JP6025017B2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6025017B2
JP6025017B2 JP2012047227A JP2012047227A JP6025017B2 JP 6025017 B2 JP6025017 B2 JP 6025017B2 JP 2012047227 A JP2012047227 A JP 2012047227A JP 2012047227 A JP2012047227 A JP 2012047227A JP 6025017 B2 JP6025017 B2 JP 6025017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
door
switching
mode
button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012047227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013181352A (ja
Inventor
明 金澤
明 金澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012047227A priority Critical patent/JP6025017B2/ja
Publication of JP2013181352A publication Critical patent/JP2013181352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6025017B2 publication Critical patent/JP6025017B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、ドアロック装置に関するものである。
特許文献1には、自動車の車内にキーが閉じ込められるのを防止するためのドアロックに関する技術が開示されている。このドアロック装置は、開放されたドアに対しドアロック操作され、その後、ドアを閉めた場合に、所定の時間のあいだ、ドアをアンロック状態にするものである。このドアロック装置によれば、車内にキーを残したまま、ドアをロック操作して閉めてしまった場合でも、所定時間の間であれば、ドアを開けてキーの閉じ込めを回避できる。
特開平04−327669号公報
特許文献1のドアロック装置が有効なのは、開いているドアをロック操作して閉めた場合であり、次のようなケースでは、キーの閉じ込めを防止することはできない。例えば、リモコンキーの操作方法を知らない子供だけを車内に残し、親が、短時間のあいだ車外へ出たり、車外で洗車等の作業を行ったりするときに、子供が退屈しないようにリモコンキーを持たせて遊ばせておく、といった状況では、子供が誤ってリモコンキーのロックスイッチを操作してしまうことがある。また、キーが車内にある状態で、子供が誤ってドアのロックスイッチを操作してしまうこともある。このように、ドアを閉めた状態で、車内からロック操作されてしまった場合、特許文献1のドアロック装置は、キーの閉じ込めを防止するための解決手段とはならない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、車内での誤操作に起因してドアがロックされてしまうのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ドアをロック状態とアンロック状態との間で切り替えるロック手段と、操作部を有し、前記操作部における操作形態を操作信号として出力する操作手段と、前記操作手段から入力される操作信号に基づいて、前記ロック手段の切り替え動作を制御する制御手段と、前記制御手段における制御モードを、通常操作モードと、前記操作部において必要とされる操作形態を前記通常操作モードよりも複雑にした誤操作防止モードとの間で切り替えるスイッチング手段とを備え、前記制御手段は、入力される操作信号が制御モードと対応していることを条件として、前記ロック手段の切り替え動作を実行させるようになっており、前記操作部が、前記ドアをロック状態に切り替えるためのロックボタンを有し、前記制御手段が前記誤操作防止モードに切り替わった状態で、前記ロックボタンに対し前記誤操作防止モードに対応する複雑なボタン操作が行われた場合に、前記制御手段から制御信号が出力されて前記ロック手段が切り換え動作を行い、前記ドアがアンロック状態からロック状態へと切り替わるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スイッチング手段が、車内に設けられ、手動による任意操作が可能な手動スイッチを備えているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