JP4232158B2 - アンテナ装置及びこれを用いた通信機器 - Google Patents
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Description
一方、携帯電話のシステムには、例えば主に欧州で盛んなEGSM(Extended Global System for Mobile Communications)方式およびDCS(Digital Cellular System)方式、米国で盛んなPCS(Personal Communication Service)方式、日本で採用されているPDC(Personal Digital Cellular )方式などの時分割マルチプルアクセス(TDMA)を用いた様々なシステムがある。昨今の携帯電話の急激な普及に伴い、特に先進国の主要な大都市部においては各システムに割り当てられた周波数帯域ではシステム利用者を賄いきれず、接続が困難であったり、通話途中で接続が切断するなどの問題が生じている。そこで、利用者が複数のシステムを利用できるようにして、実質的に利用可能な周波数の増加を図り、さらにサービス区域の拡充や各システムの通信インフラを有効活用することが提唱されている。その為、1個のアンテナで2つ以上の周波数帯を共用するマルチバンド(multi-band)のニーズが増大している。例えば、携帯電話の多機能化のニーズに伴い、通話向けシステムであるセルラ(Cellular:国によって異なるが例えば送信周波数:824〜849 MHz、受信周波数:869〜894 MHz)と、位置検出の機能を果すGPS(Global Positioning System:中心周波数1575MHz帯)のデュアルバンド(dual-band)、また、あるいはEGSM(送信周波数:880〜915MHz、受信周波数:925〜960MHz)と、DCS(送信周波数:1710〜1785MHz、受信周波数:1805〜1880MHz)及びPCS(送信周波数:1850〜1910MHz、受信周波数:1930〜1990MHz)の各システムを取り扱うトリプルバンドに対応できるようなマルチバンド対応の小型アンテナ装置の実現が望まれている。
さらに、従来アンテナ基体に複数の放射電極を形成してマルチバンド化しようとする場合、各放射電極間に生じる静電容量のため、アイソレーションを保つことが困難になると言う問題があった。具体的には、放射電極間の静電容量が増加するほど、互いの高周波電流が反対方向に流れる結果、電磁波の放射を互いに弱め合うことになり、結果、利得(感度)が低下するという問題があった。即ち、マルチバンド対応のアンテナ装置にあっては、複数の周波数帯域においてそれぞれが広帯域且つ高利得であることが望ましいが、特許文献1、2共にそのような考慮はなく、その検討は途上であり課題として残されていた。
また、最近では健康面から、携帯電話等から入放射される電磁波が人体(頭部)に与える影響の軽減が重要視されてきており、電磁波吸収率(SAR:Specific Absorption Rate)を低減するアンテナ装置が望まれている。
また、実装基板に搭載したチップアンテナと、他の面に形成した第2の放射電極が上から見て重ならないように配置することにより帯域幅が広がるので望ましい。一方、逆に重なるように配置した場合は中心周波数が下がるので、これを利用して周波数調整を行うことができる。
また、前記溝穴を設けたことにより形成される実装基板の残存部が前記第2の放射電極の開放端側にあることは望ましい。これにより、アンテナ基体の小型化が可能である。
また、前記第1の放射電極の他端と給電用電極との間を非接続に形成することも出来る。
また、本発明は、図8、図10、図11、図14、図16に例示するように、第2の放射電極40の他方の開放端41bが前記チップアンテナ10の給電用電極13に対して近づくように端子電極14から折り返して第2の放射電極40を形成することができる。この場合は、第2の放射電極が双方向にあり2つの共振モードを有することから、お互いに離れている2つの帯域、例えばセルラーとGPSをカバーするデュアルバンド対応、またあるいはEGSMと、DCS、PCSをカバーするトリプルバンド対応のアンテナ装置に適している。
