JP3097436U - 階段用滑り止め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】階段を昇降する者に階段の存在を確実に知らせて注意を喚起することが可能であるとともに、長年月の使用によってもその機能を失うことが無い階段用滑り止め具を提供すること。
【解決手段】階段用滑り止め具であって、階段の踏み板に装着される装着金具(2)と、該装着金具(2)の上面側に着脱自在に固定された踏み面部(3)とにより構成され、前記踏み面部(3)は、複数の凸面部(301a、301b、301c)を有するとともに前記凸面部(301a、301b、301c)のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴としており、これにより、異なった色にした凸面部の存在により階段の位置を確実に知らせることが可能であるとともに、異なる色にした凸面部が脱落することが無く、長期間の使用でもその機能を損なうことがない。
【選択図】 図1
【解決手段】階段用滑り止め具であって、階段の踏み板に装着される装着金具(2)と、該装着金具(2)の上面側に着脱自在に固定された踏み面部(3)とにより構成され、前記踏み面部(3)は、複数の凸面部(301a、301b、301c)を有するとともに前記凸面部(301a、301b、301c)のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴としており、これにより、異なった色にした凸面部の存在により階段の位置を確実に知らせることが可能であるとともに、異なる色にした凸面部が脱落することが無く、長期間の使用でもその機能を損なうことがない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、階段用の滑り止め具に係り、より詳しくは、階段の踏み板に装着される装着金具と、この装着金具に固定される、複数個の凸面部を備える踏み面部とを有する階段用滑り止め具において、踏み面部における凸面部のいずれかを他の部分と異なる色になるようにするとともに、異なる色とした凸面部を含めて踏み面部全体を押し出し成形により一体成形したことを特徴とする階段用滑り止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、階段の昇降時における滑り止め防止のために、階段の踏み板部に滑り止め具を取り付けることが行なわれている。
【0003】
ここで、図7は、従来から用いられている階段用の滑り止め具31を示す断面図であり、この従来の滑り止め具31では、階段における踏み板部の横幅方向の寸法に対応させた、長尺状の装着金具32を備えている。
【0004】
そして、この装着金具32は、側面形状を略L字形状にすることにより、脚部3201と、この脚部3201に連設された装着面部3202とを備え、装着面部3202の上面には、樹脂等により形成された踏み面部33が着脱自在に固定されている。
【0005】
また、この踏み面部33は、前記装着金具32とほぼ同寸法の長さの長尺状であるとともに、その上面には、複数個の凸面部3301が形成されており、この凸面部によって滑り止めの機能を発揮するようにしている。
【0006】
そして、この従来の滑り止め具31を使用する際には、ネジ等によって、装着金具32を階段の踏み板における前縁コーナー部に装着するとともに、装着金具32の装着面部3201に踏み面部33を装着する。
【0007】
そしてこれにより、踏み面部における凸面部3301によって、階段を昇降する際に足が滑ることを有効に防止することが可能となる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の滑り止め具の中には、昇降する者に階段の存在を知らせて注意を喚起するために、前記踏み面部の色を青、赤、緑等の原色にしたものが提供さており、これによって、階段を昇降する者が階段の位置を知ることを可能としているが、何らかの理由で注意力が散漫になっている場合などは、踏み面部を原色にしたのみでは階段の位置を正確に知ることができず、これによって、階段を踏み外してしまうことが考えられる。そしてこのことは、特に、幼児や年配者、あるいは目の不自由な者の場合には顕著である。
【0009】
この点、過去においては、階段用の床シートにおいて、踏み面部に他の部分と異なる色のテープを貼着したり、あるいは、階段用の段差表示プレートにおいて、着色合成樹脂部の上面に、ライン状の発光性顔料及び蓄光性蛍光体含有の合成樹脂部(「着色ライン部」)を埋設した方法が提案されており(特開平11−71877号、特開2002−82638号参照)、これを階段用滑り止め具に応用することも考えられる。
【0010】
