JPH11264557A - 床暖房装置の施工方法 - Google Patents
床暖房装置の施工方法Info
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- JPH11264557A JPH11264557A JP9076598A JP9076598A JPH11264557A JP H11264557 A JPH11264557 A JP H11264557A JP 9076598 A JP9076598 A JP 9076598A JP 9076598 A JP9076598 A JP 9076598A JP H11264557 A JPH11264557 A JP H11264557A
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- Japan
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- flooring material
- adhesive tape
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発熱パネル２の上面にフローリング材３を接
着剤９で固着する方法は、釘打ちによる方法に比し作業
が簡単である反面、一度固着すると取り外すのが困難
で、床材の張り替えや発熱パネル２の補修などが困難で
あるという欠点があった。 【解決手段】 フローリング材３を両面粘着テープ４を
用いて上記発熱パネル２に接着する。これにより、補修
を要する場合などには、少し強い力を加えることによっ
てフローリング材３容易に剥離することができ、床材３
や発熱パネル２などを破損するおそれがない。
着剤９で固着する方法は、釘打ちによる方法に比し作業
が簡単である反面、一度固着すると取り外すのが困難
で、床材の張り替えや発熱パネル２の補修などが困難で
あるという欠点があった。 【解決手段】 フローリング材３を両面粘着テープ４を
用いて上記発熱パネル２に接着する。これにより、補修
を要する場合などには、少し強い力を加えることによっ
てフローリング材３容易に剥離することができ、床材３
や発熱パネル２などを破損するおそれがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は暖房床の表面に敷設する
フローリング材の施工に関するものである。
フローリング材の施工に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年床暖房装置の床面にフローリング材
を敷設する場合、釘の代わりに接着剤が多く用いられて
おり、また釘と併用して接着剤が使用されることもあ
る。図３は接着剤を用いたフローリングの施工方法の一
例を示したもので、まず温水管を埋設した発熱パネル２
を床下地上に敷設し、発熱パネル２の上面に順次接着剤
９を塗布しながら、その上にフローリング材３を載置
し、場合によっては図４に示すように、２〜３箇所に釘
８を打ってフローリング材３を固定する。釘打ちは接着
剤９が固まるまでの間、仮に固定しておくためのもので
ある。この方法によれば、釘打ちのみでフローリング材
３を固定していた従来方法に比し、熟練を要せず作業が
簡単であるという利点がある。
を敷設する場合、釘の代わりに接着剤が多く用いられて
おり、また釘と併用して接着剤が使用されることもあ
る。図３は接着剤を用いたフローリングの施工方法の一
例を示したもので、まず温水管を埋設した発熱パネル２
を床下地上に敷設し、発熱パネル２の上面に順次接着剤
９を塗布しながら、その上にフローリング材３を載置
し、場合によっては図４に示すように、２〜３箇所に釘
８を打ってフローリング材３を固定する。釘打ちは接着
剤９が固まるまでの間、仮に固定しておくためのもので
ある。この方法によれば、釘打ちのみでフローリング材
３を固定していた従来方法に比し、熟練を要せず作業が
簡単であるという利点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接着剤
を用いる上記従来方法には、次のような欠点があった。
すなわち接着剤は一旦固まると剥がすことが困難になる
ために、床材の張り替えや改装工事などで取り外す必要
が生じた場合などには容易に修正ができず、通常一度張
ったフローリング材を取り外すときは、材料を破損して
しまうことが多かった。そこで本発明はかかる問題点を
解消し、接着剤を用いる場合と同様に作業が容易で、し
かも必要な場合にはフローリング材を容易に取り外すこ
とができるような床暖房装置の施工方法を提供すること
を目的とするものである。
を用いる上記従来方法には、次のような欠点があった。
すなわち接着剤は一旦固まると剥がすことが困難になる
ために、床材の張り替えや改装工事などで取り外す必要
が生じた場合などには容易に修正ができず、通常一度張