尚、上記においてチップアンテナ搭載面に対向する他の面に第2の放射電極を設けると述べているが、他の面は基板裏面に限らない。例えば、実装基板を積層基板となし、その中間層に第2の放射電極を設けること、若しくは他の層に第3、第4の放射電極を設けることによりデュアルバンド以上のマルチバンドに対応することも可能である。このようにチップアンテナ搭載面に対向する他の面、即ち、実装基板の裏面や多層基板の中間層に第2以下の放射電極を設けることができる。
また、本発明に係るアンテナ装置は、第2の放射電極を実装基板のチップアンテナ搭載面とは異なる他の面に設けたので、基板スペースを有効利用し、より小型化が可能となる。
本発明のアンテナ装置では、放射電極はアンテナ基体だけではなく実装基板の主面や裏面あるいは中間層等に分散して設けることができたので人体頭部に近接される電界分布の集中が緩和される。この結果、携帯電話から人体頭部に放射される電磁波の吸収が軽減されSAR値が小さくなる。
これら本発明により、小型かつSAR値の小さいデュアルバンドあるいはトリプルバンド等のマルチバンドに対応の通信機を実現できた。
まず、広帯域化を図るためには、チップアンテナ及び/又は第2の放射電極と、実装基板のグランド部(チップアンテナ搭載面側のグランド部及び/又はチップアンテナ搭載面と反対側(裏面)のグランド部)との距離を離すことが重要である。本発明では距離を離すだけではなく溝穴を設けることにより広帯域化と高利得化に大きく関与することを知見した。本願発明では放射電極と電極間の容量成分で構成されるLC共振回路のうち第1、第2の放射電極と実装基板のグランド電極との間で形成される静電容量、特に第2の放射電極とグランド電極との間で形成される静電容量がQ値を支配していると考え、両者間に誘電率及び透磁率が1の空間部分である溝穴を設けることにより支配的な結合量を減少させQ値を小さくしたことが特徴である。ここで溝穴の隔離長さ(溝穴の幅)としては共振周波数の1/20λ以下(λは波長)であること、高い周波数帯では1/10λ以下であることが望ましいことも知見した。また、一方でアンテナ装置の小型化について考えれば、第2の放射電極の開放端とグランド部との間には残存部を形成することが効果的である。即ち、残存部があることにより開放端との間に容量が装荷し易い状況を残しておき放射電極の、ひいてはアンテナ装置の小型化を図ることが出来るからである。このことも本発明では重要な特徴である。また、溝穴を設けることにより平均利得の向上にも効果的であることも分かった。以上により、小型化を図りつつ帯域幅が広く且つ平均利得も高いアンテナ装置とすることが出来る。尚、上記でチップアンテナとグランド部との間に溝穴を設けると述べているが、グランド部と離間させる対象は詳しくは第1の放射電極、給電用電極及び端子電極等の電極パターンである、本発明ではこれらを含めてチップアンテナと記載している。
以上により、給電用電極から各共振回路に信号が入力されると、入力信号のエネルギーは第1の周波数帯と第2の周波数帯において共振し、その一部が空中に放射されて送信アンテナとして機能する。逆に受信波が入力されると各共振回路を介して電圧に変換されて受信アンテナとして機能する。
また、副基板を別体で設け、これにチップアンテナや第2の放射電極を形成する場合は、上記した効果の他に、アンテナ装置だけを独立して組立てることが出来ることから実装基板側の設計の制約を考える必要がなく、設計や組立て上の取り扱いが容易となる。また液晶画面等に対して距離を置いて配置できるのでノイズや電磁波の影響を受け難い構造とすることが出来る。さらに、人体頭部からアンテナに発せられる電界放射を遠ざけることにより、SAR値を大幅に低減できる効果も得られた。
図1は、本発明に係るアンテナ装置80の一実施例を示す部分平面図である。実装基板20は、グランド部用の電極パターンが形成されたグランド部21、詳しくはチップアンテナ搭載面側のグランド部21a、チップアンテナ搭載面に対向する他の面(裏面)のグランド部21bと、グランド部用の電極パターンの形成されない非グランド部22、詳しくはチップアンテナ搭載面側の非グランド部22a、チップアンテナ搭載面に対向する他の面の非グランド部22bとからなる。ここで実装基板20のグランド部21aの電極パターンの形成されない部分(非グランド部22a)には、チップアンテナ10と、実装基板20のチップアンテナ10搭載面に形成された線状の導体パターンで形成した第2の放射電極40との、2つのアンテナ素子が形成され組み合わされる。
