JP4775298B2 - アンテナ装置及びこれを用いた無線通信機器 - Google Patents

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本発明は、アンテナ装置に関し、特に、表面実装型のアンテナ装置の導体パターン形状に関するものである。また、本発明は、このアンテナ装置を用いた無線通信機器に関するものである。
携帯電話等の小型無線通信機器に内蔵される小型のアンテナ装置が注目されている。従来のアンテナ装置としては、例えば特許文献1乃至3に示すようなものがある。
特許文献1には、基体の第1主面から少なくとも1つの端面を経由して第2主面へ延び、この第2主面で所定長のパターンを形成して、再び少なくとも1つの端面を経由して第1主面へ戻る折り返し形状の放射電極を有する表面実装型アンテナが開示されている。この表面実装アンテナによれば、放射電極は端面を経由して第1主面と第2主面を往復するパターンとなり、全体のパターン長が長くなって必要な大きなインダクタンス成分が容易に得られるため、比誘電率の極端に高い誘電体基体を用いなくても全体の小型化を図ることができる。また、Qを低く維持することができ、狭帯域化を防ぐこともできる。
また、特許文献2には、放射電極を、基体の一方主面および基体の接地端子が設けられた側面と対向する側面を経由して設けると共に、放射電極の給電導体側にギャップを形成した表面実装型アンテナが開示されている。この表面実装型アンテナによれば、容量成分を形成するギャップが放射電極の給電導体に近接する位置に設けられているので、アンテナの容量を大きくすることができ、誘電率の大きい基体を用いることなく周波数特性を維持し、小型化することが可能である。また、放射電極が基体の一方主面および1つの側面を経由して形成されるので、放射電極の長さを長くすることができ、周波数帯域が広がり、小型化に好適である。
また、特許文献3には、共振周波数調整回路に接続された表面実装型アンテナが開示されている。このアンテナ装置によれば、給電電極、接地電極とともに、制御電極が基板への実装面に設けられているため、共振周波数調整回路が設けられている基板上に表面実装するだけで、制御電極を共振周波数調整回路に接続することができる。
特許第3246365号公報 特許第3161340号公報 特許第3307248号公報
ところで、この種のアンテナ装置には、プリント基板上のどの位置に搭載したとしても特性が良好であることが要求されている。例えば、図7に示すように、プリント基板71の角部72、プリント基板71の周縁部であって辺方向の略中間位置73、プリント基板71の中央部74等、様々な位置に実装され得るが、いずれの場合でもアンテナ特性が所定の基準を満たしていることが必要である。しかしながら、上述した従来のアンテナ装置はいずれも、その実装位置によって特性が大幅に変化し、上述の整合回路を用いて共振周波数特性を調整したとしても、アンテナ構造とその実装位置との相性によっては所望のアンテナ特性を得ることが出来ない場合があった。
本発明は、上記課題を解決するべくなされたものであり、プリント基板上のどの位置に実装したとしても特性を良好にすることが可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。本発明はまた、そのようなアンテナ装置を用いた小型で高性能な無線通信機器を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、アンテナブロックと、アンテナブロックの実装領域を有するプリント基板とを備え、アンテナブロックは、誘電体又は磁性体からなる基体と、基体の少なくとも上面に形成された第1の放射導体と、基体の側面に形成された第1及び第2の給電導体とを備え、プリント基板は、一端が第1の給電導体に接続され、途中に第1の絶縁スリットが設けられた第1の給電ラインと、一端が第2の給電導体に接続され、途中に第2の絶縁スリットが設けられた第2の給電ラインとを備え、第1の給電導体は第1の放射導体に直接接続されており、第2の給電導体は、ギャップを介して第1の放射導体に接続されていることを特徴とするアンテナ装置によって達成される。
また、本発明の上記目的は、上記特徴を有するアンテナ装置を備えた無線通信機器によっても達成される。
本発明によれば、直接給電とギャップ給電からなる2系統の給電ラインを用意し、各給電ラインに設けられた絶縁スリットに整合素子を実装することによりどちらか1系統を選択できるようにしたので、単に整合素子等の短絡部材を所定の位置に実装するだけでアンテナの種類を容易に選択することができる。したがって、どのような実装位置であっても特性の良好なアンテナ装置を実現することができる。また、これによりアンテナ特性の良好な無線通信機器を提供することができる。
