JP6373628B2 - 床タイルの施工方法 - Google Patents

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本発明は床タイルを床下地面に接着剤を用いて貼着する床タイルの施工方法に関するものである。
従来から、コンクリートスラブ等の床下地面に接着剤を用いて床タイルを直貼り施工するには、例えば、特許文献1に記載されているように、床下地面に基準線を設けたのち、床タイルを上記基準線に沿って床下地面上に配置し、接着剤によってその位置に貼着する。しかるのち、この床タイルを基準床タイルとしてその周囲に互いに対向する端面同士を突き合わせながら多数枚の床タイルを床下地面に塗布した接着剤によって順次、縦横に貼着する施工方法が採用されている。なお、この際、上記接着剤としては溶剤型接着剤を用いることが望ましいとされている。
特公平6−78506号公報
しかしながら、上記床タイルの施工方法によれば、床下地面上に設けた基準線に沿って床下地面の中心部に貼着している基準床タイルの周囲に床タイルを施工する際に、基準床タイルを床下地面に貼着している接着剤が硬化する前にその施工を行うと、基準床タイルが上記基準線からずれて精度のよい施工ができなくなる虞れがある。そのため、基準床タイルの接着剤が完全に硬化するのを待ってこの基準床タイルの周囲に対する床タイルの施工を開始しなければならず、作業能率が低下することになる。その上、溶剤型接着剤を用いて床タイルを床下地面面に貼着した場合には、溶剤が揮発するまでの待機時間も必要となる。
さらに、床下地面上に基準床タイルを貼着する接着剤の量が多いと、基準床タイルの下面から接着剤がはみ出してこの接着剤の硬化後における基準床タイル周囲に対する床タイルの施工時に接着不良が発生するため、これらの床タイルの施工に先立って上記はみ出して硬化している接着剤を削り取っておかねばならず、また床下地面上に基準床タイルを貼着する接着剤の量が少ないと床下地面に対する基準床タイルの貼着が充分に行われなくなって接着不良が生じるといった問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、床下地面に対する床タイルの施工が短時間で能率よく且つ正確に行えると共に綺麗な仕上がりを可能にする床タイルの施工方法を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の床タイルの施工方法は、請求項1に記載したように、床下地面に引かれた施工基準線に沿って床下地面の中心部に床タイルを敷設し、この床タイルを基準床タイルとしてその周囲に互いに対向端面を突き合わせ状に接合しながら床タイルを床下地面全面に敷設する床タイルの施工方法において、上記基準床タイルを上記施工基準線に沿って床下地面の中心部に少なくとも一枚、仮止めすることによって固定したのち、この基準床タイルの周囲の床下地面に床タイルを接着剤によって順次貼着して床下地面全面に床タイルを敷設し、しかるのち、上記基準床タイルを床下地面から取り除き、その取り除いた跡に上記基準床タイル又はこの基準床タイルと同大、同形の床タイルを接着剤によって貼着することを特徴とする。
このように構成した床タイルの施工方法において、請求項2に係る発明は、床下地面上に基準床タイルを仮止めする手段は両面粘着テープであることを特徴とし、請求項3に係る発明は、床下地面上に対する床タイルの接着剤は変成シリコーン系接着剤であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、床下地面に床タイルを貼着している接着剤が完全に硬化する前に、床下地面に仮止めされている基準床タイルを床下地面から取り除くことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、下面の四方縁辺に両面粘着テープを貼り付けている少なくとも一枚の基準床タイルを施工基準線に沿って床下地面に設置し、上記両面粘着テープによって仮止めすることを特徴とする。
