明においては、前記のような課題を解決するため、長尺状の基材の上面に凸部が形成されてなる滑り止め部材において、前記の凸部が上段部と下段部とを有するようにし、前記の上段部を前記の基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成すると共に、基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成された前記の上段部に、下方に向かって収縮した収縮部を設けるようにした。
ここで、このような滑り止め部材において、前記の凸部の上段部が存在する状態では、この上段部が基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成されているため、周囲が暗い状態においても、幼児や年配者や目の不自由な人が滑り止め部材の存在を適切に検知することができる。
そして、この滑り止め部材の使用により、基材の色彩と異なる輝度の色彩になった上段部が摩耗すると、上段部の下における下段部が露出して、凸部の色彩が変化し、滑り止め部材の交換時期を適切に検知することができるようになると共に、露出した凸部の下段部によって、ある程度の滑り止め効果が維持されるようになる。
また、前記の滑り止め部材において、長尺状の基材の上面に凸部が複数設けられている場合には、少なくとも一部の凸部が上段部と下段部とを有し、上段部が前記の基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成されるようにすることができる。
ここで、長尺状の基材の上面に設ける凸部の形状等は特に限定されず、長尺状の基材の長手方向に沿って凸部を基材の上面にライン状に設けるようにしたり、凸部を基材の上面に散点状に設けるようにすることもできる。なお、凸部を長尺状の基材の長手方向に沿ってライン状に設ける場合には、前記の上段部と下段部とを有する凸部を押し出し成形により一体成形することが簡単に行えるようになる。
また、本発明においては、上段部と下段部とを有する凸部を設けるにあたり、前記のように上段部に下方に向かって収縮した収縮部を設けるようにした。そして、このように上段部に下方に向かって収縮した収縮部を設けると、滑り止め部材の使用により凸部の上段部が摩耗されると、基材の色彩と異なる輝度の色彩になった上段部の大きさが次第に減少し、このように上段部の大きさが減少するのを検知して、滑り止め部材の交換時期を予測し、新しい滑り止め部材を予め準備しておくこともでき、滑り止め部材の滑り止め効果が大きく低下する前に、滑り止め部材を適切に交換することができるようになる。
また、前記の滑り止め部材を使用する場所は特に限定されないが、階段などの段部を適切に検知できるようにするため、この滑り止め部材を、階段などの段部に装着させるようにすることが好ましい。
また、前記の滑り止め部材を、階段などの段部等に直接取り付けるようにすることもできるが、この滑り止め部材における凸部が摩耗して滑り止め効果が低下した場合に、この滑り止め部材だけを簡単に交換できるようにするため、前記の滑り止め部材を装着用金具に着脱可能に装着させ、この装着用金具を介して、滑り止め部材を段部等に取り付けるようにすることが好ましい。
本発明における滑り止め部材においては、長尺状の基材の上面に凸部を設けるにあたり、前記の凸部が上段部と下段部とを有するようにし、上段部を基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成したため、凸部の上段部と基材の部分との輝度差によって滑り止め部材が目立つようになり、周囲が暗い状態においても、幼児や年配者や目の不自由な人が滑り止め部材の存在を適切に検知して、階段のような段部等の存在を適切に確認できるようになる。
また、この滑り止め部材の使用により、基材の色彩と異なる輝度の色彩になった上段部が摩耗すると、凸部の下段部が露出して凸部の色彩が変化し、滑り止め部材の交換時期を適切に検知することができるようになると共に、露出した凸部の下段部によってある程度の滑り止め効果が維持され、安全性を確保することもできるようになる。
本発明の参考形態に係る滑り止め部材を示し、(A)は概略側面図、(B)は概略斜視図である。 前記の参考形態に係る滑り止め部材を装着用金具に着脱可能に装着させた状態を示した概略側面図である。 前記の参考形態に係る滑り止め部材を装着用金具に装着させた状態で、段部の上面角部に取り付けた状態を側方から見た概略説明図である。 前記の参考形態に係る滑り止め部材を装着用金具に装着させた状態で、段部の上面角部に取り付けた状態を上から見た概略部分平面図である。 前記の参考形態において、装着用金具により段部の上面角部に取り付けられた滑り止め部材の凸部における上段部が摩耗して下段部が露出した状態を示し、(A)は側方から見た概略説明図、(B)は上から見た概略部分平面図である。 前記の参考形態において、装着用金具により段部の上面角部に取り付けられた滑り止め部材の凸部における上段部の一部が摩耗して下段部が露出した状態を上から見た概略部分平面図である。 