ったフローリング材を取り外すときは、材料を破損して
しまうことが多かった。そこで本発明はかかる問題点を
解消し、接着剤を用いる場合と同様に作業が容易で、し
かも必要な場合にはフローリング材を容易に取り外すこ
とができるような床暖房装置の施工方法を提供すること
を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明による床暖房装置
の施工方法は、図１に示すように、温水管１若しくは電
熱線を埋設した発熱パネル２の上面にフローリング材３
を敷設して構成される床暖房装置において、上記フロー
リング材３を両面粘着テープ４を用いて上記発熱パネル
２に接着する点を特徴とするものであって、熱硬化性樹
脂を用いた通常の接着剤９と異なり、両面粘着テープ４
のような感圧性接着材料は、時間が経過しても固化しな
いので、一旦接着してしまったものでも、少し強い力を
加えれば容易に剥がすことができる点に着目したもので
ある。
の施工方法は、図１に示すように、温水管１若しくは電
熱線を埋設した発熱パネル２の上面にフローリング材３
を敷設して構成される床暖房装置において、上記フロー
リング材３を両面粘着テープ４を用いて上記発熱パネル
２に接着する点を特徴とするものであって、熱硬化性樹
脂を用いた通常の接着剤９と異なり、両面粘着テープ４
のような感圧性接着材料は、時間が経過しても固化しな
いので、一旦接着してしまったものでも、少し強い力を
加えれば容易に剥がすことができる点に着目したもので
ある。
【０００５】また請求項２の発明は図２に示すように、
温水管１若しくは電熱線を埋設した発熱マット５を根太
６間に配設した場合に、フロ−リング材３を両面粘着テ
ープ４を用いて根太６に貼着するようにしたものであ
る。更に請求項３の発明は、発熱パネル２や根太６の表
面が滑らかでないような場合に、両面粘着テープ４と根
太６などの表面との間に細かい隙間を生じて接着を妨げ
るので、予め根太６の表面に溶剤を塗布しておくことに
よって粘着テープ３の表面を溶解し、粘着剤が根太６の
表面の微細な隙間に入り込んで強固に貼着するようにし
たものである。
温水管１若しくは電熱線を埋設した発熱マット５を根太
６間に配設した場合に、フロ−リング材３を両面粘着テ
ープ４を用いて根太６に貼着するようにしたものであ
る。更に請求項３の発明は、発熱パネル２や根太６の表
面が滑らかでないような場合に、両面粘着テープ４と根
太６などの表面との間に細かい隙間を生じて接着を妨げ
るので、予め根太６の表面に溶剤を塗布しておくことに
よって粘着テープ３の表面を溶解し、粘着剤が根太６の
表面の微細な隙間に入り込んで強固に貼着するようにし
たものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明による施工方法の一
実施例を示したものである。床暖房装置は、温水管１を
埋設した発熱パネル２の上面にフローリング材３を敷設
して構成されており、このフローリング材３を発熱パネ
ル２に接着するにあたり、従来のように接着剤９を使用
するのでなく、両面粘着テープ４を使用するものであ
る。床暖房装置において、発熱パネル２の上面に敷設さ
れるフローリング材３は、通常のフローリング床と異な
り、ユーザのニーズにより、あるいは点検や修理等のた
めに剥離して張り直す必要が生じたような場合に、一度
接着剤９で接着してしまうと、接着剤９の部分で剥離す
るのはきわめて困難であり、そのためにフローリング材
３のみならず発熱パネル２までも損傷してしまうおそれ
がある。しかし両面粘着テープ４のような感圧性接着材
料は、熱硬化性樹脂を用いた通常の接着剤９と異なり、
時間が経過しても固化しないので、一旦接着してしまっ
たものでも、少し強い力を加えれば簡単に剥がすことが
でき、発熱パネル２の点検や修理を容易に行うことがで
きるのである。なお図中７は、温水管１や電熱線などの
発熱体が埋設されており、発熱パネル２の表面に釘打ち
禁止区域として表示されている赤色のマークである。
実施例を示したものである。床暖房装置は、温水管１を
埋設した発熱パネル２の上面にフローリング材３を敷設
して構成されており、このフローリング材３を発熱パネ
ル２に接着するにあたり、従来のように接着剤９を使用
するのでなく、両面粘着テープ４を使用するものであ
る。床暖房装置において、発熱パネル２の上面に敷設さ
れるフローリング材３は、通常のフローリング床と異な
り、ユーザのニーズにより、あるいは点検や修理等のた
めに剥離して張り直す必要が生じたような場合に、一度
接着剤９で接着してしまうと、接着剤９の部分で剥離す
るのはきわめて困難であり、そのためにフローリング材
３のみならず発熱パネル２までも損傷してしまうおそれ
がある。しかし両面粘着テープ４のような感圧性接着材
料は、熱硬化性樹脂を用いた通常の接着剤９と異なり、
時間が経過しても固化しないので、一旦接着してしまっ
