JP2013224546A - 養生部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】養生テープを用いずに着脱容易に床面に敷設して、床面との滑りを防止するとともに、砂、埃、塗料等による床面の損傷や汚染を防止して床面を保護することができる養生部材を提供する。
【解決手段】養生部材1は、硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネル10と、パネル10と略同形状の滑り止めシート11と、を積層して一体的に形成されている。滑り止めシート11は、パネル10の自重により床面と密着し、床面との滑りを防止する滑り止め効果を発現するように構成され、パネル10の隣接する2辺から突出するL字状の突出部11aが形成されている。パネル10の下面10bには、残りの2辺側において突出部11aに対応した位置、形状で滑り止めシート11が設けられていないL字状の着脱部10gが形成されている。突出部11a及び着脱部10gには、着脱可能に構成された1組の着脱部材13、13が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】養生部材1は、硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネル10と、パネル10と略同形状の滑り止めシート11と、を積層して一体的に形成されている。滑り止めシート11は、パネル10の自重により床面と密着し、床面との滑りを防止する滑り止め効果を発現するように構成され、パネル10の隣接する2辺から突出するL字状の突出部11aが形成されている。パネル10の下面10bには、残りの2辺側において突出部11aに対応した位置、形状で滑り止めシート11が設けられていないL字状の着脱部10gが形成されている。突出部11a及び着脱部10gには、着脱可能に構成された1組の着脱部材13、13が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、家屋等の建築時、引越や荷物の搬入時などに床面に敷設し、床面を保護する養生部材に関する。
従来より、家屋等の建築時、引越や荷物の搬入時などに床面が損傷、汚染されないように保護するために、シート状の養生部材を床面に敷設する養生が行われている。
床面の養生方法として、複数の養生シートを養生テープ(粘着テープ)で連結し、床面に養生テープで固定するという方法が採用されてきた。ここで、使用される養生部材としては、例えば、ロール状に形成された紙製の養生シート(特許文献1)、合成樹脂シートからなる養生シート(特許文献2)、段ボールなどの紙素材からなる養生シート(特許文献3)などが提案されている。
床面の養生方法として、複数の養生シートを養生テープ(粘着テープ)で連結し、床面に養生テープで固定するという方法が採用されてきた。ここで、使用される養生部材としては、例えば、ロール状に形成された紙製の養生シート(特許文献1)、合成樹脂シートからなる養生シート(特許文献2)、段ボールなどの紙素材からなる養生シート(特許文献3)などが提案されている。
しかし、このような養生シートは、床面との密着性が乏しく滑りやすいため、養生シートが滑らないように養生テープにより床面に固定する必要があった。また、連結した養生シート間に隙間が生じると、砂、埃、塗料等が侵入して床面を損傷、汚染するおそれがあった。そのため、養生シート間を床面に固定し、養生シート間に隙間が生じないように連結するために、大量の養生テープを用いる必要があり、固定作業にも時間、手間がかかるという問題があった。また、床面からの取り外しや養生シート間の着脱が容易でないため、作業中に養生シートを取り外したい場合に効率的な作業を行うことができないという問題があった。
そこで、本発明は、養生テープを用いずに着脱容易に床面に敷設して、床面との滑りを防止するとともに、砂、埃、塗料等による床面の損傷や汚染を防止して床面を保護することができる養生部材を提供することを目的とする。
本発明では、上記目的を実現するために、請求項1に記載の発明では、床面に敷設して床面を保護するための養生部材であって、硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネルと、前記パネルの自重により床面と密着して滑り止め効果を発現する滑り止めシートと、を積層して一体的に構成されており、前記滑り止めシートは、前記パネルの隣接する2辺から突出する突出部を備え、前記パネルの残りの2辺側には、前記突出部に対応した形状で、床面側に前記滑り止めシートが設けられていない着脱部が形成されており、前記突出部及び着脱部には着脱可能に構成された1組の着脱部材が設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項1に記載の発明によれば、養生部材は滑り止めシートを備えているので、床面に敷設するだけで滑り止め効果が発現し、養生テープを用いずに床面との滑りを防止することができる。
隣接する養生部材は、突出部と着脱部とが対向するように配置し、着脱部材により養生テープを用いずに固定することができる。いずれの方向においても突出部と着脱部とが重なりあわされて固定されているため、養生部材間で床面が露出することがないので、砂、埃、塗料等による床面の損傷や汚染を防止して簡単に床面を保護することができる。
