JP7329212B2 - 板材施工具、板材施工構造、及び板材施工方法 - Google Patents

板材施工具、板材施工構造、及び板材施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に板材施工具、板材施工構造、及び板材施工方法に関し、より詳細には複数の板材を下地に固定するのに用いられる板材施工具、板材施工構造、及び板材施工方法に関する。
特許文献1は、壁面の石板等の張り付け方法を開示している。この壁面の石板等の張り付け方法では、壁面の外側や内側に石板やタイル等を張り付け施工している。具体的には、石板等を張り付ける壁面に十字状となった固定金具を所定の間隔で固着する。そして、この固定金具の石板等の厚さのほぼ半分の高さに設けた係止片に石板等のコーナー部に凹設した凹所部を挿入して順次石板等を張り付けていく。
特開2001-336272号公報
特許文献1では、固定金具の係止片に石板等の凹所部を挿入しているだけであるので、固定金具による石板等の保持力が大きいとは言い難い。特に壁面の低い位置に比べて、壁面の高い位置には、強風が当たりやすい。特許文献1では、石板等はモルタルや接着剤等で壁面に張り付けられているが、接着剤等の接着力が低下した場合には、強風に煽られるなどして、石板等が壁面から脱落するおそれがある。
本発明の目的は、板材の脱落を抑制することができる板材施工具、板材施工構造、及び板材施工方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る板材施工具は、複数の板材を下地に固定するのに用いられる。前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備える。前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含む。前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出している。前記規制片の前記4つの押え片は、前記板材のコーナー部が集合する箇所において、前記板材の各々のコーナー部の表面に当接して前記離間を規制する。前記板材施工具は、目地を介して固定される前記板材を施工するのに用いられる。前記規制片が前記目地と同一幅の間隔をあけて設けられて前記板材の位置決めに用いられる。
本発明の一態様に係る板材施工具は、複数の板材を下地に固定するのに用いられる。前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備える。前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含む。前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出している。前記規制片の前記4つの押え片は、前記板材のコーナー部が集合する箇所において、前記板材の各々のコーナー部の表面に当接して前記離間を規制する。前記固定片が直に前記下地に固定される。前記2つの押え片が、左上の押え片と、右上の押え片と、を含む。前記左上の押え片と、前記右上の押え片とが、左右方向において離間している。前記残り2つの押え片が、左下の押え片と、右下の押え片と、を含む。前記左下の押え片と、前記右下の押え片とが、左右方向において離間している。前記左上の押え片と、前記左下の押え片とが、上下方向において離間している。前記右上の押え片と、前記右下の押え片とが、上下方向において離間している。
本発明の一態様に係る板材施工構造は、板材施工具を用いて複数の板材が下地に施工されている。前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備える。前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含む。前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出している。前記規制片の前記4つの押え片は、4つの前記板材のコーナー部が集合する箇所において、前記4つの板材の各々のコーナー部の表面に当接して前記離間を規制している。前記固定片が直に前記下地に固定される。前記2つの押え片が、左上の押え片と、右上の押え片と、を含む。前記左上の押え片と、前記右上の押え片とが、左右方向において離間している。前記残り2つの押え片が、左下の押え片と、右下の押え片と、を含む。前記左下の押え片と、前記右下の押え片とが、左右方向において離間している。前記左上の押え片と、前記左下の押え片とが、上下方向において離間している。前記右上の押え片と、前記右下の押え片とが、上下方向において離間している。