更に、チップアンテナ10及び/又は第2の放射電極40とチップアンテナ搭載面側のグランド部21a、チップアンテナ搭載面と反対側(裏面)のグランド部21bとの間に溝穴30を設けて、チップアンテナ10及び/又は第2の放射電極40とチップアンテナ搭載面側のグランド部21a、並びにチップアンテナ10及び/又は第2の放射電極40とチップアンテナ搭載面と反対側のグランド部21bとの結合を一層弱めている。それにより帯域幅を一層広げることができる。
以上、図1、図2に示したアンテナ装置80は、セルラ帯(800MHz)のシングルバンドに対応できるものである。基体11に延長電極である第2の放射電極40を直列接続し、アンテナ長を長くして800MHzに共振させ、且つ溝穴30により広帯域化した。
ヘリカルタイプのモノポールアンテナの代わりに例えば図3(b)のようなL字状、コ字状、クランク状や図3(c)のようなミアンダ状が用いられる。さらに(b)と(c)を組み合わせた形状も可能である。また台形状、階段状、曲線状等の構造を用いることもできる。ヘリカルやミアンダ構造にした場合、放射電極の長さを大きくすることができ、共振周波数の低い周波数まで対応できる。さらに実装基板側に延長して第2の放射電極を組み合わせることによりさらに低い周波数まで対応できる。この場合、線状の電極の幅、長さを調整することにより共振周波数を容易に調整できる。尚、本発明においては、第1の放射電極、給電用電極、端子電極とそれぞれ機能的な名称で表しているが、実際には電極はパターン印刷により一体形成することが多いので、これらの電極は機能的にも区別されるものではない。
チップアンテナ10の基体11に用いる材質として誘電体を用いる場合には、波長短縮効果によりチップアンテナ10を小型化できる。比誘電率εr=8のアルミナ系誘電体を用いることができるが、それに限定されるものではない。主成分がAl、Si、Sr、Tiの酸化物で構成され、Al、Si、Sr、TiをそれぞれAl2O3、SiO2、SrO、TiO2に換算し、合計100質量%としたとき、Al2O3換算で10〜60質量%、SiO2換算で25〜60質量%、SrO換算で7.5〜50質量%、TiO2換算で20質量%以下のAl、Si、Sr、Tiを含有し、前記合計100質量%に対し副成分として、Bi2O3換算で0.1〜10質量%のBiを含有し、さらにNa2O換算で0.1〜5質量%のNa、K2O換算で0.1〜5質量%のK、CoO換算で0.1〜5質量%のCoのうち少なくとも1種以上を含有しているものなどが使える。
また、チップアンテナ10の材質として磁性体を用いる場合には、インダクタンスを大きくできるため、更に小型化できるとともに、さらにアンテナのQ値は低下し広帯域化できる。
チップアンテナ10の材質として誘電体と磁性体の混合物を用いる場合には、波長短縮効果によるアンテナの小型化と、アンテナのQ値を低下できることによる広帯域化が可能である。尚、この実施例の基体11の寸法は、幅4mm、長さ10mm、厚さ3mmである。
また、導体パターンは、線状のものを印刷形成することが望ましいが、これは線状に限るものではなく、線の幅や長さには規制はなく、四角形、台形、三角形または曲面を有する種々の形状になることを妨げないものである。これらの形態は個々のアンテナ装置の状況や求める特性によって変化する。さらに導体パターンは、板金やフレキシブル基板などで放射電極となすことも出来る。板金を用いる場合には銅張り基板のエッチング工程が省略でき、フレキシブル基板を用いる場合には実装設計の自由度が向上する。
また、溝穴30の形成方法は限定されるものではなく、専用金型の使用、パンチ、打ち抜き、鋸、ドリルなどで形成できる。例えば、図1に例示した溝穴30は打ち抜きで、図6(a)に例示した溝穴30は鋸で、図6(b)に例示した溝穴30はドリルで形成できる。
VSWRの測定方法について述べる。アンテナ測定用の実装基板の一端に設けた給電端子と、ネットワークアナライザの入力端子とを、同軸ケーブル(特性インピーダンス50Ω)を介して接続し、前記給電端子においてネットワークアナライザ側からみた、アンテナの散乱パラメータ(Scattering Parameter)を測定することにより、この値に基づいてVSWRを算出した。
