JP5475303B2 - 遊技情報表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通常状態時と特別状態時とで遊技性が異なる遊技機の遊技情報を表示対象とした遊技情報表示装置に関する。
遊技場では、遊技の目安を提供するため、大当たり終了後からの図柄変動数である所謂大当たり間スタートを遊技者向けに表示している(特許文献1参照)。
特開2001−79254号公報
さて、最近の遊技機において、従来の所謂デジパチタイプの遊技性と、羽根物タイプの遊技性を兼ね揃えた遊技機が遊技場に出回り始めている。この遊技機は、通常状態においてはデジパチの遊技性にて大当たりを発生させる一方、所謂時短状態等の特別状態時には羽根物の遊技性にて大当たりを発生させる新規な遊技性を特徴としている。
この遊技機においては、特別状態時においてもデジパチの遊技性により大当たりを発生可能な構成ではあるものの、羽根物の遊技性の方が、圧倒的に大当たりを発生させ易いように構成されているため、特別状態時における大当たりは、そのほとんどが羽根物の遊技性によって発生する構成となっている。そして、特別状態となった場合は、実質的にほとんど大当たりが発生しないデジパチの遊技性に関わる図柄変動を、大当たり中、或いは大当たり前に保留していることにより、その図柄変動を行ってから羽根物の遊技性による役物開放を実行する。
このような遊技機に対応して特許文献1のような大当たり間スタート回数を遊技者向けに表示する場合、特別状態となって羽根物の遊技性による大当たりを期待している遊技者に対して、実質的に意味の無い羽根物の遊技性を備えないデジパチの遊技性のみに対応する大当たり間スタートが計数された状態で大当たり間スタートを表示することになり、違和感を覚える遊技者が多数いる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、通常状態時と特別状態時とで遊技性が異なる遊技機についての大当たり間スタートを遊技者に対して適切に表示し得る遊技情報表示装置を提供することにある。
本発明は、第1始動口、その入賞に起因して作動する役物である第1の役物、第2始動口、及びその入賞に起因して作動する役物である第2の役物を備え、その入賞に起因して前記役物が作動した回数を表すスタートを特定可能なスタート信号を前記第1始動口及び第2始動口に共通して出力し、更に通常の遊技状態である通常状態に比較して第2始動口への入賞率が高くなる遊技状態である特別状態へと、大当たり終了後に移行可能な遊技機であって、前記特別状態において前記役物の作動結果に応じた大当たりの発生期待度が前記第1始動口に起因する前記第1の役物の作動による大当たりの発生過程である第1の発生過程よりも第2始動口に起因する前記第2の役物の作動による大当たりの発生過程である第2の発生過程の方が高い一方、前記役物の作動中、或いは大当たり中に第1始動口に入賞した場合には、その入賞に起因する役物作動を所定回数分保留可能であり、当該作動中の役物作動、或いは大当たりの終了に応じて、当該保留した役物作動を順次実行する遊技機の遊技情報を表示対象とした遊技情報表示装置において、
遊技機側から、大当たりの発生状況を特定可能な大当たり信号、前記特別状態の発生状況を特定可能な特別状態信号、及び前記スタート信号を遊技信号として受信する受信手段と、前記受信手段により受信される遊技信号により、大当たり、及び前記特別状態の発生状況を特定する状態特定手段と、前記受信手段により受信される遊技信号により前記スタートを計数する計数処理を行う計数手段と、前記計数手段により計数される前記スタートを遊技者に対して表示する表示手段と、前記計数手段による計数処理を抑制する抑制処理を行う抑制手段と、前記抑制手段による抑制処理について、前記遊技機が第2始動口に起因する役物作動に優先して第1始動口に起因する役物作動を実行する遊技機である場合に前記所定回数に対応して設定される抑制スタート分のスタートが特定されることにより成立する終了条件を設定する設定手段と、を備え、前記計数手段は、前記状態特定手段による大当たりの終了判定に応じて計数対象となる前記スタートを初期化し、前記抑制手段は、前記状態特定手段により大当たりの終了判定があった場合に、前記特別状態が発生していることが特定されれば前記設定手段による終了条件が満たされるまで前記抑制処理を実行する一方、前記特別状態が発生していることが特定されなければ前記抑制処理を実行しないものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技情報表示装置において、
前記設定手段は、前記スタートを複数に区分する範囲設定が可能であり、前記計数手段は、前記状態特定手段により大当たりの発生が特定された場合に、計数した前記スタートが前記設定手段により範囲設定された範囲のいずれに属するのかに応じて、大当たり回数を区分けして計数し、前記表示手段は、前記スタートを遊技者に対して表示する場合に、所定の前記範囲に対応する大当たり回数を対比可能に表示するようにしてもよい(請求項2)。
請求項1又は2記載の遊技情報表示装置において、
