JP4865824B2 - 床暖房装置に用いる結合材 - Google Patents

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Description

本発明は、床暖房パネルの上に床材を設置して構成される床暖房装置、及びこの床暖房装置に使用される床暖房パネル、床材、さらには、床暖房パネルの上に床材を設置するときに使用される結合材に関するものである。
床暖房システムは、その快適性の故に急速に普及しつつある。床暖房システムは、熱源を有する床暖房用マット等の床暖房パネルをフローリング等の床材の下に敷き込んだ構造をしている。
従来行われてきた、床暖房パネルを床内に敷き込んで行う床暖房装置の施工例を図7に示す。11は荒板と称される下地材料、12は下地材料1の上面に引き込んだ床暖房パネル(マット)、13は床暖房パネル12内にあり、パイプを避けて入れた小根太、14は温水パイプ、15はフローリング床材、16はフローリング床材15を小根太13及び下地材料11に打ちつけている釘である。すなわち、本方式においては、フローリング床材15を小根太13及び下地材料11に釘により固定している。
なお、従来技術の説明においては、本発明の実施の形態で述べるのと同じ構成要素を別の名称で呼んだり、従来技術同士で同じものを別の名称で呼ぶことがあるが、これは、従来技術の記載を尊重するためであり、別の名称で呼ばれるものが必ずしも異なったものであることを意味しない。
図8は、前記釘16でフローリング床材5を打ちつける方式ではなく、耐熱性の接着剤17を用いてフローリング床材15を床暖房パネル12及び小根太13の上面に貼り付ける方式である。
しかし、上記従来の施工法においては次のような欠点がある。すなわち、フローリング床材15を釘16で打ちつける方式の場合、誤って床暖房パネル12内の温水パイプ14のところに釘16を打ちつけてしまうことがある。また、多数の釘16を打ちつけることになるため、施工に手間がかかる。
さらに、補修等のために、フローリング床材5を取り外そうとする場合、多数の釘が打ち込まれているため、取り外しに手間がかかるという問題点がある。
フローリング床材15を接着剤17を用いて貼りつける方式の場合、この接着剤17は現場で缶を開けてハケ等を用いて塗布するため、作業が面倒であると共に塗布ムラが生じてフローリング床材15が後で剥がれてしまうことがある。
さらに補修等のために一旦フローリング床材15を剥がしてしまうと、接着剤の固まりが残って平らに再敷き込みができなくなる。また、床としての充分な固定強度を保つ程に接着力を強化すると、剥がす際にフローリング床材15が破損してしまい、再利用できない。
このような問題点を解決する方法として、実開平3−117044号公報には、係合部材を用いて床材と床暖房パネルとを係合させて止める方法が開示されている。その方法を図9に示す。(a)に示すように、基材(下地材料)22の上面に表層材(フローリング床材)24を積層して形成してあり、基材22を釘等の固定具27によって根太23のような床下地材に固着することで取り付けられるようにしてある。基材22の上面には、床暖房パネル21を取り付けてある。
表層材24の下面には、係止部25を設けてあり、基材22の上面には、枠材28の部分に係止部25に係止される被係止部26を設けてある。すなわち、表層材24は、床暖房パネル21を覆うように基材22の上面に載置されると共に、係止部25を被係止部26に係止させることによって着脱自在とされている。
係止部25と被係止部26との取り付け位置として、(b)に示すように、基材22の周端部の複数箇所とされている。係止部25と被係止部26としては、(c)に示すように、スプリングキャップと称される係止具29を使用したものが示されている。
すなわち、係止部25として表層材24の下面より突起体29aを突設してあり、被係止部26として枠材28の上面に突起体29aが係合される凹部を有する受け具29bを配設してある。突起体29aが受け具29bの中に嵌り込むことによって係合が行われる。このようにすることで、表層材24を床暖房パネル21に取り付けるのが容易であると共に、取り外しが容易であるようにすることができる。
実開平3−117044号公報
