JP6024733B2 - アンテナ素子、アンテナ装置及びこれを用いた無線通信機器 - Google Patents

アンテナ素子、アンテナ装置及びこれを用いた無線通信機器 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ素子に関し、特に、表面実装型の複共振アンテナ素子の構造に関するものである。また、本発明は、そのようなアンテナ素子を用いたアンテナ装置、並びに、該アンテナ装置を用いた無線通信機器に関するものである。
近年、携帯電話等の無線携帯端末にはGPS(Global Positioning System)、ブルートゥース(登録商標)、無線LAN等の機能が搭載されており、通信の多機能化が進んでいる。このような通信の多機能化に伴い、複共振アンテナの必要性が高まっている。一般に、複共振アンテナではアンテナ長が異なる複数の放射導体を用いてデュアルバンド若しくはマルチバンドを構成することができる。例えば、特許文献1には、ミアンダパターンからなるインダクタ素子に高域側の放射導体と低域側の放射導体とがそれぞれ接続されてなる複共振アンテナが開示されている。
特開2004−186730号公報
従来の複共振アンテナは、線状アンテナと比べてそれほど小型ではないが、それでも携帯電話程度の大きさの無線携帯端末用アンテナとしては小型化に寄与することが可能である。しかし、近年のウェアラブル機器のようなさらに小型の機器に対しては大きすぎるため、より一層の小型化が求められている。
したがって、本発明の目的は、所望のアンテナ特性を確保しながらより一層の小型化が可能な複共振型のアンテナ素子を提供することにある。また、本発明の他の目的は、そのようなアンテナ素子を用いて構成された小型で高性能なアンテナ装置並びに該アンテナ装置を用いた無線通信機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるアンテナ素子は、略直方体状の誘電体からなる基体と、前記基体の底面の長手方向の一端及び他端にそれぞれ形成された第1及び第2の端子電極と、前記基体の前記底面に形成され、前記第1及び第2の端子電極間に配置された第3の端子電極と、前記基体の前記底面と直交するコイル軸を有し、前記基体の内部に形成されたヘリカルコイルパターンと、前記ヘリカルコイルパターンの一端又は当該一端よりも他端寄りの第1の中間点に接続された第1の引き出しパターンと、前記ヘリカルコイルパターンの前記他端又は当該他端よりも前記第1の中間点寄りの第2の中間点に接続された第2の引き出しパターンと、前記第1の端子電極と前記第1の引き出しパターンとを接続する第1のスルーホール導体と、前記第2の端子電極と前記第2の引き出しパターンとを接続する第2のスルーホール導体と、前記第3の端子電極と前記ヘリカルコイルパターンの前記一端とを接続する第3のスルーホール導体とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、誘電体からなる基体の内部に非常に小型でインダクタンス値が大きなヘリカルコイルパターンが形成されていることから、ミアンダパターンなどを用いた従来のアンテナ素子に比べ、インダクタンスを確保しつつ、サイズを小型化することが可能となる。また、三端子構造のアンテナ素子を提供することができ、このアンテナ素子の第1及び第2の端子電極に高域側アンテナ用の放射導体及び低域側アンテナ用の放射導体をそれぞれ接続し、第3の端子電極に給電することにより、小型で高性能な複共振アンテナを実現することができる。
本発明において、前記第3の端子電極は、複数の分割電極の集合からなることが好ましい。この構成によれば、ヘリカルコイルパターンと鎖交する磁束の磁路が第3の端子電極によって妨げられることがないので、ヘリカルコイルパターンのインダクタンスを大きくすることができ、アンテナ特性を向上させることができる。
本発明によるアンテナ素子は、前記基体の内部に形成され、前記第3の端子電極の上方に配置されたリングパターンと、前記リングパターンと前記複数の分割電極とを接続する複数の第4のスルーホール導体とを含み、前記第3のスルーホール導体は、前記リングパターンに接続されていることが好ましい。この構成によれば、ヘリカルコイルパターンと鎖交する磁束の磁路が複数の分割電極どうしを基体の内部で短絡させるための導体パターンによって妨げられることがないので、ヘリカルコイルパターンのインダクタンスを大きくすることができ、アンテナ特性を向上させることができる。