本発明の一態様に係る板材施工方法では、板材施工具によって複数の板材を下地に施工する。前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の表面に当接して当該板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備える。前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含む。前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出している。前記板材施工方法は、前記下地に2つの板材を左右に隣り合わせて固定する工程と、前記2つの板材のうち、左側の板材の右上のコーナー部と、右側の板材の左上のコーナー部と、を前記板材施工具の前記規制片の前記2つの押え片で規制した状態で前記板材施工具を前記下地に固定する工程と、前記2つの板材の上方において、別の2つの板材を左右に隣り合わせて固定し、前記別の2つの板材のうち、左側の板材の右下のコーナー部と、右側の板材の左下のコーナー部と、を前記板材施工具の前記規制片の前記残り2つの押え片で規制する工程と、を含む。
本発明によれば、板材の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具の規制片が、4つの板材の各々のコーナー部の表面を下地の向きに押さえているので、板材の脱落を抑制することができる。
図1Aは、実施形態1に係る板材施工具の正面図である。図1Bは、同上の板材施工具の平面図である。図1Cは、同上の板材施工具の側面図である。 図2Aは、実施形態2に係る板材施工具の正面図である。図2Bは、同上の板材施工具の平面図である。図2Cは、同上の板材施工具の側面図である。 図3Aは、実施形態1に係る板材施工具を用いた板材施工構造の正面図である。図3Bは、同上の板材施工構造の断面図である。 図4Aは、実施形態2に係る板材施工具を用いた板材施工構造の正面図である。図4Bは、同上の板材施工構造の断面図である。
(1)概要
本実施形態に係る板材施工具1は、複数の板材5を下地6に固定するのに用いられる(図3A~図4B参照)。板材5としては、特に限定されないが、例えば、タイルなどが挙げられる。板材5の材質も特に限定されない。
板材施工具1は、固定片2と、規制片20と、を備える(図1A~図2C参照)。固定片2は、下地6に固定される。規制片20は、固定片2から延びて、下地6に固定された板材5の下地6からの離間を規制する。規制片20は、板材5のコーナー部51c,52d,53a,54bが集合する箇所において、板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面に当接して、上記の離間を規制する。なお、「当接」とは、突き当てた状態に接することを意味する。
本実施形態によれば、板材5の脱落を抑制することができる。すなわち、図3A~図4Bに示すように、板材施工具1の規制片20が、4つの板材51,52,53,54の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を下地6の向きに押さえているので、板材5の脱落を抑制することができる。
(2)詳細
(2.1)板材施工具
本実施形態に係る板材施工具1は、複数の板材5を下地6に固定するのに用いられる(図3A~図4B参照)。つまり、板材施工具1は、板材施工構造10を形成する施工に用いられる。板材施工具1は、外装及び内装のいずれの用途にも使用可能である。以下では、板材施工具1を外装用に使用する場合について説明するが、これには限定されない。
図3A及び図3Bに示す板材施工構造10では、複数の板材5は、目地7を介して固定されている。換言すると、複数の板材5は、隙間をあけて横目地71及び縦目地72を形成して固定されている。以下、実施形態1では、目地形成用の板材施工具1について説明する。この場合、横目地71を左右方向(水平方向)、及び縦目地72を上下方向(鉛直方向)として説明するが、横目地71及び縦目地72は、それぞれ左右方向及び上下方向に対して傾斜していてもよい。つまり、目地形成用の板材施工具1は、傾斜させた状態で使用可能である。
一方、図4A及び図4Bに示す板材施工構造10では、複数の板材5は、突き付けられて固定されている。換言すると、複数の板材5は、ほぼ隙間をあけずに密接されて固定されている。ここで、「ほぼ隙間をあけずに」とは、目地7の幅に相当する程度の隙間をあけずに、という意味である。実際には、板材5の寸法変動があるため、1mm程度の隙間をあける場合がある。以下、実施形態2では、突付け用の板材施工具1について説明する。なお、突付け用の板材施工具1も、傾斜させた状態で使用可能である。
(2.1.1)実施形態1
図1A~図1Cに本実施形態に係る板材施工具1を示す。板材施工具1は、複数の板材5を目地7を介して固定するのに用いられる(図3A及び図3B参照)。図3A及び図3Bでは、板材施工具1は、複数の板材5を格子状に固定している。
板材施工具1は、固定片2と、規制片20と、を備える。規制片20は、目地7と同一幅の間隔をあけて設けられている。規制片20は、板材5の位置決めにも用いられる。具体的には、規制片20は、4つの接続片3と、4つの押え片4と、を含む。規制片20は、板材施工具1は、例えば、ステンレス板を適宜、切断加工及び曲げ加工することにより製造可能である。
固定片2は、平板状であり、下地6に固定される部位である。固定片2は、2つの短辺2a,2cと、2つの長辺2b,2dと、を有する矩形状に形成されている(図1A~図1C参照)。2つの短辺2a,2cの長さは、目地7(具体的には横目地71)の幅と同一幅である。厳密に同一幅でなくてもよい。一方、2つの長辺2b,2dの長さは、目地7(具体的には縦目地72)の幅よりも長い。横目地71及び縦目地72の幅は同じでも異なっていてもよい。固定片2の略中央には、ビス孔2eが設けられている。
