JP5144577B2 - シャント抵抗装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャント抵抗装置に関し、特に自動車電池等の大電流が流れる電流経路の電流値を計測するのに用いられるシャント抵抗装置に関する。
シャント抵抗装置は、例えば自動車電池等の大電流が流れる電流経路の電流値を計測する電流監視ユニットに設けられる。シャント抵抗装置は、特許文献1と特許文献2に開示されている。
特許文献1に開示されているシャント抵抗装置では、平板状のシャント抵抗器の上に回路基板が搭載されている。特許文献2に開示されているシャント抵抗を有する電子部品ユニットは、プリント基板と、シャント抵抗と、プリント基板を覆う蓋ケースを有し、シャント抵抗は電流経路と平行方向の端部がコ字状に折り曲げられている。そして、シャント抵抗を蓋ケースに取り付け、蓋ケースをプリント基板に装着することで、シャント抵抗の両端部がそれぞれプリント基板のスルーホールに半田付けされている。
特表2003−513596号公報 特開平11−307301号公報
ところが、特許文献1に開示されているシャント抵抗装置では、回路基板に搭載された電子部品は、シャント抵抗器に電流が流れた際の磁場の影響を受けやすく、電子部品の誤動作や電流測定等の精度が悪化する原因となりやすい。また、シャント抵抗器と回路基板が向かい合う面には、背の高い部品を載せることができない。もし、このように背の高い部品を載せると、シャント抵抗器と回路基板との距離が広がり、シャント抵抗器を電流監視ユニットに接続する導体の長さを最小限に抑えることができず。電磁妨害(EMI)の影響が出る。
特許文献2に開示されているシャント抵抗を有する電子部品ユニットでは、プリント基板に搭載された電子部品が、シャント抵抗に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けやすく、電子部品の誤動作や電流測定等の精度が悪化する原因となりやすい。また、大電流に対応するためにシャント抵抗を太くすると、プリント基板と半田付けする際に熱容量の大きなシャント抵抗への熱逃げ現象が発生して、取り付け効率が悪くなる。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、シャント抵抗と回路基板を電気的にかつ機械的に接続するための部品の点数を減らし、シャント抵抗と回路基板との電気接続間距離を最小にすることで外来ノイズの影響を受けにくいシャント抵抗装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明のシャント抵抗装置は、電子部品を搭載している回路基板と、第1導電性部材と第2導電性部材と、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材の間に配置されたシャント抵抗と、により形成されている中空体であって、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材と前記シャント抵抗により形成されている収容空間部内に前記回路基板を挿入して保持するためのガイド溝が形成されている前記中空体と、を備え、前記回路基板の端部には、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材に対して前記ガイド溝を通じて前記回路基板を電気的に接続する複数の電気接続部材が設けられていることを特徴とする。これにより、シャント抵抗と回路基板を電気的にかつ機械的に接続するための部品の点数を減らし、シャント抵抗と回路基板との電気接続間距離を最小にすることで外来ノイズの影響を受けにくくすることができる。すなわち、シャント抵抗を電流監視ユニットに接続するための導体の長さを最小限に抑えることができ、電磁妨害(EMI)の影響を少なくすることができる。
本発明のシャント抵抗装置は、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材には、前記回路基板の前記電気接続部材と前記中空体の前記ガイド溝とを電気的に接続するための導電性接続剤を注入するための貫通穴が形成されていることを特徴とする。これにより、回路基板は、電気接続部材と導電性接着剤を用いてガイド溝を通じて第1導電性部材と第2導電性部材に対して電気的に確実に直接接続できる。
本発明のシャント抵抗装置では、前記中空体の前記ガイド溝は、前記回路基板の第1端部を挿入する第1ガイド溝と、前記回路基板の第2端部を挿入する第2ガイド溝であり、前記第1ガイド溝と前記第2ガイド溝は、前記中空体の内側において、前記第1導電性部材と前記シャント抵抗と前記第2導電性部材を配置している方向に沿って形成されていることを特徴とする。これにより、回路基板は、第1導電性部材とシャント抵抗と第2導電性部材を配置している方向に沿って中空体内に挿入して固定できる。