しかしながら、実開平3−117044号公報に示される方法には、以下のような問題点がある。すなわち、実際のフローリング等の床材(表層材)の断面は図10に示すようになっており、床材31の幅方向端部の片側に雄さね31aが、他側には雌さね31bが設けられており、床材31が敷き詰められたとき、隣り合う床材の雄さね31aと雌さね31bが嵌り込んで、すべての床材31が一体化して強固な構造となるようにされている。
このような床材31を設置する場合には、新しい床材を既に設置済みの床材31から離して配置し、その後、新しい床材をスライドさせて設置済みの床材とさねを係合させる必要がある。従って、図9(c)に示すような係合部材を図9(b)のような位置に設置したのでは、これらの係合部材の係合と、前記さねの係合の両方をうまく行うことが非常に困難であり、表層材24を取り外すのも非常に困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、さねを有するような床材を暖房パネルの上に設置する場合でも、床材の設置が容易で、かつ取り外しも容易な床暖房装置、及びそれに用いるのに好適な床暖房パネル、床材、さらには、床暖房パネルの上に床材を設置するときに使用される結合材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、小根太入り床暖房パネルの上に複数の床材を設置して構成される床暖房装置であって、前記小根太と前記床材には、互いに係合可能であると共に、係合の解除が可能なレール状部材が設けられていることを特徴とする床暖房装置である。
本手段においては、床暖房用マットのような床暖房パネルの上に床材を設置する際には、小根太と床材に設けられたレール状部材を互いに係合させ、これらが係合した状態で、床材をスライドさせて、床材の雄さねと雌さねを係合させて、床材同士を連結する。すなわち、係合部材をレール状部材としたことにより、係合した状態でスライドが可能となり、従来技術のように、床材の設置が困難であるという問題が解消される。
床材を取り外すときは、床材をスライドさせて互いの雄さねと雌さねの係合を外した上で、床材を上に持ち上げれば、レール状部材の係合が外れるので、容易に取り外すことができ、かつ、そのまま再利用できる。
なお、「小根太入り床暖房パネルの上に複数の床材を設置して構成される」とは、単にこれだけの構成品で構成される床暖房装置のみを指すのでなく、このような構成品(例えば下地合板や断熱材)を含む床暖房システムを指すものである。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段である床暖房システムに使用可能な小根太入り床暖房パネルであって、当該小根太に、当該床暖房パネルの上に設置される床材に設けられた前記レール状部材と係合する、レール状部材が設けられていることを特徴とする床暖房パネルである。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第1の手段である床暖房システムに使用可能な床材であって、当該床材が設置される床暖房パネルの小根太に設けられた前記レール状部材と係合する、レール状部材が設けられていることを特徴とするものである。
これら第2の手段及び第3の手段は、前記第1の手段の部材として用いられたとき、前記第1の手段の説明で述べたような作用効果を奏することができる。
前記課題を解決するための第4の手段は、互いに係合可能であると共に、係合の解除が可能なレール状部材の一方が小根太に取り付けられ、他方がそれに係合した状態となっており、前記他方のレール状部材の前記小根太と反対側には床材取り付け用の平面部が設けられ、当該平面部には粘着層が設けられており、さらに、前記他方のレール状部材の長さは、その上に設置される床材の幅以下とされていることを特徴とする床暖房パネルである。
本手段に係る床暖房パネルに床材を設置する場合には、通常前記粘着層を保護するために粘着層の上に貼られているテープやシートを剥がして粘着層を剥き出しにし、その上に床材を貼り付ける。粘着層が設けられているレール状部材の長さは、床材の幅以下となっているので、レール状部材が床材からはみ出さないようにして、床材を貼り付けることができる。そして、その後、前記第1の手段の説明で述べたのと同じように、床材をスライドさせて、床材の雄さねと雌さねを係合させて、床材同士を連結する。
