JP6030962B2 - 遊技情報表示システム - Google Patents

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本発明は、遊技の実行に伴い遊技価値を消費する一方、入賞が発生したときに遊技価値を付与し、大当たりが発生したときに入賞の発生が容易になる遊技機が設置された遊技場における遊技情報表示システムに関する。
従来の遊技場においては、例えば特許文献1に記載されているように、各遊技機の出玉(差玉)の推移を表す出玉グラフを表示することにより、遊技者が各遊技機の出玉状況を容易に把握可能となるように便宜を図っている。
特開2010−240013号公報
遊技者は出玉グラフを観ることで今後の出玉状況を予測し、出そうか否かを判断することになるが、仮にこれから最大の出玉を獲得したとしても、それで果たして勝てるのか否かを予測することが難しかった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最大の出玉を獲得すれば勝てるのか、又は最大の出玉を獲得したとしても勝てないのかを予測するための情報を遊技者に提供することができる遊技情報表示システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技の実行に伴い遊技価値を消費する一方、入賞が発生したときに遊技価値を付与し、大当たりが発生したときに入賞の発生が容易になる遊技機が設置された遊技場における遊技情報表示システムにおいて、遊技の実行に応じて、入賞の発生により遊技者に付与された遊技価値と、遊技で消費された遊技価値との差分を示す差遊技価値を算出する差遊技価値算出手段と、前記差遊技価値算出手段により算出された差遊技価値を所定間隔で記録する差遊技価値記録手段と、前記差遊技価値記録手段により記録された差遊技価値に基づいて、遊技価値の増加が最大となる最大増加区間を特定する最大増加区間特定手段と、前記最大増加区間において増加した遊技価値を最大増加遊技価値として算出する最大増加遊技価値算出手段と、前記最大増加区間の終了時点において前記差遊技価値記録手段により記録された差遊技価値が遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値以上であるか未満であるかを判定する判定手段と、前記最大増加区間の終了時点における差遊技価値について前記判定手段により当該差遊技価値が基準値以上と判定された割合、又は基準値未満と判定された割合を示す割合情報を作成する割合情報作成手段と、前記最大増加遊技価値及び前記割合情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記割合情報作成手段は、前記最大増加区間の開始時点における差遊技価値を複数の段階に区分し、その複数の段階毎に前記割合情報を作成することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記判定手段は、遊技終了時点においても前記差遊技価値記録手段により記録された差遊技価値が遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値以上であるか未満であるかを判定し、前記割合情報作成手段は、遊技終了時点における差遊技価値についても前記判定手段により当該差遊技価値が基準値以上と判定された割合、又は基準値未満と判定された割合を示す割合情報を作成することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、遊技価値の増加が最大となる最大増加区間において増加した遊技価値である最大増加遊技価値と、その最大増加区間の終了時点での差遊技価値が遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値以上であるか未満であるかを判定した割合である割合情報を表示するようにしたので、最大増加遊技価値(例えば当日の最大遊技価値)を獲得した時点で勝っている割合又は負けている割合を把握することができ、どの程度の出玉を獲得すればどの程度の割合で勝ちに転じるのかを予め把握することができる。又、このような情報を把握した上で遊技機を選択することができ、遊技を開始することができる。
請求項2に記載した発明によれば、最大増加区間の開始時点における差遊技価値を複数の段階に区分し、その複数の段階毎に割合情報を作成するようにしたので、その最大増加区間の開始時点の複数の段階毎に、どの程度の出玉を獲得すればどの程度の割合で勝ちに転じるのかを予め把握することができる。
請求項3に記載した発明によれば、遊技終了時点での差遊技価値が遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値以上であるか未満であるかを判定した割合である割合情報を表示するようにしたので、遊技終了時点で最終的に勝っている割合又は負けている割合を把握することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 遊技情報表示装置の機能ブロック図 出玉グラフを示す図 最大出玉履歴を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技情報表示システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場内には複数台の遊技機2が設置されており、各遊技機2に1対1に対応して遊技情報表示装置3及び貸出ユニット4が当該遊技機2の側方に設置されている。本実施形態では遊技機2としてパチンコ機を想定しており、遊技価値(遊技媒体)として玉(所謂パチンコ玉)を想定している。これら遊技機2、遊技情報表示装置3及び貸出ユニット4は中継装置5に接続されており、中継装置5はLAN6を介して管理装置7に接続されている。管理装置7は、主装置7a、モニタ7b及びキーボード7c等を有する。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機2が管理装置7の管理対象となる。
