JP4494768B2 - 遊技場用データ管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ玉を使用した遊技時に入賞率を通常時より高めた少なくとも2以上の大当たり状態を呈するパチンコ遊技機、特には各大当たり状態にある期間の平均的な継続期間が互いに相違するパチンコ遊技機に係る稼動データを各遊技機別に区分して集計管理するための遊技場用データ管理システムに関する。
パチンコ遊技機においては、複数の通常入賞口、始動入賞口及び常時は閉鎖された状態の大入賞口を設けると共に、始動入賞口へのパチンコ玉の入賞に応じて行われる抽選動作の結果を表示する表示装置を設け、表示された抽選動作結果が大当たりであったときに大入賞口を所定ラウンドだけ開放させて入賞率を通常時より大幅に高めた大当たり状態(特賞状態とも呼ばれる)を呈する構成のもの(所謂第1種パチンコ遊技機:セブン機)が広く普及している。従来では、この種のデータ管理システムとして、パチンコ遊技機が大当たり状態になったか否かを判定する遊技状態判定手段と、この遊技状態判定手段の判定結果に基づきパチンコ遊技機が大当たり状態にある期間中におけるアウト玉数などの稼動データを当該大当たり状態期間毎の履歴データ(大当たり履歴データ)として順次集計するデータ演算手段と、このデータ演算手段の集計結果を出力する出力手段とを備えたものが提供されている(例えば特許文献1参照)。
また、近年では、特許文献2及び特許文献3などに見られるように、始動入賞口へのパチンコ玉の入賞に応じて行われる抽選動作の結果が当たりであった場合に大当たり状態を呈する第1種パチンコ遊技機と、始動チャッカー(始動入賞口)へのパチンコ玉の入賞により羽根が短時間だけ開き、その中にあるVゾーンにパチンコ玉が入賞したときに大当たり状態を呈する第2種パチンコ遊技機(所謂ハネモノ)とを融合した形態のパチンコ遊技機(複合パチンコ遊技機)が提案されている。この他にも、第1種パチンコ遊技機若しくは第2種パチンコ遊技機と第3種パチンコ遊技機(所謂権利物)とを融合した形態、或いは同一種のパチンコ遊技機を融合した形態(例えば、第1種パチンコ遊技機の大当たり機能を2台分備えた形態)など、種々の形態の複合パチンコ遊技機が考えられている。
特に、風営法が来年(2004年)1月に改正され7月から施行される予定だが、その法改正により従来の第1種、第2種といった遊技機種別が撤廃されるため、このような複合パチンコ遊技機が実際に遊技店に設置される日は遠くないと予想される。
特開平8−98944号公報 特開2000−33141号公報 特開2003−62215号公報
従来の遊技場用データ管理システムでは、2以上の大当たり状態を呈するパチンコ遊技機を管理対象とすることについて何も考慮されていないため、遊技機全体の稼動データを把握することは可能であるが、各大当たり状態に係る個別の稼動データを個別に把握することが困難になるという事情がある。特に、2以上の大当たり状態が設定されているにも関わらず、大当たり状態にあることを示す大当たり信号が1種類しか出力されないパチンコ遊技機も存在する可能性があり、このようなパチンコ遊技機については、遊技機の稼動データを各大当たり状態毎に区分して集計することが全く不可能になる。つまり、この種のパチンコ遊技機が管理対象であった場合、従来システムでは、各大当たり状態毎に区分した状態の稼動データを集計することが不可能になって、当該稼動データの関係により得られる各大当たり状態の遊技特性を個別に把握することが困難になるため、例えば、複合パチンコ遊技機に対する釘調整を的確に行うことが不可能になるなどの問題点が出てくる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、2以上の大当たり状態を呈することが可能で尚且つそれら大当たり状態にある各期間の平均的な継続期間が互いに相違するパチンコ遊技機、特には各大当たり状態になったことをそれぞれ示す信号が出力されない形態のパチンコ遊技機が管理対象であった場合に、各大当たり状態に係る稼動データを個別に集計可能となる遊技場用データ管理システムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、パチンコ玉を使用した遊技により入賞が発生したときに所定個数のパチンコ玉を払い出すように構成されその遊技時に第1大当たり条件が成立すると入賞率を通常時より高めた第1の大当たり状態になり、第2大当たり条件が成立すると入賞率を通常時より高めた第2の大当たり状態になるパチンコ遊技機であって、前記第1及び第2の大当たり状態にある各期間の平均的な継続期間が互いに相違すると共に、第1の大当たり状態であるときに第2大当たり条件が成立した場合は、第1の大当たり状態を中断或いは終了してから第2の大当たり状態となり、前記第1の大当たり状態が発生している期間及び第2の大当たり状態が発生している期間に同一の大当たり信号を出力するパチンコ遊技機に係る稼動データを各遊技機別に区分して集計管理する遊技場用データ管理システムにおいて、
前記パチンコ遊技機から前記大当たり信号が出力されている期間を、前記パチンコ遊技機が前記第1の大当たり状態及び第2の大当たり状態のうち何れかの大当たり状態を発生している大当たり期間として検出する検出手段と、この検出手段が検出した大当たり期間中に使用されたパチンコ玉数を示す大当たり中打込パチンコ玉数データを算出するデータ演算手段と、このデータ演算手段により算出された大当たり中打込パチンコ玉数データが、前記第1の大当たり状態、前記第2の大当たり状態、及び前記第1の大当たり状態にある期間中に前記第2大当たり条件が成立または前記第2の大当たり状態にある期間中に前記第1大当たり条件が成立して2種類の大当たりに係る動作が連続して実行された状態の3つの状態それぞれについて予め設定された上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっているか否かに基づいて、前記検出手段が検出した大当たり期間が前記第1の大当たり状態なのか、前記第2の大当たり状態なのか、或いは前記第1の大当たり状態にある期間中に前記第2大当たり条件が成立または前記第2の大当たり状態にある期間中に前記第1大当たり条件が成立して2種類の大当たりに係る動作が連続して実行された状態なのかを判定する判定手段とを備えた構成としたものである。
