JP2001085234A - トロイダルコイル及びその製造方法 - Google Patents

トロイダルコイル及びその製造方法

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JP2001085234A
JP2001085234A JP26030399A JP26030399A JP2001085234A JP 2001085234 A JP2001085234 A JP 2001085234A JP 26030399 A JP26030399 A JP 26030399A JP 26030399 A JP26030399 A JP 26030399A JP 2001085234 A JP2001085234 A JP 2001085234A
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metal
pieces
core
piece
toroidal coil
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JP26030399A
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English (en)
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Naritoshi Hoshino
就俊 星野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工が容易で且つ小型のトロイダルコイルを提
供する。 【解決手段】導電部2は、コア1を間に挟むようにして
互いに結合される第1及び第2の導電部材2a,2bか
ら構成され、貫通孔1cを介してコア1を周回し、コア
1の円周方向に沿って延びる電路を形成する。第1の導
電部材2aは、略U字状であって、両側片3b,3cの
間にコア1を挟むようにして、コア1の円周方向に並設
される複数個の金属片3から構成される。第2の導電部
材2bは、略扇形に形成され、一端部が金属片3におけ
る貫通孔1c側の側片3b先端部に結合されると共に、
他端部が隣接する別の金属片3におけるコア1外周側の
側片3b先端部に結合される複数個の金属片4と、両端
に位置する金属片3の側片3b又は3c先端部に結合さ
れる端子板5,5から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トロイダルコイル
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のトロイダルコイルとしては、図
14に示すように、中央に貫通孔1cが穿孔された略環
状の磁性体1aおよび磁性体1aの表面を覆う絶縁部材
1bからなるコア1と、コア1に複数回巻回された金属
線10とで構成されるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のトロイダル
コイルでは、通電容量を大きくする場合、通電容量に合
わせて金属線10の断面積を大きくする必要がある。金
属線10の断面積を大きくすると、金属線10が固くな
るため、手作業でコア1に巻回しなければならず、作業
性が悪化し、コストアップを招くという問題があった。
また、金属線10の断面積を大きくした場合、金属線1
0の曲げスペースを確保するために、コア1の貫通孔1
cを大きくする必要があり、コア1が大型化するという
問題もあった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、通電容量が大きい場
合でも、加工が容易で且つ小型のトロイダルコイルを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、中央に貫通孔を有する略環状
の磁性体、および、該磁性体の表面を覆う絶縁部材から
なるコアと、前記貫通孔を介して前記コアを周回し、前
記コアの円周方向に沿って延びる電路を形成する導電部
とを備え、前記導電部は、前記コアを間に挟むようにし
て互いに結合される第1及び第2の導電部材から構成さ
れることを特徴とし、第1及び第2の導電部材はコアを
間に挟むようにして互いに結合され、電路を形成してい
るので、従来のトロイダルコイルのようにコアに金属線
を巻回する作業が必要なく、組立作業を容易に行うこと
ができる。また通電容量を大きくした場合、従来のトロ
イダルコイルでは金属線が太くなり、曲げにくくなるた
め、金属線を巻回する作業がやりにくくなり、また金属
線の曲げスペースを確保するため貫通孔を大きくする必
要があるが、金属線を巻回する作業がないため、通電容
量を大きくしても、組立作業を容易に行え、またコアが
大型化することはなく、小型のトロイダルコイルを実現
できる。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記第1の導電部材は、断面略U字状に形成され
両側片の間にコアを挟むようにして配置される複数の第
1の金属片から構成され、前記第2の導電部材は、第1
の金属片における貫通孔側の側片先端部に一端が結合さ
れると共に、隣接する別の第1の金属片におけるコアの
外周側の側片先端部に他端が結合される複数の第2の金
属片から構成されることを特徴とし、複数の第1の金属
片と複数の第2の金属片との間にコアを挟むことによっ
て電路を形成しているので、コアに金属線を巻回する作
業が不要となり、請求項1の発明と同様、組立作業を容
易に行うことができ、且つ、通電容量を大きくした場合
でも、小型のトロイダルコイルを実現できる。
【0007】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記第1の導電部材は、断面略L字状に形成さ
れ、一側片を前記貫通孔内に挿入するようにして配置さ
れる複数の第1の金属片から構成され、前記第2の導電
部材は、断面略L字状に形成され、第1の金属片におけ
る貫通孔側の側片先端部に一側片先端部が結合されると
共に、隣接する別の第1の金属片におけるコアの外周側
の側片先端部に他側片先端部が結合される複数の第2の
金属片から構成されることを特徴とし、複数の第1の金
属片と複数の第2の金属片との間にコアを挟むことによ
って電路を形成しているので、コアに金属線を巻回する
作業が不要となり、請求項1の発明と同様、組立作業を
容易に行うことができ、且つ、通電容量を大きくした場
合でも、小型のトロイダルコイルを実現できる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、前記第1及び第2の導電部材は、それぞれ、略C
字状に形成された複数の金属片から構成され、各金属片
の両端部は、それぞれ、隣接する別の金属片の端部に結
合されたことを特徴とし、複数の金属片の間にコアを挟
むことによって電路を形成しているので、コアに金属線
を巻回する作業が不要となり、請求項1の発明と同様、
組立作業を容易に行うことができ、且つ、通電容量を大
きくした場合でも、小型のトロイダルコイルを実現でき
る。
【0009】請求項5の発明では、請求項1乃至4の発
明において、前記第1及び第2の導電部材の互いに結合
される部位の内、少なくとも何れか一方に突起を設けた