図4に周波数−VSWR(電圧定在波比)特性を示す。溝穴30の有る場合(本発明)は、無い場合(比較例)に比べて15〜20%程度、広帯域化できている。すなわち、本発明の場合は広い周波数にわたったVSWRが1に近い良好な特性を示し、反射電力が10%程度に相当するVSWR=2で(a)本発明と(b)比較例を比べた場合、本発明によると帯域幅が15〜20%程度広がっていることが分かる。尚、VSWRは、アンテナと送信機(あるいは受信機)との間での反射の大きさを表す指数である。最も反射が小さい場合が1で、このとき送信機からの供給電力は全く反射せずアンテナに効率よく送り出される。逆に、最も反射が大きい場合は無限大となり、供給電力は完全に反射され無効電力となる。
平均利得の測定に際しては、電波無響暗室内で被試験アンテナ(送信側)の給電端子に信号発生器を接続し、前記アンテナから放射された電力を受信用基準アンテナで受信することにより測定した。被試験アンテナからくる受信電力をPaとし、既知の利得Grを有する送信用基準アンテナにより測定した受信電力をPrとすると、被試験アンテナの利得Gaは、Ga=Gr×Pa/Prで表される。
また、第2の放射電極40を、チップアンテナ10を搭載する主面と対向する他の面、例えば裏面(多層基板を用いる場合には、中間層に形成しても良い)、に配置するため主面側にできた実装スペースを有効に利用できるし、あるいは実装面積を削減し小型化できる。また、第2の放射電極40の寸法(幅、長さ)は自由に変更できるので、それによっても静電容量を自由に変更でき、中心周波数帯の変更などマルチバンドを容易に構成できる利点がある。そして、スルーホール19を用いることにより基板表面と裏面の接続が簡便で且つ確実である。
第2の放射電極40の部分40aの長さL1とチップアンテナ10との直列共振モードは、低周波側での共振周波数を決定する主因子であり、他方の第2の放射電極40の部分40bの長さL2の部分とチップアンテナ10との直列共振モードは高周波数側の共振周波数を決定する主因子である。これにより800MHz帯と1575MHz帯の2つの共振モードが得られデュアルバンド対応が可能となる。さらに、第2の放射電極40の部分40bは、対向する面(基板表面)に配置されたチップアンテナ10との結合が比較的強いことから、第2の放射電極40の部分40bの長さL2を変化させることによって、共振周波数f1、f2の周波数ピッチのそれぞれを調整することが可能である。例えば、低周波側f1のみを低くして所望の周波数に調整する場合、L1を長くことにより周波数を調整すれば良いが、L1の長さは基板幅によって制限される。さらにf1を低周波側に調整するためには、チップアンテナ表面の第1放射電極を長くするが、この際、高周波側の共振周波数f2も低くなってしまうため、L2を短くすることによりf2を元の周波数に戻して調整した。このように多周波アンテナの共振周波数を個々に調整することが図られた結果、通信機の安定性や信頼性が著しく向上した。尚、チップアンテナ10の巻回数、巻回ピッチ、電極パターン形状などを変化させてもチップアンテナ10と第2の放射電極40の長さL2の部分40bとの結合度を変化させることができ、これにより、共振周波数を制御することができる。
また、本例のように平面視、即ち上から見て第2の放射電極40をチップアンテナ10と重なるように配置すると、容量結合が増える分、周波数帯域は下がることになる。よって、このような重なり具合を増減することによって得ようとする中心周波数を調節することも可能である。
尚、第1の放射電極12を構成するチップアンテナ10と第2の放射電極40との結合長さを調整してマルチバンド(共振周波数f1、f2、f3・・・)のアンテナ装置を得ること、つまり共振周波数f1、f2、f3の周波数ピッチを調整するという技術的思想は、この実施例にのみ限定されるものではなく、本発明に係るアンテナ装置の全てに適用できる。
ここで、溝穴30の幅wを変化させた場合の利得の変化について調べた。幅wは(1)10mm(λ/37.5)、(2)6mm(λ/62.5)、(3)2mm(λ/187.5)と変えた。ここで、アンテナの共振周波数は870MHz(λ=375[mm])である。その結果、大きな差はないが利得は(1)>(2)>(3)の順に良い結果となった。しかし、通常は基板の占有面積の制限もあるので溝穴の幅wは共振周波数のλ/20以下、高い周波数帯ではλ/10以下が望ましい。現実的には3〜5mmで特性は得られる。
以上、本例によれば、第2の放射電極40はグランド部21からより遠くに配置され、且つ溝穴30を設けたことにより800MHz帯のセルラと1575MHz帯のGPSなどのデュアルバンドにおいても、さらなる広帯域化かつ高利得化を実験により検証できた。