請求項記載の発明は、前記データ演算手段に対して、前記検出手段が検出した大当たり期間に払い出されたパチンコ玉数を示す大当たり中払出パチンコ玉数データ、並びに当該大当たり期間での払出パチンコ玉数及び使用パチンコ玉数の差である大当たり中差玉数データの少なくとも一方の集計動作を行うと共に、当該大当たり中払出パチンコ玉数データ及び大当たり中差玉数データの少なくとも一方について、前記判定手段が判定した各大当たり状態にある期間毎の平均値を演算する機能を付加したものである。
請求項記載の発明は、前記判定手段に対して、前記データ演算手段により算出された大当たり中打込パチンコ玉数データ或いは継続時間データが前記上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっていない場合に異常検知信号を出力する機能を付加したものである。
請求項1記載の発明によれば、パチンコ遊技機において、第1大当たり条件の成立により第1の大当たり状態になったときや、第2大当たり条件の成立により第2の大当たり状態になったときには、その発生期間が検出手段によって大当たり期間として検出される。データ演算手段は、上記のように検出された大当たり期間中に使用されたパチンコ玉数を示す大当たり中打込パチンコ玉数データを算出する。但し、これにより得られるデータは、第1及び第2の大当たり状態の何れの期間中のものであるか不明である。
この場合、管理対象となるパチンコ遊技機は、第1及び第2の大当たり状態にある各期間の平均的な継続期間が互いに相違するという特性があるものであり、従って、上記データ演算手段により算出された大当たり中打込パチンコ玉数データは、第1の大当たり状態にある期間に対応したデータと第2の大当たり状態にある期間に対応したデータとで自ずと異なるようになる。判定手段は、このようなデータの相違を利用することにより、前記検出手段が検出した大当たり期間が前記第1の大当たり状態なのか、前記第2の大当たり状態なのか、或いは前記第1の大当たり状態にある期間中に前記第2大当たり条件が成立または前記第2の大当たり状態にある期間中に前記第1大当たり条件が成立して2種類の大当たりに係る動作が連続して実行された状態なのかを判定する。
従って、パチンコ遊技機の稼動データを、上記判定手段による判定結果に基づいて第1及び第2の大当たり状態に振り分けることが可能になるものであり、これにより、各大当たり状態毎に区分した状態の稼動データを集計可能になる。この結果、上記のように集計された各稼動データの関係に基づいて、各大当たり状態の遊技特性を個別に且つ容易に把握可能になるから、その把握結果に基づいて、パチンコ遊技機に対する釘調整作業などを的確に行うことが可能になる。
請求項記載の発明によれば、大当たり中払出パチンコ玉数データ及び大当たり中差玉数データの少なくとも一方について、各大当たり状態にある期間毎の平均値が得られるから、遊技機の遊技特性がどちらの大当たり状態の遊技特性に依存しているかを一目で把握可能になる。
請求項記載の発明によれば、データ演算手段により算出された大当たり中打込パチンコ玉数データ或いは継続時間データが前記上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっていない場合、つまり、所謂パンクや不正行為に伴う多量のパチンコ玉の放出動作などの異常状態が発生したと想定されるときには、判定手段から異常検知信号が出力されるから、そのような異常状態に対し迅速に対処可能になる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
図2にはパチンコ遊技機の正面外観が概略的に示されている。この図2において、パチンコ遊技機1は、その上皿2内のパチンコ玉を電動式の玉発射機構(操作ダイヤルのみ符号3を付して示す)により盤面4へ発射する構成となっている。盤面4には、アウト口5、第1スタート入賞口6、第2スタート入賞口7a及び7b、一般的にアタッカーと呼ばれている電動役物8aを備えた大型入賞口8、複合役物9が設けられていると共に、図示しない通常入賞口も設けられている。
複合役物9は、第2種パチンコ遊技機(所謂ハネモノ)の機能を実現するためのセンター役物10内に、第1種パチンコ遊技機(所謂セブン機)の機能を実現するための図柄表示部11を配置した構成となっている。
図3には上記複合役物9が拡大した状態で示されており、以下この図3に基づいて複合役物9の構成を説明する。即ち、複合役物9を構成するセンター役物10は、入賞領域を囲んだ形態の枠状部10aの左右両側に常時において当該入賞領域を閉鎖するように配置された一対の羽根10bを備えており、その羽根10bが図中に二点鎖線で示すように拡開されたときに入賞領域へのパチンコ玉の入賞が可能な状態となる。また、入賞領域の底部は、中央部に形成されたVゾーン10cと当該Vゾーン10c以外の部分を占める通常入賞口10dとに区分されており、そのVゾーン10cをパチンコ玉が通過したときに第2大当たり条件が成立する。
即ち、センター役物10にあっては、第2スタート入賞口7a或いは7bにパチンコ玉が入賞したときに羽根10bを短時間(例えば1秒)だけ拡開する動作を実行する構成となっており、その拡開期間に枠状部10aにより囲まれた入賞領域に入賞したパチンコ玉がVゾーン10cを通過した場合に第2大当たり条件が成立することになる。この第2大当たり条件が成立した状態では、羽根10bが比較的長い時間ずつ所定回数だけ拡開されるものであり、これに応じて入賞領域への入賞率が通常時より大幅に高められた第2の大当たり状態(以下これを第2種大当たりと呼ぶ)を呈する。このような第2種大当たりにある期間の平均的な差玉数は、例えば1200個前後となるように構成されており、また、第2種大当たりにある期間において遊技に使用される平均的なアウト玉数(打込パチンコ玉数)は、例えば200個前後となるように構成されている。
尚、上記第2種大当たりにある期間には、第2スタート入賞口7a或いは7bにパチンコ玉が入賞した場合でも羽根10bの短時間拡開動作が行われることはない。
上記入賞領域には、パチンコ玉の通過経路をランダムにするための複数のスタッド10eが立設されている。また、センター役物10の枠状部10aにおいて、羽根10bの基端部に対応した各部位にワープルート入口10fが設けられていると共に、入賞領域の入口に対応した両側部位にワープルート出口10gが設けられており、羽根10bの拡開時にワープルート入口10fにパチンコ玉が進入したときは、そのパチンコ玉がワープルート出口10gから入賞領域の中央に向けて放出されてVゾーン10cへの入賞確率が高くなるように構成されている。