ことを特徴とし、第1及び第2の導電部材を抵抗溶接や
抵抗ろう付けなどの方法で結合する際に、第1及び第2
の導電部材の互いに結合される部位に設けた突起に電流
が集中するため、突起に発生するジュール熱が大きくな
って、結合作業を容易に行うことができ、且つ、作業時
間を短縮することができる。
【0010】請求項6の発明では、請求項1乃至4の発
明において、前記第1及び第2の導電部材は複数の金属
部材から構成され、複数の金属部材の内、少なくとも一
つの金属部材の材料が、導電性の良好な金属材料に比べ
て体積抵抗率の高い金属材料からなることを特徴とし、
第1及び第2の導電部材を構成する金属部材の材料に、
導電性の良好な金属材料に比べて体積抵抗率の高い金属
材料を用いることによって、第1及び第2の導電部材を
抵抗溶接や抵抗ろう付けなどの方法で結合する際に、体
積抵抗率の高い金属材料から形成された金属部材で発生
するジュール熱が大きくなり、結合作業を容易に行うこ
とができ、且つ、作業時間を短縮することができる。
【0011】請求項7の発明は、請求項2記載のトロイ
ダルコイルを製造する製造方法であって、略円板状の板
金に絞り加工を2回施し、切り込みを設けることによっ
て、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して互いに
連結された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の
板金に切り込みを設けることによって、複数の第2の金
属片が第2の連結片を介して互いに連結された第2の導
電体を形成し、第1及び第2の導電体の間にコアを挟む
ようにして第1及び第2の導電体を結合した後、前記第
1及び第2の連結片を切断することを特徴とし、略円板
状の板金に絞り加工を2回施し、切り込みを設けること
によって、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して
互いに連結された第1の導電体を形成すると共に、略円
板状の板金に切り込みを設けることによって、複数の第
2の金属片が第2の連結片を介して互いに連結された第
2の導電体を形成しているので、導電部を2つの部品で
構成することができ、第1及び第2の導電部材を結合し
た後に第1及び第2の連結片を切断する作業が必要にな
るものの、第1及び第2の導電部材をそれぞれ複数個の
金属片で構成した場合に比べて部品点数が少なくなり、
組立作業を容易に行うことができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項2記載のトロイ
ダルコイルを製造する製造方法であって、略円板状の板
金に放射状の切り込みを形成し、曲げ加工を施すことに
よって、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して連
結された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の板
金に切り込みを設けることによって、複数の第2の金属
片が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形
成し、第1及び第2の導電体の間にコアを挟むようにし
て第1及び第2の導電体を結合した後、前記第1及び第
2の連結片を切断することを特徴とし、略円板状の板金
に放射状の切り込みを形成し、曲げ加工を施すことによ
って、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して連結
された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の板金
に切り込みを設けることによって、複数の第2の金属片
が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形成
しているので、導電部を2つの部品で構成することがで
き、第1及び第2の導電部材を結合した後に第1及び第
2の連結片を切断する作業が必要になるものの、第1及
び第2の導電部材をそれぞれ複数個の金属片で構成した
場合に比べて部品点数が少なくなり、組立作業を容易に
行うことができる。しかも、板金に曲げ加工を施すこと
によって第1の導電体を形成しているので、板金に絞り
加工を2回施して第1の導電体を形成する場合に比べ
て、加工作業を容易に行うことができる。
【0013】請求項9の発明は、請求項2記載のトロイ
ダルコイルを製造する製造方法であって、板金に曲げ加
工或いは絞り加工を施すことによって前記第1の金属片
を形成すると共に、略円板状の板金に切り込みを設ける
ことによって、複数の第2の金属片が第2の連結片を介
して連結された第2の導電体を形成し、複数の第1の金
属片と第2の導電体との間にコアを挟むようにして複数
の第1の金属片と第2の導電体とを結合した後、前記第
2の連結片を切断することを特徴とし、略円板状の板金
に切り込みを設けることによって、複数の第2の金属片
が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形成
しているので、第1及び第2の導電部材を結合した後に
第2の連結片を切断する作業が必要になるものの、第1
及び第2の導電部材をそれぞれ複数個の金属片から構成
した場合に比べて部品数が少なくなり、組立作業性が向
上し、且つ、第1の金属片は板金に曲げ加工或いは絞り
加工を施すことによって形成されており、しかも第1の
金属片の形状は単純な形状であるので、板金に絞り加工
を2回施して第1の導電部材を形成する場合に比べて、
加工が容易であり、また板金に曲げ加工或いは絞り加工
を施して第1の導電部材を形成しているので、材料に無
駄となる部分がなく、材料歩留まりが向上する。
【0014】請求項10の発明は、請求項3記載のトロ
イダルコイルを製造する製造方法であって、略円板状の
板金に絞り加工を1回施し、切り込みを設けることによ
って、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して連結
された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の板金
に絞り加工を1回施し、切り込みを設けることによっ
て、複数の第2の金属片が第2の連結片を介して連結さ
れた第2の導電体を形成し、第1及び第2の導電体の間
にコアを挟むようにして第1及び第2の導電体を結合し
た後、前記第1及び第2の連結片を切断することを特徴
とし、略円板状の板金に絞り加工を1回施し、切り込み
を設けることによって、複数の第1の金属片が第1の連
結片を介して連結された第1の導電体を形成すると共
に、略円板状の板金に絞り加工を1回施し、切り込みを
設けることによって、複数の第2の金属片が第2の連結
片を介して連結された第2の導電体を形成しているの
で、導電部を2つの部品で構成することができ、第1及
び第2の導電部材を結合した後に第1及び第2の連結片
を切断する作業が必要になるものの、第1及び第2の導
電部材をそれぞれ複数個の金属片から構成した場合に比
べて部品数が少なくなり、組立作業を容易に行うことが
できる。しかも、板金にそれぞれ絞り加工を1回施すこ
とによって第1及び第2の導電体を形成しているので、
