JP3195360U - 鋼製階段用防滑マット - Google Patents

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秀夫 田中
英利 和田
英利 和田
元 江川
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Abstract

【課題】階段に簡単に着脱できる、工事期間中に一時的に階段を保護し、作業者の足が踏み面上で滑らないようにする鋼製階段用防滑マットを提供する。【解決手段】防滑マットは、平面シート部10と、手前側縦面シート部20と、奥側縦面シート部30とを備えている。手前側縦面シート部20の下部には、手前側折り返し部23が形成され、手前側折り返し部23の上部には、手前側突出部24が形成されている。奥側縦面シート部30の下部には、奥側折り返し部33が形成され、奥側折り返し部33の上部には、奥側突出部34が形成されている。【選択図】図5

Description

本考案は、例えば建築物の工事期間中等に使用される鋼製階段用防滑マットの技術分野に属し、特に、鋼製階段に簡単に着脱でき、ずれたり、滑ることのないマットに関するものである。
例えば2階建て建築物の工事期間中には、当該建築物に設けられている階段が1階と2階とを結ぶ作業用通路として使用されることがある。このため、資材等を持った作業者が階段を上り下りしたり、階段の踏み面にゴミ等が付着したりして、階段を損傷させる恐れがある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているように階段の踏み面に保護材を着脱可能に取り付けることが行われる。特許文献1の階段用保護材は、階段の踏み面に両面接着テープによって接着されるシート状物と、そのシート状物に係止する係止部材に対して両面接着テープによって接着される保護材とを有している。そして、保護材と一体化している係止部材を、階段に貼り付けられているシート状物に係止させると、保護材が階段に取り付けられた状態となって踏み面が保護される。
特開2004−2703606号公報
ところで、特許文献1の保護材の取付構造では、シート状物を階段の踏み面に両面粘着テープで接着しているので接着面の清掃等が必要になり、取り付け作業が煩雑になる。また、シート状物を踏み面に接着した後、保護材をシート状物に取り付けなければならないので、保護材を取り付けるにあたり、作業工程が多くなる。さらに、保護材は工事期間が終了したら取り外さなければならないが、特許文献1のシート状物まで取り外す場合には、両面接着テープを用いているので取り外しに手間がかかるという問題もある。
また、工事期間中における階段の昇降時の事故を未然に防止するために、階段の踏み面に防滑マットを設けて作業者の足が踏み面上で滑らないようにする必要もある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、工事期間中に一時的に階段を保護し、作業者の足が踏み面上で滑らないようにする階段用防滑マットを階段に簡単に着脱できるようにすることにある。
上記の課題を解決するために本考案は、次に示す構成を有している。
第1の考案は、
踏み面と、該踏み面の手前側及び奥側からそれぞれ下方へ延びる手前側縦面部及び奥側縦面部とを有する断面コの字状の鋼製踏み板を有する階段が設けられる建築物の工事期間中に、当該鋼製踏み板に取り付けられて使用される熱可塑性エラストマー製の鋼製階段用防滑マットにおいて、
上記踏み面に敷設される平面シート部と、
上記平面シート部における手前側から上記手前側縦面部に沿って下方へ延びる手前側縦面シート部と、
上記平面シート部における奥側から上記奥側縦面部に沿って下方へ延びる奥側縦面シート部とを備え、
上記手前側縦面シート部の下部には、上記手前側縦面部の下部を覆うように上方へ折り返されて該手前側縦面部の下部に係合する手前側折り返し部が形成され、該手前側折り返し部の上部には、上記鋼製踏み板の奥側へ向けて突出する手前側突出部が形成され、
上記奥側縦面シート部の下部には、上記奥側縦面部の下部を覆うように上方へ折り返されて該奥側縦面部の下部に係合する奥側折り返し部が形成され、該奥側折り返し部の上部には、上記鋼製踏み板の手前側へ向けて突出する奥側突出部が形成されていることを特徴としている。
この考案によれば、手前側縦面シート部の手前側折り返し部を鋼製踏み板の手前側縦面部の下部に係合させ、奥側縦面シート部の奥側折り返し部を鋼製踏み板の奥側縦面部の下部に係合させることで、防滑マットの手前側と奥側とが鋼製踏み板に固定されるので、従来例のような両面接着テープを用いなくても、位置ずれを起こすことなく、防滑マットを鋼製踏み板に簡単に取り付けることができ、鋼製踏み板を工事期間中に保護することができる。