しかしながら、このように、テープを貼着した場合や着色ライン部を埋設した場合には、テープが剥がれてしまい、あるいは着色ライン部が脱落してしまうおそれが考えられ、かかる場合には昇降者の注意を喚起することが不可能になってしまうばかりでなく、着色ライン部が脱落した場合には昇降者の昇降の妨げになることも考えられる。
【0011】
そこで、本考案は、階段を昇降する者に階段の存在を確実に知らせて注意を喚起することが可能であるとともに、長年月の使用によってもその機能を失うことが無い階段用滑り止め具を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の階段用滑り止め具は、
階段の踏み板に装着される装着金具と、該装着金具の上面側に着脱自在に固定された踏み面部とにより構成され、
前記踏み面部は、複数の凸面部を有するとともに前記凸面部のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴としている。
【0013】
本考案の階段用滑り止め具は、複数個の凸面部を有する踏み面部を備えるとともに、この踏み面部は、複数個の凸面部のいずれかの色が他の部分と異なる色になるようにして、異なる色とした凸面部を含めて、押し出し成形により一体成形している。
【0014】
このように、本考案の階段用滑り止め具では、滑り止め用に用いられる凸面部の中のいずれかを他の部分と異なった色にしているために、階段を昇降する者に対して、階段の存在を確実に知らせてその注意を喚起することが可能である。
【0015】
そして、このとき、本考案の階段用滑り止め具では、異なった色にした凸面部を含めて、踏み面部全体を押し出し成形により一体成形しているために、異なる色にした凸面部が脱落することが無く、長期間使用した場合でもその機能を損なうことがない。
【0016】
【考案の実施の形態】
本考案の階段用滑り止め具では、階段の踏み板に装着される装着金具と、この装着金具に固定される踏み面部とを備えている。
【0017】
そして、装着金具は、側面形状を略L字形状にすることで、脚部と、この脚部に対して略直交する方向へ連設された踏み面部を有しており、これにより、階段における踏み板の前縁コーナー部に装着可能としている。
【0018】
また、踏み面部は、複数の凸面部を有しており、この複数個の凸面部のいずれかを、他の部分と異なる色にしており、これにより階段を昇降する者に注意を喚起できるようにしている。
【0019】
そして、踏み面部は、異なった色にした凸面部を含めて、その全体を、押し出し成形により一体成形している。
【0020】
ここで、前記踏み面部は樹脂により形成するとよく、これにより容易に、押し出し成形により一体成形することが可能である。
【0021】
また、特に幼児や年配者を考慮すると、踏み面部における凸面部の異なった色としては、特に黄色が好ましく、これにより有効に階段を昇降する者に注意を喚起することが可能となる。
【0022】
【実施例】
本考案の階段用滑り止め具(以下単に「滑り止め具」という。)の実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の滑り止め具の斜視図であり、また、図2は本実施例の滑り止め具を分解した状態の側面図であり、図において1が本実施例の滑り止め具である。
【0023】
そして、本実施例における滑り止め具1は、前述の従来の滑り止め具31と同様に、階段における踏み板の前縁コーナー部に装着される装着金具2と、この装着金具2に固定される踏み面部3とを備えている。
【0024】
ここで、この装着金具2について説明すると、本実施例においてこの装着金具2は、側面形状を略L字形状とした長尺状物であり、全体をステンレス、アルミ等の金属素材により構成し、図示しないネジ孔等を介して階段における踏み板に装着可能としている。
【0025】
そして、階段における踏み板の前縁コーナー部の蹴上げ部に当接される脚部201と、この脚部201に対して略直交する方向へ向けて連設された、前記踏み面部3を装着するための固定面部202とを備えており、これにより、階段における踏み板の前縁コーナー部に装着可能としている。
【0026】
次に、図において3が踏み面部であり、即ち、本実施例の滑り止め具1においては、前記装着金具2における固定面部202上には、押し出し成形により一体成形された踏み面部3が着脱自在に係止されており、この踏み面部3によって階段を昇降する者が足を滑らすことを防止している。
【0027】
即ち、本実施例において前記踏み面部3は、前記装着金具2の長さ寸法に対応させた長尺状としているとともに、上面には、その長手方向に沿って複数個の凸面部301が形成されている。そして、この複数個の凸面部301によって、階段を昇降する者が足を滑らすことを防止している。
【0028】