一方、図柄表示部11は、第1スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞に応じて行われる所定確率の抽選動作の結果を表示するためのもので、図2及び図3では、3桁の数字列より成るルーレットを表示する例が示されている。即ち、図柄表示部11は、第1スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞に応じてルーレットの変動表示(本実施例の場合、数字列の各桁の「0」〜「9」の範囲での変動表示)を開始するものであり、上記抽選動作の結果が大当たりであったときにはその変動終了時点で数字列が「111」、「222」、…のようなぞろ目図柄(大当たり図柄)となるように制御される。
このようにぞろ目図柄が表示された状態は、第1大当たり条件が成立した状態に相当する。そして、第1大当たり条件が成立したときには、大型入賞口8の電動役物8a(アタッカー)が予め決められたモードにて所定期間だけ開放され、以て当該入賞口8への入賞率が極端に高められた第1の大当たり状態(以下これを第1種大当たりと呼ぶ)を呈するものである。このような第1種大当たりにある期間の平均的な差玉数は、例えば1800個前後となるように構成されており、また、第1種大当たりにある期間において遊技に使用される平均的なアウト玉数(打込パチンコ玉数)は、例えば400個前後となるように構成されている。
要するに、本実施例によるパチンコ遊技機1は、第1種及び第2種大当たりにある各期間において遊技に使用される平均的なアウト玉数が互いに相違する構成、換言すれば、第1種及び第2種大当たりにある各期間の平均的な継続時間が互いに相違する構成となっている。
また、本実施例によるパチンコ遊技機1では、第1種大当たり及び第2種大当たりが独立して発生する構成(「大当たりの発生」とは、本発明でいう「大当たり条件が成立する」という意味である)となっているが、それら大当たりが同時には進行しない構成となっており、例えば、上述した第1大当たり条件及び第2大当たり条件が双方とも成立した状態となったときには、第2種大当たりへ優先的に切り替わる構成となっている。つまり、第1種大当たりにある期間中に第2大当たり条件が成立したときには、当該第1種大当たりを中断して第2種大当たりに切り替わり、この後に第2種大当たりが終了したときに第1種大当たりに復帰する構成となっており、第2種大当たりにある期間中に第1大当たり条件が成立したときには、当該第2種大当たりが終了した後に第1種大当たりに切り替わる構成となっている。要するに、第1種及び第2種大当たりが同時期に発生可能であるが、それら大当たりが同時には進行せず、2種類の大当たりに係る動作が連続して実行される構成となっている。尚、図柄表示部11の変動表示期間中に第2種大当たりが発生したときには、その変動表示は、その後に第2種大当たりが終了するまでの期間だけ中断された状態となる。
また、第1スタート入賞口6へのパチンコ玉の入賞が、図柄表示部11の変動表示期間や、第1種大当たり或いは第2種大当たりにある期間中に発生した各場合には、その入賞に応じた抽選結果の表示が保留される。そして、このように保留された抽選結果の表示動作は、図柄表示部11の変動表示の終了、第1種或いは第2種大当たりの終了を待って行われるものであり、以て当該表示保留状態が解除される構成となっている。このような抽選結果の表示の一時的な保留数(所謂保留玉数)は所定の上限値(例えば「4」)に制限されており、当該保留玉数を表示するために、図柄表示部11の上方に発光ダイオードを利用した保留玉表示部11aが設けられている。
このように構成されたパチンコ遊技機1には、以下に述べるような各信号を外部へ出力する機能が設けられている。
即ち、パチンコ遊技機1は、打込パチンコ玉数を示すアウト玉数信号、並びに賞球として払い出されたパチンコ玉の数を示すセーフ玉数信号を出力する構成となっている。また、パチンコ遊技機1は、図柄表示部11による図柄変動動作の実行(以下、これを第1スタートと呼ぶ)毎に第1スタート信号を出力し、第2スタート入賞口7a或いは7bへのパチンコ玉の入賞に応じた羽根10bの短時間拡開動作の実行(以下、これを第2スタートと呼ぶ)毎に第2スタート信号を出力する構成となっており、さらに、第1種大当たり及び第2種大当たりにある各期間に大当たり信号を継続的に出力する構成、つまり第1種及び第2種大当たりが発生した各期間に同一の大当たり信号を継続的に出力する構成となっている。
図1には、本実施例によるパチンコホール用管理システムの概略的構成が本発明の要旨に関係した部分のみ示されている。この図1において、パチンコホール内に多数台ずつ設置されたパチンコ遊技機1及び台間玉貸機12は、互いの間で信号の授受を行い得るように構成されている。パチンコ遊技機1の上方には呼出ランプユニット13が設けられており、当該パチンコ遊技機1は、呼出ランプユニット13を介して入出力装置14と接続され、台間玉貸機12はパチンコ遊技機1及び呼出ランプユニット13を介して入出力装置14に接続されている。尚、パチンコ遊技機1から入出力装置14には、前述したアウト玉数信号、セーフ玉数信号、第1スタート信号、第2スタート信号、大当たり信号などが出力される。
台間玉貸機12は、プリペイドカード挿入口12aに図示しないプリペイドカードが挿入された状態で当該プリペイドカードに記憶された残高金額データの範囲内でパチンコ玉を放出(貸出)するCR機(カードリーダ機)としての機能を備えたものである。この場合、各台間玉貸機12から入出力装置14には、プリペイドカードによる売上を示す売上信号などが出力される。
呼出ランプユニット13は、複数の表示ランプ13a、例えば液晶パネルより成るデータ表示部13b、呼出ボタン13cなどを備えた周知構成のもので、呼出ボタン13cの操作に伴う呼び出し状態の表示機能、対応するパチンコ遊技機1で発生した大当たり状態などを表示する機能、パチンコ遊技機1での稼動データに基づいて作成した遊技客向けデータ(大当たり発生回数など)を表示する機能(これについては後述する)、パチンコ遊技機1及び台間玉貸機12のためのデータ入出力インタフェースの機能などを備えている。