遊技機2は、発射装置を構成する操作ハンドル2a、上部受皿2b、下部受皿2cを有すると共に、盤面2dに、普図入賞口2e、第1始動口2f、第2始動口2g、液晶表示部2h、大入賞口2iを有する。遊技機2は以下に示す動作を行う。
(1)操作ハンドル2aが操作されたことにより盤面2dに発射された玉が第1始動口2f又は第2始動口2gに入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部2hにて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)第1始動口2fは入賞率が変動しない所謂ヘソタイプの入賞口である一方、第2始動口2gは普図抽選によって入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口2iを開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個であり、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(5)確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口2gへの入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機2及び周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや第1始動口2f又は第2始動口2gへの始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
「アウト信号」:消費(使用、打込、回収)玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機2から出力される信号であっても良い。アウト信号により特定されるアウトは、遊技で消費された遊技価値に相当する。
「セーフ信号」:遊技機2から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出(付与)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞の発生により遊技者に付与された遊技価値に相当する。
「始動入賞信号」:遊技機2から出力される第1始動口2f又は第2始動口2gへの入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。第1始動口2f又は第2始動口2gへの入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の入力に応じて始動入賞を特定する。
「図柄変動信号」:遊技機2から出力される第1始動口2f又は第2始動口2gへの始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の入力に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であっても良い。
「大当たり信号」:遊技機2から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号入力中を大当たり状態中として特定する。
「確率変動信号」:遊技機2から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号入力中を確変状態中として特定する。
遊技情報表示装置3は、稼動状態やエラー状態等を表示する状態表示ランプ3a、各種遊技情報を表示する液晶表示部3b(表示手段に相当)、遊技場が発行した会員カード(記録媒体)が挿入されるカード挿入口3c、カード挿入口3cに挿入されている会員カードを排出するために遊技者が操作するカード排出釦3d等を有する。液晶表示部3bにはタッチパネル3eが設けられており、遊技者は、タッチパネル3eを操作することにより、液晶表示部3bに表示される遊技情報の種類や表示態様等を切換可能である。
図2は、遊技情報表示装置3の電気的な構成を機能ブロック図により示している。遊技情報表示装置3において、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部3f(差遊技価値算出手段、差遊技価値記録手段、最大増加区間特定手段、最大増加遊技価値算出手段、判定手段、割合情報作成手段に相当)は、状態表示ランプ3a、液晶表示部3b、タッチパネル3e、カード挿入口3cに挿入された会員カード8に記録されている各種情報を読取るカードリーダ3g、カード排出釦3d、中継装置5との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部3hを接続している。遊技情報表示装置3は、制御部3fが制御プログラムを実行することで以下に示す動作を行う。
(1)会員カード8がカード挿入口3cに挿入されていない状態では、会員カード8のカード挿入口3cへの挿入を促すメッセージを液晶表示部3bに繰返して表示する。