また、養生部材同士は着脱自在なので、作業に応じて簡単に取り外すことができるとともに、繰り返し使用することができる。
隣接する養生部材は、突出部と着脱部とが対向するように配置し、着脱部材により養生テープを用いずに固定することができる。いずれの方向においても突出部と着脱部とが重なりあわされて固定されているため、養生部材間で床面が露出することがないので、砂、埃、塗料等による床面の損傷や汚染を防止して簡単に床面を保護することができる。
また、養生部材同士は着脱自在なので、作業に応じて簡単に取り外すことができるとともに、繰り返し使用することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の養生部材において、前記突出部に設けられた着脱部材は、前記突出部を覆って前記滑り止めシートに接着されたシート状のインサート部材を介して前記突出部に設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明によれば、インサート部材により滑り止めシートの突出部を補強することができるとともに、着脱部材の交換を容易にすることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の養生部材において、前記インサート部材は、前記パネルと前記滑り止めシートとの間まで延設されている、という技術的手段を用いる。
滑り止めシートの突出部は、パネルとの境界近傍で過大な力が生じやすくこの位置で破損するおそれがあるが、請求項3に記載の構成を採用することにより、パネルとの境界部にインサート部材が存在するため、より効果的に補強することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の養生部材において、前記パネルと前記滑り止めシートとの間に、隣接して配置される養生部材の高さを調整するための高さ調整部材が設けられている、という技術的手段を用いる。
着脱部材が厚い場合に、隣接する養生部材に段差が生じる場合があるが、請求項4に記載の発明のように、パネルと滑り止めシートとの間に高さ調整部材を設けることによりこのような段差をなくすことができる。
請求項5に記載の発明では、床面に敷設して床面を保護するための養生部材であって、硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネルと、前記パネルの自重により床面と密着して滑り止め効果を発現する滑り止めシートと、を積層して一体的に構成されており、前記滑り止めシートは、前記パネルの1辺から突出する突出部を備え、前記パネルの対向する1辺側には、前記突出部に対応した形状で、床面側に前記滑り止めシートが設けられていない着脱部が形成されており、前記突出部及び着脱部には着脱可能に構成された1組の着脱部材が設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項6に記載の発明では、床面に敷設して床面を保護するための1組の養生部材であって、硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネルと、前記パネルの自重により床面と密着して滑り止め効果を発現する滑り止めシートと、を積層して一体的に構成されており、一方の養生部材の滑り止めシートは、前記パネルの各辺から突出する突出部を備え、他方の養生部材は、前記パネルの各辺に、前記突出部に対応した形状で、床面側に前記滑り止めシートが設けられていない着脱部が形成されており、前記突出部及び着脱部には着脱可能に構成された1組の着脱部材が設けられている、という技術的手段を用いる。
突出部及び着脱部の構成として、請求項5または請求項6に記載の発明の構成を採用することもできる。
本発明の養生部材について図を参照して説明する。なお、断面説明図において、構造をわかりやすくするために、各部材の厚さ等は誇張して図示してある。
図1に示すように、養生部材1は、矩形状のパネル10と、パネル10と略同形状の滑り止めシート11と、を積層して一体的に形成されている。以下、パネル10において、養生部材1を床面に敷設する場合に上方となる面を上面10a、滑り止めシート11が設けられている面を下面10bとする。養生部材1は、後述する養生方法により複数の養生部材1が一体的に固定されて床面を養生する。
パネル10は、硬質プラスチック材料からなり、例えば、幅600mm、長さ900mm、厚さ2mmの矩形状の板材として構成される。パネル10は、滑り止めシート11に滑り止め効果を発現させるための適切な自重を有していれば、材質は適宜選択することができるが、堅牢性などの観点からポリプロピレンを好適に用いることができる。
滑り止めシート11は、パネル10の自重により床面と密着し、床面との滑りを防止する滑り止め効果を発現するように構成されている。ここで、「滑り止め効果」とは、床面と同程度の平滑面に養生部材1を載置し、その平滑面を大きく傾斜させた場合(例えば、45°)でも、養生部材1が滑り落ちない程度のグリップ性を示す。