そして、工事期間が終了して防滑マットを鋼製踏み板から取り外す際には、手前側縦面シート部の手前側突出部をつかんで力を加えることで手前側縦面シート部を変形させて鋼製踏み板の手前側縦面部の下部から離脱させることができる。このとき、手前側突出部が、鋼製踏み板の奥側へ向けて突出しているので、つかみやすく作業は簡単に行える。同様に、奥側縦面シート部の奥側突出部をつかんで奥側縦面シート部を鋼製踏み板の奥側縦面部の下部から簡単に離脱させることができる。
第2の考案は、
上記手前側縦面シート部及び上記奥側縦面シート部は、上下方向に伸縮する伸縮部を備えていることを特徴としている。
第3の考案は、
上記平面シート部の上面には、防滑用の凹凸形状が設けられ、該凹凸形状を構成する凹部には、視認性を向上させる色彩とされた色彩部が設けられていることを特徴としている。
第4の考案は、
上記鋼製階段用防滑マットを構成している熱可塑性エラストマーが、重合度2000以上4000以下の塩化ビニル樹脂であることを特徴としている。
本考案によれば、手前側縦面シート部の手前側折り返し部及び奥側縦面シート部の奥側折り返し部を、それぞれ鋼製踏み板の手前側縦面部及び奥側縦面部に係合させることで、防滑マットを鋼製踏み板に簡単に取り付けることができ、工事期間中の階段の踏み板を一時的に保護することができるとともに、作業者の足が踏み面上で滑らないようにすることができる。そして、防滑マットを取り外す際には、手前側折り返し部の手前側突出部及び奥側縦面シート部の奥側突出部を容易につまんで引っ張ることができ、簡単に外すことができる。
鋼製階段用防滑マットが取り付けられた鋼製階段の斜視図である。 鋼製階段用防滑マットを上方から見た斜視図である。 鋼製階段用防滑マットが取り外された鋼製階段の斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 鋼製階段用防滑マットの手前側の係合要領を説明する断面図である。 鋼製階段用防滑マットの奥側の係合要領を説明する断面図である。 変形例1に係る図2相当図である。 図8の円Aで囲まれた部分の拡大図である。 変形例2に係る図4相当図である。 変形例2に係る図5相当図である。 変形例3に係る図4相当図である。 変形例4に係る図4相当図である。
考案を実施するため形態
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本考案の実施形態に係る鋼製階段用防滑マット1が取り付けられた鋼製階段100の斜視図である。この鋼製階段100は、例えば2階建ての建築物(図示せず)に設けられており、建築物の工事期間中は、1階と2階を結ぶ作業用通路なり、資材を運搬する作業者等が使用する。工事期間が終了すると、当該建築部の階段として使用される。
尚、この実施形態の説明では、鋼製階段100を昇る際に鋼製階段100に向かってみたとき、左となる側を左といい、また、右となる側を右といい、また、手前となる側を手前といい、奥となる側を奥というものとする。また、鋼製階段100は、2階建ての建物に限られるものではなく、3階建て以上の建物にも設けられる。
鋼製階段100は、鋼製階段用防滑マット1を取り外した状態を記載した図3に示すように、左右両側の階段桁101、101と、複数の鋼製踏み板102と、鋼製踏み板102を階段桁101に支持する支持板103とを備えている。鋼製踏み板101は、図5〜図7に示すように、略水平な踏み面102aと、該踏み面102aの手前側及び奥側からそれぞれ下方へ延びる手前側縦面部102及び奥側縦面部102cとを有する断面コの字状に形成されている。手前側縦面部102及び奥側縦面部102cは同じ長さである。
防滑マット1は、上記建築物の工事期間中に鋼製踏み板102に取り付けられて使用されるものであり、工事期間が経過すると鋼製踏み板102から取り外される。防滑マット1は、例えば熱可塑性エラストマー等で構成されている。熱可塑性エラストマーとしては、例えば重合度2000以上4000以下の塩化ビニル樹脂を挙げることができるが、これに限られるものではない。この塩化ビニル樹脂を使用することで、防滑性を十分に高めながら、高強度で、耐摩耗性も高く、十分な耐久性を持った防滑マット1とすることができる。また、防滑マット1の材料としては、軟質塩化ビニル樹脂、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー等を挙げることができる。
図2、図4、図5に示すように、防滑マット1は、鋼製踏み板102の踏み面102aに敷設される平面シート部10と、平面シート部10における手前側から鋼製踏み板102の手前側縦面部102bに沿って下方へ延びる手前側縦面シート部20と、平面シート部10における奥側から鋼製踏み板102の奥側縦面部102cに沿って下方へ延びる奥側縦面シート部30とを備えている。平面シート部10、手前側縦面シート部20及び奥側縦面シート部30によって下方に開放する断面コの字状の防滑マット1となり、この防滑マット1の断面形状は、鋼製踏み板102の断面形状と対応した形状となっている。また、平面シート部10、手前側縦面シート部20及び奥側縦面シート部30は、一体成形されている。