4つの接続片3は、第1接続片31と、第2接続片32と、第3接続片33と、第4接続片34とからなる。4つの接続片3は、固定片2からほぼ同じ向きに突出している。
固定片2の2つの長辺2b,2dの各々から2つの接続片3が突出している。具体的には、固定片2の一方の長辺2bから、第1接続片31及び第2接続片32が突出している。また固定片2の他方の長辺2dから、第3接続片33及び第4接続片34が突出している。4つの接続片3は、固定片2に対してほぼ垂直な方向に突出している。4つの接続片3の突出寸法は、板材5の厚みにほぼ等しい。
第1接続片31と第4接続片34とが対向し、第2接続片32と第3接続片33とが対向している。第1接続片31及び第4接続片34の対向している面同士の間隔は、目地7(具体的には横目地71)の幅にほぼ等しい。同様に、第2接続片32及び第3接続片33の対向している面同士の間隔も、目地7(具体的には横目地71)の幅にほぼ等しい。このように、4つの接続片3で挟まれた箇所に、容易に目地7(具体的には横目地71)を形成することができる。
第1接続片31及び第2接続片32は、ほぼ同一平面上に存在する。一方、第3接続片33及び第4接続片34も、ほぼ同一平面上に存在する。
同一の長辺2b(又は2d)における2つの接続片31,32(又は33,34)間の距離は目地7(具体的には縦目地72)の幅と同一幅である。厳密に同一幅でなくてもよい。換言すれば、第1接続片31の内側縁31aと、第2接続片32の内側縁32aとの間の間隔は、目地7(具体的には縦目地72)の幅にほぼ等しい。第3接続片33の内側縁33aと、第4接続片34の内側縁34aとの間の間隔は、目地7(具体的には縦目地72)の幅にほぼ等しい。
4つの押え片4は、第1押え片41と、第2押え片42と、第3押え片43と、第4押え片44とからなる。4つの押え片4の各々は、4つの接続片3の各々の先端から固定片2に対して平行に突出している。厳密に平行でなくてもよい。さらに4つの押え片4の各々は、4つの接続片3の各々の先端から固定片2と対向しない向きに突出している。
具体的には、第1押え片41は、第1接続片31の先端から固定片2と逆向きに突出している。第2押え片42は、第2接続片32の先端から固定片2と逆向きに突出している。つまり、第1押え片41と第2押え片42とは同じ向きに突出している。
一方、第3押え片43は、第3接続片33の先端から固定片2と逆向きに突出している。第4押え片44は、第4接続片34の先端から固定片2と逆向きに突出している。つまり、第3押え片43と第4押え片44とは同じ向きに突出している。
このように、第1押え片41及び第2押え片42の組と、第3押え片43及び第4押え片44の組とは、相互に離れる向きに突出している。4つの押え片4は、各接続片3に対してほぼ垂直な方向に突出している。4つの押え片4は、ほぼ同一平面上に存在する。ここで、固定片2を含む平面と、4つの押え片4を含む平面との間の間隔は、板材5の厚みにほぼ等しい。
4つの押え片4は、対称となる位置に配置されている。すなわち、目地7の中心線に関して、4つの押え片4は、線対称となる位置に配置されている。具体的には、横目地71の中心線に関して、第1押え片41と第4押え片44とは線対称であり、第2押え片42と第3押え片43とは線対称である。また縦目地72の中心線に関して、第1押え片41と第2押え片42とは線対称であり、第3押え片43と第4押え片44とは線対称である。さらにビス孔2eの中心に対して、4つの押え片4は、点対称となる位置に配置されている。具体的には、ビス孔2eの中心に関して、第1押え片41と第3押え片43とは点対称であり、第2押え片42と第4押え片44とは点対称である。
板材施工具1は、位置決め手段を備える。位置決め手段は、4つの板材5の位置を決める手段である。4つの板材5は、第1板材51と、第2板材52と、第3板材53と、第4板材54とからなる。位置決め手段は、4つの接続片3と、4つの押え片4とで構成される。
4つの押え片は、次のようにして位置決め手段として機能し得る。すなわち、図3Aに示すように、第1板材51の左端面と、第1押え片41の内側縁41aとを揃える。また第2板材52の右端面と、第2押え片42の内側縁42aとを揃える。また第3板材53の右端面と、第3押え片43の内側縁43aとを揃える。また第4板材54の左端面と、第4押え片44の内側縁44aとを揃える。これらの一連の作業を作業者が目視により確認して行うことが可能である。このように、対称に配置された4つの押え片4の位置を基準にして4つの板材5を整然と配置することができる。4つの押え片4の内側縁41a,42a,43a,44aを基準にすることで、容易に目地7(縦目地72)を形成することができる。
一方、4つの接続片3は、次のようにして位置決め手段として機能し得る。すなわち、図3A及び図3Bに示すように、第1板材51の下端面を第1接続片31の上面に突き当てる。また第2板材52の下端面を第2接続片32の上面に突き当てる。また第3板材53の上端面を第3接続片33の下面に突き当てる。また第4板材54の上端面を第4接続片34の下面に突き当てる。このように、4つの板材5の端面を接続片3に突き当てることで、4つの板材5の位置を物理的に規制することができる。