滑り止めシート11は、ウレタンやポリエチレンなどからなる樹脂フォーム、スポンジ状材料、綿状材料、などからなるシートを用いることができる。特に、床面との密着性、クッション性、強度などの観点から、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)からなるシート(例えば、厚さ2mm)を好適に用いることができる。
滑り止めシート11は、ウレタンやポリエチレンなどからなる樹脂フォーム、スポンジ状材料、綿状材料、などからなるシートを用いることができる。特に、床面との密着性、クッション性、強度などの観点から、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)からなるシート(例えば、厚さ2mm)を好適に用いることができる。
パネル10と滑り止めシート11とは互いにずれた状態で積層され一体的に形成されており、滑り止めシート11には、パネル10の隣接する2辺(辺10c、辺10d)から突出するL字状の突出部11aが形成されている。本実施形態では、パネル10と滑り止めシート11とは平面視で略同一形状であり、辺10c側の突出部11aの幅W1と辺10d側の突出部11aの幅W2とが略同一となるように形成されている。突出部11aの幅は、隣接して配置される養生部材1を十分な強度で結合することができるとともに、養生部材1の間から、砂、埃、塗料等が侵入することによる床面の損傷や汚染を効果的に防止することができるように適宜設定可能である。
パネル10の下面10bには、残りの2辺(辺10cと対向する辺10e、辺10dと対向する辺10f)側において、養生部材1を隣接して配置したときに突出部11aに対向し、対応する位置、形状で滑り止めシート11が設けられていないL字状の着脱部10gが形成されている。着脱部10gの幅は、対応する突出部11aの幅と略同一か、対応する突出部11aの幅より広く形成されている。本実施形態では、突出部11aの幅W1と着脱部10gの辺10e側の幅W3、突出部11aの幅W2と着脱部10gの辺10f側の幅W4、はそれぞれ略同一となるように形成されている。
突出部11aの上面には、少なくとも手で容易にちぎることができない程度の強度を有しシート状に形成された、例えば、ビニールテープからなるインサート部材12が滑り止めシート11に接着されて設けられている。インサート部材12はL字状に形成しても良いし、2枚の帯状のインサート部材12を突出部11aの形状に応じて組み合わせて設けることもできる。インサート部材12により、滑り止めシート11の突出部11aを補強することができる。本実施形態では、インサート部材12の幅方向の端部がパネル10と滑り止めシート11との間まで延設されている。突出部11aには、特にパネル10との境界近傍で過大な力が生じやすくこの位置で破損するおそれがあるが、パネル10との境界部にインサート部材12が存在するため、より効果的に補強することができる。
ここで、インサート部材12を延設する領域は適宜設定可能で、例えば、滑り止めシート11全面としてもよい。また、インサート部材12として接着性があるシートを用い、パネル10と滑り止めシート11との間の接着に供することもできる。
ここで、インサート部材12を延設する領域は適宜設定可能で、例えば、滑り止めシート11全面としてもよい。また、インサート部材12として接着性があるシートを用い、パネル10と滑り止めシート11との間の接着に供することもできる。
突出部11aの上面及び着脱部10gには、着脱可能に構成された1組の着脱部材13、13が設けられている。着脱部材13、13は、養生部材1を隣接して配置したときに対向する位置にそれぞれ設けられている。突出部11aの上面の着脱部材13は、インサート部材12を介して接着固定されている。これにより、着脱部材13の交換を容易にすることができる。着脱部材13、13はそれぞれL字状に形成しても良いし、2枚の帯状の着脱部材13を突出部11a、着脱部10gの形状に応じて組み合わせて設けることもできる。また、養生部材1を固定する力を十分に発現できるなら、突出部11aの上面及び着脱部10gの全面ではなく、一部に設けることもできる。
着脱部材13、13は、接着することなく容易に着脱可能なシート状に形成された部材を採用することができる。例えば、面ファスナー、マグネットシート、表面に微細な凹状穴が多量に形成され吸着機能を有するミクロ吸盤シート、などを用いることができる。
着脱部材13、13として面ファスナーを用いると、固定する力が強いとともに、着脱の繰り返しに対する耐久性も有しているため、好適である。
着脱部材13、13は、突出部11aの上面と着脱部10gとで着脱可能となる組み合わせで配置する。例えば、面ファスナーなら突出部11a側がフック面、着脱部10g側がループ面となるように配置する。
着脱部材13、13として面ファスナーを用いると、固定する力が強いとともに、着脱の繰り返しに対する耐久性も有しているため、好適である。
着脱部材13、13は、突出部11aの上面と着脱部10gとで着脱可能となる組み合わせで配置する。例えば、面ファスナーなら突出部11a側がフック面、着脱部10g側がループ面となるように配置する。
ここで、着脱部材13としてミクロ吸盤を用いる場合、一方をミクロ吸盤が吸着可能な平滑面を有する部材、例えばビニールテープなどとし、他方をミクロ吸盤として1組の着脱部材13、13を構成する。着脱部10gが十分に平滑でミクロ吸盤が吸着可能であれば着脱部10g側に着脱部材13を設けなくてもよい。この場合、着脱部10gが着脱部材13として機能する。