前記状態特定手段が特定した大当たりの発生回数の計数処理を行い、当該大当たりの発生回数の計数処理として前記抑制手段による抑制処理が実行されている状態で発生した大当たりである抑制大当たりについて、対応する遊技機の導入当初からの発生回数を計数する第2の計数手段を備え、前記表示手段は、前記抑制処理が実行される期間に前記第2の計数手段により計数された前記抑制大当たりの発生回数を表示するようにしてもよい(請求項3
請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技情報表示装置において、
前記計数手段による計数処理に基づいて、所定期間における前記スタートの合計値を遊技状態に対応付けて演算する演算手段を備え、前記演算手段は、前記特別状態、及び前記通常状態を含む全遊技状態における前記スタートの合計値を演算する場合に、前記抑制手段により計数処理の抑制対象となった前記スタートを表す抑制スタートを含めて合計値を演算する一方、前記特別状態における前記スタートの合計値を演算する場合には、前記抑制スタートを含めずに合計値を演算し、前記表示手段は、前記演算手段により演算された前記全遊技状態におけるスタートの合計値、及び前記特別状態におけるスタートの合計値を表示可能に構成されていてもよい(請求項4)。
請求項1の発明によれば、抑制手段の抑制処理により、遊技状態に応じて遊技性が変化し得る遊技機に対して、大当たり中、或いは通常状態にて保留された通常状態の遊技性に対応する役物作動であって、大当たり終了後の特別状態移行当初に順次実行される役物作動に対応するスタート信号についての計数を抑制し得るので、特別状態移行当初の最初の始動口への入賞に起因する役物作動、即ち、特別状態の遊技性に対応した最初の役物作動を起算スタートして遊技者に提供可能になる。また、大当たり終了後の遊技状態が通常状態であれば抑制処理を実行しないので、大当たり終了後に特別状態へと移行しないことで通常状態が継続しても、その遊技性に対応したスタートが目減りすることは無い。
請求項2の発明によれば、範囲設定された範囲に対応する大当たり回数の対象となるのはスタート1,2回等、比較的小さい値のスタート以内に発生した大当たりであるが、この大当たり回数をスタート回数と対比可能に表示するので、その大当たり回数を加算しようとする目標を遊技者に与え、新たな遊技性を提供し得る。この場合、抑制スタート分が除外されたスタート回数が対象となるので、前回の大当たり直後の発生をアピールしつつ、遊技者にとっては違和感の無い遊技情報、即ち、より興趣の高い遊技情報を遊技者に提供し得る。
請求項3の発明によれば、対応する遊技機の遊技性により、特別状態移行当初に、第1始動口への入賞に起因する保留対象となった役物作動が実行される過程、即ち、抑制処理の対象期間においては、遊技者がその直後に行う第2始動口への入賞に起因する役物作動に気をとられているため興趣の低い遊技期間であったが、この遊技期間において発生した遊技機導入当初からの大当たり回数を表示することで、その遊技期間においても大当たりが発生し得ることをアピール出来、その期間における興趣を高めることが可能となる。
請求項4の発明によれば、対応する遊技機の遊技性により、特別状態中には抑制スタートを除外した合計スタートを把握したいと考える一方、全体の合計スタートについては、抑制スタートを含めて把握したいと考えるような遊技者のニーズにあった合計スタートを提供し得るようになる。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機の正面図 情報表示装置の正面図 設定情報を示す図 履歴情報記憶領域を示す図 集計情報記憶領域を示す図 過去情報記憶領域を示す図 情報表示装置による信号受信処理1を示すフローチャート 情報表示装置による信号受信処理2を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場に設置される遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図である。遊技場としてのパチンコホール内に設置された複数の遊技機1に対応して貸出装置2及び情報表示装置3が設置されていると共に、2台の遊技機1、貸出装置2、及び情報表示装置3に対応して中継装置4が設置されている。中継装置4は、遊技機1、貸出装置2及び情報表示装置3と接続されていると共に、LAN5を介して管理装置6などと通信可能に接続されている。管理装置6は、例えば遊技場内の事務所などに設置され、LAN5を介して、遊技機1、貸出装置2、情報表示装置3及び中継装置4から送信される遊技信号を受信して遊技情報を管理する。尚、図1では省略したが、実際には数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となる。
図2は管理対象となる遊技機1の正面図である。尚、一般入賞口の図示を省略している。遊技者によるハンドル(発射装置に相当)7に対する操作に応じて上玉受皿8に貯留されている玉が盤面9に発射される。