たものでも、少し強い力を加えれば簡単に剥がすことが
でき、発熱パネル２の点検や修理を容易に行うことがで
きるのである。なお図中７は、温水管１や電熱線などの
発熱体が埋設されており、発熱パネル２の表面に釘打ち
禁止区域として表示されている赤色のマークである。
【０００７】図２の実施例は、温水管１を埋設した発熱
マット５を根太６間に配設した場合を示しており、この
ような場合には、フローリング材３を両面粘着テープ４
を用いて根太６に接着する。根太６は大引１０あるいは
コンクリート床の上に敷設される幅数ｃｍの角材で、例
えば３０ｃｍのピッチで配設され、フローリング材３は
横幅が４５ｃｍ程度の板材で、根太６の上に根太６と交
差するように並べられて、両面粘着テープ４を用いて接
着固着される。根太６の表面に鋸跡が残って滑らかでな
いような場合には、まず根太６の上面の粘着テープ４が
貼着される箇所に予めテレピン油などの溶剤を塗布し、
その上から粘着テープ４を貼着すればよい。そのように
すれば、粘着テープ４の表面が溶剤によって適度に溶解
し、粘着剤と根太６の表面の凹凸とが絡み合って、テー
プ４と根太６とが互いに強固に接着される。次にフロー
リング材３を敷設する際には、粘着テープ４の上面に付
着している離型紙を剥がし、その上にフローリング材３
を、隣接するフローリング材３同士の側面の凸条と凹溝
とを係合させながら順次載置する。両面粘着テープ４に
は通常感圧性接着剤が用いられているので、フローリン
グ材３は載置されると直ちに接着固定される。従って従
来の接着剤９を用いる場合のように固化までに時間がか
からないので、仮止め用の釘８は特に必要ではないが、
念のため２〜３箇所に釘８を打って仮固定してもよい。
マット５を根太６間に配設した場合を示しており、この
ような場合には、フローリング材３を両面粘着テープ４
を用いて根太６に接着する。根太６は大引１０あるいは
コンクリート床の上に敷設される幅数ｃｍの角材で、例
えば３０ｃｍのピッチで配設され、フローリング材３は
横幅が４５ｃｍ程度の板材で、根太６の上に根太６と交
差するように並べられて、両面粘着テープ４を用いて接
着固着される。根太６の表面に鋸跡が残って滑らかでな
いような場合には、まず根太６の上面の粘着テープ４が
貼着される箇所に予めテレピン油などの溶剤を塗布し、
その上から粘着テープ４を貼着すればよい。そのように
すれば、粘着テープ４の表面が溶剤によって適度に溶解
し、粘着剤と根太６の表面の凹凸とが絡み合って、テー
プ４と根太６とが互いに強固に接着される。次にフロー
リング材３を敷設する際には、粘着テープ４の上面に付
着している離型紙を剥がし、その上にフローリング材３
を、隣接するフローリング材３同士の側面の凸条と凹溝
とを係合させながら順次載置する。両面粘着テープ４に
は通常感圧性接着剤が用いられているので、フローリン
グ材３は載置されると直ちに接着固定される。従って従
来の接着剤９を用いる場合のように固化までに時間がか
からないので、仮止め用の釘８は特に必要ではないが、
念のため２〜３箇所に釘８を打って仮固定してもよい。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、フローリ
ング材２を貼着固定してしまった後でも、発熱パネル２
や発熱マット５の修理点検のためにフローリング材３を
剥がす必要が生じた場合には、少し強い力を加えること
によって容易に剥離することができるので、作業の能率
が向上する上に、材料を破損するおそれがないという利
点があり、更に接着剤の塗布量を間違えて発熱区域７に
まで接着剤がはみ出すおそれがないという利点がある。
ング材２を貼着固定してしまった後でも、発熱パネル２
や発熱マット５の修理点検のためにフローリング材３を
剥がす必要が生じた場合には、少し強い力を加えること
によって容易に剥離することができるので、作業の能率
が向上する上に、材料を破損するおそれがないという利
点があり、更に接着剤の塗布量を間違えて発熱区域７に
まで接着剤がはみ出すおそれがないという利点がある。
【図１】本発明方法の一実施例を示す要部斜視図。
【図２】本発明の他の実施例を示す要部斜視図。
【図３】従来工法を示す要部斜視図。
【図４】同上の要部拡大斜視図。
１ 温水管 ２ 発熱パネル ３ フローリング材 ４ 両面粘着テープ ５ 発熱マット ６ 根太 ７ 釘打ち禁止マーク ８ 釘 ９ 接着剤 １０ 大引
【手続補正書】
【提出日】平成１０年４月２５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
Claims (4)
- 【請求項１】 温水管若しくは電熱線を埋設した発熱パ
ネルの上面にフローリング材を敷設して構成される床暖
房装置において、上記フローリング材を両面粘着テープ
を用いて上記発熱パネルに接着することを特徴とする床
暖房装置の施工方法。 - 【請求項２】 温水管若しくは電熱線を埋設した発熱マ
