JPH0117771Y2 - - Google Patents

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JPH0117771Y2
JPH0117771Y2 JP1983101444U JP10144483U JPH0117771Y2 JP H0117771 Y2 JPH0117771 Y2 JP H0117771Y2 JP 1983101444 U JP1983101444 U JP 1983101444U JP 10144483 U JP10144483 U JP 10144483U JP H0117771 Y2 JPH0117771 Y2 JP H0117771Y2
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JP
Japan
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stranded wire
flat cable
stranded
adhesive layer
conductive metal
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JP1983101444U
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JPS6010230U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フラツトケーブルの改良に関するも
のである。
従来、電気機器、電子機器等の接続配線に適し
た主として電気信号用の電線としてフラツトケー
ブルがある。このフラツトケーブルは複数本の撚
り線を横一列に平行に並べ、これらを絶縁体で板
状に被覆したものであつて可とう性に優れてい
る。しかし、このようなフラツトケーブルの端部
を口出しすると、撚り線素線がばらばらになつて
接続が困難になる場合がある。またコネクタを取
り付けて接続する場合にはコネクタの端子金具の
圧入によつて、撚り線がくずれ易く、接触が確実
でないという不安があつた。そこで第1図に示す
ようなフラツトケーブルが提案されている(実公
昭55−25173号公報および実公昭57−19778号公
報)。
このフラツトケーブル1は、複数本の撚り線2
を並列に配置し、これらを絶縁被覆3で覆つて平
板状に形成したもので、前記撚り線2は、第2図
のように表面に錫、はんだ等からなる薄い金属被
覆4を設けてなるものである。このフラツトケー
ブル1は端部を口出ししても、撚り線2の素線5
がばらばらにならず、接続が容易であり、また、
撚り線2の形状がくずれ難いのでコネクタの端子
金具との接触信頼性も高いという長所を有するも
のである。
しかしながら、このようなフラツトケーブル1
は撚り線自体の表面が前述の通り金属で被覆され
ているので可とう性が損なわれてしまう。
本考案は前述事情を考慮してなされたもので、
接続が容易で信頼性が高く、特に可とう性を向上
させたフラツトケーブルの提供を目的とするもの
である。この目的を達成するために、本考案では
フラツトケーブルの導体として、撚り線の素線相
互間に形成される内部間〓に、素線相互を一体化
するためのゴムあるいはプラスチツク等からなる
接着層を設けたことを特徴とするものである。即
ち、本考案では、複数本の撚り線導体を平行にな
らべ、これ等を絶縁被覆で覆つて成るフラツトケ
ーブルであつて、前記撚り線導体を複数本の細い
導電性金属素線を撚り合わされて形成すると共
に、少なくとも撚り線導体の外周の輪郭を形成す
る位置にある導電性金属素線どうしを、前記導電
性金属素線相互間に形成される間〓のうち、撚り
線導体の外周の輪郭線よりも内側に位置する間〓
に設けられた有機高分子材料よりなる接着層を介
して結合した構成としたものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
第3図は本考案の第1実施例を示すもので、こ
のフラツトケーブル6は複数本の撚り線導体7…
…を横一列に平行に並べ、これらの上に塩化ビニ
ール等の絶縁被覆8を一体に施した構成となつて
いる。
前記撚り線導体7は、第4図に示すように直径
が0.2mm位の細い銅線等の素線9……からなる同
心撚り線において、各素線9……相互間に形成さ
れる内部間〓G1に、前記各素線9……相互を一
体化するためのゴムあるいはプラスチツク等の有
機高分子材料からなる接着層10を設けたもので
ある。
この接着層10は、例えばポリウレタンや
EVAのように、銅との親和性が良好で、かつ常
温において柔軟性を有するプラスチツクで形成す
るのが好ましく、この場合フラツトケーブル6の
可とう性は特に良好となる。
このようなフラツトケーブル6は、その端部を
プリント回路板等の端子孔に挿入してはんだ付け
する場合、フラツトケーブル6の端部の絶縁被覆
8を取り除いて口出しする。このとき口出しされ
た撚り線導体7は、接着層10によつて一体化さ
れているから、素線9がばらばらにならず、前記
端子孔等に容易に挿入することができる。しかも
撚り線導体7が優れた可とう性を有するととも
に、有機高分子材料の接着層10によつて補強さ
れているので、はんだ付けする接続固定端の繰り
返し曲げ等に対する耐久性が向上する。またフラ
ツトケーブル6にコネクタの端子金具を圧入する
場合にも、撚り線導体7がくずれ難いので端子金
具との接触信頼性が高い。
一方、第5図は、本考案の第2実施例を示すも
ので、このフラツトケーブル11は複数本の撚り
線導体12……を横一列に平行に並べ、これら撚
り線動体12……を一対の絶縁性テープ8A,8
Bで上下から挾みつけて一体化し、絶縁被覆を設
けたものである。前記撚り線導体12は、第6図
に示すように多数本の素線を複数層に燃り合わせ
て形成した同心撚り線において、この撚り線の最
外層をなす外層素線13とこれら外層素線13に
内接する内部素線14との間〓G2に、これら両
素線13,14を接着する接着層10を設けた構
成となつている。
なお、前述の両実施例の接着層を設けるにあた
つて、プラスチツクパウダーコーテイング法(静