ミクロ吸盤は押圧するまで固定されないため、隣接する養生部材1を正確に位置決めした後に固定することができるので、位置決め精度を向上させることができる。
ミクロ吸盤は押圧するまで固定されないため、隣接する養生部材1を正確に位置決めした後に固定することができるので、位置決め精度を向上させることができる。
次に、養生部材1により床面を養生する方法について説明する。
図2に示すように、床面Yの全面を養生するには、パネル10を上面とし、滑り止めシート11が床面Yに載置されるように、養生部材1を床面Yの角部から壁に沿って並設し、隣接する養生部材1を固定し、床面Y全面に養生部材1を敷設する。
隣接する養生部材1の固定は以下のように行う。養生部材1Aに養生部材1Bを固定するには、図3に示すように、養生部材1Aの辺10cと養生部材1Bの辺10eとを突き合わせて、養生部材1Aの突出部11aに養生部材1Bの着脱部10gを重ね合わせ、載置する。これにより、着脱部材13、13が相対することになり、養生部材1Aに養生部材1Bを固定することができる。このように、隣接する養生部材1の突出部11aと着脱部10gとを重ねるだけで、1組の着脱部材13、13により、養生テープを用いずに両者を簡単かつ確実に固定することができる。
同様に、養生部材1Aに養生部材1Cを固定することができ、これを床面Y全面に拡張することにより養生できる。
同様に、養生部材1Aに養生部材1Cを固定することができ、これを床面Y全面に拡張することにより養生できる。
床面に敷設された養生部材1は、パネル10の自重により滑り止めシート11が床面Yに密着して、滑り止めシート11と床面Yとの間の摩擦抵抗が増大し、滑り止め効果を発現する。これにより、養生テープを用いずに養生部材1が床面Yから滑らないように養生することができる。養生テープを床面Yに貼ることがないので、養生テープををはがす際に床面Yを損傷したり、養生テープや粘着成分が残存したりするおそれがない。
床面Yに養生テープで固定するためのスペースを設ける必要がないので、床面Yに日焼けなどが生じるおそれがない。養生部材1は、従来のような養生テープによる固定と異なり着脱自在なので、例えば、壁に巾木を取り付ける作業などを行うときには簡単に取り外して作業を行うことができる。また、従来の養生シートと異なり、繰り返し使用することができる。
また、養生部材1は、いずれの方向においても突出部11aと着脱部10gとが重なりあわされて固定されているため、養生部材1間で床面Yが露出することがないので、砂、埃、塗料等による床面の損傷や汚染を防止することができる。
パネル10は硬質プラスチック材料からなるため、養生部材1に荷物や資材が落下した場合でも床面Yが損傷することを防ぐことができる。また、滑り止めシート11がクッションとなり、衝撃を吸収することができる。
床面Yの形状によっては、各種寸法、形状、例えば短冊状、の養生部材1を組み合わせて用いることができる。
(変更例)
滑り止めシート11は、十分な滑り止め効果を発現し、適切な突出部11aと着脱部10gとを形成させることができれば、パネル10と平面視で略同一形状である必要はない。また、滑り止めシート11が十分に強度を有している場合には、インサート部材12を用いない構成を採用することもできる。
滑り止めシート11は、十分な滑り止め効果を発現し、適切な突出部11aと着脱部10gとを形成させることができれば、パネル10と平面視で略同一形状である必要はない。また、滑り止めシート11が十分に強度を有している場合には、インサート部材12を用いない構成を採用することもできる。
着脱部材13が厚く形成されている、などにより、隣接する養生部材1に段差が生じるような場合には、図4に示すように、パネル10と滑り止めシート11との間に高さ調整部材14を設けることができる。高さ調整部材14として、パネル10と滑り止めシート11とが重なる領域と同じ矩形形状のシート状の部材を用い、パネル10及び滑り止めシート11に接着して一体的に設けることができる。高さ調整部材14は、着脱部材13、13が固定された状態の厚さに形成されており、これにより、着脱部材13の厚さなどに起因する養生部材1の段差をなくすことができる。ここでは、インサート部材12は、滑り止めシート11と高さ調整部材14との間まで延設されている。高さ調整部材14は、材質は任意であるが、例えば、滑り止めシート11と同じ材料からなるシートを用いることができる。また、隣接する養生部材1に段差が生じないようにすることができれば、高さ調整部材14の形状は任意である。
本実施形態の養生部材1では、隣接する2辺に突出部11a、残りの2辺側に着脱部10gを設けたが、例えば、図5(A)に示す養生部材2のように、パネル10の対向する1組の辺の一方に突出部11aを、他の辺側に着脱部10gを設けることもできる。
また、図5(B)に示す1組の養生部材3、3のように、一方の養生部材3には、すべての辺から突出する突出部11aを設け、この突出部11aに対応する形状の着脱部10gを他方の養生部材3に設ける構成を採用することもできる。ここで、突出部11aは、養生部材1を床面に敷設した場合に重なり合う部分がないように、各辺の長さより幅W1だけ短く形成されている。