本発明の実施形態に係る滑り止め部材において、凸部における上段部に下方に向かってテーパー状に収縮した1つの収縮部を設けた滑り止め部材を示した部分説明図である。 図7に示した滑り止め部材を使用した場合において、凸部の摩耗により上段部の幅が変化する状態を示し、(A)は凸部の摩耗する前の状態を上から見た概略部分平面図、(B)は凸部がある程度摩耗した状態を上から見た概略部分平面図である。 前記の実施形態に係る滑り止め部材において、凸部における上段部に下方に向かってテーパー状に収縮した収縮部を複数連続して設けた変更例の滑り止め部材を示した部分説明図である。 図9に示した変更例の滑り止め部材を使用した場合において、凸部がある程度摩耗した状態を上から見た概略部分平面図である。 前記の実施形態に係る滑り止め部材において、凸部における下段部を上段部の内部に設けた変更例の滑り止め部材を示した部分説明図である。 図11に示した変更例の滑り止め部材を使用した場合において、凸部がある程度摩耗した状態を上から見た概略部分平面図である。 前記の実施形態に係る滑り止め部材において、凸部における下段部を上段部の内部に設けると共に、上段部に下方に向かってテーパー状に収縮した収縮部を基材の内部まで設けた変更例の滑り止め部材を示した部分説明図である。 前記の参考形態及び実施形態に係る滑り止め部材おいて、基材の上面に設ける凸部の形状を変更させた変更例を示した部分説明図である。 前記の参考形態に係る滑り止め部材において、段部の上面角部に滑り止め部材を直接取り付ける変更例を示し、この滑り止め部材を段部の上面角部に直接取り付けた状態を側方から見た概略説明図である。
以下、この発明の参考形態及び実施形態に係る滑り止め部材を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る滑り止め部材は、特に下記の実施形態に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
図1(A),(B)に示すように、参考形態に係る滑り止め部材10においては、合成樹脂で構成された長尺状の基材11の上面に、基材11の長手方向に沿った凸部12が基材11の幅方向に所要間隔を介して複数設けられ、各凸部12が上面側に位置する上段部121とこの上段部121の下に位置する下段部122とで構成されると共に、凸部12の上段部121が前記の基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成される一方、下段部122が基材11の色彩と同じ色彩で構成されている。
ここで、このような滑り止め部材10を製造するにあたっては、例えば、前記の基材11部と凸部12における下段部122とを一緒に押し出すようにすると共に、前記の下段部122の上に基材11の色彩と異なる輝度の色彩の上段部121を押し出すようにして成形することができる。
また、この滑り止め部材10における基材11と凸部12の材料は、同じ材料であっても、異なる材料であってもよいが、凸部12における摩耗を抑制して、滑り止め部材10を長期にわたって使用できるようにするためには、凸部12を低摩耗性の材料で構成することが好ましい。
また、この参考形態においては、図2に示すように、前記の滑り止め部材10を着脱可能に装着させる長尺状の装着用金具20として、前面部に階段などの段部1の蹴上げ部1aに取り付ける前面カバー部21が設けられると共に、段部1の踏み面1bに取り付けられる取付面部22の上面側に前記の滑り止め部材10を着脱可能に装着させる装着凹部23が設けられたものを用い、前記の滑り止め部材10における基材11の幅方向両側の部分を、前記の装着凹部23の幅方向両側に設けられた係止部24に係止させて、この装着用金具20に滑り止め部材10を着脱可能に装着させるようにしている。
そして、図3に示すように、前記のようにして滑り止め部材10が装着された装着用金具20における前記の前面カバー部21を段部1の蹴上げ部1aの前に装着させると共に、装着用金具20における取付面部22を段部1の踏み面1bにビス等の取付部材(図示せず)で取り付けて、段部1の上面角部に取り付けるようにする。
このようにして滑り止め部材10が装着された装着用金具20を階段などの段部1の上面角部に取り付けた場合、図4に示すように、滑り止め部材10における基材11と、この基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成された凸部12の上段部121とが露出し、前記の基材11と上段部121とにおける色彩の輝度の差によって滑り止め部材10の存在が目立ち、周囲が暗い状態においても、幼児や年配者や目の不自由な人が滑り止め部材10の存在を適切に検知して、階段などの段部1の存在を適切に確認できるようになる。なお、前記のように、周囲が暗い状態においても、滑り止め部材10の存在を適切に検知できるようにするためには、基材11と凸部12の上段部121とにおける色彩の輝度比を2以上にすることが好ましく、また凸部12間における基材11の部分或いは凸部12の上段部121に蓄光材料等を含有させることもできる。