玉が盤面9の中央下部に設けられている第1始動口10に入賞すると、第1所定確率(1/300)で当選する抽選を行い、その抽選結果を示す図柄変動を7セグメントLEDタイプの第1特図表示部11と、ダミー図柄用の図柄表示部13とで開始し、抽選に当選すると大当たりが発生する。大当たり中の動作としては、第1始動口10の下方に設けられている第1大入賞口12を開放し、第1入賞装置(図示せず)に10個入賞するか30秒経過すると閉鎖する処理を1ラウンドとし、15ラウンド繰返す。第1始動口10の後述する保留数は、ダミー図柄表示用の図柄表示部13の上部に設けられている特図保留表示部14に表示される。
大当たり状態でも後述する時短状態等の特別状態でも無い通常の遊技状態(以下「通常状態」、或いは「通常」という)において、玉が図柄表示部13の右側に設けられている通過ゲート15を通過すると、所定確率(99/100)で当選する抽選を行い、その抽選結果をLEDからなる普図表示部16にて報知し、当選すると通過ゲート15の下方に設けられている電動チューリップ(電チュー)タイプの第2始動口17が0.1秒開放するという単位動作を行う。尚、上部に設けられた障害釘により開放状態以外では入賞が妨げられる。
第2始動口17に入賞すると、第1所定確率(1/300)で大当たり、第2所定確率(299/300)で小当たりに当選する抽選を行い、その抽選結果を示す図柄変動を7セグメントLEDタイプの第2特図表示部18にて開始し、抽選にて大当たりに当選すれば大当たりが発生する一方、小当たりに当選すれば小当たりが発生する。つまり、第2始動口17に入賞した場合は、極めて高確率で小当たりが発生し、それ以外は大当たりが発生する。小当たり中の動作としては、図柄表示部13の側方に設けられている第2大入賞口19を開放してから1.5秒経過すると閉鎖する。第2大入賞口19の開放により第2入賞装置20に入賞した玉が振分装置21により振分けられてV入賞口22に入賞すると、大当たりとなる。尚、第2始動口17の入賞は保留されない。
第1特図表示部11及び第2特図表示部18の変動時間は、通常状態で5〜120秒、時短状態(特別状態に相当)で1〜10秒である。大当たり中、及び小当たり中、並びに図柄変動中は、新たな各特図表示部11,18の変動を開始しない。
大当たりから時短となる時短振分率は、通常状態で40%、時短状態で80%である。時短状態では、通過ゲート15の玉の通過に応じた第2始動口17の上記単位動作が、1.5秒の開放×2回になる。また、時短状態は第2始動口17に対応する図柄変動を100回行うことで終了する。
尚、賞球数は、各始動口10,17が3個、各大入賞口12,19が15個である。
以上のように動作する遊技機1の遊技性について説明する。
通常時は、通過ゲート15に玉を通過させても、普図表示部16の変動時間(60秒)が長く、第2始動口17の開放時間(0.1秒)も短いことから、第2始動口17への入賞が期待出来ないため、盤面左側を狙う所謂左打ちを行い、第1始動口10に玉を入賞させる。
第1始動口10に玉が入賞すると、第1特図表示部11にて図柄変動を行い、その図柄変動に対応させて図柄表示部13にてダミーの図柄変動を行う。第1始動口10は所謂保留機能に対応しており、上限である4つ(所定回数に相当)まで図柄変動が保留され、順次実行される。尚、この保留された図柄変動数が上記保留数である。このような動作は、デジパチの遊技性を実現したものであり、本発明でいう第1の発生過程(大当たりの発生過程)に相当する。
第1大入賞口12を開放するラウンドを15ラウンド繰り返す大当たりの終了後は、発生した大当たりが時短状態を伴う大当たりである場合のみ時短状態となる。時短中には、普図表示部16の変動時間、及び第2始動口17の開放時間が優遇されるため、通過ゲート15、及び第2始動口17に入賞させるべく、盤面右側を狙う所謂右打ちを行う。
第2始動口17に入賞すると、第1始動口10と同様に第2特図表示部18では毎回図柄変動を行うが、極めて高確率で当選する小当たり当選時には第2大入賞口19を1.5秒開放し、図柄表示部13での図柄変動を行わない。尚、小当たり非当選時には第1始動口10への入賞時と同様に図柄表示部13でもダミーの図柄変動を行う。また、保留機能には対応しておらず、図柄変動及び第2大入賞口19の開放中に入賞しても新たな図柄変動は行わない。
第2大入賞口19を通じて玉が第2入賞装置20に入賞すると、振分装置21にて玉が振分され、6つある入賞口の内、1つだけ設定されているV入賞口22への入賞に応じて大当たりを発生させる。このような動作は、羽根物の遊技性を実現したものであり、本発明でいう第2の発生過程(大当たりの発生過程)に相当する。つまり、第1始動口10では第1の発生過程のみで大当たりが発生可能であることから、第2よりも第1の発生過程による大当たり発生割合の方が高く設定される一方、第2始動口17では第1、及び第2の発生過程により大当たりを発生可能であり、第1よりも第2の発生過程による大当たりの発生割合の方が高く設定されることになり、両者の入賞に起因する大当たりの発生過程が相違している。また、上記した通り、第1の発生過程による大当たり発生期待度は同じ(1/300)である一方、第1始動口10に対応しない、第2の発生過程により大当たりを発生可能であることから、第2始動口17の方が、入賞に起因する大当たりの発生期待度が高いことになる。