床材を取り外すときは、床材をスライドさせて互いの雄さねと雌さねの係合を外した上で、床材を上に持ち上げれば、粘着層で接着された部分は剥がれず、レール状部材の係合が外れるので、容易に取り外すことができ、かつ、そのまま再利用ができる。
前記課題を解決するための第5の手段は、床暖房パネルに床材を取り付けるために用いられる結合材であって、シート状磁石に粘着層を設けたことを特徴とする結合材である。
より詳細には、小根太入り床暖房パネルの上に複数の床材を設置して構成される床暖房装置において、床暖房パネルに床材を取り付けるために用いられる一対の結合材であって、シート状磁石に粘着層を設けて成り、小根太側に取り付けられる第一の接合材と、シート状磁石に粘着層を設けて成り、床材側に取り付けられる第二の接合材と、を備え、それぞれのシート状磁石を対向させて配置可能に構成したことを特徴とする結合材である。
本手段を用いて床暖房パネル上に床材を設置する場合には、通常粘着層を保護するために貼り付けられているテープやシートを剥がして、床暖房パネルと床材に貼り付ける。その上で、床暖房パネルの上面に位置することになったシート状磁石に、床材の裏面に位置することになったシート状磁石を対面させ、磁石同士が吸引して床暖房パネルと床材がくっついた状態で、床材をスライドさせて、床材の雄さねと雌さねを係合させて、床材同士を連結する。
床材を取り外すときは、床材をスライドさせて互いの雄さねと雌さねの係合を外した上で、床材を上に持ち上げれば、粘着層で接着された部分は剥がれず、シート状磁石同士が外れるので、容易に取り外すことができ、かつ、そのまま再利用ができる。
以上説明したように、本発明によれば、さねを有する床部材を暖房用マットの上に設置する場合においても、容易に設置することができ、かつ、床部材の取り外しや再取り付けを容易にすることができる。
本発明の実施の形態の一例である床暖房装置の概要を示す図である。 図1に示した温水マットを示す斜視図である。 図1に示した床部材を裏側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態の一例である温水マットを示す図である。 図4に示された係合部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の一例である結合材の例を示す図である。 従来行われてきた、床暖房パネルを床内に敷き込んで行う床暖房装置の施工例を示す図である。 従来行われてきた、床暖房パネルを床内に敷き込んで行う床暖房装置の別の施工例を示す図である。 係合部材を用いて床材と床暖房パネルとを係合させて止める従来方法を示す図である。 実際の床材の断面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。発明の実施の形態の欄においては、この欄中ですでに示された構成要素には同じ符合を付してその説明を省略することがある。図1は、本発明の実施の形態の一例である床暖房装置の概要を示す図であり、(a)は断面図、(b)は、係合部分の部分拡大図である。
支持部材である下地合板1の上には、床暖房パネルの一種である温水マット2が敷き詰められている。温水マット2には、熱源である温水が流れる温水配管3が複数列に亘って設けられると共に、一定間隔(通常30.3cm)ごとに、補強のために小根太4が設けられている。小根太4には、その長さ方向(紙面の奥行き方向)に沿って、レール状の係合部材5の片側の部材(雌部材5a)が取り付けられている。
温水マット2の上に敷き詰められるフローリング等の床部材(特許請求の範囲の床材に相当)6は、図の左右方向に長い長さを持ち、紙面奥行き方向が幅方向となっている。そして、床部材6下面の、小根太4に対面する部分には、その幅方向に沿って、レール状の係合部材5の他の片側の部材(雄部材5b)が取り付けられている。