4つの押え片4は、複数の板材5のうち4つの板材5が集合する箇所において、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を押さえるように構成されている(図3A及び図3B参照)。このようにして、板材5の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具1の規制片20(特に4つの押え片4)が、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を下地6の向きに押さえているので、板材5の脱落を抑制することができる。
(2.1.2)実施形態2
図2A~図2Cに本実施形態に係る板材施工具1を示す。板材施工具1は、複数の板材5を突き付けて固定するのに用いられる(図4A及び図4B参照)。図4A及び図4Bでは、板材施工具1は、複数の板材5を格子状に突き付けて固定しているが、千鳥状に突き付けて固定してもよい。
板材施工具1は、固定片2と、規制片20と、を備える。規制片20は、板材5の各コーナー部51c,52d,53a,54bを規制する。規制片20は、互いに離間して設けられている。これらの間で板材5の突付け位置が視認可能となっている。具体的には、規制片20は、1つの接続片3と、4つの押え片4と、を含む。板材施工具1は、例えば、ステンレス板を適宜、切断加工及び曲げ加工することにより製造可能である。
固定片2は、平板状であり、下地6に固定される部位である。固定片2は、横長の矩形状に形成されている。固定片2には、3つのビス孔2eが等間隔で横方向に設けられている。
接続片3は、固定片2から突出している。接続片3は、固定片2に対してほぼ垂直な方向に突出している。接続片3の突出寸法は、板材5の厚みにほぼ等しい。
4つの押え片4は、第1押え片41と、第2押え片42と、第3押え片43と、第4押え片44とからなる。4つの押え片4は、接続片3の先端から固定片2に対して平行に突出している。厳密に平行でなくてもよい。
4つの押え片4のうち、2つの押え片4と、残り2つの押え片4とが互いに逆向きに1つの接続片3の先端から突出している。具体的には、第1押え片41及び第2押え片42は、接続片3の先端から固定片2と対向する向きに突出している。また第3押え片43及び第4押え片44は、接続片3の先端から固定片2と対向しない向きに突出している。第1押え片41及び第2押え片42は、第3押え片43と第4押え片44との間に位置する。
このように、第1押え片41及び第2押え片42の組と、第3押え片43及び第4押え片44の組とは、相互に離れる向きに突出している。4つの押え片4は、接続片3に対してほぼ垂直な方向に突出している。
4つの押え片4は、ほぼ同一平面上に存在する。ここで、固定片2を含む平面と、4つの押え片4を含む平面との間の間隔は、板材5の厚みにほぼ等しい。
4つの押え片4は、対称となる位置に配置されている。すなわち、図4Aに示すように、直線Lに関して、4つの押え片4は、線対称となる位置に配置されている。具体的には、直線Lに関して、第1押え片41と第2押え片42とは線対称であり、第3押え片43と第4押え片44とは線対称である。なお、直線Lは、2つの板材5を左右方向に並べて突き付けたときの境界線と同じ位置に存在する。
板材施工具1は、位置決め手段を備える。位置決め手段は、4つの板材5の位置を決める手段である。4つの板材5は、第1板材51と、第2板材52と、第3板材53と、第4板材54とからなる。位置決め手段は、1つの接続片3と、4つの押え片4とで構成される。
4つの押え片は、次のようにして位置決め手段として機能し得る。すなわち、第1押え片41の内側縁41aと、第2押え片42の内側縁42aとの間のほぼ中央に、第1板材51と第2板材52とを突き付けたときの境界線が位置するようにする。また第3押え片43の内側縁43aと、第4押え片44の内側縁44aとの間のほぼ中央に、第3板材53と第4板材54とを突き付けたときの境界線が位置するようにする。これにより、第1板材51と第2板材52とを突き付けたときの境界線と、第3板材53と第4板材54とを突き付けたときの境界線とがほぼ一致して上下方向に連なる。これらの一連の作業を作業者が目視により確認して行うことが可能である。つまり、隣り合う板材5同士の突付け位置が視認可能となっている。このように、対称に配置された4つの押え片4の位置を基準にして4つの板材5を整然と配置することができる。4つの押え片4の内側縁41a,42a,43a,44aを基準にすることで、左右方向において容易に板材5同士を突き付けることができる。
一方、接続片3は、次のようにして位置決め手段として機能し得る。すなわち、第1板材51及び第2板材52の下端面を接続片3の上面に突き当てる。また第3板材53及び第4板材54の上端面を接続片3の下面に突き当てる。このように、4つの板材5の端面を接続片3に突き当てることで、4つの板材5の位置を物理的に規制することができる。
4つの押え片4は、複数の板材5のうち4つの板材5が集合する箇所において、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を押さえるように構成されている(図4A及び図4B参照)。このようにして、板材5の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具1の規制片20(特に4つの押え片4)が、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を下地6の向きに押さえているので、板材5の脱落を抑制することができる。