時短の終了条件となる図柄変動数は100回であるため、時短になれば、ほぼ確実に時短を終了すること無く大当たりを発生可能である。つまり、通常時よりも時短中の方が第2入賞口17への入賞率が高まることから大当たりを発生させ易く、時短中は第2始動口17の入賞に起因する発生割合の高い第2の発生過程による大当たりの発生を期待しながら遊技することになる。また、通常時に発生した大当たりは40%の確率にて時短になるが、時短中に発生した大当たりは80%の確率で時短になるため、一旦時短になれば大当たりが連続して発生し、大量の出玉を獲得し得る。
ここで、大当たりを発生させた遊技者は、第2始動口17への入賞に起因する図柄変動は保留機能に対応していないため、大当たり終了後に時短になれば、大当たり中、或いは大当たり発生前に保留された図柄変動が終了するのを待って右打ちする。そして、上述したように、時短中は第2の発生過程による大当たりの発生を期待し、早く第2の発生過程を実行させるべく、第2始動口17へと入賞させたいと考え、その大当たり発生期待度の低い第1始動口10への入賞に起因する図柄変動を煩わしいとさえ感じ得る。
遊技機側からは次の遊技信号が出力される。
アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスなので、アウト信号数×10を使用媒体数(アウト)として特定する。尚、遊技機1から出力しても良い(使用媒体信号)。
セーフ信号=遊技機1から出力。払出10玉に対して1パルスなので、セーフ信号数×10を払出媒体数(セーフ)として特定する。尚、補給装置からの補給信号をセーフ信号としても良い(払出媒体信号)。
S1信号=遊技機1から出力。第1始動口10への入賞1回につき1パルスなのでS1信号数×1をS1として特定する。
S2信号=遊技機1から出力。第2始動口17への入賞1回につき1パルスなので、S2信号数×1をS2として特定する。
有効S信号(スタート信号に相当)=遊技機1から出力。各始動口10,17への入賞に関わり無く、各特図表示部11,18の図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスなので、スタート信号数×1を有効Sとして特定する。即ち、役物作動について有効となった各始動口10,17の入賞数を示す。尚、本実施形態の第2大入賞口19のように1回の小当たりにつき複数(2回)の開放動作がある場合に役物作動数分の出力を行っても良い。
大当たり信号=遊技機1から出力。大当たり中にレベル出力する状態信号なので、大当たり信号受信中を大当たり中と判定する。
時短信号(特別状態信号に相当)=遊技機1から出力。時短中にレベル出力する状態信号なので、時短信号受信中を時短中と判定する。
図1に戻って、貸出装置2は、動作ランプ23、遊技情報などを表示するタッチパネル式の表示パネル24、貨幣投入口25、貨幣返却口26、玉を払出する払出ノズル27などから構成されている。遊技者が貨幣投入口25に貨幣を投入すると、投入した貨幣に応じた数の玉が払出ノズル27から払出されて遊技機1の上玉受皿8に供給される。
管理装置6は、図示しないCPU、HDD、ROM、RAMなどからなるコンピュータで構成されており、例えばHDDに記憶されている制御プログラムに従って作動する。各遊技機1、各貸出装置2及び各情報表示装置3から送信される各種の遊技情報信号に基づいて、遊技機1毎或いは遊技者毎に遊技情報を集計する。
情報表示装置(遊技情報表示装置に相当)3は、CPUからなる制御部(状態特定手段、計数手段、抑制手段、設定手段、演算手段に相当)、ROM及びRAMなどの記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部(受信手段に相当)などを備え、記憶部に記憶されている制御プログラムに従って動作する。
図3は、情報表示装置3の概略を示す正面図である。情報表示装置3には、各種の釦が設けられている操作部28、及び各種の情報を表示する表示部(表示手段に相当)29を備えている。
操作部28には、従業員リモコンからの操作信号を受信するリモコン受信部30、表示部29に表示される情報を切替えるための複数の切替釦31、従業員を呼出すため(呼出操作を行うため)に遊技者が操作する呼出釦32が設けられている。表示部29は、遊技機1の遊技状態に応じて表示を切替えるようになっており、遊技機1が通常状態時にある通常表示時には、当日の大当たり数、累計の箱数、当日/1日前/2日前における出玉数の推移を示す日別グラフ、過去最高の大当たり継続数、過去最高の出玉数、スタート回数等(いずれも図示せず)を表示するようになっている。
図3は遊技機1が時短状態等の特別状態、即ち、甘モード時にある甘中表示の例を示しており、表示部29には、遊技機1の状態を示す状態表示部29a、本日の累計情報を示す累計情報表示部29b、前回の大当たり終了からのスタート数を示すスタート表示部29c、過去の甘中の状態を示す甘中情報表示部29d、過去の1回スタート連荘を示す過去情報表示部29e、現在の甘中の状態を示す現甘中情報表示部29f、イベント情報などのテロップを表示するテロップ表示部29gが表示されている。