レール状の係合部材5は、例えば図1(b)に示すような断面形状をしており、塩化ビニルのような弾性を有する部材で構成されている。この係合部材5を係合させるには、雄部材5bを雌部材5aの開口部に押し入れると、これらの弾性により雄部材5bの幅が縮まると共に雌部材5aが押し広げられて、雄部材5bの中に嵌り込む。完全に嵌り込むと、図の係合部5cと5dが係合して、大きな力を加えないと係合が外れないようになる。しかし、係合部材はレール状であるので、その長さ方向(紙面の奥行き方向)には、容易にスライドが可能である。また、この係合は、強い力を加えることにより、雄部材5bを雌部材5aが弾性変形し、どちらも壊れることがない状態で外すことができる。このようレール状係合部材としては、樹脂製の配線ダクトが市販されているので、これを使うのが好ましい。
図2は、図1に示した温水マット2を示す斜視図である。係合部材の雌部材5aは、小根太4に沿って、その長さ分だけ長く延びている。図3は、図1に示した床部材6を裏側から見た斜視図である。係合部材の雄部材5bは、その幅方向に延びている。その幅方向の一端部には、雄さね6aが、他端部には雌さね6bが設けられ、一つの床部材6の雄さね6aが、隣り合う床部材の雌さね6bに嵌り込むことにより、隣同士の床部材が結合されるようになっている。
図1〜図3に示す温水マット2の上に床部材6を敷き詰めるには、まず、一つの床部材6の係合部材の各雄部材5bを、それぞれ対応する小根太6に設けられた雌部材5aに押し込んで、係合部材5を係合させる。そして、その状態で床部材6をスライドして位置決めする。次に、位置決めされた床部材6に隣接する床部材を、位置決めされた床部材6から少し離して、同じように係合部材5を係合させる。そして、この床部材をスライドさせ、前記位置決めされた床部材との間で、雄さねと雌さねを係合させて結合する。これを繰り返すことにより、容易に全ての床部材6を温水マット2の上に敷き詰めることができる。
修理等のために床部材6を取り外す必要がある場合には、まず、一つの床部材6をスライドさせて、隣り合う床部材6とのさねの接合を外す。その上で、当該床部材を強い力で上方に持ち上げれば、係合部材5の係合が容易に外れ、当該床部材を取り外すことができる。これを繰り返して、必要なだけの床部材6の取り外しが可能である。
図4は、本発明の実施の形態の一例である温水マットを示す図である。(a)において支持部材である下地合板1の上には、床暖房パネルの一種である温水マット2が敷き詰められている。温水マット2には、熱源である温水が流れる温水配管が複数列に亘って設けられると共に、一定間隔(通常30.3cm)ごとに、補強のために小根太4が設けられている。この小根太4には、その長さ方向(紙面の奥行き方向)に沿って、レール状の係合部材5が取り付けられている。係合部材は、b部の部分拡大図である(b)に示すように、図1(b)に示したような、雌部材5aと雄部材5bが係合した状態で取り付けられている。雄部材5bの上方には平面上の部分が設けられており、そこに粘着テープ7が、雄部材の長さ方向に沿って取り付けられている。粘着テープ7の表面には、粘着層を保護するためのテープ(図示せず)が設けられている。
雌部材5aは、小根太4に固着され、小根太4の長さ分だけの長さを有する。雄部材5bは、雌部材5aに嵌り込んだ状態となっており、その長さは、その上に取り付けられることになる床部材6の幅以下とされている。
図5に、図4に示された係合部5の斜視図を示す。図5に示されるように、雄部材5bは、雌部材5aの中をスライド可能であり、図5では、互いに雄部材5b同士が離れている状態を示している。
このような構造の温水マット2に、床部材6を取り付けるには、まず、粘着テープ7の表面に貼り付けられたテープを剥がして、粘着層を剥き出しにする。そして、その上に、床部材6を乗せて押しつけ、接着剤により床部材6と雄部材5bとを接着する。その際、雄部材5bの長さは、床部材6の幅以下となっているので、雄部材5bが床部材6からはみださないようにすることができる。
このようにして、一つの床部材6を雄部材5bに接着した後、雄部材5bをスライドさせて床部材6の位置決めを行う。そして、同様にして次の床部材6を雄部材5bに接着し、雄部材5bをスライドさせて、床部材6同士のさねを係合させる。これを繰り返して、全部の床部材6の設置を完了する。
このようにして、一旦、床部材6と雄部材5bの接合が行われると、その接合力は雄部材5bと雌部材5aの係合力より強いので、結局雄部材5bが床部材6に最初から取り付けられているのと同じことになる。よって、床部材6の取り外しや再取り付けについては、図1に示した実施の形態と同じ方法で行うことができる。