平面シート部10は、鋼製踏み板102の踏み面102aに沿って左右方向に延びている。平面シート部10の下面11が鋼製踏み板102の踏み面102aに当接するようになっている。平面視で、平面シート部10の手前側の縁部は、鋼製踏み板102の踏み面102aの手前側の縁部と重複し、また、平面シート部10の奥側の縁部は、鋼製踏み板102の踏み面102aの奥側の縁部と重複している。
平面シート部10の上面には、凸部12及び凹部13が手前側から奥側に亘って交互に設けられている。これら凸部12及び凹部13によって防滑用の凹凸形状が構成される。凸部12及び凹部13は、平面シート部10の左端部から右端部に亘って直線状に延びている。
手前側縦面シート部20の内側面21が、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bに当接するようになっている。手前側縦面シート部20の内側面21には、上下方向中間部に凹部22が形成されている。凹部22は、手前側縦面シート部20の上部から下部に亘って大きく形成されている。この凹部22の形成によって手前側縦面シート部20の上下方向中間部は、該手前側縦面シート部20の上部及び下部に比べて薄肉になる。
手前側縦面シート部20の下部には、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの下部を覆うように上方へ折り返される手前側折り返し部23が形成されている。手前側折り返し部23は、手前側縦面シート部20の左端部から右端部に亘って連続しており、側面視で上方に開放するU字に近い断面形状となっている。この手前側折り返し部23が手前側縦面部102bの下部に対してその下方から係合するようになっている。手前側折り返し部23が手前側縦面部102bに係合した状態では、手前側縦面部102bの下部における手前側の面、及び奥側の面が手前側折り返し部23によって覆われた状態になり、これにより、手前側縦面シート部20が鋼製踏み板102の手前側縦面部102bから離れなくなる。
手前側折り返し部23の上部には、鋼製踏み板102の奥側へ向けて突出する手前側突出部24が形成されている。手前側突出部24は、手前側縦面シート部20の左端部から右端部に亘って連続している。手前側突出部24は、上方へ行くにしたがって手前側縦面シート部20から離れるように、即ち奥側に位置するように傾斜した傾斜板部で構成されている。
また、奥側縦面シート部30の内側面31は、鋼製踏み板102の奥側縦面部102cに当接するようになっている。奥側縦面シート部30の内側面31には、上下方向中間部に凹部32が形成されている。凹部32は、奥側縦面シート部30の上部から下部に亘って大きく形成されている。この凹部32の形成によって奥側縦面シート部30の上下方向中間部が手前側縦面シート部20と同様に薄肉になる。
奥側縦面シート部30の下部には、鋼製踏み板102の奥側縦面部102cの下部を覆うように上方へ折り返される奥側折り返し部33が形成されている。奥側折り返し部33は、奥側縦面シート部30の左端部から右端部に亘って連続しており、側面視で上方に開放するU字に近い断面形状となっている。この奥側折り返し部33が奥側縦面部102cの下部に対してその下方から係合するようになっている。奥側折り返し部33が奥側縦面部102cに係合した状態では、奥側縦面部102cの下部における奥側の面、及び手前側の面が奥側折り返し部33によって覆われた状態になり、これにより、奥側縦面シート部20が鋼製踏み板102の奥側縦面部102cから離れなくなる。
奥側折り返し部33の上部には、鋼製踏み板102の手前側へ向けて突出する奥側突出部34が形成されている。奥側突出部34は、奥側縦面シート部30の左端部から右端部に亘って連続している。奥側突出部34は、上方へ行くにしたがって奥側縦面シート部30から離れるように、即ち手前側に位置するように傾斜した傾斜板部で構成されている。
この実施形態では、鋼製踏み板102の手前側縦面部102及び奥側縦面部102cは同じ長さであるため、防滑マット1の手前側縦面シート部20及び奥側縦面シート部30の形状は同じであり、また、手前側折り返し部23及び奥側折り返し部33の形状も同じであり、さらに、手前側突出部24及び奥側突出部34の形状も同じである。つまり、防滑マット1の手前側と奥側を反対にしても鋼製踏み板102に取り付けることができる。