そして、このように滑り止め部材10が装着された装着用金具20を階段などの段部1に取り付けて使用した結果、前記の滑り止め部材10が踏まれ、滑り止め部材10における凸部12が次第に摩耗されて、例えば、図5(A),(B)に示すように、この凸部12における上段部121が摩耗されてなくなった場合には、上段部121の下にある基材11と同じ色彩になった下段部122が露出し、これにより滑り止め部材10における凸部12が多く摩耗されていることを検知することができ、装着用金具20に装着された滑り止め部材10を、新しい滑り止め部材10に交換させるようにすることができる。
また、前記のように凸部12の上段部121が摩耗されてなくなった場合においても、この凸部12における下段部122が、基材11から突出した状態で残るため、この下段部122によってある程度の滑り止め効果が維持され、安全性を確保することができるようになる。
また、前記の滑り止め部材10における一定した部分が多く踏まれ、滑り止め部材10における凸部12の特定の部分が多く摩耗される場合においては、図6に示すように、多く踏まれた部分における上段部121だけが摩耗されて、基材11と同じ色彩になった下段部122が露出し、これにより凸部12が多く摩耗されて、滑り止め効果が低下した部分を適切に検知できるようになる。そして、このように基材11と同じ色彩になった下段部122が露出した滑り止め部材10の部分を避けることにより、十分な滑り止め効果が得られ、滑り止め部材10を安全な状態で長期にわたって使用できるようになる。
なお、この実施形態における滑り止め部材10においては、基材11の上面に設けられた各凸部12を上段部121と下段部122とで構成し、各凸部12の上段部121を基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成するようにしたが、滑り止め部材10において目立つ部分における一部の凸部12だけを上段部121と下段部122とで構成して、この一部の凸部12における上段部121だけを基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成させるようにすることもできる。
また、この参考形態における滑り止め部材10においては、基材11の上面に設けられた凸部12において、基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成された上面側に位置する上段部121が略一定の厚みになって、上段部121と下段部122との境界面が水平面になるように構成したが、本発明の実施形態における滑り止め部材10においては、図7に示すように、基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成された上段部121に、下方に向かって幅が収縮した1つの収縮部121aを設けるようにした
そして、このように上段部121に下方に向かって幅が収縮した1つの収縮部121aを設けた滑り止め部材10の場合、この滑り止め部材10が新しい状態では、図8(A)に示すように、基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成された上段部121が幅広い状態で確認される一方、滑り止め部材10が使用されて、滑り止め部材10における凸部12が次第に摩耗されると、図8(B)に示すように、上段部121から下方に向かって幅の収縮した収縮部121aが露出されて、前記の上段部121の幅が次第に減少されるようになる。
このため、基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成された上段部121に下方に向かって幅が収縮した1つの収縮部121aを設けた場合には、上段部121の幅の変化を見て、滑り止め部材10における凸部12の摩耗状態を検知することができ、滑り止め部材10の交換時期を予測して、新しい滑り止め部材10を予め準備することもでき、滑り止め部材10の滑り止め効果が大きく低下する前に、滑り止め部材10を適切に交換することができるようになる。
また、図7に示す滑り止め部材10においては、前記のように上段部121に下方に向かって幅が収縮した収縮部121aを1つ設けるようにしただけであるが、図9に示すように、上段部121に下方に向かって幅が収縮した収縮部121aを連続するように複数設けて、上段部121の下段側をジグザグ状に形成することもできる。
そして、このように上段部121に下方に向かって幅が収縮した収縮部121aを連続するように複数設けた滑り止め部材10の場合、この滑り止め部材10が使用されて、滑り止め部材10における凸部12が次第に摩耗されると、図10に示すように、上段部121から下方に向かって幅の収縮した複数の収縮部121aが、前記の下段部122の中に所要間隔を介してライン状に露出するようになり、これに基づいて、滑り止め部材10における凸部12の摩耗状態を検知して、滑り止め部材10の交換時期を予測できるようになる。