一方、請求項6に係る発明は、2枚以上の基準床タイルを施工基準線に沿って床下地面に組み合わせた状態で設置する際に、組み合わせた基準床タイル列の下面外周縁辺に両面粘着テープが連続するように貼り付けることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、上記施工基準線は床下地面に十字状に引かれてあり、この十字状の施工基準線上に突き合わせた端面が位置するように4枚の基準床タイルを床下地面上の中心部に縦横に設置して仮止めすることを特徴とし、請求項8に係る発明は、これらの4枚の基準床タイルにおける施工基準線上に位置していない直角に隣接する外側縁辺の下面にその縁辺の全長に亘って両面粘着テープを貼り付けていることを特徴とする。
一方、請求項9に係る発明は、上記4枚の基準床タイルにおける施工基準線上に位置していない直角に隣接する外側縁辺の下面にこれらの縁辺の全長に亘って両面粘着テープと非粘着テープとの組み合わせテープを貼り付けていることを特徴とする。
さらに、請求項10に係る発明は、床下地面の中心部から基準床タイルを取り除いて両面粘着テープを除去したのち、この基準床タイルを接着剤によって床下地面の中心部に貼着することを特徴とし、請求項11に係る発明は、床下地面の中心部から基準床タイルを剥離したのち、この基準床タイルと同大、同形の別な床タイルを接着剤によって床下地面の中心部に貼着することを特徴とする。
請求項12に係る発明は、上記基準床タイルに床下地面からの剥離を容易にするための指先等の引っ掛け孔又は溝を設けていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、床下地面に接着剤を用いて床タイルを貼着、施工するに先立って、床下地面に引かれた施工基準線に沿って床下地面の中心部に基準床タイルを仮止めにより固定しておくので、この基準床タイルの周囲の床下地面上に床タイルを配設してこの床タイルと基準床タイルとの対向端面同士を突き合わせても、基準床タイルがずれることなく施工基準線に沿った位置に保持しておくことができ、従って、基準床タイルの敷設後、直ちにその周囲に対する床タイルの貼着作業を行うことができて施工時間の短縮を図ることができる。
さらに、床下地面に接着剤を用いて上記床タイルを貼着施工したのち、床下地面の中心部に仮止めしている上記基準床タイルを取り除き、その取り除いた跡に上記基準床タイル又はこの基準床タイルと同大、同形の床タイルを接着剤によって貼着するので、床下地面全面に接着剤を用いての床タイル施工が綺麗に行うことができる。
また、床下地面に基準床タイルを仮止めする手段として、請求項2に記載したように、両面粘着テープを使用しているので、作業現場において、床下地面に敷設すべき任意の床タイルの裏面に両面粘着テープを貼着することによって基準床タイルとすることができると共に、床下地面に対する仮止め作業が迅速に且つ正確に行うことができ、その上、基準床タイルの周囲に接着剤を用いて上記床タイルを貼着施工したのちの、床下地面の中心部からのこの基準床タイルの取り外し作業が容易に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、床下地面上に対する床タイルの接着剤として変成シリコーン系接着剤を用いているので、健康を損なう危険性のある溶剤系接着剤とは異なって、作業者等に対する健康上の安全性を確保することができる。
請求項4に係る発明によれば、上記請求項1に係る発明において、床下地面に床タイルを貼着している接着剤が完全に硬化する前に、床下地面に仮止めされている基準床タイルを床下地面から取り除くので、床下地面全面に対する床タイルの施工時間をさらに短縮することができる。
請求項5に係る発明によれば、上記請求項1又は請求項2に係る発明において、下面の四方縁辺に両面粘着テープを貼り付けている少なくとも一枚の基準床タイルを施工基準線に沿って床下地面に設置し、上記両面粘着テープによって仮止めすることを特徴とするものであるから、下面の四方縁辺に貼り付けている両面粘着テープによって基準床タイルを床下地面に妄動することなく強固に仮止めしておくことができ、この基準床タイルを基準としてその周囲に対する床タイルの接着が精度よく行うことができると共に、上記両面粘着テープによって、床タイルを施工する際に床下地面に塗布する接着剤が基準床タイルの下面に入り込むのを阻止することができる。