情報表示装置3は、呼出釦32の押下に応じて呼出表示をする所謂呼出ランプの機能、及び後述する情報、或いは他の情報を含めた対応する遊技機1の遊技情報を切替釦31の操作に応じて表示する周知の機能を有するため、必要に応じて各種記憶領域を備えている。このような記憶領域に記憶される情報の一つとして、管理装置6を介して間接的に、或いはリモコン操作等で直接的に設定操作を受付けることにより、対応する遊技機グループ(機種、島等)毎に設定可能な設定情報がある。
図4は設定情報を示しており、以下の項目を設定可能となっている。
抑制=甘モード開始時のスタート(有効S)計数の抑制の有無。
抑制スタート=大当たり終了後に計数抑制する有効S数で、第1特図表示部11の保留上限値に対応している。
合計有効S=スタート計数抑制したスタートを集計上含めるか。
過去記録S=後述する過去情報履歴における大当たり間Sの領域毎の最大スタート数(範囲設定に相当)で、領域1=0、領域2=1、領域3=2〜5、領域4=6〜のようにスタート範囲の区切りを設定する。
図5は履歴情報記憶領域であり、以下の項目が設定されている。
NO=レコードNOで、大当たり発生回数に対応。尚、最新レコードは大当たり発生前に作成するため、レコード数から最終レコード分の1を減じた値が大当たり発生回数となる。
有効S=大当たり発生までの図柄変動数(大当たり間スタート)。
甘モード=レコード作成時(前回の大当たり終了後)の遊技状態が甘モード(時短)であれば○、無ければ(通常は)×。合計は甘モードになった回数。
情報表示装置3は、遊技機側から出力される遊技信号により図5の履歴情報記憶領域を以下のように更新する。
図9は、情報表示装置3による信号受信処理2を示すフローチャートである。情報表示装置3は、有効S信号を受信したかを判断している(B1)。遊技機1で第1始動口10又は第2始動口17への入賞に応じて各特図表示部11,18のいずれかが図柄変動すると、有効S信号が出力されるので、有効S信号を受信した場合は(B1:YES)、計数抑制フラグが1かを判断する(B2)。通常状態においては、計数抑制フラグは0であるので(B2:NO)、有効Sを加算する(B6)。
図8は、情報表示装置3による信号受信処理1を示すフローチャートである。情報表示装置3は、大当たりフラグが0の場合は(A1:NO)、大当たり信号の受信状態か(A9)、甘中フラグが1か(A10)を判断している。遊技機1で大当たりが発生すると、遊技機1から大当たり信号が出力されるので、大当たり信号の受信状態が開始した場合は(A9:YES)、大当たりフラグを1とする(A13)。このように大当たりフラグが1となった場合は(A1:YES)、大当たり信号の受信状態が継続しているかを判断するようになる(A2)。
遊技機1の大当たり状態では第1特図表示部11の変動が行われないことから、第1始動口10への入賞は保留され、大当たりの終了時には特図保留表示部14の保留数は、ほぼその上限である4となる。
遊技機1での大当たりが終了すると、大当たり信号の出力が停止するので、情報表示装置3は、大当たり信号受信状態が終了した場合は(A2:NO)、大当たりフラグを0とし(A3)、図5の履歴情報記憶領域に新規レコードを作成する(A4)。つまり、大当たり信号の受信状況により大当たりの開始、終了を判定し、終了した場合に新規レコードを作成するのである。
次に情報表示装置3は、時短信号の受信状態かを判断する(A5)。遊技機1で発生した大当たりが時短に対応する大当たりであると、大当たりが終了してから時短状態となり、大当たり信号の出力が停止すると同時に時短信号が出力されるので、時短信号の受信状態を開始した場合は(A5:YES)、甘中フラグを1とし(A6)、計数抑制フラグを1とし(A7)、図4の設定情報に基づいて抑制スタートを4(「スタートを初期化」に相当)とする(A8)。このとき、図5の履歴情報記憶領域における甘モードを「○」とする。尚、時短信号を受信しなければ甘モードは「×」となる。
情報表示装置3は、甘中フラグが1の場合には、図3に示すように表示部29を通常表示状態から甘中表示状態へと切替える。また、図5の履歴情報記憶領域における最新レコードの有効Sをスタート表示部29cに表示する。従って、遊技者は、甘中モードにおける遊技状態を確認することができる。
遊技機1において時短状態で発生した大当たりが時短状態に対応しない大当たり、即ち通常状態に対応した通常大当たりの場合は、通常大当たりが終了すると、遊技機1から出力されていた大当たり信号が停止するにしても時短信号が出力されないので、情報表示装置3は、大当たり信号を受信することなく時短信号の受信状態が終了した場合は(A2:NO、A5:NO)、甘中フラグを0とする(A12)。また、遊技機1において時短状態で大当たりが発生しなかった場合は、遊技機1から出力されていた時短信号が停止するにしても大当たり信号が出力されないので、大当たり信号を受信することなく時短信号の受信状態が終了した場合は(A9:NO、A11:NO)、甘中フラグを0とする(A12)。
さて、遊技者は上述した遊技機1の遊技性により、時短発生時には羽根物の遊技性により大当たりを発生させたいと考えるが、遊技機1では第1特図表示部11の保留が消化されるまで羽根物の遊技性を備えた第2特図表示部18の図柄変動が行われることはない。
