JPH0579901U - 電気回路用抵抗体 - Google Patents

電気回路用抵抗体

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JPH0579901U
JPH0579901U JP2691492U JP2691492U JPH0579901U JP H0579901 U JPH0579901 U JP H0579901U JP 2691492 U JP2691492 U JP 2691492U JP 2691492 U JP2691492 U JP 2691492U JP H0579901 U JPH0579901 U JP H0579901U
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JP
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resistor
wire
electric circuit
resistance wire
resistance
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Pending
Application number
JP2691492U
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English (en)
Inventor
勝則 尾藤
浩雄 辻村
正紀 寺尾
秀生 奥村
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Nissei Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissei Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工程を減らし、低コストでかつ断線のな
い電気回路用抵抗体を提供する。 【構成】 撚り線抵抗線2の両端に、電気回路へ接続す
るための端子5を直接止着した電気回路用抵抗体1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気回路用抵抗体に関し、更に詳しくは、家電製品、住宅設備、産 業機器、自動車などの電気回路に使用する抵抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気回路用の抵抗線としては、適度の強度を有し、抵抗値の変更が容易 であることから、ガラス繊維を撚り合わせたコアに抵抗線を巻き付けたものが用 いられていた。
【0003】 この場合、抵抗線と端子の接続が難しいため、図2に示すように、抵抗線2′ の両端に接続子3を介してリード線4を接続し、このリード線4に端子5を止着 して抵抗体1′を構成し、該端子5を電気回路に接続するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、各種技術の高度化、多様化にともない、抵抗値の高い抵 抗体が求められるようになってきたが、抵抗値を高くするには、抵抗体を細くす る必要があり、そのことによって抵抗線の強度が低下し、断線が起こり易いとい う問題が生じた。特に図2に示すような抵抗体1′では、接続子3の部分で断線 することが多かった。
【0005】 更に、従来の抵抗体1′では、抵抗線2′と端子5との間にリード線4を介在 させているため、製造工程が一つ増え、コスト増につながるという問題もあった 。
【0006】 本考案の目的は、かかる従来の抵抗体の問題点を解消し、製造工程を減らし、 低コストでかつ断線のない電気回路用抵抗体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、上記目的を達成すべく、検討を重ねた結果、撚り線抵抗線を使 用することを着想し、リード線を介することなく、抵抗線の両端に直接端子を止 着すればよいことを見出し本考案を完成した。
【0008】 即ち、本考案は、撚り線抵抗線の両端に、電気回路へ接続するための端子を直 接止着したことを特徴とする電気回路用抵抗体である。
【0009】
【作用】
本考案の抵抗体は、撚り線を抵抗線として使用しているので端子との直接接続 が可能となり、従って、リード線を介することなく、直接電気回路に接続できる 。そのため、従来の抵抗体のように、リード線と抵抗線との接続部で断線するこ とがなく、また、リード線と抵抗線とを接続する工程が不要となり、作業性が著 しく向上し、コスト低減させることができる。
【0010】 特に、ステンレス線とアモルファス金属繊維との撚り線を抵抗線として使用す ると、端子を直接止着するのに十分な太さを保持しながら、高い引張り強度、高 い抵抗値を得ることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は、本考案の電気回路用抵抗体の一例を示す側面図であり、撚り線抵抗線 2の両端に端子5を直接止着して抵抗体1を構成している。
【0012】 抵抗線2に端子5を直接止着する場合、抵抗線2の太さが細すぎると端子5の 止着が困難になる。そのため、抵抗線2の断面積は、0.2mm2 以上あること が望ましい。抵抗線2の断面積を0.2mm2 にすると、抵抗線の材質によって は、所望の抵抗値が得られない場合がある。
【0013】 例えば、銅の場合は、約0.09Ω/m、比較的抵抗値の高いニクロム線(N CHW−2)を使用しても約5.6Ω/mの抵抗値しか得られない。これに対し て、例えばステンレス線(断面積0.06mm2 )とアモルファス金属繊維(断 面積0.14mm2 )とを撚り合わせた抵抗線では10Ω/mの抵抗値を得るこ とができ、また、十分な引張り強度を得ることができる。
【0014】 本考案において用いられる撚り線抵抗線2としては、所望の引張り強度と抵抗 値が得られれば、任意の細線を用いることができる。上述のステンレス線とアモ ルファス金属繊維との撚り線抵抗線は、高い抵抗値を得る上で極めて好適である 。
【0015】 アモルファス金属繊維としては、例えばボルファ(Co−Fe−Cr−Si− B系、ユニチカ株式会社製 登録商標)などを挙げることができる。
【0016】 抵抗線2には、通常、絶縁被覆が施される。絶縁体としては、発熱温度に耐え 得るものであれば任意のものを使用することができる。例えば、塩化ビニル樹脂 、合成ゴム、シリコーンゴム、フッ素樹脂などを挙げることができる。特に、フ ッ素樹脂、シリコーンゴムが好ましく、フッ素樹脂上にシリコーンゴムを被覆す るのも好ましい態様である。
【0017】 本考案の抵抗体1は、端子5を電気回路に接続して、該回路内に組み込むこと ができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案の電気回路用抵抗体によれば、抵抗線に端子を直接止着することができ 、リード線と抵抗線との接続部での断線がなく、しかもリード線と抵抗線とを接 続する工程が不要となり、作業性が著しく向上し、コストを低減させることがで きる。
【0019】 特に,ステンレス線とアモルファス金属繊維との撚り線を用いると、端子を直 接止着するのに十分な太さを保持しながら、高い引張り強度、高い抵抗値を得る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の抵抗体の一例を示す側面図である。
【図2】従来の抵抗体の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1、1′ 抵抗体 2、2′ 抵抗線 3 接続子 4 リード線 5 端子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚り線抵抗線の両端に、電気回路へ接続
    するための端子を直接止着したことを特徴とする電気回
    路用抵抗体。
  2. 【請求項2】 撚り線抵抗線が、ステンレス線とアモル
    ファス金属繊維とからなる請求項1記載の電気回路用抵
    抗体。
JP2691492U 1992-03-31 1992-03-31 電気回路用抵抗体 Pending JPH0579901U (ja)

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