一方、上記請求項1又は請求項2に係る発明において、請求項6に係る発明は、2枚以上の基準床タイルを施工基準線に沿って床下地面に組み合わせた状態で設置する際に、組み合わせた基準床タイル列の下面外周縁辺に両面粘着テープが連続するように貼り付けることを特徴とするものであるから、この基準床タイル列の周囲の床下地面に接着剤を塗布したのち、この接着剤によって基準床タイル列の周囲に複数枚の床タイルを貼着、施工する際に、接着剤が基準床タイル列の下面側に入り込むのを両面粘着テープによって確実に阻止しながら、床タイルを床下地面に正確に施工することができる。
請求項7に係る発明によれば、上記施工基準線は床下地面に十字状に引かれてあり、この十字状の施工基準線上に突き合わせた端面が位置するように4枚の基準床タイルを床下地面上の中心部に縦横に設置して仮止めするので、施工基準線に対する基準床タイルの敷設位置を簡単且つ正確に設定することができ、床タイルの施工が精度よく行うことができる。
また、請求項8に係る発明によれば、上記4枚の基準床タイルにおける施工基準線上に位置していない直角に隣接する外側縁辺の下面にその縁辺の全長に亘って両面粘着テープを貼り付けているので、これらの基準床タイルの直角に隣接する内側縁辺を十字状の施工基準線上に合わせて床下地面の中心部に施工することによって、組み合わせ基準床タイルの四方の縁辺部の下面に上記両面粘着テープを設けた敷設状態にすることができ、従って、これらの基準床タイルの周囲の床下地面に接着剤を塗布して床タイルを貼着施工する際に、接着剤が基準床タイルの下面に入り込むのを両面粘着テープによって確実に阻止することができ、基準床タイルが接着剤によって床下地面に固着される虞れをなくすることができて、床タイルの貼着施工後における床下地面からの基準床タイルの除去作業が容易に行うことができると共に、その除去跡へ床タイルの貼着作業も簡単且つ正確に行うことができる。
なお、両面粘着テープを基準床タイルの直角に隣接する外側縁辺の下面に全長に亘って設けることなく、請求項9に記載したように、その外側縁辺の下面に両面粘着テープと非粘着テープとの組み合わせテープをこれらの縁辺の全長に亘って貼り付けておいても、上記請求項7に記載の発明と同様な作用効果を奏することができる。
請求項10に係る発明によれば、床下地面の中心部から基準床タイルを取り除いて両面粘着テープを除去したのち、この基準床タイルを接着剤によって床下地面の中心部に貼着するので、基準床タイルを再使用して直ちに床下地面の中心部に接着剤を用いて貼着施工することができるが、請求項11に記載した発明のように、床下地面の中心部から基準床タイルを剥離したのち、この基準床タイルと同大、同形の別な床タイルを接着剤によって床下地面の中心部に貼着してもよい。この場合には、基準床タイルを別な床下地面に対する次の床タイルの施工に何度も使用することができる。
上記請求項11に係る発明において請求項12の発明によれば、上記基準床タイルに床下地面からの剥離を容易にするための指先等の引っ掛け孔又は溝を設けているので、基準床タイルの周囲に接着剤によって床タイルが隙間なく貼着されているにもかかわらず、床タイルの敷設後に、基準床タイルに設けている引っ掛け孔又は溝に指先或いは適宜な工具等を引っ掛けて引き上げることにより、床下地面を損傷させることなく基準床タイルを簡単に床下地面から剥離、除去することができる。
床下地面の中心部に基準床タイルを施工した状態の簡略平面図。 その床下地面中心部の縦断正面図。 基準床タイルの裏面側から見た斜視図。 基準床タイルの周囲に接着剤を塗布した状態の簡略平面図。 基準床タイルの周囲に床タイルを施工している状態の簡略平面図。 その縦断正面図。 さらに床タイルを施工している状態の簡略平面図。 床下地面全面に床タイルを施工した状態の簡略平面図。 基準床タイルを除去した状態の簡略平面図。 その縦断正面図。 引っ掛け孔を設けた基準床タイルの平面図。 除去跡に床タイルを貼着施工した状態の簡略平面図。 その縦断正面図。 本発明の別な実施例を示す簡略平面図。 基準床タイルの別な実施例を示す裏面側から見た斜視図。