本発明のアンテナ装置は、プリント基板上に設けられ、一端が第1の放射導体に接続された第2の放射導体をさらに備えることが好ましい。これによれば、アンテナ長をさらに長くすることができると共に、第2の放射導体の他端を開放した場合には導体パターン全体をモノポールアンテナとして構成することができ、第2の放射導体の他端を接地した場合には逆Fアンテナとして構成することができ、第2の放射導体の接続状態によって二種類のアンテナを選択することができる。
本発明のアンテナ装置は、第1の絶縁スリット上に設けられた第1の短絡部材をさらに備え、第2の放射導体の他端は開放されていることが好ましい。これによれば、モノポールアンテナを構成することができる。
本発明のアンテナ装置は、第2の絶縁スリット上に設けられた第2の短絡部材をさらに備え、第2の放射導体の他端は、第3の短絡部材を介してグランドパターンに接続されていることが好ましい。これによれば、ギャップ給電型の逆Fアンテナを構成することができる。
このように、本発明によれば、プリント基板上のどの位置に実装したとしても特性を良好にすることが可能なアンテナ装置を提供することができる。また、このようなアンテナ装置を用いた小型で高性能な無線通信機器を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置10の構成を示す略斜視図であり、本実施形態によるアンテナ装置10を用いた無線通信機器の一部を示している。また、図2は、アンテナブロック100の構成を示す略斜視図であり、図3はアンテナブロック100の展開図である。
図1に示すように、アンテナ装置10は、アンテナブロック100と、アンテナブロック100の実装領域(アンテナ実装領域)を有するプリント基板200とで構成されている。
アンテナブロック100は、誘電体からなる基体110と、基体110の上面及び側面に設けられた複数の導体パターンによって構成されている。
基体110は、A方向を長手方向とし、B方向を幅方向する直方体状を有しており、A方向及びB方向の両方と平行な上面111及び底面112と、A方向と直交し、B方向と平行な第1の側面113及び第2の側面114と、A方向と平行でありB方向と直交する第3の側面115及び第4の側面116とを有している。基体110の大きさは、目的とするアンテナ特性に応じて適宜設定すればよい。
基体110の材料としては、特に限定されるものではないが、Ba−Nd−Ti系材料(比誘電率80〜120)、Nd−Al−Ca−Ti系材料(比誘電率43〜46)、Li−Al−Sr−Ti(比誘電率38〜41)、Ba−Ti系材料(比誘電率34〜36)、Ba−Mg−W系材料(比誘電率20〜22)、Mg−Ca−Ti系材料(比誘電率19〜21)、サファイヤ(比誘電率9〜10)、アルミナセラミックス(比誘電率9〜10)、コージライトセラミックス(比誘電率4〜6)などを用いることができる。基体110は、型枠を用いてこれらの材料を焼成することによって作製される。
誘電体材料は、目的とする周波数に応じて適宜選択すればよい。比誘電率εが大きくなるほど大きな波長短縮効果が得られるので、放射導体の長さをより短くすることができるが、必ずしも比誘電率εが大きければよいという分けではなく、適切な値が存在する。したがって、例えば、目的とする周波数が2.40GHzである場合、比誘電率εが25〜30程度の材料を用いることが好ましい。これによれば、十分な利得を確保しつつ放射導体の小型化を図ることができる。比誘電率εが5〜30程度である材料としては、Mg−Ca−Ti系誘電体セラミックを好ましく挙げることができる。Mg−Ca−Ti系誘電体セラミックとしては、TiO、MgO、CaO、MnO、SiOを含有するMg−Ca−Ti系誘電体セラミックを用いることが特に好ましい。
基体110上の導体パターンは、基体110の上面111及び第2の側面114に設けられた第1の放射導体120と、基体110の第1の側面113に設けられた第1及び第2の給電導体123、124と、基体110の底面112に設けられた第1乃至第3のパッド電極126乃至128で構成されている。これらの導体パターンは、電極用ペースト材をスクリーン印刷や転写などの方法によって塗布した後、所定の温度条件下で焼き付けを行うことによって形成することができる。電極用ペースト材としては、銀、銀−パラジウム、銀−白金、銅などを用いることができる。なお、本実施形態においては、基体110の第3の側面115及び第4の側面116には導体パターンが形成されていないが、必要に応じて形成してもかまわない。
第1の放射導体120は、基体110の上面111の全面に設けられた上面導体部121と、基体110の第2の側面114の全面に設けられた側面導体部122とで構成されている。これにより、上面導体部121及び側面導体部122は連続する一本の帯状パターンを構成している。