また、折畳式の携帯電話ではアンテナを搭載する基板を液晶ディスプレイの裏側あるいはキーボードの裏側に配置することが多い(図18参照)。このとき本例のようにチップアンテナを搭載した副基板が立設されて液晶ディスプレイLD等から、より遠い位置に配置されると、液晶ディスプレイ等のノイズの影響を受けることが少なくなり利得の向上効果もある。また、頭部からも遠ざかることになるのでSAR値の低減を図ることができる。さらに、別体の基板を実装基板に装着する構造であるから、アンテナメーカとしては副基板にチップアンテナを搭載した組立て品までを設計製造し、実装基板への装着は別途携帯電話メーカの組立工程で行えば良く、両者の製造効率が良くなり、部品管理等の合理化も図られる。また部品の交換やメンテナンスが必要な場合にも都合がよい。
また、図18に示したように、携帯電話から放射される電磁波(高周波の電界強度)から人体頭部Hが近接した状態では一部の電磁波が人体に吸収される。この人体での吸収された電磁波の影響により、頭部方向の空間に放射される電磁波が弱められることから、この方向で利得の低下が起こるといった問題がある。さらに人体の電磁波吸収により、最近では健康への悪影響が懸念されており、比吸収率(SAR)の法的規制が行われている。人体の電磁波吸収効果による利得低下を抑止すると共にSAR値の低減を図るためには、チップアンテナで発生する電界を人体頭部から出来る限り離すことが最も効果的な手段であり、このため本発明ではチップアンテナを本体基板に対し、人体頭部と反対面に実装することができるので好ましい。特に、実施例9で示したように副基板を別体にして設け、さらに距離を離すような支柱や台座を設けて、この上に副基板を装着するようにすればチップアンテナと液晶ディスプレイLDとの距離を更に取ることが出来るので望ましい。但し、チップアンテナを図19に示すような携帯電話本体の中央部もしくはキーボードKB側のマイク周辺部に実装することが可能であるならば、そのような配置を選択することが液晶ディスプレイLDから与えられるノイズ、またSAR値の低減の点で望ましいと言える。
例えば、図20は、本発明に係るアンテナ装置80のその他の実施例を示すブロック図である。図20(a)は、高周波信号源62から給電線61を介して給電用電極13で並列にチップアンテナ10a、10bを接続し、給電用電極13と反対側の端子電極14を第2の放射電極40と接続したアンテナ素子を組み合わせたアンテナ装置を示している。
また、図20(b)は、高周波信号源62から給電線61を介して給電用電極13でチップアンテナ10を接続し、給電用電極13と反対側の端子電極14を並列接続された2つの第2の放射電極40a、40bとに接続したアンテナ素子を組み合わせたアンテナ装置を示している。このような構成を上記した実施例にならって実装基板上に具現することによって本発明を実施することが出来る。
10a,10b:チップアンテナ
11:基体
12:第1の放射電極
13:給電用電極
14:端子電極
15、51a:開放端
16:接地電極
17:固定用電極
19:スルーホール
20:実装基板
21a、21b:実装基板のグランド部
22a、22b:実装基板の非グランド部
25:副基板
30:溝穴(空隙部)
31:基板残存部(非空隙部)
35:空隙部(空間部分)
40:第2の放射電極
41:開放端
50:放射導体(金属箔版)
60:チップ素子(非空隙部)
61:給電線
62:高周波信号源
65:給電ピン
80:アンテナ装置
L1、L2:第2の放射電極の長さ
MH:携帯電話
LD:液晶ディスプレイ
KB:キーボード
SP:スピーカ
MI:マイク
Claims (13)
- 基体と、該基体に形成された放射電極と給電用電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有し、前記チップアンテナを非グランド部に搭載する実装基板と、該実装基板の非グランド部には導体パターンで形成した少なくとも1つの第2の放射電極とを有し、前記第2の放射電極及び/又はチップアンテナと前記実装基板のグランド部との間に空間部分を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
