JP5237129B2 - 遊技情報表示装置 - Google Patents
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Description
(1)第1始動口7又は第2始動口8への入賞に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を表示部9にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/310であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%である。
(3)大当たりが発生すると対応するラウンド(R)に応じた分だけ大入賞口10を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当たり確率が1/31に向上すると共に、第2始動口8への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回の大当たりまで継続するので、大当たり後に通常遊技状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続する。
(5)通常大当たり発生後は100回の特図図柄変動を行うまでの時短となり、100回の図柄変動後に通常へと復帰する。
(6)第2始動口8は所謂電動チューリップ(電チュー)タイプの入賞口であり、普図入賞口6への入賞に応じた普図抽選に基づく普図図柄変動結果に応じて電チューを開放して入賞率を高める。そして、通常時は普図図柄変動時間が30秒、普図当たり毎の電チュー開放が0.2秒×1回であるのに対して、時短時は図柄変動時間が5秒、電チュー開放が5秒×2回となることから、時短時は通常時と比較して第2始動口8の入賞率が向上する。
(7)第1始動口7は電チュー等の入賞率を変動させる入賞口ではなく、第2始動口8の上方に配置されることから、時短時に第2始動口8の入賞率が向上しても入賞率に影響がでない。尚、入賞時の賞球は第2始動口8が4玉であるのに対して、第1始動口7は3玉である。
アウト信号:使用玉を回収するアウトBOXから出力される信号である。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10を使用媒体数(アウト)として特定する。尚、遊技機1から出力しても良い。
セーフ信号:遊技機1から出力される信号である。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10を払出媒体数(セーフ)として特定する。尚、補給装置からの補給信号をセーフ信号としても良い。
S2信号:遊技機1から出力される信号である。第2始動口8への入賞に応じて1パルスが出力される。
有効S信号:遊技機1から出力される信号である。第1始動口7又は第2始動口8への入賞により変動(動作)する表示部(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理、有効S)1回につき1パルスが出力される。
大当たり信号:遊技機1から出力される信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号である。
確変信号:遊技機1から出力される信号である。確変中又は時短中にレベル出力される状態信号(特別遊技状態信号)である。尚、確変中と時短中とを各々区別した状態信号を特別遊技状態信号としても良い。
「S1A」:第2始動口8が開放中(後述する開放フラグ=1)であるときの第1始動口7の入賞数である。
「S1B」:第2始動口8が閉鎖中(後述する開放フラグ=0)であるときの第1始動口7の入賞数である。
「合計(S1)」:第1始動口7の合計入賞数である(S1A+S1B)。
「S差」:S2からS1Aを差引いた入賞情報である(S2−S1A)。
「有効S」:有効となった(図柄変動へと結びついた)始動口の入賞数であり、図柄変動数である。
「甘NO」:甘モード発生から通常に復帰するまで、即ち、大当たりの発生に拠らずに甘モードが終了するまでを一纏めとした甘モード群のIDである。
「甘S1A」〜「甘有効S」:対応する甘モード群が開始してからの合計情報(甘モード群情報)である。
「大当たり」=甘モード中に大当たりが発生したか否かの情報である。即ち、甘モードが大当たりにより終了した場合は「○」であり、それ以外は「×」である。
呼出ランプ3は、図示しないメイン処理を実行している過程でメイン処理から移行するサブ処理として本発明に関連する状態信号受信処理及びスタート信号受信処理を繰返して実行する。以下、これらの処理について順次説明する。
呼出ランプ3は、状態信号受信処理を開始すると、大当たり中であることを示す大当たりフラグを「0」に設定しているか否かを判定し(A1)、大当たりフラグを「0」に設定している、即ち、大当たり中でないと判定すると(A1:YES)、遊技機1からの大当たり信号の受信状態であるか否かを判定する(A2)。ここで、呼出ランプ3は、遊技機1からの大当たり信号の受信状態であると判定すると(A2:YES)、大当たりフラグを「1」に設定し(A3)、図3に示した履歴記憶部の対応するレコードの「大当たり」が空欄であれば当該「大当たり」に「○」を記憶し(A4)、第2始動口8が開放状態であることを示す開放フラグを「0」に設定し(A5)、状態信号受信処理を終了してリターンする。
呼出ランプ3は、スタート信号受信処理を開始すると、大当たりフラグを「0」に設定しているか否かを判定し(B1)、大当たりフラグを「0」に設定している、即ち、大当たり中でないと判定すると(B1:YES)、甘中フラグを「1」に設定しているか否か判定し(B2)、甘中フラグを「1」に設定している、即ち、確変又は時短中であると判定すると(B2:YES)、遊技機1からS1信号、S2信号及び有効S信号のうち何れかの信号を受信したか否かを判定する(B3〜B5)。
S差についてS1Aのみを減算対象としたが、合計(S1)を減算対象としても良い。又、S1Bのみを減算対象としても良い。この場合、止打する遊技者の思いを示す数値となり得る。