(2)遊技者が会員カード8をカード挿入口3cに挿入すると、カード挿入口3cに挿入された会員カード8に記録されている各種情報をカードリーダ3gにより読取り、各種遊技情報を液晶表示部3bに表示したりタッチパネル3eからの操作入力を受付可能としたりする。尚、会員カード8がカード挿入口3cに挿入されていない状態でも、一部の各種遊技情報を液晶表示部3bに表示したりタッチパネル3eからの一部の操作入力を受付可能としたりしても良い。
(3)対応する遊技機2側から出力されるアウト信号及びセーフ信号を入力し、アウト信号に基づいてアウトを特定し、セーフ信号に基づいてセーフを特定し、アウトとセーフとの差である出玉(差玉=セーフ−アウト)を差遊技価値として特定する。
(4)アウト(打込玉数)を横軸とすると共に差玉を縦軸とし、アウト「200」(約2分)毎に算出した差玉を、対応する位置にドットを1個ずつプロットすることで出玉グラフ(差遊技価値グラフ)を作成して液晶表示部3bに表示する(差遊技価値を所定間隔で記録する)。
貸出ユニット4は、遊技者が貨幣を投入するための貨幣投入口4a等を有し、遊技者が貨幣を貨幣投入口4aに投入すると、その投入金額の範囲内の玉を遊技機2に貸出し、貸出信号を遊技機2に出力する。
管理装置7は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有する制御部、遊技機2や遊技情報表示装置3や貸出ユニット4との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部等を有する。管理装置7は、遊技機2や遊技情報表示装置3や貸出ユニット4との間で各種信号や各種情報を入出力することで、遊技機2における遊技情報(アウト、セーフ、差玉、出玉率、スタート回数、大当たり回数等)を集計して管理する。
さて、遊技情報表示装置3は、上記した(1)から(4)に示した動作に加え、制御部3fが本発明に関連して以下に示す動作も行う。
(5)出玉グラフにおいて、差玉の増加が最大となる最大増加区間を特定する。具体的には、図3に示すように、差玉が最小である点を最大増加出玉始点(図3中「A」)として特定し、差玉が最大である点を最大増加出玉終点(図3中「B」)として特定し、最大増加出玉始点から最大増加出玉終点までの区間(図3中「AB区間」)を最大増加区間として特定する。最大増加出玉始点における差玉と最大増加出玉終点における差玉との差を最大増加差玉(最大増加遊技価値)として算出し、その算出した最大増加差玉を液晶表示部3bに表示する。図3では「AB間差玉=12560玉」を例示している。尚、この場合、最大増加出玉始点は当日の最小差玉とは限らない。即ち、例えば最大増加出玉終点を特定した後に、それよりも前に特定した最大増加出玉始点の差玉を下回る差玉になると、その差玉が当日の最小差玉となるが、それ以降に最大増加差玉を越えない限りは最大増加出玉始点は変更されない。同様に、最大増加出玉終点は当日の最大差玉とは限らない。即ち、例えば最大増加出玉終点を特定する前に当該最大増加出玉終点の差玉を上回った差玉があると、その差玉が当日の最大差玉となるが、今回の最大増加差玉を越えない限りは最大増加出玉終点は変更されない。
(6)最大増加区間におけるアウトを最大増加区間打込玉数として算出し、その算出した最大増加区間打込玉数を液晶表示部3bに表示する。図3では「AB間打込玉数=8720玉」を例示している。
(7)遊技機2から入力する大当たり信号に基づいて最大増加区間において発生した大当たりの回数を最大増加区間大当たり回数として算出し、その算出した最大増加区間大当たり回数を液晶表示部3bに表示する。図3では「AB間大当たり=17回」を例示している。
(8)最大増加区間において大当たりが終了して通常状態へ復帰した回数を通常状態復帰回数として算出し、その算出した通常状態復帰回数を液晶表示部3bに表示する。図3では「AB間通常状態=2回」を例示している。
(9)最大増加区間において差玉の減少が最大となる区間(図3中「CD区間」)を最大減少区間として特定する。最大減少出玉始点(図3中「C」)における差玉と最大減少出玉終点(図3中「D」)における差玉との差を最大減少差玉(最大減少遊技価値)として算出し、その算出した最大減少差玉を液晶表示部3bに表示する。図3では、「AB間最大凹=2060玉」を例示している。
(10)最大出玉履歴を作成する。具体的には、図4に示すように、最大増加差玉を「最大出玉」とし、最大増加出玉終点での差玉を「最大時差」とし、最大増加出玉始点での差玉を「最小時差」とし、遊技終了時点での差玉を「最終差」とする所定日数分の営業日毎のレコード(図4では7日前から当日のレコード及び平均)を一覧表示する。又、最大増加区間の終了時点での差玉の正負(勝ち負けの)の割合を算出して「最大時勝ち/負け」を表示し、遊技終了時点での差玉の正負(勝ち負けの)の割合を算出して「最終勝ち/負け」を表示する。即ち、図4では、差玉が「0(遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値)」以上であれば勝ちと判定する一方、差玉が「0」未満であれば負けと判定し、7日前から1日前の期間において、最大増加区間の終了時点では、差玉が「0」以上の日が4日であり、差玉が「0」未満の日が3日であるので、「最大時勝ち 4(57%) 最大時負け 3(43%)」を表示し、遊技終了時点では、差玉が「0」以上の日が2日であり、差玉が「0」未満の日が5日であるので、「最終勝ち 2(29%) 最終負け 5(71%)」を表示する。尚、遊技終了を判定する方法としては、例えばアウト信号を入力しなくなった時点から所定時間が経過したときに遊技終了と判定すれば良い。
このように最大増加差玉、最大増加出玉終点での差玉に基づく勝ち負けの割合、遊技終了時点での差玉に基づく勝ち負けの割合を一緒に(同時に)表示することで、それらの遊技情報を遊技者が容易に確認することができる。