- 基体と、該基体に形成された第1の放射電極と、該第1の放射電極の他端に接続された給電用電極と、前記第1の放射電極の一端が接続又は非接続にされた端子電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有し、前記チップアンテナを非グランド部に搭載する実装基板と、該実装基板のチップアンテナ搭載面の非グランド部にあって前記端子電極に接続又は非接続され、他端が開放端となる導体パターンで形成した少なくとも1つの第2の放射電極とを有し、前記第2の放射電極及び/又はチップアンテナと前記実装基板のグランド部との間に溝穴からなる空間部分を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
- 基体と、該基体に形成された第1の放射電極と、該第1の放射電極の他端に接続された給電用電極と、前記第1の放射電極の一端が接続又は非接続にされた端子電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有し、前記チップアンテナを非グランド部に搭載する実装基板と、該実装基板のチップアンテナ搭載面に対向する他の面の非グランド部にあって前記端子電極に接続又は非接続され、他端が開放端となる導体パターンで形成した少なくとも1つの第2の放射電極とを有し、前記第2の放射電極及び/又はチップアンテナと前記実装基板のグランド部との間に溝穴からなる空間部分を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
- 基体と、該基体に形成された第1の放射電極と、該第1の放射電極の他端に接続された給電用電極と、前記第1の放射電極の一端が接続又は非接続にされた端子電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有する実装基板と、該実装基板とは別体の副基板を有し、当該副基板のアンテナ搭載面の非グランド部あるいは対向する他の面の非グランド部には、前記端子電極に接続又は非接続にされ、他端が開放端となる導体パターンで形成した少なくとも1つの第2の放射電極を有し、前記副基板に前記チップアンテナを搭載し、さらに当該副基板を前記実装基板から離間して装着し、前記第2の放射電極及び/又はチップアンテナと前記実装基板のグランド部との間に空隙からなる空間部分を設けてなることを特徴とするアンテナ装置。
- 前記実装基板に搭載したチップアンテナの端子電極と他の面の第2の放射電極との接続をスルーホールで行うことを特徴とする請求項3又は4に記載のアンテナ装置。
- 前記実装基板に搭載したチップアンテナと、他の面に形成した第2の放射電極が上から見て重ならないように配置したことを特徴とする請求項3又は4に記載のアンテナ装置。
- 前記実装基板に搭載したチップアンテナと、他の面に形成した第2の放射電極が上から見て重なるように配置したことを特徴とする請求項3又は4に記載のアンテナ装置。
- 前記第2の放射電極の開放端が前記チップアンテナの給電用電極に対して遠ざかるように形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のアンテナ装置。
- 前記第2の放射電極の開放端が前記チップアンテナの給電用電極に対して近づくように形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のアンテナ装置。
- 前記溝穴を設けたことにより形成される基板残存部が前記第2の放射電極の開放端側にあることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載のアンテナ装置。
- 前記第1の放射電極の他端と給電用電極との間を非接続にしたことを特徴とする請求項2〜10の何れかに記載のアンテナ装置。
- 基体と、該基体に形成され一端が開放となった放射電極と、該放射電極の他端が接続された給電用電極とを有するチップアンテナと、グランド部と非グランド部を有し前記チップアンテナを非グランド部に搭載した実装基板と、該実装基板のグランド部と前記チップアンテナとの間に形成した溝穴とを具備することを特徴とするアンテナ装置。
- 請求項1〜12の何れかに記載のアンテナ装置を搭載したことを特徴とする通信機器。
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