(2.2)板材施工構造
(2.2.1)実施形態1.2
図3A及び図3Bに本実施形態に係る板材施工構造10を示す。本実施形態に係る板材施工構造10は、実施形態1に係る板材施工具1を用いて複数の板材5が下地6に施工されている。
板材5は、矩形板状の部材である。板材5の具体例として、タイルなどが挙げられるが、特に限定されない。板材5の材質も特に限定されない。下地6としては、特に限定されないが、例えば、合板などが挙げられる。
複数の板材5は、接着剤などで下地6に張り付けられている。板材施工具1は、複数の板材5のうち4つの板材5が集合する箇所に固定されている。換言すると、板材施工具1は、横目地71と縦目地72とが十字状に交差する箇所に固定されている。固定片2のビス孔2eに挿通されたビス8により、板材施工具1は下地6に固定されている。
第1板材51と第4板材54との間、及び第2板材52と第3板材53との間には、横目地71が形成されている。第1板材51と第2板材52との間、及び第3板材53と第4板材54との間には、縦目地72が形成されている。これらの目地7には適宜、バックアップ材91及びシーリング材92が充填されている。バックアップ材91を充填せずに、シーリング材92のみを充填してもよい。
規制片20は、4つの板材5のコーナー部51c,52d,53a,54bが集合する箇所において、4つの板材5の各々のコーナー部の表面に当接して、板材5の下地6からの離間を規制している。具体的には、4つの押え片4は、複数の板材5のうち4つの板材5が集合する箇所において、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を押さえている。コーナー部51cは、第1板材51の表面の左下隅の部分である。コーナー部52dは、第2板材52の表面の右下隅の部分である。コーナー部53aは、第3板材53の表面の右上隅の部分である。コーナー部54bは、第4板材54の表面の左上隅の部分である。なお、図示省略しているが、各板材5において残り3つのコーナー部の表面も、別の板材施工具1で押さえられていてもよい。
本実施形態に係る板材施工構造10によれば、板材5の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具1の規制片20(4つの押え片4)が、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を下地6の向きに押さえているので、板材5の脱落を抑制することができる。
本実施形態に係る板材施工構造10は、建築物の低い位置(例えば1階部分)に形成されていてもよいが、高い位置(2階以上の部分)に形成されていると、より有効である。低い位置に比べて、高い位置には強風が当たりやすい。しかしながら、本実施形態では、板材施工具1の4つの押え片4が、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を下地6の向きに押さえているので、接着剤等の接着力が低下したり、強風に煽られたりしても、板材5が脱落しにくい。なお、板材施工構造10が建築物の高い位置に形成されていると、地上から建築物を見たときに、板材施工具1の4つの押え片4が目立ちにくくなるという利点もある。
(2.2.2)実施形態2.2
図4A及び図4Bに本実施形態に係る板材施工構造10を示す。本実施形態に係る板材施工構造10は、実施形態2に係る板材施工具1を用いて複数の板材5が下地6に施工されている。なお、実施形態1.2と共通する事項については説明を適宜省略する。
複数の板材5は、接着剤などで下地6に張り付けられている。板材施工具1は、複数の板材5のうち4つの板材5が集合する箇所に固定されている。換言すると、板材施工具1は、4つの板材5が十字状に突き付けられた箇所に固定されている。固定片2のビス孔2eに挿通されたビス8により、板材施工具1は下地6に固定されている。
第1板材51と第4板材54との間、及び第2板材52と第3板材53との間には、板材施工具1の接続片3が介在している。このように、第1板材51と第4板材54とは上下方向においてほぼ突き付けられている。同様に、第2板材52と第3板材53とは上下方向においてほぼ突き付けられている。
第1板材51と第2板材52とは、左右方向においてほぼ突き付けられている。同様に、第3板材53と第4板材54とは、左右方向においてほぼ突き付けられている。
規制片20は、4つの板材5のコーナー部51c,52d,53a,54bが集合する箇所において、4つの板材5の各々のコーナー部の表面に当接して、板材5の下地6からの離間を規制している。具体的には、4つの押え片4は、複数の板材5のうち4つの板材5が集合する箇所において、4つの板材5の各々のコーナー部51c,52d,53a,54bの表面を押さえている。なお、図示省略しているが、各板材5において残り3つのコーナー部の表面も、別の板材施工具1で押さえられていてもよい。
本実施形態に係る板材施工構造10によれば、実施形態1.2に係る板材施工構造10と同様に、板材5の脱落を抑制することができる。
(2.3)板材施工方法
(2.3.1)実施形態1.3