入出力装置14は、店内LAN15に接続されており、この店内LAN15には、パチンコホールの管理事務所内に設置された管理コンピュータ16(検出手段、データ演算手段、判定手段に相当)が接続されている。また、図示しないが、店内LAN15には、景品交換カウンタに設置されたPOS端末及び島端に設置されたパチンコ玉計数機なども接続される。
管理コンピュータ16は、パチンコ遊技機1及び台間玉貸機12から出力される種々の信号(アウト玉数信号、セーフ玉数信号、第1スタート信号、第2スタート信号、大当たり信号、売上信号など)に基づいて、パチンコ遊技機1についての稼動データ(アウト玉数(打込パチンコ玉数)、セーフ玉数、差玉数、稼動率、出玉率、ベース、図柄表示部10及び11の各スタート回数(第1スタート回数、第2スタート回数)など)、並びに台間玉貸機12についての貸出高データ(売上金額、割数など)を集計して格納するという周知のデータ集計機能を備えた構成となっている。
また、管理コンピュータ16は、上記のようなデータ集計機能の他に、本発明の要旨に関係した大当たり履歴データの作成及び出力機能を備えており、以下においては、その機能について図4ないし図10も参照しながら説明する。
図4には、パチンコ遊技機1での第1種大当たり及び第2種大当たりの各発生及び終了タイミング、並びにこれに伴う大当たり信号の出力タイミングの一例が示されている。但し、この図4には、説明の便宜上、第1種及び第2種大当たりがそれぞれ単独で発生した場合の例を示す。この例では、第1種大当たりが4回発生すると共に、第2種大当たりが5回発生した場合について示されており、図4中には、各大当たりの発生順に通し番号「1」〜「9」が付されている。尚、図4に示した通し番号「7」に対応した第1種大当たりは、所謂確変を伴った大当たりであり、確変が伴っているか否かの判断は、例えば、図柄表示部11の表示図柄に基づいて行うことができる。また、これ以外にも、各大当たりの発生時において所謂時短が伴っているか否かの判断についても、図柄表示部11の表示図柄に基づいて行うことができる。
管理コンピュータ16は、大当たり信号の出力期間に集計した稼動データに基づいて大当たり履歴データを作成するものである。但し、本実施例では、2種類の第1種及び第2種大当たりが設定されているにも関わらず、大当たり信号が1種類しか出力されないパチンコ遊技機1を管理対象としているため、当該大当たり信号だけでは、管理コンピュータ16側において集計される稼動データが第1種及び第2種大当たりのどちらによるものかを区別できない。そこで、本実施例では、管理コンピュータ16において、上記大当たり信号並びにパチンコ遊技機1が大当たりにある期間中のアウト玉数(以下、大当たり中アウト玉数と呼ぶ:大当たり中打込パチンコ玉数データに相当)に基づいて、第1種及び第2種大当たりのどちらが発生したかの判定を行う構成としており、以下これについて説明する。
即ち、パチンコ遊技機1においては、前述したように、第1種大当たりにある期間の平均的なアウト玉数は400個前後、第2種大当たりにある期間の平均的なアウト玉数は200個前後となっている。そこで、管理コンピュータ16においては、大当たり信号が出力された期間(第1種及び第2種大当たりの継続期間)における大当たり中アウト玉数が予め設定された上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっているか否かに基づいて、発生した大当たりの種類の判定を行う構成となっている。
この場合、第1種大当たりについての大当たり中アウト玉数用の上限しきい値及び下限しきい値を例えば「500」及び「301」に設定し、第2種大当たりについての大当たり中アウト玉数用の上限しきい値及び下限しきい値を例えば「300」及び「101」に設定する。
従って、大当たり信号が出力された場合に、これに伴う大当たり中アウト玉数を監視し、最終的に、
301≦大当たり中アウト玉数≦500
の状態となったときに第1種大当たりが発生したものと判定し、
101≦大当たり中アウト玉数≦300
の状態となったときに第2種大当たりが発生したものと判定することになる。
図5には、上記のような判定動作を説明するためのタイミングチャートが示されている。この図5は、横軸がパチンコ遊技機1の遊技に伴い増加するアウト玉数、縦軸が当該遊技に伴い変動する差玉数を示すものであり、図中のタイミングt1、t3、t4において第2種大当たりが発生し、タイミングt2、t5において第1種大当たりが発生した場合の例が示されている。
この図5において、ΔY1、ΔY3、ΔY4は第2種大当たりに係る大当たり中差玉数、ΔY2、ΔY5は第1種大当たりに係る大当たり中差玉数であり、また、ΔX1、ΔX3、ΔX4は第2種大当たりに係る大当たり中アウト玉数、ΔX2、ΔX5は第1種大当たりに係る大当たり中アウト玉数である。管理コンピュータ16は、これらのデータをパチンコ遊技機1において大当たり信号が出力停止する毎にリアルタイムで集計する。このような集計データのうち、大当たり中アウト玉ΔX1〜ΔX5を前記上限しきい値及び下限しきい値と比較することにより、発生した大当たりの種類を管理コンピュータ16において比較的正確に判定できるようになる。
管理コンピュータ16には、このような判定結果、並びに前述のデータ集計機能により得た稼動データに基づいて各パチンコ遊技機1に係る大当たり履歴データを作成して出力する機能が設けられているが、本実施例では、その作成・出力形態として複合データ作成モードが設定されている。そこで、以下においては、この複合データ作成モードについて、図3のようなタイミングで第1種及び第2種大当たりが発生したパチンコ遊技機1を対象にして説明する。
即ち、複合データ作成モードでは、パチンコ遊技機1において第1種及び第2種大当たりの何れかが発生するまでの期間の稼動データ並びに当該大当たり期間中の稼動データに基づいて各回の大当たり履歴データを作成し、第1種及び第2種大当たりの双方についての大当たり履歴データを発生順に並べると共に、これに他の所定のデータを付け加えた状態の複合データとして出力する。
