JP6913923B2 - 床タイルの施工方法 - Google Patents

床タイルの施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6913923B2
JP6913923B2 JP2016135623A JP2016135623A JP6913923B2 JP 6913923 B2 JP6913923 B2 JP 6913923B2 JP 2016135623 A JP2016135623 A JP 2016135623A JP 2016135623 A JP2016135623 A JP 2016135623A JP 6913923 B2 JP6913923 B2 JP 6913923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
area
base surface
reference frame
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016135623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018003552A (ja
Inventor
加津司 ▲高▼木
加津司 ▲高▼木
Original Assignee
積水フーラー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 積水フーラー株式会社 filed Critical 積水フーラー株式会社
Priority to JP2016135623A priority Critical patent/JP6913923B2/ja
Publication of JP2018003552A publication Critical patent/JP2018003552A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6913923B2 publication Critical patent/JP6913923B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

本発明は床タイルを床下地面に接着剤を用いて縦横に貼着する床タイルの施工方法に関する。
従来から、コンクリートスラブ等の床下地面に床タイルを施工する方法としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、床下地面にこの床下地面を区画する十字状の基準線を設けたのち、特許文献1においてはこの基準線に沿って帯状の両面粘着テープを貼着し、次いで、両面粘着テープ上に床タイルを上記基準線に沿うように貼着したのち、この床タイルを基準にして他の床タイルを互いに対向する端面同士を突き合わせ状に接合させながら床下地面の全面に亘って敷設する方法が知られている。
一方、特許文献2には、上記十字状の基準線における交点を中心にしてその周りに4枚の床タイルを対向する端面同士が上記基準線上で突き合わせ状に接合するように床下地面上に配置して仮止めしたのち、これらの床タイルを基準床タイルとして、この基準床タイルの周囲の床下地面全面に基準床タイルと同大、同形の床タイルを順次、対向する端面同士を突き合わせ状に接合しながら、予め、接着剤を塗布しておいた床下地面に貼着、敷設し、しかるのち、上記基準床タイルを取り除いてその跡に別な床タイルを接着剤によって貼着する床タイルの施工方法が記載されている。
特開2004−100379号公報 特開2015−203288号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の床タイルの施工方法によれば、基準線に沿って貼着した帯状の両面粘着テープに、施工基準となる複数枚の床タイルを基準線に沿って順次貼着する場合、これらの全ての床タイルの一端面が基準線に合致するように貼着する作業が極めて困難であって、一部の床タイルが基準線からはみ出したり、基準線から僅かに離間した状態で貼着される事態が発生し、精度のよい施工ができなくなると共に、施工に手間を要するといった問題点がある。
一方、特許文献2に記載の床タイルの施工方法によれば、基準床タイルは上記十字状の基準線における交点を中心にしてその周りに4枚、仮止めするだけであるから、比較的、その施工が容易に且つ正確に行えるが、基準床タイルの周囲の床下地面全面に基準床タイルと同大、同形の床タイルを、対向する端面同士を突き合わせ状に接合しながら、予め、接着剤を塗布しておいた床下地面に貼着、敷設するものであるから、基準線を介して対向する全ての床タイル同士をその突き合わせ状に接合した端面が基準線上に正確に位置付けながら床下地面上に接着することが困難であり、上記特許文献1の床タイルの施工方法と同様に、一方の床タイルが基準線からはみ出したり、基準線から僅かに離間方向にずれる事態が発生し、精度のよい施工ができなくなると共に施工に手間を要するといった問題点がある。