記スイッチング手段が、前記ドアに設けられ、車内からの前記ドアの開放操作を無効にするチャイルドロック機能が設定されているか否かに基づいて作動するチャイルドロックスイッチを備えているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記スイッチング手段が、車内にチャイルドシートが装着されているか否かに基づいて作動するチャイルドシートスイッチを備えているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記誤操作防止モードにおいて前記ロック手段の切り替え動作を行わせる場合は、前記操作部を構成する操作ボタンを、通常操作モードよりも長い時間押し続ける操作形態が必要とされるようになっているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記操作部が、前記ドアをアンロック状態に切り替えるためのアンロックボタンを有し、前記誤操作防止モードにおいて、前記ドアをロック状態とする場合は、前記ロックボタンと前記アンロックボタンを同時に押した後、所定時間内に前記ロックボタンを押す操作が必要とされるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
スイッチング手段によって制御手段の制御モードが誤操作防止モードに切り替えられた状態で、ドアをロックするためには、操作部において通常時よりも複雑な操作を行う必要がある。したがって、車内で誤って通常のロック操作を行っても、ドアがロックされる虞はない。
<請求項2の発明>
手動スイッチを操作することにより、車内からの誤操作に起因してドアがロックされてしまうのを、任意に設定することができる。
<請求項3の発明>
ドアのチャイルドロックを設定しておけば、車内からの誤操作に起因してドアがロックされてしまうことを防止できる。
<請求項4の発明>
チャイルドシートを装着しておけば、車内からの誤操作に起因してドアがロックされてしまうことを防止できる。
<請求項5の発明>
誤操作防止モードでは、通常操作モードと同じような短時間の押し操作を行っても、ドアがロックされてしまうことはない。
<請求項6の発明>
誤操作防止モードでは、通常操作モードと同じようにロックボタンとアンロックボタンのいずれか一方のみを押す操作を行っても、ドアがロックされてしまうことはない。
実施形態1のドアロック装置の構成をあらわすブロック図 リモコンキーの構成図 ドアロック装置が設けられている自動車の側面図 誤操作によってドアがロックされるのを防止するための制御工程をあらわすフローチャート 実施形態2のドアロック装置の構成をあらわすブロック図 ドアロック装置が設けられている自動車の側面図 誤操作によってドアがロックされるのを防止するための制御工程をあらわすフローチャート
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1〜図4を参照して説明する。本実施形態1のドアロック装置10は、図3に示す4ドアタイプの自動車11に設けられている。前部ドア12と後部ドア13には、夫々、各ドア12,13をロック(施錠)状態とアンロック(解錠)状態との間で切り替えるためのロック手段14が設けられている。図1に示すように、ロック手段14の切り替え動作は、図示しないECU (Engine Control Unit)に設けた制御手段15から出力される制御信号に基づいて行われる。制御手段15によるロック手段14の制御は、リモコンキー16(本発明の構成要件である操作手段)から入力される操作信号と、スイッチング手段20から出力されるトリガー信号(スイッチング手段20がON状態に切り替わったことを示す信号)とに基づいて行われる。
リモコンキー16は、携帯可能であって、図2に示すように、全てのドア12,13を集中的にロック・アンロック操作するための操作部17と、操作部17における操作形態を操作信号として出力する発信部18とを備えて構成されている。操作部17は、全てのドア12,13を一斉にロック状態に切り替える操作を行うためのロックボタン17L(本発明の構成要件である操作ボタン)と、全てのドア12,13を一斉にアンロック状態に切り替える操作を行うためのアンロックボタン17U(本発明の構成要件である操作ボタン)とを備えて構成されている。
図1に示すように、スイッチング手段20は、手動スイッチ21と、チャイルドロックスイッチ22(図4のフローチャートでは、チャイルドロックSWと表記)と、チャイルドシートスイッチ23(図4のフローチャートでは、チャイルドシートSWと表記)とを備えて構成されている。
手動スイッチ21は、車内の運転席の近傍位置に設けられ、手動による任意の操作により、チャイルド設定のON・OFFを切り替えるようになっている。チャイルド設定がON状態になると、手動スイッチ21から制御手段15へトリガー信号が出力され、チャイルド設定がOFF状態になると、トリガー信号の出力が停止するようになっている。