電雰囲気中でプラスチツクパウダーを内部素線に
付着させ、炉で処理して薄く均一なプラスチツク
のコーテイングを得る方法)を用いれば、接着層
の肉厚を薄くし得る。
以上述べたように本考案によれば、複数本の撚
り線導体を横一列に平行に並べ、これらを絶縁被
覆で覆つて成るフラツトケーブルであつて、前記
撚り線導体を複数本の細い導伝性金属素線を撚り
合わされて形成すると共に、少なくとも撚り線導
体の外周の輪郭を形成する位置にある導電性金属
素線どうしを、前記導電性金属素線相互間に形成
される間〓のうち、撚り線導体の外周の輪郭線よ
りも内側に位置する間〓に設けられた有機高分子
材料よりなる接着層を介して結合した構成とした
ので次のような効果を奏するものである。
撚り線の可とう性を可及的に生かしながら、
かつ、撚り線のくずれ、ばらけを防止できるの
で、接続が容易で接触信頼性が高く、かつ、可
とう性が優れたフラツトケーブルを得ることが
できる。
ゴムあるいはプラスチツク等の有機高分子材
料の接着層が撚り線の機械的強度を高めるの
で、接続固定端の繰り返し曲げ応力等に対する
耐久性が向上する。そして、特に本考案によれ
ば、導電性金属素線どうしを、撚り線導体の外
周の輪郭線よりも内側に位置する内部間〓に設
けた有機高分子材料よりなる接着層により結合
した構成であるから、撚り線導体の表面に接着
層を露出させることなく撚り線導体のくずれ、
ばらけを防止することができ、しかも、このよ
うに撚り線導体の表面に接着層が露出すること
がないために、撚り線導体どうしの接続や端子
金具等への接続に際してその作業が容易でかつ
導電性を確実に確保した状態で接続することが
できる。
また、接着層は、撚り線導体の外周の輪郭線
よりも内側に位置する内部間〓に設けているこ
とにより、撚り線導体の中心から接着層までの
距離が実質的に短く設定されることになるた
め、撚り線導体の曲げ変形時における接着層の
全体的な伸びや圧縮ないし塑性変形量も、接着
層を撚り線導体の外周に設けた場合に比べて小
さくなり、この結果、撚り線導体の曲げ変形に
対する接着層の抵抗が小さくなり、従つてその
分、撚り線導体の可撓性を向上させることがで
きる他、接着層自体の繰り返し曲げ応力等に対
する耐久性までも向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例を示し、第1図は
斜視図、第2図は撚り線の拡大横断面図、第3図
および第4図は本考案の第1実施例を示し、第3
図は斜視図、第4図は撚り線導体の拡大横断面
図、第5図および第6図は本考案の第2実施例を
示し、第5図は横断面図、第6図は撚り線導体の
拡大横断面図である。 6……フラツトケーブル、7……撚り線導体、
8……絶縁被覆、8A,8B……絶縁性テープ、
9……素線、10……接着層、11……フラツト
ケーブル、12……撚り線導体、13……外層素
線、14……内部素線、G1〜G2……間〓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 複数本の撚り線導体を平行にならべ、これ等
    を絶縁被覆で覆つて成るフラツトケーブルであ
    つて、前記撚り線導体は複数本の細い導電性金
    属素線が撚り合わされて形成されると共に、少
    なくとも撚り線導体の外周の輪郭を形成する位
    置にある導電性金属素線どうしが、前記導電性
    金属素線相互間に形成される間〓のうち、撚り
    線導体の外周の輪郭線よりも内側に位置する内
    部間〓に設けられた有機高分子材料よりなる接
    着層を介して結合されていることを特徴とする
    フラツトケーブル。 2 前記絶縁被覆が一対のテープで構成されたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のフラツトケーブル。
JP10144483U 1983-06-30 1983-06-30 フラツトケ−ブル Granted JPS6010230U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10144483U JPS6010230U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 フラツトケ−ブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10144483U JPS6010230U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 フラツトケ−ブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6010230U JPS6010230U (ja) 1985-01-24
JPH0117771Y2 true JPH0117771Y2 (ja) 1989-05-24

Family

ID=30239545

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10144483U Granted JPS6010230U (ja) 1983-06-30 1983-06-30 フラツトケ−ブル

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633402A (ja) * 1986-06-24 1988-01-08 Mitsui Toatsu Chem Inc 高充てん高配向性磁性鉄粉の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633402A (ja) * 1986-06-24 1988-01-08 Mitsui Toatsu Chem Inc 高充てん高配向性磁性鉄粉の製造方法

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Publication number Publication date
JPS6010230U (ja) 1985-01-24

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