そして、本実施例においては、三本の凸面部301a、301b、301cを形成するとともに、中央に位置する凸面部301bの色を、他の部分の色と異なった色としている。具体的には、本実施例においては、前記中央に位置する凸面部301b(図3における塗りつぶし部分)の色を黄色に形成し、その他の部分の踏み面部301a、301cを青色に形成している。
【0029】
なお、図において302は、踏み面部3の下側に形成した係止片であり、即ち、本実施例における踏み面部3では、下面両端部分に係止片302を形成しており、一方、前記装着金具2における固定免部202の両端部には、係止突起203を、互いに対向する側に向けて突設することによって係止溝204を形成しており、前記係止片302を前記係止溝204内に係止することにより、装着金具2に踏み面部3を固定可能としている。
【0030】
このように、本実施例の滑り止め具では、全体を青色にするとともに、3本形成した凸面部301a、301b、301cの中の中央部分に位置する凸面部301bを黄色にしているため、この黄色にした凸面部301bによって、階段の位置を容易に知ることが可能であり、特に幼児や年配者等が階段を踏み外してしまうことを有効に防止することが可能である。
【0031】
そして、本実施例においては、異なった色にした凸面部301bの部分を含めて、踏み面部3の全体を押し出し成形により一体成形している。
【0032】
ここで、前記踏み面部3の押し出し成形による一体成形の方法について説明すると、本実施例における踏み面部3を一体形成する場合には、一対の金型片により構成される金型を用いる。
【0033】
即ち、図4が、この金型を、これが装着される装置側から見た図であり、また、図5は図4におけるA−A線断面図であり、図において4が金型である。
【0034】
そして、この金型4は、一対の金型片4a、4bにより構成されており、それぞれの金型片4a、4bにはそれぞれ、金型4の内部に供給された原料を所望の形状に成形するための通過部5a、5bを備えており、この通過部5a、5bはそれぞれ、金型片4a、4bを貫通している。
【0035】
ここで、前記金型片4a、4bについて説明すると、図6は、前記金型4を開いた状態を示す図であり、図において(A)は装置側に位置する金型片4aであり、(B)は反装置側に位置する金型片4bである。
【0036】
そして、装置側に位置する金型片4aに形成された通過部5aは、前記異なった色にした凸面部301bの部分を除いた踏み面部3を押し出し可能な形状としており、これにより、装置側の金型片4aに供給された原料は、異なった色にした凸面部301bを除いた踏み面部の形状となって反装置側の金型片4bの通過部5bへ移動していく。
【0037】
次に、反装置側に位置する金型片4bには、前記異なった色にした凸面部301bの部分を含んだ踏み面部3全体を押し出し可能な形状の通過部5bが形成されているとともに、装置側の金型片4aに対向する面に、第2の原料を供給するための供給路6bが形成されており、この原料供給路6bは、上端において金型片4bの上方で開口になり、下端においては、異なった色にした凸面部301bの部分の通過部に連通させている。
【0038】
なお、本実施例に用いる金型片4a、4bにおいては、前記第2の原料を供給するための供給路6bは、装置側の金型片4aに対向する面に開口した溝としており、一方、装置側の金型片4aには、最奥部を閉鎖した、前記反装置側の金型片4bに形成した溝6bとともに金型4の内部に供給路を構成する溝6aを形成している。
【0039】
そしてこのような構成の金型4において、金型4を図示しない押出成形用の装置に装着した後に、装置側から金型4の通過部へ向けて任意の色の原料を供給するとともに、他方の金型42bにおける上方側から異なった色の原料を金型42bに供給すると、金型41の内部において、装置側から供給された高温の原料に他色の高温の原料が接着され、これにより、異なった色の凸面部301bを一体に備えた踏み面部3が押し出されてくる。
【0040】
即ち、金型4に供給された原料は、まず、装置側の金型片4bを通過する過程において、異なった色にする凸面部301bを除いた踏み面部3の形状に成形された後に反装置側の金型片4bの通過部5bへ移動していく。
【0041】
次に、反装置側の金型片4bにおいては、移動してきた原料における異なった色にする凸面部の部分に、前記第2の原料を供給するための供給路6bから供給されてきた、異なった色の原料が追加され、これによって完全な形状の踏み面部が成形される。
【0042】
そしてこれにより、金型4からは、中央に位置する凸面部のみが異なった色となった踏み面部3が押出されてくる。
【0043】