チャイルドロックスイッチ22は、後部ドア13に設けられ、車内からの後部ドア13の開放操作を無効にするチャイルドロック機能が設定されているか否かに基づいて作動する。チャイルドロック機能が設定されると、チャイルドロックスイッチ22がON状態になってトリガー信号が制御手段15へ出力され、チャイルドロック機能が解除されると、チャイルドロックスイッチ22がOFF状態になってトリガー信号の出力が停止するようになっている。
チャイルドシートスイッチ23は、後部シート24に設けられ、後部シート24にチャイルドシート25が装着されたか否かを検出して作動する。後部シート24にチャイルドシート25が装着された状態では、チャイルドシートスイッチ23がON状態になってトリガー信号が制御手段15へ出力される。また、後部シート24からチャイルドシート25が外された状態では、チャイルドシートスイッチ23がOFF状態になってトリガー信号の出力が停止するようになっている。
制御手段15は、通常操作モードと誤操作防止モードのうちいずれかの制御モードでロック手段14の制御を行う。初期状態の制御モードは通常操作モードである。通常操作モードでは、ロック手段14にロック・アンロックの切り替えを実行させるための条件として操作部17において必要とされる操作形態が、最も簡単である。つまり、ドア12,13をロックしたい場合は、ロックボタン17Lを1回だけ押し操作すればよく、ドア12,13をアンロックしたい場合は、アンロックボタン17Uを1回だけ押し操作すればよい。押し操作の際には、ボタン17L,17Uを押し続ける必要はなく、瞬間的(例えば、1秒以内)で構わない。
一方、誤操作防止モードでは、ロック手段14にロック・アンロックの切り替えを実行させるための条件として操作部17において必要とされる操作形態が、通常操作モードよりも複雑になっている。つまり、ドア12,13をロックしたい場合は、ロックボタン17Lを、通常操作モードで必要とされる押し時間より長く(例えば、1秒以上)押し続ける必要がある。同様に、ドア12,13をアンロックしたい場合は、アンロックボタン17Uを、通常操作モードで必要とされる押し時間より長く押し続ける必要がある。したがって、誤操作防止モードでは、各ボタン17L,17Uを瞬間的に押しただけでは、ロック手段14の切り替え動作は行われず、ドア12,13をロック・アンロックするためには、各ボタン17L,17Uを長押ししなければならない。
次に、本実施形態1の作用を図4のフローチャートを参照して説明する。全てのドア12,13が閉じられると、まず、手動スイッチ21のチャイルド設定がON状態であるかどうか判断される(ステップS101)。チャイルド設定がON状態でる場合には、手動スイッチ21から制御手段15へトリガー信号が出力され、これにより、制御手段15においては、制御モードが、初期状態の通常操作モードから誤操作防止モードに切り替わる。チャイルド設定がOFF状態の場合は、手動スイッチ21からはトリガー信号は出力されず、チャイルドロックスイッチ22がON状態であるかどうかが判断される(ステップS102)。チャイルドロック機能が設定されてチャイルドロックスイッチ22がON状態である場合は、チャイルドロックスイッチ22から制御手段15へトリガー信号が出力され、制御手段15における制御モードが誤操作防止モードに切り替わる。
手動スイッチ21とチャイルドロックスイッチ22が共にOFF状態である場合は、手動スイッチ21からもチャイルドロックスイッチ22からもトリガー信号が出力されず、チャイルドシートスイッチ23がON状態であるかどうかが判断される(ステップS103)。後部シート24にチャイルドシート25が装着されてチャイルドシートスイッチ23がON状態になっている場合は、チャイルドシートスイッチ23から制御手段15へトリガー信号が出力され、制御手段15における制御モードが誤操作防止モードに切り替わる。
制御手段15が誤操作防止モードに切り替わった状態では、リモコンキー16のボタン17L,17Uが長押し(ON長押し)されたかどうかが判断される(ステップS104)。リモコンキー16のボタン17L,17Uが長押しされた場合は、制御手段15から制御信号が出力されてロック手段14が切り替え動作(ドア12,13のロックのON/OFFの切り替え)を行い、ドア12,13が、ロック状態からアンロック状態へ、またはアンロック状態からロック状態へと切り替わる(ステップS105)。ロック手段14が切り替え動作を行うと、制御手段15の制御モードが誤操作防止モードから通常操作モードへ切り替わり(ステップS106)。その後、いずれかのドア12,13が開いているかどうかが判断される(ステップS107)。
