JP6028729B2 - シャント抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は電流検出用抵抗器に係り、特に抵抗体として抵抗合金材を用いた金属材からなるシャント抵抗器に関する。
電池の充放電の電流を監視し、電池のトラブルを事前に防ぐためにシャント抵抗器が使用される。上記シャント抵抗器は、電流検出精度に優れ、温度ドリフトが小さく、大電流が印加されても過剰な発熱をせず、低抵抗値が要求される分野において利用されており、例えば板状の形状のシャント抵抗器が提案されている(特開平6−224014号公報参照)。
高周波電流を検出する場合、上記特許文献に示された板状の抵抗体では、比較的低い周波数の段階から、表皮効果が現れるため、正確な電流の検出には不向きである。つまり、図1の左図に示すように、図中ハッチングで示す抵抗体11の角の部分に高周波電流Cが表皮効果により流れ、抵抗体の中央部は電流が流れにくくなる。従って、高周波電流が流れる実効面積が減少するので、抵抗値が高くなる。このため、高周波を含む電流については正確な電流検出が困難となる。
抵抗体11の断面を図1の右図に示すように円にした場合でも、図中ハッチングで示す外周部に、高周波電流Cが表皮効果によって集中し、抵抗値が変動する。なお、抵抗体断面が円のほうが、断面が矩形状の構造よりは、抵抗値変動が少ない。
本発明は、上述の事情に基づいてなされたもので、高周波電流による表皮効果の影響を抑制したシャント抵抗器を提供することを目的とする。
本発明のシャント抵抗器は、棒状の抵抗体と、該抵抗体とは別部材の一対の主電極と、前記抵抗体と前記主電極との端面を接合したシャント抵抗器であって、前記抵抗体は、前記主電極の配置方向に貫通した孔、または、軸心部分を外周部分よりも高抵抗とした高抵抗部および該高抵抗部の外周に形成した低抵抗部を有し、前記主電極に扁平部を備えることを特徴とする。棒状の抵抗体は外周が円状であることが好ましい。
本発明によれば、棒状の抵抗体の内部に軸心方向に貫通した貫通孔または高抵抗部を設けることで、もともと電流が貫通孔または高抵抗部を流れないので、電流経路の変動幅を小さくすることができる。従って、高周波電流の表皮効果による抵抗値の変動を小さくすることができる。
左図は板状抵抗体の矩形断面における表皮効果による電流分布をハッチングで示し、右図は丸棒状抵抗体の円形断面における表皮効果による電流分布をハッチングで示した図である。 内部に貫通孔または高抵抗部を有する丸棒状抵抗体の斜視図である。 図2Aの断面おける電流分布を示す図である。 内部に貫通孔を有する抵抗体の軸心に沿った斜視断面図である。 内部に高抵抗部を有する抵抗体の軸心に沿った斜視断面図である。 本発明の第1実施例のシャント抵抗器の斜視図である。 上記抵抗器の軸心に沿った断面図である。 他の構造例を示すための抵抗器の軸心に沿った断面図である。 他の構造例を示すための抵抗器の軸心に沿った断面図である。 本発明の第2実施例のシャント抵抗器の斜視図である。 上記抵抗器の軸心に沿った断面図である。 上記抵抗器のインダクタンスについての周波数特性のチャートである。 上記抵抗器の抵抗値についての周波数特性のチャートである。 本発明の第3実施例の抵抗器の斜視図である。 左図は本発明の第4実施例の抵抗器の斜視図であり、右図は左図のBB断面における矢視方向の拡大図である。 本発明の第5実施例の抵抗器の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図2A乃至図10を参照して説明する。なお、各図中、同一または相当する部材または要素には、同一の符号を付して説明する。
図2A−2Dは本発明の抵抗体の構造例を示す。抵抗体11はその両端の主電極(図示しない)の配置方向に貫通した孔11aを有するパイプ状の形状(図2Bおよび図2C)、または、軸心方向に貫通した高抵抗部11bと該高抵抗部の側面の低抵抗部11cとからなる2層構造の抵抗体(図2Bおよび図2D)であることを特徴としている。2層構造の抵抗体の製法例としては、パイプ状の抵抗体11に比抵抗の高い抵抗棒11bを挿入し、スウェージング加工により一体化する等により製作可能である。
低抵抗部である抵抗体11(11c)には非磁性の例えばCuMn系やCuNi系の抵抗合金材料が用いられ、これら材料は低比抵抗で且つ良好な抵抗温度係数を有する。高抵抗部である抵抗棒11bには非磁性で、低抵抗部よりも比抵抗が高い例えばNiCr系などの抵抗材料が一例として用いられる。