本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、まず、床タイル2を敷設すべきコンクリートスラブ等の床下地面1の寸法を測定して床タイル2が床下地面全面にバランスよく縦横に敷き並べることができる中心点を決め、四方の壁の四隅部に沿って敷設される床タイルが半分以下の接着面積とならないように上記中心点に沿って図1に示すように、互いに十字状に直交した2本の施工基準線x、yを引いたのち、まず、この施工基準線x、yに沿って床下地面1の中心部に基準床タイル2aを敷設する。なお、床タイル2としては、ビニル等の合成樹脂製タイルであっても木質系のタイルであってもよく、また、その形状は正方形状、長方形状、或いはその他の形状であってもよい。
上記基準床タイル2aは、床下地面1に敷設、施工すべき同大、同形の多数枚の床タイル2のうち、任意の床タイル2の下面に、図3に示すように、床下地面1にこの基準床タイル2aを仮止めする仮止め手段としての両面粘着テープ3を貼り付けてなるものであり、両面粘着テープ3は基準床タイル2aの下面における四方の縁辺に額縁状に貼り付けておいてもよいが、図においては互いに直角に隣接する二組の縁辺における一方の縁辺のみにL字状に貼り付けている。
そして、このように両面粘着テープ3を貼り付けている基準床タイル2aを4枚、図1、図2に示すように、両面粘着テープ3を貼り付けていない他方の互いに直角に縁辺を内側に向けてその内隅角部を上記施工基準線x、yの交差した中心点に合わせると共に互いに対向する端面を施工基準線x、y上で突き合わせた状態に位置させることによって床下地面1の中心部に縦横に設置し、両面粘着テープ3によって床下地面1上に仮止めした状態となるように敷設、固定する。
こうして、床下地面1の中心部に施工基準線x、yに沿って4枚の基準床タイル2aを縦横に組み合わすと、これらの基準床タイル2aの下面における両面粘着テープ3を貼り付けている互いに直角に隣接した縁辺が施工基準線x、yに対して平行となるように外側に向けられて4枚の基準床タイル2aを組み合わせてなる基準床タイルの下面の四方縁辺に両面粘着テープ3が額縁状に隙間なく配設された状態となる。
床下地面1の中心部上に上記4枚の基準床タイル2aを両面粘着テープ3によって仮止め状態に固定、敷設したのち、図5、図6に示すように、これらの基準床タイル2aの周囲の床下地面1上に基準床タイル2aと同大、同形の床タイル2を接着剤4によって貼着、施工する。この際、床タイル2の裏面に接着剤4を塗布してこの床タイル2を床下地面1に貼着してもよいが、施工の容易性と施工時間の短縮を図るために図4に示すように基準床タイル2aの周囲の床下地面1上に接着剤4を塗布したのち、この接着剤4に床タイル2を押しつけるように載置することによって貼着する。なお、接着剤4としては、作業環境や健康上の安全性を考慮して脱溶剤タイプの変成シリコーン系接着剤を使用している。
基準床タイル2aの周囲の床下地面1に床タイル2を接着剤4を介して貼着、施工するには、基準床タイル2aと床タイル2との対向する端面同士を突き合わせながら床タイル2を床下地面1に貼着する。この際、基準床タイル2aは両面粘着テープ3によって床下地面1に仮止め、固定されているので、基準床タイル2aの端面に床下地面1の対向端面を押しつけて接合させても、基準床タイル2aは妄動することなく、施工基準線x、yに沿った正確な位置に定置させておくことができ、従って、床タイル2を順次、精度よく敷設、施工することができる。
また、床タイル2を床下地面1上に押し付けた際に、床下地面1に塗布している接着剤4が床タイル2の下面からはみ出すようにして基準床タイル2aの下面に入り込もうとするが、床タイル2と接合する基準床タイル2aの端面における下面には上述したように、両面粘着テープ3が貼り付けられているので、この両面粘着テープ3によって接着剤4が基準床タイル2aの下面に入りこむのを阻止されると共に床タイル2の下面に沿って接着剤4が均一な厚みとなるように均され、床タイル2の施工が精度のよく行われる。
こうして、基準床タイル2aの周囲に対する床タイル2の貼着、施工作業を行ったのち、この作業に引き続いて床下地面1に貼着した上記床タイル2の周囲の床下地面1に再び接着剤4を塗布し、先に床下地面1に貼着した床タイル2の端面にその対向する端面を突き合わせて接合させながら図7に示すように床タイル2を床下地面1に貼着施工する。以下同様にして、貼着施工した床タイル2の周囲の床下地面1に対する接着剤4の塗布と、この接着剤4による床タイル2の貼着施工作業とを繰り返し行って図8に示すように、床下地面1全面に床タイル2を縦横に敷設した床を形成する。