また、図5(B)に示す1組の養生部材3、3のように、一方の養生部材3には、すべての辺から突出する突出部11aを設け、この突出部11aに対応する形状の着脱部10gを他方の養生部材3に設ける構成を採用することもできる。ここで、突出部11aは、養生部材1を床面に敷設した場合に重なり合う部分がないように、各辺の長さより幅W1だけ短く形成されている。
[実施形態の効果]
本発明の養生部材1は、滑り止めシート11を備えているので、床面Yに敷設するだけで滑り止め効果が発現し、養生テープを用いずに床面Yとの滑りを防止することができる。
隣接する養生部材1は、突出部11aと着脱部10gとが対向するように配置し、着脱部材13、13により養生テープを用いずに固定することができる。いずれの方向においても突出部11aと着脱部10gとが重なりあわされて固定されているため、養生部材1間で床面Yが露出することがないので、砂、埃、塗料等による床面Yの損傷や汚染を防止して簡単に床面Yを保護することができる。
また、養生部材1同士は着脱自在なので、作業に応じて簡単に取り外すことができるとともに、繰り返し使用することができる。
本発明の養生部材1は、滑り止めシート11を備えているので、床面Yに敷設するだけで滑り止め効果が発現し、養生テープを用いずに床面Yとの滑りを防止することができる。
隣接する養生部材1は、突出部11aと着脱部10gとが対向するように配置し、着脱部材13、13により養生テープを用いずに固定することができる。いずれの方向においても突出部11aと着脱部10gとが重なりあわされて固定されているため、養生部材1間で床面Yが露出することがないので、砂、埃、塗料等による床面Yの損傷や汚染を防止して簡単に床面Yを保護することができる。
また、養生部材1同士は着脱自在なので、作業に応じて簡単に取り外すことができるとともに、繰り返し使用することができる。
1…養生部材
10…パネル
10g…着脱部
11…滑り止めシート
11a…突出部
12…インサート部材
13…着脱部材
14…高さ調整部材
10…パネル
10g…着脱部
11…滑り止めシート
11a…突出部
12…インサート部材
13…着脱部材
14…高さ調整部材
Claims (6)
- 床面に敷設して床面を保護するための養生部材であって、
硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネルと、
前記パネルの自重により床面と密着して滑り止め効果を発現する滑り止めシートと、を積層して一体的に構成されており、
前記滑り止めシートは、前記パネルの隣接する2辺から突出する突出部を備え、
前記パネルの残りの2辺側には、前記突出部に対応した形状で、床面側に前記滑り止めシートが設けられていない着脱部が形成されており、
前記突出部及び着脱部には着脱可能に構成された1組の着脱部材が設けられていることを特徴とする養生部材。 - 前記突出部に設けられた着脱部材は、前記突出部を覆って前記滑り止めシートに接着されたシート状のインサート部材を介して前記突出部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の養生部材。
- 前記インサート部材は、前記パネルと前記滑り止めシートとの間まで延設されていることを特徴とする請求項2に記載の養生部材。
- 前記パネルと前記滑り止めシートとの間に、隣接して配置される養生部材の高さを調整するための高さ調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の養生部材。
- 床面に敷設して床面を保護するための養生部材であって、
硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネルと、
前記パネルの自重により床面と密着して滑り止め効果を発現する滑り止めシートと、を積層して一体的に構成されており、
前記滑り止めシートは、前記パネルの1辺から突出する突出部を備え、
前記パネルの対向する1辺側には、前記突出部に対応した形状で、床面側に前記滑り止めシートが設けられていない着脱部が形成されており、
前記突出部及び着脱部には着脱可能に構成された1組の着脱部材が設けられていることを特徴とする養生部材。 - 床面に敷設して床面を保護するための1組の養生部材であって、
硬質プラスチック材料からなる矩形状のパネルと、
前記パネルの自重により床面と密着して滑り止め効果を発現する滑り止めシートと、を積層して一体的に構成されており、
一方の養生部材の滑り止めシートは、前記パネルの各辺から突出する突出部を備え、
他方の養生部材は、前記パネルの各辺に、前記突出部に対応した形状で、床面側に前記滑り止めシートが設けられていない着脱部が形成されており、
前記突出部及び着脱部には着脱可能に構成された1組の着脱部材が設けられていることを特徴とする養生部材。
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- 2012-04-22 JP JP2012097218A patent/JP2013224546A/ja active Pending
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