本実施形態に係る板材施工方法は、図3A及び図3Bに示す板材施工構造10を形成する方法である。本実施形態に係る板材施工方法は、以下の第1~第3工程を含む。
第1工程は、下地6に2つの板材53,54を左右に隣り合わせて固定する工程である。具体的には、第3板材53及び第4板材54の上端面の高さを揃えつつ、左右方向において隙間をあけて、第3板材53及び第4板材54を下地6に接着剤などで張り付けて固定する。図3Aでは、第3板材53を左側に配置し、第4板材54を右側に配置している。上記の隙間は、目地7(具体的には縦目地72)の幅とほぼ同じである。
第2工程は、下地6に固定された隣り合う2つの板材53,54のコーナー部53a,54bの表面を板材施工具1で押さえる工程である。すなわち、2つの板材53,54のうち、左側の第3板材53の右上のコーナー部53aの表面と、右側の第4板材54の左上のコーナー部54bの表面と、を板材施工具1の規制片20で規制した状態で、板材施工具1を下地6に固定する。
具体的には、2つの板材53,54のうち、左側の第3板材53の右上のコーナー部53aの表面と、右側の第4板材54の左上のコーナー部54bの表面と、を板材施工具1の2つの押え片4(それぞれ第3押え片43,第4押え片44)で押さえる。このとき、第3板材53の上端面に第3接続片33の下面を突き当てつつ、第3板材53の右端面と第3押え片43の内側縁43aとが揃っているか確認する。同様に、第4板材54の上端面に第4接続片34の下面を突き当てつつ、第4板材54の左端面と第4押え片44の内側縁44aとが揃っているか確認する。これにより、縦目地72の幅を確保することが可能である。
さらに固定片2のビス孔2eにビス8を挿通し、このビス8により板材施工具1を下地6に固定する。
第3工程は、下地6に固定された隣り合う2つの板材5の上方に、別の2つの板材5を設置する工程である。すなわち、2つの板材5(具体的には第3板材53及び第4板材54)の上方において、別の2つの板材5(具体的には第1板材51及び第2板材52)を左右に隣り合わせて固定する。
図3Aでは、第2板材52を左側に配置し、第1板材51を右側に配置している。このとき、第2板材52を第2接続片32上に載せるだけで、上下方向の位置決めがなされる。同様に、第1板材51を第1接続片31上に載せるだけで、上下方向の位置決めがなされる。これにより、横目地71の幅を確保することが可能である。
また第2板材52の右端面と第2押え片42の内側縁42aとを揃える。同様に、第1板材51の左端面と第1押え片41の内側縁41aとを揃える。これにより、縦目地72の幅を確保することが可能である。
上記のように、第1板材51及び第2板材52の位置決めを行いつつ、第1板材51及び第2板材52を下地6に接着剤などで張り付けて固定する。この状態で、左側の第2板材52の右下のコーナー部52dの表面と、右側の第1板材51の左下のコーナー部51cの表面と、を板材施工具1の規制片20で規制する。
具体的には、左側の第2板材52の右下のコーナー部52dの表面と、右側の第1板材51の左下のコーナー部51cの表面と、が板材施工具1の残り2つの押え片4(具体的には第1押え片41及び第2押え片42)で押さえられている。適宜、目地7にバックアップ材91及びシーリング材92を充填する。バックアップ材91を充填せずに、シーリング材92のみを充填してもよい。
第1~第3工程を経て、板材施工具1によって複数の板材5を下地6に固定する。上記のようにして、板材施工構造10を形成することができる。本実施形態に係る板材施工方法は、建築物の少なくとも高い位置で実施されればよい。もちろん低い位置で実施されてもよい。
(2.3.2)実施形態2.3
本実施形態に係る板材施工方法は、図4A及び図4Bに示す板材施工構造10を形成する方法である。本実施形態に係る板材施工方法は、以下の第1~第3工程を含む。なお、実施形態1.3と共通する事項については説明を適宜省略する。
第1工程は、下地6に2つの板材53,54を左右に隣り合わせて固定する工程である。具体的には、第3板材53及び第4板材54の上端面の高さを揃えつつ、左右方向において隙間をあけずに突き付けて、第3板材53及び第4板材54を下地6に接着剤などで張り付けて固定する。図4Aでは、第3板材53を左側に配置し、第4板材54を右側に配置している。
第2工程は、下地6に固定された隣り合う2つの板材53,54のコーナー部53a,54bの表面を板材施工具1で押さえる工程である。すなわち、2つの板材53,54のうち、左側の第3板材53の右上のコーナー部53aの表面と、右側の第4板材54の左上のコーナー部54bの表面と、を板材施工具1の2つの押え片4(それぞれ第3押え片43,第4押え片44)で押さえる。このとき、第3板材53の上端面、及び第4板材54の上端面に、接続片3の下面を突き当てる。このとき、第3板材53と第4板材54とを突き付けたときの境界線が、第3押え片43の内側縁43aと第4押え片44の内側縁44aとの間のほぼ中央に位置しているか確認する。
さらに固定片2のビス孔2eにビス8を挿通し、このビス8により板材施工具1を下地6に固定する。
第3工程は、下地6に固定された隣り合う2つの板材5の上方に、別の2つの板材5を設置する工程である。すなわち、2つの板材5(具体的には第3板材53及び第4板材54)の上方において、別の2つの板材5(具体的には第1板材51及び第2板材52)を左右に隣り合わせて固定する。