第1の給電導体123は、上面導体部121の一端と第1の給電ライン213とを接続する帯状の導体パターンである。第1の給電導体123は、幅方向と直交する第1の側面113の2つの辺のうち一方の辺に沿って設けられている。第1の給電導体123の幅は基体110の幅よりも狭く、1/2以下に設定されていることが好ましい。第1の給電導体123の長さは基体110の高さと等しく、これにより第1の給電導体123は上面導体部121に直接接続されている。このため、第1の給電導体123もアンテナ特性に寄与し、放射導体の一部として機能する。
第2の給電導体124は、上面導体部121の一端と第2の給電ライン214とを接続する帯状の導体パターンである。第2の給電導体124は、幅方向と直交する第1の側面113の2つの辺のうち他方の辺に沿って設けられている。第2の給電導体124の幅は、基体110の幅よりも狭く、1/2以下に設定されていることが好ましい。第1の給電導体123の長さは基体110の高さよりも短く、これにより所定幅のギャップ125が形成されている。このように、第2の給電導体124はギャップ125による容量結合を介して上面導体部121に接続されているため、第2の給電導体124もアンテナ特性に寄与し、放射導体の一部として機能する。
第1のパッド電極126は、第1の給電導体123に接続された導体パターンであり、第2のパッド電極127は、第2の給電導体124に接続された導体パターンであり、第3のパッド電極128は、第1の放射導体120の側面導体部122に接続された導体パターンである。これらのパッド電極126乃至128は、プリント基板200上の対応する導体パターンに半田付けされる。
図4は、アンテナブロック100が実装されるプリント基板200の表面のパターンレイアウトの一例を示す略平面図である。
図1及び図4に示すように、プリント基板200の表面には、基板の外周付近に設けられた絶縁領域であるクリアランス領域210と、クリアランス領域210内に設けられたアンテナ実装領域211と、クリアランス領域210の外側に設けられたグランドパターン220と、アンテナ実装領域211の長手方向の一端側に設けられた第1及び第2の給電ライン213、214と、他端側に設けられたランドパターン215と、一端がランドパターン215に接続された第2の放射導体216と、共通給電ライン217とを備えている。さらに、プリント基板200の表面及び裏面の適所には、無線通信機器を構成する各種回路部品が実装されている。
本実施形態において、アンテナ実装領域211の周囲三方向はグランドパターン220に囲まれている。つまり、アンテナ実装領域211は、その長手方向と直交するグランドパターンの第1及び第2のエッジライン220a、220bと、当該長手方向と平行なグランドパターンの第3のエッジライン220cに囲まれている。残りの一方向はプリント基板200の端部であり、グランドパターンが存在しない領域(開放領域240)である。
第1の給電ライン213は、アンテナブロック100の第1の給電導体123の下方に位置する導体パターンであり、第2の給電ライン214は、アンテナブロック100の第2の給電導体124の下方に位置する導体パターンである。第1及び第2の給電ライン213、214は、アンテナ実装領域211に収まった部分と、アンテナ実装領域211よりも外側に露出した部分を有し、この露出部分はアンテナブロック100の対応する給電導体123、124との半田付けに用いられる。
第1及び第2の給電ライン213、214は、給電ラインの一部として機能し、それらの一端は共通給電ライン217に接続されている。第1及び第2の給電ライン213、214の途中は絶縁スリット213a、214aによってそれぞれ分断されている。絶縁スリット213a、214aの形成位置は整合素子実装位置218であり、この分断されたパターンの両端は、周波数調整用の整合素子を実装することで短絡される。特に、絶縁スリット213a、214aのいずれか一方に整合素子を実装することにより、第1及び第2の給電ライン213、214のいずれか一方が選択される仕組みとなっている。なお、第1及び第2の給電ライン213、214もアンテナ特性に寄与し、放射導体の一部として機能する。整合素子としては、インダクタやコンデンサなどの受動素子を用いることが好ましい。
ランドパターン215は、アンテナブロック100の側面導体部122の下方に位置する導体パターンである。ランドパターン215もまた、アンテナ実装領域211に収まった部分と、アンテナ実装領域211よりも外側に露出した部分を有し、この露出部分はアンテナブロック100の側面導体部との半田付けに用いられる。ランドパターン215は、第1の放射導体120と第2の放射導体216とを連結する役割を果たし、放射導体120の一部として機能するものである。