また、ステップS101、ステップS102、ステップS103において、手動スイッチ21とチャイルドロックスイッチ22とチャイルドシートスイッチ23のいずれもOFF状態であると判断された場合は、制御手段15の制御モードは通常操作モードのままである。そして、リモコンキー16のボタン17L,17Uに対し通常の押し操作が行われたかどうかが判断される(ステップS108)。ボタン17L,17Uに対し通常の押し操作が行われると、制御手段15から制御信号が出力されてロック手段14が切り替え動作(ドア12,13のロックのON/OFFの切り替え)を行い、ドア12,13が、ロック状態からアンロック状態へ、またはアンロック状態からロック状態へと切り替わる(ステップS109)。この後、いずれかのドア12,13が開いいているかどうかが判断される(ステップS107)。
ステップS107において、いずれのドア12,13も開いていない(全てのドア12,13が閉じている)と判断された場合は、ステップS101に戻り、手動スイッチ21のチャイルド設定がONであるかどうか判断される。いずれかのドア12,13が開いていると判断された場合は、車内からの誤操作に起因してドア12,13がロックされるのを防止するための制御が終了する。
上述のように本実施形態1のドアロック装置10は、ドア12,13をロック状態とアンロック状態との間で切り替えるロック手段14と、操作部17を有し、操作部17における操作形態を操作信号として出力するリモコンキー16と、リモコンキー16から入力される操作信号に基づいてロック手段14の切り替え動作を制御する制御手段15と、制御手段15における制御モードを、通常操作モードと、操作部17において必要とされる操作形態を通常操作モードよりも複雑にした誤操作防止モードとの間で切り替えるスイッチング手段20とを備える。
誤操作防止モードにおいてロック手段14の切り替え動作を行わせる場合は、操作部17を構成する操作部17(ロックボタン17L、アンロックボタン17U)を、通常操作モードよりも長い時間押し続ける操作形態が必要とされる。そして、制御手段15は、リモコンキー16から入力される操作信号が制御モードと対応していることを条件として、ロック手段14の切り替え動作を実行させるようになっている。
この構成によれば、スイッチング手段20によって制御手段15の制御モードが誤操作防止モードに切り替えられた状態で、ドア12,13をロックするためには、操作部17において通常時よりも複雑な操作を行う必要がある。したがって、車内に残された子供が、リモコンキー16で遊んでいる間に、誤って通常のロック操作(ロックボタン17Lを瞬間的に押す操作)を行っても、ドア12,13がロックされる虞はない。
また、スイッチング手段20は、車内に設けられ、手動による任意操作が可能な手動スイッチ21を備えているので、手動スイッチ21を操作することにより、車内からの誤操作に起因してドア12,13がロックされてしまうのを、任意に設定することができる。
また、スイッチング手段20は、後部ドア13に設けられ、車内からの後部ドア13の開放操作を無効にするチャイルドロック機能が設定されているか否かに基づいて作動するチャイルドロックスイッチ22も備えている。したがって、後部ドア13のチャイルドロックを設定しておけば、車内からの誤操作に起因してドア12,13がロックされてしまうことを防止できる。
また、スイッチング手段20が、車内にチャイルドシート25が装着されているか否かに基づいて作動するチャイルドシートスイッチ23も備えているので、チャイルドシート25を装着しておけば、車内からの誤操作に起因してドア12,13がロックされてしまうことを防止できる。
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図5〜図7を参照して説明する。本実施形態2のドアロック装置30は、操作手段と、誤操作防止モードにおいて必要とされる操作部32の操作形態が、上記実施形態1と異なる。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
上記実施形態1では操作手段がリモコンキー16であったのに対し、本実施形態2の操作手段はドアロックスイッチ31である。したがって、制御手段15によるロック手段14の制御は、ドアロックスイッチ31から入力される操作信号と、スイッチング手段20から出力されるトリガー信号(スイッチング手段20がON状態に切り替わったことを示す信号)とに基づいて行われる。
図6に示すように、ドアロックスイッチ31は、運転席側の前部ドア12に設けられており、全てのドア12,13を集中的にロック・アンロック操作するための操作手段として機能する。ドアロックスイッチ31(図7のフローチャートでは、ドアロックSWと表記)は、操作部32と、操作部32における操作形態を操作信号として出力する発信部(図示省略)とを備えて構成されている。操作部32は、ドア12,13をロック状態に切り替える操作を行うためのロックボタン32Lと、ドア12,13をアンロック状態に切り替える操作を行うためのアンロックボタン32Uとを備えて構成されている。