本発明のシャント抵抗装置では、前記中空体の前記収容空間部は断面矩形状であり、前記中空体は、第1側面部、第2側面部、第3側面部、そして第4側面部により形成されていることを特徴とする。これにより、中空体は、回路基板を4方から囲んで収容できるので、回路基板に搭載された電子部品が、シャント抵抗に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けにくい。
本発明のシャント抵抗装置では、前記中空体は、断面U字型に形成されていることを特徴とする。これにより、中空体は、回路基板を3方から囲んで収容できるので、回路基板に搭載された電子部品が、シャント抵抗に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けにくい。
本発明のシャント抵抗装置では、前記中空体の前記収容空間部は、断面円形形状であることを特徴とする。これにより、中空体は、回路基板を囲んで収容できるので、回路基板に搭載された電子部品が、シャント抵抗に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けにくい。
本発明のシャント抵抗装置は、前記回路基板には、前記シャント抵抗の電圧降下を検出する前記電子部品が搭載されていることを特徴とする。これにより、シャント抵抗の電圧降下を検出できる。
本発明によれば、シャント抵抗と回路基板を電気的にかつ機械的に接続するための部品の点数を減らし、シャント抵抗と回路基板との電気接続間距離を最小にすることで外来ノイズの影響を受けにくいシャント抵抗装置を提供することができる。
本発明のシャント抵抗装置の好ましい実施形態を示し、中空体と、回路基板を分離した状態を示す斜視図である。 図1に示す中空体内に回路基板を収容した状態を示す斜視図である。 本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。 図3に示す中空体内に回路基板を収容した状態を示す斜視図である。 図4に示すシャント抵抗装置を示す側面図である。 本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。 本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のシャント抵抗装置の好ましい実施形態を示し、中空体2と、回路基板20を分離した状態を示す斜視図である。図2は、図1に示す中空体2の収容空間部6内に回路基板20を挿入して収容した状態を示す斜視図である。
図1と図2に示すシャント抵抗装置1の中空体2は、2つのバスバー3,4と、1つのシャント抵抗5を有している。バスバー3は第1導電性部材であり、バスバー4は第2導電性部材である。
図1に示すバスバー3,4は、導電性を有する金属、例えば銅やアルミニウム等で作られており、同じ大きさを有する断面矩形の中空部を有する部材である。バスバー3は、第1側面部3A、第2側面部3B、第3側面部3C、第4側面部3Dを有しており、第1側面部3A、第2側面部3B、第3側面部3C、第4側面部3Dは断面矩形の中空部3Sを形成している。
同様にして、バスバー4は、第1側面部4A、第2側面部4B、第4側面部4C、第4側面部4Dを有しており、第1側面部4A、第2側面部4B、第4側面部4C、第4側面部4Dは断面矩形の中空部4Sを形成している。
図1に示すシャント抵抗5は、バスバー3,4の間に設けられている。シャント抵抗5は、予め定めた所定の抵抗値を有するように金属材料の断面積、長さを調整して形成されている。シャント抵抗5は、第1側面部5A、第2側面部5B、第5側面部5C、第4側面部5Dを有しており、第1側面部5A、第2側面部5B、第5側面部5C、第4側面部5Dは断面矩形の中空部5Sを形成している。
図1に示すように、シャント抵抗5の第1端面部5Rが、バスバー3の第1端面部3Rに対して接着もしくは溶接により電気的に接続して固定されている。同様にして、シャント抵抗5の第2端面部5Tが、バスバー4の第1端面部4Rに対して接着もしくは溶接により電気的に接続して固定されている。これにより、中空体2は、軸方向CLに沿ってバスバー3、シャント抵抗5、そしてバスバー4の順番に配列されている。中空体2の内部は、回路基板20を収容する断面矩形の収容空間部6であり、この収容空間部6は、バスバー3の中空部3Sとバスバー4の中空部4Sとシャント抵抗5の中空部5Sにより形成されている。
図1に示すように、中空体2の第2側面部3B、5B、4Bの内壁には、第1ガイド溝7が軸方向CLに平行に形成されている。また、中空体2の第4側面部3D、5D、4Dの内壁には、第2ガイド溝8が軸方向CLに平行に形成されている。これらの第1ガイド溝7と第2ガイド溝8は、回路基板20を軸方向CLに沿って挿入および離脱可能に案内して固定するためのガイド溝である。
図1と図2に示すように、第1ガイド溝7と第2ガイド溝8は対面しており、中空体2の高さ方向Zに関して、所定の位置に形成されている。高さ方向Zと軸方向CLは直交している。第1ガイド溝7と第2ガイド溝8は、バスバー3の第2端面部3Tからバスバー4の第2端面部4Tまで連続して形成されている。
次に、図1を参照して、回路基板20を説明する。
回路基板20は、例えば長方形の回路基板であり、中空体2の収容空間部6内に挿入可能な大きさである。回路基板20の第1面28上には、電圧降下検出素子(例えばIC)30やその他の電子部品31,32,33,34,35,36が搭載されている。電圧降下検出素子30は、回路基板20においてその入力端子と電気接続パッド23,24とを結ぶ経路が最短になるように配置されており、シャント抵抗装置1の中空体2のシャント抵抗5に流れる電流によって生じる電圧降下を検出する。
図1に例示するように、回路基板20の第1端部21には、2つの電気接続パッド23,24が配置され、回路基板20の第2端部22には、2つの電気接続パッド25,26が配置されている。第2端部22は第1端部21の反対側である。2つの電気接続パッド23,25がX方向に関して対向した位置に配置され、2つの電気接続パッド24,26がX方向に関して対向した位置に配置されている。X方向、Z方向、軸方向CLは互いに直交している。
電気接続パッド23,25は、回路基板20の電気配線部をバスバー4に対して電気的に接続するために設けられ、銅等の導電性金属により形成されている。電気接続パッド23,25は、バスバー4の第1ガイド溝7と第2ガイド溝8にそれぞれ挿入され第1ガイド溝7の内面と第2ガイド溝8バスバー4の内面に対して密着されることでバスバー4に対して電気的に接続される。
ここで、図1では、各電気接続パッド23〜26は、回路基板20の第1面28と、第1面28とは反対側の第2面29にわたって形成されているが、バスバー4との電気的な接続を得られればよく、例えば、回路基板20の第1面28のみに形成されていてもよい。
また、電気接続パッド24,26は、回路基板20の電気配線部をバスバー3に対して電気的に接続するために設けられ、電気接続パッド24,26は、バスバー3の第1ガイド溝7と第2ガイド溝8にそれぞれ挿入され第1ガイド溝7の内面と第2ガイド溝8バスバー4の内面に対して密着されることでバスバー3に対して電気的に接続される。
このように、1対の電気接続パッド23,25は、回路基板20の電気配線部をバスバー4に対して電気的に直接接続し、もう一対の電気接続パッド24,26は、回路基板20の電気配線部をバスバー3に対して電気的に直接接続する。このために、電気接続パッド23,24の配置間隔Mと電気接続パッド25,26の配置間隔Mは、シャント抵抗5の軸方向CLの幅Nに比べて大きく設定されている。
次に、上述したシャント抵抗装置1の使用例を、図1と図2を参照して説明する。
回路基板20の第1端部21と第2端部22は、シャント抵抗装置1の中空体2の第1ガイド溝7と第2ガイド溝8内に、軸方向CLに沿って挿入する。これにより、回路基板20の全体が中空体2の収容空間部6内に確実に収容できる。回路基板20が中空体2の収容空間部6内に収容された状態では、回路基板20の電気配線部は、2つの電気接続パッド23,24と第1ガイド溝7を介して、中空体2のバスバー4,3側に電気的に直接接続されるとともに、回路基板20の電気配線部は、2つの電気接続パッド25,26と第2ガイド溝8を介して中空体2のバスバー4,3側に電気的に直接接続される。
このように、回路基板20の電気配線部は、4つの電気接続パッド23〜26を通じて、中空体2のバスバー4,3に対して電気的に直接接続できるので、回路基板20の電気配線部と中空体2のバスバー4,3に対して電気的に接続するために別途部品を用意する必要がないので、部品点数を削減して、低コスト化を図ることができる。
しかも、回路基板20は中空体2内に収容でき、回路基板20の電気配線部は電気接続パッド23〜26を用いて電気的に直接接続できるので、回路基板20と中空体2のバスバー4,3との電気接続間距離を最小にすることができる。これにより、回路基板20とシャント抵抗装置1の中空体2との電気接続部における外来ノイズ等の影響を受けにくくすることができる。
図1に示す回路基板20は、中空体2の内壁の第1ガイド溝7と第2ガイド溝8に対して差し込むだけで、中空体2の収容空間部6内に収容して固定できるので、回路基板20の組み付け工程を簡略化できる。矩形状の中空体2の内側に回路基板2を配置することにより、回路基板2が金属体である中空体2により4方が囲まれており、回路基板2に搭載された電圧降下検出素子30やその他の電子部品31,32,33,34,35,36が、シャント抵抗5に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けにくい。すなわち、磁場による電子部品の誤動作や電流測定精度の悪化を防ぐことができる。
また、シャント抵抗装置1の中空体2の収容空間部6内に回路基板20を収容することができるので、外部からの電磁波に対しても回路基板20の耐電磁波性能を高めることができる。
シャント抵抗装置1の中空体2は、軸方向CLに直交する面における断面積を大きく確保できるので、中空体2には大電流を流すことができる。また、中空体2は、軸方向CLに直交する面における断面積を大きく確保できるので、放熱効果が得られ、通電時の中空体2や回路基板20の温度上昇を防げる。
シャント抵抗装置1の中空体2が収容空間部6を有する断面矩形形状に形成されているので、中空体2は、折れや曲がりに対して機械的強度が大きく、板状の部材に比べて強固な構造体とすることができる。従って、回路基板20は強固な構造体である中空体2により外力から保護できる。中空体2と回路基板20によって形成されるシャント抵抗装置1は、単純な四角柱とみなせるので、中空体2と回路基板20を外包するパッケージの形状を単純にすることができる。
次に、図3〜図5を参照して、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を説明する。
図3は、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。図4は、図3に示す中空体2の収容空間部6内に回路基板20を収容した状態を示す斜視図である。図5は、図4に示すシャント抵抗装置を示す側面図である。図3〜図5に示すシャント抵抗装置1Aは、図1と図2に示すシャント抵抗装置1とほぼ同じであるが、微小な4つの円形状の貫通穴40が追加して形成されていることが異なる。
図3に示す4つの貫通穴40は、第1側面部3Bと第3側面部3Dと、第1側面部4Bと第2側面部4Dにおいて、回路基板20の電気接続パッド23〜26の付近にそれぞれ形成されている。各貫通穴40内には、例えば導電性接着剤42が注入される。これにより、回路基板20の電気配線部は、電気接続パッド23,24と導電性接着剤42を用いて第1ガイド溝7の内面を通じてバスバー4,3に対して電気的に確実に直接接続でき、回路基板20は、電気接続パッド25,26と導電性接着剤42を用いて第2ガイド溝7の内面を通じてバスバー4,3に対して電気的に確実に直接接続できる。
次に、図6を参照して、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を説明する。
図6は、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。図6に示すように、シャント抵抗装置1またはシャント抵抗装置1Aが電流経路に電気的に接続される例を示している。バスバー4の第1側面部4Aには、ハーネス50が金属圧着端子51を用いてネジ止めにより電気的にかつ機械的に固定されている。同様にして、バスバー3の第1側面部3Aには、ハーネス52が金属圧着端子53を用いてネジ止めにより電気的にかつ機械的に固定されている。
次に、図7を参照して、本発明のシャント抵抗装置のさらに別の実施形態を説明する。
図7は、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。図7に示すように、シャント抵抗装置1Bの中空体2のシャント抵抗55は、バスバー53,54の間に配置されている。図7の実施形態が図1の実施形態と異なるのは、図1に示す第3側面部5C、3C、4Cが省略されており、シャント抵抗55とバスバー53,54は、共に断面U字型を有していることである。シャント抵抗55とバスバー53,54の内壁には、第1ガイド溝7と第2ガイド溝8が形成されている。このようなシャント抵抗装置1Bの中空体2の構造を採用することで、軽量化を図ることができる。中空体2は、回路基板を3方から囲んで収容できるので、回路基板20に搭載された電子部品が、シャント抵抗55に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けにくい。
次に、図8を参照して、本発明のシャント抵抗装置のさらに別の実施形態を説明する。
図8は、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図である。図8に示すように、シャント抵抗装置1Cの中空体2のシャント抵抗65は、バスバー63,64の間に設けられている。図7の実施形態が図1の実施形態と異なるのは、シャント抵抗65とバスバー63,64は、共に円筒部材であることである。従って、中空体2の収容空間部66は断面円形状を有する。シャント抵抗65とバスバー63,64の内側には、第1ガイド溝7と第2ガイド溝8が形成されている。中空体2は、回路基板20を囲んで収容できるので、回路基板20に搭載された電子部品が、シャント抵抗65に流れる電流によって発生する磁場の影響を受けにくい。
次に、図9を参照して、本発明のシャント抵抗装置のさらに別の実施形態を説明する。
図9は、本発明のシャント抵抗装置の別の実施形態を示す斜視図であり、中空部2の上部の一部を切り欠いて示している。図9に示すシャント抵抗装置1Dは、図1に示すシャント抵抗装置1と基本的には同じであるが、シャント抵抗装置1Dでは、第1ガイド溝7と第2ガイド溝8はバスバー3の第2端面部3Tからバスバー4の第2端面部4Tの手前の部分まで連続して形成されている。
つまり、第1ガイド溝7と第2ガイド溝8がバスバー4の第2端面部4Tまでは形成されておらず、間隔Wの位置決め部77だけ残している。このように、第1ガイド溝7と第2ガイド溝8の軸方向CLの長さを中空体2の軸方向CLの長さよりも短くすることで、回路基板20を第1ガイド溝7と第2ガイド溝8に沿って挿入する際に、中空体2に対する回路基板20の軸方向CLに関する位置決めと固定作業を容易にしかも確実に行うことができる。このような位置決め部77を有する第1ガイド溝7と第2ガイド溝8を設定することは、すでに説明した各実施形態にも適用できる。
また、図3から図9に示す上述した本発明の各実施形態は、図1と図2に示す本発明の実施形態と同様の作用効果を発揮する。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。また、各実施形態は、相互に組み合わせることができる。
例えば、ハーネス50,52は、それぞれバスバー4,3に対してネジ止めを用いて電気的にかつ機械的に接続されている。しかし、これに限らず、ハーネス50,52は、バスバー4,3に対して溶接により電気的にしかも機械的に接続することもできる。また、4つの電気接続パッド23〜26が回路基板20に配置されているが、これに限らず回路基板20には、各バスバー3,4に対して1つずつ以上であれば3つあるいは5つ以上必要に応じて配置することができる。
1 シャント抵抗装置
2 中空体
3 バスバー(第1導電性部材)
4 バスバー(第2導電性部材)
5 シャント抵抗(シャント抵抗材ともいう)
6 収容空間部
7 第1ガイド溝
8 第2ガイド溝
20 回路基板
23〜26 電気接続パッド(電気接続部材の一例)
30 電圧降下検出素子
31〜36 電子部品

Claims (8)

  1. 電子部品を搭載している回路基板と、
    第1導電性部材と第2導電性部材と、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材の間に配置されたシャント抵抗と、により形成され、内部に前記回路基板を挿入して保持するためのガイド溝を有する中空体と、
    を備えていることを特徴とするシャント抵抗装置。
  2. 前記回路基板は、端部に、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材の前記ガイド溝に電気的に接続される複数の電気接続部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のシャント抵抗装置。
  3. 前記第1導電性部材と前記第2導電性部材は、前記回路基板の前記電気接続部材に対応する部分に、前記電気接続部材と第1導電性部材又は前記第2導電性部材を電気的に接続するための導電性接続剤を注入するための貫通穴を備えていることを特徴とする請求項に記載のシャント抵抗装置。
  4. 前記中空体の前記ガイド溝は、前記回路基板の第1端部を挿入する第1ガイド溝と、前記回路基板の第2端部を挿入する第2ガイド溝であり、
    前記第1ガイド溝と前記第2ガイド溝は、前記中空体の内側において、前記第1導電性部材と前記シャント抵抗と前記第2導電性部材を配置している方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシャント抵抗装置。
  5. 前記中空体の収容空間部は断面矩形状であることを特徴とする請求項3に記載のシャント抵抗装置。
  6. 前記中空体は、断面U字型に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャント抵抗装置。
  7. 前記中空体の収容空間部は、断面円形形状であることを特徴とする請求項1に記載のシャント抵抗装置。
  8. 前記回路基板には、前記シャント抵抗の電圧降下を検出する前記電子部品が搭載されていることを特徴とする請求項1に記載のシャント抵抗装置。
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