板金に絞り加工を2回施して第1及び第2の導電体を形
成する場合に比べて、加工作業を容易に行うことができ
る。
【0015】請求項11の発明は、請求項4記載のトロ
イダルコイルを製造する製造方法であって、棒状の金属
片に曲げ加工を施して略C字状に形成した後、各金属片
の間にコアを挟むようにして隣接する金属片の端部を互
いに結合することを特徴とし、導電部は複数個の金属片
から構成されるので、組立作業の手間はかかるが、棒状
の金属片に曲げ加工を施して略C字状に形成しており、
しかも金属片の形状は単純な形状であるので、板金に絞
り加工を施して導電部を形成する場合に比べて、加工作
業を容易に行うことができ、且つ、金属片に曲げ加工を
行っているだけなので、材料に無駄となる部分が無く、
材料歩留まりが向上する。
【0016】請求項12の発明は、請求項7乃至11の
発明において、第1及び第2の導電部材を抵抗溶接で結
合することを特徴とし、請求項7乃至11の発明と同様
の作用を奏する。
【0017】請求項13の発明は、請求項7乃至11の
発明において、第1及び第2の導電部材をろう付けで結
合することを特徴とし、請求項7乃至11の発明と同様
の作用を奏する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0019】(実施形態1)本実施形態のトロイダルコ
イルを図1乃至図3を参照して説明する。このトロイダ
ルコイルは、中央に貫通孔1cが穿孔された略環状の磁
性体1aおよび磁性体1aの表面を覆う絶縁部材1bか
らなるコア1と、貫通孔1cを介してコア1を周回し、
コア1の円周方向に沿って延びる電路を形成する導電部
2とで構成され、導電部2は、コア1の軸方向両側より
コア1を間に挟むようにして互いに結合される第1及び
第2の導電部材2a,2bから形成される。
【0020】ここで、第1の導電部材2aは、略扇形の
板金に曲げ加工或いは絞り加工を施すことによって断面
略U字状に形成され、両側片3b,3cの先端部からそ
れぞれ側方に突出する鍔部3d,3eが連続一体に形成
された複数個(本実施形態では例えば6個)の第1の金
属片(以下、金属片と言う)3から構成され、金属片3
は一方の側片3bを貫通孔1c側、他方の側片3cをコ
ア1の外周側とし、両側片3b,3cの間にコア1を挟
むようにしてコア1の円周方向に並べて配置される。
【0021】一方、第2の導電部材2bは、略扇形の板
金からなり、両端部に金属片3の鍔部3d,3eとそれ
ぞれ結合する結合部4a,4bが設けられた複数個(本
実施形態では例えば5個)の第2の金属片(以下、金属
片と言う)4と、導電材料から形成され、両端部に位置
する金属片3の鍔部3d又は3eに先端部がそれぞれ結
合される2個の端子板5とで構成される。
【0022】この導電部2を組み立てる際は、コア1の
表面側から、両側片3b,3cの間にコア1を挟むよう
にして6個の金属片3をコア1の円周方向に並べて配置
すると共に、コア1の裏面側に5個の金属片4と2個の
端子板5を配置し、各金属片4の一方の結合部4aを金
属片3における貫通孔1c側の鍔部3dに対向させると
共に、他方の結合部4bを隣接する別の金属片3におけ
るコア1の外周側の鍔部3eに対向させ、さらに両端部
に位置する金属片3,3における金属片4,4が対向配
置されていない側の鍔部3d又は3eに端子板5,5の
先端部をそれぞれ対向させる。その後、対向配置された
金属片3の鍔部3dと金属片4の結合部4a及び端子板
5、金属片3の鍔部3eと金属片4の結合部4b及び端
子板5とを例えば抵抗溶接或いはろう付けなどの方法で
それぞれ結合する。而して、複数個の金属片3,4及び
端子板5が電気的に接続され、貫通孔1cを介してコア
1を周回し、コア1の円周方向に沿って延びる電路が形
成されるので、この導電部2に電流を流すとコア1に磁
束が発生する。
【0023】このように、本実施形態のトロイダルコイ
ルでは、コア1を間に挟むようにして金属片3,4及び
端子板5を配置し、金属片3,4及び端子板5を互いに
結合することによって、貫通孔1cを介してコア1を周
回し、コア1の円周方向に延びるような導電部2が形成
されるので、従来のトロイダルコイルのようにコア1に
金属線を巻回する作業が不要になり、組立作業性が向上
する。また通電容量を大きくした場合、従来のトロイダ
ルコイルでは金属線が太くなり、曲げにくくなるため、
金属線を巻回する作業がやりにくくなり、また金属線の
曲げスペースを確保するため貫通孔を大きくする必要が
あるが、金属線を巻回する作業がないため、通電容量を
大きくしても、組立作業を容易に行え、またコア1が大
型化することはなく、小型のトロイダルコイルを実現で
きる。
【0024】(実施形態2)本実施形態のトロイダルコ
イルを図4乃至図6を参照して説明する。尚、導電部2
以外の構成は実施形態1のトロイダルコイルと同様なの
で、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明
を省略する。
【0025】実施形態1では、第1の導電部材2aを6
個の金属片3で構成し、第2の導電部材2bを5個の金
属片4と2個の端子板5とで構成しているが、本実施形
態では、第1及び第2の導電部材2a,2bをそれぞれ
一体的に形成している。
【0026】すなわち第1の導電部材2aは、図5
(a)(b)に示すように、略円板状の板金に絞り加工
を2回施し、さらにワイヤカット或いは抜き加工を施し
て切り込み3gを設けることによって、上述した6個の
金属片3が同心に配置され、各金属片3におけるコア1
の外周側の鍔部3eが第1の連結片(以下、連結片とい
う)3fを介して互いに連結されたような形状に形成さ
れる。ここに、連続一体に形成された金属片3及び連結
片3fから第1の導電体が構成される。
【0027】また第2の導電部材2bは、図6に示すよ
うに、略円板状の板金に切り込み4dを設けることによ
って、上述した5個の金属片4と2個の端子板5が金属
片3に対応する位置に夫々配置され、各金属片4の結合
部4bと各端子板5の先端部が第2の連結片(以下、連
結片という)4cを介して互いに連結されたような形状
に形成される。ここに、連続一体に形成された金属片4
及び連結片4cから第2の導電体が構成される。
【0028】そして、この導電部2を組み立てる際は、
コア1の軸方向両側から、コア1を間に挟むようにして
第1及び第2の導電部材2a,2bを配置し、図4
(a)に示すように、第1の導電部材2aの鍔部3d,
3eと、第2の導電部材2bの結合部4a,4b及び端
子板5,5の先端部をそれぞれ重ね合わせる。そして、
鍔部3dと結合部4a及び端子板5の先端部、鍔部3e
と結合部4b及び端子板5の先端部とを例えば抵抗溶接
或いはろう付けなどの方法でそれぞれ結合した後、第1
及び第2の導電部材2a,2bの連結片3f,4cを切
断すると、貫通孔1cを介してコア1を周回し、コア1
の円周方向に沿って延びる導電部2が形成される。
【0029】このように、本実施形態のトロイダルコイ
ルでは、コア1の軸方向両側から、コア1を間に挟むよ
うにして第1及び第2の導電部材2a,2bを配置し、
第1及び第2の導電部材2a,2bを結合することによ
って、貫通孔1cを介してコア1を周回し、コア1の円
周方向に沿って延びる電路を形成しているので、従来の
トロイダルコイルのようにコア1に金属線を巻回する作
業が不要になり、組立作業を容易に行うことができる。
また通電容量を大きくした場合、従来のトロイダルコイ
ルでは金属線が太くなり、曲げにくくなるため、金属線
を巻回する作業がやりにくくなり、また金属線の曲げス
ペースを確保するため貫通孔1cを大きくする必要があ
るが、金属線を巻回する作業がないため、通電容量を大
きくしても、組立作業を容易に行え、またコア1が大型
化することはなく、小型のトロイダルコイルを実現でき
る。
【0030】また本実施形態では、実施形態1のトロイ
ダルコイルにおいて、6個の金属片3を連結片3fを介
して連結することにより第1の導電体を形成し、5個の
金属片4と端子板5,5とを連結片4cを介して連結す
ることにより第2の導電体を形成しているので、導電部
2を構成する部品数を2個に減らすことができ、連結片
3f,4cを切断する工程が増えるものの、第1及び第
2の導電部材2a,2bをそれぞれ複数個の金属片3,
4で構成した場合に比べて部品点数が少なくなり、組立
作業を容易に行える。
【0031】(実施形態3)本実施形態のトロイダルコ
イルを図7(a)〜(c)を参照して説明する。実施形
態2のトロイダルコイルでは、略円板状の板金に絞り加
工を2回施し、さらに切り込みを設けることによって第
1の導電部材2aを形成しているが、本実施形態では、
図7(a)に示すように、略円板状の板金3hにワイヤ
カット或いは抜き加工を施すことにより放射状の切り込
み3gを設けた後、曲げ加工を行うことにより、図7
(b)(c)に示すように、上述した6個の金属片3が
同心に配置され、各金属片3における貫通孔1c側の鍔
部3dが第1の連結片(以下、連結片という)3fを介
して互いに連結されたような形状に、第1の導電部材2
aを形成している。ここに、連続一体に形成された金属
片3及び連結片3fから第1の導電体が構成される。
尚、第1の導電部材2a以外の構成は実施形態2のトロ
イダルコイルと同様なので、同一の構成要素には同一の
符号を付して、その説明を省略する。
【0032】このように、本実施形態では板金に放射状
の切り込みを設け、曲げ加工を行うことによって第1の
導電部材2aを形成しているので、実施形態2で説明し
た第1の導電部材2aのように、絞り加工を2回施した
後に、切り込みを設けて第1の導電部材2aを形成する
場合に比べて、容易に加工することができる。
【0033】(実施形態4)本実施形態のトロイダルコ
イルを図8(a)〜(c)を参照して説明する。実施形
態2のトロイダルコイルでは第1及び第2の導電部材2
a,2bをそれぞれ一体的に形成しているが、本実施形
態では、実施形態1のトロイダルコイルにおいて、第1
の導電部材2aを複数個の金属片3から構成し、第2の
導電部材2bのみを一体的に形成している。尚、導電部
2以外の構成は実施形態1又は2のトロイダルコイルと
同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0034】ここで、第1の導電部材2aは、図8
(a)(b)に示すように、略扇形の板金に曲げ加工或
いは絞り加工を施すことによって断面略U字状に形成さ
れ、両側片3b,3cの先端部からそれぞれ側方に突出
する鍔部3d,3eが連続一体に形成された複数個(本
実施形態では例えば6個)の金属片3から構成され、金
属片3は一方の側片3bを貫通孔1c側、他方の側片3
cをコア1の外周側とし、両側片3b,3cの間にコア
1を挟むようにして、コア1の円周方向に並べて配置さ
れる。
【0035】一方、第2の導電部材2bは、図8(c)
に示すように、略円板状の板金に切り込み4dを設ける
ことによって、上述した5個の金属片4と2個の端子板
5が金属片3に対応する位置に夫々配置され、各金属片
4の結合部4bと各端子板5の先端部が第2の連結片
(以下、連結片という)4cを介して互いに連結された
ような形状に形成される。ここに、連続一体に形成され
た金属片4及び連結片4cから第2の導電体が構成され
る。
【0036】この導電部2を組み立てる際は、コア1の
表面側から、両側片3b,3cの間にコア1を挟むよう
にして6個の金属片3をコア1の円周方向に並べて配置
すると共に、コア1の裏面側に第2の導電体を配置し、
各金属片4の一方の結合部4aを金属片3における貫通
孔1c側の鍔部3dに対向させると共に、他方の結合部
4bを隣接する別の金属片3におけるコア1の外周側の
鍔部3eに対向させ、さらに両端部に位置する金属片
3,3における金属片4,4が対向配置されていない側
の鍔部3d又は3eに端子板5,5の先端部をそれぞれ
対向させる。そして、対向配置された鍔部3dと結合部
4a及び端子板5、鍔部3eと結合部4b及び端子板5
を例えば抵抗溶接或いはろう付け等の方法で結合した
後、連結片4cを切断すると、貫通孔1cを介してコア
1を周回し、コア1の円周方向に沿って延びる導電部2
が形成される。
【0037】このように、本実施形態では板金を曲げ加
工或いは絞り加工を施して形成された複数の金属片3か
ら第1の導電部材2aを構成しており、金属片3の形状
も単純な形状なので、実施形態2で説明した第1の導電
部材2aのように、絞り加工を2回施した後に切り込み
を設けて第1の導電部材2aを形成する場合に比べて、
容易に加工でき、且つ、金属片3は板金に曲げ加工或い
は絞り加工を施すことにより形成されるので、材料に無
駄となる部分がなく、材料歩留まりが向上する。また、
各金属片3は連結片3fを介して一体に連結されていな
いため、部品数が増加するものの、第2の導電部材2b
は一体的に形成されているので、第1及び第2の導電部
材2aをそれぞれ複数個の金属片で構成した場合に比べ
て、部品点数が少なくなり、組立作業性が向上する。
【0038】尚、本実施形態のトロイダルコイルでは、
第1の導電部材2aを、別体に形成された複数個の金属
片3で構成し、第2の導電部材2bを、複数個の金属片
4及び端子板5が連続一体に形成された導電体から構成
しているが、第1の導電部材2aを複数個の金属片3が
連続一体に形成された導電体から構成し、第2の導電部
材2bを、別体に形成された複数個の金属片4及び端子
板5から構成しても良い。
【0039】(実施形態5)本実施形態のトロイダルコ
イルを図9及び図10を参照して説明する。尚、導電部
2以外の構成は実施形態1と同様であるので、その説明
は省略する。導電部2は、コア1の軸方向両側よりコア
1を間に挟むようにして互いに結合される第1及び第2
の導電部材2a,2bから構成され、貫通孔1cを介し
てコア1を周回し、コア1の円周方向に沿って延びる電
路を形成している。
【0040】第1の導電部材2aは、図9(a)(b)
に示すように、断面略L字状であって、一方の側片6a
がコア1に設けた貫通孔1c内部に挿入するようにして
配置される複数個(例えば本実施形態では6個)の金属
片6から構成される。金属片6の一方の側片6a先端部
からは側方に突出する鍔部6cが突設され、他方の側片
6bには第2の導電部材2bが結合される結合部6dが
形成されている。ここで、第1の導電部材2aは、略円
板状の板金に絞り加工を1回施し、さらにワイヤカット
或いは抜き加工を施して切り込み6fを設けることによ
って、上述した6個の金属片6が同心に配置され、各金
属片6の結合部6dが第1の連結片(以下、連結片と言