ここで、有効S信号は各始動口10,17に共通して出力されるため、従来では、保留消化後における羽根物の遊技性による第2特図表示部18に基づく第2大入賞口19の最初の開放時には、既に保留消化済みの有効Sが計数された状態となっているため、羽根物による大当たりを期待する遊技者にとっては違和感がある。この場合、先行する保留消化により大当たりが発生する可能性は残されるものの、遊技者は、その次の羽根物の遊技性による大当たりを期待しているため、保留消化による大当たりはほとんど期待していない。
このような事情から、本実施形態の情報表示装置3は、次のように動作する。
大当たりが終了して特図保留による第1特図表示部11の変動が行われると、それに応じて有効S信号が出力される。この場合、情報表示装置3は、計数抑制フラグが1の状態で有効S信号を受信することから(B1:YES、B2:YES)、有効Sを加算するのに代えて、抑制スタートを減算(抑制処理、特別抑制処理に相当)し(B3)、抑制スタートが0となったか(「受信に関連する終了条件」に相当)を判断する(B4)。時短状態となってから有効S信号を4回受信すると、抑制スタートは0となることから(B4:YES)、計数抑制フラグを0とする(B5)。従って、これ以降に有効S信号を受信した場合は、計数抑制フラグが0となっていることから(B2:NO)、有効S信号を加算(「抑制処理を実行しない」に相当)するようになる(B6)。つまり、有効S信号を受信した場合、計数抑制フラグが0であれば図5の履歴情報記憶領域における有効Sを加算する一方、1であれば抑制スタートを減算し、抑制スタートが0になったら計数抑制フラグを0とするのである。
以上の動作により、遊技機1の大当たり状態が終了して時短状態となってから受信する4回の有効S信号、つまり保留玉に応じた図柄変動により出力される有効S信号を加算してしまうことを回避できる。
情報表示装置3は、図5の履歴情報記憶領域に記憶されている有効Sを遊技状態に対応付して集計する。
図6は、図5の履歴情報記憶領域に応じた集計情報で、以下の項目が設定されている。
通常=図5の甘モード「×」のレコード集計
甘中=甘モード「○」のレコード集計
全体=全レコード集計
情報表示装置3は、図6の累計情報記憶領域の「全体」に基づき累計情報表示部29b、「甘中」に基づき甘中情報表示部29dに表示する遊技情報を特定する。ここで、「全体」については甘モード「○」のレコード数に抑制スタートの設定値を乗じた値を加算して有効Sを特定する。図6の例では、図5の有効Sの合計は2000なので、甘モード数(=5)に抑制スタートの設定値(=4)を乗じた値(抑制スタートを含めた合計値)である20を加算して2020と特定する。「甘中」については、そのまま合計を算出する。
尚、平均大当たり間Sは、有効S÷大当たりにより特定される、大当たり1回当たりの平均大当たり間S(スタート)である。また、「全体」の遊技情報(「全遊技状態におけるスタートの合計値)に相当)を累計情報表示部29bに、「甘中」の遊技情報(「特別状態におけるスタートの合計値」に相当)を甘中情報表示部29dに表示する。
情報表示装置3は、図5の履歴情報記憶領域に基づいて過去情報を集計する。
図7は過去情報記憶領域を示している。この過去情報は、図4の設定情報により設定した大当たり間S範囲毎の甘中における大当たり発生回数である。即ち、甘モード中に大当たりが発生した場合、有効Sを参照し、いずれの領域に属するかにより対応する大当たり回数を加算(「大当たり回数を区分けして計数」に相当)して、図7の過去情報記憶領域を更新する。割合は全大当たり数に対する該当大当たり数を示している。図7の例では、全大当たり数は240であり、例えば領域2の大当たり数は12であることから12÷240=5%を特定する。この場合、図7の過去情報記憶領域における大当たり間S=0の大当たり数(抑制大当たりに相当)は、抑制処理が実行されている状態で発生した遊技機1の導入当初からの発生回数を示している。また、大当たり間S=1の大当たり数は、抑制処理が終了した最初のゲーム(第2大入賞口19が開放することによる羽根物の遊技性が開始した最初のゲーム)でV入賞口22に入賞して大当たりが発生した回数を示している。尚、図7の過去情報は遊技機導入当初からの遊技情報を示すため、遊技機導入当初から積算した値である。
情報表示装置3は、甘中の場合は、図3に示すように過去情報表示部29eに、計数抑制フラグが1であれば図7の過去情報記憶領域における領域1(抑制処理中)の大当たり回数を表示する一方、0であれば領域2(抑制処理が終了した最初)の大当たり回数を表示する。また、甘中情報表示部29fには通常中から発生した大当たり回数を含めた現在の甘中における大当たり回数を表示する。この情報は、図5の履歴情報記憶領域における最新レコードに直近する甘モード「×」のレコードに基づき特定する。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏する。
時短中の計数抑制フラグが1である場合は有効Sを計数しないので、従来のような保留消化中の有効Sが計数されず、第2大入賞口19の最初の開放時には1から加算が始まり、違和感の無い有効S(大当たり間スタート)表示が可能となる。この場合、通常中であれば保留消化分を含めて有効Sを計数するので、通常時の有効Sに影響が出ることを防止できる。