本発明において、前記ヘリカルコイルパターンは、前記基体の高さの1/2よりも上方に配置されていることが好ましい。ヘリカルコイルパターンを実装面から十分に高い位置に配置することにより、プリント基板上のグランドパターンの影響を抑えてヘリカルコイルパターンのインダクタンスを大きくすることができ、小型で高性能な複共振アンテナを実現することができる。
本発明において、前記ヘリカルコイルパターンは、ラウンド状に面取りされたコーナー部を有することが好ましい。この構成によれば、電極パターンを印刷により形成する場合に印刷のにじみの影響を受けることなく設計通りに印刷することができ、電気特性のばらつきを抑えることができる。したがって、信頼性の高い複共振アンテナを実現することができる。
また、本発明によるアンテナ装置は、アンテナ素子と、前記アンテナ素子が実装されるプリント基板とを備え、前記アンテナ素子は、略直方体状の誘電体からなる基体と、前記基体の底面の長手方向の一端及び他端にそれぞれ形成された第1及び第2の端子電極と、前記基体の前記底面に形成され、前記第1及び第2の端子電極間に配置された第3の端子電極と、前記基体の前記底面と直交するコイル軸を有し、前記基体の内部に形成されたヘリカルコイルパターンと、前記ヘリカルコイルパターンの一端又は当該一端よりも他端寄りの第1の中間点に接続された第1の引き出しパターンと、前記ヘリカルコイルパターンの前記他端又は当該他端よりも前記第1の中間点寄りの第2の中間点に接続された第2の引き出しパターンと、前記第1の端子電極と前記第1の引き出しパターンとを接続する第1のスルーホール導体と、前記第2の端子電極と前記第2の引き出しパターンとを接続する第2のスルーホール導体と、前記第3の端子電極と前記ヘリカルコイルパターンの前記一端とを接続する第3のスルーホール導体とを含み、前記プリント基板は、前記アンテナ素子が実装される第1の主面に形成され、前記第1及び第2の端子電極にそれぞれ接続された第1及び第2の放射導体と、前記第1の主面に形成され、前記第3の端子電極に接続された給電ラインとを含み、前記第2の放射導体の長さは、前記第1の放射導体よりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、誘電体からなる基体の内部に非常に小型でインダクタンス値が大きなヘリカルコイルパターンが形成されていることから、ミアンダパターンなどを用いた従来のアンテナ素子に比べ、インダクタンスを確保しつつ、サイズを小型化することが可能となる。また、三端子構造の小型なアンテナ素子に高域側アンテナ用の放射導体と低域側アンテナ用の放射導体が接続され、これらの放射導体はアンテナ素子を介して給電ラインに接続されているので、比較的小さなプリント基板を用いた場合でも所望の放射効率を得ることができる。したがって、小型で高性能な複共振アンテナを実現することができる。
本発明において、前記アンテナ素子は、前記プリント基板のコーナー部に設けられたグランドクリアランス領域内に実装されており、前記第1及び第2の放射導体は前記グランドクリアランス領域内に形成されていることが好ましい。この構成によれば、アンテナ素子から見た2方向が自由空間となるので、アンテナの放射効率を高めることができる。
本発明において、前記グランドクリアランス領域は、第1の方向と平行な前記プリント基板の第1のエッジと、第2の方向と平行な前記プリント基板の第2のエッジの両方に接しており、前記第1及び第2の放射導体は、前記アンテナ素子の実装位置から前記第2のエッジに向って前記第1のエッジと平行に延設されており、前記第1の放射導体は、前記第2の放射導体よりも前記第1のエッジ寄りに配置されていることが好ましい。この構成によれば、高域側アンテナをプリント基板のエッジ側に配置することができ、低域側アンテナよりもプリント基板上のグランドパターンの影響を受けやすい高域側アンテナのアンテナ特性を向上させることができる。
本発明において、前記第2の放射導体は、前記プリント基板の裏面に形成された補助放射導体と平面視にて重なる部分を有し、前記第2の放射導体は前記プリント基板を貫通する第4のスルーホール導体を通じて前記補助放射導体に接続されていることが好ましい。この構成によれば、アンテナの見かけ上のサイズをできるだけ大きくして低域側アンテナの放射効率を高めることができる。
本発明において、前記プリント基板は、前記第1の主面に形成され、前記アンテナ素子の前記第3の端子電極に接続された第3の放射導体をさらに備えることが好ましい。この構成によれば、小型で高性能なトリプルバンドアンテナを実現することができる。
さらに、本発明による無線通信機器は、上記特徴を有するアンテナ装置を備えることを特徴とする。本発明によれば、複共振アンテナが実装された小型で高性能な無線通信機器を提供することができる。
本発明によれば、小型で高性能な複共振型のアンテナ素子を提供することができる。また、本発明によれば、そのようなアンテナ装素子を用いて構成された小型で高性能なアンテナ装置並びに該アンテナ装置を用いた無線通信機器を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略斜視図である。 図2は、アンテナ素子10の構成を詳細に示す略斜視図である。 図3は、アンテナ素子10の各電極層のパターンレイアウトを示す平面図である。 図4は、プリント基板20上のアンテナ実装領域20Aのパターンレイアウトを示す略平面図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略平面図である。 図6は、上記アンテナ装置を用いた無線通信機器100の構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略斜視図である。
図1に示すように、このアンテナ装置1は複共振アンテナであって、アンテナ素子10と、アンテナ素子10が実装されたプリント基板20とを備えている。
アンテナ素子10は、プリント基板20の一方の主面(上面)に設けられたアンテナ実装領域20A内に実装されている。アンテナ実装領域20Aはグランドパターンが実質的に排除されたグランドクリアランス領域であり、プリント基板20のコーナー部に設けられている。アンテナ実装領域20Aをプリント基板20のコーナー部に設けた場合には、アンテナ素子10から見た2方向が自由空間となるので、アンテナの放射効率を高めることができる。
アンテナ実装領域20Aには、高域側アンテナとして機能する第1の放射導体22Aと、低域側アンテナとして機能する第2の放射導体22Bが形成されている。アンテナ装置1を例えば無線LAN用デュアルバンドアンテナとする場合、高域側アンテナの共振周波数は5GHz、低域側アンテナの共振周波数は2.4GHzにそれぞれ設定される。
第1の放射導体22Aは、アンテナ素子10の実装位置からX方向に延びる帯状導体である。第1の放射導体22Aの先端付近の途中には周波数調整素子23Aが直列挿入されている。また第1の放射導体22Aの先端部の線幅を広くすることにより高域側アンテナの放射効率が高められている。第1の放射導体22Aの先端は開放されている。
第2の放射導体22Bは、第1の放射導体22Aよりも長い帯状導体である。第2の放射導体22Bは、アンテナ素子10の実装位置から同じくX方向に延びた後、先端部がY方向に二分岐したT字パターンとなっている。第2の放射導体22Bの途中には周波数調整素子23Bが直列挿入されている。また第2の放射導体22Bの先端部の線幅を広くすることにより低域側アンテナの放射効率が高められている。第2の放射導体22Bの先端は開放されている。
第2の放射導体22Bは第1の放射導体22Aと同一平面上に形成されており、両者は重なり合っていない。第2の放射導体22BのY方向に延びる先端部は、プリント基板20の裏面に形成された補助放射導体22Dと平面視にて重なりを有し、第2の放射導体22Bはプリント基板20を貫通するスルーホール導体25を通じて補助放射導体22Dに接続されている。この構成により、低域側アンテナの見かけ上の大きさをできるだけ大きくしてその放射効率を高めることができる。
アンテナ実装領域20Aの外側に位置するプリント基板20の大部分は、無線通信機器を構成するために必要な回路が実装された主回路領域20Bであり、主回路領域20B内の任意の位置にはグランドパターンが設けられている。またプリント基板20の主回路領域20Bには、無線回路部、コントローラ、インターフェース回路、ディスプレイ、バッテリー等、無線通信機器を構成するために必要な回路及び部品が実装される。主回路領域20Bからアンテナ実装領域20A内に引き込まれた給電ライン28は、アンテナ素子10に接続されている。
本実施形態によるアンテナ装置1は、アンテナ素子10のみでアンテナ動作を行うというよりむしろ、プリント基板20上の放射導体やグランドパターンと協働してアンテナ動作を行うものである。その意味で、アンテナ素子10は、プリント基板20を含むアンテナ全体のインピーダンスを調整するインピーダンス整合素子であると言うことができる。
図2は、アンテナ素子10の構成を詳細に示す略斜視図である。