なお、表皮効果により電流が分布する表皮深さδは、
δ=1/(√πfμσ) ・・・・(式1)
但し、f:周波数、μ:導体の透磁率、σ:導体の導電率
で表され、磁性材は磁束が通り易い材料になる為、透磁率μが大きく、表皮深さが浅くなるので、透磁率が小さい非磁性材料を使用することが望ましい。
この結果、図2Bに示すように、電流経路Cは低抵抗部である抵抗体11に集中し、低周波電流が貫通孔11aまたは高抵抗棒11bを流れなくなり、電流経路の変動幅を小さくすることができる。従って、高周波電流の表皮効果による抵抗値の変動を抑制することができる。
図3は本発明の第1実施例の抵抗器の外観を示し、図4A−4Cはそれぞれ、抵抗体と電極との構造の特徴を、抵抗器の軸心に沿った断面において示した図である。図4A−4Cはいずれも抵抗器の外観においては図3の構造である。この抵抗器は、棒状の抵抗体11と、該抵抗体とは別部材の角柱状の主電極12a、12aを該抵抗体の両端面に接合したシャント抵抗器である。そして、抵抗体11は、図4A−4Cに示すように、主電極12a、12aの配置方向に貫通した孔11aを有するパイプ状の形状からなる。
この実施例の抵抗器では、主電極12aが角柱状であるので、面実装等で実装し易く、製造時も扱い易いという特徴がある。図4Aは抵抗体11と主電極12aの固定構造1として、パイプ状の抵抗体11と角柱状の主電極12aの端面同士を突合せて固定した構造を示す。図4Bは抵抗体11と主電極12aの固定構造2として、主電極12aの端面に設けた凹部分Oに抵抗体11を嵌め合わせて固定した構造を示す。図4Cは抵抗体11と主電極12aの固定構造3として、主電極の凸部分Tを抵抗体11の孔11aに嵌め合わせて固定した構造を示す。
主電極と抵抗体の固定は、圧接、ロウ付け、溶接などを用いる。圧接としては、冷間圧接、熱間圧接、摩擦圧接、超音波接合、などの圧接技術を利用できる。ロウ付けは、はんだ付けや、銀ロウを用いる方法等が利用できる。溶接は、レーザー溶接、抵抗溶接、スポット溶接、電子ビーム溶接、アーク溶接などを利用できる。(なお、この固定方法は実施例1に限らず、本出願の全ての実施例1−5に共通に適用可能である)。
固定構造2としては、主電極の抵抗体を固定する端面部分に、抵抗体の外径に合った形状の凹み(凹部分)Oを予め形成する。この凹部分Oに抵抗体11の端部を嵌め合わせて、上述した固定方法により固定する。
固定構造3としては、主電極の抵抗体を固定する端面部分に、パイプ状の抵抗体11の内径に合った形状の凸部Tが予め形成されている。この凸部Tを抵抗体の孔11aに嵌め合わせて、上述した固定方法により固定する。これらの固定構造2,3では、抵抗体11の主電極12aに対する固定位置が安定し、組み立てし易いという利点が生じる。
図5は本発明の第2実施例の抵抗器を示し、図6はその断面構成例を示す。この抵抗器は、棒状(パイプ状)の抵抗体11と、該抵抗体とは別部材の円筒状(パイプ状)の主電極12b、12bを該抵抗体の両端部に嵌め合わせて接合したシャント抵抗器である。そして、抵抗体11は、図6に示すように、主電極12b、12bの配置方向に貫通した孔11aを有するパイプ状の形状からなる。
この実施例では、主電極12bを抵抗体11と同様にパイプ状のものを用いる。主電極12bの孔の内径は、抵抗体11の外径と略同じとする。主電極の孔に抵抗体の端部を嵌め合わせ、上述した固定方法により固定する。また、抵抗体の孔の内径を、主電極の外径と略同じとして、抵抗体の孔に主電極を嵌め合わせる構造にしてもよい。また、主電極の両端に孔があるので、ケーブルを挿入して主電極の一部を潰し、ケーブルを主電極に固定することが可能である。
上記実施例では、抵抗体は円筒状のものを説明したが、断面形状が四角など多角形の筒状にしてもよい。なお、上記実施例では抵抗器に検出用電極を備えない。この場合、主電極部分にワイヤーを溶接すること等により、抵抗体の両端の電流検出を行う。
図7Aおよび図7Bは、上記実施例におけるパイプ状(hollow)の抵抗体と、比較例としての孔無し(solid)の抵抗体を対比した周波数特性図である。図7Aは測定電流周波数の変化に伴う、孔無し(solid)の抵抗体とパイプ状(hollow)の抵抗体の厚みを変えた場合のインダクタンスの変化を示す。図7Bも同様に、測定電流周波数の変化に伴う、孔無し(solid)の抵抗体とパイプ状(hollow)の抵抗体の厚みを変えた場合の抵抗値の変化を示す。