このように、本実施例における踏み面部3は、異なった色にした凸面部を含めて、押し出し成形の際に一体成形しているために、長年月の使用によっても、異なった色にした凸面部が脱落することが無く、そのために、凸面部にテープを貼着して他の色と異なる色にした場合や、他の色と異なった色のプレート等を踏み面部に嵌め込んだ場合と異なり、本実施例の滑り止め具では、長年月使用した場合であっても、異なった色にした凸面部をそのまま維持することが可能であり、これにより、使用期間が長くなった場合にもその機能を維持することが可能である。
【0044】
次に、このように構成される本実施例の滑り止め具の作用について説明すると、図3において7は階段であり、8は階段7の踏み板、9は階段7の蹴上げ部である。
【0045】
そして、本実施例の滑り止め具1を装着する場合には、踏み板8における前縁コーナー部を覆うようにして、ネジ等により階段7に装着金具2を装着するとともに、装着金具2に踏み面部3を装着し、これにより、滑り止め具1を階段の踏み板に装着する。
【0046】
そうすると、まず、踏み面部3に形成した凸面部301がストッパーの役目を果たして、これによって階段を昇降する者が足を滑らすことを防止することが可能となる。
【0047】
また、中央に位置する凸面部301の色を他の部分と異なった色、具体的には黄色にするとともに他の踏み面部の色を青色にしているために、この黄色にした凸面部によって、階段を昇降する者に対して階段の位置を知らせて注意を喚起することが可能である。
【0048】
従って、本実施例の滑り止め具によれば、これを、特に養護施設、老人ホーム等の階段に装着することにより、階段で足を滑らす危険性が高い幼児、年配者の階段における事故を有効に防止することが可能となる。
【0049】
そしてこのとき、本実施例の滑り止め具1では、異なった色にした凸面部301bを含めて踏み面部3を一体成形しているために、長年月の使用によっても、異なった色にした凸面部301bが脱落することが無く、異なった色にした凸面部301bをそのまま維持することが可能である。
【0050】
なお、前述の実施例では、踏み面部3の色彩としては、中央部の凸面部を黄色にし、その他の部分を青色にした場合について説明したが、必ずしもこのような配列にする必要は無く、中央部の凸面部の色によって階段の存在を確実に知らせることが可能な色であれば、いずれの色であってもよい。
【0051】
また、本考案は、複数個の凸面部のいずれかの色を他の踏み面部の色と異なるようにして、この異なった色の凸面部を含めて踏み面部全体を押し出し成形により一体成形したことを特徴としているために、踏み面部と装着金具との連結の構造等に関しては特に限定はされず、必ずしも前述の方法を採用する必要はない。
【0052】
【考案の効果】
本考案の滑り止め具は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0053】
本考案の階段用滑り止め具は、階段用の滑り止め具であって、階段の踏み板に装着される装着金具と、該装着金具の上面側に着脱自在に固定された踏み面部とにより構成され、前記踏み面部は、複数の凸面部を有するとともに前記凸面部のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴としている。
【0054】
このように、本考案の階段用滑り止め具は、複数個の凸面部を有する踏み面部を備えるとともに、この踏み面部は、複数個の凸面部のいずれかの色が他の部分と異なる色になるようにして、異なる色とした凸面部を含めて、押し出し成形により一体成形しているため、異なった色にした凸面部の存在により階段を昇降する者に対して、階段の存在を確実に知らせてその注意を喚起することが可能であるとともに、異なる色にした凸面部が脱落することが無く、長期間使用した場合でもその機能を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の滑り止め具の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の滑り止め具の実施例を分解した状態の側面図である。
【図3】本考案の滑り止め具の実施例の使用方法を説明するための断面図である。
【図4】本考案の滑り止め具の実施例における踏み面部の成形方法を説明するための図である。
【図5】本考案の滑り止め具の実施例における踏み面部の成形方法を説明するための図である。
【図6】本考案の滑り止め具の実施例における踏み面部の成形方法を説明するための図である。
【図7】従来の階段用滑り止め具を説明するための図である。
【符号の説明】
1 階段用滑り止め具
2 装着金具
201 脚部
202 固定面部
203 係止突起
204 係止溝
3 踏み面部
301 凸面部
302 係止片
4
4a、4b 金型
5a、5b 通過部
6a、6b 第2原料の供給路
7 階段
8 踏み板
9 階段の蹴上げ部
【考案が属する技術分野】