以上の説明においては、温水マット2側に設けられる方を雌部材、床部材6側に設けられる方を雄部材としたが、温水マット2側に設けられる方を雄部材、床部材6側に設けられる方を雌部材としてもよいことは言うまでもない。
図6は、本発明の実施の形態の一例である結合材の例を示す図である。接合材8aは小根太4の幅を有し、温水マット2の長さ(図6の紙面に垂直な方向の長さ)に対応する長さを有するものであり、シート状磁石9aの片面に粘着層7aを設けたものである。接合材8bは、接合材8aと同じ幅を有し、床部材6の幅と同じ長さ(図6の紙面に垂直な方向の長さ)を有するものであり、接合材シート状磁石9bの片面に粘着層7bを設けたものである。
すなわち、接着材8aは、図5における雌部材5aと同様の寸法を有し、接着材8bは、図5における雄部材5aと同様の寸法を有している。この接合材8a、8bは磁石面で吸着された状態でセットとなり、温水マット2の上に床部材6を設置する際に用いられる。
この接合材8a、8bを使用して温水マット2の上に床部材6を設置する際には、まず、接合材8aの粘着層7a上に貼り付けられているシート(図示せず)を剥がして粘着層7aを剥き出しにする。そして、この粘着層7aを、温水マット2の表面の小根太4に対応する部分に貼り付けて温水マット2に接着する。
次に、接着剤8bの粘着層7bの上に貼り付けられているシートを剥がして粘着層9bを剥き出しにした状態で、粘着層9bの上に床部材6を載置して接合材8bと床部材6を接合する。そして、シート状磁石9aとシート状磁石9bの接触面をスライド面として、床部材6をスライドさせて位置決めする。次に、隣の床部材6に対して同様の処理を行い、隣の接合剤8bの上に載置し、同様に床部材6をスライドさせて、先に位置決めされた床部材6とさねを係合させる。これを繰り返して全部の床部材6の設置を完了する。
以上のような工程において、一旦結合材8a、8bがそれぞれ温水マット2、床部材6に接着されてしまうと、その接着力はシート状磁石9a、9bの吸引力より強いので、はじめから、シート状磁石9a、9bが、それぞれ温水マット2、床部材6に取り付けられているのと同じ状態になる。
なお、以上の説明においては、接合材8a、8bの幅は、小根太4の幅と同一としたが、必ずしも同一でなくてもよい。また、接合材8a、8bは、小根太4の上に設置するのが好ましいが、温水マット2の小根太4以外の部分の強度が十分ある場合には、小根太4以外の場所に設けてもよい。
よって、修理等により床部材を取り外すときは、一つの床部材6をシート状磁石9a、9bの吸引力による摩擦力に抗してスライドさせて隣の床部材6とのさね結合を外し、その上で、シート状磁石9a、9bの吸引力に抗して持ち上げれば、部材を破壊することなく取り外しができ、かつ、前述のような方法で再取り付けが可能である。
なお、この実施の形態では、結合材8a、8bをセットにして使用したが、必ずしもセットで使用する必要はなく、例えば、温水マットには、あらかじめシート状磁石9aを別の方法で取り付けておき、床部材6に対してだけ結合材8bを使用するようにしてもよい。
1…下地合板、2…温水マット、3…温水配管、4…小根太、5…係合部材、5a…雌部材、5b…雄部材、5c、5d…係合部、6…床部材、6a…雄さね、6b…雌さね、7…粘着テープ、7a、7b…粘着層、8a、8b…接合材、9a、9b…シート状磁石

Claims (1)

  1. 小根太入り床暖房パネルの上に複数の床材を設置して構成される床暖房装置において、床暖房パネルに床材を取り付けるために用いられる一対の結合材であって、
    シート状磁石に粘着層を設けて成り、小根太側に取り付けられる第一の接合材と、
    シート状磁石に粘着層を設けて成り、該第一の接合材と同一幅に構成し、床材側に取り付けられる第二の接合材と、を備え、
    それぞれのシート状磁石を対向させて配置可能に構成し、かつ、
    小根太に取り付けた第一の接合材の上に床材に取り付けた第二の接合材を載置し、床材をスライドさせて位置取りすることにより、床材の設置を可能に構成したことを特徴とする結合材。
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