制御手段15は、通常操作モードと誤操作防止モードのうちいずれかの制御モードでロック手段14の制御を行う。初期状態の制御モードは通常操作モードである。通常操作モードでは、ロック手段14にロック・アンロックの切り替えを実行させるための条件として操作部32において必要とされる操作形態が、最も簡単である。つまり、全てのドア12,13を一斉にロックしたい場合は、ロックボタン32Lを1回だけ押し操作すればよく、全てのドア12,13を一斉にアンロックしたい場合は、アンロックボタン32Uを1回だけ押し操作すればよい。押し操作の際には、ボタン32L,32Uを押し続ける必要はなく、瞬間的(例えば、1秒以内)で構わない。
一方、誤操作防止モードでは、ロック手段14にロック・アンロックの切り替えを実行させるための条件として操作部32において必要とされる操作形態が、通常操作モードよりも複雑になっている。つまり、全てのドア12,13を一斉にロックしたい場合は、ロックボタン32Lとアンロックボタン32Uを同時に押した後、所定の操作許容時間(本実施形態2では、10秒)が経過する前にロックボタン32Lを押す操作が必要である。また、全てのドア12,13を一斉にアンロックしたい場合は、ロックボタン32Lとアンロックボタン32Uを同時に押した後、所定の操作許容時間(本実施形態2では、10秒)が経過する前にアンロックボタン32Uを押す操作が必要がある。したがって、誤操作防止モードでは、通常操作のように各ボタン32L,32Uを瞬間的に押しただけでは、ロック手段14の切り替え動作は行われない。
次に、本実施形態2の作用を図7のフローチャートを参照して説明する。全てのドア12,13が閉じられると、まず、手動スイッチ21のチャイルド設定がON状態であるかどうか判断される(ステップS201)。チャイルド設定がON状態でる場合には、手動スイッチから制御手段15へトリガー信号が出力され、これにより、制御手段15における制御モードが、初期状態の通常操作モードから誤操作防止モードに切り替わる。チャイルド設定がOFF状態の場合は、手動スイッチ21からはトリガー信号は出力されず、チャイルドロックスイッチ22がON状態であるかどうかが判断される(ステップS202)。チャイルドロック機能が設定されてチャイルドロックスイッチ22がON状態である場合は、チャイルドロックスイッチ22から制御手段15へトリガー信号が出力され、制御手段15における制御モードが誤操作防止モードに切り替わる。
手動スイッチ21とチャイルドロックスイッチ22が共にOFF状態である場合は、手動スイッチ21からもチャイルドロックスイッチ22からもトリガー信号が出力されず、チャイルドシートスイッチ23がON状態であるかどうかが判断される(ステップS203)。後部シート24にチャイルドシート25が装着されてチャイルドシートスイッチ23がON状態になっている場合は、チャイルドシートスイッチ23から制御手段15へトリガー信号が出力され、制御手段15における制御モードが誤操作防止モードに切り替わる。
制御手段15が誤操作防止モードに切り替わった状態では、ドアロックスイッチ31のロックボタン32Lとアンロックボタン32Uが同時に押された(ドアロックSWがON OFF同時押しされた)かどうかが判断される(ステップS204)。ロックボタン32Lとアンロックボタン32Uが同時に押された場合は、一時的に、通常操作によるロック手段14の切替を許容する操作許容モードとなり、同時押しから10秒(操作許容時間)が経過したかどうかが判断される(ステップS205)。10秒が経過するまでの間は、ドアロックスイッチ31のロックボタン32L又はアンロックボタン32Uが押し操作されたかどうかが判断される(ステップS206)。
同時押しから10秒が経過する前にロックボタン32L又はアンロックボタン32Uが押し操作(ドアロックSWがONorOFF?)された場合は、制御手段15から制御信号が出力されてロック手段14が切り替え動作(ドアのONorOFFの切り替え)を行い、ドア12,13が、ロック状態からアンロック状態へ、またはアンロック状態からロック状態へと切り替わる(ステップS207)。ロック手段14が切り替え動作を行うと、制御手段15の制御モードが誤操作防止モードから通常操作モードへ切り替わる(ステップS208)。この後、いずれかのドア12,13が開いているかどうかが判断される(ステップS209)。
ロックボタン32Lとアンロックボタン32Uが同時押しされてから10秒が経過するまで、ロックボタン32Lもアンロックボタン32Uも押し操作されなかった場合は、ロック手段14の切り替え動作は行われない。そして、同時押し操作から10秒が経過すると、操作許容モードが解除されて誤操作防止モードに戻り、再び、ドアロックスイッチ31のロックボタン32Lとアンロックボタン32Uが同時に押されたかどうかが判断される(ステップS204)。また、ロックボタン32Lとアンロックボタン32Uが同時押しされていない状態では、ロックボタン32L又はアンロックボタン32Uを短時間だけ押すという通常の操作を行っても、制御手段15からロック手段14に制御信号は出力されず、ロック手段14の切り替え動作も行われない。