甘中の計数抑制フラグが0の場合は、有効S=1で発生した大当たり回数(過去1回スタート連荘)を表示するので、その大当たり回数の加算を目標とする興趣を備えた遊技性を提供可能となる。この場合、抑制スタートにより、より少なく、適切な有効Sが対象となるため、遊技者の興趣が相乗的に向上する。この背景として時短中であっても、出玉率が100%を超えないように釘調整することを行政から指導されていることから、少しでも早く大当たりを発生させた方が遊技者にとって、より多くの出玉を残す(獲得する)ことが可能になる効果も期待できる。
保留消化中に対応した計数抑制フラグが1の状態では、計数抑制処理状態(大当たり間S=0)における過去の大当たり数を表示するので、保留消化中であっても大当たりが発生した旨をアピール出来、保留消化中に大当たりを期待し無い遊技者に対して遊技性を見直すような情報表示が可能となる。
図6の集計情報記憶領域における「甘中」については抑制スタートを含めずに合計スタートを集計する一方、「全体」については「甘中」の抑制スタートを含めて合計スタートを特定するため、両者の遊技情報集計について違和感が無い。これは、通常においては実質的に第1始動口10への入賞に起因する役物作動が実行され、デジパチの遊技性だけにより大当たりが発生する一方、甘中においては第2始動口17への入賞に起因するデジパチと羽根物の双方により大当たりを発生可能であるため、全体の遊技情報としては全ての有効Sを把握したいと遊技者が考えるためである。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
抑制計数フラグが1である場合に大当たりが発生する可能性もあるので、この場合に正確な「全体」の有効Sを算出するべく、抑制スタートの設定値から残存する抑制スタート数を差し引いた値を設定値の代わりに「全体」の有効Sの計数対象としても良い。
抑制計数フラグが0である場合に、所定回数以内の有効Sに対応する領域の過去情報を表示対象としたが、現在の有効Sが属する領域に対応した過去情報を表示対象としても良い。
S2信号の受信を抑制処理の終了条件としても良い。この場合、第1特図表示部の図柄変動に優先して第2特図表示部の図柄変動を実行する遊技機に対応し得る。この場合は図柄変動中の第1特図表示部の図柄変動を実行後にS2信号に起因する第2特図表示部の図柄変動が実行されるので、S2信号受信後に有効S信号を受信したことも終了条件に成り得る。
時短中の大当たり発生時に、そのまま右打ちして大当たりを消化する、即ち、右打ちでも左打ちでも大入賞口に入賞可能な遊技機を対象として想定し得る。この場合、大当たり発生時の保留数は0であり、大当たり中においても始動口へと入賞しないことが想定されるので、時短中に発生した大当たり後については抑制処理を実行しない構成としても良い。
このような構成の場合、右打ちと左打ちのいずれか一方を遊技者に有利に(大入賞口への入賞率を調整し、大当たり中のセーフを多く、或いはアウトを少なく)する釘調整を行うことも可能であることから、その有利である打ち方を間接的に報知するため、遊技機、或いは遊技機グループ(機種、島単位等)毎に時短中の抑制処理を実行するか否かを設定可能に構成しても良い。つまり、このような構成の場合に、抑制処理を、右打ちが有利なら実行せず、左打ちが有利なら実行するように設定する。このような設定を行った場合、遊技者が時短中の大当たりにより右打ちを続行すれば、大当たり中に第1始動口には入賞しないので、抑制処理を実行すれば計数されるスタートに違和感が生ずる。即ち、抑制処理を行うべく大当たり中は左打ちした方が良いと判断し、判断後は大当たり中に左打ちするので、その後に違和感は生じない。勿論、右打ちが有利であり、設定により抑制処理を行わない状態で左打ちを行った場合においても、違和感が生じるので同様の判断が可能となる。尚、そのような報知する構成の内容を予め、遊技者に認識させるべくテロップ表示部等にて表示する構成としても良い。
抑制処理として有効Sを計数しない構成を例示したが、計数しておき終了条件成立後に初期化して計数し直しても良い。この場合、抑制スタート表示を行っても行わなくとも良い。
計数対象となる有効Sについて、新レコードを作成し、その新レコードにおいて0から計数することで初期化する構成を例示したが、直接的に記憶領域を初期化する構成としても良い。
図7の過去情報記憶領域の対象として遊技機導入当初からの期間を対象としたが、営業日当日の営業開始時からの期間を対象としても良い。
遊技機として、第2始動口の役物作動についても保留する遊技機を対象としても良い。この場合、保留の消化順序は、第1、或いは第2始動口を優先としたり、入賞順に行ったりしても良く、第2始動口を優先する場合は、S2信号に応じて抑制処理を終了すれば良い。
また、第2始動口による第1の発生過程に対応する抽選の当選確率を、第1始動口と同一としたが、同一で無くても良い。勿論、0として第2始動口への入賞に起因した第1の発生過程を排除した遊技機を対象としても良い。このように対象となる遊技機も含め、数値や、記憶領域等は単なる例示であり、どのように構成しても良い。
