JP3070307U - 間隙設定用スペ―サ― - Google Patents

間隙設定用スペ―サ―

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JP3070307U
JP3070307U JP2000000103U JP2000000103U JP3070307U JP 3070307 U JP3070307 U JP 3070307U JP 2000000103 U JP2000000103 U JP 2000000103U JP 2000000103 U JP2000000103 U JP 2000000103U JP 3070307 U JP3070307 U JP 3070307U
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gap
spacer
plate
gap setting
floor
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Application number
JP2000000103U
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Inventor
昌春 塩沢
Original Assignee
野原産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床材の大きさや素材の熱膨張係数の相違など
により種々異なる床材の敷設の間隙に対応することが可
能であり、準備が簡易であって、選択も簡易な間隙設定
用スペーサーを提供する。 【解決手段】 複数の異なる一定の厚さを有する板状物
からなることを特徴とする間隙設定用スペーサー10、
20であって、前記複数の異なる厚さを有する板状部1
1〜13は、順に大となる階段状に配列されているか、
最も厚い部分を中心に他の板状部22〜24を配列され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ボードやパネルを多数敷設して床、天井又は壁面を施工する場合に おけるボード等の間隙設定用スペーサーに関し、特に、一個のスペーサーによっ て多数の異なる設定間隙に対応可能としたスペーサーを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、広い施行面積を有する床、壁面又は天井等においては、その下地材表 面に任意の仕上げ材を敷設するものであるが、例えば床材等について見ると、そ の振動吸収性及び価格等の点からパーティクルボード等の規定の寸法に加工され たボードやパネルが用いられる場合が多い。
【0003】 そしてこの様な床材を密着させて敷設した場合には、冬季には特に問題はない ものの、夏期には床下地材の熱膨張により床下地材自体が膨れ上がり、ひび割れ 、変形等が生ずる等の欠点があった。 そこで、この欠点を改善するために、床材であるボード等の大きさ、該ボード の素材の熱膨張係数等を考慮して各床材間の間隙が所要の間隙となるように床材 を敷設することが行われており、その間隙は必要に応じて伸縮性の良好な目地材 を充填する等していた。
【0004】 また、天井や壁面の仕上げにあっても、その装飾性、施工性の向上を目的に隣 接するボードやパネルの間隙を任意に設定し、その間隙内に目地材を充填し或い は他のスペーサー部材を介装する等して、壁面全体の装飾性を向上させる手段が 採用されている。
【0005】 ところで、この様な隣接するボードやパネルの間に所要の間隙を設定するため に、従来の一般的方法として、厚さを異にする多数枚の板材等からなる間隙設定 用スペーサーを準備し、これら多種多数の板状スペーサーから必要な設定間隙に 合致した多数のスペーサーを選択して、敷設するボードやパネルの間に設置する ことによって任意の間隙を確保している。 従って、特に設定間隙の寸法が異なる場合には非常に多種多数のスペーサーが 必要となり、その準備が面倒でありしかもその選択も煩雑で手間がかかるなど、 経済的でないばかりでなく極めて非能率であった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたもので、床材 等の大きさや素材の熱膨張係数の相違する種々の床材を敷設するに際して、また 、必要に応じて任意に設定されるボードやパネル等の所望の設定間隙に対して迅 速な適用が可能となる間隙設定用スペーサーを提供することを目的とするもので ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数の異なる厚さの板状部を一体的に備えている間隙設定用スペー サーであって、また、該板状部が順に大となる階段状に配列され或いは最厚部の 周囲に異なる厚さの板状部が配列されている間隙設定用スペーサーである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に従って詳細に説明する。 図1は、間隙設定用スペーサーの一実施例の斜視図であって、この間隙設定用 スペーサー10は全体として略板状をなしており、厚板状又はブロック状で厚さ cの一端11とこれに連なる複数の異なる厚さa、bを有する板状部12、13 が、他側に一体的に設けられている。各厚さa〜cは、床材に係る素材・大きさ ・厚さ等に対応して床材間に設定される種々の間隙幅に相当するもので、例えば 3mm、5mm、10mm等とすることができる。
【0009】 また、このスペーサー10は面一の底面14を有しており、上記板状部12、 13又はブロック状部11の厚さの基準面を成すと共に、両側面15、16は一 般的に互に平行な面で構成されている。 そして、両側面15、16間の巾は任意に選択できるが、例えば30〜50mm とすれば、その取り扱いが容易である。しかし、これらの厚さや幅の寸法は単な る例示であって、施工されるパネルやボードの大きさと厚さ、施工場所等によっ て任意に選択決定されることは言うまでもない。