以上に説明したように本実施形態によれば、遊技情報表示装置3において、差玉の増加が最大となる最大増加区間において増加した最大出玉と、その最大増加区間の終了時点での差玉が基準値(例えば「0」)以上であるか未満であるかを判定した割合である割合情報を表示するようにしたので、最大差玉(例えば当日の最大の差玉)を獲得した時点で勝っている割合又は負けている割合を把握することができ、どの程度の出玉を獲得すればどの程度の割合で勝ちに転じるのかを予め把握することができる。
又、遊技終了時点での差玉が遊技開始時点の差玉を示す基準値以上であるか未満であるかを判定した割合である割合情報も表示するようにしたので、遊技終了時点で最終的に勝っている割合又は負けている割合を把握することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。尚、以下に示す幾つかの変形例を組み合わせても良い。
最大増加出玉始点での差玉である「最小時差」を複数の段階に区分し、その段階毎に勝ち負けの割合を算出して表示しても良い。例えば「最小時差」を1000玉ずつの段階で区分し、「−2999〜−2000」、「−1999〜−1000」、「−999〜0」の各々について勝ち負けの割合を算出して表示しても良い。このように構成すれば、最大増加区間の開始時点の複数の段階毎に、どの程度の出玉を獲得すればどの程度の割合で勝ちに転じるのかを予め把握することができる。
アウトを横軸とすると共に差玉を縦軸とする出玉グラフを表示する場合を説明したが、時刻を横軸とする出玉グラフを表示しても良い。時刻を横軸とする場合は、遊技が停止している状態であっても所定時間(例えば2分)が経過する毎に算出した差玉を、対応する位置にドットを1個ずつプロットすることで出玉グラフを作成することになる。
遊技情報表示装置が遊技機の側方に設置される構成を説明したが、遊技情報表示装置が遊技機の上方や下方に設置されても良い。
遊技情報表示装置が貸出ユニットや遊技機自体と一体化されている構成であっても良い。
遊技情報表示装置が従業員の呼び出し表示機能を有する構成であっても良い。
遊技情報表示装置が各遊技機に1対1で設置される構成を説明したが、1つの遊技情報表示装置が複数の遊技機に対応して設置されても良い。例えば1つの遊技情報表示装置が1つの遊技機島に対応して設置されても良い。
遊技情報表示装置が管理装置や遊技機から中継装置を経由して各種信号を入力する構成を説明したが、管理装置や遊技機から各種信号を直接入力しても良い。
対象となる遊技機としては、パチンコ機に限らず、スロットマシンやじゃん球遊技機等であっても良いし、所謂封入式やクレジット式等の遊技機であっても良い。又、管理装置の情報処理の一部又は全部を遊技情報表示装置や貸出ユニット等にて行う構成としても良いし、遊技情報表示装置の情報処理の一部又は全部を管理装置や貸出ユニット等にて行う構成としても良い。更に、図3に示した数値はあくまでも例示であり、どのような値であっても良い。
図面中、1は遊技情報表示システム、2は遊技機、3bは液晶表示部(表示手段)、3fは制御部(差遊技価値算出手段、差遊技価値記録手段、最大増加区間特定手段、最大増加遊技価値算出手段、判定手段、割合情報作成手段)である。

Claims (3)

  1. 遊技の実行に伴い遊技価値を消費する一方、入賞が発生したときに遊技価値を付与し、大当たりが発生したときに入賞の発生が容易になる遊技機が設置された遊技場における遊技情報表示システムにおいて、
    遊技の実行に応じて、入賞の発生により遊技者に付与された遊技価値と、遊技で消費された遊技価値との差分を示す差遊技価値を算出する差遊技価値算出手段と、
    前記差遊技価値算出手段により算出された差遊技価値を所定間隔で記録する差遊技価値記録手段と、
    前記差遊技価値記録手段により記録された差遊技価値に基づいて、遊技価値の増加が最大となる最大増加区間を特定する最大増加区間特定手段と、
    前記最大増加区間において増加した遊技価値を最大増加遊技価値として算出する最大増加遊技価値算出手段と、
    前記最大増加区間の終了時点において前記差遊技価値記録手段により記録された差遊技価値が遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値以上であるか未満であるかを判定する判定手段と、
    前記最大増加区間の終了時点における差遊技価値について前記判定手段により当該差遊技価値が基準値以上と判定された割合、又は基準値未満と判定された割合を示す割合情報を作成する割合情報作成手段と、
    前記最大増加遊技価値及び前記割合情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする遊技情報表示システム。
  2. 前記割合情報作成手段は、前記最大増加区間の開始時点における差遊技価値を複数の段階に区分し、その複数の段階毎に前記割合情報を作成することを特徴とする請求項1に記載した遊技情報表示システム。
  3. 前記判定手段は、遊技終了時点においても前記差遊技価値記録手段により記録された差遊技価値が遊技開始時点の差遊技価値を示す基準値以上であるか未満であるかを判定し、
    前記割合情報作成手段は、遊技終了時点における差遊技価値についても前記判定手段により当該差遊技価値が基準値以上と判定された割合、又は基準値未満と判定された割合を示す割合情報を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技情報表示システム。
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