遊技情報表示装置としては、貸出装置、所謂データロボ(登録商標)、或いは遊技機自体を遊技情報表示装置とする等、様々な態様で遊技情報表示装置を構成出来る。
遊技情報表示装置の情報処理の一部、或いは全部を中継装置や管理装置等にて行う構成としても良い。即ち、本発明における遊技情報表示装置の概念は、それら情報処理を行う装置をも含めた広義の遊技情報表示装置を意味する。
図面中、1は遊技機、3は情報表示装置(遊技情報表示装置、状態特定手段、計数手段、抑制手段、設定手段、演算手段、受信手段)、29は表示部(表示手段)である。

Claims (4)

  1. 第1始動口、その入賞に起因して作動する役物である第1の役物、第2始動口、及びその入賞に起因して作動する役物である第2の役物を備え、その入賞に起因して前記役物が作動した回数を表すスタートを特定可能なスタート信号を前記第1始動口及び第2始動口に共通して出力し、更に通常の遊技状態である通常状態に比較して第2始動口への入賞率が高くなる遊技状態である特別状態へと、大当たり終了後に移行可能な遊技機であって、前記特別状態において前記役物の作動結果に応じた大当たりの発生期待度が前記第1始動口に起因する前記第1の役物の作動による大当たりの発生過程である第1の発生過程よりも第2始動口に起因する前記第2の役物の作動による大当たりの発生過程である第2の発生過程の方が高い一方、前記役物の作動中、或いは大当たり中に第1始動口に入賞した場合には、その入賞に起因する役物作動を所定回数分保留可能であり、当該作動中の役物作動、或いは大当たりの終了に応じて、当該保留した役物作動を順次実行する遊技機の遊技情報を表示対象とした遊技情報表示装置において、
    遊技機側から、大当たりの発生状況を特定可能な大当たり信号、前記特別状態の発生状況を特定可能な特別状態信号、及び前記スタート信号を遊技信号として受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信される遊技信号により、大当たり、及び前記特別状態の発生状況を特定する状態特定手段と、
    前記受信手段により受信される遊技信号により前記スタートを計数する計数処理を行う計数手段と、
    前記計数手段により計数される前記スタートを遊技者に対して表示する表示手段と、
    前記計数手段による計数処理を抑制する抑制処理を行う抑制手段と、
    前記抑制手段による抑制処理について、前記遊技機が第2始動口に起因する役物作動に優先して第1始動口に起因する役物作動を実行する遊技機である場合に前記所定回数に対応して設定される抑制スタート分のスタートが特定されることにより成立する終了条件を設定する設定手段と、を備え、
    前記計数手段は、前記状態特定手段による大当たりの終了判定に応じて計数対象となる前記スタートを初期化し、
    前記抑制手段は、前記状態特定手段により大当たりの終了判定があった場合に、前記特別状態が発生していることが特定されれば前記設定手段による終了条件が満たされるまで前記抑制処理を実行する一方、前記特別状態が発生していることが特定されなければ前記抑制処理を実行しないことを特徴とする遊技情報表示装置。
  2. 前記設定手段は、前記スタートを複数に区分する範囲設定が可能であり、
    前記計数手段は、前記状態特定手段により大当たりの発生が特定された場合に、計数した前記スタートが前記設定手段により範囲設定された範囲のいずれに属するのかに応じて、大当たり回数を区分けして計数し、
    前記表示手段は、前記スタートを遊技者に対して表示する場合に、所定の前記範囲に対応する大当たり回数を対比可能に表示することを特徴とする請求項1記載の遊技情報表示装置。
  3. 前記状態特定手段が特定した大当たりの発生回数の計数処理を行い、当該大当たりの発生回数の計数処理として前記抑制手段による抑制処理が実行されている状態で発生した大当たりである抑制大当たりについて、対応する遊技機の導入当初からの発生回数を計数する第2の計数手段を備え
    前記表示手段は、前記抑制処理が実行される期間に前記第2の計数手段により計数された前記抑制大当たりの発生回数を表示することを特徴とする請求項1又は2記載の遊技情報表示装置。
  4. 前記計数手段による計数処理に基づいて、所定期間における前記スタートの合計値を遊技状態に対応付けて演算する演算手段を備え、
    前記演算手段は、前記特別状態、及び前記通常状態を含む全遊技状態における前記スタートの合計値を演算する場合に、前記抑制手段により計数処理の抑制対象となった前記スタートを表す抑制スタートを含めて合計値を演算する一方、前記特別状態における前記スタートの合計値を演算する場合には、前記抑制スタートを含めずに合計値を演算し、
    前記表示手段は、前記演算手段により演算された前記全遊技状態におけるスタートの合計値、及び前記特別状態におけるスタートの合計値を表示可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技情報表示装置。
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