具体的には、各大当たり履歴データは、大当たりの発生時刻、大当たりの種類(第1種及び第2種の区別)、大当たりの発生状態(「確変」あり、「時短」ありの区別)、大当たり間アウト(大当たりが新たに発生するまでの期間のアウト玉数)、大当たり間差玉(大当たりが新たに発生するまでの期間の差玉数)、大当たり間スタート(直前の同一種類の大当たりが発生してから該当大当たりが発生するまでの期間のスタート回数(第1スタート回数及び第2スタート回数):但し、営業開始後に最初に発生した大当たりについては、営業開始後から該当大当たりが発生するまでの期間のスタート回数)、大当たり中差玉(1回の大当たりに対応した大当たり中差玉数:大当たり中差玉数データに相当)、大当たり中アウト(前述した大当たり中アウト玉数(大当たり中打込パチンコ玉数データ))、大当たり中セーフ(1回の大当たり期間中のセーフ玉数:大当たり中払出パチンコ玉数データに相当)を組み合わせたデータであり、プリンタを通じた印字出力或いはディスプレイを通じた表示出力として提供される。
図6には、図4のようなタイミングで大当たり信号を出力したパチンコ遊技機1に対応した複合データを、当該図4中に示したタイミングTにて作成した場合の例が示されている。
この図6において、複合データは、大当たりの発生順を示す通し番号(「1」〜「9」)と対応付けた状態で、各大当たり履歴データ(発生時刻、大当たりの種類(第1種、第2種の区別)、発生状態、大当たり間アウト、大当たり間差玉、大当たり間スタート(第1スタート回数及び第2スタート回数)、大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフの組合せデータ)を記録すると共に、図3中のタイミングTでの大当たり間アウト、大当たり間差玉、大当たり間スタートを記録した形態となっている。
さらに、管理コンピュータ16は、図5に示すように、上記のように記録した複合データ中に、以下に述べるような「第1種大当たり合計」、「第2種大当たり合計」、「第1種大当たり平均」、「第2種大当たり平均」、「実スタート比率」、「全平均」の各データを付け加えて集計する構成となっている。
「第1種大当たり合計」……第1種大当たりが発生するまでの第1スタート回数及び現在時点までの第1スタート回数、第1種大当たりの発生に応じた大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフについて各々合計したデータ、
「第2種大当たり合計」……第2種大当たりが発生するまでの第2スタート回数及び現在時点までの第2スタート回数、第2種大当たりの発生に応じた大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフについて各々合計したデータ、
「第1種大当たり平均」……第1種大当たりに対応した大当たり間アウト、大当たり間差玉、第1スタート回数、大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフについての第1種大当たり1回当たりの平均をそれぞれ示すデータ、
「第2種大当たり平均」……第2種大当たりに対応した大当たり間アウト、大当たり間差玉、第2スタート回数、大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフについての第2種大当たり1回当たりの平均をそれぞれ示すデータ、
実スタート比率……「第1種大当たり平均」中の第1スタート回数と「第2種大当たり平均」中の第2スタート回数との比率を示すデータ、
「全平均」……第1種及び2種大当たりの発生に応じた大当たり間アウト、大当たり間差玉、第1スタート回数、第2スタート回数、大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフの各平均をそれぞれ示すデータ。
ここまで説明した管理コンピュータ16による大当たり履歴データの作成及び出力機能は、第1種及び第2種大当たりがそれぞれ単独で発生した場合についての内容であるが、第1種及び第2種大当たりが同時期に発生した場合には、管理コンピュータ16は以下のような動作を行う。
即ち、図7には、パチンコ遊技機1での第1種大当たり及び第2種大当たりの各発生及び終了タイミング、並びにこれに伴う大当たり信号の出力タイミングについて、前記図4とは異なる例が示されている。この例では、第1種大当たりが4回(第2種大当たりの発生に応じて第1種大当たりが中断した場合(図4に矢印Aで示す状態)は1回としてカウント)発生すると共に、第2種大当たりが5回発生した場合について示されており、図7中には、各大当たりの発生順に通し番号「1」〜「9」が付されている。要するに、この例では、通し番号2に対応した第1種大当たり期間中に通し番号「3」に対応した第2種大当たりが発生した状態、つまり、第1種大当たりにある期間中に第2大当たり条件が成立するのに伴い、当該第1種大当たりを中断して第2種大当たりに切り替わり、この後に第2種大当たりが終了したときに第1種大当たりに復帰した状態が示されている。この場合、第1種及び第2種大当たりが同時期に発生した状態(通し番号「2」に対応した第1種大当たり期間中に通し番号「3」に対応した第2種大当たりが発生した状態)では、各大当たりの発生を示す大当たり信号が連続して出力されることになる。
管理コンピュータ16においては、第1種及び第2種大当たりのどちらが発生したかの判定を、前述同様に大当たり信号並びに大当たり中アウト玉数に基づいて行うと共に、各大当たりが同時発生したか否かの判定を行う構成となっている。具体的には、第1種及び第2種大当たりについての前述した上限しきい値及び下限しきい値の他に、第1種及び第2種大当たりの同時発生判定用の上限しきい値及び下限しきい値が設定されており、そのしきい値は、例えば「700」及び「501」とされる。
従って、大当たり信号が出力された場合に、これに伴う大当たり中アウト玉数を監視し、最終的に、
301≦大当たり中アウト玉数≦500
の状態となったときに第1種大当たりが発生したものと判定し、
101≦大当たり中アウト玉数≦300
の状態となったときに第2種大当たりが発生したものと判定し、
501≦大当たり中アウト玉数≦700
の状態となったときに第1種及び第2種大当たりが同時期に発生したものと判定することになる。
図8には、上記のような判定動作を説明するためのタイミングチャートが示されている。この図8は前記図5と同様に、横軸がパチンコ遊技機1の遊技に伴い増加するアウト玉数、縦軸が当該遊技に伴い変動する差玉数を示すものであり、図中のタイミングt1、t3、t4において第2種大当たりが発生し、タイミングt2、t5において第1種大当たりが発生した場合の例が示されている。尚、図8において、第2種大当たりの発生タイミングt3は、第1種大当たりの発生後において当該第1種大当たりが終了していない期間中のタイミングであり、この場合には、当該タイミングt3で第1種大当たりが中断され、その後に第2種大当たりが終了したタイミングt3′に第1種大当たりが再開されることになる。