図2に示すように、アンテナ素子10は、誘電体からなる基体(誘電体積層ブロック)11と、基体11の内部に形成された複数の電極層(電極パターン)によって構成されている。基体11の形状は略直方体であって、上面11A、底面11B、及び4つの側面11C〜11Fを有している。このうち、2つの側面11C,11Dは基体11の長手方向と平行であり、他の2つの側面11E,11Fは基体11の長手方向と直交している。なお、アンテナ素子10の上下方向はプリント基板20の主面を基準面にして定義され、基体11の底面11Bは実装時にプリント基板20に接する面(実装面)である。基体11のサイズは例えば1.6×0.8×0.4(mm)である。
特に限定されないが、基体11の材料としては、LTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic:低温焼成セラミック)を用いることが特に好ましい。LTCCは1000℃以下での低温焼成が可能であるため、電気抵抗が低く高周波特性に優れたAg、Cu等の低融点金属材料を内部電極として使用でき、これにより抵抗損失の少ない電極パターンを実現できる。また、電極パターンを多層構造の内層に形成できるので、LC回路の小型化、高機能化が可能である。加えて、異なる比誘電率の誘電体シートを積層し、同時焼成できるといった特徴もある。
基体11の底面11Bには第1〜第3の端子電極12A〜12Cが設けられているが、上面11A及び4つの側面11C〜11Fには電極パターンは設けられていない。すなわち、基体11の表面に放射電極は設けられていない。放射電極ではなく、アンテナ素子の実装の方向性を示す方向性マークを基体11の表面に形成してもよい。この場合、方向性マークは基体11の上面11Aに形成されることが好ましい。
第1及び第2の端子電極12A,12Bは、底面11Bの長手方向の一端及び他端にそれぞれ形成されている。また、第3の端子電極12Cは、底面11Bの長手方向の略中央部に形成されている。詳細は後述するが、第3の端子電極12Cは4つの分割電極の集合からなり、基体11の内部で短絡されることで電気的には単一の端子電極をなしている。第1〜第3の端子電極12A〜12Cの平面レイアウトは対称性(回転対称及び線対称)を有することが好ましい。
プリント基板20上に実装されたアンテナ素子10の第1及び第2の端子電極12A,12Bは、第1及び第2の放射導体22A,22Bにそれぞれ接続されている。また、第3の端子電極12Cは、給電ライン28に接続されている。
基体11の内部には、ヘリカルコイルパターン13と、第1及び第2の引き出しパターン14A,14Bと、第1の引き出しパターン14Aと第1の端子電極12Aとを接続する第1のスルーホール導体15Aと、第2の引き出しパターン14Bと第2の端子電極12Bとを接続する第2のスルーホール導体15Bと、ヘリカルコイルパターン13の一端P1と第3の端子電極12Cとを接続する第3のスルーホール導体15Cと、第3の端子電極12Cの上方に配置されたリングパターン16と、リングパターン16と第3の端子電極12Cを構成する複数の分割電極とを接続する複数の第4のスルーホール導体15Dとを備えている。
ヘリカルコイルパターン13は複数のL字パターン(又はコの字パターン)と複数のスルーホール導体との組み合わせからなり、実装面と直交するコイル軸を有している。本実施形態において、第1の引き出しパターン14Aの一端はヘリカルコイルパターン13の一端P1(下端)に接続されており、第2の引き出しパターン14Bの一端はヘリカルコイルパターン13の他端P2(上端)に接続されている。
第1の引き出しパターン14Aの一端は、ヘリカルコイルパターン13の一端P1よりも他端P2寄りである第1の中間点に接続されてもよい。また、第2の引き出しパターン14Bの一端は、ヘリカルコイルパターン13の他端P2よりも一端P1寄りであって第1の引き出しパターン14Aの一端の接続点(第1の中間点)よりも他端P2寄りである第2の中間点に接続されてもよい。ここにいう中間点とは、ヘリカルコイルパターン13の一端P1からの距離と他端P2からの距離とが等しい中点ではなく、一端P1から他端P2までの間の途中の点を意味する。第1の引き出しパターン14Aの一端の接続点は、高域側アンテナの共振周波数等に応じて適宜設定され、第2の引き出しパターン14Bの一端の接続点は、低域側アンテナの共振周波数等に応じて適宜設定される。
本実施形態において、第1の放射導体22Aはヘリカルコイルパターン13を経由せずに給電ライン28に接続されているが、第1の放射導体22Aと給電ライン28との間には、第1の引き出しパターン14Aやリングパターン16などのインダクタンス成分が存在しており、それらが高域側アンテナの共振周波数に対して適切なインダクタンスを有しているので、特に問題なく複共振アンテナを実現することができる。
ヘリカルコイルパターン13は、基体11の高さの1/2よりも上方に配置されていることが好ましい。このようにすることで、プリント基板20上のグランドパターンの影響を抑えてヘリカルコイルパターン13のインダクタンスを大きくすることができ、小型で高性能なアンテナ素子10を提供することができる。また、アンテナの見かけ上のサイズを大きくすることができ、アンテナの放射効率を高めることができる。
上記のように、第3の端子電極12Cは、互いに絶縁分離された4つの分割電極の集合からなり、第3のスルーホール導体15Cは、第1の端子電極12A寄りに配置された分割電極に接続されている。基体11の内部に形成されたリングパターン16は、第3の端子電極12Cの上方に配置され、4つの分割電極の各々は、対応する一つの第4のスルーホール導体15Dを介してリングパターン16に接続されている。ただし、第3のスルーホール導体15Cに接続された分割電極に関しては、当該第3のスルーホール導体15Cの一部(最下部)が第4のスルーホール導体15Dを兼ねており、この分割電極は第3のスルーホール導体15Cを介してリングパターン16に接続されている。
第3の端子電極12Cが単一の大きな電極である場合、ヘリカルコイルパターン13の中空部を貫く磁束の磁路が第3の端子電極12Cによって遮られるため、ヘリカルコイルパターン13のインダクタンスが低下するが、分割電極である場合には磁束の磁路を確保することができる。同様に、リングパターン16もヘリカルコイルパターン13によって発生する磁束の磁路を確保する役割を果たすことができる。
以上のように、本実施形態によるアンテナ素子10は、ヘリカルコイルパターン13を介して第1及び第2の放射導体22A,22Bと給電ライン28とを接続する誘導性結合素子であるということができる。
図3は、アンテナ素子10の各電極層のパターンレイアウトを示す平面図である。
図3に示すように、本実施形態によるアンテナ素子10は、多数の誘電体層(誘電体シート)を積層してなるもので、各誘電体層の上面及び最下層の誘電体層の底面が電極パターンの形成面となっている。特に限定されないが、本実施形態によるアンテナ素子10は、全部で11層の誘電体層11a〜11kを有しており、第1〜第12の電極層L1〜L12を有している。第1電極層L1は、最下層の誘電体層11aの底面に形成される電極層であり、第2電極層L2〜第12電極層L12は、対応する誘電体層11a〜11jの上面に形成される電極層である。
本実施形態において、各誘電体層11a〜11fの厚さは、それらよりも上層の各誘電体層11g〜11jよりも厚いことが好ましい。例えば、誘電体層11a〜11fの各々の厚さを40μm、誘電体層11g〜11jの各々の厚さを20μmとする。このように2種類の異なる厚さの誘電体層を用いることにより、基体11の底面11Bからヘリカルコイルパターン13までの十分な高さを少ない層数で稼ぐと共に薄型なヘリカルコイルパターン13を形成することができる。
第1電極層L1には第1〜第3の端子電極12A〜12Cが設けられている。上記のように、第3の端子電極12Cは4つの分割電極の集合からなる。
第2電極層L2には矩形のリングパターン16が設けられており、その四隅は誘電体層11aを貫通するスルーホール導体15Dを介して第3の端子電極12Cの各分割電極に接続されている。第3電極層L3〜第6電極層L6には誘電体層11b〜11eを貫通する第1〜第3のスルーホール導体15A〜15Cのみが設けられており、実質的な電極パターンは設けられていない。
第7電極層L7には第1の引き出しパターン14A及び第1のL字パターン13aが設けられており、第8電極層L8には第2のL字パターン13bが設けられており、第9電極層L9には第3のL字パターン13cが設けられており、第10電極層L10には第4のL字パターン13dが設けられている。第11電極層L11には第2の引き出しパターン14Bが設けられている。そして、第1〜第4のL字パターン13a〜13dの端部どうしがスルーホール導体13e〜13hを介して連続的に接続されることで1本のヘリカルコイルパターン13が形成される。第12電極層11kは基体11の上面であり、本実施形態では電極パターンを設けていないが、上記のように方向性マークとしての電極パターンを設けてもよい。
第1及び第2のスルーホール導体15A,15Bは第1〜第10誘電体層11a〜11jを貫通しており、第3のスルーホール導体15Cは第1誘電体層11a〜第7誘電体層11fを貫通している。第7電極層L7において、ヘリカルコイルパターン13の一端P1に相当する第1のL字パターン13aの一端は、第3のスルーホール導体15Cの上端に接続されると共に、第1の引き出しパターン14Aを介して第1のスルーホール導体15Aに接続されている。また第11電極層L11において、ヘリカルコイルパターン13の他端P2に相当するスルーホール導体13hの上端は、第2の引き出しパターン14Bを介して第2のスルーホール導体15Bに接続されている。
ヘリカルコイルパターン13を構成する第1〜第4のL字パターン13a〜13d並びに第1及び第2の引き出しパターン14A,14Bのコーナー部は、ラウンド状に面取りされていることが好ましい。直角なコーナー部を有するヘリカルコイルパターン13を導電ペーストの印刷により形成する場合、印刷のにじみによってパターンの印刷精度が低下し、電気特性のばらつきが生じ、アンテナ特性が低下するおそれがある。しかし、コーナー部がラウンド状に面取りされている場合には、設計パターンの通りに印刷することができ、電気特性のばらつきを抑えることができる。したがって、信頼性の高い複共振アンテナを実現することができる。
図4は、プリント基板20上のアンテナ実装領域20Aのパターンレイアウトを示す略平面図であって、(a)はプリント基板20の上面のレイアウト、(b)はプリント基板20の裏面のレイアウトをそれぞれ示している。図4(b)は、プリント基板20の上面側から裏面のレイアウトを透過した図である。
図4に示すように、プリント基板20はFR4等の絶縁基材21に導体パターンやスルーホール導体が形成されたものであって、特に、プリント基板20上にはアンテナ実装領域20Aが設けられている。上記のように、アンテナ実装領域20AはX方向に細長い矩形状の領域であり、そのサイズは例えば10×5(mm)とすることができる。
アンテナ実装領域20Aはプリント基板20のエッジ又はプリント基板20上のグランドパターン23に囲まれている。アンテナ実装領域20Aの外側は、無線通信機器を構成するための回路又は部品が実装された主回路領域20Bであり、アンテナ実装領域20Aと主回路領域20Bとの境界を区別するためのグランドパターン23はこの主回路領域20B内に形成されている。
本実施形態において、アンテナ実装領域20Aはプリント基板20のコーナー部に設けられている。そのため、アンテナ実装領域20Aの二辺はプリント基板20上のグランドパターンのエッジ23e,23eに囲まれており、残りの二辺はプリント基板20のエッジ20e,20eに囲まれている。なお、エッジ23e及びエッジ20eはX方向と平行であり、エッジ23e及びエッジ20eはY方向と平行である。このように、プリント基板20のエッジ20e,20eに接するようにアンテナ実装領域20Aを設けた場合、アンテナ素子10から見て2方向の空間はプリント基板(グランドパターン)の存在しない自由空間であることから、アンテナの放射効率を高めることができる。アンテナ実装領域20Aをプリント基板20のコーナー部に置くことによる効果は、プリント基板20の長辺の長さが50mm以下である小型の無線通信機器において特に顕著である。
アンテナ実装領域20Aの大部分はグランドパターンが排除されたグランドクリアランス領域である。図1にも示したように、グランドクリアランス領域は、プリント基板20の上面のみならず裏面にも設けられており、多層基板の場合には内層にも設けられている。すなわちアンテナ実装領域20Aの直下にはグランドパターンが排除された空間が拡がっている。アンテナ実装領域20Aをグランドクリアランス領域とすることで、アンテナ特性の安定化を図ることができ、アンテナ素子10の放射効率を高めることができる。
図示のように、アンテナ実装領域20A内には4つのランド24A,24B,24C,24Dが設けられている。第1の放射導体22Aはランド24Aに接続されており、第2の放射導体22Bはランド24Bに接続されている。主回路領域20Bからアンテナ実装領域20A内に引き込まれた給電ライン28は、ランド24Cに接続されている。アンテナ素子10を実装したとき、アンテナ素子10の第1及び第2の端子電極12A、12Bはランド24A,24Bにそれぞれ接続され、またアンテナ素子10の第3の端子電極12Cはランド24C,24Dの両方に接続される。
第1及び第2の放射導体22A,22Bは、アンテナ素子10の実装位置からプリント基板20のエッジ20eに向ってエッジ20eと平行に延設されている。第1の放射導体22Aは、アンテナ実装領域20A内において第2の放射導体22Bよりもプリント基板20のエッジ20e寄りに配置されている。高域側アンテナをプリント基板20のエッジ20e寄りに設けることにより、低域側アンテナよりも帯域幅が狭くなりやすい高域側アンテナの帯域幅を広げることができる。
以上説明したように、本実施形態によるアンテナ素子10は、誘電体チップの内部に微小なヘリカルコイルパターンが形成されていることから、ミアンダパターンなどを用いた従来のアンテナ素子に比べ、インダクタンスを確保しつつ、サイズを小型化することが可能となる。また、三端子構造の小型なアンテナ素子10に高域側アンテナ用の放射導体22Aと低域側アンテナ用の放射導体22Bが接続されており、これらの放射導体22A,22Bはアンテナ素子10を介して給電ライン28に接続されているので、比較的小さなプリント基板20を用いた場合でも所望の放射効率を得ることができる。したがって、小型で高性能な複共振アンテナを実現することができる。
本実施形態において、第1の放射導体22Aはヘリカルコイルパターン13を経由せずに給電ラインに接続されているが、インダクタンス成分が存在しており、それらが高域側アンテナの共振周波数に対して適切なインダクタンスを有しているので、特に問題なく複共振アンテナを実現することができる。
図5は、本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置の構成を示す略平面図である。
図5に示すように、このアンテナ装置2の特徴は、第3の放射導体22Cを備える点にある。第3の放射導体22Cは、プリント基板20上のランド24DからX方向に延びる帯状導体であり、第2の放射導体22Bよりもさらに高域側のアンテナとして機能するものである。第3の放射導体22Cの先端付近の途中には周波数調整素子23Cが直列挿入されており、共振周波数の微調整が図られている。本実施形態によれば、3つの共振点を有する小型で高性能なトリプルバンドアンテナを実現することができる。
図6は、上記アンテナ装置1又は2を用いた無線通信機器100の構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、無線通信機器100は、アンテナ装置1又は2と、給電ライン28を介してアンテナ装置1又は2に接続された無線回路部31と、無線回路部31を制御する通信制御部32と、メモリ33と、入出力インターフェース34とを備えている。そして、アンテナ装置1又は2は、プリント基板20のアンテナ実装領域20A内に設けられており、無線回路部31、通信制御部32、メモリ33及び入出力インターフェース34はプリント基板20の主回路領域20B内に設けられている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、第3の端子電極12Cを4分割しているが、磁束の通過を阻害しない限りにおいてそれよりも粗く、あるいはさらに細かく分割してもよい。また、ヘリカルコイルパターン13のターン数は特に限定されず、所望のアンテナ特性を得ることができる限りにおいて何ターンであってもよい。
1 アンテナ装置
2 アンテナ装置
10 アンテナ素子
11 基体
11A 基体の上面
11B 基体の底面
11C,11D 基体の側面
11E,11F 基体の側面
11a〜11k 誘電体層
12A 第1の端子電極
12B 第2の端子電極
12C 第3の端子電極(複数の分割電極)
13 ヘリカルコイルパターン
P1 ヘリカルコイルパターンの一端
P2 ヘリカルコイルパターンの他端
13a〜13d L字パターン
13e〜13h スルーホール導体
14A 第1の引き出しパターン
14B 第2の引き出しパターン
15A 第1のスルーホール導体
15B 第2のスルーホール導体
15C 第3のスルーホール導体
15D 第4のスルーホール導体
16 リングパターン
20 プリント基板
20A アンテナ実装領域
20B 主回路領域
20e プリント基板のエッジ
20e プリント基板のエッジ
21 絶縁基材
22A 第1の放射導体(高域側アンテナ用)
22B 第2の放射導体(低域側アンテナ用)
22C 第3の放射導体
22D 補助放射導体
23 グランドパターン
23A 周波数調整素子
23B 周波数調整素子
23e グランドパターンのエッジ
23e グランドパターンのエッジ
24A ランド
24B ランド
24C ランド
24D ランド
25 スルーホール導体
28 給電ライン
31 無線回路部
32 通信制御部
33 メモリ
34 入出力インターフェース
100 無線通信機器
L1〜L12 電極層

Claims (11)

  1. 略直方体状の誘電体からなる基体と、
    前記基体の底面の長手方向の一端及び他端にそれぞれ形成された第1及び第2の端子電極と、
    前記基体の前記底面に形成され、前記第1及び第2の端子電極間に配置された第3の端子電極と、
    前記基体の前記底面と直交するコイル軸を有し、前記基体の内部に形成されたヘリカルコイルパターンと、