図7Aおよび図7Bにおいて、破線は比較例としての孔無し(solid)の抵抗体の周波数特性を示し、×印は外径6mm内径4mmのパイプ状(hollow)の抵抗体、△印は外形8mm内径5mmのパイプ状(hollow)の抵抗体、◇印は外形8mm内径6mmのパイプ状(hollow)の抵抗体の周波数特性を示す。孔無し(solid)の抵抗体の場合、10kHz以上の周波数で、インダクタンスおよび抵抗値が増大し、シャント抵抗器の使用に障害が生じる。
これに対して、パイプ状(hollow)の抵抗体では、100kHz程度の周波数まで、インダクタンスおよび抵抗値の増大が抑制されることが分かる。すなわち、丸棒状抵抗体に貫通孔を備える(hollowの構造にする)ことで、高周波数領域におけるインダクタンスおよび抵抗値の変化が改善され、1桁程度高周波数領域迄のシャント抵抗器の使用が可能となることが分かる。
パイプ状抵抗体では、×印と◇印が肉厚1mmであるのに対し、△印は肉厚が1.5mmと少し厚い。図7Aおよび図7Bから肉厚が薄い方がより高周波数領域迄のインダクタンスおよび抵抗値の渦電流効果による上昇が生じないことが分かる。
図8は本発明の第3実施例のシャント抵抗器を示す。このシャント抵抗器10は、マンガニン等の抵抗合金材料からなる円筒状の抵抗体11と、該抵抗体とは別部材の一対の銅等の高導電率金属材料からなる円柱状の主電極12,12と、該主電極とは別部材の一対の銅等の高導電率金属材料からなる板状の電圧検出電極13,13とを備える。電圧検出電極13には、電圧検出電極13から突出するように検出端子13aを備え、電圧検出回路の端子が溶接等により接続される。
図示するように、抵抗体11と主電極12との間に電圧検出電極13を介在させている。そして、円柱状の抵抗体11の長さ方向の両端面に板状の電圧検出電極13の端面と円柱状の主電極12の端面とがそれぞれ対向するように固定されている。ここで、抵抗体11と電圧検出電極13、および主電極12と電圧検出電極13とは、それぞれの接合面を当接させて上述した固定方法により接合したものであり、機械的にも強固で電気的にも安定している。従って、検出端子13aにおいて、主電極の銅材の抵抗分の影響を受けることなく、直接抵抗体11自体の抵抗値および抵抗温度係数に基づく電圧を検出することが可能となる。
上記シャント抵抗器10によれば、電圧検出電極と検出端子が一体の接合パーツであるため、組み付け工程が簡易となる。また、検出端子13aの固定位置のバラツキを抑制することができ、抵抗体11の直近位置での電圧検出が可能となる。
また、電圧検出電極13が電極の一部になる為、接合部分から外れることがなく、耐久性にも優れ、抵抗値の経時変化も小さくなる。そして、電極と抵抗体との重なり部分がなく、全体として柱状であり、電極と抵抗体とがその接合面全体にわたって接合している為、スムーズな電流経路と放熱経路が得られ、接合強度も強い。
また、シャント抵抗器10は、円柱状に構成した電極12,12の両端に扁平部12f,12fを形成した構造である。扁平部12fには開口14を備え、バッテリ等と接続したバスバーを、開口14を介してボルトおよびナットを用いて接続固定ができる構造になっている。なお、開口14をネジ穴として、バスバーをネジ止めにより扁平部12に固定するようにしてもよい。扁平部12fを形成したので、バスバーや平板状の接続端子金具との接続固定が容易となる。
次に、このシャント抵抗器10の製造方法について説明する。まず、棒状であって、軸心方向に貫通した孔、または、軸心方向に貫通した高抵抗部を備えた抵抗体11と、該抵抗体とは別部材の一対の主電極12,12と、該主電極とは別部材の一対の電圧検出電極13,13とを準備する。抵抗体11は、マンガニン等の長尺の丸棒材を所定寸法に切断することで、両端に切断面である端面を有する柱状の抵抗体11を形成する。そして、軸心方向に貫通した孔、または、軸心方向に貫通した高抵抗部を形成する。主電極12も同様に銅等の長尺の丸棒材を所定寸法に切断することで、両端に切断面である端面を有する柱状の主電極12を形成する。電圧検出電極13は、板状部分と、該板状部分から突出した検出端子13aを備えた形状であり、シート状の銅板を当該形状に打抜く等により形成する。銅板の加工にはプレス加工やワイヤー放電加工、エッチング加工などを用いることができる。
次に、抵抗体11の長さ方向の両端面のそれぞれに、抵抗体11と主電極12との間に電圧検出電極13の板状部分を介在させ、抵抗体11の端面と前記主電極12の端面とが対向するように、即ち、突き合わせるように当接させ、上述した固定方法により固定する。