この床の形成後、床下地面1の中心部に両面粘着テープ3によって仮止めしている上記4枚の基準床タイル2aを床下地面1から図9、図10に示すように剥離、除去する。床下地面1からの基準床タイル2aの除去は、基準床タイル2aを吸盤その他の器具を使用して引き上げることにより、両面粘着テープ3と共に床下地面1から、或いは床下地面1に貼り付けている両面粘着テープ3から剥離させて取り除くことができるが、基準床タイル2aの周囲の床下地面1に貼着している床タイル2の接着剤4が未硬化のうちに、一枚の床タイル2を剥離してその剥離跡の空間部を利用して基準床タイル2aを順次、除去することもでき、除去後に床タイル2を元の位置に貼着しておけばよい。
また、基準床タイル2aの中央部に、図11に示すように、この基準床タイル2aの上面に開口した指先等の引っ掛け孔又は溝5を設けておいてもよく、このような引っ掛け孔又は溝5を設けておけば、基準床タイル2a及び床タイル2が床下地面1に隙間なく貼着、施工されているにもかかわらず、この引っ掛け孔又は溝5に指先或いは適宜な工具等を引っ掛けて上方に引っ張ることにより、基準床タイル2aを床下地面1から簡単に剥離、除去することができる。
こうして、床下地面1の中心部から4枚の基準床タイル2aを取り除いたのち、その取り除いた跡の床下地面1の中心部に、両面粘着テープ3を除去した上記基準床タイル2a又は基準床タイルと同大、同形の床タイル2からなる床タイル2bを4枚、図12、図13に示すように接着剤4によって貼着することにより、床施工が完了する。
なお、以上の実施例においては、床下地面1の中心部に十字状に設けている施工基準線x、yに沿って4枚の基準床タイル2aを縦横に配設しているが、図14に示すように、下面の四方の縁辺に両面粘着テープ3を額縁状に貼り付けている一枚の基準床タイル2aを、その一つの隅角部を施工基準線x、yの交差点に合わせてこの隅角部を介して直角に隣接する縁辺を施工基準線x、y上に位置させた状態となるように上記両面粘着テープ3によって床下地面1の中心部に仮止めしたのち、この基準床タイル2aの周囲の床下地面1に基準床タイル2aと同大、同形の床タイル2を基準床タイル2aの端面にその対向端面を突き合わせ状に接合させながら上記同様にして床下地面1に塗布した接着剤4によって貼着施工し、さらに、貼着した床タイル2の周囲の床下地面1に再び接着剤4を塗布し、先に床下地面1に貼着した床タイル2の端面にその対向する端面を突き合わせて接合させながら床下地面1全面に床タイル2を縦横に敷設して床を形成したのち、床下地面1の中央部に仮止めしている一枚の基準床タイル2aを取り除き、その跡に両面粘着テープ3を除去した上記基準床タイル2a又は基準床タイルと同大、同形の床タイル2からなる一枚の床タイル2bを接着剤4によって貼着、施工してもよい。
要するに、少なくとも一枚の基準床タイル2aを施工基準線x、yに沿って床下地面1の中心部に仮止めしておき、この基準床タイル2aの周囲の床下地面1上に基準床タイル2aと同大、同形の床タイル2を接着剤によって貼着、施工したのち、上記基準床タイル2aを上記床タイル2bと置換するように基準床タイル2aの除去跡に床タイル2bを接着剤4によって貼着すればよい。
また、床下地面1の中心部に施工基準線x、yに沿って縦横に配設、施工されている4枚の基準床タイル2aにおいて、その下面の四方縁辺における施工基準線x、y上に位置していない直角に隣接する外側縁辺に両面粘着テープ3を全長に亘って貼り付けているが、図15に示すように、縁辺の一部の長さ部分に両面粘着テープ3を貼り付けておき、他の長さ部分に不織布等の非粘着テープ6を貼り付けて、これらの両面粘着テープ3と非粘着テープ6との組み合わせテープによって縁辺を全長に亘って隙間なく被覆しておいてもよい。この場合においても、床下地面1の中心部に両面粘着テープ3によって基準床タイル2aを仮止め、固定することができると共に両面粘着テープ3と非粘着テープ6とによって床タイル2の施工時における基準床タイル2aの下面への接着剤4の入り込みを阻止することができる。なお、このような両面粘着テープ3と非粘着テープ6との組み合わせテープを基準床タイル2aの下面における四方の縁辺に額縁状に設けておいてもよい。
さらに、本発明においては、2枚以上の基準床タイル2aを施工基準線x、yに沿って床下地面1に組み合わせた状態で設置する際には、組み合わせた基準床タイル列の下面外周縁辺に両面粘着テープ3が連続するように貼り付けておけばよい。
1 床下地面
2 床タイル
2a 基準床タイル
3 両面粘着テープ
4 接着剤
5 引っ掛け孔又は溝
x、y 施工基準線

Claims (12)

  1. 床下地面に引かれた施工基準線に沿って床下地面の中心部に床タイルを敷設し、この床タイルを基準床タイルとしてその周囲に互いに対向端面を突き合わせ状に接合しながら床タイルを床下地面全面に敷設する床タイルの施工方法において、上記基準床タイルを上記施工基準線に沿って床下地面の中心部に少なくとも一枚、仮止めすることによって固定したのち、この基準床タイルの周囲の床下地面に床タイルを接着剤によって順次貼着して床下地面全面に床タイルを敷設し、しかるのち、上記基準床タイルを床下地面から取り除き、その取り除いた跡に上記基準床タイル又はこの基準床タイルと同大、同形の床タイルを接着剤によって貼着することを特徴とする床タイルの施工方法。
  2. 基準床タイルの仮止め手段は、両面粘着テープであることを特徴とする請求項1に記載の床タイルの施工方法。
  3. 床タイルの接着剤は、変成シリコーン系接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の床タイルの施工方法。
  4. 床下地面に床タイルを貼着している接着剤が完全に硬化する前に、基準床タイルを床下地面から取り除くことを特徴とする請求項1に記載の床タイルの施工方法。
  5. 下面の四方縁辺に両面粘着テープを貼り付けている少なくとも一枚の基準床タイルを施工基準線に沿って床下地面に設置し、上記両面粘着テープによって仮止めすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床タイルの施工方法。
  6. 2枚以上の基準床タイルを施工基準線に沿って床下地面に組み合わせた状態で設置する際に、組み合わせた基準床タイル列の下面外周縁辺に両面粘着テープが連続するように貼り付けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床タイルの施工方法。
  7. 施工基準線は床下地面に十字状に引かれてあり、この十字状の施工基準線上に突き合わせた端面が位置するように4枚の基準床タイルを床下地面上の中心部に縦横に設置して仮止めすることを特徴とする請求項1に記載の床タイルの施工方法。
  8. 4枚の基準床タイルにおける施工基準線上に位置していない直角に隣接する外側縁辺の下面にその縁辺の全長に亘って両面粘着テープを貼り付けていることを特徴とする請求項5に記載の床タイルの施工方法。
  9. 4枚の基準床タイルにおける施工基準線上に位置していない直角に隣接する外側縁辺の下面にこれらの縁辺の全長に亘って両面粘着テープと非粘着テープとの組み合わせテープを貼り付けていることを特徴とする請求項5に記載の床タイルの施工方法。
  10. 床下地面の中心部から基準床タイルを取り除いて両面粘着テープを除去したのち、この基準床タイルを接着剤によって床下地面の中心部に貼着することを特徴とする請求項2、請求項8、請求項9のうち、いずれか一項に記載の床タイルの施工方法。
  11. 床下地面の中心部から基準床タイルを剥離したのち、この基準床タイルと同大、同形の別な床タイルを接着剤によって床下地面の中心部に貼着することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項8、請求項9のうち、いずれか一項に記載の床タイルの施工方法。
  12. 基準床タイルに床下地面からの剥離を容易にするための指先等の引っ掛け孔又は溝を設けていることを特徴とする請求項11に記載の床タイルの施工方法。
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