この図8において、ΔY1、ΔY3は第2種大当たりに係る大当たり中差玉数、ΔY4は第1種大当たりに係る大当たり中差玉数、ΔY2は第1種及び第2種大当たりが同時期に発生したときの大当たり中差玉数であり、また、ΔX1、ΔX3は第2種大当たりに係る大当たり中アウト玉数、ΔX4は第1種大当たりに係る大当たり中アウト玉数、ΔX2は第1種及び第2種大当たりが同時期に発生したときの大当たり中アウト玉数である。管理コンピュータ16は、これらのデータをパチンコ遊技機1において大当たり信号が出力停止する毎にリアルタイムで集計する。このような集計データのうち、大当たり中アウト玉ΔX1〜ΔX4を前記上限しきい値及び下限しきい値と比較することにより、発生した大当たりの種類及び各大当たりの同時発生の有無を管理コンピュータ16において判定できるようになる。
管理コンピュータ16には、第1種及び第2種大当たりの同時発生があったと判定した場合には、前述した複合データ作成モードにおいて、図9に示すような複合データを作成する。この図9の複合データは、基本的には、前記図6に示した複合データと同じものであるが、第1種及び第2種大当たりが同時期に並行して発生した場合には、当該大当たりに係る大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフの各データの集計を無効化する構成、つまり、それらのデータを大当たり履歴データ中から除外する構成となっている。図9の複合データの例では、通し番号「2」、「3」に対応した大当たり履歴データにおいて、大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフの各データが除外された形態となっている。
一方、管理コンピュータ16には、上記のような複合データ作成モードで作成した複合データを所定日数分に渡って蓄積すると共に、その蓄積データを印字出力或いはディスプレイを通じた表示出力としてパチンコホール従業員に対し選択的に提供する機能の他に、データ出力機能が設定されている。このデータ出力機能は、上記蓄積データに基づいて作成した遊技客向けデータを呼出ランプユニット13のデータ表示部13bに表示することにより遊技客側に提供するというものであり、以下これについて説明する。
図10には、データ表示部13bでの表示例が示されている。
即ち、図10は複合データ(図5参照)に基づいて作成した遊技客向けデータの表示例を示すものであり、
・当日の第1種大当たりの発生回数a、
・当日の確変及び時短の発生回数b、
・当日の第2種大当たりの発生回数c、
・前回の第1種大当たりの終了後から現在時点までの第1スタート回数d(但し、第1種大当たりが未発生の時点では当日の営業開始時点から現在時点までの第1スタート回数)、
・前回の第2種大当たりの終了後から現在時点までの第2スタート回数e(但し、第2種大当たりが未発生の時点では当日の営業開始時点から現在時点までの第2スタート回数)、
・前日の第1種大当たりの発生回数f、
・前日の第2種大当たり発生回数g、
・前々日の第1種大当たりの発生回数h、
・前々日の第2種大当たりの発生回数i、
がそれぞれ数値表示されると共に、第1及び第2スタート回数についてのスタート履歴グラフj、第1種大当たりについての所謂連チャン回数kが表示される。
スタート履歴グラフjは、第1スタート回数及び第2スタート回数についての履歴を互いに識別可能な状態(例えば表示色を変えた状態)のデータセットから成る棒グラフにより表示したものであり、各データセットは、1目盛が1〜100回に対応している。つまり、1目盛のみ表示された棒グラフはスタート回数が1〜100回、2目盛表示された棒グラフはスタート回数が101〜200回、3目盛表示された棒グラフはスタート回数が201〜300回、……ということになる。
この場合、前回の該当大当たりの終了時点(若しくは営業開始時点)から現在時点までの間における第1スタート回数及び第2スタート回数が、「現在」の文字に対応付けて表示されると共に、新たに第1種大当たり或いは第2種大当たりが発生した時点までの各期間の該当スタート回数(第1スタート回数或いは第2スタート回数)についての過去5回分の履歴が、「1回前」、「2回前」、「3回前」、「4回前」、「5回前」の文字に対応付けて表示される。但し、確変(或いは時短)を伴った第1種大当たり及びこの確変(或いは時短)時に発生した第1種大当たり(つまり、連チャン状態)は、これを1回とカウントしており、当該確変(或いは時短)を伴った第1種大当たりが新たに発生するまでの期間の第1スタート回数について棒グラフ表示している。
つまり、図5の複合データの例では、通し番号「7」及び「8」の大当たり履歴データに対応した2回分の第1種大当たりが1回とカウントされるものであり、当該大当たりに対応した第1スタート回数は、「2回前」の履歴となる。この図5の例では、確変(或いは時短)を伴った第1種大当たりに係る通し番号「7」の大当たり履歴データにおける第1スタート回数は「118」であるから、「2回前」の文字に対応した棒グラフは2目盛が表示されることになる。
連チャン回数kは、「現在」、「1回前」、「2回前」、「3回前」、「4回前」、「5回前」の文字に対応付けた状態で数値表示されるものであるが、第2種大当たりについては確変や時短という概念がないので、「‐」が表示されることになる。尚、連チャン回数k=「0」は第1種大当たりが未発生であることを示し、連チャン回数k=「1」は第1種大当たりが単独発生したものであることを示す。
以上要するに、上記した実施例によれば、第1種及び第2種大当たりが発生可能なパチンコ遊技機1、特には、第1種及び第2種大当たりにある各期間の継続期間が互いに相違するパチンコ遊技機1に係る稼働データ(アウト玉数、セーフ玉数、差玉数、第1スタート回数、第2スタート回数など)を各遊技機1別に区分して集計管理するために設けられた管理コンピュータ16は、パチンコ遊技機1から大当たり信号が出力された場合に、その出力期間を当該パチンコ遊技機1において第1種及び第2種大当たりの何れかが発生した大当たり期間として検出する動作をリアルタイムで実行する。