次に、上記のように構成された防滑マット1を鋼製踏み板102に取り付ける場合について説明する。防滑マット1は、上述した重合度2000以上4000以下の塩化ビニル樹脂からなるものなので、作業者が手で簡単に変形させることができる程度の柔軟性を有している。まず、図6に示すように、防滑マット1の手前側折り返し部23を、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの下部に係合させる。このとき、矢印Bで示すように、防滑マット1全体を傾けながら、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの下部を、防滑マット1の手前側折り返し部23の上方に配置した後、手前側縦面部102bの下部を手前側折り返し部23に押し込んで行く。手前側突出部24が傾斜しているので、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの下部が手前側突出部24に沿って手前側折り返し部23に導かれるようになる。つまり、手前側突出部24が、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bを案内する案内部となるので、作業性が良好になる。
手前側縦面部102bの下部を手前側折り返し部23に押し込むことで手前側折り返し部23を手前側縦面部102bの下部に係合させる。係合させた後、図7に示すように、防滑マット1の手前側縦面シート部20を、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bに当接させるとともに、平面シート部10の下面11を鋼製踏み板102の踏み面102aに当接させる。
そして、例えば奥側突出部34を持って図7の矢印Cで示す方向に引っ張って奥側折り返し部33を開くとともに、矢印Dの方向に引っ張り、奥側折り返し部33の内方に鋼製踏み板102の奥側縦面部102cの下部を入れる。奥側折り返し部33の内方に鋼製踏み板102の奥側縦面部102cの下部が入ると、奥側折り返し部33の形状を復元させて奥側折り返し部33を鋼製踏み板102の奥側縦面部102cに係合させる。
尚、防滑マット1を鋼製踏み板102に取り付ける場合には、先に、奥側折り返し部33を鋼製踏み板102の奥側縦面部102cに係合させ、その後、手前側折り返し部23を手前側縦面部102bの下部に係合させてもよい。
したがって、この実施形態では、両面接着テープ等を使用することなく、防滑マット1の手前側折り返し部23を鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの下部に係合させ、かつ、防滑マット1の奥側折り返し部33を鋼製踏み板102の奥側縦面部102cの下部に係合させるだけで防滑マット1を鋼製踏み板102に取り付けることができるので、簡単な作業で済む。しかも、防滑マット1の手前側と奥側の両方が鋼製踏み板102に係合しているので、防滑マット1が鋼製踏み板102に対して位置ずれしにくく、高い安全性を確保できる。
防滑マット1を鋼製踏み板102に取り付けた状態では、鋼製踏み板102の踏み面102a、手前側縦面部102及び奥側縦面部102cが防滑マット1で覆われるので鋼製踏み板102を確実に保護できる。
また、工事期間が終了して防滑マット1を鋼製踏み板102から取り外す場合には、鋼製踏み板102の下方から鋼製踏み板10の内方へ手を差し込んで、奥側突出部34を持って下方へ引っ張りながら、鋼製踏み板102の奥側縦面部102cを奥側折り返し部33から抜いて離脱させる。同様に、手前側突出部24を持って下方へ引っ張りながら、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bを手前側折り返し部23から抜いて離脱させる。離脱させる順番は、どちらが先でもよい。
このとき、奥側突出部34が手前側に突出しているので、奥側突出部34をつかみやすく作業性が良好である。同様に、手前側突出部24が奥側に突出しているので作業性が良好である。尚、鋼製踏み板102から取り外した防滑マット1は他の現場で再利用することができる。
以上説明したように、この実施形態に係る防滑マット1によれば、手前側縦面シート部20の手前側折り返し部23及び奥側縦面シート部30の奥側折り返し部33を、それぞれ鋼製踏み板102の手前側縦面部102b及び奥側縦面部102cに係合させることで、防滑マット1を鋼製踏み板102に簡単に取り付けることができ、工事期間中の踏み板102を一時的に保護することができるとともに、作業者の足が滑らないようにすることができる。そして、防滑マット1を取り外す際には、手前側折り返し部23の手前側突出部24及び奥側縦面シート部33の奥側突出部34を容易につまんで引っ張ることで簡単に取り外すことができる。
また、図8に示す変形例1のように、防滑マット1の手前側に位置する凹部13には、視認性を向上させる色彩とされた第1色彩部14と第2色彩部15を設けてもよい。第1色彩部14及び第2色彩部15は、平面シート部10の左端部から右端部に亘って連続して延びており、他の部分と異なる色彩であって、かつ、視認性を高めることができる色彩となっている。この第1色彩部14及び第2色彩部15は、例えば2色成形法を使用することで、防滑マット1の他の部分と一体成形することができる。第1色彩部14及び第2色彩部15は、例えば蓄光塗料や蛍光塗料を含有した樹脂や、防滑マット1の他の部分と比べて輝度差2以上の色に着色された樹脂等で構成することができる。色彩部14、15は1箇所だけであってもよい。この変形例1では、防滑マット1の手前側の視認性が向上するので安全性をより一層高めることができる。