S1A、S1Bの少なくとも一方に対応付けて掛け率を設定し、その掛け率に応じてS差を減算しても良い。この場合、S1Aの掛け率をS1Bの掛け率よりも高くすれば、開放中に第1始動口7に入賞した場合に残念がる遊技者の残念度をより効果的に示す値となり、一方、S1Aの掛け率をS1Bの掛け率よりも低くすれば、止打する遊技者の思いを示す数値となり得る。
S1及びS2を管理する構成を例示したが、S差やS1A等を直接的に集計する構成としても良い。
S差及びS1A等を特別遊技状態中のみに管理したが、これに加えて、通常中等の他の遊技状態においても管理しても良い。
図5に示した甘モード毎の履歴情報や図6に示した甘モード群毎の履歴情報について釦操作を前提として表示するようにしたが、通常表示中に一覧表示する等、釦操作を前提とせずに表示する構成であっても良い。
特別遊技状態として確変や時短を例示したが、通常よりも第2始動口8の入賞率が高くなれば、大当たり確率が通常よりも低くなるような遊技状態等、どのような特別遊技状態を対象としても良い。
特別遊技状態を大当たり発生を起点として移行させたが、大当たりを発生させずに通常と特別遊技状態との間で移行するのみの構成としても良い。尚、特別遊技状態へと移行するための条件として実施形態に記載したものと同様に始動口への入賞に応じて移行抽選すること等を想定することができる。
特別遊技状態を時短を介して終了する構成を例示したが、通常大当たり終了後にそのまま通常となる遊技機や確変中に図柄変動を所定回数行うことで通常となる遊技機を対象としても良い。勿論、図柄変動毎に転落抽選を行い、その当選時に終了しても良い。
遊技情報表示装置として呼出ランプを例示したが、貸出装置、所謂データロボ又は遊技機自体を遊技情報表示装置とする等、様々な態様で遊技情報表示装置を構成するようにしても良い。本発明における遊技情報表示装置の概念は、それら情報処理を行う装置をも含めた広義の遊技情報表示装置を意味する。
Claims (5)
- 遊技盤面上に配置される始動口として、第1始動口と、開放状態及び閉鎖状態へと変移可能であり、前記第1始動口よりも下方に配置され、入賞した場合に前記第1始動口よりも遊技者に対して有利な特典が与えられる第2始動口とを備え、通常遊技状態と比較して前記第2始動口が開放状態へと変移し易い状態及び開放状態となった場合に閉鎖状態へと変移し難しい状態の少なくとも一方である特別遊技状態へと移行可能な遊技機の遊技情報を遊技者に対して表示する遊技情報表示装置であって、
前記第1始動口へと入賞したことを特定する遊技情報特定手段と、
前記第2始動口の開放状況を判定する開放判定手段と、
前記特別遊技状態である期間を特定する期間特定手段と、
前記期間特定手段が特別遊技状態であると特定した期間において、前記遊技情報特定手段により前記第1始動口に入賞したことが特定された回数を示す数値であって前記開放判定手段による開放状況の判定結果に応じた数値である開放入賞数を管理する管理手段と、
前記管理手段が管理する前記開放入賞数に関わる遊技情報を遊技者に対して表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。 - 前記遊技機は前記始動口への入賞を契機として大当たり抽選を行い、前記大当たり抽選の抽選結果を図柄変動により報知し、その図柄変動結果に応じて大当たり状態を発生可能とし、その大当たり状態の発生を契機として前記特別遊技状態へと移行し、当該特別遊技状態は前記図柄変動に関わる終了条件が成立した場合に終了し、
前記遊技情報特定手段は、前記図柄変動が行われたことを特定し、
前記管理手段は、前記期間特定手段が特別遊技状態であると特定した期間において、前記遊技情報特定手段により前記図柄変動が特定された回数を示す図柄変動数を前記開放入賞数と対応付けて管理し、
前記表示手段は、前記管理手段が対応付けて管理する前記図柄変動数と前記開放入賞数とを各々表示する又は前記図柄変動数と前記開放入賞数との比率を表す遊技情報を遊技者に対して表示することで前記開放入賞数に関わる遊技情報を遊技者に対して表示することを特徴とする請求項1に記載した遊技情報表示装置。 - 前記管理手段は、前記期間特定手段が特別遊技状態であると特定した期間において、前記開放判定手段による前記開放状況の判定結果に関わらず前記遊技情報特定手段により前記第1始動口に入賞したことが特定された回数を示す第1始動入賞数を前記開放入賞数と対応付けて管理し、
前記表示手段は、前記管理手段が対応付けて管理する前記第1始動入賞数と前記開放入賞数とを各々表示する又は前記第1始動入賞数と前記開放入賞数との比率を表す遊技情報を遊技者に対して表示することで前記開放入賞数に関わる遊技情報を遊技者に対して表示することを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技情報表示装置。 - 前記管理手段は、前記開放判定手段により前記第2始動口が開放状態にあるとの判定結果が得られた状態で前記遊技情報特定手段により前記第1始動口に入賞したことが特定された回数を示す第1開放入賞数と、開放状態にあるとの判定結果が得られない状態で前記第1始動口に入賞したことが特定された回数を示す第2開放入賞数とを各々管理対象とすることで前記開放入賞数を管理し、
前記表示手段は、前記第1開放入賞数と前記第2開放入賞数とを設定操作に応じて選択的に表示することで前記開放入賞数に関わる遊技情報を遊技者に対して表示することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した遊技情報表示装置。 - 前記遊技情報特定手段は、前記第2始動口へと入賞したことを特定し、
前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により前記第2始動口に入賞したことが特定された場合に加算される一方、前記第1始動口に入賞したことが特定された場合に、前記開放判定手段による開放状況の判定結果に応じて予め定められた所定の掛け率に応じた数値分減算される入賞情報であるS差を管理し、
前記表示手段は、前記S差を表示することで前記開放入賞数に関わる遊技情報を遊技者に対して表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した遊技情報表示装置。
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