本考案は、階段用の滑り止め具に係り、より詳しくは、階段の踏み板に装着される装着金具と、この装着金具に固定される、複数個の凸面部を備える踏み面部とを有する階段用滑り止め具において、踏み面部における凸面部のいずれかを他の部分と異なる色になるようにするとともに、異なる色とした凸面部を含めて踏み面部全体を押し出し成形により一体成形したことを特徴とする階段用滑り止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、階段の昇降時における滑り止め防止のために、階段の踏み板部に滑り止め具を取り付けることが行なわれている。
【0003】
ここで、図7は、従来から用いられている階段用の滑り止め具31を示す断面図であり、この従来の滑り止め具31では、階段における踏み板部の横幅方向の寸法に対応させた、長尺状の装着金具32を備えている。
【0004】
そして、この装着金具32は、側面形状を略L字形状にすることにより、脚部3201と、この脚部3201に連設された装着面部3202とを備え、装着面部3202の上面には、樹脂等により形成された踏み面部33が着脱自在に固定されている。
【0005】
また、この踏み面部33は、前記装着金具32とほぼ同寸法の長さの長尺状であるとともに、その上面には、複数個の凸面部3301が形成されており、この凸面部によって滑り止めの機能を発揮するようにしている。
【0006】
そして、この従来の滑り止め具31を使用する際には、ネジ等によって、装着金具32を階段の踏み板における前縁コーナー部に装着するとともに、装着金具32の装着面部3201に踏み面部33を装着する。
【0007】
そしてこれにより、踏み面部における凸面部3301によって、階段を昇降する際に足が滑ることを有効に防止することが可能となる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の滑り止め具の中には、昇降する者に階段の存在を知らせて注意を喚起するために、前記踏み面部の色を青、赤、緑等の原色にしたものが提供さており、これによって、階段を昇降する者が階段の位置を知ることを可能としているが、何らかの理由で注意力が散漫になっている場合などは、踏み面部を原色にしたのみでは階段の位置を正確に知ることができず、これによって、階段を踏み外してしまうことが考えられる。そしてこのことは、特に、幼児や年配者、あるいは目の不自由な者の場合には顕著である。
【0009】
この点、過去においては、階段用の床シートにおいて、踏み面部に他の部分と異なる色のテープを貼着したり、あるいは、階段用の段差表示プレートにおいて、着色合成樹脂部の上面に、ライン状の発光性顔料及び蓄光性蛍光体含有の合成樹脂部(「着色ライン部」)を埋設した方法が提案されており(特開平11−71877号、特開2002−82638号参照)、これを階段用滑り止め具に応用することも考えられる。
【0010】
しかしながら、このように、テープを貼着した場合や着色ライン部を埋設した場合には、テープが剥がれてしまい、あるいは着色ライン部が脱落してしまうおそれが考えられ、かかる場合には昇降者の注意を喚起することが不可能になってしまうばかりでなく、着色ライン部が脱落した場合には昇降者の昇降の妨げになることも考えられる。
【0011】
そこで、本考案は、階段を昇降する者に階段の存在を確実に知らせて注意を喚起することが可能であるとともに、長年月の使用によってもその機能を失うことが無い階段用滑り止め具を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の階段用滑り止め具は、
階段の踏み板に装着される装着金具と、該装着金具の上面側に着脱自在に固定された踏み面部とにより構成され、
前記踏み面部は、複数の凸面部を有するとともに前記凸面部のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴としている。
【0013】
本考案の階段用滑り止め具は、複数個の凸面部を有する踏み面部を備えるとともに、この踏み面部は、複数個の凸面部のいずれかの色が他の部分と異なる色になるようにして、異なる色とした凸面部を含めて、押し出し成形により一体成形している。
【0014】
このように、本考案の階段用滑り止め具では、滑り止め用に用いられる凸面部の中のいずれかを他の部分と異なった色にしているために、階段を昇降する者に対して、階段の存在を確実に知らせてその注意を喚起することが可能である。
【0015】
そして、このとき、本考案の階段用滑り止め具では、異なった色にした凸面部を含めて、踏み面部全体を押し出し成形により一体成形しているために、異なる色にした凸面部が脱落することが無く、長期間使用した場合でもその機能を損なうことがない。
【0016】
【考案の実施の形態】
本考案の階段用滑り止め具では、階段の踏み板に装着される装着金具と、この装着金具に固定される踏み面部とを備えている。
【0017】
そして、装着金具は、側面形状を略L字形状にすることで、脚部と、この脚部に対して略直交する方向へ連設された踏み面部を有しており、これにより、階段における踏み板の前縁コーナー部に装着可能としている。
【0018】
また、踏み面部は、複数の凸面部を有しており、この複数個の凸面部のいずれかを、他の部分と異なる色にしており、これにより階段を昇降する者に注意を喚起できるようにしている。
【0019】
そして、踏み面部は、異なった色にした凸面部を含めて、その全体を、押し出し成形により一体成形している。
【0020】
ここで、前記踏み面部は樹脂により形成するとよく、これにより容易に、押し出し成形により一体成形することが可能である。
【0021】
また、特に幼児や年配者を考慮すると、踏み面部における凸面部の異なった色としては、特に黄色が好ましく、これにより有効に階段を昇降する者に注意を喚起することが可能となる。
【0022】
【実施例】
本考案の階段用滑り止め具(以下単に「滑り止め具」という。)の実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例の滑り止め具の斜視図であり、また、図2は本実施例の滑り止め具を分解した状態の側面図であり、図において1が本実施例の滑り止め具である。
【0023】
そして、本実施例における滑り止め具1は、前述の従来の滑り止め具31と同様に、階段における踏み板の前縁コーナー部に装着される装着金具2と、この装着金具2に固定される踏み面部3とを備えている。
【0024】
ここで、この装着金具2について説明すると、本実施例においてこの装着金具2は、側面形状を略L字形状とした長尺状物であり、全体をステンレス、アルミ等の金属素材により構成し、図示しないネジ孔等を介して階段における踏み板に装着可能としている。
【0025】
そして、階段における踏み板の前縁コーナー部の蹴上げ部に当接される脚部201と、この脚部201に対して略直交する方向へ向けて連設された、前記踏み面部3を装着するための固定面部202とを備えており、これにより、階段における踏み板の前縁コーナー部に装着可能としている。
【0026】
次に、図において3が踏み面部であり、即ち、本実施例の滑り止め具1においては、前記装着金具2における固定面部202上には、押し出し成形により一体成形された踏み面部3が着脱自在に係止されており、この踏み面部3によって階段を昇降する者が足を滑らすことを防止している。
【0027】
即ち、本実施例において前記踏み面部3は、前記装着金具2の長さ寸法に対応させた長尺状としているとともに、上面には、その長手方向に沿って複数個の凸面部301が形成されている。そして、この複数個の凸面部301によって、階段を昇降する者が足を滑らすことを防止している。
【0028】
そして、本実施例においては、三本の凸面部301a、301b、301cを形成するとともに、中央に位置する凸面部301bの色を、他の部分の色と異なった色としている。具体的には、本実施例においては、前記中央に位置する凸面部301b(図3における塗りつぶし部分)の色を黄色に形成し、その他の部分の踏み面部301a、301cを青色に形成している。
【0029】
なお、図において302は、踏み面部3の下側に形成した係止片であり、即ち、本実施例における踏み面部3では、下面両端部分に係止片302を形成しており、一方、前記装着金具2における固定免部202の両端部には、係止突起203を、互いに対向する側に向けて突設することによって係止溝204を形成しており、前記係止片302を前記係止溝204内に係止することにより、装着金具2に踏み面部3を固定可能としている。
【0030】
このように、本実施例の滑り止め具では、全体を青色にするとともに、3本形成した凸面部301a、301b、301cの中の中央部分に位置する凸面部301bを黄色にしているため、この黄色にした凸面部301bによって、階段の位置を容易に知ることが可能であり、特に幼児や年配者等が階段を踏み外してしまうことを有効に防止することが可能である。
【0031】
そして、本実施例においては、異なった色にした凸面部301bの部分を含めて、踏み面部3の全体を押し出し成形により一体成形している。
【0032】
ここで、前記踏み面部3の押し出し成形による一体成形の方法について説明すると、本実施例における踏み面部3を一体形成する場合には、一対の金型片により構成される金型を用いる。
【0033】
即ち、図4が、この金型を、これが装着される装置側から見た図であり、また、図5は図4におけるA−A線断面図であり、図において4が金型である。
【0034】
そして、この金型4は、一対の金型片4a、4bにより構成されており、それぞれの金型片4a、4bにはそれぞれ、金型4の内部に供給された原料を所望の形状に成形するための通過部5a、5bを備えており、この通過部5a、5bはそれぞれ、金型片4a、4bを貫通している。