また、管理コンピュータ16は、上記大当たり期間でのアウト玉数を大当たり中アウト玉数として集計し、その大当たり中アウト玉数が、第1種及び第2種大当たりのそれぞれについて予め設定された上限しきい値(第1種大当たり→500、第2種大当たり→300)及び下限しきい値(第1種大当たり→301、第2種大当たり→101)の範囲に収まっているか否かに基づいて、第1種及び第2種大当たりの何れが発生しているかを判定する。さらに、管理コンピュータ16は、第1種及び第2種大当たりが同時期に発生したことを、大当たり中アウト玉数が予め設定された上限しきい値及び下限しきい値(501及び700)の範囲に収まっているか否かに基づいて判断する。
従って、管理コンピュータ16においては、2種類の大当たりが発生可能で、尚且つ各大当たりの発生時に1種類の大当たり信号しか出力されない形態のパチンコ遊技機1が管理対象であった場合でも、集計した稼動データを、上記のような判定結果に基づいて第1種及び第2種大当たりに振り分けることが可能になるものであり、これにより、各大当たり毎に区分した状態の稼動データを集計できるようになる。
具体的には、管理コンピュータ16は、パチンコ遊技機1が第1種及び第2種大当たりにある各期間での払出パチンコ玉数を示す大当たり中セーフ玉数、当該期間での打込パチンコ玉数を示す大当たり中アウト玉数、当該期間での差玉数を示す大当たり中差玉数の各データを含む大当たり履歴データの集計動作を行い、その集計結果を図6及び図9に示すような複合データとして出力する。この結果、そのように出力される複合データに基づいて、パチンコ遊技機1に設定された第1種及び第2種大当たりについての各遊技特性を個別且つ容易に把握できるようになるから、その把握結果に基づいて、パチンコ遊技機1の釘調整作業などを的確に行うことが可能になる。
しかも、管理コンピュータ16は、第1種及び第2種大当たりが同時期に並行発生した場合には、当該大当たり状態に係る大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフの各データの集計を無効化して、それらのデータを大当たり履歴データ中から除外するようになる(図9参照)。換言すれば、第1種及び第2種大当たりが単独で発生して終了したときの大当たり中差玉、大当たり中アウト、大当たり中セーフの各データのみが大当たり履歴データ中に含まれるものであり、この結果、第1種及び第2種大当たりが同時期に発生した場合でも、各大当たりに伴う大当たり履歴データの推移を精度良く集計できるようになる。これにより、当該大当たり履歴データにより示されるパチンコ遊技機1の収支データがどちらの大当たりに係る遊技特性に依存しているかを容易且つ的確に把握できるようになり、その把握結果を、例えばパチンコ遊技機1の釘調整作業などに役立て得るようになる。
また、上記複合データ中には、第1種及び第2種大当たりに区分した状態で集計された大当たり中差玉数、大当たり中アウト玉数、大当たり中セーフ玉数の各データについて、各大当たりにある期間毎の平均値を示すデータが含まれるから、パチンコ遊技機1の遊技特性がどちらの大当たり状態の遊技特性に依存しているかを一目で把握可能になる。
さらに、本実施例によれば、所定日数分に渡って蓄積された複合データに基づいて作成した遊技客向けデータを呼出ランプユニット13のデータ表示部13bに表示することにより遊技客側に提供する機能が設けられているから、遊技客側においてもパチンコ遊技機1における各大当たりの傾向をある程度把握することが可能になり、以て、遊技に対する興趣の向上ひいては遊技客の来店率の向上を図る上で有益になる。
(その他の実施の形態)
その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではなく、例えば以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
上記実施例の管理コンピュータ16では、大当たり中アウト玉数が、第1種及び第2種大当たりのそれぞれについて予め設定された大当たり中アウト玉数用の上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっているか否かに基づいて、各大当たりの何れが発生しているかを判定する構成としたが、そのような判定を大当たり期間の継続時間データに基づいて行う構成としても良い。
管理コンピュータ16に対して、自身が集計した大当たり中アウト玉数或いは大当たり期間の継続時間を示すデータが、それぞれに対応した前記上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっていない場合に異常検知信号を出力する機能を付加する構成としても良い。この構成によれば、大当たり中アウト玉数或いは大当たり期間の継続時間がそれぞれに対応した上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっていない場合、つまり、所謂パンクや不正行為に伴う多量のパチンコ玉の放出動作などの異常状態が発生したと想定されるときには、管理コンピュータ16から異常検知信号が出力されるから、そのような異常状態に対し迅速に対処可能になる。
上記実施例では、パチンコ遊技機1が第1種及び第2種大当たりの何れかを呈した状態にある大当たり期間の検出を当該パチンコ遊技機1から出力される大当たり信号に基づいて行う構成としたが、管理コンピュータ16により集計されるセーフ玉数(払出パチンコ玉数データに相当)或いは差玉数(差玉数データに相当)の単位時間当たりの増加量が予め設定されたしきい値以上あるか否かに基づいて上記大当たり期間の検出を行う構成としても良い。この構成によれば、第1種及び第2種大当たりに区分した状態での稼動データの集計動作のために大当たり信号が不要になるから、稼動データの集計動作を、管理対象のパチンコ遊技機1の仕様と無関係に行い得るようになり、システムとしての汎用性が高くなる。
上記各実施例では、第1スタート入賞口6及び第2スタート入賞口7a、7bを個別に設ける構成としたが、これらを一つのスタート入賞口により兼用する構成としても良い。この場合には、例えば、兼用スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞タイミングや予め決められた順番などにより、センター役物10の羽根10b及び図柄表示部11の何れを動作開始させるかを選択する手段を設けたり、或いは兼用スタート入賞口へのパチンコ玉の入賞に応じて動作する補助役物により羽根10b及び図柄表示部11の何れを動作開始させるか選択する手段を設ける構成などが考えられる。