ットを根太間に配設すると共に、発熱マット及び根太の
上面にフローリング材を敷設して構成される床暖房装置
において、上記フローリング材を両面粘着テープを用い
て上記根太に接着することを特徴とする床暖房装置の施
工方法。 - 【請求項３】 上記発熱パネル又は根太の上面の両面粘
着テープを貼着する箇所に、予め溶剤を塗布しておくこ
とを特徴とする請求項１又は２記載の床暖房装置の施工
方法。 - 【請求項４】 両面粘着テープによる接着と釘打ちとを
併用することを特徴とする請求項１又は２記載の床暖房
装置施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09076598A JP3869553B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 床暖房装置の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09076598A JP3869553B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 床暖房装置の施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11264557A true JPH11264557A (ja) | 1999-09-28 |
| JP3869553B2 JP3869553B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=14007711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09076598A Expired - Fee Related JP3869553B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 床暖房装置の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3869553B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002242414A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-28 | Osaka Gas Co Ltd | 床暖房パネルおよび周辺パネル |
| JP2008045347A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-02-28 | Osaka Gas Co Ltd | 床暖房装置及び床暖房装置用の両面粘着テープ |
| JP2009127885A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Osaka Gas Co Ltd | 床暖房パネル |
| JP2015158321A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 株式会社長谷工コーポレーション | 床暖房装置の施工方法 |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP09076598A patent/JP3869553B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002242414A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-28 | Osaka Gas Co Ltd | 床暖房パネルおよび周辺パネル |
| JP4502530B2 (ja) * | 2001-02-19 | 2010-07-14 | 大阪瓦斯株式会社 | 床暖房パネルおよび周辺パネル |
| JP2008045347A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-02-28 | Osaka Gas Co Ltd | 床暖房装置及び床暖房装置用の両面粘着テープ |
| JP2009127885A (ja) * | 2007-11-20 | 2009-06-11 | Osaka Gas Co Ltd | 床暖房パネル |
| JP2015158321A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 株式会社長谷工コーポレーション | 床暖房装置の施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3869553B2 (ja) | 2007-01-17 |
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