【0035】
ここで、前記金型片4a、4bについて説明すると、図6は、前記金型4を開いた状態を示す図であり、図において(A)は装置側に位置する金型片4aであり、(B)は反装置側に位置する金型片4bである。
【0036】
そして、装置側に位置する金型片4aに形成された通過部5aは、前記異なった色にした凸面部301bの部分を除いた踏み面部3を押し出し可能な形状としており、これにより、装置側の金型片4aに供給された原料は、異なった色にした凸面部301bを除いた踏み面部の形状となって反装置側の金型片4bの通過部5bへ移動していく。
【0037】
次に、反装置側に位置する金型片4bには、前記異なった色にした凸面部301bの部分を含んだ踏み面部3全体を押し出し可能な形状の通過部5bが形成されているとともに、装置側の金型片4aに対向する面に、第2の原料を供給するための供給路6bが形成されており、この原料供給路6bは、上端において金型片4bの上方で開口になり、下端においては、異なった色にした凸面部301bの部分の通過部に連通させている。
【0038】
なお、本実施例に用いる金型片4a、4bにおいては、前記第2の原料を供給するための供給路6bは、装置側の金型片4aに対向する面に開口した溝としており、一方、装置側の金型片4aには、最奥部を閉鎖した、前記反装置側の金型片4bに形成した溝6bとともに金型4の内部に供給路を構成する溝6aを形成している。
【0039】
そしてこのような構成の金型4において、金型4を図示しない押出成形用の装置に装着した後に、装置側から金型4の通過部へ向けて任意の色の原料を供給するとともに、他方の金型42bにおける上方側から異なった色の原料を金型42bに供給すると、金型41の内部において、装置側から供給された高温の原料に他色の高温の原料が接着され、これにより、異なった色の凸面部301bを一体に備えた踏み面部3が押し出されてくる。
【0040】
即ち、金型4に供給された原料は、まず、装置側の金型片4bを通過する過程において、異なった色にする凸面部301bを除いた踏み面部3の形状に成形された後に反装置側の金型片4bの通過部5bへ移動していく。
【0041】
次に、反装置側の金型片4bにおいては、移動してきた原料における異なった色にする凸面部の部分に、前記第2の原料を供給するための供給路6bから供給されてきた、異なった色の原料が追加され、これによって完全な形状の踏み面部が成形される。
【0042】
そしてこれにより、金型4からは、中央に位置する凸面部のみが異なった色となった踏み面部3が押出されてくる。
【0043】
このように、本実施例における踏み面部3は、異なった色にした凸面部を含めて、押し出し成形の際に一体成形しているために、長年月の使用によっても、異なった色にした凸面部が脱落することが無く、そのために、凸面部にテープを貼着して他の色と異なる色にした場合や、他の色と異なった色のプレート等を踏み面部に嵌め込んだ場合と異なり、本実施例の滑り止め具では、長年月使用した場合であっても、異なった色にした凸面部をそのまま維持することが可能であり、これにより、使用期間が長くなった場合にもその機能を維持することが可能である。
【0044】
次に、このように構成される本実施例の滑り止め具の作用について説明すると、図3において7は階段であり、8は階段7の踏み板、9は階段7の蹴上げ部である。
【0045】
そして、本実施例の滑り止め具1を装着する場合には、踏み板8における前縁コーナー部を覆うようにして、ネジ等により階段7に装着金具2を装着するとともに、装着金具2に踏み面部3を装着し、これにより、滑り止め具1を階段の踏み板に装着する。
【0046】
そうすると、まず、踏み面部3に形成した凸面部301がストッパーの役目を果たして、これによって階段を昇降する者が足を滑らすことを防止することが可能となる。
【0047】
また、中央に位置する凸面部301の色を他の部分と異なった色、具体的には黄色にするとともに他の踏み面部の色を青色にしているために、この黄色にした凸面部によって、階段を昇降する者に対して階段の位置を知らせて注意を喚起することが可能である。
【0048】
従って、本実施例の滑り止め具によれば、これを、特に養護施設、老人ホーム等の階段に装着することにより、階段で足を滑らす危険性が高い幼児、年配者の階段における事故を有効に防止することが可能となる。
【0049】
そしてこのとき、本実施例の滑り止め具1では、異なった色にした凸面部301bを含めて踏み面部3を一体成形しているために、長年月の使用によっても、異なった色にした凸面部301bが脱落することが無く、異なった色にした凸面部301bをそのまま維持することが可能である。
【0050】