    前記ヘリカルコイルパターンの一端又は当該一端よりも他端寄りの第1の中間点に接続された第1の引き出しパターンと、
    前記ヘリカルコイルパターンの前記他端又は当該他端よりも前記第1の中間点寄りの第2の中間点に接続された第2の引き出しパターンと、
    前記第1の端子電極と前記第1の引き出しパターンとを接続する第1のスルーホール導体と、
    前記第2の端子電極と前記第2の引き出しパターンとを接続する第2のスルーホール導体と、
    前記第3の端子電極と前記ヘリカルコイルパターンの前記一端とを接続する第3のスルーホール導体とを備えることを特徴とするアンテナ素子。
  2. 前記第3の端子電極は、複数の分割電極の集合からなる、請求項1に記載のアンテナ素子。
  3. 前記基体の内部に形成され、前記第3の端子電極の上方に配置されたリングパターンと、前記リングパターンと前記複数の分割電極とを接続する複数の第4のスルーホール導体とを含み、
    前記第3のスルーホール導体は、前記リングパターンに接続されている、請求項2に記載のアンテナ素子。
  4. 前記ヘリカルコイルパターンは、前記基体の高さの1/2よりも上方に配置されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のアンテナ素子。
  5. 前記ヘリカルコイルパターンは、ラウンドに面取りされたコーナー部を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンテナ素子。
  6. アンテナ素子と、前記アンテナ素子が実装されるプリント基板とを備え、
    前記アンテナ素子は、略直方体状の誘電体からなる基体と、前記基体の底面の長手方向の一端及び他端にそれぞれ形成された第1及び第2の端子電極と、前記基体の前記底面に形成され、前記第1及び第2の端子電極間に配置された第3の端子電極と、前記基体の前記底面と直交するコイル軸を有し、前記基体の内部に形成されたヘリカルコイルパターンと、前記ヘリカルコイルパターンの一端又は当該一端よりも他端寄りの第1の中間点に接続された第1の引き出しパターンと、前記ヘリカルコイルパターンの前記他端又は当該他端よりも前記第1の中間点寄りの第2の中間点に接続された第2の引き出しパターンと、前記第1の端子電極と前記第1の引き出しパターンとを接続する第1のスルーホール導体と、前記第2の端子電極と前記第2の引き出しパターンとを接続する第2のスルーホール導体と、前記第3の端子電極と前記ヘリカルコイルパターンの前記一端とを接続する第3のスルーホール導体とを含み、
    前記プリント基板は、
    前記アンテナ素子が実装される第1の主面に形成され、前記第1及び第2の端子電極にそれぞれ接続された第1及び第2の放射導体と、
    前記第1の主面に形成され、前記第3の端子電極に接続された給電ラインとを含み、
    前記第2の放射導体の長さは、前記第1の放射導体よりも長いことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ素子は、前記プリント基板のコーナー部に設けられたグランドクリアランス領域内に実装されており、
    前記第1及び第2の放射導体は前記グランドクリアランス領域内に形成されている、請求項6に記載のアンテナ装置。
  8. 前記グランドクリアランス領域は、第1の方向と平行な前記プリント基板の第1のエッジと、第2の方向と平行な前記プリント基板の第2のエッジの両方に接しており、
    前記第1及び第2の放射導体は、前記アンテナ素子の実装位置から前記第2のエッジに向って前記第1のエッジと平行に延設されており、
    前記第1の放射導体は、前記第2の放射導体よりも前記第1のエッジ寄りに配置されている、請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第2の放射導体は、前記プリント基板の裏面に形成された補助放射導体と平面視にて重なる部分を有し、前記第2の放射導体は前記プリント基板を貫通する第4のスルーホール導体を通じて前記補助放射導体に接続されている、請求項8に記載のアンテナ装置。
  10. 前記プリント基板は、前記第1の主面に形成され、前記アンテナ素子の前記第3の端子電極に接続された第3の放射導体をさらに備える、請求項6乃至9のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  11. 請求項6乃至10のいずれか一項に記載のアンテナ装置を備えることを特徴とする無線通信機器。
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