う)6eを介して互いに連結されたような形状に形成さ
れる。ここに、連続一体に形成された金属片6及び連結
片6eから第1の導電体が構成される。
【0041】一方、第2の導電部材2bは、図10
(a)(b)に示すように、断面略L字状であって、一
方の側片7a先端部に金属片6の鍔部6cと結合する結
合部7cが設けられると共に、他方の側片7b先端部に
隣接する別の金属片6の結合部6dと結合する鍔部7d
が突設された複数個(例えば本実施形態では5個)の金
属片7と、両端部に位置する金属片6の鍔部6c又は結
合部6dに先端部がそれぞれ結合される2個の端子板5
とで構成される。ここで、第2の導電部材2bは、略円
板状の板金に絞り加工を1回施し、さらにワイヤカット
或いは抜き加工を施して切り込み7fを設けることによ
って、上述した5個の金属片7と2個の端子板5とが金
属片6に対応する位置に配置され、各金属片7の鍔部7
d及び各端子板5の先端部が第2の連結片(以下、連結
片と言う)7eを介して互いに連結されたような形状に
形成される。ここに、連続一体に形成された金属片7、
端子板5及び連結片7eから第2の導電体が構成され
る。
【0042】この導電部2を組み立てる際は、コア1の
軸方向両側からコア1を間に挟むようにして第1及び第
2の導電部材2a,2bを配置し、第1の導電部材2a
の鍔部6c及び結合部6dと、第2の導電部材2bの結
合部7cと鍔部7d及び端子板5の先端部とをそれぞれ
重ね合わせる。そして、鍔部6cと結合部7c及び端子
板5の先端部、結合部6dと鍔部7d及び端子板5の先
端部とを例えば抵抗溶接或いはろう付けなどの方法でそ
れぞれ結合した後、連結片6e,7eを切断すると、貫
通孔1cを介してコア1を周回し、コア1の円周方向に
沿って延びる導電部2が形成される。
【0043】このように、本実施形態のトロイダルコイ
ルでは、コア1の軸方向両側からコア1を間に挟むよう
にして第1及び第2の導電部材2a,2bを配置し、第
1及び第2の導電部材2a,2b間を結合することによ
って、貫通孔1cを介してコア1を周回し、コア1の円
周方向に沿って延びる電路を形成しているので、従来の
トロイダルコイルのようにコア1に金属線を巻回する作
業が不要になり、組立作業を容易に行うことができる。
また通電容量を大きくした場合、従来のトロイダルコイ
ルでは金属線が太くなり、曲げにくくなるため、金属線
を巻回する作業がやりにくくなり、また金属線の曲げス
ペースを確保するため貫通孔1cを大きくする必要があ
るが、金属線を巻回する作業がないため、通電容量を大
きくしても、組立作業を容易に行え、またコア1が大型
化することはなく、小型のトロイダルコイルを実現でき
る。
【0044】また本実施形態では、6個の金属片6を連
結片6eを介して連結することにより第1の導電部材2
aを形成し、5個の金属片7と端子板5,5とを連結片
7eを介して連結することにより第2の導電部材2bを
形成しているので、実施形態1のトロイダルコイルのよ
うに、第1の導電部材2aを、別体に形成された複数個
の金属片6で構成し、第2の導電部材2bを、別体に形
成された複数個の金属片7及び端子板5で構成する場合
に比べて、導電部2の構成部品数を2個に減らすことが
でき、組立作業を容易に行うことができる。
【0045】また、第1及び第2の導電部材2a,2b
は、それぞれ、板金に絞り加工を1回施し、さらに切り
込みを設けることによって形成されるので、実施形態2
で説明した第1及び第2の導電部材2a,2bのように
板金に絞り加工を2回施す場合に比べて、容易に加工す
ることができる。
【0046】(実施形態6)本実施形態のトロイダルコ
イルを図11及び図12を参照して説明する。このトロ
イダルコイルは、中央に貫通孔1cが穿孔された略環状
の磁性体1aおよび磁性体1aの表面を覆う絶縁部材1
bからなるコア1と、貫通孔1cを介してコア1を周回
し、コア1の円周方向に沿って延びる電路を形成する導
電部2とで構成される。
【0047】導電部2は複数個(例えば本実施形態では
6個)の金属片8からなり、各金属片8は、図12
(a)(b)に示すように、角棒状の金属片に曲げ加工
を施すことによって、略4分の3円の円周部8a両端か
ら互いに略直交する直線部8b,8bを延出させ、さら
に両直線部8b,8bの先端が厚み方向において略重な
るようにして、両直線部8b,8bの先端を厚み方向に
おいて拡げることにより、略C字状に形成されている。
ここに、複数個の金属片8から上述した第1及び第2の
導電部材2a,2bが構成される。
【0048】6個の金属片8はコア1の貫通孔1c内に
挿入され、円周部8aが貫通孔1c内に挿入され、両直
線部8b,8bの先端がコア1の外周側に向けられた状
態でコア1の円周方向に並べて配置される。この時、両
端に位置する金属片8以外の4個の金属片8では、一方
の端部が隣接する金属片8の端部と厚み方向に重ねて配
置されると共に、他方の端部が隣接する別の金属片8の
端部と厚み方向に重ねて配置される。また、両端に位置
する金属片8では、一方の端部のみが隣接する金属片8
の端部と厚み方向に重ねて配置される。そして、各金属
片8の互いに重ねられた部位を例えば抵抗溶接或いはろ
う付けなどの方法で結合することにより、貫通孔1cを
介してコア1を周回し、コア1の円周方向に沿って延び
る電路が形成される。
【0049】このように、本実施形態では、曲げ加工を
行うことによって略C字状に形成された複数個の金属片
8から導電部2を構成しており、金属片8の形状は単純
な形状であり、曲げ加工だけで金属片8を形成できるの
で、絞り加工を行って導電部2を形成する場合に比べ
て、加工を容易に行うことができる。また、金属片8は
曲げ加工だけで形成されるので、材料に無駄となる部分
がなく、材料歩留まりが向上する。
【0050】(実施形態7)本実施形態のトロイダルコ
イルについて図13を参照して説明する。本実施形態で
は、上述した実施形態2のトロイダルコイルにおいて、
第1の導電部材2aの鍔部3d,3eと重なる第2の導
電部材2bの結合部4a,4bに、第1の導電部材2a
側に突出する突起4eを設けているので、抵抗溶接やろ
う付け(抵抗ろう付け)を行う際に突起4eに電流が集
中するため、突起4eに発生するジュール熱が大きくな
って、結合作業を容易に行うことができ、且つ、作業時
間を短縮することができる。尚、突起4e以外の構成は
実施形態2のトロイダルコイルと同様であるので、同一
の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
【0051】また、本実施形態では第2の導電部材2b
に突起4eを設けているが、第1の導電部材2aの鍔部
3a,3bに第2の導電部材2b側に突出する突起を設
けても良いし、第1及び第2の導電部材2a,2bの両
方に突起を設けても良く、上述と同様の効果が得られ
る。また、上述した各実施形態のトロイダルコイルにお
いて、第1及び第2の導電部材2a,2bの互いに結合
される部位の内の少なくとも一方に突起を形成するよう
にしても良く、上述と同様の効果が得られる。
【0052】ところで、導電部2を構成する構成部材の
材料としては導電性の良好な(すなわち体積抵抗率の低
い)金属材料(例えば銅など)を用いるのが望ましい
が、上述した各実施形態において、導電部2を構成する