図4Aでは、第2板材52を左側に配置し、第1板材51を右側に配置している。このとき、第2板材52及び第1板材51を接続片3上に載せるだけで、上下方向の位置決めがなされる。そして、第2板材52及び第1板材51を左右方向において隙間をあけずに突き付ける。このとき、第2板材52と第1板材51とを突き付けたときの境界線が、第2押え片42の内側縁42aと第1押え片41の内側縁41aとの間のほぼ中央に位置しているか確認する。これにより、第2板材52と第1板材51との境界線と、第3板材53と第4板材54との境界線とが、縦方向において連なる。
そして、第3板材53及び第4板材54を下地6に接着剤などで張り付けて固定する。左側の第2板材52の右下のコーナー部52dの表面と、右側の第1板材51の左下のコーナー部51cの表面と、が板材施工具1の残り2つの押え片4(具体的には第1押え片41及び第2押え片42)で押さえられる。
第1~第3工程を経て、板材施工具1によって複数の板材5を下地6に固定する。上記のようにして、板材施工構造10を形成することができる。本実施形態に係る板材施工方法は、建築物の少なくとも高い位置で実施されればよい。もちろん低い位置で実施されてもよい。
(3)まとめ
上記実施形態から明らかなように、本発明は、下記の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様に係る板材施工具(1)は、複数の板材(5)を下地(6)に固定するのに用いられる。前記板材施工具(1)は、前記下地(6)に固定される固定片(2)と、前記固定片(2)から延びて、前記下地(6)に固定された前記板材(5)の当該下地(6)からの離間を規制する規制片(20)と、を備える。前記規制片(20)は、前記板材(5)のコーナー部(51c,52d,53a,54b)が集合する箇所において、前記板材(5)の各々のコーナー部(51c,52d,53a,54b)の表面に当接して前記離間を規制する。
この態様によれば、板材(5)の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具(1)の規制片(20)が、板材(5)の各々のコーナー部(51c,52d,53a,54b)の表面を下地(6)の向きに押さえているので、板材(5)の脱落を抑制することができる。
第2の態様に係る板材施工具(1)は、第1の態様において、目地(7;71,72)を介して固定される前記板材(5)を施工するのに用いられる。前記規制片(20)が前記目地(7)と同一幅の間隔をあけて設けられて前記板材(5)の位置決めに用いられる。
この態様によれば、容易に目地(7)を形成することができる。
第3の態様に係る板材施工具(1)は、第1の態様において、突き付けて固定される前記板材(5)を施工するのに用いられる。前記板材(5)の各コーナー部(51c,52d,53a,54b)を規制する前記規制片(20)が互いに離間して設けられ、これらの間で前記板材(5)の突付け位置が視認可能となっている。
この態様によれば、容易に板材(5)同士を突き付けることができる。
第4の態様に係る板材施工構造(10)は、板材施工具(1)を用いて複数の板材(5)が下地(6)に施工されている。前記板材施工具(1)は、前記下地(6)に固定される固定片(2)と、前記固定片(2)から延びて、前記下地(6)に固定された前記板材(5)の当該下地(6)からの離間を規制する規制片(20)と、を備える。前記規制片(20)は、4つの前記板材(5;51,52,53,54)のコーナー部(51c,52d,53a,54b)が集合する箇所において、前記4つの板材(5;51,52,53,54)の各々のコーナー部(51c,52d,53a,54b)の表面に当接して前記離間を規制している。
この態様によれば、板材(5)の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具(1)の規制片(20)が、4つの板材(5;51,52,53,54)の各々のコーナー部(51c,52d,53a,54b)の表面を下地(6)の向きに押さえているので、板材(5)の脱落を抑制することができる。
第5の態様に係る板材施工方法では、板材施工具(1)によって複数の板材(5)を下地(6)に施工する。前記板材施工具(1)は、前記下地(6)に固定される固定片(2)と、前記固定片(2)から延びて、前記下地(6)に固定された前記板材(5)の表面に当接して当該板材(5)の当該下地(6)からの離間を規制する規制片(20)と、を備える。前記板材施工方法は、前記下地(6)に2つの板材(53,54)を左右に隣り合わせて固定する工程と、前記2つの板材(53,54)のうち、左側の板材(53)の右上のコーナー部(53a)と、右側の板材(54)の左上のコーナー部(54b)と、を前記板材施工具(1)の前記規制片(20)で規制した状態で前記板材施工具(1)を前記下地(6)に固定する工程と、前記2つの板材(53,54)の上方において、別の2つの板材(51,52)を左右に隣り合わせて固定し、前記別の2つの板材(51,52)のうち、左側の板材(52)の右下のコーナー部(52d)と、右側の板材(51)の左下のコーナー部(51c)と、を前記板材施工具(1)の前記規制片(20)で規制する工程と、を含む。