第2の放射導体216は、クリアランス領域210内において長手方向に延びる帯状の導体パターンであって、その一端はランドパターン215に接続されている。第2の放射導体216は、アンテナ実装領域211よりも開放領域240に近接した位置に設けられている。第2の放射導体216の長さは、その先端がグランドパターン220に近接する所定の長さに設定される。第2の放射導体216の他端は、絶縁スリット216aを介してグランドパターンのエッジ部分と対向しており、インダクタ等の整合素子を介してグランドパターン220に接続可能となっている。絶縁スリット216aの形成位置は整合素子実装位置219であり、第2の放射導体216とグランドパターン220は、整合素子を実装することで短絡される。第2の放射導体216の幅は、アンテナ設計を容易にするため、基体110の幅(上面導体部の幅)と等しいことが好ましい。
以上のようなプリント基板200上にアンテナブロック100を実装すると、アンテナブロック100の第1の給電導体123がプリント基板200上の第1の給電ライン213に接続され、第2の給電導体124がプリント基板200上の第2の給電ライン214に接続される。さらに、整合素子実装位置218、218のいずれか一方に整合素子を実装することにより、いずれか一方のアンテナが選択される。
図5は、アンテナブロック100の実装形態の一例を示す略斜視図である。
図5に示すように、第1の給電ライン213側に整合素子230を実装し、第2の放射導体216の先端を開放した場合には、第1の給電ライン213、第1の給電導体123、第1の放射導体120、ランドパターン215、第2の放射導体216からなるモノポールアンテナが構成される。
図6は、アンテナブロック100の実装形態の他の例を示す略斜視図である。
図6に示すように、第2の給電ライン214側に整合素子231を実装し、第2の放射導体216の先端に整合素子232を実装した場合には、第2の給電ライン214、第2の給電導体124、ギャップ125、第1の放射導体120、ランドパターン215、第2の放射導体216からなる一本の放射導体と、この放射導体から分岐する第1の給電導体123からなり、第2の放射導体216の先端が接地され、第1の給電導体123の先端が開放されたギャップ給電型逆Fアンテナが構成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、直接給電とギャップ給電からなる2系統の給電ラインを用意し、各給電ライン上に設けられた絶縁スリットに整合素子を実装することによりどちらか1系統を選択できるようにしたので、単に整合素子等を所定の位置に実装するだけで、アンテナの種類を容易に選択することができる。
また、本実施形態によれば、プリント基板上に形成された第3の放射導体の先端とグランドパターンとの間に絶縁領域を設け、整合素子等の実装により第3の放射導体の先端を開放端とするのか、それとも接地するのかを選択できるようにしたので、単に整合素子等を所定の位置に実装するだけで、アンテナ素子の先端の接続形態を容易に選択することができる。したがって、給電ラインの選択を組み合わせることにより、アンテナ装置をギャップ給電逆Fアンテナとして機能させることができ、或いはモノポールアンテナとして機能させることができる。
また、本実施形態によれば、周波数調整に用いる整合素子をアンテナ選択手段として用いることから、専用のアンテナ選択手段を用意することなく、アンテナ選択を実現することができる。
また、本発明によれば、第2の放射導体216は、第1の放射導体120と比較して、これらの放射導体と平行なグランドパターン220の第3のエッジライン220cから離れた位置にあるので、グランドパターンがアンテナ特性に与える影響を最小限におさえることができ、アンテナ特性の向上を図ることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明の範囲に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、絶縁スリットによって分断されたパターン間を接続するための短絡部材としてインダクタ等の整合素子を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではなく、単なる導体パターンであってもかまわない。
また、上記各実施形態におけるアンテナ装置は、基体110が直方体形状を有しているが、厳密な直方体であることは必須でなく、例えば、直方体の角部にその向きを特定するためのテーパーが設けられていても構わない。