また、図10に示す変形例2のように、防滑マット1の手前側縦面シート部20に、上下方向に伸縮する伸縮部25を設けてもよい。伸縮部25は、波型の断面形状を有している。また、防滑マット1の奥側縦面シート部30に、上下方向に伸縮する同様な伸縮部35を設けてもよい。この場合、外力を作用させない状態で、手前側縦面シート部20の伸縮部25は縮んでおり、手前側縦面シート部20の上下寸法は、鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの上下寸法よりも短くなっている。同様に、奥側縦面シート部30も鋼製踏み板102の奥側縦面部102cの上下寸法よりも短くなっている。そして、図11に示すように防滑マット1を鋼製踏み板102に取り付けた状態では、伸縮部25、35が伸びる。取付状態では、手前側折り返し部23が伸縮部25の弾性によって上方へ付勢されるので、手前側折り返し部23を鋼製踏み板102の手前側縦面部102bの下部にしっかりと係合させることができる。奥側折り返し部33も同様に係合させることができる。さらに、変形例2では、防滑マット1の手前側縦面シート部20及び奥側縦面シート部30の上下寸法を変化させることができるので、鋼製踏み板102の手前側縦面部102b及び奥側縦面部102cの上下寸法が異なる別の鋼製踏み板(図示せず)に防滑マット1を取り付けることもできる。
また、図12に示す変形例3のように、手前側突出部24及び奥側突出部34は矩形断面を有する形状であってもよい。
また、図13に示す変形例4のように、手前側突出部24及び奥側突出部34は円形断面を有する形状であってもよい。
以上説明したように、本考案に係る鋼製階段用防滑マットは、例えば建築物の工事期間中等に鋼製階段に取り付けて使用することができる。
1 鋼製階段用防滑マット
10 平面シート部
14 第1色彩部
15 第2色彩部
20 手前側縦面シート部
23 手前側折り返し部
24 手前側突出部
25 伸縮部
30 奥側縦面シート部
33 奥側折り返し部
34 奥側突出部
35 伸縮部

Claims (4)

  1. 踏み面と、該踏み面の手前側及び奥側からそれぞれ下方へ延びる手前側縦面部及び奥側縦面部とを有する断面コの字状の鋼製踏み板を有する階段が設けられる建築物の工事期間中に、当該鋼製踏み板に取り付けられて使用される熱可塑性エラストマー製の鋼製階段用防滑マットにおいて、
    上記踏み面に敷設される平面シート部と、
    上記平面シート部における手前側から上記手前側縦面部に沿って下方へ延びる手前側縦面シート部と、
    上記平面シート部における奥側から上記奥側縦面部に沿って下方へ延びる奥側縦面シート部とを備え、
    上記手前側縦面シート部の下部には、上記手前側縦面部の下部を覆うように上方へ折り返されて該手前側縦面部の下部に係合する手前側折り返し部が形成され、該手前側折り返し部の上部には、上記鋼製踏み板の奥側へ向けて突出する手前側突出部が形成され、
    上記奥側縦面シート部の下部には、上記奥側縦面部の下部を覆うように上方へ折り返されて該奥側縦面部の下部に係合する奥側折り返し部が形成され、該奥側折り返し部の上部には、上記鋼製踏み板の手前側へ向けて突出する奥側突出部が形成されていることを特徴とする鋼製階段用防滑マット。
  2. 請求項1に記載の鋼製階段用防滑マットにおいて、
    上記手前側縦面シート部及び上記奥側縦面シート部は、上下方向に伸縮する伸縮部を備えていることを特徴とする鋼製階段用防滑マット。
  3. 請求項1または2に記載の鋼製階段用防滑マットにおいて、
    上記平面シート部の上面には、防滑用の凹凸形状が設けられ、該凹凸形状を構成する凹部には、視認性を向上させる色彩とされた色彩部が設けられていることを特徴とする鋼製階段用防滑マット。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の鋼製階段用防滑マットにおいて、
    上記鋼製階段用防滑マットを構成している熱可塑性エラストマーが、重合度2000以上4000以下の塩化ビニル樹脂であることを特徴とする鋼製階段用防滑マット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106049777A (zh) * 2016-05-24 2016-10-26 艾尼科环保技术(安徽)有限公司 一种钢制防滑踏步板
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