構成部材の内、少なくとも一つの構成部材に、導電性の
良好な金属材料に比べて体積抵抗率の大きな金属材料
(例えば、CN30、CN15、CN49などのCu−
Ni合金や、CM44などのCu−Mn合金などの金属
材料)を用いても良く、体積抵抗率の大きい材料を用い
ることによって抵抗溶接或いはろう付け(抵抗ろう付
け)を行う際に発生するジュール熱が大きくなって、結
合作業を容易に行うことができ、且つ、作業時間を短縮
することができる。
【0053】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、中央
に貫通孔を有する略環状の磁性体、および、該磁性体の
表面を覆う絶縁部材からなるコアと、前記貫通孔を介し
て前記コアを周回し、前記コアの円周方向に沿って延び
る電路を形成する導電部とを備え、前記導電部は、前記
コアを間に挟むようにして互いに結合される第1及び第
2の導電部材から構成されることを特徴とし、第1及び
第2の導電部材はコアを間に挟むようにして互いに結合
され、電路を形成しているので、従来のトロイダルコイ
ルのようにコアに金属線を巻回する作業が必要なく、組
立作業を容易に行うことができる。また通電容量を大き
くした場合、従来のトロイダルコイルでは金属線が太く
なり、曲げにくくなるため、金属線を巻回する作業がや
りにくくなり、また金属線の曲げスペースを確保するた
め貫通孔を大きくする必要があるが、金属線を巻回する
作業がないため、通電容量を大きくしても、組立作業を
容易に行え、またコアが大型化することはなく、小型の
トロイダルコイルを実現できるという効果がある。
【0054】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1の導電部材は、断面略U字状に形成され両
側片の間にコアを挟むようにして配置される複数の第1
の金属片から構成され、前記第2の導電部材は、第1の
金属片における貫通孔側の側片先端部に一端が結合され
ると共に、隣接する別の第1の金属片におけるコアの外
周側の側片先端部に他端が結合される複数の第2の金属
片から構成されることを特徴とし、複数の第1の金属片
と複数の第2の金属片との間にコアを挟むことによって
電路を形成しているので、コアに金属線を巻回する作業
が不要となり、請求項1の発明と同様、組立作業を容易
に行うことができ、且つ、通電容量を大きくした場合で
も、小型のトロイダルコイルを実現できるという効果が
ある。
【0055】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1の導電部材は、断面略L字状に形成され、
一側片を前記貫通孔内に挿入するようにして配置される
複数の第1の金属片から構成され、前記第2の導電部材
は、断面略L字状に形成され、第1の金属片における貫
通孔側の側片先端部に一側片先端部が結合されると共
に、隣接する別の第1の金属片におけるコアの外周側の
側片先端部に他側片先端部が結合される複数の第2の金
属片から構成されることを特徴とし、複数の第1の金属
片と複数の第2の金属片との間にコアを挟むことによっ
て電路を形成しているので、コアに金属線を巻回する作
業が不要となり、請求項1の発明と同様、組立作業を容
易に行うことができ、且つ、通電容量を大きくした場合
でも、小型のトロイダルコイルを実現できるという効果
がある。
【0056】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1及び第2の導電部材は、それぞれ、略C字
状に形成された複数の金属片から構成され、各金属片の
両端部は、それぞれ、隣接する別の金属片の端部に結合
されたことを特徴とし、複数の金属片の間にコアを挟む
ことによって電路を形成しているので、コアに金属線を
巻回する作業が不要となり、請求項1の発明と同様、組
立作業を容易に行うことができ、且つ、通電容量を大き
くした場合でも、小型のトロイダルコイルを実現できる
という効果がある。
【0057】請求項5の発明は、請求項1乃至4の発明
において、前記第1及び第2の導電部材の互いに結合さ
れる部位の内、少なくとも何れか一方に突起を設けたこ
とを特徴とし、第1及び第2の導電部材を抵抗溶接や抵
抗ろう付けなどの方法で結合する際に、第1及び第2の
導電部材の互いに結合される部位に設けた突起に電流が
集中するため、突起に発生するジュール熱が大きくなっ
て、結合作業を容易に行うことができ、且つ、作業時間
を短縮できるという効果がある。
【0058】請求項6の発明は、請求項1乃至4の発明
において、前記第1及び第2の導電部材は複数の金属部
材から構成され、複数の金属部材の内、少なくとも一つ
の金属部材の材料が、導電性の良好な金属材料に比べて
体積抵抗率の高い金属材料からなることを特徴とし、第
1及び第2の導電部材を構成する金属部材の材料に、導
電性の良好な金属材料に比べて体積抵抗率の高い金属材
料を用いることによって、第1及び第2の導電部材を抵
抗溶接や抵抗ろう付けなどの方法で結合する際に、体積
抵抗率の高い金属材料から形成された金属部材で発生す
るジュール熱が大きくなり、結合作業を容易に行うこと
ができ、且つ、作業時間を短縮できるという効果があ
る。
【0059】請求項7の発明は、請求項2記載のトロイ
ダルコイルを製造する製造方法であって、略円板状の板
金に絞り加工を2回施し、切り込みを設けることによっ
て、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して互いに
連結された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の
板金に切り込みを設けることによって、複数の第2の金
属片が第2の連結片を介して互いに連結された第2の導
電体を形成し、第1及び第2の導電体の間にコアを挟む
ようにして第1及び第2の導電体を結合した後、前記第
1及び第2の連結片を切断することを特徴とし、略円板
状の板金に絞り加工を2回施し、切り込みを設けること
によって、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して
互いに連結された第1の導電体を形成すると共に、略円
板状の板金に切り込みを設けることによって、複数の第
2の金属片が第2の連結片を介して互いに連結された第
2の導電体を形成しているので、導電部を2つの部品で
構成することができ、第1及び第2の導電部材を結合し
た後に第1及び第2の連結片を切断する作業が必要にな
るものの、第1及び第2の導電部材をそれぞれ複数個の
金属片で構成した場合に比べて部品点数が少なくなり、
組立作業を容易に行えるという効果がある。
【0060】請求項8の発明は、請求項2記載のトロイ
ダルコイルを製造する製造方法であって、略円板状の板
金に放射状の切り込みを形成し、曲げ加工を施すことに
よって、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して連
結された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の板
金に切り込みを設けることによって、複数の第2の金属
片が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形