この態様によれば、板材(5)の脱落を抑制することができる。すなわち、板材施工具(1)の規制片(20)が、4つの板材(5;51,52,53,54)の各々のコーナー部(51c,52d,53a,54b)の表面を下地(6)の向きに押さえているので、板材(5)の脱落を抑制することができる。
1 板材施工具
2 固定片
20 規制片
5 板材
51c コーナー部
52d コーナー部
53a コーナー部
54b コーナー部
6 下地
7 目地

Claims (4)

  1. 複数の板材を下地に固定するのに用いられる板材施工具であって、
    前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備え、
    前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含み、
    前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出しており、
    前記規制片の前記4つの押え片は、前記板材のコーナー部が集合する箇所において、前記板材の各々のコーナー部の表面に当接して前記離間を規制し、
    前記板材施工具は、目地を介して固定される前記板材を施工するのに用いられ、
    前記規制片が前記目地と同一幅の間隔をあけて設けられて前記板材の位置決めに用いられる、
    板材施工具。
  2. 複数の板材を下地に固定するのに用いられる板材施工具であって、
    前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備え、
    前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含み、
    前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出しており、
    前記規制片の前記4つの押え片は、前記板材のコーナー部が集合する箇所において、前記板材の各々のコーナー部の表面に当接して前記離間を規制し、
    前記固定片が直に前記下地に固定され、
    前記2つの押え片が、左上の押え片と、右上の押え片と、を含み、
    前記左上の押え片と、前記右上の押え片とが、左右方向において離間しており、
    前記残り2つの押え片が、左下の押え片と、右下の押え片と、を含み、
    前記左下の押え片と、前記右下の押え片とが、左右方向において離間しており、
    前記左上の押え片と、前記左下の押え片とが、上下方向において離間しており、
    前記右上の押え片と、前記右下の押え片とが、上下方向において離間している
    材施工具。
  3. 板材施工具を用いて複数の板材が下地に施工された板材施工構造であって、
    前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備え、
    前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含み、
    前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出しており、
    前記規制片の前記4つの押え片は、4つの前記板材のコーナー部が集合する箇所において、前記4つの板材の各々のコーナー部の表面に当接して前記離間を規制しており、
    前記固定片が直に前記下地に固定され、
    前記2つの押え片が、左上の押え片と、右上の押え片と、を含み、
    前記左上の押え片と、前記右上の押え片とが、左右方向において離間しており、
    前記残り2つの押え片が、左下の押え片と、右下の押え片と、を含み、
    前記左下の押え片と、前記右下の押え片とが、左右方向において離間しており、
    前記左上の押え片と、前記左下の押え片とが、上下方向において離間しており、
    前記右上の押え片と、前記右下の押え片とが、上下方向において離間している、
    板材施工構造。
  4. 板材施工具によって複数の板材を下地に施工する板材施工方法であって、
    前記板材施工具は、前記下地に固定される固定片と、前記固定片から延びて、前記下地に固定された前記板材の表面に当接して当該板材の当該下地からの離間を規制する規制片と、を備え、
    前記規制片が、前記固定片に対して垂直な方向に突出する接続片と、前記接続片に対して垂直な方向に突出する4つの押え片と、を含み、
    前記4つの押え片のうち、2つの押え片と、残り2つの押え片とは、相互に離れる向きに突出しており、
    前記下地に2つの板材を左右に隣り合わせて固定する工程と、
    前記2つの板材のうち、左側の板材の右上のコーナー部と、右側の板材の左上のコーナー部と、を前記板材施工具の前記規制片の前記2つの押え片で規制した状態で前記板材施工具を前記下地に固定する工程と、
    前記2つの板材の上方において、別の2つの板材を左右に隣り合わせて固定し、前記別の2つの板材のうち、左側の板材の右下のコーナー部と、右側の板材の左下のコーナー部と、を前記板材施工具の前記規制片の前記残り2つの押え片で規制する工程と、を含む、
    板材施工方法。
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