なお、前述の実施例では、踏み面部3の色彩としては、中央部の凸面部を黄色にし、その他の部分を青色にした場合について説明したが、必ずしもこのような配列にする必要は無く、中央部の凸面部の色によって階段の存在を確実に知らせることが可能な色であれば、いずれの色であってもよい。
【0051】
また、本考案は、複数個の凸面部のいずれかの色を他の踏み面部の色と異なるようにして、この異なった色の凸面部を含めて踏み面部全体を押し出し成形により一体成形したことを特徴としているために、踏み面部と装着金具との連結の構造等に関しては特に限定はされず、必ずしも前述の方法を採用する必要はない。
【0052】
【考案の効果】
本考案の滑り止め具は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0053】
本考案の階段用滑り止め具は、階段用の滑り止め具であって、階段の踏み板に装着される装着金具と、該装着金具の上面側に着脱自在に固定された踏み面部とにより構成され、前記踏み面部は、複数の凸面部を有するとともに前記凸面部のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴としている。
【0054】
このように、本考案の階段用滑り止め具は、複数個の凸面部を有する踏み面部を備えるとともに、この踏み面部は、複数個の凸面部のいずれかの色が他の部分と異なる色になるようにして、異なる色とした凸面部を含めて、押し出し成形により一体成形しているため、異なった色にした凸面部の存在により階段を昇降する者に対して、階段の存在を確実に知らせてその注意を喚起することが可能であるとともに、異なる色にした凸面部が脱落することが無く、長期間使用した場合でもその機能を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の滑り止め具の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の滑り止め具の実施例を分解した状態の側面図である。
【図3】本考案の滑り止め具の実施例の使用方法を説明するための断面図である。
【図4】本考案の滑り止め具の実施例における踏み面部の成形方法を説明するための図である。
【図5】本考案の滑り止め具の実施例における踏み面部の成形方法を説明するための図である。
【図6】本考案の滑り止め具の実施例における踏み面部の成形方法を説明するための図である。
【図7】従来の階段用滑り止め具を説明するための図である。
【符号の説明】
1 階段用滑り止め具
2 装着金具
201 脚部
202 固定面部
203 係止突起
204 係止溝
3 踏み面部
301 凸面部
302 係止片
4
4a、4b 金型
5a、5b 通過部
6a、6b 第2原料の供給路
7 階段
8 踏み板
9 階段の蹴上げ部
Claims (3)
- 階段用滑り止め具であって、
階段の踏み板に装着される装着金具(2)と、
該装着金具(2)の上面側に着脱自在に固定された踏み面部(3)とにより構成され、
前記踏み面部(3)は、複数の凸面部(301a、301b、301c)を有するとともに、前記凸面部(301a、301b、301c)のいずれかを他の部分と異なる色になるようにして、押し出し成形により一体成形して成ることを特徴とする階段用滑り止め具。 - 前記踏み面部(3)を樹脂により形成したことを特徴とする請求項1に記載の階段用滑り止め具。
- 前記複数の凸面部(301a、301b、301c)のいずれかを黄色にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の階段用滑り止め具。
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Family Applications (1)
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JP2003002338U Expired - Lifetime JP3097436U (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 階段用滑り止め具 |
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JP (1) | JP3097436U (ja) |
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2003
- 2003-04-25 JP JP2003002338U patent/JP3097436U/ja not_active Expired - Lifetime
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