前記実施例において、管理コンピュータ16に対して、大当たり履歴データを同一機種のパチンコ遊技機1について平均した平均大当たり履歴データを出力する機能を付加する構成としても良い。この構成によれば、同一機種のパチンコ遊技機1についての平均大当たり履歴データを、大当たり履歴データの分析時においてその分析の目安となる標準的なデータとして利用できるようになり、以てパチンコ遊技機1で発生した各大当たりについてのデータ分析の信頼性を高め得るようになる。
前記実施例では、第1の大当たり状態の例として第1種パチンコ遊技機に対応した大当たり状態(第1種大当たり)を挙げると共に、第2の大当たり状態の例として第2種パチンコ遊技機に対応した大当たり状態(第2種大当たり)を挙げたが、これに限られるものでない。例えば第3種パチンコ遊技機(所謂権利物)に設定された大当たり状態を第1の大当たり状態或いは第2の大当たり状態として適用する構成、同一種のパチンコ遊技機を融合した構成(例えば、第1種パチンコ遊技機の大当たり機能を2台分備えた構成)、3種類以上の大当たり状態が発生可能な構成など、種々の組合せが考えられる。
また、上記実施例において、上限しきい値及び下限しきい値の一方の設定をさらに細かく設定することにより、各大当たり状態の継続ラウンド数を特定できるようにしても良い。
本発明で管理対象とするパチンコ遊技機は、前記実施例で示した形式のものに限定される訳ではなく、例えば所謂封入式のパチンコ遊技機も管理対象とすることができる。その場合には、入賞に応じて付与される得点が、本発明でいうところの入賞に応じて払い出されるパチンコ玉数に該当することは勿論である。また、前記実施例における始動入賞口(第1スタート入賞口6及び第2スタート入賞口7a、7b)は、パチンコ玉の入賞に応じて所定個数のパチンコ玉が払い出されるものに限らず、パチンコ玉の入賞によるパチンコ玉の払出を伴わない通過ゲート式のものも含む概念である。
本発明の一実施例を示すシステム全体の概略的構成図 パチンコ遊技機の概略的な正面図 パチンコ遊技機の要部の拡大正面図 第1種及び第2種大当たりの発生状態並びに大当たり信号の出力パターン例を示すタイミングチャートその1 作用説明図その1 複合データの出力例を示す図その1 第1種及び第2種大当たりの発生状態並びに大当たり信号の出力パターン例を示すタイミングチャートその2 作用説明図その2 複合データの出力例を示す図その2 遊技客向けデータの表示例を示す図
符号の説明
1はパチンコ遊技機、6は第1スタート入賞口、7a、7bは第2スタート入賞口、8は大型入賞口、8aは電動役物、9は複合役物、10はセンター役物、10bは羽根、10cはVゾーン、11は図柄表示部、13は呼出ランプユニット、13bはデータ表示部、16は管理コンピュータ(検出手段、データ演算手段、判定手段)を示す。

Claims (3)

  1. パチンコ玉を使用した遊技により入賞が発生したときに所定個数のパチンコ玉を払い出すように構成され、その遊技時に第1大当たり条件が成立すると入賞率を通常時より高めた第1の大当たり状態になり、第2大当たり条件が成立すると入賞率を通常時より高めた第2の大当たり状態になるパチンコ遊技機であって、前記第1及び第2の大当たり状態にある各期間の平均的な継続期間が互いに相違すると共に、第1の大当たり状態であるときに第2大当たり条件が成立した場合は、第1の大当たり状態を中断或いは終了してから第2の大当たり状態となり、前記第1の大当たり状態が発生している期間及び第2の大当たり状態が発生している期間に同一の大当たり信号を出力するパチンコ遊技機に係る稼動データを各遊技機別に区分して集計管理する遊技場用データ管理システムにおいて、
    前記パチンコ遊技機から前記大当たり信号が出力されている期間を、前記パチンコ遊技機が前記第1の大当たり状態及び第2の大当たり状態のうち何れかの大当たり状態を発生している大当たり期間として検出する検出手段と、
    この検出手段が検出した大当たり期間中に使用されたパチンコ玉数を示す大当たり中打込パチンコ玉数データを算出するデータ演算手段と、
    このデータ演算手段により算出された大当たり中打込パチンコ玉数データが、前記第1の大当たり状態、前記第2の大当たり状態、及び前記第1の大当たり状態にある期間中に前記第2大当たり条件が成立または前記第2の大当たり状態にある期間中に前記第1大当たり条件が成立して2種類の大当たりに係る動作が連続して実行された状態の3つの状態それぞれについて予め設定された上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっているか否かに基づいて、前記検出手段が検出した大当たり期間が前記第1の大当たり状態なのか、前記第2の大当たり状態なのか、或いは前記第1の大当たり状態にある期間中に前記第2大当たり条件が成立または前記第2の大当たり状態にある期間中に前記第1大当たり条件が成立して2種類の大当たりに係る動作が連続して実行された状態なのかを判定する判定手段と
    を備えたことを特徴とする遊技場用データ管理システム。
  2. 前記データ演算手段は、前記検出手段が検出した大当たり期間に払い出されたパチンコ玉数を示す大当たり中払出パチンコ玉数データ、並びに当該大当たり期間での払出パチンコ玉数及び使用パチンコ玉数の差である大当たり中差玉数データの少なくとも一方の集計動作を行うと共に、当該大当たり中払出パチンコ玉数データ及び大当たり中差玉数データの少なくとも一方について、前記判定手段が判定した各大当たり状態にある期間毎の平均値を演算する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技場用データ管理システム。
  3. 前記判定手段は、前記データ演算手段により算出された大当たり中打込パチンコ玉数データ或いは継続時間データが前記上限しきい値及び下限しきい値の範囲に収まっていない場合に異常検知信号を出力する機能を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用データ管理システム。
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