そして、主電極12,12の端面に孔を形成する。孔の深さは形成する扁平部の広さに応じて調整する。必ずしも孔を形成しなくてもよいが、孔を形成しておくことでプレスによる扁平部の形成が容易と成る。そして、孔を形成した部分をプレスによって押しつぶすことによって扁平部12fが形成される。扁平部12fに、開口14を形成する。扁平部12fの形成位置は抵抗器の下側となるようにすると、シャント抵抗器の下面が略平坦となり、実装のときに都合がよい。
上記工程によれば、一度にシャント抵抗器の電極および電圧検出端子を形成できるので、取り扱いが容易で、使い勝手がよく、また簡素な製造方法で高精度のシャント抵抗器を提供することができる。
なお、前記抵抗体11の長さ方向の両端面に、検出電極を介在させず、主電極の端面がそれぞれ対向するように、主電極12,12を直接当接させて固定するようにしてもよい。この場合には電圧検出配線を主電極に直接固定する必要がある。
図9は、本発明の第4実施例のシャント抵抗器を示す。複数の棒状の抵抗体21A,21B,21C,・・・と、該抵抗体とは別部材の一対の棒状の主電極12,12と、抵抗体21A,21B,21C,・・・と主電極12との端面を接合したシャント抵抗器であって、複数の抵抗体21A,21B,21C,・・・は主電極12,12間に並列に接続固定されていることを特徴とする。なお、図9では検出電極13を主電極と抵抗体の間に介在させているが、上述のように直接固定するようにしてもよい。
円断面をもつ複数の抵抗体21A,21B,21C,・・・を、お互いに接触しない範囲で密集させ、同心円状に配置した構造である。表皮深さは、式1(0012欄)によれば、線径に関係ないことが分かる。太い線と細い線を比較すると、線径に関係せず周波数に対応して表皮深さが一定になるので、太い線の場合、電流の流れる部分に大きな分布ができる。これに対して、細い線の場合は、断面のほぼ全体を電流が流れることになる。従って、線径が細いほうが表皮効果による抵抗値変動が減少するので、細い径の抵抗体を複数で構成することで、中心部分に貫通孔や高抵抗部を有しない抵抗体でも、表皮効果の影響を低減することができる。
なお、表皮深さ程度の細い線を用いなくても、高抵抗部の周囲に表皮深さ程度の低抵抗部を配置した二層構造の抵抗体を用いることで、同様の効果が得られることは上述したとおりである。
図10は、本発明の第5実施例のシャント抵抗器を示す。複数の棒状の抵抗体31A,31B,31Cと、該抵抗体とは別部材の一対の矩形状の主電極12,12と、抵抗体31A,31B,31Cと主電極12との端面を接合したシャント抵抗器であって、複数の抵抗体31A,31B,31Cは主電極12,12間に並列に接続固定されていることを特徴とする。なお、図10では検出電極13を主電極と抵抗体の間に介在させているが、上述のように直接固定するようにしてもよい。この例でも、第2実施例と同様に、径の細い抵抗体を用いることで、表皮効果の影響を低減することができる。
この実施例においても、棒状の抵抗体31A,31B,31Cを、内部に貫通孔を有する抵抗体、または高抵抗部の周囲に低抵抗部を配置した二層構造の抵抗体を用いることで、さらなる表皮効果による検出電圧の変動の減少が達成される。
本発明は、抵抗体として抵抗合金材を用いた金属材からなる電流検出用抵抗器、特に高周波電流を検出する用途の上記抵抗器に好適に利用可能である。

Claims (5)

  1. 棒状の抵抗体と、
    該抵抗体とは別部材の一対の主電極と、
    前記抵抗体と前記主電極との端面を接合したシャント抵抗器であって、
    前記抵抗体は、前記主電極の配置方向に貫通した孔、または、軸心部分を外周部分よりも高抵抗とした高抵抗部および該高抵抗部の外周に形成した低抵抗部を有し、
    前記主電極に扁平部を備えることを特徴とするシャント抵抗器。
  2. 前記抵抗体と前記主電極との間に電圧検出電極を介在させて接合した、請求項1に記載のシャント抵抗器。
  3. 前記電圧検出電極は突出部を備える、請求項2に記載のシャント抵抗器。
  4. 前記抵抗体は、外周が円状である、請求項1に記載のシャント抵抗器。
  5. 前記主電極の端面は、前記抵抗体の端面を嵌め合わせることができる形状としたことを特徴とする請求項1に記載のシャント抵抗器。
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