成し、第1及び第2の導電体の間にコアを挟むようにし
て第1及び第2の導電体を結合した後、前記第1及び第
2の連結片を切断することを特徴とし、略円板状の板金
に放射状の切り込みを形成し、曲げ加工を施すことによ
って、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して連結
された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の板金
に切り込みを設けることによって、複数の第2の金属片
が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形成
しているので、導電部を2つの部品で構成することがで
き、第1及び第2の導電部材を結合した後に第1及び第
2の連結片を切断する作業が必要になるものの、第1及
び第2の導電部材をそれぞれ複数個の金属片で構成した
場合に比べて部品点数が少なくなり、組立作業を容易に
行うことができる。しかも、板金に曲げ加工を施すこと
によって第1の導電体を形成しているので、板金に絞り
加工を2回施して第1の導電体を形成する場合に比べ
て、加工作業を容易に行えるという効果がある。
【0061】請求項9の発明は、請求項2記載のトロイ
ダルコイルを製造する製造方法であって、板金に曲げ加
工或いは絞り加工を施すことによって前記第1の金属片
を形成すると共に、略円板状の板金に切り込みを設ける
ことによって、複数の第2の金属片が第2の連結片を介
して連結された第2の導電体を形成し、複数の第1の金
属片と第2の導電体との間にコアを挟むようにして複数
の第1の金属片と第2の導電体とを結合した後、前記第
2の連結片を切断することを特徴とし、略円板状の板金
に切り込みを設けることによって、複数の第2の金属片
が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形成
しているので、第1及び第2の導電部材を結合した後に
第2の連結片を切断する作業が必要になるものの、第1
及び第2の導電部材をそれぞれ複数個の金属片から構成
した場合に比べて部品数が少なくなり、組立作業性が向
上し、且つ、第1の金属片は板金に曲げ加工或いは絞り
加工を施すことによって形成されており、しかも第1の
金属片の形状は単純な形状であるので、板金に絞り加工
を2回施して第1の導電部材を形成する場合に比べて、
加工が容易であり、また板金に曲げ加工或いは絞り加工
を施して第1の導電部材を形成しているので、材料に無
駄となる部分がなく、材料歩留まりが向上するという効
果がある。
【0062】請求項10の発明は、請求項3記載のトロ
イダルコイルを製造する製造方法であって、略円板状の
板金に絞り加工を1回施し、切り込みを設けることによ
って、複数の第1の金属片が第1の連結片を介して連結
された第1の導電体を形成すると共に、略円板状の板金
に絞り加工を1回施し、切り込みを設けることによっ
て、複数の第2の金属片が第2の連結片を介して連結さ
れた第2の導電体を形成し、第1及び第2の導電体の間
にコアを挟むようにして第1及び第2の導電体を結合し
た後、前記第1及び第2の連結片を切断することを特徴
とし、略円板状の板金に絞り加工を1回施し、切り込み
を設けることによって、複数の第1の金属片が第1の連
結片を介して連結された第1の導電体を形成すると共
に、略円板状の板金に絞り加工を1回施し、切り込みを
設けることによって、複数の第2の金属片が第2の連結
片を介して連結された第2の導電体を形成しているの
で、導電部を2つの部品で構成することができ、第1及
び第2の導電部材を結合した後に第1及び第2の連結片
を切断する作業が必要になるものの、第1及び第2の導
電部材をそれぞれ複数個の金属片から構成した場合に比
べて部品数が少なくなり、組立作業を容易に行うことが
できる。しかも、板金にそれぞれ絞り加工を1回施すこ
とによって第1及び第2の導電体を形成しているので、
板金に絞り加工を2回施して第1及び第2の導電体を形
成する場合に比べて、加工作業を容易に行えるという効
果がある。
【0063】請求項11の発明は、請求項4記載のトロ
イダルコイルを製造する製造方法であって、棒状の金属
片に曲げ加工を施して略C字状に形成した後、各金属片
の間にコアを挟むようにして隣接する金属片の端部を互
いに結合することを特徴とし、導電部は複数個の金属片
から構成されるので、組立作業の手間はかかるが、棒状
の金属片に曲げ加工を施して略C字状に形成しており、
しかも金属片の形状は単純な形状であるので、板金に絞
り加工を施して導電部を形成する場合に比べて、加工作
業を容易に行うことができ、且つ、金属片に曲げ加工を
行っているだけなので、材料に無駄となる部分が無く、
材料歩留まりが向上するという効果がある。
【0064】請求項12の発明は、請求項7乃至11の
発明において、第1及び第2の導電部材を抵抗溶接で結
合することを特徴とし、請求項7乃至11の発明と同様
の効果を奏する。
【0065】請求項13の発明は、請求項7乃至11の
発明において、第1及び第2の導電部材をろう付けで結
合することを特徴とし、請求項7乃至11の発明と同様
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のトロイダルコイルを示し、(a)
は正面図、(b)はA−A線断面図、(c)は裏面図で
ある。
【図2】同上に用いる金属板を示し、(a)は正面図、
(b)は断面図である。
【図3】同上に用いる別の金属板の正面図である。
【図4】実施形態2のトロイダルコイルを示し、(a)
は第1及び第2の導電体を結合した状態の正面図、
(b)は連結片を切断した状態の正面図である。
【図5】同上に用いる第1の導電部材を示し、(a)は
正面図、(b)はB−B線断面図である。
【図6】同上に用いる第2の導電部材の正面図である。
【図7】実施形態3のトロイダルコイルに用いる第1の
導電部材を示し、(a)は曲げ加工前の状態を示す図、
(b)は曲げ加工後の状態を示す正面図、(c)は曲げ
加工後の状態を示すC−C線断面図である。
【図8】実施形態4のトロイダルコイルに用いる第1及
び第2の導電部材を示し、(a)は第1の導電部材の正
面図、(b)は第1の導電部材の断面図、(c)は第2
の導電部材の正面図である。
【図9】実施形態5のトロイダルコイルに用いる第1の
導電部材を示し、(a)は正面図、(b)はD−D線断
面図である。
【図10】同上に用いる第2の導電部材を示し、(a)
は正面図、(b)はE−E線断面図である。
【図11】実施形態6のトロイダルコイルを示す正面図
である。
【図12】同上に用いる金属片を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図13】実施形態7のトロイダルコイルに用いる第2
の導電部材の正面図である。
【図14】従来のトロイダルコイルの正面図である。
【符号の説明】
1 コア 1c 貫通孔 2 導電部 2a 第1の導電部材 2b 第2の導電部材 3,4 金属片 3b,3c 側片 5 端子板
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月12日(1999.10.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】(実施形態3)本実施形態のトロイダルコ