また、この実施形態における滑り止め部材10においては、基材11の上面に凸部12を設けるにあたり、基材11の色彩と異なる輝度の色彩で構成された上面側に位置する上段部121を下段部122の上に設けるようにしただけであるが、図11に示すように、下段部122を覆うようにして上段部121を設け、下段部122を上段部121の内部に位置させるようにすることもできる。
そして、このように下段部122を上段部121の内部に位置させた滑り止め部材10の場合、この滑り止め部材10が使用されて、滑り止め部材10における凸部12が次第に摩耗されると、図12に示すように、上段部121の内部に設けられた下段部122が上段部121に挟まれた状態で露出するようになり、これに基づいて、滑り止め部材10における凸部12の摩耗状態を検知して、滑り止め部材10の交換時期を予測できるようになる。
さらに、図11に示すように、下段部122を覆うようにして上段部121を設け、下段部122を上段部121の内部に位置させるようにした滑り止め部材10において、図13に示すように、下段部122の両側に位置する上段部121から下方に向かって基材11の内部まで延出された延出部121bを設けるようにすることも可能である。
このようにすると、図11に示した滑り止め部材10の場合と同様に、滑り止め部材10における凸部12が次第に摩耗されると、上段部121の内部に設けられた下段部122が上段部121に挟まれた状態で露出するようになり、これに基づいて、滑り止め部材10における凸部12の摩耗状態を検知して、滑り止め部材10の交換時期を予測できるようになる。さらに、上段部121から下方に向かって基材11の内部まで延出された延出部121bによる楔効果により、滑り止め部材10における凸部12が基材11に強固に取り付けられるようになる。
また、前記の参考形態及び実施形態における滑り止め部材10においては、合成樹脂で構成された長尺状の基材11の上面に上段部121と下段部122とで構成された凸部12を設けるにあたり、基材11の長手方向に沿った凸部12を基材11の幅方向に所要間隔を介して複数設けるようにしたが、基材11の上面に設ける凸部12の形状等はこのようなものに限定されず、例えば、図14に示すように、基材11の上面に、上段部121と下段部122とで構成された平面円形状の凸部12を散点状に設けるようにすることもできる。
また、前記の参考形態及び実施形態においては、滑り止め部材10を装着用金具20に着脱可能に装着させて、段部1の上面角部に取り付けるようにしたが、装着用金具20を用いずに、滑り止め部材10を段部1の上面角部に直接取り付けるようにすることもできる。
例えば、図15に示す参考形態のように、滑り止め部材10における基材11の上面に、前記のような上段部121と下段部122とで構成された凸部12を設けると共に、この基材11の前面側に前面カバー部13を設け、この基材11の下面に段部1の踏み面1bに取り付けると共に、前記の前面カバー部13を段部1の蹴上げ部1aの前に取り付けるようにすることもできる。
1 段部、1a 蹴上げ部、1b 踏み面
10 滑り止め部材
11 基材
12 凸部、121 上段部、121a 収縮部、121b 延出部、122 下段部
13 前面カバー部
20 装着用金具
21 前面カバー部
22 取付面部
23 装着凹部
24 係止部

Claims (5)

  1. 長尺状の基材の上面に凸部が形成されてなる滑り止め部材において、前記の凸部が上段部と下段部とを有し、前記の上段部が前記の基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成されてなり、基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成された前記の上段部に、下方に向かって収縮した収縮部を設けたことを特徴とする滑り止め部材。
  2. 請求項1に記載の滑り止め部材において、長尺状の基材の上面に凸部が複数設けられ、少なくとも一部の凸部が上段部と下段部とを有し、上段部が前記の基材の色彩と異なる輝度の色彩で構成されていることを特徴とする滑り止め部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の滑り止め部材において、前記の凸部が長尺状の基材の長手方向に沿って設けられていることを特徴とする滑り止め部材。
  4. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の滑り止め部材において、段部に装着されることを特徴とする滑り止め部材。
  5. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の滑り止め部材が、装着用金具に着脱可能に装着されることを特徴とする滑り止め部材。
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