また、ステップS201、ステップS202、ステップS203において、手動スイッチ21とチャイルドロックスイッチ22とチャイルドシートスイッチ23のいずれもOFF状態であると判断された場合は、制御手段15の制御モードは通常操作モードのままであり、ドアロックスイッチ31のボタン32L,32Uに対し通常の押し操作が行われたかどうかが判断される(ステップS210)。ボタン32L,32Uに対し通常の押し操作が行われると、制御手段15から制御信号が出力されてロック手段14が切り替え動作(ドアロックのON/OFFの切り替え)を行い、ドア12,13が、ロック状態からアンロック状態へ、またはアンロック状態からロック状態へと切り替わる(ステップS211)。この後、いずれかのドア12,13が開いているかどうかが判断される(ステップS209)。
ステップS209において、いずれのドア12,13も開いていない(全てのドア12,13が閉じている)と判断された場合は、ステップS201に戻り、手動スイッチ21のチャイルド設定がONであるかどうか判断される。いずれかのドア12,13が開いていると判断された場合は、車内からの誤操作に起因してドア12,13がロックされるのを防止するための制御が終了する。
上述のように本実施形態2のドアロック装置30は、ドア12,13をロック状態とアンロック状態との間で切り替えるロック手段14と、操作部32を有し、操作部32における操作形態を操作信号として出力するドアロックスイッチ31と、ドアロックスイッチ31から入力される操作信号に基づいてロック手段14の切り替え動作を制御する制御手段15と、制御手段15における制御モードを、通常操作モードと、操作部32において必要とされる操作形態を通常操作モードよりも複雑にした誤操作防止モードとの間で切り替えるスイッチング手段20とを備える。
誤操作防止モードにおいてロック手段14の切り替え動作を行わせる場合は、ロックボタン32Lとアンロックボタン32Uを同時に押した後、所定時間内にロックボタン32Lとアンロックボタン32Uのいずれかを押す操作が必要とされる。そして、制御手段15は、リモコンキーから入力される操作信号が制御モードと対応していることを条件として、ロック手段14の切り替え動作を実行させるようになっている。
この構成によれば、スイッチング手段20によって制御手段15の制御モードが誤操作防止モードに切り替えられた状態で、ドア12,13をロックするためには、操作部32において通常時よりも複雑な操作を行う必要がある。したがって、車内に残された子供が、ドアロックスイッチ31に対し通常のロック操作(ロックボタン32Lを瞬間的に押す操作)を行っても、ドア12,13がロックされる虞はない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1,2では、スイッチング手段が、手動スイッチと、チャイルドロックスイッチと、チャイルドシートスイッチの3つのスイッチを備えているが、これに替えて、この3つのスイッチのうちいずれか1つのスイッチだけ又は2つのスイッチだけで構成してもよい。
(2)上記実施形態1では、誤操作が想定される操作手段を、携帯可能であって、全てのドアを一斉にロック・アンロック操作可能なリモコンキーだけとしたが、操作手段は、車内に設けられて全てのドアを一斉にロック・アンロック操作するためのドアロックスイッチだけでもよく、リモコンキーとドアロックスイッチの両方であってもよい。
(3)上記実施形態2では、誤操作が想定される操作手段を、車内に設けられて全てのドアを一斉にロック・アンロック操作するためのドアロックスイッチだけとしたが、操作手段は、携帯可能であって全てのドアを一斉にロック・アンロック操作可能なリモコンキーだけでもよく、ドアロックスイッチとリモコンキーの両方であってもよい。
(4)上記実施形態1では、誤操作防止モードにおいてロック手段の切り替え動作を行わせるためには、操作ボタンを、通常操作モードよりも長い時間押し続ける操作形態が必要とされるようにしたが、これに替えて、実施形態2のように、ロックボタンとアンロックボタンを同時に押した後、所定時間内にロックボタンとアンロックボタンのいずれかを押す操作形態が必要とされるようにしてもよい。
(5)上記実施形態2では、誤操作防止モードにおいてロック手段の切り替え動作を行わせるためには、ロックボタンとアンロックボタンを同時に押した後、所定時間内にロックボタンとアンロックボタンのいずれかを押す操作形態が必要とされるようにしたが、これに替えて、実施形態1のように、操作ボタンを、通常操作モードよりも長い時間押し続ける操作形態が必要とされるようにしてもよい。