また、上記実施形態においては、基体110の材料として誘電体を用いているが、誘電体以外に誘電性を有する磁性体を用いてもよい。この場合、1/{(ε×μ)1/2}の波長短縮効果が得られるので、透磁率μの高い磁性体を用いることによって、大きな波長短縮効果を得ることができる。また、μ/εが電極のインピーダンスを決定するため、μの高い磁性体を用いることによってインピーダンスを高めることができる。これにより、高すぎるアンテナのQを低下させて、広帯域特性を得ることができる。
また、上記実施形態においては、基体110の第2の側面114にギャップ125が形成されているが、基体110の上面111にギャップ125を形成してもよい。この場合、第1の給電導体123の長さは基体110の高さと同一に設定され、上面導体部121は基体110の上面全体ではなく、基体110の長さよりも短く形成する。これにより、基体110の上面にギャップ125を形成することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナ装置10の構成を示す略斜視図であり、本実施形態によるアンテナ装置10を用いた無線通信機器の一部を示している。 図2は、アンテナブロック100の構成を示す略斜視図であり、 図3はアンテナブロック100の展開図である。 図4は、アンテナブロック100が実装されるプリント基板200の表面のパターンレイアウトの一例を示す略平面図である。 図5は、アンテナブロック100の実装形態の一例を示す略斜視図である。 図6は、アンテナブロック100の実装形態の他の例を示す略斜視図である。 図7は、プリント基板上のアンテナ装置の実装位置を示す略平面図である。
符号の説明
10 アンテナ装置
71 プリント基板
72 プリント基板の角部
73 プリント基板の辺方向の略中間位置
74 プリント基板の中央部
100 アンテナブロック
110 基体
111 基体の上面
112 基体の底面
113 基体の第1の側面
114 基体の第2の側面
115 基体の第3の側面
116 基体の第4の側面
120 第1の放射導体
121 上面導体部
122 側面導体部
123 第1の給電導体
124 第2の給電導体
125 ギャップ
126 第1の底面導体部
127 第2の底面導体部
128 第3の底面導体部
200 プリント基板
210 クリアランス領域
211 アンテナ実装領域
213 第1の給電ライン
213a 絶縁スリット
214 第2の給電ライン
214a 絶縁スリット
215 ランドパターン
216 第2の放射導体
216a 絶縁スリット
217 共通給電ライン
218 整合素子実装位置
219 整合素子実装位置
220 グランドパターン
220a グランドパターンの第1のエッジライン
220b グランドパターンの第2のエッジライン
220c グランドパターンの第3のエッジライン
230 整合素子
231 整合素子
232 整合素子
240 開放領域

Claims (6)

  1. アンテナブロックと、前記アンテナブロックの実装領域を有するプリント基板とを備え、
    前記アンテナブロックは、
    誘電体又は磁性体からなる基体と、
    前記基体の少なくとも上面に形成された第1の放射導体と、
    前記基体の側面に形成された第1及び第2の給電導体とを備え、
    前記プリント基板は、
    一端が前記第1の給電導体に接続され、途中に第1の絶縁スリットが設けられた第1の給電ラインと、
    一端が前記第2の給電導体に接続され、途中に第2の絶縁スリットが設けられた第2の給電ラインとを備え、
    前記第1の給電導体は、前記第1の放射導体に直接接続されており、
    前記第2の給電導体は、ギャップを介して前記第1の放射導体に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記プリント基板上に設けられ、一端が前記第1の放射導体に接続された第2の放射導体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の絶縁スリット上に設けられた第1の短絡部材をさらに備え、前記第2の放射導体の他端は開放されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第2の絶縁スリット上に設けられた第2の短絡部材をさらに備え、前記第2の放射導体の他端は、第3の短絡部材を介してグランドパターンに接続されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  5. 前記短絡部材は、整合素子であることを特徴とする請求項3又は4に記載のアンテナ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のアンテナ装置とを備えることを特徴とする無線通信機器。
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