また、上記4枚の基準となる床タイルは粘着テープによって仮止めされていて、床下地面全面に床タイルを貼着したのち取り外し、この取り外した跡の床下地面に同大、同形の床タイルを接着剤によって貼着、固定しなければならず、その作業が煩わしくて床タイルの施工能率が低下するといった問題点がある。
この問題点は、基準床タイルを仮止めすることなく、接着剤によって貼着したのち,上記同様にしてその周囲の床下地面全面に基準床タイルと同大、同形の床タイルを、対向する端面同士を突き合わせ状に接合しながら、貼着、敷設すれば解消できるが、上記基準タイルを床下地面に貼着している接着剤が硬化する前にその周囲の床下地面上に床タイルを施工すると、基準床タイルが上記基準線からずれて精度のよい施工ができなくなる虞れがある。
そのため、基準床タイルの接着剤が完全に硬化するのを待ってこの基準床タイルの周囲に対する床タイルの施工を開始しなければならず、作業能率が低下することになる。その上、溶剤型接着剤を用いて床タイルを床下地面面に貼着した場合には、溶剤が揮発するまでの待機時間も必要となる。
さらに、床下地面上に基準床タイルを貼着する接着剤の量が多いと、基準床タイルの下面から接着剤がはみ出してこの接着剤の硬化後における基準床タイル周囲に対する床タイルの施工時に接着不良が発生するため、これらの床タイルの施工に先立って上記はみ出して硬化している接着剤を削り取っておかねばならず、また床下地面上に基準床タイルを貼着する接着剤の量が少ないと床下地面に対する基準床タイルの貼着が充分に行われなくなって接着不良が生じるといった問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、床下地面に対する床タイルの施工が短時間で能率よく且つ正確に行えると共に綺麗な仕上がりを可能にする床タイルの施工方法を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の床タイルの施工方法は、請求項1に記載したように、床下地面に基準線を十字状に引くことによって床下地面を第1〜第4の区域に区画する工程と、上記基準線上に側端面が合致するように第1〜第4区域に区画している各基準線に沿って基準枠板を仮止めする工程と、第1〜第4区域に床タイルを上記基準枠板を基準として順次、貼着、施工する工程とからなることを特徴とする。
上記請求項1に記載の発明において請求項2に係る発明は、第1〜第4の区域に順次、床下地面を施工する際に、第1区域においては、互いに直角に隣接した基準枠板の側端面に床タイルの端面を接合させながら基準枠板の直角に連なった内隅部から基準枠板の長さ方向に床タイルを貼着、施工すると共に隣接する床タイルの対向端面同士を接合させながら第1区域全面に床タイルを施工し、第2〜第4区域においては、先に床タイルを施工した区域と次に床タイルを施工する区域とを区画した基準枠板を撤去したのち、この基準枠板の撤去により露出した床タイル列の端面とこの端面に直角に連なった基準線に沿って設けている基準枠板の側端面とに床タイルの端面を接合させながら床タイルを貼着、施工すると共に隣接する床タイルの対向端面同士を接合させながら区域全面に床タイルを施工することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記基準枠板は各区域を囲む直角に隣接した基準線に沿って床下地面上に貼着する一定幅と厚みを有する細長い長尺帯状板からなり、両面粘着テープによって床下地面上に基準線に沿って仮止めするように構成していることを特徴とする。
上記請求項1〜請求項3に記載された発明において、請求項4に係る発明は、基準枠板を予め、全ての基準線に沿って仮止めしておくことを特徴とする。
一方、請求項5に係る発明は、基準枠板は第1〜第4区域に床タイルを順次施工する毎に、床タイルを施工すべき区域の基準線に沿って仮止めされることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、床タイルを施工すべき区域の床下地面上に接着剤を塗布し、この接着剤によって床タイルを床下地面に貼着することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、床下地面に塗布される接着剤は、変成シリコーン系接着剤であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、床下地面に床タイルを貼着、施工するに先立って、床下地面に基準線を十字状に引くことによって床下地面を第1〜第4の区域に区画すると共に、上記基準線上に側端面が合致するように基準線に沿って基準枠板を仮固定しておくので、各区域の床下地面上に床タイルを貼着、施工する際に、まず、基準枠板の側端面に床下地面の端面を突き合わるように接合しながら基準枠板の長さ方向に床タイルを順次、貼着、施工することによって、これらの全ての床タイルを基準線に沿って簡単に且つ精度よく施工することができる。
さらに、基準枠板に沿って床タイルを順次施工すると共に、これらの床タイルを基準として各区域の床下地面全面に床タイルを互いに対向する端面同士を接合させながら円滑、且つ正確に貼着、施工することができ、床下地面に対する床タイルの施工が短時間で能率よく且つ綺麗な仕上がりとなるように施工することができる。
請求項2に係る発明によれば、上記第1区域に対する床タイルの施工は、この第1区域を囲むようにして互いに直角に連なった基準線に沿って仮止めしている基準枠板の内隅部に、最初に施工する床タイルの直角に隣接する端面を突き合わせ状に接合させて床下地面上に貼着、施工するものであるから、この床タイルは互いに直角に連なった基準枠板によって他の区域側に妄動するのを確実に阻止されて正確な施工位置に確実に保持される。そのため、この床タイルの基準枠板の長さ方向に向けている端面を基準として、基準枠板の長さ方向に沿って床タイルを順次、正確に接合させながら床下地面上に貼着、施工することができ、さらに、施工した床タイルと次に施工する床タイルとの対向端面同士を接合させながら第1区域全面に床タイルを正確に且つ能率よく貼着、施工することができる。
また、第2〜第4区域に対する床タイルの施工は、先に床タイルを施工した区域と次に床タイルを施工する区域とを仕切っている基準枠板を撤去したのち、この基準枠板の撤去により露出した床タイル列の端面とこの端面に直角に連なった基準線に沿って設けている基準枠板の側端面とに床タイルの端面を接合させながら床タイルを貼着、施工すると共に隣接する床タイルの対向端面同士を接合させながら区画全面に床タイルを施工するので、先に施工した区域における基準線に沿って露出した床タイル列の端面とこの端面に直角に連なる基準枠板とを基準として、上記第1区域に対する床タイルの施工と同様に、区域全面に床タイルを正確に且つ能率よく貼着、施工することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記基準枠板は、各区域を囲む直角に隣接した基準線に沿って床下地面上に貼着する一定幅と厚みを有する細長い長尺帯状板からなり、両面粘着テープによって床下地面上に基準線に沿って仮止めするように構成しているので、基準線にその真っ直ぐな平坦面に形成されている側端面を基準線上に合致させながら簡単且つ正確に仮止めすることができ、また、床下地面からの撤去も容易に行うことができる。
なお、上記基準枠板は、請求項4に係る発明に記載したように、床下地面上に床タイルを貼着、施工する前に、予め、全ての基準線に沿って仮止めしておいてもよく、或いは、請求項5に係る発明に記載したように、第1〜第4区域に床タイルを順次施工する毎に、床タイルを施工すべき区域の基準線に沿って仮止めしてもよい。
請求項6に係る発明によれば、床タイルを施工すべき区域の床下地面上に接着剤を塗布し、この接着剤によって床タイルを床下地面に貼着することを特徴とするものであるから、床下地面上に対する床タイルの貼着、施工が能率よく行えて作業性を向上させることができると共に、区域内の床下地面に接着剤を塗布する際に、基準枠板によって接着剤が隣接する区域側にはみだすのを確実に阻止しながら所定量の接着剤を区域全面に均一に塗布することができ、塗布量の不足による接着不良の発生をなくすることができる。
請求項7に係る発明によれば、床下地面上に対する床タイルの接着剤として変成シリコーン系接着剤を用いているので、健康を損なう危険性のある溶剤系接着剤とは異なって、作業者等に対する健康上の安全性を確保することができる。
床タイルを施工すべき室内の床下地面に基準線を設けた状態の平面図。 基準線に沿って基準枠板を仮止めした状態の平面図。 第1区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 その一部分の簡略斜視図。 第2区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 第3区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 第4区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 室内の床下地面全面に床タイルを施工した状態の平面図。 本発明の別な床タイルの施工方法を示す平面図。 その第1区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 第2区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 第3区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。 第4区域内に床タイルを貼着、施工している状態の平面図。
本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、まず、床タイル2を敷設すべき室内におけるコンクリートスラブ等の床下地面の寸法を測定して床タイル1が床下地面全面にバランスよく縦横に敷き並べることができる中心点を決め、四方の壁の四隅部に沿って敷設される床タイルが半分以下の接着面積とならないように上記中心点に沿って墨出し器などを使用して図1に示すように、互いに十字状に直交した2本の施工基準線x、yを縦横に引くことによって、上記床下地面を第1区域A、第2区域B、第3区域C、第4区域Dに区画する。
なお、図1 において、上記第1区域Aは上記十字状の基準線x、yにおける横方向に引かれた基準線xの一半部の基準線x1と、縦方向に引かれた基準線yの一半部の基準線y1とによって囲まれた床下地面部分であり、第2区域Bは上記横方向に引かれた基準線xの一半部の基準線x1と、縦方向に引かれた基準線yの他半部の基準線y2とによって固まれた床下地面部分であり、第3区域Cは上記横方向に引かれた基準線xの他半部の基準線x2と、縦方向に引かれた基準線yの他半部の上記基準線y2とによって固まれた床下地面部分であり、第4区域Dは上記横方向に引かれた基準線xの他半部の基準線x2と、縦方向に引かれた基準線yの一半部の基準線y1とによって囲まれた床下地面部分である。
これらの第1区域A〜第4区域Dの床下地面上に床タイル1を縦横に施工するに際して、まず、第1区域A〜第4区域Dに区画している上記十字状に直交した基準線x、yにおける上記横方向に引かれた基準線x1、x2と縦方向に引かれた基準線y1、y2とに沿って図2に示すように、横方向に長い二つの基準枠板2a、2cと、縦方向に長い二つの基準枠板2b、2dを床下地面にそれぞれ着脱自在に仮止めしておく。
これらの基準枠板2a〜2dは、木材或いはプラスチック等からなり、一定幅と厚みを有する細長い長尺帯状板の形状に形成されていて、基準線x、y に沿わせる長辺側の側端面2a 1〜2d1 は全長に亙って平坦な垂直側端面に形成されている。
そして、第1区域Aを囲んでいる上記横方向に引かれた基準線x1とこの基準線x1に直角に隣接する縦方向に引かれた基準線y1とに沿ってそれぞれ配設される基準枠板2a、2dにおいて、横方向に引かれた基準線x1に沿って配設される基準枠板2aは、その長さがこの基準線x1と同一長さに形成されていて、この基準線x1を介して第1区域Aと区画された第2区画A側の床下地面上に、その側端面2a1 の下端を全長に亘って基準線x1上に合致させた状態にして仮止めされている。
同様に、上記基準線x1に直角に隣接する縦方向に引かれた基準線y1に沿って配設される基準枠板2dは、その長さがこの基準線y1と同一長さに形成されていて、この基準線y1を介して第1区域Aと区画された第4区域D側の床下地面上に、その側端面2d1 の下端を全長に亘って基準線y1上に合致させた状態にして仮止めされている。
さらに、上記第1区域Aと第4区域Dとを区画している縦方向の基準線yの一半部の基準線y1に連なるこの基準線yの他半部の基準線y2によって第2区域Bと第3区域Cとが区画されてあり、この基準線y2に沿って配設される基準枠板2bは、その長さがこの基準線y2と同一長さに形成されていて、この基準線y2を介して第2区域Bと区画された第3区域C側の床下地面上に、その側端面2b1 の下端を全長に亘って基準線y2上に合致させた状態にして仮止めされている。
上記第1区域と第2区域Bとを区画している横方向の基準線xの一半部の基準線x1から延設した他半部の基準線x2によって第3区域Cと第4区域Dとが区画されてあり、この基準線x2に沿って配設される基準枠板2cは、その長さがこの基準線x2の長さよりも第1区域Aと第4区域Dとを区画している上記基準枠板2dの幅寸法分だけ短い長さに形成されていて、この基準枠板2cを上記基準線x2に沿って第3区域Cと区画された第4区域D側の床下地面上に、その側端面2c1 の下端を全長に亘って基準線x2上に合致させた状態にして仮止めしている。
上記各基準枠板2a〜2cは、その裏面(下面)に両面粘着テープ3が貼着されていて、この両面粘着テープ3によって図4に示すように床下地面に着脱自在に貼着するように構成しているが、床下地面によってはビス等によって仮止めを行うようにしてもよい。
上記のように基準線x1、x2、y1、y2に沿って床下地面上に仮止めされた基準枠板2a〜2dにより仕切られている第1区域A〜第4区域Dの床下地面にビニル等の合成樹脂製タイル或いは木質系のタイル等の矩形状の床タイル1を縦横に敷きつめるには、基準線x1、y1、とによって囲まれた第1区域Aからタイル施工を開始する。
この第1区域Aに対する床タイルの施工は、第1区域Aの床下地面全面に接着剤4を櫛目状に塗布したのち、まず、互いに直角に連なった基準線x1、y1に沿って仮止めしている基準枠板2a、2dの直角に対向する端部によって形成された内隅部に、図4に示すように、最初に施工する床タイル1の直角に隣接する端面を突き合わせ状に接合させてこの床タイル1を床下地面上に貼着、施工する。なお、接着剤4としては、作業環境や健康上の安全性を考慮して脱溶剤タイプの変成シリコーン系接着剤を使用している。
次いで、この床タイル1の床下地面上に面している直角に隣接した端面を基準として、床タイル1の互いに対向する端面同士を突き合わせ状に接合させると共に基準枠板2a、2dの側端面2a1 、2d1 に対向する端面をこの側端面2a1 、2d1 に突き合わせ状に接合させながら基準枠板2a、2dの長さ方向に床タイル1を貼着、敷設し、さらに、図3に示すように、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第1区域A全面に床タイルを施工する。
次に、第2区域Bに対する床タイルの施工に移る。まず、上記第1区域Aとこの第2区域Bとを仕切っている上記基準枠板2aを撤去して、この基準枠板2aに沿って第1区域Aに施工した上記床タイル列の端面(この端面は基準線x1上にある)を第2区域B側に露出させると共に第2区域Bの床下地面全面に接着剤4を塗布する。
しかるのち、上記基準枠板2aの撤去によって露出した床タイル列の端面と、この端面に直角に連なった基準線y2に沿って仮止めしている基準枠板2bの側端面、即ち、第1区域Aと第4区域Dとを仕切っている基準枠板2dから真っ直ぐに延長した状態で接続している基準枠板2bの側端面2b1 とを基準面としてこれらの基準面に対向する床タイル1の端面を基準面に突き合わせ状に接合しながら、且つ対向する床タイルの端面同士を突き合わせ状に接合させながら図5に示すように、基準面の長さ方向に床タイル1を貼着、敷設すると共に、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第2区域B全面に床タイル1を施工する。
この第2区域Bに対する床タイルの施工後、第3区域Cに対する床タイルの施工を第2区域Bと同様にして行う。即ち、第2区域Bとこの第3区域Cとを仕切っている上記基準枠板2bを撤去して、この基準枠板2bに沿って第2区域Bに施工した上記床タイル列の端面(この端面は基準線y2上にある)を第3区域C側に露出させると共に第3区域Cの床下地面全面に接着剤4を塗布する。
しかるのち、上記基準枠板2bの撤去によって露出した床タイル列の端面と、この端面に直角に連なった基準線x2に沿って仮止めしている基準枠板2cの側端面2c1 とを基準面として、これらの基準面に対向する床タイル1の端面を基準面に突き合わせ状に接合しながら、且つ対向する床タイルの端面同士を突き合わせ状に接合させながら図6に示すように、基準面の長さ方向に床タイル1を貼着、敷設すると共に、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第3区域C全面に床タイル1を施工する。
次いで第4区域Dに対する床タイルの施工に移る。まず、第3区域Cとこの第4区域Dとを仕切っている上記基準枠板2cを撤去して、この基準枠板2cに沿って第3区域Cに施工した上記床タイル列の端面(この端面は基準線x2上にある)を第4区域D側に露出させると共に第1区域Aと第4区域Dとを仕切っている基準枠板2dも撤去して、この基準枠板2dに沿って第1区域Aに施工した上記床タイル列の端面(この端面は基準線y1上にある)も第4区域D側に露出させのち、第4区域Dの床下地面全面に接着剤4を塗布する。
しかるのち、上記基準枠板2c、2dの撤去によって露出した互い直角に連なった床タイル列の端面を基準面として、これらの基準面に対向する端面を基準面に突き合わせ状に接合させながら、且つ対向する端面同士を突き合わせ状に接合させながら図7に示すように、基準面の長さ方向に床タイル1を貼着、敷設すると共に、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第4区域D全面に床タイル1を施工する。こうして、図8に示すように、室内の床下地面上に対する床タイルの施工が完了する。
なお、以上の実施例においては、予め、床下地面を区画した十字状の基準線x、yに沿って基準枠板2a〜2dを仮止めしておいたのち、床タイルの施工を行っているが、第1区域A〜第4区域Dに床タイル1を順次施工する毎に、施工すべき区域を囲む基準線に沿って仮止めしてもよい。
図9〜図14はその実施例を示すもので、まず、上記実施例と同様に、床タイルを施工すべき床下地面に十字状に直交した2本の施工基準線x、yを縦横に引くことによって、図9に示すように、上記床下地面を第1区域A、第2区域B、第3区域C、第4区域Dに区画し、第1区域Aから第4区域Dに向かって順次、床タイルの施工を行う。
なお、上記実施例において説明をしたように、第1区域Aは上記十字状の基準線x、yにおける横方向に引かれた基準線xの一半部の基準線x1と、縦方向に引かれた基準線yの一半部の基準線y1とによって囲まれた床下地面部分であり、第2区域Bは上記横方向に引かれた基準線xの一半部の基準線x1と、縦方向に引かれた基準線yの他半部の基準線y2とによって固まれた床下地面部分であり、第3区域Cは上記横方向に引かれた基準線xの他半部の基準線x2と、縦方向に引かれた基準線yの他半部の上記基準線y2とによって固まれた床下地面部分であり、第4区域Dは上記横方向に引かれた基準線xの他半部の基準線x2と、縦方向に引かれた基準線yの一半部の基準線y1とによって囲まれた床下地面部分である。

第1区域Aに床タイルを施工するには、図10に示すように、この第1区域Aを囲んでいる上記横方向に引かれた基準線x1とこの基準線x1に直角に隣接する縦方向に引かれた基準線y1とに沿ってそれぞれ基準枠板2a、2dを床下地面に両面粘着テープによって仮止めする。この際、床タイルの施工時の基準面となる第1区域A側に面しているこれらの基準枠板2a、2dの側端面2a1 、2d1 が上記基準線x1、y1上にそれぞれ合致するように基準枠板2a、2dを第1区域Aに隣接する第2区域Bと第4区域Dとの床下地面上に仮止めする。
このように、第1区域Aを囲むようにして基準線x1、y1に沿って基準枠板2a、2dを床下地面上に仮止めしたのち、第1区域Aの床下地面全面に接着剤4を塗布したのち、基準枠板2a、2dの直角に対向する端部によって形成された内隅部に、最初に施工する床タイル1の直角に隣接する端面を突き合わせ状に接合させてこの床タイル1を床下地面上に貼着、施工する。
次いで、この床タイル1の床下地面上に面している直角に隣接した端面を基準として、互いに対向する床タイル1、1の端面同士を突き合わせ状に接合させると共に基準枠板2a、2dの側端面2a1 、2d1 に対向する床タイル1の端面をこの側端面2a1 、2d1 に突き合わせ状に接合させながら基準枠板2a、2dの長さ方向に床タイル1を貼着、敷設し、さらに、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第1区域A全面に床タイルを施工する。
第1区域Aに対する床タイルの施工後、第1区域Aと第2区域Bとを仕切っている基準枠板2aを撤去すると共に、第1区域Aと第4区域Dとを仕切っている基準枠板2dの端面から真っ直ぐに連なるように第2区域B第3区域Cとを区画している基準線y2に沿って基準枠板2bを、床タイルの施工時の基準面となる第2区域B側に面している側端面2b1 が上記基準線y2上に合致するように床下地面上に両面粘着テープによって仮止めする。なお、上記第1区域Aと第4区域Dとを仕切っている基準枠板2dも撤去しておいてもよい。
次いで、この第2区域Bの床下地面全面に接着剤4を塗布したのち、上記基準枠板2aの撤去によって露出した床タイル列の端面と、この端面に直角に連なった上記基準枠板2bの側端面2b1 とを基準面としてこれらの基準面に対向する床タイル1の端面を基準面に突き合わせ状に接合しながら、且つ対向する床タイル1、1の端面同士を突き合わせ状に接合させながら図11に示すように、基準面の長さ方向に床タイル1を貼着、敷設すると共に、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第2区域B全面に床タイル1を施工する。
第2区域Bに対する床タイルの施工後、第2区域Bと第3区域Cとを仕切っている基準枠板2bを撤去すると共に、第3区域Cと第4区域Dとを区画している基準線x2に沿って基準枠板2cを両面粘着テープによって仮止めする。なお、この基準枠板2cは基準線x2と同一長さに形成されている。
しかるのち、この第3区域Cの床下地面全面に接着剤4を塗布したのち、上記基準枠板2bの撤去によって露出した床タイル列の端面と、この端面に直角に連なった上記基準枠板2cの側端面2c1 とを基準面としてこれらの基準面に対向する床タイル1の端面を基準面に突き合わせ状に接合しながら、且つ対向する床タイル1、1の端面同士を突き合わせ状に接合させながら図12に示すように、基準面の長さ方向に床タイル1を貼着、敷設すると共に、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第2区域B全面に床タイル1を施工する。
次いで第4区域Dに対する床タイルの施工に移る。まず、第3区域Cとこの第4区域Dとを仕切っている上記基準枠板2cを撤去して、この基準枠板2cに沿って第3区域Cに施工した上記床タイル列の端面を第4区域D側に露出させると共に第1区域Aと第4区域Dとを仕切っている基準枠板2dも予め撤去しておき、この撤去によって第1区域Aに施工した床タイル列の端面を第4区域Dに露出させた状態にしたのち、第4区域Dの床下地面全面に接着剤4を塗布する。
しかるのち、上記基準枠板2c、2dの撤去によって露出した互い直角に連なった床タイル列の端面を基準面として、これらの基準面に対向する端面を基準面に突き合わせ状に接合させながら、且つ対向する端面同士を突き合わせ状に接合させながら図13に示すように、基準面の長さ方向に床タイル1を貼着、敷設すると共に、先に貼着、敷設した床タイル1に対向する端面を接合させながら床タイル1を縦横に敷設して第4区域D全面に床タイル1を施工する。
1 床タイル
2a〜2d 基準枠板
3 両面粘着テープ
4 接着剤
A 第1区域
B 第2区域
C 第3区域
D 第4区域
x、y 基準線

Claims (6)

  1. 床下地面に基準線を十字状に引くことによって床下地面を第1〜第4の区域に区画する工程と、上記基準線上に側端面が合致するように第1〜第4区域に区画している各基準線に沿って基準枠板を仮止めする工程と、第1〜第4区域に、上記基準枠板とは別に用意した床タイルを上記基準枠板を基準として順次、上記床下地面上に敷設した後に不要となった上記基準枠板を撤去する工程とを含む床タイルの施工方法であって、
    第1〜第4の区域に順次、床タイルを床下地面上に敷設する際に、第1区域においては、互いに直角に隣接した基準枠板の側端面に床タイルの端面を接合させながら基準枠板の直角に連なった内隅部から基準枠板の長さ方向に床タイルを敷設すると共に隣接する床タイルの対向端面同士を接合させながら第1区域全面に床タイルを敷設し、第2〜第4区域においては、先に床タイルを敷設した区域と次に床タイルを敷設する区域とを区画した基準枠板を撤去したのち、この基準枠板の撤去により露出した床タイル列の端面とこの端面に直角に連なった基準線に沿って設けている基準枠板の側端面とに床タイルの端面を接合させながら床タイルを敷設すると共に隣接する床タイルの対向端面同士を接合させながら区域全面に床タイルを敷設することを特徴とする床タイルの施工方法。
  2. 基準枠板は各区域に区画している直角に隣接した基準線に沿って床下地面上に貼着する一定幅と厚みを有する細長い長尺帯状板からなり、両面粘着テープによって床下地面上に基準線に沿って仮止めするように構成していることを特徴とする請求項1に記載の床タイルの施工方法。
  3. 基準枠板を予め、全ての基準線に沿って仮止めしておくことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床タイルの施工方法。
  4. 基準枠板は第1〜第4区域に床タイルを順次敷設する毎に、床タイルを敷設すべき区域の基準線に沿って仮止めされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床タイルの施工方法。
  5. 床タイルを施工すべき区域の床下地面上に接着剤を塗布し、この接着剤によって床タイルを床下地面に貼着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床タイルの施工方法。
  6. 床下地面に塗布される接着剤は、変成シリコーン系接着剤であることを特徴とする請求項5に記載の床タイルの施工方法。
JP2016135623A 2016-07-08 2016-07-08 床タイルの施工方法 Active JP6913923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016135623A JP6913923B2 (ja) 2016-07-08 2016-07-08 床タイルの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016135623A JP6913923B2 (ja) 2016-07-08 2016-07-08 床タイルの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018003552A JP2018003552A (ja) 2018-01-11
JP6913923B2 true JP6913923B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=60946014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016135623A Active JP6913923B2 (ja) 2016-07-08 2016-07-08 床タイルの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6913923B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4351694A (en) * 1981-10-15 1982-09-28 Mathis Ronald R Rack for laying Italian and quarry tile
JPH11270115A (ja) * 1998-03-20 1999-10-05 Konishi Co Ltd 床材の施工方法
JP2005307590A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Toto Ltd 建築基材上へのタイル張り施工方法
JP4482887B2 (ja) * 2005-04-28 2010-06-16 アキレス株式会社 置き敷きタイルの施工方法
JP6373628B2 (ja) * 2014-04-16 2018-08-15 積水フーラー株式会社 床タイルの施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018003552A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180272574A1 (en) Adjustable locator retaining wall block and mold apparatus
US20150191922A1 (en) Ergonomic strategy and system for cast construction
CN110284704B (zh) 一种装配式楼板后浇带模板拼缝结构及其施工方法
WO2017211078A1 (zh) 一种地板的拼接机构
JP6913923B2 (ja) 床タイルの施工方法
US8127460B2 (en) Tool for use in marking tiles
CN203145459U (zh) 建筑模板连接结构
CN205421866U (zh) 一种铺砖装置和饰面总成
JP6373628B2 (ja) 床タイルの施工方法
JP2018053526A (ja) 耐震スリット材の取り付け構造及びその施工方法
CN206279723U (zh) 地板总成
CN206681304U (zh) 地板组件
CN104097252A (zh) 一种混凝土模板拼缝件
JP6858568B2 (ja) 床材ユニットおよびその施工方法
CN105672635B (zh) 一种铺砖装置、饰面总成及铺砖方法
CN206360277U (zh) 地板连接件
JP6975700B2 (ja) 建築用下地材の固定用部材への施工方法
JPH0640276Y2 (ja) ブロック用目地部材
JP3070307U (ja) 間隙設定用スペ―サ―
JP7329212B2 (ja) 板材施工具、板材施工構造、及び板材施工方法
JPS6311770A (ja) ブロツク組積方法及び同方法に用いられる位置決め装置
CN112368454B (zh) 制造墙的方法和干式墙板
CN206279721U (zh) 地板限位板
CN212534913U (zh) 一种用于实木地板的金属连接件
JP3069743U (ja) タイル貼り付け位置決め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6913923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150