(6)上記実施形態1,2では、誤操作防止モードのときに、ドアをロックする操作とアンロックする操作の両方の操作において、通常操作より複雑な操作形態が必要となるようにしたが、これに替えて、誤操作防止モードのときには、ドアをロックする操作のみにおいて、通常操作より複雑な操作形態が必要となるようにしてもよい。
(7)上記実施形態2では、誤操作防止モードにおいて、ロックボタンとアンロックボタンの同時押し操作を行うと、所定の操作許容時間(10秒)の間だけ一時的に通常操作によるロック手段の切替を許容する操作許容モードとなり、所定の操作許容時間が経過すると、操作許容モードが解除されて通常操作によるロック手段の切替ができない状態(誤操作防止モード)に戻るようになっている。しかし、このような形態に限らず、操作許容モードから誤操作防止モードに切り替える手段として、ロックボタンとアンロックボタンの同時押し操作のような複雑な操作を行うようにしてもよい。
10…ドアロック装置
12…前部ドア
13…後部ドア
14…ロック手段
15…制御手段
16…リモコンキー(操作手段)
17…操作部
17L…ロックボタン(操作ボタン)
17U…アンロックボタン(操作ボタン)
20…スイッチング手段
21…手動スイッチ
22…チャイルドロックスイッチ
23…チャイルドシートスイッチ
25…チャイルドシート
30…ドアロック装置
31…ドアロックスイッチ(操作手段)
32…操作部
32L…ロックボタン
32U…アンロックボタン

Claims (6)

  1. ドアをロック状態とアンロック状態との間で切り替えるロック手段と、
    操作部を有し、前記操作部における操作形態を操作信号として出力する操作手段と、
    前記操作手段から入力される操作信号に基づいて、前記ロック手段の切り替え動作を制御する制御手段と、
    前記制御手段における制御モードを、通常操作モードと、前記操作部において必要とされる操作形態を前記通常操作モードよりも複雑にした誤操作防止モードとの間で切り替えるスイッチング手段とを備え、
    前記制御手段は、入力される操作信号が制御モードと対応していることを条件として、前記ロック手段の切り替え動作を実行させるようになっており、
    前記操作部が、前記ドアをロック状態に切り替えるためのロックボタンを有し、
    前記制御手段が前記誤操作防止モードに切り替わった状態で、前記ロックボタンに対し前記誤操作防止モードに対応する複雑なボタン操作が行われた場合に、前記制御手段から制御信号が出力されて前記ロック手段が切り換え動作を行い、前記ドアがアンロック状態からロック状態へと切り替わることを特徴とするドアロック装置。
  2. 前記スイッチング手段が、車内に設けられ、手動による任意操作が可能な手動スイッチを備えていることを特徴とする請求項1記載のドアロック装置。
  3. 前記スイッチング手段が、前記ドアに設けられ、車内からの前記ドアの開放操作を無効にするチャイルドロック機能が設定されているか否かに基づいて作動するチャイルドロックスイッチを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のドアロック装置。
  4. 前記スイッチング手段が、車内にチャイルドシートが装着されているか否かに基づいて作動するチャイルドシートスイッチを備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  5. 前記誤操作防止モードにおいて前記ロック手段の切り替え動作を行わせる場合は、前記操作部を構成する操作ボタンを、通常操作モードよりも長い時間押し続ける操作形態が必要とされるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のドアロック装置。
  6. 前記操作部が、前記ドアをアンロック状態に切り替えるためのアンロックボタンを有し、
    前記誤操作防止モードにおいて、前記ドアをロック状態とする場合は、前記ロックボタンと前記アンロックボタンを同時に押した後、所定時間内に前記ロックボタンを押す操作が必要とされることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のドアロック装置。
JP2012047227A 2012-03-02 2012-03-02 ドアロック装置 Expired - Fee Related JP6025017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047227A JP6025017B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 ドアロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047227A JP6025017B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 ドアロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013181352A JP2013181352A (ja) 2013-09-12