イルを図7(a)〜(c)を参照して説明する。実施形
態2のトロイダルコイルでは、略円板状の板金に絞り加
工を2回施し、さらに切り込みを設けることによって第
1の導電部材2aを形成しているが、本実施形態では、
図7(a)に示すように、略円板状の板金3hにワイヤ
カット或いは抜き加工を施すことにより放射状の切り込
み3gを設けた後、曲げ加工を行うことにより、図7
(b)(c)に示すように、上述した6個の金属片3が
同心に配置され、各金属片3における貫通孔1c側の鍔
部3dが第1の連結片(以下、連結片という)3を介
して互いに連結されたような形状に、第1の導電部材2
aを形成している。ここに、連続一体に形成された金属
片3及び連結片3から第1の導電体が構成される。
尚、第1の導電部材2a以外の構成は実施形態2のトロ
イダルコイルと同様なので、同一の構成要素には同一の
符号を付して、その説明を省略する。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に貫通孔を有する略環状の磁性体、お
    よび、該磁性体の表面を覆う絶縁部材からなるコアと、
    前記貫通孔を介して前記コアを周回し、前記コアの円周
    方向に沿って延びる電路を形成する導電部とを備え、前
    記導電部は、前記コアを間に挟むようにして互いに結合
    される第1及び第2の導電部材から構成されることを特
    徴とするトロイダルコイル。
  2. 【請求項2】前記第1の導電部材は、断面略U字状に形
    成され両側片の間にコアを挟むようにして配置される複
    数の第1の金属片から構成され、前記第2の導電部材
    は、第1の金属片における貫通孔側の側片先端部に一端
    が結合されると共に、隣接する別の第1の金属片におけ
    るコアの外周側の側片先端部に他端が結合される複数の
    第2の金属片から構成されることを特徴とする請求項1
    記載のトロイダルコイル。
  3. 【請求項3】前記第1の導電部材は、断面略L字状に形
    成され、一側片を前記貫通孔内に挿入するようにして配
    置される複数の第1の金属片から構成され、前記第2の
    導電部材は、断面略L字状に形成され、第1の金属片に
    おける貫通孔側の側片先端部に一側片先端部が結合され
    ると共に、隣接する別の第1の金属片におけるコアの外
    周側の側片先端部に他側片先端部が結合される複数の第
    2の金属片から構成されることを特徴とする請求項1記
    載のトロイダルコイル。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2の導電部材は、それぞ
    れ、略C字状に形成された複数の金属片から構成され、
    各金属片の両端部は、それぞれ、隣接する別の金属片の
    端部に結合されたことを特徴とする請求項1記載のトロ
    イダルコイル。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2の導電部材の互いに結合
    される部位の内、少なくとも何れか一方に突起を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載のトロイダルコイ
    ル。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2の導電部材は複数の金属
    部材から構成され、複数の金属部材の内、少なくとも一
    つの金属部材の材料が、導電性の良好な金属材料に比べ
    て体積抵抗率の高い金属材料からなることを特徴とする
    請求項1乃至4記載のトロイダルコイル。
  7. 【請求項7】請求項2記載のトロイダルコイルを製造す
    る製造方法であって、略円板状の板金に絞り加工を2回
    施し、切り込みを設けることによって、複数の第1の金
    属片が第1の連結片を介して互いに連結された第1の導
    電体を形成すると共に、略円板状の板金に切り込みを設
    けることによって、複数の第2の金属片が第2の連結片
    を介して互いに連結された第2の導電体を形成し、第1
    及び第2の導電体の間にコアを挟むようにして第1及び
    第2の導電体を結合した後、前記第1及び第2の連結片
    を切断することを特徴とするトロイダルコイルの製造方
    法。
  8. 【請求項8】請求項2記載のトロイダルコイルを製造す
    る製造方法であって、略円板状の板金に放射状の切り込
    みを形成し、曲げ加工を施すことによって、複数の第1
    の金属片が第1の連結片を介して連結された第1の導電
    体を形成すると共に、略円板状の板金に切り込みを設け
    ることによって、複数の第2の金属片が第2の連結片を
    介して連結された第2の導電体を形成し、第1及び第2
    の導電体の間にコアを挟むようにして第1及び第2の導
    電体を結合した後、前記第1及び第2の連結片を切断す
    ることを特徴とするトロイダルコイルの製造方法。
  9. 【請求項9】請求項2記載のトロイダルコイルを製造す
    る製造方法であって、板金に曲げ加工或いは絞り加工を
    施すことによって前記第1の金属片を形成すると共に、
    略円板状の板金に切り込みを設けることによって、複数
    の第2の金属片が第2の連結片を介して連結された第2
    の導電体を形成し、複数の第1の金属片と第2の導電体
    との間にコアを挟むようにして複数の第1の金属片と第
    2の導電体とを結合した後、前記第2の連結片を切断す
    ることを特徴とするトロイダルコイルの製造方法。
  10. 【請求項10】請求項3記載のトロイダルコイルを製造
    する製造方法であって、略円板状の板金に絞り加工を1
    回施し、切り込みを設けることによって、複数の第1の
    金属片が第1の連結片を介して連結された第1の導電体
    を形成すると共に、略円板状の板金に絞り加工を1回施
    し、切り込みを設けることによって、複数の第2の金属
    片が第2の連結片を介して連結された第2の導電体を形
    成し、第1及び第2の導電体の間にコアを挟むようにし
    て第1及び第2の導電体を結合した後、前記第1及び第
    2の連結片を切断することを特徴とするトロイダルコイ
    ルの製造方法。
  11. 【請求項11】請求項4記載のトロイダルコイルを製造
    する製造方法であって、棒状の金属片に曲げ加工を施し
    て略C字状に形成した後、各金属片の間にコアを挟むよ
    うにして隣接する金属片の端部を互いに結合することを
    特徴とするトロイダルコイルの製造方法。
  12. 【請求項12】第1及び第2の導電部材を抵抗溶接で結
    合することを特徴とする請求項7乃至11記載のトロイ
    ダルコイルの製造方法。
  13. 【請求項13】第1及び第2の導電部材をろう付けで結
    合することを特徴とする請求項7乃至11記載のトロイ
    ダルコイルの製造方法。
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