【0010】 図2は、間隙設定用スペーサーに係る他の実施例の斜視図であって、この間隙 設定用スペーサー20は、全体としてやはり略板状をなしており、厚さがgであ る中央の略ブロック状部21を中心にその周端側部においては複数の異なる厚さ d、e、fの板状部分22、23、24が突出形成されている。これらの厚さも 図1の実施例と同様に、床材に係る素材・大きさ・厚さ等に対応して床材間に設 定される種々の間隙幅に相当するものである。
【0011】 図3は、図1の間隙設定用スペーサー10を使用して、床材A、B間に所定の 間隙Xを空けて該床材を固定する作業の説明図であって、例えば、既に家屋の内 壁に沿って固定された基準の床材である図示の床材Aの側辺Asに、所定間隙X を空けて他の床材Bを設定する態様である。 ここで、床材A,B間に所定の間隙Xを得るには、既設の床材Aの側辺Asに 複数個の間隙設定用スペーサー10の間隙Xに対応する厚さ、例えばaを有する 板状部12部分を夫々宛てがって置き、次いで他の床材Bを矢印方向に移動調整 し、他の床材Bの側辺Bsを夫々の間隙設定用スペーサー10の平らな背面14 に当接させるものである。
【0012】 この後、この当接状態を維持しながら床材Bを床支持材に固定すればよく、こ のような当接及び固定を繰り返すことにより、床材間に所定の間隙aを持った所 要の床面が付設・形成される。 なお、床材A及びBが通常の床パネル等の場合には、互に隣接固定されるべき 対向する側面As又はBsに沿って、なるべくその両端付近に少なくとも2個の スペーサー10を設置することにより、両パネルは平行して且つ適正間隙aを隔 てて設置固定することができる。また、この実施形態では床パネルの敷設につい て説明しているが、天井板、壁パネル等においても全く同様の作業が行われるも のである。
【0013】 図4は、コーナー部を形成している既設の床材A〜Aに対して、新たな床材B を設置する状態を示している。 既に固定されている床材A、Aの部分がコーナー部を形成している場合には、 新たに設置される床材Bのパネルをその横方向の側面Bsに沿って2個、縦方向 の側面Bsに沿って1個又は2個設置することで、鈎形に設置されている床材A 、Aの2側面As、Asに対して、床材Bの直交する2側面Bs、Bsを正確に 設置固定することが出来る。
【0014】 更に、より大きな間隙Xを必要とする場合には、該間隙Xに対応した間隙設定 用スペーサー10の有する他の一定の厚さb、cに対応する板部13又は14を 選択・使用すればよい。また、図2に示す間隙設定用スペーサー20を使用する 場合には、上記と同様に必要とする所定の間隙に相当する厚さに対応する板状部 21〜24の何れかを選択すべく、間隙設定用スペーサー20を回動すればよい 。
【0015】 そして、必要な間隙Xが例えば厚さb、c又はd、e、fの何れかに対応する 時は、これらの厚さに対応する板状部12、13又は22、23、24を選定し 、且つ、スペーサー10にあってはその板状部12、13より一段厚い部分との 段部を、スペーサー20においては夫々の板状部と略ブロック状部21との段部 をどちらかの床材(その他のパネル等も同じ)の表面と側面との角部に係合させ ることにより、各スペーサー10又は20を極めて安定して当接設置することが できる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、少数の間隙設定用スペーサ ーを準備することによって、床材等のパネルやボードの大きさや床材を構成する 素材の熱膨張係数の相違などにより生ずる種々異なる床材の敷設の間隙に対応す ることが可能となる。 また、装飾効果を狙った任意の目地間隔の設定に対しても多様な設置間隔に容 易に対応することができ、作業の準備が非常に簡易となり、しかも作業に際して も、その都度異なるスペーサーと交換する必要がないため、作業がきわめて迅速 に行うことができ、作業時間の短縮が可能でしかもコストの低減化を図ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の間隙設定用スペーサーの一つの実施例
を示す斜視図である。
【図2】本考案の間隙設定用スペーサーの他の実施例を
示す斜視図である。
【図3】図1の間隙設定用スペーサーを適用して間隙を
空けた、床材等のパネルを敷設する例を示す説明図であ
る。
【図4】本考案の間隙設定用スペーサーを用いてパネル
等を敷設する、他の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
10、20 間隙設定用スペーサー 12、13、22、23、24 板状部 11、21 ブロック状厚板部 14 基準底面 A、B 床材 As、Bs 床材側面 a、b、c、e、f、g 間隙設定用スペーサーの厚み

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる厚さの板状部を一体的に備
    えていることを特徴とする間隙設定用スペーサー。
  2. 【請求項2】 複数の異なる厚さの板状部が、順に大と
    なる階段状に配列されていることを特徴とする請求項1
    記載の間隙設定用スペーサー。
  3. 【請求項3】 複数の異なる厚さの板状部が最厚部の周
    囲に配列されていることを特徴とする請求項1記載の間
    隙設定用スペーサー。
JP2000000103U 2000-01-14 2000-01-14 間隙設定用スペ―サ― Expired - Lifetime JP3070307U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299385A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Shin Nikkei Co Ltd デッキ目地調整治具及びこれを用いたデッキ材の目地調整方法
JP2015135036A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 愼吾 山本 建築用すきま微調整スペーサー

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