JP6025017B2 true JP6025017B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=49272215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012047227A Expired - Fee Related JP6025017B2 (ja) 2012-03-02 2012-03-02 ドアロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6025017B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7138064B2 (ja) * 2019-03-07 2022-09-15 株式会社アルファ 電子キー

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626255A (ja) * 1992-06-11 1994-02-01 Toyota Motor Corp キーレスエントリ装置
JPH06240939A (ja) * 1993-02-17 1994-08-30 Fujitsu Ten Ltd キーレスエントリーシステム
JP3761991B2 (ja) * 1996-10-01 2006-03-29 富士通テン株式会社 リモートコントロール装置
JP2005163397A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk チャイルドロック装置
JP2005240309A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Aisin Seiki Co Ltd チャイルドロック制御装置
JP4835394B2 (ja) * 2006-11-08 2011-12-14 マツダ株式会社 車両用ドアのロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013181352A (ja) 2013-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8217774B2 (en) Method for controlling a locking system of a motor vehicle and a motor vehicle
JP4561612B2 (ja) 車両ドア制御システム
KR101896711B1 (ko) 능동형 도어락 시스템
KR101875630B1 (ko) 차량용 도어 개폐 제어방법 및 도어 개폐 시스템
JP6025017B2 (ja) ドアロック装置
JP2007023620A (ja) 車両スライドドア制御装置
JP6356593B2 (ja) 車両用開閉体の制御装置及び制御システム
JP6816177B2 (ja) ドアロック制御装置およびドアロック制御装置による施錠方法
JP2008248625A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP2008144418A (ja) チャイルドロック装置及び該装置の制御方法
JP2008180078A (ja) パッシブキーレスエントリ
JP6807137B2 (ja) 車両のドア予約オープンシステム
JP4747712B2 (ja) 車両ドアの制御装置および制御方法
JP6439568B2 (ja) 自動車の施錠制御装置
JP2009275479A (ja) スマートキーシステム
JP4451866B2 (ja) 車両盗難防止機能の制御装置
JP3960554B2 (ja) 車両盗難防止装置およびその機能切換え方法
JP2005240309A (ja) チャイルドロック制御装置
JP2017203261A (ja) 車両ドア制御装置
JP2006125099A (ja) パワーウインドウ操作装置
KR100573815B1 (ko) 차량의 슬라이딩 도어 개폐 장치 구조
JP2018145643A (ja) 車両用ドア制御装置
JP4802591B2 (ja) 車両ドアの制御装置および制御方法
JP2009013719A (ja) チャイルドロック制御装置
JP2008115660A (ja) 車両用ドアロック制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6025017

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees